坂出市議会 > 2015-09-10 >
09月10日-04号

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  1. 坂出市議会 2015-09-10
    09月10日-04号


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    平成27年 9月定例会          平成27年9月10日(木曜日)午前10時開議〇出席議員 20名  1番   植  原     泰       2番   脇     芳  美  3番   東  原     章       4番   鳥  飼  年  幸  5番   若  谷  修  治       6番   村  井  孝  彦  7番   斉  藤  義  明       8番   出  田  泰  三  9番   茨     智  仁       10番   大  藤  匡  文  11番   前  川  昌  也       12番   植  條  敬  介  13番   野  角  満  昭       14番   若  杉  輝  久  15番   松  成  国  宏       16番   楠  井  常  夫  17番   吉  田  耕  一       18番   大  前  寛  乗  19番   山  条  忠  文       20番   東  山  光  徳       ────────────────────────────〇欠席議員 なし       ────────────────────────────〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  市長      綾     宏       副市長     加 藤 悟 史(総 務 部)  総務部長    好 井 和 彰       秘書広報課長  洲 崎 真 治  政策課長    中 西 明 彦       総務課長    前 谷 博 司  税務課長    橋 本 敬 三(市民生活部)  市民生活部長  平 田 敏 夫       環境交通課長  多田羅 和 広(健康福祉部)  健康福祉部長  寺 坂 政 喜(建設経済部)  建設経済部長  松 井 基 泰       建設課長    佐 藤 浩 二  みなと課長   谷 久 真 哉(市立病院)  事務局長    宮 竹 光 浩(出 納 局)  出納局長    浦 田 俊 一(消   防)  消防長     河 合 宏 昭(水 道 局)  水道局長    木 村 泰 規(教育委員会)  教育長     國 重 英 二       教育部長    藤 村 正 人  生涯学習課長  森   毅 彦       ────────────────────────────〇出席した議会事務局職員  事務局長    山 田 秀 男       次長      中 西 佐知子  議事係長    照 下 希久子       書記      小 川 直 也  書記      西 野 博 幸       ────────────────────────────              議 事 日 程   第4号              第1 一般質問(個人)       ────────────────────────────             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件             日程第1 一般質問(個人)       ──────────────────────────── ○議長(前川昌也君) これより9月定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。       ──────────────────────────── △日程第1 一般質問(個人) ○議長(前川昌也君) これより昨日に引き続き個人による一般質問を行います。 まず初めに、6番村井孝彦君の質問を許します。 ◆6番(村井孝彦君) 議長─6番 ○議長(前川昌也君) 6番 村井孝彦君              〔6番(村井孝彦君)登壇〕 ◆6番(村井孝彦君) おはようございます。 一般質問2日目、多少お疲れでしょうが、よろしくお願いをいたします。 議長のお許しがありましたので、市民グループ未来の会の村井が早速質問に入らしていただきます。 まず、市長の郷土坂出への思いということで、まさに坂出の創生について、多少幼稚で淡泊であっさりとした質問ですが、お伺いします。 出張等で非常に多忙な中、お帰りの車やマリンライナーの窓から見渡し、展望される番の州地区や坂出港や市街地に対してどういうところにそのよさや将来への展望を感じられるのか、逆に共通して心のうちに今ふと頑張らなくてはと思われることは何かございましょうか。非常に失礼だとは思いましたが、ぜひ素直な市長の思いを率直な御所見でお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(前川昌也君) 答弁を求めます。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(前川昌也君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) おはようございます。 6番村井議員の市長の坂出創生展望所見についてのうち、郷土坂出を見渡し、展望されたときの思い、所見の御質問にお答えいたします。 私も、公務出張等で何度も瀬戸大橋を渡り、その都度に橋の上から郷土坂出を見渡しておりますが、帰りはほとんど夜ですので見えないところもあるんですが、私が子供のころには当然瀬戸大橋はありませんでしたし、線路も高架されておらず、番の州工業地帯もありませんでした。一方で、商店街は大勢の市民であふれており、町なかには活気がありました。今振り返りますと、非常に懐かしく感慨深い思いであります。坂出市は、古くから全国有数の塩の町として栄え、高度経済成長期には沖合の埋め立て等により番の州工業地帯を中心とした港湾工業都市へと、さらには瀬戸大橋開通などにより本州と四国を結ぶ鉄道網及び高速道路網の要衝へと社会経済情勢の変化や時代の潮流に翻弄されながらも、ほかに類を見ないほどのダイナミックな変貌を遂げてまいったと考えております。このように、これまで歩んできた歴史、その礎を築いた先人たちに目を向け、誇りを持ち、そして本市の豊かな歴史や文化、交通結節点としての拠点性、重要港湾坂出港を有する優位性、豊富な地場産品等、本市が有する貴重な資源を最大限に活用しつつ、明るい将来を創造すべく、活力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと思ってるところでございます。 以上です。 ◆6番(村井孝彦君) 議長─6番 ○議長(前川昌也君) 村井孝彦君              〔6番(村井孝彦君)登壇〕 ◆6番(村井孝彦君) 市長、ありがとうございます。 本当に御丁寧な内容で、2問目の質問ができなくなりました。これも市長の作戦かなと思いながらお聞きをしとったんですが、確かに本市は市長が言われる文化、歴史、教育、医療、介護、福祉という生活環境から産業まで、決して他市に比べて劣るとこはありません。本当に市長に失礼な思いで質問しましたけども、私は、基本的には力のある市長にその熱い思いを、やる気を、本気を知恵と決心と行動力に大いに発揮をしてもらって坂出を発展さしていっていただきたいという思いは同じですので、よろしくお願いしたいと思います。 1つ、この項目の中に入っとらない話で、きのうも出たんですけども、市長は今言われると思ったんですけども、市民との共働という話が出るものだと思っておったんですが、私は市民との共働こそ今非常に大事なもんだと感じております。市民との共働が、単なるお祭りとか観光ボランティアと、やや偏った点について、自分自身がそう思ってるかもしれませんけども、本来は活力のある元気な坂出の町にしようというのが市民との共働の原点だと思ってるんです。それに立ち戻って、市長には市民との共働を頑張っていただきたいと思っております。 今やってるまちづくり基本構想、それから総合戦略、人口ビジョングランドデザイン策定等、多くのことをやってますけども、やはりこれにも多くの市民の参加という機会をつくるべきであり、非常に頑張ってやっていただいてるんですけども、何かしら一部の市民には、今何をやってんだろうという、白けたって言葉が非常に適切かどうかわかりませんが、少し感じてなりません。もう一度市民との共働という点について市長にはお考えいただきたいと思います。再質としてお聞きをしようと思いましたが、要望ということで、これは終わらせていただきます。 そして、2問目に入らせていただきます。 いよいよこの8月1日現在の坂出の人口は5万3,000人を切ってしまいました。しかし、坂出の歴史、伝統、昭和初期よりの近代的な商業港としての反映、重要港湾、番の州埋め立てに伴う大規模な工業地帯の設置、本当に香川県の工業、坂出の発展に大きく今貢献をし、現在の四国の中央から東北部の流通の拠点として、もっと申すならば瀬戸内の要衝都市として重要な役割を担っているのは私は事実だと思います。しかし、その後の社会情勢の変化とともに企業の業績も変化し、厳しい状況に対する市長の御心痛をお察し申し上げます。しかし、本年はそれに対して、厳しさへの挑戦の年、本当に英知を絞って坂出の将来をかけたまちづくり基本構想とか人口ビジョン、総合戦略、一部連動したグランドビジョンの策定が急務となっております。市としては一人の担当職員の配置のもと幹事会、委員会、関係部会等を重ねて着手されておるということは、昨日の松成議員への質問の御回答で確認はさせていただきましたが、細かい内容はお聞きはしませんが、市長としてその準備の進捗、内容の充実も含めた計画はそのとおりに進んでいるのか、またその全般を通した坂出将来構想の本当の中核になるべきものは何なのか、どう考えておられるのか、ぜひお尋ねしたいと思います。10月末には総合戦略の提出も迫っておると聞いておりますが、目指すべき坂出市のキーワードをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(前川昌也君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 坂出創生への基本戦略や総合戦略等の進捗状況とその中核の御質問にお答えいたします。 基本構想、人口ビジョン及びグランドデザインの進捗状況につきましては、昨日15番松成議員に御答弁申し上げたとおりでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 総合戦略の進捗状況でございますが、先月25日に開催されました第1回目の分科会において骨子案を御審議いただいたところ、法律で国及び県の総合戦略を勘案して策定するよう定められているが、そのことにこだわり過ぎることなく、本市の現状と課題を分析した上で、その課題に対応したより独自性のある総合戦略にすべきなど、さまざまな御意見をいただいたところでございます。現在は、分科会での議論を踏まえ、総合戦略の基本目標を初めとする全体的な構成について大幅な見直し作業を進めているところであり、非常に厳しい日程ではございますが、10月末までの策定に向け鋭意取り組んでるところでございます。 次に、4つの計画を通してその中核となるべきものは何かとの御質問でございますが、この点につきましても、昨日8番出田議員に御答弁申し上げました私の思い描いております本市の将来像が中核になろうかと思います。 なお、第1回目の分科会におきまして、委員の皆様より、本市の人口動態の特徴として昼夜間人口比率が高い、つまり本市で働いてはいるが住んでいない人が多いとの御指摘があり、さらにその本市特有の課題を踏まえ、働いてる人に住んでもらえるような施策を前面に打ち出すべきとの御意見をいただいたところでございます。今後、分科会で示されますこのような貴重な御意見も踏まえ、各計画の策定に鋭意取り組んでまいりたいと思います。 