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令和4年第5回定例会(第3日目) 名簿 開催日:2022年09月21日
令和4年第5回定例会(第3日目) 本文 開催日:2022年09月21日

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  1. 東かがわ市議会 2022-09-21
    令和4年第5回定例会(第3日目) 本文 開催日:2022年09月21日


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    最終取得日: 2023-06-10
    検索結果一覧 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 画面を閉じる 令和4年第5回定例会(第3日目) 本文 2022-09-21 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 90 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯井上議長 選択 2 : ◯宮脇議員 選択 3 : ◯井上議長 選択 4 : ◯松浦教育長 選択 5 : ◯井上議長 選択 6 : ◯上村市長 選択 7 : ◯井上議長 選択 8 : ◯宮脇議員 選択 9 : ◯井上議長 選択 10 : ◯松浦教育長 選択 11 : ◯井上議長 選択 12 : ◯上村市長 選択 13 : ◯井上議長 選択 14 : ◯宮脇議員 選択 15 : ◯井上議長 選択 16 : ◯松浦教育長 選択 17 : ◯井上議長 選択 18 : ◯上村市長 選択 19 : ◯井上議長 選択 20 : ◯宮脇議員 選択 21 : ◯井上議長 選択 22 : ◯上村市長 選択 23 : ◯井上議長 選択 24 : ◯宮脇議員 選択 25 : ◯井上議長 選択 26 : ◯上村市長 選択 27 : ◯井上議長 選択 28 : ◯宮脇議員 選択 29 : ◯井上議長 選択 30 : ◯大田議員 選択 31 : ◯井上議長 選択 32 : ◯上村市長 選択 33 : ◯井上議長 選択 34 : ◯松浦教育長 選択 35 : ◯井上議長 選択 36 : ◯大田議員 選択 37 : ◯井上議長 選択 38 : ◯松浦教育長 選択 39 : ◯井上議長 選択 40 : ◯上村市長 選択 41 : ◯井上議長 選択 42 : ◯大田議員 選択 43 : ◯井上議長 選択 44 : ◯上村市長 選択 45 : ◯井上議長 選択 46 : ◯大田議員 選択 47 : ◯井上議長 選択 48 : ◯上村市長 選択 49 : ◯井上議長 選択 50 : ◯大田議員 選択 51 : ◯井上議長 選択 52 : ◯上村市長 選択 53 : ◯井上議長 選択 54 : ◯大田議員 選択 55 : ◯井上議長 選択 56 : ◯上村市長 選択 57 : ◯井上議長 選択 58 : ◯大田議員 選択 59 : ◯井上議長 選択 60 : ◯上村市長 選択 61 : ◯井上議長 選択 62 : ◯大田議員 選択 63 : ◯井上議長 選択 64 : ◯上村市長 選択 65 : ◯井上議長 選択 66 : ◯大田議員 選択 67 : ◯井上議長 選択 68 : ◯井上議長 選択 69 : ◯田中(貞)議員 選択 70 : ◯井上議長 選択 71 : ◯上村市長 選択 72 : ◯井上議長 選択 73 : ◯田中(貞)議員 選択 74 : ◯井上議長 選択 75 : ◯上村市長 選択 76 : ◯井上議長 選択 77 : ◯田中(貞)議員 選択 78 : ◯井上議長 選択 79 : ◯田中(貞)議員 選択 80 : ◯井上議長 選択 81 : ◯上村市長 選択 82 : ◯井上議長 選択 83 : ◯田中(貞)議員 選択 84 : ◯井上議長 選択 85 : ◯上村市長 選択 86 : ◯井上議長 選択 87 : ◯田中(貞)議員 選択 88 : ◯井上議長 選択 89 : ◯田中(貞)議員 選択 90 : ◯井上議長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            (午前 9時30分 開議) ◯井上議長 皆さん、おはようございます。  昨日に引き続き一般質問を行います。  ただいまの出席議員は定足数に達しております。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、配付のとおりでございます。  日程第1 会議録署名議員の指名についてを行います。  会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において、10番 東本政行議員、11番 山口大輔議員を指名いたします。  日程第2 一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。  6番、宮脇美智子議員の一般質問を許します。議員側演壇でお願いします。  宮脇議員。 2: ◯宮脇議員 おはようございます。まずはじめに、この度の台風14号でお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。通告書に従いまして2問質問させていただきます。  まずはじめに、アンガーマネジメントの活用について質問させていただきます。  アンガーは怒り、マネジメントは管理という意味で、アンガーマネジメントは怒りをコントロールするということです。怒りの感情と上手に向き合うための心理トレーニングとして、1970年代にアメリカで生まれました。アメリカにおいては司法分野にも導入されており、軽犯罪を犯した場合、アンガーマネジメントを受講するよう裁判所命令が出ることも少なくないそうです。数年ほど前から、日本でもその重要性が強く言われるようになってまいりました。日本では6月6日はアンガーマネジメントの日だそうです。怒りの感情のピークが6秒であること、怒りをむかむかすると表現することなどから命名されたそうです。パワーハラスメント予防やいじめ防止効果なども期待され、アンガーマネジメントを取り入れた中学校の道徳の教科書もあり、教育現場や職場、アスリートのメンタルトレーニングへの導入など、取り組みが広がってきています。教育現場では、特に小中学校において、八王子市、仙台市、八戸市や町田市、高岡市、土佐市などで取り入れた結果、効果も得られていると伺っております。怒りは決してなくならない感情です。正義の観点から、見逃してはいけないものに対しての毅然とした態度や叱ることは必要と考えますが、コントロールできないくらいの感情の高ぶりに関しては消し込んでいく方法を学んでおくことが重要ではないかと考えます。アンガーマネジメントはトレーニングであり、ある程度続ければ誰にでもできるようになるメソッドで、スポーツと同じように子どもの頃から早く始めるほど上手になると言われています。  コロナ禍での外出規制、行動制限、イベントや行事の縮小、中止なども外的要因として加わり、以前にも増して現代はストレス社会になっています。パワーハラスメント、虐待、DV、体罰、いじめ、キレる、あおり運転などの奥には例外なく怒りの感情が存在します。怒りは自分の願望や欲望がかなわないときに起きる場合がほとんどです。相手に対して自分の思いどおりになってほしい、したがってほしいという気持ちから、こうあるべき、こうすべきと相手に対して求め、それがかなわなかったために起こるものであると言えます。