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06月16日-04号

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  1. いわき市議会 1972-06-16
    06月16日-04号


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    昭和47年  6月 定例会           昭和47年6月16日(金曜日)           ---------------議事日程 第4号  昭和47年6月16日(金曜日)午前10時開議日程第1 議案第1号~議案第27号、諮問答申案第1号及び請願(委員長報告~採決)          ------------------本日の会議に付した事件日程第1 議案第1号~議案第27号、諮問答申案第1号及び請願(委員長報告~採決)日程追加 意見書案第1号上程(提案説明・採決)          ------------------出席議員(43名)   1番  四家啓助君    2番  古川洋一君   3番  雨宮幸夫君    4番  永山徳二君   6番  佐川正元君    7番  渡辺多重君   8番  三辺 寛君    9番  斎藤隆行君  10番  菅波大十一君  12番  多賀重吉君  13番  市橋 武君   14番  星 昭光君  15番  鈴木勝夫君   16番  新妻忠直君  17番  坂本昌蔵君   18番  金子松男君  19番  山城浅治君   20番  古市寿平君  21番  鈴木 榮君   23番  渡辺 君  24番  中村慶次君   25番  沢田八束君  26番  白土正義君   27番  及川正枝君  28番  新妻信吾君   29番  石井芳江君  3O番  小林周喜君   31番  菅野留之助君  32番  鈴木光雄君   33番  橋本 勲君  34番  吉田 正君   35番  長瀬彰義君  36番  強口和美君   37番  国井一美君  38番  緑川万寿吉君  39番  野崎貞行君  40番  合津義雄君   42番  石山一治君  43番  小林仁一郎君  44番  生田目 清君  45番  吉田 栄君   46番  佐瀬 誠君  47番  佐川吉平君欠席議員(3名)  11番  田口誠二君   22番  吉田利治君  41番  志賀季三郎君欠員(2)      ------------------------説明のため出席した者  市長       大和田弥一君  助役      馬目俊次君                   教育委員長  助役       御代武光君           成清マサ子君                   職務代理者  教育長      大和田道隆君  水道事業管理者 但野武義君                   総務部長兼  代表監査委員   氏家清三郎君          船尾允也君                   市長公室長  財務部長     但馬惟達君   市民部長    橋本 渡君  農林部長     蛭田喜久男君  商工水産部長  内山栄一君  建設部長     鈴木亥之吉君  企画開発部長  嶋崎忠好君  社会福祉           永山 新君   水道部長    磯貝導雄君  事務所長  消防長      関内栄三君   教育次長    坂本平助君  総務課長     鈴木 榮君   人事課長    杉山保久君  財政課長     伊藤次郎君   市民課長    宮川公寛君  農政課長     村上 有君   商工課長    真名田重喜君                   社会福祉事務所  監理課長     山本六郎君           上遠野武雄君                   庶務課長          -------------------事務局職員出席者  事務局長     加瀬正志君   総務課長    永山 巖君                   主任主査  議事調査課長   舛田良作君           鈴木政雄君                   兼議事係長  事務主任     片桐正尉君   主事補     氏家広仲君            ----------------               午前10時24分 開議 ○副議長(野崎貞行君) これより本日の会議を開きます。本日の議事は、配付の議事日程第4号をもって進めます。     ----------------------------- △日程第1 議案第1号~議案第27号、諮問答申案第1号及び請願の委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 日程に従い、去る6月13日の本会議におきまして各委員会の審査に付託いたしました案件全部及び継続審査中の請願全部を一括議題といたします。 なお委員長の報告にはいります前に、請願について提出者より取り下げの申し出があり、当該委員会において了承した旨、議長まで報告がありましたので、この際報告いたします。 請願審査結果表をお手元まで配付済みでありますので、番号のみとし会議録にとどめることにいたします。請願第233号の7、9、11項、請願第279号、請願第287号の2、第291号、第298号、以上5件であります。この5件は議題より除外いたします。           取り下げ請願一覧表番号件名請願第233号水産業公害防止について(第7.9.11項)請願第279号競輪場内に身障福祉会直営の売店設置について請願第287号の2湯長谷川の「かわざらい」の促進について請願第291号水道料金の基本料金について請願第298号救急車の増車について △商工水産常任委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 直ちに委員長の報告を求めます。商工水産常任委員会委員長 坂本昌蔵君。 ◆商工水産常任委員長(坂本昌蔵君) 〔登壇〕商工水産常任委員会の審査について、全委員出席のもとに慎重審査いたしましたのでその結果をご報告申し上げます。 