キーワードを一つで言いますと、私も議員もおっしゃったとおり、要衝、やっぱりかなめであると、香川県、またその四国のかなめである。地政学的にも優位性を保ってるっていうことでございまして、そのためにはやはり市民がそれを多く理解をして、まさにその市民との共働は私の前提条件でございますので、一貫して市民にどうやって参加を促していくか、まさに市民主権を持っていただけるような、自主防災組織もそうですし、イベント助成金もそうであります。ボランティア、それからラジオ体操、これも全て市民の手で動けるように周りを固める、それを集大成したのが出前市役所で、これをもっと闊達に働かしていくことが市民の総参加になるのではないかなと、かように思ってます。 以上です。 ◆6番(村井孝彦君) 議長─6番 ○議長(前川昌也君) 村井孝彦君              〔6番(村井孝彦君)登壇〕 ◆6番(村井孝彦君) ありがとうございました。 要衝という言葉が出ました。これから要衝という言葉が本当に生き生きと動き出せるように期待をして、議会も頑張らなくてはという思いはします。 そこで一つだけ言っときますが、拠点という言葉がございますが、よく防災拠点と言って、私は4年前に質問したときに防災拠点という話あったんですが、拠点というのはあくまで指揮機能もいろんなものがあるので、高松と坂出、一緒にならなければ拠点にならないので、やはり坂出は物資の集積等の一部を担う、防災上で言えばですね、そういうもんだと思いますので、言葉の中身も少しずつ考えて私も使っていきたいと思います。 それでは、3問目に入らしていただきます。次は、新エネルギータウン坂出の創出と題して質問さしていただきます。 国の次世代エネルギー政策水素社会の実現とあり、つまり石油などの化石燃料にかえて水素エネルギーを幅広く活用する社会が既に動き出しております。国では、エネルギー基本計画、水素・燃料電池戦略ロードマップ、2030年を見通した、燃料電池/水素エネルギー社会の展望という計画等々が既に発表され、全国で展開する構想、取り組みが加速をしております。 そこで本市の動きですが、番の州地区はもともとエネルギー、ここでは拠点と使います、拠点であり、現存の企業、用地、施設等を踏まえれば、即四国、本州を見据えた水素エネルギー供給のポテンシャルはあると考えるのは当然のことと考えますが、いかがですか。この状況下、水素ステーションの設置や燃料電池自動車の普及などによる新しい産業の育成、振興も含め、即国、県、企業、あわせ研究者、大学、学者等と連携をし検討を進めていくことは急務もしくは必務であります。北インターのフル化も含め、海上交通の要衝、次いで海上輸送の充実を踏まえ、さらなる物流拠点の要衝として、新エネルギータウン坂出の創出はまさに坂出の再生のために総合戦略、再生戦略として取り上げるべきものではないかと考え、真摯にひとつ御回答をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
    ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(前川昌也君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 水素社会への対応を踏まえた番の州地区エネルギー拠点の充実についての御質問にお答えをいたします。 国が作成しておりますエネルギー基本計画にもあるように、将来の2次エネルギーでは、電気、熱に加えまして水素が中心的役割を担うことが期待されております。水素社会の実現に向けて現在主要な関係企業や大学、国の研究所などが参画し、さまざまな分野で技術開発のプロジェクトを推進し、実証実験を行っているところであります。また、水素の利活用を本格化していくためには、技術面、コスト面、制度面、インフラ面で多くの課題も存在しているというふうに言われております。このような状況の中、議員御提案の番の州地区における水素エネルギー基地の取り組みにつきまして、基本的には民間であります企業活動と考えておりまして、水面下で進行する場合がほとんどであるというふうに考えております。また、もしそのような動きがあれば、本市としても県、また関係企業と連携を図りつつ可能な限りの協力は惜しまないという考えでありまして、今後とも国、県、また企業の動きを十分に注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆6番(村井孝彦君) 議長─6番 ○議長(前川昌也君) 村井孝彦君              〔6番(村井孝彦君)登壇〕 ◆6番(村井孝彦君) ありがとうございました。 もう既に戦いは始まっております。近県、徳島県では、県知事みずからが先頭に立ち自然エネルギー推進室を設置をし、新居浜市においては水素社会推進協議会を設立し、それぞれ水素エネルギー社会を展望し、企業と学者と行政が一体となって、これから進む製造、貯蔵・輸送、利用の3つの領域での水素エネルギーの導入拡大に向けた取り組みがスタートしております。各関係会社に対しても、補助金制度について燃料電池普及促進協会、FCAと呼んでるらしいですが、もう既に開始をされ、募集が非常に盛んに行われております。そのような状況下において、一部の専門家と、水素エネルギーに適していると考えられる番の州地区を持つ坂出市が、企業も含め、この水素社会への挑戦について話題の一端にも上がらないとおかしいという発言があります。これは事実でございます。また、つい最近のことでございますが、坂出市に行政視察に来られた遠方の方が帰路、マリンライナーから番の州地区を見て、お、これはすごいとこがあるんだなということで、児島でおりてUターンをして、タクシーで坂出港から番の州一帯を視察をして、自分たちができない水素社会への挑戦はこういうところでなければできないんだなと、ここはすごいなという所感と憧れを持って帰ったということが後から伝えて聞こえてまいりました。地元がゆえに盲目かと私は自分自身に問いかけて本質問に至っとるわけですけども、再度市長にお伺いします。この話は、決して誰も知らない話じゃなくて、先ほど出たような計画は既に半年前にも出てる。企業が動かなければ行政が動かないという考え方も、少し考えていただきたい。やはり町の発展は行政が主導すべきである。そういう思いでおりますが、実は坂出市のある一部の担当者にもこの情報は行っております。けども、その情報が庁内に流れていない。レクチャーのときに少し私もショックを受けたんですが、少ししゃべって、この水素社会への挑戦ということを皆さん御理解できますかと、大概の方が御理解できませんと、よく知りませんと言われます。そういう中ででも決して遅くはありません。チャンスは何度もないんです。この水素社会への変換を今挑戦をして乗り越えていかなければ、坂出の一つの大きなチャンスは失われていくんじゃないか、そう思ってなりません。市長、一言御所見をお願いいたします。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(前川昌也君) 副市長              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 番の州地区エネルギー拠点の充実についての再質問にお答えいたします。 国、徳島県ほか協議会が設立されているという内容の趣旨も踏まえてでございますけども、水素社会の実現を目指すということは大変、十分価値があるというふうに思っておりますし、坂出の番の州地区がそういうふうな拠点となるということは異を唱えるものではないと思っております。ただ、今国の状況を調べますと、まず水素ステーションというのを大変ふやしていきたいという中身でありまして、これは坂出市のみに関係するわけでなくて広い分野で必要であるというふうに考えております。そういう意味で、水素社会の対応ということにつきましては、大変大きなプロジェクトでありますから、産学官などの広範かつ緊密な連携ということも不可欠というふうに考えております。そういうことから、今後、県、また企業の動向というのを注視する必要があるというふうに考えておりまして、今後ともそういうふうな情報収集にも努めて、タイミングを逃さずに対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(前川昌也君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 私も全国市長会のときに、実は室蘭市の市長とお会いをしました。室蘭市が北海道全体に、これは徳島、愛媛と同じですが、全体的に水素社会を目指す。室蘭市の市長が、名前は今ちょっとすぐ、青山市長だったかな、ちょっと済いません、ちょっと名前。お若い方でして、室蘭から北海道の水素社会を目指してというレポートをお書きになられまして、私も興味があったんで彼と少し話をしました。そこへ持っていくまでに相当努力をされてる。室蘭市もかつては工業の大きな町だった。その再生とを兼ねた中で、非常に長い間そういう沈滞ムードがありましたので、そういうものをどうにかしていこうかっていう形で進めていって、横の連絡を相当、それから経産省のお話は非常にあろうかと思うんですが、ちょうどその創生の時期に合ったんでないかなということで、また詳しいお話を聞かせてくださいと言ってそのままにちょっとなってるところが現状でございます。水素社会そのものがどういうふうに実現に持ってくかというのは、これはなかなかまだ未知な世界ではありますが、相当コスト、スタンドだけではないんですが、スタンドも全島、特に中心部ですね、北海道の、そこから広げていかないとできないっていう理論の中で、ほかの小樽市とかそういうところも入った計画が進んでるようでございますので、十分に早く研究をしてまいりたいと思いますし、やはり香川県、日本一狭い県ですから、県を挙げてやらないとこれはできない、電気のスタンドと同じだと思うんで、そういうとこも含めまして今後考えていきたいなと思ってます。 以上です。 ◆6番(村井孝彦君) 議長─6番 ○議長(前川昌也君) 村井孝彦君              〔6番(村井孝彦君)登壇〕 ◆6番(村井孝彦君) 市長、副市長、本当にありがとうございます。 ただ、チャンスというのはあれで、香川県で考えなくてはいけないと言っても、場所は番の州なんですよ。今番の州にある企業の名前を出すといけないんですけども、コークスをつくり、残りは水素、水素は四電の火力発電所で燃やしてる、つくれるんです。だから、非常に難しい技術だとか保存方法とかあるんですけども、決して不可能な話ではないので、このチャンスを早く生かして、今、市長が言われましたように、県と早く連携をして香川県全般の中での番の州に水素エネルギー基地をしっかり設置をするという方向性を早くつくっていただきたいということを希望しときます。 それでは、最後の質問になります。 徹底した物流要衝の都市への進展ということで、坂出港に今フェリーがございません。フェリーと言っても、RO-RO船と申しまして、カーゴフェリーとも呼びます。これを誘致をしてはどうかということでございます。以前にも同様の話があったと聞いておりますが、やはりここ坂出の交通の要衝という点を踏まえれば、陸路は北インターフル化の朗報もあわせ、重要港湾としてさらに前言の新エネルギー拠点の可能性も鑑み、海上交通手段の充実が必要だと切に考えます。内航船が大型化し、現在東運河岸壁の一部しゅんせつを計画しておりますが。RO-RO船誘致は、場所としては坂出港2号大型碇繋場泊地、つまりコスモ石油の南側の泊地でございます、を利用して、関係業者の協力を得られれば実現可能であり、物流要衝の価値も高まり、物づくり、企業の新規立地にもつながるものと期待をしております。また、従来の石油精製品やLNGの中継基地に加え、石炭中継基地や水素ができれば水素精製所の中継基地になることも十分考えられます。このことから、このRO-RO船をぜひ誘致をし、さらなる海上物流拠点の充実のためにも総合戦略、また坂出の再生戦略になるべきものだと切に考えますが、ひとつ御回答をお伺いしたいと思います。