怒りは2次感情と言われるものであり、その前に何らかの、例えば不安や寂しさ、つらい、悲しいといった1次感情があって引き起こされるという特徴があるそうです。アンガーマネジメントは、自分の心、あるいは相手の心に、どんな1次感情があり、何が引き金なのかを見つける作業でもあります。相手の心は変えられないが、自分の心は変えられる。自分の考え方を変えることで周りも変わると心を切り替えることや、あるいは相手に自分の価値観を押し付けるのではなく、自分が相手を理解するように努力することで怒りをコントロールできるようになることなどをつかんでいくメソッドです。福祉分野のカウンセリングやパワーハラスメントの予防などにも広く使われており、家庭教育や子育て研修、企業の研修にも取り入れている自治体もあるようです。子どもだけでなく、大人にとっても家族間のコミュニケーションや子育てにおいて、感情的にならない叱り方やストレスとの向き合い方、職場の人間関係における感情のコントロールの仕方を学ぶことは非常に重要だと考えます。イライラしている方の傍にいると周りにも伝わり影響します。怒りの感情が職場の人間関係や雰囲気を悪化させ、仕事にもマイナスの影響を与えることとなります。心穏やかであることや、穏やかに話し合う訓練をすること、怒りの感情を振り回さないこと、自分も相手も理解しようとしていくことは、子どもにも大人にも非常に大事なことであると言えます。  以上の観点から、5点質問いたします。  まず、1点目は、いじめやそのほかの問題が起こった場合に、児童生徒に対してのメンタルケアについてはどのような取り組みが行われているか。  2点目は、教職員のメンタルケアについて、どのような取り組みや研修が行われているか。  3点目は、アンガーマネジメントプログラムを小中学校の教育活動や教職員の研修に取り入れてみてはどうか。
     4点目は、働きやすい環境で生産性を上げるために、また家庭における虐待やDVなどの予防のためにも、市民の講座等で導入できないか。  5点目は、アンガーマネジメントを市の職員研修にも取り入れてみてはどうかについて、市長、教育長の御所見を伺います。 3: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁を求めます。  教育長。 4: ◯松浦教育長 皆さん、おはようございます。宮脇議員のアンガーマネジメントプログラムの活用についての御質問にお答えいたします。  まず、1点目の児童生徒へのメンタルケアについてでございます。  対人関係の問題が起こった場合のうち、けんかの場合を想定して説明いたしますと、まずは子どもの興奮している状態を落ち着かせるように努力します。次に、双方の意見を聞いて事実確認を行い、事実の整理を丁寧に行ううちに気持ちの整理につなげるようにいたします。次に、その子の感情に寄り添いながら、何がいけなかったのか、どうすべきだったのか、あるいはどう言えば良かったのかといったことを一緒に考えるようにいたします。さらに、今後同じようなシチュエーションになったときにどのように感情をコントロールすべきかについて、個別指導はもとより、クラスの仲間も一緒になって考える機会を持ちます。また、トラブルの発生後しばらくの間は、保護者やスクールカウンセラーとも連携して、精神的な影響が早く癒されるように配慮するとともに、トラブルを乗り越えて更にたくましく成長するようにアフターケアをしていくのが一般的な対応でございます。  このほか、こども総合支援センターも、学校や家庭で起こる子どもに関わる様々な困り事について、関係機関と連携しながら支援に当たっておるところでございます。  次に、2点目の教職員のメンタルケアについてであります。  本市では、全ての教職員に毎年ストレスチェック調査を実施し、個別のストレスの状態を把握するとともに、その対処の支援や職場環境の改善に努めてございます。学校内の相談体制としては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが子どもや保護者だけでなく、教職員自身の相談にも対応できるようにしております。また、養護教諭が教職員研修の一環としてメンタルヘルスについての勉強会を主催する場合もございます。  次に、3点目のアンガーマネジメントプログラムについてでございます。  アンガーマネジメントは、怒りを抑えるという方法だけでなく、怒りやその裏側にある様々な感情を知り、人それぞれ考え方が違うことを理解し、相手のことを考えられるようにするプログラムでもあります。児童生徒は、学校生活を通して様々なトラブルや困難を経験し、自分の感情をコントロールして自らを成長させたり、良好な人間関係を構築したりする術を学んでおりますので、アンガーマネジメントにあるような理論を学ぶことは大変意義深いものと認識してございます。  学校現場では、例えば保健体育の授業において心の発達や欲求不満への対応などについて学び、また道徳の時間では気持ちの持ち方、心の在り方について話し合い、学級活動の中ではその実践に努めるようにしております。これらの指導に当たっては、アンガーマネジメントの理論も取り入れられてございます。県の教育センターでは、教員研修の1つとしてアンガーマネジメント講座も設けられており、教職員の指導力向上の一環として、その理論についての理解を深めているところでございます。現在、コロナ禍で様々な活動が制限され、子どもも教職員もストレスを増していると思われますので、引き続き効果的な研修に努めてまいります。  最後に、4点目のアンガーマネジメントの市民講座等への導入についてでございます。現在、虐待やDV防止の取り組みといたしましては、毎年11月の虐待・DV防止推進月間に合わせたオレンジリボンキャンペーン、パープルリボンキャンペーンの実施や、市広報紙への予防啓発記事の掲載等を行っております。また、家庭教育学級の講座においても、保護者を対象にした研修の機会を設けてございます。  以上、宮脇議員の御質問に対する答弁といたします。 5: ◯井上議長 次に、市長、答弁を求めます。  市長。 6: ◯上村市長 皆さん、おはようございます。  次に、私から宮脇議員の5点目の御質問にお答えをいたします。  アンガーマネジメントの市職員研修への導入についてでありますが、香川県市町職員研修センターの能力開発研修やアカデミー研修などで、アンガーマネジメントやレジリエンスを身につける研修メニューもございますので、引き続き周知をしてまいりたいと思います。  以上、宮脇議員の御質問に対する答弁といたします。 7: ◯井上議長 宮脇美智子議員、再質問ございますか。  宮脇議員。 8: ◯宮脇議員 先ほどの御答弁で、児童生徒、教職員へのメンタルケアの取り組みをされているということで、素晴らしいと思います。そのメンタルケアをもう一歩第1次感情にまで踏み込んで根本的解決を行っていくアンガーマネジメントプログラムについて、5点ほど再質問させていただきます。  1点目は、アンガーマネジメントプログラムに取り組まれた高知市の中学校の先生の研究発表に、アンガーマネジメント、感情と向き合い客観的に考え、適切に表現するためにというテーマで発表がありました。少しだけ御紹介させていただきます。怒りは基本的感情の1つであり、怒りの感情が沸き上がることは自然なことである。しかし、攻撃性、衝動性を伴うと、自分や他人を傷つけてしまうこともある。リストカットをしてしまう女子に共通する大きな感情として1番に上げられるのが怒りである。