付託案件は、補正予算案2件と専決処分の承認案、諮問答申案及び請願案件それぞれ1件ずつの計5件であります。 以上の結果については、まず議案第9号一般会計補正予算中の歳出2款1項8目の企画費及び7款の商工費中の計上分、さらに議案第12号競輪事業特別会計補正予算、以上の2予算案につきましては、いずれも予算内容の妥当性が認められましたので、両案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第17号専決処分の承認案中の当委員会付託分については、別段異議なく原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、諮問答申案第1号公有水面の埋立てについても、公益上何らの支障が認められないとの観点より、原案どおり答申すべきものと決しました。 最後に、請願第312号波立裏山の開発については、請願内容妥当と認められ、市当局においても年次計画を樹立のうえ開発方に努力いたしたい旨の説明に接しましたので、本件については採択すべきものと決しました。 以上で商工水産常任委員会の審査結果の報告を終わります。 △農林常任委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 農林常任委員会委員長 合津義雄君。 ◆農林常任委員長(合津義雄君) 〔登壇〕本会議より当委員会に付託されました案件について、これよりご報告を申し上げます。 委員会は、14日午前10時より議会委員会室におきまして御代助役、農林部課長等の出席を求めて開催いたしました。 まず、農業委員会の統合に伴う関係議案の第5号、第6号、第7号の3案件を一括してご報告申し上げますが、本会議初日の提案説明及び議案書等で内容については明らかにされておりますので、省略させていただき、これら3案件に対する審査経過の概要を若干申し述べたいと存じます。 審査にあたりましては、上程時に至るまでの経過、すなわち農業組織強化対策協議会における審議状況等の経過も披瀝されながら慎重にして、しかも活発なる質疑の応答がかわされたのであります。その質疑のおもなるものを二・三申し上げますと、まず1つとして、事務局の強化についてであります。また、現今の農業の情勢から農業に対する専門的機関というものが、委員の減少に伴って必ずや必要となってくると思うがどうか。 さらに2つとして、これら統合の対象となる農業委員会自体に諮問させたのはなぜか。 3つとして、当市は広域行政及び減反問題、都市近郊農業の形態から複雑多岐にわたっておる中で、農業委員会を縮小して農家の安定、農業経営の近代化がはたしてうまく運営できるのかどうか。等々の質疑がございました。 これらに対する当局の考え方として、1つとして、当市が広域行政、さらには農振法の線引き等における農業の諸情勢から承知し、十分意見を参しゃくをして新委員会発足後検討したい。 2点目については、農業委員会こそが市の農業行政のカナメであり、農業委員会の強化を前提として、当該委員会に諮問することが適当であろうとの判断に立ったこと。 3点目については、今後の農業行政に対処するには大所高所からの視野に立ちながら、農業委員会の立場で農業行政を打ち出してゆくには統合化を図るべきとの判断に立ったこと。 以上のような質疑応答がかわされたのち、3案件に対して、時期尚早の一部反対意見もございましたが事務局の強化、さらには補助的な相談機関なるものを十分検討され、当常任委員会の意をくみとられ、農家不安の払拭方努力を強く要望し、賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第9号昭和47年度一般会計補正予算の付託分、さらに議案第17号の専決処分の承認を求めることについてのうち専決第4号の当委員会付託分につきましては、妥当なる予算措置と認め、議案第9号については原案可決すべきものと、議案第17号については承認すべきものと、以上のように決した次第であります。 農林常任委員会の報告を終わります。     -----------------------------文教常任委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 文教常任委員会委員長 及川正枝君。 ◆文教常任委員長(及川正枝君) 〔登壇〕去る、13日の本会議におきまして文教常任委員会に付託になりました案件の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 審査の付託を受けました案件は議案9件、うち当委員会にかかる予算案2件、請願7件であります。当委員会は、これら案件審査のため午前10時より平市民会館第二会議室において委員会を開会し、当局よりの出席を求め、各案件についてそれぞれ詳細なる説明を聴取するとともに慎重審査をいたしたのであります。以下、その審査の過程において質疑がかわされたる、あるいは対象となりましたおもな点についてのみご報告申し上げますのでご了承をお願いいたします。 まず、議案第3号いわき市学校給食共同調理場設置条例の改正についてであります。本案については、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第4号いわき市少年の家条例の改正についてであります。 本案については、委員より名称の改正は了とするも、これに関連しての利用状況等あるいはまたこれらの施設をもっとふやすべきではないかという点について質疑がなされたのであります。これに対し、当局よりは、管内においてすでに満ぱいの状況でもあります関係上、山間地域の子供たちのための海という問題から、夏休みの期間中だけでも豊間中学校の3教室を開放してもらって、とりあえず山間地域の海水浴に恵まれない学童たちに開放しておるような状況でもあり、さらにまた、南のほうにも将来「少年の家」を配置したい考え方もあり、大体管内にこのような施設が3カ所ぐらいは必要ではないかとの答弁がなされましたので、本案は原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に、議案第18号工事請負契約について、19号工事請負契約について、20号工事請負契契について、21号工事請負契約について、22号工事請負契約について、以上、5件の審査にあたりましては、委員よりそれぞれ質疑がなされたのであります。 