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(前川昌也君) 建設経済部長 松井基泰君              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 坂出港2号大型碇繋場泊地へのRO-RO船の誘致についての御質問にお答えいたします。 ロールオン・ロールオフ船、略称RO-RO船は、貨物船でありますが、船舶と岸壁を結ぶ車両用のランプウエーを備えており、また船内には車両を収納するスペースが設けられていることから、貨物を積んだ状態のトラック、トレーラー等を船内に積むことができ、自走で船内外に出入りできる構造となっております。そのため、RO-RO船による貨物輸送は、通常の貨物船と比べクレーン等の荷役機械を必要とせず、荷役時間も短縮され、またトラックによる陸上輸送と比べても、長距離の輸送においてコストを低減でき、CO2の削減にもつながります。さらに、国土交通省においても、長距離トラック等のドライバー不足の問題の解消にもつながることから、海上輸送と陸上輸送を組み合わせた輸送網の構築が検討されており、RO-RO船の活用は国内貨物輸送の効率化にとって有効な手段であると考えられます。 このRO-RO船番の州地区に誘致し、貨物の海上輸送をしてはどうかとの御質問でございますが、番の州地区においてRO-RO船の輸送を可能にすることで、企業の貨物輸送の選択肢がふえ、物流拠点としての機能強化が図られる可能性があり、また災害時の救援復旧活動への活用も考えられます。そのため、RO-RO船の誘致は、坂出港の物流の活性化にとって重要な御提案ではございますが、RO-RO船番の州地区に接岸させるにはRO-RO船が接岸しトラック等が船舶に出入りするための係留施設とトラック等のストックスペースが必要となります。しかし、既存の公共係留施設は水深が浅く、RO-RO船が接岸できないことから、新たな公共岸壁を整備する必要があり、多大な費用が必要となります。また、民間施設として整備する場合においても、費用面とあわせて特定の企業に利用が限定されることから、十分な効果が得られないことも考えられます。RO-RO船による輸送の実現については、企業の動向等を踏まえ、番の州地区RO-RO船による集荷量や輸送の効果等を十分に把握した上で慎重に判断してまいりたいと考えております。こうしたことから、本年10月までの策定を予定している坂出版総合戦略に書き込める状況ではございませんので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆6番(村井孝彦君) 議長─6番 ○議長(前川昌也君) 村井孝彦君              〔6番(村井孝彦君)登壇〕 ◆6番(村井孝彦君) 一つ御理解していただきたいのは、この10月末の総合戦略に間に合わせると、そんな話じゃない。5年間、総合戦略というのはこれから実施されると。時間的にも、急げばいいんだけども、余裕はあります。今非常に難しいところ、しゅんせつの関係、接岸の設備の関係等々ありますが、それらの費用とこのRO-RO船を入れたときの坂出の物流拠点、要衝としての価値観をよく比較をして判断をしていただきたいと思います。 場所は、コスモ跡はどのようになるんだろうかとか、まだ残ってる用地もあるし、私は、しゅんせつというのは非常にお金がかかるという点はよく知っておりますけども、場所の選定だとかそういう面についてはこれからの研究だと思っておりますし、関係企業との連携だと思ってます。ぜひとも努力をして、坂出に全国から物が集まってくる、そして坂出に四国の大半のものが集まってきて、それができれば日本の各地に行く、そういう、大きなことを言ったら笑われる、もう笑ってますけどね、それが私はRO-RO船の価値だと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 そこで、もう再質は終わらせていただきまして、最後に、私は、もったいないという言葉があります、まさに今の坂出市の現状ではないかと。持ち得る財産、持ち得る能力、潜在能力と言ってもいいかもしれません。こういう最も大きな能力を生かし切れないじれったさは、私だけじゃなくて多くの市民の人たちが感じていると思います。RO-RO船の件は一例として、本市の将来をかけたまちづくりの基本構想、人口ビジョン、総合戦略、グランドデザイン、本当に頭に汗をかいて英知を結集をして、物流、交流の要衝、新エネルギータウン、そして最後は、これは理事者の皆さんも議員の皆さんにもお願いしたいことなんだけども、やっぱり若者が選択して住んでもらえる町、若者が選ぶ町、そういう町への再生をこれから我々は目指して頑張っていこうではないかということを提言をして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(前川昌也君) 次、4番鳥飼年幸君の質問を許します。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 4番 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) おはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、9月定例会におきまして市民グループ未来の会の一員として一般質問をさせていただきます。といいましても、議員4カ月の新人議員でございます。私鳥飼は、坂出を笑顔あふれる町に、また子供に託せるまちづくりに一生懸命取り組んでいく所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。 それでは、まず初めに公共交通についてお伺いいたします。 本市は、循環バスやデマンド型乗り合いタクシーの導入や交通事業者への財政支援を行うことで交通弱者への支援や公共交通の活性化に取り組んでおられますが、そこで現在の公共交通の利用状況をお聞きいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(前川昌也君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 議長─市民生活部長 ○議長(前川昌也君) 市民生活部長 平田敏夫君              〔市民生活部長(平田敏夫君)登壇〕 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 4番鳥飼議員の公共交通についての御質問のうち、公共交通の利用状況についてお答えいたします。 本市の地域公共交通については、平成23年3月に策定された坂出市地域公共交通総合連携計画に基づき取り組んできたところであり、同年10月以降、市内3地区でのデマンド型乗り合いタクシーの運行、また青海地区へのバス路線の延伸、さらには市街地における通院、通学、買い物等に便利な循環バスの運行開始により、計画の中で位置づけられておりました交通空白地域が解消され、今では地域の足として利用されていることは御承知のとおりでございます。 そこで、利用状況についてですが、昨年10月から本年8月までの11カ月間の実績で申し上げます。 まず、デマンド型乗り合いタクシーでは、平成26年10月より2つの運行区域を統合した府中、西庄地区の利用人数は2,333人、利用日1日当たりに直しますと10.6人、加茂、神谷、林田の一部地区の利用人数は925人、利用日1日当たりでは4.6人、川津地区の利用人数は161人、利用日1日当たりでは2.1人となっております。次に、東西2ルート化した坂出市循環バスの利用人数ですが、東ルートは2万2,523人、1日当たり67.2人、1便当たりでは3.7人、西ルートは1万6,608人、1日当たり49.6人、1便当たりでは2.8人となっております。また、市営バス瀬居線の人数は9,747人、1日当たりでは29.1人となっております。このように、各地区における利用状況には大きな開きがありますが、利用者が少ない公共交通についてはさまざまな機会を捉えてさらなる広報活動に努めるとともに、坂出市地域公共交通活性化協議会や市民の皆様から御意見をいただきながら潜在的ニーズの掘り起こしや利用促進に向けて取り組んでまいります。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) ありがとうございました。 次に、乗車料金ですが、循環バスは100円、市営バスは坂出駅から瀬居町竹浦までが490円、路線バスは坂出駅から王越までが770円、坂出駅から青海町までが500円、坂出から櫃石までが590円、そしてデマンド型乗り合いタクシーは300円でございますが、この料金をどのように思われますか、よろしくお願いいたします。 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 議長─市民生活部長 ○議長(前川昌也君) 市民生活部長              〔市民生活部長(平田敏夫君)登壇〕 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 乗車料金についてお答えいたします。 市内公共交通の料金については、循環バスやデマンド型乗り合いタクシー等の運賃は坂出市地域公共交通活性化協議会で協議し決定されます。また、市営バス瀬居線については市が独自で運賃を設定しております。なお、路線バスの島田・岡田線や王越線、瀬戸大橋線等については、運行業者の琴参バスが運輸局へ申請する距離制認可運賃となっております。市といたしましては、少しでもこの料金格差を是正し、利用料金の不公平感を解消するとともに、路線バスの潜在利用者の掘り起こし等、路線バスの利用促進につなげるため、平成26年度より琴参バス発行の坂出市地域割引回数券を購入し、路線バスの利用料金がデマンド型乗り合いタクシーの利用料金300円を超える地域の住民の方々に配布しております。その配布状況については、100円券が11枚つづられている割引回数券を昨年度は瀬居、沙弥地区と高屋、青海、大屋冨地区へは1世帯当たり1冊、与島、岩黒、櫃石地区と王越地区へは1世帯当たり2冊を自治会経由で配布いたしました。この回数券は、1乗車につき100円券を2枚まで使用可能となっており、各地区とも割引回数券を使って路線バスを積極的に御利用いただいてることも確認できました。そういうことで、今年度については、昨年度配布した地区へは配布冊数をさらに1冊ずつふやし、新たに路線バス沿線の林田、川津の一部地区へも1世帯当たり1冊配布したところでございます。今後におきましても、市民の暮らしを支える公共交通として利用促進につながる適正な料金について研究してまいりたいと存じます。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) ありがとうございました。 料金体系につきましては十分理解いたしましたが、瀬居町、青海町、櫃石の方々、やはり自家用車がない方は路線バスを利用して中心部へ来なければなりません。恐らく今往復で1回1,000円以上負担がかかっておると思われます。ぜひ今後も坂出市の公共交通がさらに充実していきますよう御検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、循環バスの停留所の移設に関することですが、市立病院東面、県道19号線沿いの薬局前に循環バスの停留所がありますが、市民から病院敷地内のロータリーに移設してほしいとの要望がありましたので所管課に話を聞きますと、既に実現の可能性について現地において検証されておるとのことで、現時点での実現は不可能である旨について何点か把握はいたしましたが、今後の方針についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 議長─市民生活部長 ○議長(前川昌也君) 市民生活部長              〔市民生活部長(平田敏夫君)登壇〕 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 循環バス停留所の移設についてお答えいたします。 