怒りの原因を冷静に表現できない生徒が増加しているという動機から、アンガーマネジメントプログラムに取り組んだ成果として、1段階目は自己の感情、相手の感情を丁寧に客観視することができるようになる効果が見られた。そこから2段階目として、自分の気持ちをきちんと言葉で伝えることが大切だと理解し表現しようと努力できるようになった。そして結果として、アンガーマネジメントは様々な対処法の活用を促進し、怒りを自らの意思でコントロールするのに有効であると報告されていました。また、いじめや暴力の未然防止にも効果が表れているということです。知識として得たスキルを繰り返し練習するなどの積み重ねを経て、実際に活用できるものとなるそうです。そのためには継続した取り組みが大切であるということでした。  そこで、1点目は、是非、学級活動や帰りの会、また道徳の時間や保健体育の時間に、年間を通してアンガーマネジメントプログラムとして取り入れてみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。  そして、2点目は、こども総合支援センターでも取り入れてみてはいかがでしょうか。  そして、3点目ですが、教職員の研修について、県の教育センターで研修メニューの中にアンガーマネジメント講座が設けられているということでありましたが、新人研修で恐らく取り入れられているかと存じます。新人、中堅、ベテランの全ての教職員の皆様にアンガーマネジメントの研修を受けていただくことで、子どもたちへの指導や御自身のメンタル面でもより有効であると考えます。日本アンガーマネジメント協会が行った教育現場における教師と子どもの怒りの実態調査のアンケートによりますと、小中学校での教師経験のある約50パーセントが、「自身が子どもに対してうまく叱れていないと感じている」、子どもに対してうまく叱れない理由の第1位は、「冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから」という回答、そして小中学校での教師経験のある95.8パーセントが、「学校生活の中でイライラしている子どもがいると感じている」。そしてもう1つ、小中学校での教師経験のある96.1パーセントが、「子どもに対する怒りの感情教育の必要性を感じている」と回答したという調査結果を発表しています。これらのことも踏まえて、3点目の再質問として、教職員全てを対象にして、本市においてアンガーマネジメント研修を行ってみられると良いのではないかと考えますが、今後の取り組みの計画について伺います。  続きまして、先ほどの御答弁で、家庭教育学級で同様の講座の機会も設けてくださっているということで、大変良いことだと思います。ただ、継続して行っていくことが体得できる秘訣ということなので、是非今後もそういった講座の継続をお願いしたいと思います。  そして、4点目の再質問についてですが、市民講座のところで、先ほど虐待やDV防止においても市民講座等で研修を行われているということで、こちらも有り難いことであると思います。子育てにおいても仕事においても、怒りという感情については、無理に抑えようとすればストレスがたまり、逆に良くない方向に進んでしまう場合もあります。アンガーマネジメントは、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むようにを目標としているそうです。怒りは第2次感情と言われ、根本となる第1感情が隠れています。何度言っても聞いてくれない悲しさ、無意味になってしまった今までの声掛けの虚しさ、行動してくれないことへの落胆などが第1次感情としてあります。自分の本当の感情を意識することが第1ステップだそうです。そういう手法を市民の皆様にも知っていただき、学んだ知識だけでなく実践して体得していくことで怒りがコントロールでき、虐待やDVの防止に有効であると言われています。  そこで、4点目は、アンガーマネジメント講座として市民講座を開催する機会を設けることを検討してみてはいかがでしょうか。  そして、5点目の再質問といたしまして、市職員に対してもアンガーマネジメントの研修を検討していただけるといった御答弁でしたが、今年度、または来年度から早速取り組んでみられるといった具体的な目標があればお聞かせください。  以上、質問いたします。 9: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁を求めます。  教育長。 10: ◯松浦教育長 宮脇議員の再質問にお答えいたします。  まず、1点目の授業等に年間を通してこのプログラムを取り入れてみてはどうかという御提案でございますけれども、授業等の内容は学習指導要領に基づいて年間計画に基づいて実施しておりますので、年間を通して同じプログラムをずっとやるというのはなかなかちょっと難しいところがあるかと思います。しかし、先ほども申し上げましたとおり、アンガーマネジメントの理念を活用した指導方法というのはもう既に取り入れておりますので、そういったことも考えながら、スポット的にといいますか、重点的にそういったトレーニングを行ったりすることは可能であろうかなと思っております。  それから、2点目のこども総合支援センターの活動に本プログラムを取り入れてみてはどうかという御提案でございますが、支援センターの活動は子どもの支援とそれから保護者の支援と、保護者啓発ということもございますので、是非このアンガーマネジメントプログラムの理念を取り入れたものとなるよう研究をしていきたいと思っております。  それから、3点目の本市の全ての教職員研修にもこれを取り入れてみてはどうかということでございます。毎年、夏休み等を利用して講演とか講座とかを行っております。このテーマの設定に当たっては、現場の喫緊の課題等を基に、現場の現状を基にそのテーマの選定をしておりまして、先ほど子どものイライラの問題等も実際、優先課題としてはあると思いますので、今後、その講座、あるいは講演の決定に際して選択の1つとさせていただきたい、検討させていただきたいというふうに思っております。  それから、家庭教育学級にこの子育てに対する心の持ち方の支援ということで取り入れておりますが、これは是非、継続してまいりたいというふうに思っております。  以上、宮脇議員の再質問に対する答弁といたします。 11: ◯井上議長 市長、答弁を求めます。 12: ◯上村市長 宮脇議員の再質問にお答えいたします。  まず、4点目の市民講座でアンガーマネジメント講座として講座を開設してみてはどうかという御質問を頂きました。本件について、アンガーマネジメントの単品としてどこまでニーズがあるかというところはこれから探っていく必要があるかと思います。また場合によっては、ほかの講座との合わせ技というか、その講座の中でアンガーマネジメントのプログラムを入れるということも考えられ得ると思いますので、今後、どのような市民講座が有効かという形で検討していきたいと考えております。  5点目、市の職員に対するアンガーマネジメント研修を今年度、来年度からというところでございますが、メニューとしては既にございます。また、それぞれの研修の中のプログラムの一環として1つ扱っていただいている研修もございます。引き続き、職員にこういう研修メニューがあるよということを周知していきながら、また職員からの希望があれば積極的に出していきたいというふうに考えております。  以上、再答弁とさせていただきます。 13: ◯井上議長 宮脇美智子議員、再々質問ございますか。  宮脇議員。 