特に、学校建築の施行内容である工事監督の面について、もっと厳重に強化をいたすとともに、さらに引き渡されたものについての工事の評価を、教育委員会としてはきびしく評価するという姿勢を明確化すべきであり、ことに工程のポイントには教育委員会としても立ち合う習慣を今後行なうべきではないか、との意見の開陳がなされましたが、これに対して当局としては、この種の件については今後慎重に対処して行なう旨答弁があり、当局の説明を了として、それぞれ本案を原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に、議案第17号専決第4号のうち、当委員会付託分については原案のとおり承認すべきものと決した次第であります。 次に、議案第9号昭和47年度いわき市一般会計補正予算のうち当委員会付託分については、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に、請願についてご報告申し上げます。 まず、請願第301号内郷公民館図書館独立施設について。この件につきましては、当局より現段階においてはなはだしく支障を来たしてはいないが、今後どのような方法で公民館並びに図書館の解決策をはかるか考慮中である旨明らかにされましたが、委員会は、社会教育の振興の面から願意妥当と認め採択することに決しました。 次に、請願第302号屋内運動場建設の早期実現方についてであります。 本件につきましては、あらかじめ現地調査を実施し、昭和3年に建設された校舎を改造したもので老朽化し、危険度も高い関係から市の基本計画の中にはいっておる旨の説明もあり、現在建設する方向で進んでおりますので、願意妥当と認め採択することに決しました。 次に、請願第310号湯本第一小学校の各教室に螢光灯設置について、請願第313号事務職員の全校完全配置について、請願第314号養護教諭の全校配置についての以上3件については、調査検討を要しますので、閉会中の継続審査に決しました。 次に、請願第309号湯本第一小学校危険校舎改築促進について。この件につきましては、危険校舎として改築することは、国の基準にはまだ余裕等もある関係から、これを不採択に決しました。 次に、請願第315号公立小中学校教職員による宿日直廃止について。当局より9月1日までには62校の無人化が実現する予定であり、来年度以降の方針としては20校ぐらい無人化の方向に進み、その残りすべてを無人化にすることはできないので、最終的には、代行員制度か、警備員制度を考え、昭和50年度までには以上のような方向で進みたい旨の答弁がなされ明確になりましたので、すべての小中学校の宿日直を早急に廃止するわけにはまいりませんので、本請願を不採択にすることに決した次第であります。 以上が、当委員会に付託された案件審査の概要であります。満場各位のご賛同をお願いいたしまして報告を終わります。     ----------------------------- △厚生常任副委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 厚生常任委員会副委員長 沢田八束君。 ◆厚生常任副委員長(沢田八束君) 〔登壇〕厚生常任委員会の報告を申し上げます。委員長所用のため、副委員長が代行しましたのでこれより沢田が報告をいたします。 去る13日の本会議より当委員会に付託になりました案件は議案2件、請願1件であります。これらの案件を審査すべく平支所会議室及び議会委員会室におきまして、馬目助役をはじめ関係部課長の出席を求め慎重なる審査をいたしました。ただいまより、審査の結果と経過の概要につきまして報告をいたします。 まず議案第9号昭和47年度一般会計補正予算中当委員会付託分について。 民生費におきましては、各種奉仕員の補助基準額の決定に伴う補正、さらに衛生費におきましては、磐城不燃物捨て場の燃灰運搬委託料、平・常磐不燃物捨て場の整備工事費についての補正がおもなるものでありまして、当委員会はこれを了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第17号専決処分の承認を求めることについては、専決第4号昭和46年度一般会計補正予算第3表地方債補正中、屎尿処理場建設事業起債の増額補正でありまして、委員会はこれを了とし、原案のとおり承認すべきものと決しました。 請願第311号ゴミ不燃物捨場の移転促進について。願意であります常磐藤原町斑堂の不燃物捨て場を他に移すことにつきましては、適当な用地をみつけることは困難であり、またハエの対策につきましては、当捨て場に管理人も配置され、整備されることにより今後は願文にあるようなことは起こらないという執行部の説明を聴し、本請願は、採決の結果不採択とすべきことに決しました。また本請願に関しまして、運搬車の消毒も厳重にし、ハエがほかから運びこまれないような対策を強く要望する次第であります。 次に3月定例会より閉会中の当委員会に付託になっておりました請願について申し上げます。 請願第287号保育所の設置について。将来において、その必要性は認めるものの、現時点では幼稚園との関連もあり願意認めがたく、採決の結果、不採択とすべきものと決しました。 請願第293号児童生徒の予防接種の市費負担について。当願意については理解できるとしても、現況では市費にて実施する段階ではないとして、採決の結果、不採択とすべきものと決しました。 請願第294号屎尿汲取りの直営無料化について。直営無料化については将来あるべき姿として考えられるも、近時点では実施不可能であるとの意見が出、本件も採決の結果、不採択にすべきものと決しました。 請願第295号水害のため便槽への流入水のくみ取りについて。本件につきましては、請願人より請願文書中「市の全額負担」を「市の二分の一負担」とされたい旨の字句の訂正申し入れがあり、当委員会はさらに審査の結果、願意相当と認め採択すべきものと決しました。 