市立病院敷地内のロータリーへのバス停留所移設については、市立病院の移転前に環境交通課や病院事務局、さらには病院東面、県道19号線の道路管理者である中讃土木事務所、坂出警察署、運行事業者である琴参バス株式会社の間で協議を行うとともに、現地での琴参バスによる試験運行も行い、検討を重ねてまいりました。 その中で、病院東面にある県道19号線の道路幅員が一番大きな問題でございました。具体的に申し上げますと、この県道については当該箇所が片側1車線の対面通行となっていることから、病院東出口から北へ左折した際に、現在運行している低床型ノンステップタイプの車両ではホイルベースが長いため、右前輪タイヤの回転軌道が反対車線まではみ出し、衝突等のおそれがあることなど、交通安全面でリスクが大きくなるということでございます。また、新病院開院後の敷地内ロータリーは、タクシーやリフトつき介護車両などが停車している時間帯が多く、仮にバスが乗り入れた場合でも運行時間に大きな支障を来すおそれもあることなど、運行面、交通安全面、ともに現状では病院敷地内へのバス停留所の移設は困難な状況にあります。しかしながら、現在県道19号線については、鉄道高架下の交差点から県道33号線まで道路拡幅のための用地買収が進んでおり、将来片側2車線に拡幅された際には移設について再度関係機関と協議してまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) 御答弁ありがとうございました。 病院には、やはり体調を崩された方、お年寄りが数多く来られます。体調の悪い中、特に雨降りなんかは傘を差して停留所で待っておる姿をお見かけします。市立病院の敷地内であれば、通路用の屋根やベンチがございます。ぜひ早急な対応をお願いいたしまして、公共交通について質問を終わりたいと思います。 次に、谷町消防屯所東側の道路拡幅についてでございます。 新しい谷町消防屯所の前面道路東側の局部的に狭い箇所について、これまでの経緯、また拡幅についてのお考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(前川昌也君) 建設経済部長 松井基泰君              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 道路拡幅整備についての谷町消防屯所東側の道路拡幅の御質問にお答えいたします。 平成22年12月に新しく建設されました谷町消防屯所前面の道路は、市道南寮横津川線であり、谷町2丁目内の道路で、延長250メートル、幅員約5メートルで計画されている道路でございます。谷町消防屯所東側の狭隘な箇所においては、拡幅に向けてたび重なる協議を行ったところでございますが、御理解が得られず、現在に至っております。 道路整備は、地元自治会や地権者等関係者の御理解、御協力が必要不可欠であることから、今後も引き続き交渉を重ねてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) ありがとうございました。 現在の道路の拡幅等々が難しい状況はよくわかりましたが、緊急時等の消防活動を支障なく行うために、そして市民が安全で安心して暮らせるまちづくりのために何かよい方法を今後も研究をしていただければと思います。どうかよろしくお願いいたします。 次に、人工土地総合再生基本計画についてでありますが、基本設計業務を平成27年3月に契約して半年が経過いたしましたが、現在の状況と今後のスケジュールについてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(前川昌也君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 人工土地総合再生基本計画について、今後のスケジュールの御質問にお答えいたします。 人工土地総合再生基本設計業務の現在の状況としましては、人工土地の地質調査等を行い、調査地点における地震波を作成しており、また構造計算に必要な建物調査等を実施し、その結果を踏まえ、分析等を行い、耐震補強計画の検討を行っております。さらに、中心市街地の活性化を目的に、既存施設の再編など空間利用計画の検討も行っておりまして、基本設計の提案に向けて現在作業中でございます。また、権利者所有部分の現況把握調査等にあわせて区分所有法上の検討なども行っているところでございます。 今後のスケジュールにつきましては、現在作業中であります耐震補強計画、空間利用計画等を基本設計に係る提案として地権者、入居者の方々へ説明を行い、御意見等を伺いながら調整を重ね、当該事業の提案について合意形成を図る考えでありますが、権利関係が複雑であるなど、さまざまな課題や問題点があり、かなりの期間を要することが予想されます。また、この意見調整等を経て得られた耐震補強計画に基づきまして補強設計に係る構造計算書を作成し、当該構造計算が適切であることの評価を得るため、第三者機関の構造評定を受ける予定でございます。さらに、当該事業に係る年次計画を作成いたしまして、議会の御意見もいただく中で基本設計として取りまとめる予定でございますが、年度内においては厳しい状況でございます。 以上でございます。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) 御答弁ありがとうございました。 人工土地のお話をさせていただいたのは、私が京町で生まれ58年、人工土地とともに歩んできた経緯がございます。私は58歳なんですが、人工土地は50歳近くでございまして、本当に私が小さいときには大きなものができたなあ、すごいなあ、そういったところを毎日眺めておりました。そして、現在では、人工土地の持つ歴史的建築遺産としての価値の再評価が行われ、人工土地を坂出の活性化拠点とすべく検討がされてきました。その中で新たな施策として、1、憩いの場としての環境、2、つながりと安心感が得られる環境、3、自然とにぎわいが生まれる環境、4、開けた空間と駐車場、駐輪環境の整備、5、広報活動の5つの項目が求められ、市長の思いもあって人工土地総合再生基本計画が作成されました。ぜひともその思いを実現していただき、坂出の中心地の核となるよう期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問に入ります前に、きょうの四国新聞の朝刊を見られましたでしょうか。ここでお名前はだめと言われましたので、名前は伏せておきますが、御夫妻がラジオ体操365日皆勤賞の記事が掲載されておりました。本当にきょう、まさに10日、私自身うれしいなあと、感謝とうれしさとでいっぱいでございます。ありがとうございました。 それでは、ラジオ体操についてお伺いいたします。 本市は、7月1日直近の日曜日をラジオ体操の日と定めて、先般第3回ラジオ体操大会がとり行われ、また7月20日からは市民広場においてラジオ体操がスタートして1年過ぎましたが、これまでの取り組みをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(前川昌也君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) ラジオ体操の普及についてのうち、これまでの取り組みについての御質問にお答えいたします。 施政方針でも申し上げておりますが、いつでもどこでも誰でも手軽にできるラジオ体操を通じて市民の健康増進や地域間、世代間交流の推進に努めているところでございます。これまでの主な事業といたしましては、まず平成24年7月1日に市制施行70周年記念事業としてNHKの特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会を約900名の参加により市立体育館で開催いたしました。この行事を一過性のイベントとして終わらせるのでなく、翌年の平成25年度からは7月1日直近の日曜日を坂出市ラジオ体操の日に制定し、ラジオ体操大会及びラジオ体操講習会を開催してまいりました。平成26年度からは地区巡回として、その初回を王越地区で、また本年度は東部地区において開催いたしたところでございます。 次に、昨年7月、駅前市民広場にNHKラジオ体操放送が毎朝自動で流れる全国的にも非常に珍しいラジオ体操広場を設置いたしました。このラジオ体操広場は、多いときで100名以上の方が毎朝元気よくラジオ体操をされ、本年7月には開設以来1年を通して皆勤を達成された方も1名誕生いたしました。議員が御指摘のとおりの新聞に載られた方でございます。私も、この広場には随分参加をいたしましたが、体調不良と出張等もございまして最近少し参加をしておりませんが、私も少しダイエットになって非常に健康にもすばらしいと思ってるところでございます。さらに、駅前市民広場に続いて本年7月12日には、西部、中央地区合同の坂出小学校で、また7月18日には林田地区の総社神社で、この2カ所でラジオ体操広場が開設をされ、いずれの広場でも毎朝数十名の方がラジオ体操を通じての健康づくり、参加者間での交流をされてるようでございます。また、平成25年の秋には、ラジオ体操の普及推進を目的として、スポーツ推進委員を中心に宇多津町で開催されたラジオ体操指導者講習会に参加をし、公認指導者、指導員数名と県内でも初となる2級指導士が1名認定をされました。スポーツ推進委員の方々には、ラジオ体操広場で参加者のお手本として前に出て体操するなど、ラジオ体操事業を中心的に支えていただいており、非常に感謝をいたしております。続いて、平成25年7月より、本庁舎等において来庁の市民及び職員を対象とした始業前のラジオ体操放送を始めて、現在も継続して実施をしております。このほか、職場や地域でラジオ体操をされたい方にラジオ体操のCDの貸し出しを行ったり、スポーツ行事等の準備運動としてラジオ体操を取り入れたりするなど、できるだけ多くの方にラジオ体操に触れてもらえるような機会をつくるとともに、皆様がラジオ体操を継続的に行えるような環境づくりを整えながらラジオ体操を通じた市民の健康増進に努めてまいるところでございます。 以上です。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) 市長ありがとうございました。 東部地区でスタートいたしまして、今現在は林田、坂出小学校の西部、中央ということで、本当に多くの方が参加しておられるようですが、これをもっともっと坂出市内一円に広げる取り組みについて何かございましたらお話し願えたらと思うんですが、よろしいでしょうか。お願いいたします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(前川昌也君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) さらなる普及に向けた取り組みについて御質問にお答えいたします。 ラジオ体操広場以外の地域での実施状況につきましては、ラジオ体操広場、またそれをやる以前に実地調査をいたしました。夏休み期間中に市内約80カ所において実施されていることから、今後も地域のラジオ体操普及の拠点となるよう、その80カ所に新たなラジオ体操広場の設置を行っていきたい。場所等の問題、近隣の騒音とか、例えば広場の大きさですね、そういったものも勘案する中で設置を考えていきたいと思ってます。ラジオ体操大会及びラジオ体操講習会を地区巡回で開催することによって、今、議員のおっしゃったような御理解を深めていただく機会を数多く取り入れてまいりたいと思います。これまでの取り組みを引き続いて実施していきたいと思います。また、各スポーツ競技団体や各地区体育会等により組織される市体育協会においても、ラジオ体操大会における記念品の提供をいただいたりとか、来月10月12日の体育の日には坂出市民健康づくりの日としてラジオ体操講習会を開催する予定でございます。ラジオ体操普及の取り組みが体育協会のほうでもなされてるところでございます。今後も、市体育協会、スポーツ推進委員、また市がともに連携をいたしまして、より多くの市民が継続的にラジオ体操を行える環境づくりと市民の健康づくりのみならず、また最近では人との輪、また人の確認等も含めておりますので、非常に有益な事業だと思ってますので、まさに市民参加、市民共働で進めてまいりたいと思います。 