14: ◯宮脇議員 先ほどの教育長の御答弁で、学校の授業の中で同じものはできないんだけどもと、でも積極的に取り入れていただけるような形をお伺いしたので、1つだけ、アンガーマネジメントプログラムというのは同じものでなくて、例えば年間に5回とかで違うことを1つずつ段階を経てやっていくというものもあるみたいなので、やはり学級活動とか少しの時間でもそういうなのを意識して持っていっていただけたらなと思いました。  再々質問としては、いま一度、市長と教育長にお伺いさせていただきたいんですが、かつてお釈迦様は、貪・瞋・癡・慢・疑・悪見という六大煩悩を説きました。その中の瞋というのが怒りの心で、貪・瞋・癡の心の三毒の1つとして上げております。怒りの結果、ある種の毒素が出て、発した怒りが人間関係の破綻、争いや犯罪につながっていくということです。心穏やかであることや穏やかに話し合う訓練をすること、自分の心と向き合い、深く心の中を見つめ、相手の気持ちも理解していくことは、これからもとても大切です。アンガーマネジメントプログラムや研修は1回で終わりというものではなく、積み重ねていく上で身につけていくものですので、今後も対象の方を広げていただいて充実した取り組みを進めていただきたいと考えますが、アンガーマネジメントに対するお考えを、いま一度、市長、教育長にお伺いしておしまいにさせていただきます。 15: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁を求めます。  教育長。 16: ◯松浦教育長 今後のアンガーマネジメントをどのようにやっていくかということなんですけれども、先ほど答弁したとおりでございますけれども、比較的新しい理論でもございます。この理論について、今、十分に教職員も学んでいるところでございますし、それからその怒りのコントロールに併せて自分の気持ちをどう相手に伝えるかというアサーションというトレーニングもございます。こういったトレーニングも併せながら、指導法を研究してまいりたいと考えております。  以上、再々質問への答弁とさせていただきます。 17: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 18: ◯上村市長 宮脇議員の再々質問に答弁させていただきます。  アンガーマネジメントプログラムの考え方という点につきましては、読んで字のごとく、いかに怒りを管理していくかというところについて、先ほど議員からも御指摘ございましたように、様々な場面で有効なものであるというふうに感じております。今後、どのように市民の皆様に伝えていくか、そして職員にも理解をしてもらうかという点につきましても、今後検討していきたいと考えております。  以上、再々答弁とさせていただきます。 19: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 20: ◯宮脇議員 里道等における「原材料支給補助金制度」の見直しについて質問いたします。  本市では、道路や水路などの周辺改良に必要な原材料費に対し補助金を交付する原材料支給補助金制度などが設けられています。原材料支給補助金制度は、里道、農道、その他の道路、水利関係施設等で条件を満たせば適用できることとされており、1申請当たり10万円を限度とする規定が定められています。この補助金制度があることで、道路が一部壊れていたり穴が開いていたり、水路が崩れそうになったりしているところを補修することができ、市民の皆様の安全な生活維持に大いに役立っていると感じております。  しかしながら、上限の範囲内で1年に1度しか同じ箇所に着手できないため、道路の補修が長距離にわたった場合、4年、5年かかることもあり、地元の声としては、「1度に補修できる距離がもう少し増えないものか」という意見や、事業者からも、「費用対効果が非常に悪く、特にアスファルト舗装に関しては限度額10万円での作業は人件費や経費において厳し過ぎる」とのお声も聞いています。地元の住民の皆様、事業者、そして本市の負担する費用対効果や事務処理の労力においても、あらゆる点でコストパフォーマンスが非常に悪いと考えます。  さぬき市には、財産活用課の補助事業の1つに生活環境補助事業というものが設けられています。里道でも、「利用者があり、集会所とか墓地などの公共の施設など市民の皆様がよく使われる公共の場所に向かう目的があり、その道に2軒以上の家が立地している」という条件を満たしていれば、一括して舗装を行うという事業です。住民の方々の安全性やニーズ、事業者の意見、コストパフォーマンスも十分考慮した上での事業であると考えます。  そこで、本市としても、公共性の高い里道等のアスファルト舗装に関しては、例えば限度額を20万円にするとか、さぬき市のように特別な道としての扱いで一括して行うなど、見直すことはできないかについて市長の御所見をお伺いいたします。 21: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 22: ◯上村市長 宮脇議員の里道等における「原材料支給補助金制度」の見直しについての御質問にお答えをいたします。  原材料支給補助金交付制度は、自治会や水利組合等が行う地域の公共施設の良好な維持管理を支援するために設けた制度であります。本制度については、これまでも地域の方により有効に活用していただけるよう、随時、制度の見直しを行ってまいりました。御承知のとおり、もともとは地域の活動として昔から行われていた道路補修や水路清掃などの活動に対して、原材料を現物支給していたものを補助金交付へと変更し、機械の借上げ料や土砂の浚渫など補助金の対象範囲を拡大し、また申請窓口の1本化や様式等の簡素化など、順次改正を行ってまいりました。  最近の利用状況を見ますと、地域での直営施工ではなく専門業者での施工が多数を占めております。令和3年度においては、制度利用申請38件のうち地域での直営施工は4件のみで、地域が修繕整備を行う場合に必要な原材料費への補助金を交付するという、この制度の趣旨に合わない状況となっております。また、自治会や水利組合等、管理団体の構成員の高齢化が進む中で、道路や水路の維持管理をしていくことが難しくなってきたという声や、現在の補助金交付の対象範囲以外への補助要望、例えば樹木の伐採費用や廃材処分費を対象としてほしいなど、要望内容も多種多様化しております。  原材料支給補助金制度の見直しについては、これまでも議員各位より様々な御意見を頂いており、先ほど答弁いたしました現状も踏まえ、今のニーズに合った制度となるよう、要綱の趣旨、補助金交付の対象範囲など、制度全体を見直すとともに、道路整備事業分担金徴収制度や単独補助土地改良事業補助金交付制度などとの整合性を図りながら、地域の方にとってより良い制度となるよう検討してまいりたいと考えております。  以上、宮脇議員の御質問に対する答弁といたします。 23: ◯井上議長 宮脇美智子議員、再質問ございますか。  宮脇議員。 24: ◯宮脇議員 御答弁の中にもありましたように、昔は地域の皆様が協力して道を造っておられたということをお聞きしました。現在も、水路清掃等の活動を皆様で頑張られている地域もございます。本来、自助、共助の大切さをお伝えしていくとともに、高齢化の進む地域の方々にとっては、これからより良い制度となっていきますように御検討をお願いできたらと思います。  そこで、再質問としては、いつ頃をめどに検討されていく御予定かをお伺いいたします。 25: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 26: ◯上村市長 宮脇議員の再質問に答弁いたします。  