請願第296号清掃行政について。本請願については、執行部も鋭意努力中でもあり、願意妥当と認め、採択すべきものと決しました。 以上をもちまして厚生常任委員会の報告を終了いたします。     ----------------------------- △総務常任副委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 総務常任委員会副委員長 生田目 清君。 ◆総務常任副委員長(生田目清君) 〔登壇〕総務常任委員長所用のため私がその職を遂行いたしましたので、かわってご報告を申し上げます。 去る6月13日本会議より総務常任委員会に付託になりました案件は議案7件、請願1件であります。これら議案審査のため、14日清風クラブ控室におきまして馬目助役はじめ関係部課長等の出席を求め委員会を開催いたしました。これより、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 まず議案第1号いわき市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の改正について申し上げます。 審査の過程において、特に交通指導員の報酬月額についての問題が提起され、現在の交通事情を考えるとき交通指導員の果たす役割りは非常に大きく、それらに報いるためにもこの額では安すぎはしないか。あるいは交通指導員の健康診断の実施の有無について質疑がなされたのでありますが、当局より、県の実施方針に基づいて定める関係上他市とのバランスを欠くことのないように改正をしようとするものであり、交通指導員の果たす役割りの重大さは十分認識しており、市独自の施策として年2回くらいの慰労もし、装備についても考慮している。また、交通指導員の健康診断にも今後意を用いていきたい旨の回答がなされましたので、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第2号いわき市防災会議条例の改正について、議案第9号昭和47年度いわき市一般会計補正予算中当委員会付託分、議案第14号交通事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて、議案第15号字の区域及び名称の変更について、議案第16号字の区域及び名称の変更について、以上5件についてはそれぞれ内容妥当であることを認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第17号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第3号、専決第4号中当委員会付託分、専決第6号、専決第7号、専決第8号、専決第9号はいずれも緊急やむを得ない措置であることを認め、それぞれ承認すべきものと決しました。 次に請願第300号勿来消防団四分団自動車ポンプ買入については、なお関係者と協議する問題が残っておりますので、継続審査とすべく決しました。 次に3月定例会より閉会中の継続審査となっておりました請願第287号の4簡易郵便局の設置については、要旨の中において善処をしてほしいという内容でございまして、これら内容審査のため長時間を要したわけでございまするが、委員会の方針といたしまして、現在当該地区には市の出先機関もなく、さらにまた簡易局の請願人もない状態等を考慮いたしまして、常磐方部の3郵便局長の意見等を諮問いたしましたところ3方部の局長の見解といたしましては、人口の増大等から考えまして、いわゆる簡易局の設置では容易でない。したがって、将来にわたっての考え方としては、特定局の設置を望むべきであろうというご意見になりましたので、当委員会といたしまして287号の4簡易郵便局の設置については局長の考えているような方向を推進されることを目的といたしまして請願は不採択と決定をいたしました。 以上で総務常任委員会の報告を終わります。     ----------------------------- △建設常任副委員長報告
    ○副議長(野崎貞行君) 建設常任委員会副委員長 渡辺多重君。 ◆建設常任副委員長(渡辺多重君) 〔登壇〕委員長にかわりまして副委員長が建設常任委員会の報告を申し上げます。付託されました案件について順を追って申し上げます。 まず議案第8号いわき市市営住宅条例の改正について。これは、土地区画整理による地番変更及び火災による滅を理由とする改正であり、原案のとおり決すべきとした次第であります。 議案第9号昭和47年度一般会計補正予算中当委員会にかかわる分については、労働費にあっては失対就労者の賃金アップ分就労延べ人員の増による補正、土木費においても国・県補助内定に伴う補正がおもなものでありますので、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第10号、第11号は都市改造事業及び土地区画整理事業特別会計補正予算であります。審査の結果、妥当なものとして原案のとおり可決すべきものと決しましたが、平駅前の都市改造については、なお精力的に取り組みをされたい旨特に申し添えておきたいと思います。 議案第13号は、財産の取得であります。旧鉄道敷について江名鉄道株式会社清算人より買い取り請求のあったものを都市計画法の規定により都市計画道路敷として取得するものであり可決すべきものと決しました。 次に議案第17号専決処分の承認についてのうち一般会計当委員会分、5号の46年度いわき市下水道事業特別会計補正予算、同じく10号47年度いわき市土地区画整理事業特別会計補正予算の3件については承認すべきものと決しました。 議案23号より27号までは工事請負契約でありまして、4件は下水道事業本年発注分、他の1件は公営住宅24戸建設分であり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に付託されました請願についてご報告申し上げます。請願につきましては現地調査を行ない確認のうえ、審査いたしましたので結果のみ申し上げます。 