以上です。 ◆4番(鳥飼年幸君) 議長─4番 ○議長(前川昌也君) 鳥飼年幸君              〔4番(鳥飼年幸君)登壇〕 ◆4番(鳥飼年幸君) ありがとうございました。 私は、市長がラジオ体操に力を注ぐ意味が、1年を経過した今、理解できたように思います。それは、昔から早起きは三文の徳と言います。辞書で調べますと、朝早く起きれば、健康にもよいし、それだけ仕事や勉強がはかどったりするので、得をすると書かれております。また、運動を楽しむための能力の育成や心身の健康づくりに目を向けた総合的な取り組みが求められていますが、まずは子供たちが活動的な生活習慣を身につけることが必要だと思っております。現代の子供の体力や運動能力の低下は、あすの日本を担う次世代の活力にもつながることであり、しっかりと目を向けて取り組んでいかなければなりません。ラジオ体操は、健康の維持、増進はもちろんのことではありますが、子供からお年寄りまで世代間の交流が図れるラジオ体操のさらなる普及に向けた取り組みをお願いいたしますとともに、市長におかれましては市民共働、ともに働く、行動する新しい関係を築いていこうとおっしゃっておられます。本当にそうだと思います。私も、一生懸命働かせていただき、「傍が楽になった」と言われますよう努力していきたいと存じます。本当にありがとうございました。 これで質問を終わります。 ○議長(前川昌也君) 次、7番斉藤義明君の質問を許します。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 7番 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 午後からだと思ってちょっとのんびりしとったんですけど、午前に入りました。 では、早速質問に入ります。 私自身、非常に気になっていました坂出市まちづくり基本構想の策定に関しまして、2名の市民公募を含めて20名の委員で構成する審議会が7月22日に開催されました。そして、人口ビジョン及び地方版総合戦略の策定に関しましては、その審議会の中に分科会を置いて審議するということが8月4日に市のホームページに掲載されていました。また、まちづくり基本構想の作成に向けた市民アンケートは、前もって昨年12月に実施されております。市民アンケートの結果の一部につきましては、6月議会で出田議員が質問し、総務部長から回答を得ていましたが、アンケートの設問及び市民の回答の全容並びに満足度と重要度の相関図などもホームページに載っていましたので、議事録とともにしっかりと読ませていただきました。まちづくり基本構想における市長の決意、将来像につきましては、昨日出田議員が質問いたしましたので、私は具体的な取り組み、課題などについて質問をいたします。 そこで、最初にお聞きしますが、審議会及び分科会の開催について7月22日以降、既に何回か開催されているのでしょうか。昨日の答弁で8月25日に分科会を開催したというふうになっておりましたが、今後の開催の予定についてもお示しください。特に、人口ビジョン及び地方版総合戦略は、市長の主催する基本構想委員会でまとめて、それを審議会に諮って、10月末には国に報告するということになっておりますので、分科会のスケジュールは非常にタイト、急がなければならないと思うわけですが、そういった点も踏まえてお尋ねいたします。 ○議長(前川昌也君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長 好井和彰君              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 7番斉藤議員の「まちづくり基本構想」と「人口ビジョン及び地方版総合戦略」についてのうち、審議会、分科会の開催の御質問にお答えいたします。 まず、これまでの開催状況につきましては、昨日15番松成議員に御答弁を申し上げたとおりでございます。御理解を賜りたいと存じます。 今後の開催予定でございますが、人口ビジョン及び地方版総合戦略につきましては、今月中にも第2回の分科会を開催いたしまして、第1回分科会での指摘内容をもとに修正を加えました素案を御審議をいただいた後、庁内組織でもあります委員会にて検討し、さらに審議会におきましても改めて御審議をいただいた上で10月末までの策定につなげてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) しっかりとした審議をよろしくお願いしたいと思います。 次に、アンケートは市の最上位の方針である基本構想を作成するための重要な参考資料であり、市民の声として貴重な情報であります。そういった情報の共有や市民に対するスピードを持った対応は、市長の言うさらなる市民参加、市民共働によるまちづくりに欠かせないものと思います。 そこで、お尋ねしますが、アンケートの回答は昨年の12月末には届いているわけですから、アンケートの公表などは8月4日よりも早く、全容が分析できた段階で速やかに市民に公表し、市民と行政が、また我々議員も同じ情報を共有することが大事であると考えますが、出田議員の6月の質問もその点を突いていたと思います。その点についていかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) アンケートの公表に関する御質問にお答えします。 市政運営におきまして議会と行政が車の両輪となって推進することが重要であり、また市民と行政との共働関係を構築していく上でも、情報の共有が重要であることにつきましては十分に認識いたしておるところでございます。なお、当該アンケート結果の報告書につきましては、記載内容の構成など、時間を要したところでございまして、事前の公表とはならず、審議会の会議録の公表に合わせて、その際の配付資料という形で掲載いたしたものでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 事情は何かあるかもわかりませんけども、今後速やかな情報の公開というのをお願いしたいというふうに思います。 アンケートに関しまして、私は非常に興味深く読ませていただきました。私自身これからの議員活動に本当に参考になる資料だと思いますし、できましたら、それを参考にしながら、もっと研究して政策提言にまでつなげていければというふうに思っております。後ほどアンケートにつきましては質問させていただきます。 まちづくり基本構想審議会の議事録を見ますと、委員の方々からなかなか活発な意見が出されていたように思います。しかしながら、委員の方々が議論したたたき台の資料がホームページに載っていないのはどうしてでしょうか。本来それも載せるべきであり、それを見て初めて委員の方の意見がこういうこと言ってたんだなということが理解できると思います。いかがでしょうか。それから、審議会の終了後に審議会で出された資料をできましたら議員にもいただきたいというふうに思うわけですけども、いかがでしょうか。お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 審議会の資料に関する御質問でございます。 審議会への議論のたたき台となります資料、つまり今回の場合ですと策定方針案の資料ということになろうかと存じますが、県内他市の状況を見ますと、いずれの市におきましても本年10月までの策定予定ということで、前倒しになった関係上、非常に厳しい日程のためか、ホームページで資料を公開している市もございますが、全く公表しておらない市もあるようでございます。本市の対応につきましては、第1回坂出市まちづくり基本構想審議会が開催されました本年7月22日の時点では策定方針案がまだまだ初期の案の段階でございまして、審議会及びその後の分科会での議論を経まして基本目標等の柱となる内容自体が大きく変更される可能性もございましたことから、県内他市の状況も勘案した上で公開を差し控えさせていただいたものでございます。なお、その後、第1回の分科会に提示いたしました人口ビジョン及び総合戦略の骨子案につきましては、分科会の議論を踏まえ大幅に見直すこととなっておりますが、当日の会議録と合わせまして市のホームページで公開することといたしたところでございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 市のホームページに載せるということは、市民に知っていただくということであって、それは他市の動向がどうこういうことは関係ないというふうに私は考えます。やっぱりつくる側の論理よりも見る側の立場ということを考えてホームページには出すべきだと、これが顧客満足度につながっていくわけではないか、そう思います。今回私この質問するに当たって、レクチャー受けたときにはなかったんですけど、分科会の議事録が出ておりました、いろんな資料が、すばらしい資料だなと。そうであれば、もういただく必要ないんですけども、私の質問にあわせてホームページに載っけてくれたのかなというふうに思った次第でございます。ありがとうございました。 そして、この審議会は、市民が望む将来の坂出市のあるべき姿、市政の最上位の方針を決めていこうとしています。また、分科会では、喫緊の問題である人口減少に歯どめをかけるための坂出創生という重要なテーマに取り組んでいます。そうであれば、市長の望むさらなる市民参加、市民共働のまちづくりの精神からいって、今後開催される審議会及び分科会においては市民が希望すれば傍聴できるようにしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 審議会等の公開の御質問にお答えいたします。 この審議会等につきましては、市民公募委員の参画を初め、市内各種団体の代表者や学識経験者の皆様方に御出席をいただき、自由闊達な議論をお願いいたしてるところでございます。傍聴につきましては、坂出市まちづくり基本構想の策定に関する条例及び条例施行規則におきまして特に規定を設けておりませんが、非公開が原則であるというふうには考えてございません。開催につきましては、記者クラブへの情報提供を行いまして、会議当日のメディアによる取材もいただいているところでございますので、傍聴につきましても、必要に応じまして会議の運営に支障のない範囲において審議会の中でお諮りした上で適宜対応してまいりたいと考えております。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) ぜひお願いしたいと思います。そんなに多くの人が傍聴に来るということはありませんけども、来る人は拒まずで、聞いていただければいいというふうに思いますので、ぜひ善処していただきたいというふうに思います。 そして、最近県内他市町の人口減少対策、出生率の上昇など各種施策が新聞に報道されています。それを見ますと、どこもその自治体独自のものをつくってほしいという意見が出ているようです。本市も、交通の結節点、重要港湾、教育、医療施設の充実などの優位性を生かして坂出らしい政策を期待したいと思います。そしてまた、現実問題として、観光、交通、防災及び雇用などについては、本市独自というよりも近隣の市町など、広域で連携、協力して進めていくほうが相乗効果が出るのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 近隣の他市町との協力について御答弁申し上げます。 総合戦略の策定につきましては、各自治体において地域の特色や地域資源を生かした取り組みが求められるという点におきまして、ある意味自治体間の競争でもあるというふうに認識をいたしております。その一方で、瀬戸内国際芸術祭など既に広域で取り組んでおります事業も多々ございまして、相乗効果により本市の活性化に大きく寄与いたしてるところでもございます。したがいまして、本市の特色や地域資源を生かした取り組みを第一に考えつつも、観光など相乗効果が期待できる分野におきましては広域での連携、協力等も視野に入れた上で策定作業を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
    ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) そういうふうに連携ということを考えますと、この10月までにはちょっと時間的には無理があると思うんですよ。だから、その点はもう仕方ないというふうに感じますけども、5年間続くわけですから、それぞれ試行錯誤の中でいい方向に今後ともやっていただきたいと、そうお願いしておきます。 次に、人口ビジョンを作成するに当たって理解しておかなければならないことは、日本創成会議及び国立社会保障・人口問題研究所が公表しています将来の人口推計において県内の8市9町のうち宇多津町だけが人口がふえているということです。ちなみに、宇多津町の人口は、2010年に約1万8,400人、そして30年後の2040年は約2万人と推計され、1,600人、8.5%増となっています。一方、我が坂出は、2010年には約5万5,600人いましたが、2040年には約4万人と30年間で約1万5,600人で、何と28%も減少すると推計されています。では、なぜ県内で宇多津町だけが人口がふえていくのか、その主な要因は何なのか、坂出市との違いは何なのかを知っておく必要があると思うのですが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) なぜ県内で宇多津町だけが人口がふえる結果となっているのかといった趣旨の御質問でございました。 今回の人口ビジョン策定におけます将来人口の推計に当たっての基礎となっておりますのは、平成25年3月に示されました国立社会保障・人口問題研究所による推計値、いわゆる社人研推計でございます。この社人研推計の前提といたしましては、平成22年当時の年齢別人口構成をベースといたしまして、出生、死亡、いわゆる自然増減につきましては平成22年の傾向が継続すると、特に出生率につきましては現状の傾向が継続するということを前提といたしまして、一方転入、転出、社会増減につきましては平成17年から22年の準移動率が平成27年から同32年にかけまして0.5倍に幅が縮小いたしまして、その後は一定とするというような前提で計算がなされております。県内各市町の年齢別の人口構成、いわゆる人口ピラミッドを見ますと、宇多津町以外の各市町におきましては男女とも昭和22年から24年生まれのいわゆる第1次ベビーブーム世代を含みます60歳代半ばが最も多く、次いで昭和46年から49年生まれの第2次ベビーブーム世代を含みます40歳前後が多くなっております。この2つの階層を中心とした膨らみを持ちますひょうたん形の形態であるのに対しまして、宇多津町におきましては60歳代半ばの世代よりも30歳前後から40歳前後のいわゆる子育て世代が最も多い階層となっておりまして、他の市町とは全く異なる人口ピラミッドを示しております。さらに、このような年齢別人口構成の状況とも関連をいたしておりますが、合計特殊出生率、これは平成20年から24年の数値でございます、これにつきましても1.72ということで、県下で最も高い数値となっております。ちなみに、坂出市が1.43、香川県全体が1.56という数値でございます。したがいまして、こうした状況が継続するということを前提といたしました社人研推計におきましては、宇多津町のみ人口が増加するといった推計になったものと考えてございます。 御質問で坂出市との違いは何かということでございましたが、先ほども申し上げましたとおり、65歳以下の生産年齢人口割合、また子育て世代の人口割合とそれらに伴います年少人口割合、また合計特殊出生率などにつきまして大きく異なっている状況でございます。なお、総合戦略の策定に当たりましては、本市との人口移動に密接に関係いたしております近隣市町の状況なども分析する中で策定作業を進めてまいることといたしております。 以上でございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) なかなか難しい問題でして、年齢構成の差がひょうたん形と子育て世代の非常に多いところという形で違う、これはもう現象だけの差であって、なぜ違ったかというところが本質論に入るわけです。ただ、そこのところを突けば、今この二、三年の話、数年の話で考えても、なかなか解決しないと思いますわ。私は、瀬戸大橋がついた昭和63年ぐらい、そのぐらいからのまちづくりの構想が違ってきてあんなふうになってんじゃないかなと。だから、ちょっとすぐにわかりませんけども、そういったところは追求して、本質的にどこが違うか、それをどう直していけば坂出市もそうなるかということはぜひ考えていただきたいなというふうに思います。 それで、宇多津町は、人口ビジョンの骨子には2060年にも2万人を確保すると打ち出していますが、本市は2060年の人口目標を何人に置いているのでしょうか。総務部長じゃなくて市長のお考えをお伺いいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 2060年の人口目標の御質問でございます。 これにつきましては、昨日15番松成議員に御答弁を申し上げたとおりでございまして、現在分科会で示されました御意見も踏まえまして、本市の目指すべき目標数値につきましての検討作業も進めてるところでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 私も分科会の資料、ホームページで見させていただきました。このまま放っとくと、2060年が3万人、それで特殊出生率を変えていくと3万5,000人、それから社会増減をプラス・マイナス・ゼロにしていけば3万8,000人と出ていました。そういう形で出て、分科会の先生、高塚教授ですか、は、社会増プラスを目指すという形でありましたね。それであれば、2040年ぐらいに4万人ぐらいにするのかなという感じはするわけですけど、だけど市長の思いはどうなんですかね。60年にはどのぐらいはやっぱり欲しいなと、もちろん60年には我々、皆さんいらっしゃいませんけども、そういう思いについてお伺いいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 2060年の人口目標の設定についての再度の御質問でございます。 これにつきましては、分科会の中でも審議をされておりますが、単なる推計値とは別に、それよりもう一つ上の目標値を設定するということになれば、こういう施策のもとに何人を目指すんだというような検討も必要でございますので、分科会での審議を通してさらに研究してまいりたいと考えております。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) わかりました。 次に、アンケートの設問についてお尋ねいたします。 設問につきましては、事務局とコンサルタントでつくったと思いますが、これは私の個人的な考え方かもしれませんが、設問の一つににぎわいの創出を加えていただきたかったと思います。市長が得意としてる分野だと思いますし、一昨年度から市民のすばらしいアイデア、企画に対して予算をつけて実施しています。市民共働のまちづくりという意味からも、他の市町にない事業で、もっと進めていくことが坂出創生につながると思います。なぜ設問の項目になかったのでしょうか。お伺いいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) まちづくり基本構想の策定に向けました市民アンケート調査についてのうち、アンケートの設問についての御質問でございます。 市民アンケートにつきましては、他市の事例も参考にしつつ、本市のこれまでの施策、取り組みに対する市民の評価から本市の重要課題や強み、弱みを把握いたしまして、その結果を踏まえ、これからの10年間における戦略のテーマ、戦略づくりに向けた施策展開へと生かすとともに、地方創生に関連して今後坂出市に住み続けたいと感じているかなど居住意向も把握し、対応策を含め今後の戦略検討につなげていくことを目的として実施をいたしたものでございます。設問の項目につきましては、市民の皆様方に御意見をお聞きいたしたい項目は多くございましたが、御回答いただく方の負担も考慮する中で、ある程度の数に項目を絞り込む必要もあったということで、今回実施いたしました項目になったものでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) じゃあ、その点はわかったということにして、それからもう一つ、婚活の推進も設問に入れてほしかった項目です。もちろん子育て支援は、人口増対策として重要な項目ですから、設問には入っていました。結婚、出産、子育てと一貫した支援が必要なことは明白です。長期人口ビジョンで2060年の目標人口数や出生率の向上には、結婚が前提になるわけです。結婚できるための出会いが必要なことは、衆目の認めるところであります。婚活の支援、推進は、行政として非常に重要な事業だと私は思っています。政府は、2060年においても1億人をキープするために出生率を2.07に上げたいと言ってます。結婚する人がふえなければ出生率の目標を立てても、当然のことですが、人口の絶対数はふえません。市も、婚活の事業を商工会議所の青年部に任せっきりにするのではなく、積極的に協力体制をとるべきだと思います。県内他市町も、行政がいろんな取り組みを実施しています。なぜ婚活が設問に入らなかったのでしょうか。また、婚活推進に対して市の姿勢は消極的にしか見えませんが、市長のお考えをお尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 婚活支援が設問に入らなかった理由につきましては、先ほどの質問内容に御答弁申し上げたとおりでございます。御理解を賜りたいと存じます。 なお、本市の婚活支援策といたしましては、にぎわい創出事業補助金を活用いたしまして坂出商工会議所青年部の主催によりますさかいで婚活プロジェクトに対し、平成25年度に30万円、昨年度に32万6,700円を助成をしてまいったところであります。同プロジェクトで開催されました婚活イベントでは、平成25年度は26組、また昨年度は18組と、それぞれ多数のカップルが誕生いたしておりまして、非常に好評を博しているものと伺っております。 そこで、今年度におきましては、独身男女の出会いの場を積極的に創出しておられます坂出商工会議所青年部の婚活事業に対しまして継続的な支援を行うために婚活支援事業補助金制度を新設をいたしまして、50万円の補助金を計上いたしておるところでございます。また、当該事業の執行に際しましては、さらなる成果に結びつけるため、事業計画等の内容につきましても事業者の方と協議をするなど、より一層少子化の要因の一つでございます晩婚化、未婚化の拡大を防ぎ、本市への定住促進と人口増加に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 何か私には金だけ出してやっとんだというな感じがして、どうも消極的にしか見えないというふうに思うわけです。きょう、ニュースで丸亀市の取り組みがありましたね。4つやると、スポーツ婚いうんか、スポーツの好きな人の集まり、ほんで祭りの婚と書いて祭婚、これはまさに再婚を対象にすると、庭婚、50歳以上のとこ、そんなことでいろんな形で、いい形でやってるなというふうに私は思いました。 次に移ります。 次に、設問20の市民の意見がどのような形で反映されているかという回答の中で、出前市役所と回答した人の割合が相対的に低い結果となっています。綾市長は、再選後、出前市役所の取り組みに力を入れていきたいと言われていた割には、市民の理解がまだ低いように思います。先月、私は地元の老人会の寿喜大学で市政報告をいたしました。そのときにアンケートと同じ質問をいたしました。そのとき、ある人が出前市役所とは何ですかというふうに聞かれました。そこで私は、御存じの方いらっしゃいますかと尋ねますと、60人余りの方が誰ひとりと知らないということです。出前市役所の開催状況は今どのようになっているのか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 出前市役所の開催状況についての御質問にお答え申し上げます。 