本件、いつ頃をめどに検討していくのかという御質問でございました。まず、今年度中に方向性を見いだしていき、そしてできることであれば来年度から整理した上で新しい事業をスタートさせたいと考えております。  以上、再答弁とさせていただきます。 27: ◯井上議長 宮脇美智子議員、再々質問ございますか。 28: ◯宮脇議員 ありません。 29: ◯井上議長 これをもって、宮脇美智子議員の一般質問を終結いたします。  次に、13番、大田稔子議員の一般質問を許します。  大田議員。 30: ◯大田議員 おはようございます。通告に従いまして、今回は3項目質問いたします。  1項目め、これまでの一般質問の進捗状況について、市長と教育長に質問します。  一般質問は、住民からも重大な関心と期待を持たれる大事な議員活動の場であります。住民への説明責任を果たすために、一般質問に対する市長等の答弁及びその後の対応を調査して公表することが重要であると考えます。そこで、過去に行った4点の質問についての対応と進捗状況についてお伺いします。  1点目、デジタル社会実現に向けた施策について。「高齢者にデジタル推進の拡大を」の質問に、「必要に応じて予算を計上し、人に優しいデジタル化を推進する」との答弁を頂きました。  次に、2点目、学校における性・生教育の在り方について。「SNS等を介して性犯罪に巻き込まれることもあります。幼少期から自分の身を守る重要性を理解するための教育が必要と考える」の質問に対し、前教育長は、「性に関する教育を一層充実させる必要があり、性教育に関する講演会を開催し、積極的に啓発を行う」との答弁を頂きました。  3点目、海の駅について。「海の駅を観光振興と地域活性化の観点から、三本松港の新港に設置しては」との質問に、前市長は、「香川県と協議を行い、海の駅の実現の可能性を探ってまいります」との答弁を頂きました。  4点目、市の歌、踊りについて。「市民がともに東かがわ市への誇りや愛着、また市民としてのより強い一体性の確保という観点から、市の歌、市の踊りを作成しては」との質問に対し、前市長は、「市の主導で作るものではなく、自然に東かがわ市の歌、踊りが出来上がってくることを期待し、プロセスが重要と考え、関心を持って進めてまいりたい」との答弁を頂きました。  冒頭に述べましたように、この4点の質問についての対応と進捗具合について、市長と教育長にお伺いいたします。 31: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 32: ◯上村市長 大田議員のこれまでの一般質問の進捗状況についての御質問にお答えいたします。  まず、1点目のデジタル社会実現に向けた施策についてであります。現時点の進捗状況につきましては、デジタルデバイド対策として、前年度より実施しておりますスマホ教室を本年度もそのまま継続して開催し、更にスマートフォン操作のレベルアップを行うステップアップスマホ講習会や、車両を使っていろいろな場所でスマートフォンの操作が学べる移動型スマホ教室の開催、また新しく協力いただいた通信事業者による利活用シーンに視点を当てたスマホ教室など、様々な工夫を凝らした教室を企画しているほか、人権推進課、生涯学習課、税務課及び市民課と連携し、各課に関連した内容をカリキュラムに盛り込んだ教室の開催を計画し、市民の皆様が気軽に参加できるよう努めているところでございます。また、昨年度はスマホ教室に参画いただいていなかった市内の携帯事業者からも参画の表明を頂き、現在新たな教室の開催に向けた調整を行っているところでございます。  このほか、令和3年度に策定いたしました東かがわデジタル化推進戦略に基づき、昨年度はテレワークや電子会議の実施、電子決裁の試行導入を行いました。本年度においては、市民向けに無料で通信を利用できるフリーWi-Fiの整備、RPAや窓口ソリューションなどの導入準備を進めており、また前回御質問いただきましたAIを活用したサービスに関しましては、市民生活の利便性向上に寄与するため、サービスの成熟具合を踏まえて、AIチャットボットの導入をはじめとしたAIを活用したボット関連の仕組みの構築を検討してまいります。  次に、3点目の海の駅についてでありますが、御質問を頂いた直後の平成30年10月、三本松港の設置主体である香川県と実現についての協議を行ったところ、県が事業の申請者となることについては良い回答を頂けませんでした。県でなくとも事業の申請は可能で、運営者となることはできますが、誰が運営者となるか、施設要件であるガイドの配置やトイレをどうするのか、駅の規模をどの程度とするのかなど、具体的な協議は進んでおりません。こうしたことが事業実現に向けた課題と捉えておりますので、地域の皆様とも議論を行ってまいりたいと考えております。
     最後に、4点目の市の歌、踊りについてでありますが、市民の皆様がともに東かがわ市への誇りや愛着を持ち、市の一体感を醸成するための手法の1つと考えられますが、前回の一般質問以降、特段の具体的な声も上がらず現在に至っておりますので、現在のところ、積極的な対応は考えてはおりません。長く市民の皆様に親しまれる歌や踊りを作るためには、市主導でなく、市民の皆様の機運が高まり、その結果、自然に出来上がっていくというプロセスが重要であると認識をしております。  2点目の御質問については、教育長からお答えをいたします。  以上、大田議員の御質問に対する私からの答弁といたします。 33: ◯井上議長 次に、教育長、答弁を求めます。  教育長。 34: ◯松浦教育長 次に、私から大田議員の2点目の御質問、学校における性・生教育の在り方について、令和2年第9回市議会定例会の一般質問で様々な御提案を頂いた中から、これまでの対応についてお答えいたします。  まず、教育課程についてですが、各学校の性教育は各学校が毎年作成する学校教育計画に基づいて行われますが、市内の小中学校が全て小中一貫校となったために、それまで小学校と中学校で別々に作成されていた計画を1つにまとめることとしました。これにより、9年間を見通した、より系統性のある指導計画になっているところでございます。  次に、教材ですが、全ての児童生徒にタブレット端末を導入したことにより、映像によってより理解しやすい教材を子どもたちに提供できるようになってございます。一方、デジタル教材だけに頼ることなく、関係機関から教具を借り入れて授業を行うなどの工夫をしている学校もあるほか、対話的な学びを通して、自分の性行動を考える授業にも力を入れているところであります。  次に、家庭や地域との連携についてであります。各学校では、県教委が派遣する「いのちのせんせい」派遣事業などを積極的に活用しております。これは、医師や助産師など命と向き合って仕事をしている方の話を子どもたちに直接聞かせるという取り組みで、授業の様子は保護者にも公開してございます。  次に、保護者対象の講演会はここ2年ほどできておりませんでしたが、本年度は中学校へ入学する子どもの保護者を対象にした教育講演会を再開する計画を進めている学校があると聞いております。  最後に、LGBT等の理解についてでありますが、本市ではこのことについて教職員の共通理解の下、児童生徒に正しい理解と行動が身につけられるよう、積極的に研修会を実施してまいりました。このことにより、学校現場では人権学習の一環として課題を設け、実際にトランスジェンダーの当事者の方から話を伺いながら、性の多様性について理解を深める学習を行った学校もございます。また、生徒会活動として、自分たちの校則の内容に男女別の規定として行き過ぎた項目がないかどうか、自分たちで見直す取り組みも進められております。