請願303号内郷綴町全地区水害の抜本的対策について、第304号小川町山ノ入地区の排水路設置について、第305号禰宜町立体橋の早期建設について、第307号藤原源内の市営住宅便所へ換気扇取付について、第316号市道「久保・源平野地線」の早期完成について、以上の5件については採択すべきものと決しました。 次に請願第306号北好間地内の道路舗装について、第308号小名浜第一小学校通学路の拡張整備についての2件は継続審査と決した次第であります。 次に閉会中に審査を行ないました請願についてご報告申し上げます。 まず請願第275号簡易水道の布設については、請願の高野町一地区に限定せず、同町全体の水道布設を考えるべきであり、より効率的にとの考えからさらに検討すべく継続審査といたしました。 次に請願第287号の3大型遊園地の設置については、常磐堀ノ内・五反田地区に2,000坪程度の大型遊園地を設置されたいというものであります。団地内施設として規定された以上のものについては、財政的にもまた当然建設されるとしても市の全体的計画の中で十分検討され、順次設置されていくべきであり、不採択と決しました。 また請願第292号水害常習地域の徹底的検討と抜本的対策については採択すべきものと決した次第であります。 以上で報告を終わります。     ----------------------------- △産炭地振興特別副委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 産炭地振興特別委員会副委員長 市橋 武君。 ◆産炭地振興特別副委員長(市橋武君) 〔登壇〕委員長に代わりまして産炭地振興特別委員会の報告を申し上げます。 当委員会に付託になりました請願第317号温泉開発に関する調査実施についてを審査するため、15日10時より執行部の出席を求めて新政会控室におきまして、委員会を開催したのであります。本件につきましては、現今の置かれている温泉問題をめぐり論議がかわされたのでありますが、さらに深く検討を要するため閉会中の継続審査とすべく決した次第であります。 以上で報告を終わります。 ○副議長(野崎貞行君) 暫時休憩いたします。                午前11時3分 休憩                ---------                午前11時41分 開議     ----------------------------- △公害対策特別委員長報告 ○副議長(野崎貞行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。公害対策特別委員会委員長 小林周喜君。 ◆公害対策特別委員長(小林周喜君) 〔登壇〕公害対策特別委員会への付託請願の審査結果並びに現時点まで、当委員会の審査に供されたおもな内容についてご報告いたします。 まず、前定例会より継続審査中の請願第297号PCB公害の実態調査についてであります。本件の審査に当たっては、公害センターに対して市内全域におけるPCBの使用状況の総点検を要請し、市内61社へのアンケートによる調査結果の報告がなされたところであり、これによると従前はともあれ、現時点においては原料及び製品中には直接含有されていないことが一応判明されたのであります。しかしながら、われわれの日常生活の中には数多くのPCBが介在していることは明白であり、市内工場で扱っている原料中にも未知の状態で混入されていることも想起できるところでありますので、政府・環境庁よりの暫定的行政指導の通達が仄聞されるその時期を待たずとも、引き続いて、公害センターを中心とした市独自の追跡調査を行ないつつ、行政指導面の十分なる強化策をはかられるよう特に要請いたしたところであります。 なお、本席において一言触れさせていただきたいことは、過般来の当委員会の要請に従って公害センターにおいて試験的なサンプリングをいたしておったところ、はなはだ残念ながら某河川の汚泥の一部にPCBが検出されたことは、ただいま休議中の特別委員会に対して市当局より報告がなされたのであります。これらの数値や詳細な点については、県の衛生研究所、福島県PCB連絡会議及び公害センターにおいて慎重なる診断を加え、分析を行なったあとでなければ正式な発表を行なう段階でないとのことでありますので、本報告に当たっては、われわれの疑問視しておった結果が、くしくもここに現出されたということをとりあえず報告いたしておくこととし、自後の問題については、住民の不安感を一掃するためにも適切なる対策を早急に樹立されますことを要請するとともに、当委員会としてもそれらの成り行きを十分見守っていくということでご了承願いたいと思います。 以上、本日の緊急事態をも加味いたしまして本請願については、願意妥当と認め採択すべきものと決しました。 次に、前定例会以降の当委員会の活動状況についてでございますが、当委員会は発足以来、与えられた権能内において公害行政の真のあり方、公害企業の動向等を観察いたしながら活動いたしてまいっておるところでありますが、本報告に当たり、幾つかの点にしぼって申し上げたいと存じます。 まずはじめに、双葉郡広野町に設置されようとしている東京電力火力発電所の四囲の情勢についてであります。このことに関しては、終局的には福島県と東京電力間において、公害防止協定の締結時点を正式な設置時期とすることから、去る4月18日に県より市当局に対して公式な話し合いが持ち込まれ、公害問題に対処した内部検討が両者間においてなされておるとのことであり、これが工場の概要については、各位のお手元に配付した資料のとおり当局よりの報告に接したのであります。当委員会としては、他自治体に誘致される企業とはいいながらも、隣接する当市への影響度がまことに甚大であり、地域住民の大きな関心事ともなっておりますので、むげに看過でき得ないとの観点から本問題に対処すべき当市の基本的な態度について、昨日の当委員会の席上、市長より次のような態度の表明がなされたのであります。要するに、「行政体を異にするとはいえ、当市に全く影響がないとは判断できないので、設置に当たっては、公害防止に万全を期し、当市にいささかなりとも悪影響を与えないよう強く申し入れをして、善処してまいりたい。」、以上の所信のほどが披瀝されたのであります。