平成26年度、昨年度の開催状況につきましては、各地区合わせまして36回となっております。また本年度、平成27年度は、8月末までの段階で12地区合わせまして23回の開催となっておりまして、平均いたしますと、1地区当たりで申し上げますと、この半年弱の間で平均2回というような状況でございます。なお、これ以外にも、各地域の行事等に自主的に担当者が参加しているような地区もございまして、それぞれ地域が主体となりましたまちづくりを側面から支援するため、各地域の方と親睦、親交を深めまして、常日ごろから意思疎通に努めているところでございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) ことしに入ってこんなにやってるとは、私も知りませんでした。地元でやってる出前市役所も私知りませんでしたし、23回、これ非常によくやってくれてるなというに思います。それであれば、もっともっと市民の方が知ったほうがええなと、もっと理解に努めないかんのじゃないかなというふうな気がいたします。ありがとうございました。 そして、次はちょっと遺憾に思ったことなんですけども、設問18の市の情報を主にどのような手段で入手していますかという質問の回答事項に、なぜか議会、議員が入っていません。また、設問19で市民の意見が市政に反映されていると思いますかという質問に対して、その回答をよく反映されている、ある程度反映されていると答えた人に設問20でどのような形で反映していると思いますかと、次の中から選んでくださいということで、目安箱、市長サロン、市長ミーティング、出前市役所、パブリックコメント、自治会、職員、市役所窓口、その他となっていました。なぜか市長に関する項目が多い、これは当たり前のことでいいんですけども、議会が入っていないのはなぜなんでしょうか。議会だよりを発行していますし、議会報告会もやっています。また、地域の老人大学等で議員による市政報告会もやっているわけです。地元の住民の方と直接懇談会で意見交換をしますし、そういったことを通していろんな情報をいただき、一般質問もしているわけです。市長と議会は市政運営の両輪と言われているわけですから、議会、議員をその他扱いではなくて一つの項目として取り上げていただきたかったと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 市民アンケートの一部の回答項目になぜ議会、あるいは議員が入っていないのかといった御質問でございます。 先ほど御答弁申し上げましたとおり、市政運営におきまして議会と行政が車の両輪となって推進することの重要性につきましては、十分に認識もいたしているところでございます。今回アンケートの回答項目に議会、議員が入っていない理由につきまして、この市民アンケートにつきましては市民の皆様からの行政に対する御批判も含めました意見をお伺いし、今後行政としてどのようにしていくべきかということを検討する観点から質問項目を設定したものでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) いや、趣旨よくわかりました、そういう意味であれば。しかし、それでもあまり議会、議員に遠慮せんと項目入れてくださいよ。どういう結果が出るか私も楽しみですわ。我々も反省するとこは反省せないかんというふうに思いますので、ぜひ、もし機会があれば項目として入れていただければというふうに思います。 それで、アンケートの回答に対する分析ですけども、坂出市に愛着を感じますかという問いに感じると回答した人が773人で52.3%、そしてこれからも坂出市に住みたいですかという問いでは、ずっと暮らしたいと回答した人が959人で64.8%いますと6月の議会で総務部長が説明していただきました。それを聞いていて、私は市のイメージがかなりいいなという印象を持ちました。しかし、今回のホームページを見ますと、アンケートに回答した人1,479人いるわけですけども、そのうち60歳以上の方が834人で56.4%を占めています。生まれてからずっと住んでいる方が629人、そして坂出に20年以上住んでいる方が1,236人で83.6%、さらに持ち家の方が1,300人で87.9%を占めています。そういう内容から判断しますと、もう坂出に愛着を感じてこれからも暮らしたいと思う人はむしろ当たり前の話であって、今さらどっかへ引っ越したいと思う人はなかなかいないのではないでしょうか。20年以上も坂出に住んでる人が83.6%の1,236人もいて、これからも坂出にずっと住みたい人が959人となっています。逆に、20年以上も住んでいる人のうち、ずっと坂出に住み続けると回答しなかった人は、すなわち1,236人から959人を引いた少なくとも277人、18.8%はいることになります。こちらのほうが、むしろ深刻な問題だというふうに捉えておるんですけども、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 坂出市への愛着度の項目に関する御質問にお答えをいたします。 御指摘のとおり、アンケート回答者で20年以上本市に住んでいる方1,236人のうち、少なくとも277人の方がこのままずっと坂出市で暮らし続けたいというような回答をいただけていないということになります。長年本市に住んでいただいている全ての方々が今後も本市で暮らし続けたいと思っていただけていないことにつきましては、非常に残念なことだと考えております。このようなアンケート結果を真摯に受けとめまして、現在策定作業を進めておりますまちづくり基本構想等に反映をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 次の質問ですけども、私が一番興味を持って見させていただいたのが、まちづくりに対する評価、満足度と重要度についての内容で、その評価を相関図で示されたところであります。私も現役時代、石油製品の販売を伸ばすためにお客様に少なくとも年に2回はアンケートをとって、販売促進策の重要度と顧客満足度の相関関係、すなわちCS分析を行っていました。 ホームページでの分析を見ますと、相関図の項目をわかりやすく4つの領域に分けております。A、B、C、Dという4つであります。これがそうです。縦軸が重要度で横軸が市民の満足度です。Aの領域は、重要度が高く満足度が低いということで、ここは重点的に改善しなければならない領域であります。Bは、重要度、満足度ともに高いということで、このまま継続していかなければならない重点維持領域ということです。Cにつきましては、重要度、満足度ともに低いということで、これはこれからも注意深く見守っていかないかんと、ウオッチング領域というところです。Dは、重要度が低く、しかしながら満足度は高いということで、むしろこれはこのままほっとってもいいと、維持領域ということになっています。私も同じような形で4つの領域に分けて分析していました。今回のアンケートの分析に当たっては、4つに分ける境界の基準ですけども、縦軸の重要度、横の満足度ともに平均値を採用しています。重要度については問題ないと思いますが、しかし満足度について言いますと、その基準を平均値にしますと、平均値がプラスであれば問題ないんですよ。しかし、マイナスであれば誤った情報を伝えることになります。今回のアンケート結果を見ますと、満足度の平均値はマイナス0.16、真ん中の赤い縦線のところです。数値がマイナスということは、これ市民が不満に思ってるというところであります。ですから、平均値のマイナス0.16からゼロの領域、ピンクの斜線の部分ですけども、ここは市民が不満に思っているところです。しかしながら、平均値を基準にしますと、BとかDの維持領域に置かれて改善しなくてもよいと判断されることになります。あくまでも市民目線で見た満足度ですから、不満に思ってる項目に対しては行政は何らかの改善を加えていかなければなりません。そして、最低限どちらでもないゼロにまで持ってこないかんということになります。その点を考慮に入れますと、満足度の基準はあくまでもゼロにしなければならないというふうに考えますけど、この点は修正したほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) アンケート結果におけます満足度と重要度の相関関係の御質問にお答えをいたします。 満足度の基準を平均値といたしてございますのは、今後重点的に取り組むべき施策の参考にするためでございます。ただし、御指摘のございましたとおり、市の取り組みに対する満足度の平均値がマイナスになっております点につきましては、行政として真摯に受けとめなければならないものと考えておりまして、満足度がマイナスになっております項目につきましてはたとえ平均値以上であっても今後改善をしていかなければならない項目であることは十分に認識をいたしているところでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) その点は真摯に捉えていただきたいというふうに思います。 今回設問で31の項目がありました。そのうちゼロを超えてプラスになっとんは5項目ですよ。ですから、26項目は何らかの形で市民が不満に思ってるということです。そこは、十分に考えていただかなければならないというふうに思いますし、あわせて相関図を見て感じたことは結構鋭い点も指摘しているということで、私も感心させられました。私も同じ意見です。それはここのA領域、つまり市の政策として重要度が高いにもかかわらず市民の満足度が極めて低い領域に入ってる、赤いポツポツと2つ打ったとこなんですけども、1つは労働環境の充実、もう一つは行財政運営の効率化と財政健全化の確保と、この2つの項目です。労働環境の充実という点では、働き手の方の90%以上を占めている中小企業の振興によって、すなわち物づくりの技術の伝承や革新が町の活性化につながり、新たな雇用の創出を生み、坂出創生には必要条件になってくるというふうに思います。また、財政健全化につきましては、議会改革とともに私にとっては議員としてのライフワークの一つであります。坂出市は、財政力指数が県内で1番にもかかわらず、その他の財政指標は残念ながら平均点まで届いていない状況にあります。近い将来、多額の投資案件が待っています。次世代に大きなツケを残さないようにしていかなければなりません。私は、以前から行財政運営の効率化は喫緊の問題であり、予算編成の考え方など従来のやり方を大きく変える必要があると訴えてきました。労働環境の充実及び行財政運営の効率化と財政健全化の確保に対する市民の意識について市長はどのように感じてらっしゃるのかお伺いいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 労働環境の充実及び行財政運営の効率化と健全財政の確保に対する市民の認識についての御質問に御答弁を申し上げます。 御指摘の市民アンケートの分析結果につきましては、真摯に受けとめまして一層の取り組みを進めていくべき課題であるというふうに捉えてございます。地方創生が掲げるテーマの一つでもございますひと・しごとの好循環を確立するためには、雇用の創出や安心かつ多様で柔軟な働き方を可能とする労働環境の充実が不可欠でございまして、本市におきましても国の動向に注視するとともに、企業誘致の推進による新たな雇用の創出や既存企業の振興、発展への支援等を継続、また強化していく考えでございます。 一方、行財政運営の効率化と健全財政の確保につきましては、これまで独自の行財政改革を積極的に推進することにより生み出されました財源を活用し、市民福祉の充実、教育・文化の向上、特別会計等への財政支援などを行いますとともに、重要施策への集中的な取り組みを行ってまいりました。しかしながら、それらの事業に伴います公債費の負担も大きく、依然として財政状況は予断を許さない状況にありますとともに、今後におきましては新庁舎建設に向けての財源確保など喫緊の課題が山積もいたしており、引き続き厳しい財政運営が予想されております。