このように、性教育や生きる教育を充実させることは、子どもたち自身が自分の体や命を大切にするために重要でありますので、今後も効果的な学習が継続できるよう、教職員の研修や学習環境の改善に努めてまいりたいと考えております。  以上、大田議員の御質問に対する答弁といたします。 35: ◯井上議長 大田稔子議員、再質問ございますか。  大田議員。 36: ◯大田議員 1項目めと2項目め、それぞれ様々な事業展開を実施し、また計画を持っていることが確認できました。そして、その中で教育長に1点お伺いいたします。  いろいろと「いのちのせんせい」とか素晴らしい取り組みをしていらっしゃると思います。私、冒頭にも言ったように、こういった教育は幼児期からも必要でないかということを言っておりますので、その点についてどうお考えになっているのか。また、いろいろ小中一貫校になっている学校とかございますが、講演会とかそういうことにしましても、先生を呼ぶにしましても予算が必要だと思います。その辺りをどのようにお考えになっているのかお伺いいたします。まずそれが1点。  2点目、市長にお伺いいたします。海の駅、これにつきましては県のほうから良い回答を頂けなかったということがございます。そしたら、市としての考えはどうなのか、その点についてお伺いいたします。それから、地域の皆様と議論を行うとの答弁でございますが、いつ頃どのような形で行うのか、それについてお伺いいたします。  それと、最後の歌の件ですね。「これにつきましては現在のところは積極的な対応は考えていない。市民の皆様の機運が高まれば、その際に自然に出来上がってくる」という答弁を頂きました。来年度、令和5年、東かがわ市は合併して20年になります。また、NHK朝ドラに笠置シヅ子さんのドラマ化も決定されております。これを機に、市民が誇れるような歌や踊り、これ作成チームを構築して作られてはいかがと思います。これ、周知しないことには市民は分かりません。市民から湧き上がってくるといっても、「市はこういうのに取り組むけど、皆さんどうですか」というそういうアクションを起こしていただかないとなかなか進んでいかないと思うんですね。正しくこれは機が熟してるんでないかという感じがいたします。最近の子どもたちは、キッズダンスとかいうことで、よくダンスをすることによって、いろんなところから観光客とかも来ております。そうした若い先生の振り付けなんかも依頼すれば可能でないかと考えております。先日、社会を明るくする運動の講演会で、さぬき舞人がおいでてくれてました。もう早くも笠置シヅ子さんゆかりのブギウギの踊りを作成して披露していただきました。東かがわ市は本場でございます。その辺りも含めて市長のお考えをお伺いいたします。昔、引田地区には、小学校等でブギウギとかそんな踊りがあったようなことも聞いております。それらを参考にされてもよろしいんでないかと思います。  以上、3点についてお伺いいたします。 37: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁を求めます。  教育長。 38: ◯松浦教育長 大田議員の再質問にお答えします。  まず、1点目の幼児期からの性教育の推進ということでございますが、非常に大変必要だというふうに思っております。やはり幼児期の教育となると、テキストとかそれとか先ほど申し上げましたデジタル教材とかいうものではなくて、実際に触れて体験できるものということで、市の持ち物として沐浴用の人形とか、あるいはへその緒が付いた胎児の模型とか、あるいは妊婦を体験できるジャケットとかというものもございますので、こういった具体教材を使いながら幼児教育にも生かしていければと思っております。  それから、幼・小・中の連携というのが出来上がっておりまして、例えば中3の子たちがこども園に行ってゼロ歳児、1歳児の保育体験をするという、ちょっとコロナ禍で2、3年できておりませんけれども、非常に有効なプログラムがございまして、こういったプログラムを新型コロナウイルスが落ち着きましたら積極的に再開したいというふうに考えてございます。  それから、2点目の講演会予算につきましては、先ほど申し上げましたとおり、県の事業とかがないかということはアンテナ高く探しておりますし、なお市内、市独自の講演会についても有意義な講演会になるよう、予算を獲得できるよう検討してまいりたいというふうに思っております。  以上、再質問への答弁とさせていただきます。 39: ◯井上議長 次に、市長、答弁を求めます。  市長。 40: ◯上村市長 大田議員の再質問に答弁させていただきます。  まず、2点目の海の駅についての市の考えはというところを御質問いただきました。本当に誰がやるかのところであると思います。とはいえ、市が単独でこの事業を担っていくということは極めて難しいと考えております。となったら、地元で受けれるのか、それぐらいのキャパシティがあるのかというとなかなか難しいのかなと思います。じゃあ、どこの事業者を入れるのかというと、本当に幅広く議論をしていかなければならないと思っておりますので、市としての考え方ということを申しますと、まだこれからまずは誰がやるのか、その主体を決めていくところからのスタートかと思っております。そのために、もうまずは先ほど議員からも声が出ました、正に三本松の話になってきますので、三本松協議会の方々との協議から入って、まずどんなニーズがあるのか、我々の中でどこまでの対応ならできるのかというところを考えていかなければならないと思っております。その議論は、現在の状況を整理した上で、なるべく早い段階でまずは議論をスタートさせるところを始めていきたいと考えております。  続きまして、3点目の市の歌、踊りについてでございます。社会を明るくする運動、私も出席をさせていただきまして、さぬき舞人のパフォーマンスを拝見いたしました。率直な感想としては非常に嬉しかったです。東かがわ市の偉人を、東かがわ市だけでなくて東讃、そして香川県の偉人として扱って、さぬき舞人が題材としてテーマとして取り扱ってくれている、こうやって大きい話になっていくということは非常に喜ばしいことかと思っております。また、引田小学校でかつてブギウギのダンス、踊りが運動会等であったということも聞き及んでおるところでございます。「ブギウギ」は来年の秋の朝ドラに決定しておりまして、またその20周年の中でその「ブギウギ」を扱っていくという点については私も理解できるところでございます。ただ、その後のことも考えていきますと、これから東かがわ市の歴史が続いていく中で、ずっと「ブギウギ」のテーマでいいのかどうかというところは議論があると思いますし、また本件の1番の目的は東かがわ市の誇りや愛着を持ち、市の一体感を醸成するための手法というところでございますので、そこに対して、歌、踊りというのが今の時代に合ってるのかどうかというところは判断を要するところがあるのかなと思っております。という点も含めて、東かがわ市としてはやはり市民の皆さんから湧き上がってきて、この歌みんな知ってるよね、この踊りみんなできるよねというところがあって初めて正式に市の歌、市の踊りとして認定できるものであると思いますので、その姿勢をもって再答弁とさせていただきます。 41: ◯井上議長 大田稔子議員、再々質問ございますか。  大田議員。 42: ◯大田議員 ちょっと残念な答弁でございますが、NHKの朝ドラ、これは来年の秋放映でございます。今から取り組んでも十分間に合うと考えます。市長のマニフェストの5つの中の1つ、誰もが知る東かがわ市をつくること、本市の魅力を発信し知名度を向上させることにつながるのではないかと考えます。