よって、当委員会の意向としては、これら市長の考え方を基本理念とし、その考え方にいささかとももとることのなきよう、以後の作業過程に十分留意をいたしながら、地域住民を惑わすことのない技術面の検討方を強く要請されたところであり、自後の福島県と東電側との協定書取りかわし時点まで、その内容に当市の意向が十分反映されるような行政の努力方を再度本席より要望し、本問題の現時点までの報告にかえる次第であります。 次に、当委員会開催のつど、既存の公害発生工場におけるその後の防止施設の状況を、特に有機合成ほか数工場の施設完成後の効果の確認を報告願う一方、堺化学の事故発生後における技術面のその後の対策及び指導面について、また、呉羽化学の再度にわたる事故発生の事後処理の不当性等、会社側の再考方を促がすべく毎度指摘されておりますので、行政指導の万全を期しつつ、正道な公害行政の歩みに迎合されるよう、特段の努力方を申し添えまして、当特別委員会の報告といたします。 ○副議長(野崎貞行君) 以上で委員長の報告は終了いたしました。 12時30分まで休憩いたします。                午前11時49分 休憩                ---------                午後0時42分 開議 △新妻忠直君討論 ○副議長(野崎貞行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。この際、委員長の報告を一括問題に供します。 委員長の報告に対する質疑の通告がありませんので、直ちに討論にはいります。16番、新妻忠直君。 ◆16番(新妻忠直君) 〔登壇〕社会党の新妻忠直であります。議案第5号、6号、7号について委員長の報告に反対の意見を申し上げたいと存じます。 本議案につきましては、提案説明の中で市長よりるるご説明がありましたとおり、均衡のとれた農業行政を推進し、農業を取り巻くきびしい諸情勢に対処するため、農業委員会の統合・一本化をはかりたいということであります。私は、今回の市長提案が、去る12月に農業委員会の組織強化対策協議会なるものを設置され、名目的には組織対策協議会でございましたが、その中身は、農業委員会の統合・一本化を農業委員会に期待するという趣旨の内容であったのであります。ご承知のように、農業委員会は農民生活の向上、農業生産の増大、農業経営の合理化を柱といたしまして、農地等の利用関係の調整あるいは自作農の創設維持、きわめて多面にわたる農業関係の、いわゆる農民の利益代表機関としての存在であるわけでございます。特に最近のように、市長の言われるような農業を取り巻くきびしい情勢に対処するために、農業委員会の使命は重かつ大と言わなければならないと思うのであります。 さて私は、委員長の報告に反対する1つの理由として、委員会における論議の経過を振り返ってみなければなりません。当日、農林常任委員会は委員長以下5名でもって構成いたしました。委員長を除いてご三人の方々のご発言は、「農業委員会統合・一本化を市長は強引に進めた…」と、こういうご意見がございました。私もこれには同感でございました。また某委員は「広範な地域で、しかも農地面積の多い所で1名程度の農業委員を出すということになるというと、農民のもろもろの要求を吸収し、市政に反映させることはきわめてむずかしい。したがって、補助員を設置していただきたい。」というご意見もございました。これに対して、当局の答弁は「補助員を設置するということは農業委員会に屋上屋をつくるということになるので、これはできない。」というお答えがございました。しかしながら、採決の段階に至りましたときに、これが強引に市長は委員会の統合を進めたとしてこの統合・一本化に批判的であった方々、さらにまた補助員を置くことを主張し、これが入れられなかった意見の方におきましても、採決の際には賛成の意思表示をなされたということについて、私は全くうなずけないものを持っておるわけであります。これが、私は農林常任委員会の審査がもっと慎重であるべきではなかったかと思うのであります。 次に、私は反対の理由の1つとして、わがいわき市は1,200平方キロに及ぶ広範な面積を有しております。農地面積におきましても1万2,000ヘクタール、これも日本一とは言わなくても、おそらく全国3位はくだらないと思うわけであります。農業委員会等に関する法律第3条2項には、広大な面積を有する市町村、著しく大きい農地面積を有する市町村におきましては、2つ以上の農業委員会を設置して一向に差しつかえないということがうたわれております。 わがいわき市は、この広大な面積、広大な農地面積を有するということに関心を持っていただきたいと思うのであります。特に、この農業委員会等に関する法律で、かかる広大な地域には2つ以上の農業委員会を設置してもよろしいという、このような法律原案作成の過程におきまする論議を振り返ってみまするというと、農業というものはきわめて主要な産業であり、広大な地域における個々の農民と接触し、その農民の意思を政府に反映することは容易ならざる問題でありますから、2つ以上の農業委員会を設置することを認めておるわけであります。 さらに私は、わがいわき市における農業の実態と農業委員会との位置づけについて若干申し上げなければならないと思います。市長の提案説明では、均衡のとれた農業の発展、統一的・総合的な農業行政を反映させるんだという趣旨でございます。農業委員会が5つもあることは、いわき市が一本化になった暁に、このようなかきねを取り払うべきだというご意見でございます。一体、農業行政の統一化・一本化あるいは総合農政とは一体何なのかということを考えてみまするというと、私はいわき市におきましては、今後こそそういう総合的・統一的な農政を打ち出さなければなりませんが、現在のところ決して統一的・総合的な農業行政というものは行なわれておらないと断言して過言でございません。たとえば、集団生産組織の育成にいたしましても、県では57万円の予算をとった、広範ないわゆる均衡のとれた農業行政というものを考えまするならば、当然この事業費におきましても県でつけた予算、つまり集団生産組織の育成についてさらに予算をつけ加えるべきであろうと思うのであります。