したがいまして、人口減少社会の本格的な到来を迎えた現在、過去の行政システムの踏襲では将来にわたって行政運営におけるひずみや弊害を生じてしまうことから、行政を経営するという新たな視点にも立脚いたしまして、その時々の社会経済情勢の変化に即応した行政システムを適宜構築していかなければならないものと考えておりまして、昨年3月に策定をいたしました第5次坂出市行財政改革大綱におきましても健全財政の視点に立ちまして数値目標を掲げる中で、将来に過大な負担を残さないよう持続可能な財政基盤の確立を目指していく旨を明記もいたしたところでございます。今後におきましても、同大綱の方針に基づきまして全職員が創意工夫を凝らしながら行財政改革の推進に鋭意取り組みまして、常に市民の声とニーズの把握を念頭に市民共働によるスリムで効率的な行財政運営に鋭意取り組んでまいる所存でございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 一応理解できますし、まさに優等生の答弁だなというふうに聞きますけど、市長、このアンケートいうのは市民の声ですよね。この声の結果をまとめて、こういう分析していただいてる。市長は、市民の声をいかに聞いて、それに対して対応しようかというふうに常々言われておりますし、毎回議会でそのような答弁を聞いております。じゃあ、今回答の中でやっぱり不満が多いという中で、市長はどのように対応してる。市長の今印象だけで結構ですよ。どのように捉えられましたか、その点についてお聞きしたいと思います。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 先ほど来アンケート結果報告書に基づきます御質問がるるございましたが、今後の基本構想また総合戦略を策定するに当たりまして、アンケート結果のみに基づいて策定作業を進めていくわけではございません。日ごろからの市民の方々の声や、また議会の御意見、さらには策定に際しましての懇談会、分科会での各委員の方々の御提言、そういった御意見なども総合的に勘案しながら、基本構想また戦略の策定を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 総務部長の説明はわかりましたよ。私は、今アンケートに対する市長の感想を聞いておるわけです。ぜひお願いします。              (「市長指名されたら全部市長答えないかんのか」と呼ぶ者あり) ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 先ほど御答弁申し上げました内容につきましては、市長とも協議いたしました結果に基づくものでございまして、市長の考え方に基づくものであるというふうに認識をしてございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) まちづくり基本構想とか総合戦略、非常に重要な問題で今話ししてるわけですよ。その中でやっぱり、市長と言われたら全部答えないかん、そうじゃなくて、大事な問題だからどのように捉えてますかと、特別に質問してるわけですよ。何かそういうことであれば、聞こえのいい声だけが市民の声であって、こういった厳しい声は市民の声として捉えていないんでしょうか。そんなふうに受け取ってしまいますけども、いかがですか。 ○議長(前川昌也君) ただいまの質問に対しては、既に理事者より何度か答弁がされております。御了承願います。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 済いませんでした。 次に、財政健全化ということで、歳入に関しまして2つほど質問します。 財務省の発表では、平成26年度の税収が21年ぶりに高水準になったとありました。もちろん消費税の引き上げもその一因になっていますが、景気回復で法人税や所得税が上振れしたと、それが要因だとありました。これからの決算審査において取り上げられますけども、住民税の項目だけで結構ですので、平成26年度の実績は幾らになったのでしょうか。26年度予算、前年度実績と比較してお示しください。また、27年度におきましても、前年度よりもさらに景気回復、賃金上昇が進んでいるというふうに考えております。27年度の住民税の見込みは予算と比較してどのようになっているのか、わかっている範囲で教えてください。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(前川昌也君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 歳入増に向けた取り組みについてのうち、住民税の状況についての御質問にお答えいたします。 まず、平成26年度の市民税全体では、収入額が34億8,598万円、当初予算と比べまして2,478万円、率にいたしますと0.72%の増加、また前年度実績に比べますと971万8,000円、率にして0.28%の増加といった状況でございます。なお、内訳といたしまして個人市民税の収入額は25億1,393万6,000円、当初予算と比べまして4,896万4,000円、率にいたしまして1.91%、こちらは減少でございます。また、前年度実績に比べましても4,465万3,000円、率にして1.75%ほど減ってございます。その一方、法人市民税の収入額につきましては9億7,204万4,000円、当初予算と比べまして7,374万4,000円、率にして8.21%上回っております。また、前年度実績に比べましても5,437万2,000円、率にして5.92%ほどの増加というふうになっております。 次に、平成27年度、本年度の住民税の見込みにつきましての御質問がございましたが、平成27年度の市民税の当初予算の計上額につきましては、前年度、平成26年度の決算見込み額をもとにいたしまして、経済情勢や景気の動向、また税制改正などを加味いたした上で算定をいたしたものでございますが、現段階におきましては予算計上額を確保できるものと見込んでございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 丁寧に答弁ありがとうございます。 私は、法人でも個人でも住民税はふえてるもんだと考えておりましたけれども、個人のほうがやっぱり前より下回ってるということは、多分高齢化による生産人口の減少がつながってきとんのかなというふうに思ったりするわけです。市として税収をふやしていくということは非常に重要なことですけども、人口減少の中ではなかなか難しい問題だと思います。他の市町の状況を見ますと、収入が伸びているところはふるさと納税に力を入れている自治体だということがわかります。国のほうも、地方創生という意味合いからも、寄附する人に対して税制面で優遇し、奨励しています。総務省も返礼品があまり華美にならないようにというような注意をしているところでありますけども、あまり大げさなことをしなければ問題ないというふうに思います。坂出市もことし4月から返礼品のメニューを変えました。インターネットの専門サイトふるさとチョイスにも紹介されていました。そういった影響でしょうか、4月から8月のふるさと納税の寄附額を見ますと、41件で272万円となっています。この額は、平成24年度、25年度の1年間の額に匹敵します。返礼品の効果があったとお考えでしょうか、お尋ねいたします。 それと、残念ながら、寄附する人の利便性を考えた場合、カードの利用は欠かせないと思います。現段階では利用できません。前回、前向きに検討する旨の回答がありましたけれども、早く利用できるようにしたほうがもっと効果が上がりますし、担当者の事務処理の軽減にもつながります。いかがでしょうか。あわせてお尋ねいたします。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(前川昌也君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) ふるさと納税の御質問にお答えをいたします。 本市では、今年度より返礼品を大幅にリニューアルいたしまして、さかいでブランドとして認定された本市にゆかりのある商品を中心に28品目にふやしました。また、今まで5万円以上としておりました返礼品の贈呈の基準を見直し、1万円以上とするとともに、寄附金額に応じまして御寄附をいただいた方が返礼品を選択できるようにしたところでございます。その効果についてでございますが、現在までの実績を見ますと、インターネットのふるさと納税専門サイトふるさとチョイスに掲載されたこともあり、坂出市出身でない県外の方々からも御寄附をいただくなど、例年と比べまして件数、金額とも増加傾向にあり、少しずつではありますけれども、効果があらわれてきているものと考えております。 また、御寄附をいただいた方の利便性を考慮しましたクレジットカードによる決済につきましては、その有効性につきましても認識をいたしておりまして、現在その導入に向けて検討を進めているところでございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) ぜひ早く導入していただきたいと思います。 そこで、1つ提案ですけども、今後若手職員に呼びかけて、ふるさと納税1億円達成チャレンジチームというのを編成すればいかがでしょうか。長崎県の平戸市では、若手職員を専属にして、昨年度は何と約14億円も集めました。その2年前までは、1年間で80万円から200万円でした。ふるさとチョイスを見ますと、島根県の浜田市の7億円達成感謝キャンペーンとか、大阪府の泉佐野市では4億円突破感謝を込めてなど、季節に応じて返礼品を工夫しています。 そこで、以前私紹介しました北海道の上士幌町、昨年10億円近く集めていますけども、そこではふるさと納税だけでなく、ゆるキャラのほろんちゃんが2015年のグランプリにエントリーしたので応援よろしくというようなメッセージもありました。ふるさと納税は、本当に多くの人が興味を持っています。坂出創生の一つとして、ふるさと納税1億円達成にチャレンジしてもよいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(前川昌也君) 副市長              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 若手職員でふるさと納税1億円達成チャレンジチームの編成ということでございます。 ふるさと納税につきましては、議員御指摘のとおり、他の自治体におきましてもさまざまな方法でふるさと納税制度を活用してるということは承知しております。本市におけるふるさと納税につきましては、先ほどお答え申し上げましたとおり、今年度には制度の見直し、また引き続きクレジットカードによる決済の導入を初めといたしまして、御寄附いただける方が喜んでいただけるような返礼品の贈呈の方法、また効果的な広報活動の方法等の検討を進めているところでございます。今後とも、一人でも多く本市に応援をしていただけるよう他自治体の状況も見ながら、ふるさと納税に携わる民間業者からの情報収集にも努めるなどして、制度を随時見直してまいりたいと考えております。 一方、国からの良識ある対応を求めた通知の内容などもありました。本市といたしましては、議員御提案の若手職員によるチャレンジチームの編成につきましては貴重な御意見として今後の参考とさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ◆7番(斉藤義明君) 議長─7番 ○議長(前川昌也君) 斉藤義明君              〔7番(斉藤義明君)登壇〕 ◆7番(斉藤義明君) 提案しましたけど、新しい発想で頑張ってください。地方創生、坂出創生に向けて頑張っていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(前川昌也君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 この際、御通知申し上げます。 9月11日の本会議は午前10時に会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。              午後0時24分 散会...