それから、先ほども申したように、そういったことを募集しますとか、そういう周知をしていただけるかどうか、再度お伺いいたします。20周年記念として、市民から募集することが1番よろしいんでないかと考えます。その点についてお伺いします。  これ、私事でございますが、本当にふるさとを離れて東京の大学に行ったときでも、クラブ活動をしてたときにはまず何をしたかというと、校歌を歌わされました。そのくらい、皆さん、自分のまちのそういうのをいろんなところで発していますし、甲子園もそうでございますね。優勝したら校歌、あの校歌を聞いたら本当にじーんと来ますよね。これは20周年ですので、やっぱり皆さんの力を1つにして、昔踊ってたおおち音頭とか白鳥音頭とかございます。そういうなんにつながったらよろしいのでないかと思って、この御質問させていただきました。  もう1点目は海の駅の件ですが、三本松協議会と早い段階でいうことでございますので、それはいつ頃なのか、以上2点再質問いたします。 43: ◯井上議長 それでは、市長、答弁求めます。  市長。 44: ◯上村市長 大田議員の再々質問に答弁させていただきます。  まず、1点目、市の歌、踊りの点でございますが、議員の御承知のとおり、作ることが目的ではないと思ってます。正に校歌の話もありましたし、音頭の話もありました。学校はなくなってしまいましたけども、私も卒業した小学校の校歌はいまだに歌えますし、夏祭りで踊った音頭もいまだに踊れると思います。ただ、そのようなものがあったとして、じゃあどのように扱っていくのか、そのできた後のことも考えなければならないですし、それをどう活用していくのか、果たしてそれが知名度向上につながるのかというところも本当に議論があるところであると思います。少なくとも20周年事業につきましては、今後この議会終了後、年内かけてどのような事業があり得るかというところは検討してまいります。予算が必要であれば、次年度予算に立てていくべき20周年事業として来年度予算を考えていきたいと思いますので、その中で1つの手段として検討をさせていただきます。  海の駅につきましては、三本松協議会との早い段階の協議を進めてまいります。どんなに遅くても年内には議論をスタートしていきたいと思っておりますので、その中でどのような形が望ましいかというところを見定めていきたいと考えております。  以上、再々答弁とさせていただきます。 45: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。  大田議員。 46: ◯大田議員 2項目めの観光行政について質問します。  住んでよし訪れてよしの観光地域づくりを進める上で、観光行政の役割は、暮らしを磨き上げ質の向上を図り、個性的で美しいまちづくりに取り組むことであります。本市は魅力的でにぎわいのあるまちづくりの中で、イベント実施支援事業、観光推進事業、観光施設管理事業等により、その実現に向けて取り組んでいます。地域の資源(自然・文化財等)を生かして、市民から見ても分かりやすい取り組みを行うことが必要であると考えます。  そこで、3点について伺います。  1点目、各地域で実施している様々なイベント等は地域観光につながることから、開催される観光的な行事のスケジュール等を調整する場を設け、一目で分かるスケジュール表を作成してはいかがでしょうか。例えば、1月にはどこの地域でどのような行事が行われるのか、2月にはどういう行事が行われるのか、そのように市民も観光客も見つけやすく現地に早く行けると考えます。  2点目、農業や漁業に目を向け、滞在型観光づくりにつなげてはいかがでしょうか。滞在型観光とは1か所、あるいは一定の地域に宿泊し、体験型レジャーなどを楽しむ観光スタイルのことであります。滞在観光を楽しむ観光客は、地域の文化に触れ、地域の住民との交流できる機会が豊富にあり、豊かで深い体験を味わうことが可能です。気に入れば、その地域のファンになる傾向があり、リピーターの獲得、長期滞在による経済波及効果などが期待されているようでございます。  3点目、観光協会は令和4年度から一般社団法人東かがわ市観光協会として再出発をしております。観光協会の役割は、観光づくりの企画、立案、実行機関であることであります。地域の中心になる存在として企画を練り、国等の支援策を獲得し、地域の観光関係者の協力を仰ぎながら事業を実行していくことが求められています。法人格を持つことで法人名義での取引が可能となったり、収益事業への取り組みも可能となり、事業展開に広がりが出てくると聞いております。  そこで、本市の観光協会の現状と創出している事業の成果、及び法人格としてどのような効果が見られるのか。また、市としての関わりと目指すべき方向について市長にお伺いいたします。 47: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 48: ◯上村市長 大田議員の観光行政についての御質問にお答えいたします。  令和2年3月、本市の観光が目指す観光ビジョン、そのビジョンに紐づく具体的な重要業績評価指標、そしてこれらの達成に向けた資源配分を決定づける戦略を定めた東かがわ市観光基本計画を策定いたしました。東かがわ市として、観光という分野を重要な産業の1つとして改めて位置付けるとともに、まちづくりとしての観光において注力すべき施策の指針をこの計画にまとめ、現在、取り組んでいるところでございます。  まず、1点目の各地域の様々なイベント等が一目で分かるスケジュール表等の作成につきましては、市ホームページにイベントカレンダーのコーナーがあり、月ごとにカレンダー形式でイベント情報を表示し御覧いただいており、時機を逸せずイベント情報を分かりやすく掲載し、更に見やすいページにしてまいります。このほか、市観光協会ホームページにも四季のイベントがあるほか、地域創生課や市観光協会のSNSでも目を引く写真やハッシュタグなど、表現手法を工夫しながら活発に発信をしており、今後も様々な媒体でのイベント情報の発信に努めてまいります。  なお、議員御提案のイベントの開催スケジュールを調整する場を設けてはどうかという点につきましては、イベントが有料かどうか、一定の地域限定なのか、市外からも来てほしいイベントなのかなど、目的や来客ターゲットがそれぞれ異なりますので調整はしづらいと考えており、現在のところ取り組む予定はございません。  次に、2点目の農業や漁業に目をつけた滞在型観光づくりにつきましては、市観光基本計画の戦略に位置付けております。本市が明確に他地域と差別化して観光を振興していくためには、本市の産業、自然、気候、歴史、文化、食などの多様性と、これらの強みを生かした本市ならではの体験型観光や産業観光を積極的に活用することをポイントとしており、現状としましては、アスパラの収穫体験、ハマチ餌やり体験、和三盆型抜き体験、オリジナル手袋づくり体験といった体験型観光や産業観光を展開しております。  このほか、本年度、市観光協会が観光庁の助成を受け、観光客に市内を周遊してもらうための体験型商品の造成、地域の名産品を活用した食品の商品開発を行い、市全体の滞在時間や消費増加を目指した事業にも取り組んでいるところでございます。  また、本年11月にはふるさと納税の寄付者を対象とした本市へのモニターツアーの実施を計画しており、この場で参加者との意見交換の場を設ける予定としております。本市を訪問していただくことで生まれる意見やアドバイスなど客観的な検証を続けながら、滞在型観光を促進することで、何度も訪問してくれるリピーターの獲得を目指してまいりたいと考えております。  