単なるトンネル予算だけでなくて、市独自の構想に基づく集団生産組織の育成がなされるべきであります。したがいまして、現在いわき市におきましては統一的・総合的な農業行政を打ち出し、いついかなる場合でも農業委員会が統合して差しつかえないような、いわゆるそういう条件づくりこそ私は先決でなければならないだろうと思うのであります。この点におきましても私は、こんにちの農業の実態を顧みず農業委員会を統合・一本化するということには反対の意思表示をいたすものであります。 さらに私は、農業委員会がこんにち136名が議案第5号のごとく40名に選挙委員が相なるということになりますというと、一体どういうような状態が出てくるかということを考えてみたいと思うのであります。ご承知のように、現在は5ブロック農業委員会で選挙委員136名、ほかに学識経験者委員あるいは農協代表委員ということでもって構成をされているわけでございますが、これらの現在の農業委員会におきましても、なかなか農民に直接接触し、農地等の調整問題につきましても農業委員は非常に繁忙な業務を扱っておるわけであります。こんにちいわき市における農業委員会で農地に関する扱い件数だけをみましても、二千数百件に及ぶわけであります。これが現在136名の選挙委員と、このほかに学識経験者委員等を加えて処理いたしているわけでございますが、これが合併し40名と相なりますというと、特に1名という旧市町村、旧地区1名という委員数が出てまいります。たとえば常磐の場合、これは選出委員は1名にすぎません。常磐の農地の扱い件数は年間260件であります。この農地の260件をそれぞれ現地調査をし、委員会においてこの問題の是非を発言するということになりますというと、これはとても1人の農業委員では実行できないことであります。いわんや、そのほかに農業振興に関すること、農政に関すること、こういうことを扱うといたしますならば、40名の選挙委員でもってはたしてこの任務を遂行することが可能かどうか、私ははなはだ疑問とせざるを得ないのであります。このような事情を顧みるときに、今回提案されました市長の、いわゆる統合・一本化の構想はまことに官僚的な独善的な考え方と私は言わなければなりません。少なくとも法律において、2つ以上の委員会の設置を認めておるのであります。わがいわき市はまさにその農業委員会等に関する法律の著しく広い面積を有する市町村であります。著しく大きな面積を有する農地を持っております。そういう意味におきまして、私は農林常任委員長の報告に対し、反対の意思表示の意見を申し述べます。 ○副議長(野崎貞行君) 以上で討論は終結いたしました。     ----------------------------- △採決 ○副議長(野崎貞行君) 直ちに採決いたします。 おはかりいたします。まず、議案第5号、第6号及び第7号の議案3件を、この際一括採決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認め、議案3件を一括採決いたします。 あらためておはかりいたします。議案第5号いわき市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の制定についてより、議案第7号いわき市農業委員会の農地部会委員の定数に関する条例の制定についてまで、以上議案3件、委員長の報告はいずれも可決であります。各案を委員長報告のとおり決することにご賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○副議長(野崎貞行君) 起立多数と認めます。よって、議案第5号、第6号及び第7号は原案のとおり可決されました。 次にただいま議決を了しました議案3件を除く各案を一括採決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認め、一括採決いたします。 おはかりいたします。すでに議了いたしました議案第5号、第6号、第7号、以上3件を除く議案第1号いわき市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の改正についてより議案第27号工事請負契約についてまで、以上議案24件、委員長の報告はそれぞれ可決あるいは承認であります。よって、各案を委員長報告のとおりそれぞれ決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認めます。よって、各議案はそれぞれ原案のとおり可決あるいは承認することに決しました。 次に、諮問答申案第1号について採決いたします。諮問答申案第1号公有水面埋立てについて、委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認めます。よって諮問答申案第1号については、原案のとおり答申すべきものと決しました。 次に、請願について採決いたします。この際、各請願を一括採決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。 あらためておはかりいたします。各請願をそれぞれ委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認めます。よって、各請願は、それぞれ委員長の報告どおり決しました。 なお、この際継続審査と決しました請願については、再度閉会中の審査として当該委員会に付託いたします。     ----------------------------- △日程追加 意見書案第1号上程 ○副議長(野崎貞行君) おはかりいたします。議員提出にかかわる意見書案が所定の手続きを経て提出されておりますので、この際日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認めます。よって、この際意見書案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 意見書案第1号生産者米価の大幅引き上げ、消費者米価の据え置きに関する意見書の提出についてを議題といたします。提案説明にはいります前に、意見書のミスプリントを事務局をして訂正いたさせます。議事調査課長。 ◎議事調査課長(舛田良作君) 〔登壇〕意見書案第1号の議案の内容について、ミスプリントがありますので申し上げます。提出者の次に賛成者でございますが、賛成者につきまして佐川吉平君、鈴木光雄君、田口誠二君、以上3議員を賛成者として追加いたします。ミスプリントでございますので、ご訂正願います。     -----------------------------意見書案第1号  生産者米価の大幅引き上げ、消費者米価の据え置きに関する意見書の提出について 地方自治法第99条第2項の規定による別紙意見書を、会議規則第14条により提出する。   昭和47年6月16日        提出者 いわき市議会議員  吉田 栄        賛成者 いわき市議会議員  鈴木 榮                〃     渡辺                 〃     吉田利治                〃     山城浅治                〃     三辺 寛                〃     佐川正元                〃     石山一治                〃     及川正枝                〃     小林周喜                〃     鈴木勝夫                〃     佐川吉平                〃     鈴木光雄                〃     田口誠二     -----------------------------   生産者米価の大幅引上げ、消費者米価の据え置きに関する意見書 米価の3年連続据え置きと減反政策は、農業収入の減少(45年4%減)となり、農家経済の危機を招いております。 又、諸物価値上りのなかで、消費者米価が値上げされるならば、更に消費者家計が圧迫されることは明らかであります。 よって政府は下記事項実現のため、適切なる措置を講ぜられるよう強く要望する。                    記1.昭和47年生産者米価は食糧管理法第3条第2項にもとづき、「生産費及び所得補償方式」によって再生産を確保し、物価労賃の上昇分だけ引き上げること。2.消費者米価は食糧管理法(第4条第2項)の定めるとおり、消費者の家計安定をはかるため、据置きとし、二重価格制を維持すること。以上地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  昭和47年6月16日        内閣総理大臣   佐藤栄作殿        大蔵大臣     水田三喜男殿        農林大臣     赤城宗徳殿        米価審議会会長  小倉武一殿     ----------------------------- △吉田栄君提案説明 ○副議長(野崎貞行君) 提出者の説明を求めます。45番吉田 栄君。 ◆45番(吉田栄君) 〔登壇〕賛成者を代表いたしまして提案の説明をただいまから申し上げます。 意見書案第1号生産者米価の大幅引き上げ、消費者米価の据え置きに関する意見書の提出について、地方自治法の第99条第2項の規定による別紙意見書につきまして、会議規則第14条に基づき提出をいたします。文章を朗読いたしまして、提案の説明にかえさせていただきます。   米価の3年連続据え置きと減反政策は、農業収入の減少(45年4%減)となり、農家経済の危機を招いております。また、諸物価値上がりの中で、消費者米価が値上げされるならば、さらに消費者家計が圧迫されることは明らかであります。よって、政府は下記事項実現のため、適切なる措置を講ぜられるよう強く要望するものであります。                    記  1.昭和47年度生産者米価は食糧管理法第3条第2項に基づき、「生産費及び所得補償方式」によって再生産を確保し、物価労賃の上昇分だけ引き上げること。  2.消費者米価は食糧管理法(第4条第2項)の定めるとおり、消費者の家計安定をはかるため、据え置きとし、二重価格制を維持すること。  以上地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 皆さま方の満堂のご賛同を心からお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。以上であります。(拍手)     ----------------------------- △採決 ○副議長(野崎貞行君) おはかりいたします。ただいま議題となっております意見書案について、直ちに採決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。 意見書案第1号生産者米価の大幅引き上げ、消費者米価の据え置きに関する意見書の提出について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第1号は原案のとおり可決されました。 なお、ただいま議決されました意見書に対する文案の整理、その他処理については議長にご一任願いたいと存じますが、ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(野崎貞行君) ご異議なしと認めます。よって、議長にご一任願うことに決しました。     ----------------------------- △閉会 ○副議長(野崎貞行君) 以上をもちまして日程は全部終了いたしました。 去る6月10日開会以来、連日にわたりご熱心に審議を尽くされ、全案件を議了する運びとなりましたことに対し、各位のご協力に厚く感謝申し上げる次第であります。 6月定例市議会はこれをもちまして閉会いたします。               午後1時6分 閉会               --------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  昭和47年6月16日        いわき市議会議長  志賀季三郎          同  副議長  野崎貞行          同  議員   四家啓助          同  議員   佐川吉平...