最後に、3点目の観光協会の現状、法人化しての効果や今後の目指すべき方向性についてであります。東かがわ市観光協会は、本年4月から一般社団法人として法人化いたしました。法人格を持つことで法人名義の取引が可能になり、収益事業への取り組みが可能となるなど、事業展開に広がりが出ております。  本年度の展開としては、さきに答弁いたしました観光庁の助成事業の採択を受けて取り組む体験型商品の造成や名産品を活用した商品開発を行う事業に取り組んでいるほか、ふるさと納税者のモニターツアーを企画し、実施者として主体的に取り組むこととしております。また、継続的な活動としては、観光情報の更新と発信として、市観光協会のホームページやSNS、ユーチューブチャンネルで写真映えするスポットの紹介やイベント情報などを発信し続けており、SNSアカウントで「いいね」やフォロワー数を増やしております。  このほか、3回目となるフォトコンテストを開催し、これを契機として本市の観光資源の積極的な露出を図るとともに、2回目のスタンプラリーでは周遊型の観光を促進する取り組みを進めております。厳選したカメラマンやデザイナーによるジオサイトやベッセルおおちなど、観光地のポスターも製作いたしました。さらに、昨日の堤議員に対する答弁で申し上げましたASANフォトコンテスト巡回展を開催するなど、広域的な観光情報の発信にも努めております。  このように、市観光協会は本市の持つ豊かな自然、歴史、文化など、多様な観光資源をより魅力的かつ集客力の高いものへと磨き上げ、観光誘客のための情報発信プロモーションに取り組んでおります。  最後に、市としての関わりにつきましては、現在の職員体制や財政的な面を考慮しますと、連携や相互サポートが必要であると考えております。将来的には市観光基本計画にもありますように、観光マーケティング機能を持つ新組織設立も視野に入れた検討も必要と感じておりますが、現時点では今の状態を維持することが適切な選択と考えております。  以上、大田議員の御質問に対する答弁といたします。 49: ◯井上議長 大田稔子議員、再質問ございますか。  大田議員。 50: ◯大田議員 質問の2点目と3点目、同じような答弁を頂きました。その中で、2点目の滞在型観光を促進することを、リピーターの獲得を目指してまいるという答弁を頂きました。これは本当に、今、体験型の観光をしてると思いますが、滞在型のところはまだできてないと思いますので、しっかり進めていっていただきたいと感じております。  この質問をなぜしたかと申しますと、令和4年度の当初予算、観光推進事業4,073万3,000円、観光施設管理事業9,720万5,000円、このように大きな予算が付いております。そうした中、本当にポスターの製作、素晴らしいポスターできております。フォトコンテストも素晴らしいと思います。ホームページを見てもとても見やすくなっております。しかしながら、そういったことを次にどのような戦略を持っているのかということを、まず市長にお伺いしたいと思います。東かがわ市において観光事業は本当に大事かもわかりませんが、東かがわ市にお金を落としていただける稼げる東かがわ市、そういうことにつなげることも必要でないかと思います。その点について、市長のお考えをお伺いいたします。  それと、本当、一般社団法人化になりまして、国からの予算も取ってきたということとを答弁いただきました。そして、そうしたことも、今の観光協会は地域創生課の中にございます。職員たちとのコラボもして前に進んでいると思うんですが、その計画とかPDCAの検証をどのように行っているのか、またできているのか、それについてお伺いします。  次、3つ目、人材の育成ですね。これ、将来的にどういう形、今のところは市役所の中で、しかし将来的にはどのように考えているのか、その辺りについていつ頃を考えているのかいうこと。今、優秀な職員が3人ほどおると聞いております。しかし、こういった観光事業というのは、やっぱり外に出て活躍して、地域の企業とかそういうところにどんどん、中にいるのも必要かもわかりませんが、そういうところへどんどん行くためには若い力も必要でないかと思います。その点についてどのようにお考えになっているのかお伺いいたします。 51: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 52: ◯上村市長 大田議員の再質問に答弁させていただきます。  まず、3点ありました。1点目、次にどのような観光戦略を考えているのかというところで、議員御指摘のとおり、滞在型観光は非常に重要だと考えております。滞在型観光というところで申しますと、議員御指摘のとおり、宿泊であったりとか地域の方々との交流も重要な点になってくるところでございます。それがあった上で、じゃあ何をするのかという体験を提供できるのかというところが大きなポイントかと思います。そのためにも、市観光協会で観光庁の助成を受けた体験型商品の造成であったりとか、地域名産品の商品開発というところに今、手を付けているところでございます。  議員がおっしゃるとおり、観光で稼げる東かがわ市をつくっていくこと、非常に重要でございます。その点を含めて、どこがキャッシュポイントとなっていくのかということも考えなければならないですし、宿泊という点で申しますと、確かにキャンプ場はございますし、民泊できるところも数多くございます。また、東かがわ市で宿泊事業をやりたいというお話も、引き合いのほうも頂いているところでもございますので、そのようなところとの横のつながり、連携というのもこれからも模索していきたいと考えております。  続いて2点目、計画に沿ったPDCAの検証というところで申しますと、それぞれの事業ごとに検証、何が良かったのか課題だったのかというところは、地域創生課及び観光協会、場合によってはほかの課にまたがる事業となるときは、それぞれに共有、協議をしておるところでございます。もちろん、全体としては観光基本計画の中で民間事業者、観光協会、そして市役所それぞれの役割分担をしておりますので、その中でどういう反省事項があるか、振り返り事項があるかというのは随時協議をしているところでございます。  3点目、観光協会の人材の育成というところで申しますと、正に法人化できたこれからであると考えております。と申しますのも、人材の育成と考えますと、いかに人件費を取っていくかというところが必要です。鶏か卵かという議論になるかもしれませんけども、さきの観光で稼げる東かがわ市なくしてなかなか観光協会の自立、新しい人材の獲得というところは難しいのかなと思っております。ただ、そのためには職員のフォローであったりとか、地域おこし協力隊のメンバーの方々も御協力を頂いておりますので、まずは東かがわ市観光協会が法人として自立していける、観光で稼いでいける体制をしっかりと構築していくことが先決かなと考えております。  以上、3点、再答弁とさせていただきます。 53: ◯井上議長 大田稔子議員、再々質問ございますか。  大田議員。 54: ◯大田議員 今の市長の答弁で、本当に観光協会はこれから大事なところだと思います。市内の中にございますので、しっかりと協議をして東かがわ市の発展につなげていっていただきたいと感じております。少し補足なんですが、先ほど申した滞在型なんですが、これ先進地ですね。三豊市、瀬戸内海を見晴らすゲストハウスに、海と山の恵みに触れたりとかございます。東かがわ市には、先ほど市長が答弁されたように、アスパラやトマト、またいちご狩り、新鮮な魚介類、瀬戸内海の魚は絶品であると確信しております。これ、にぎやかな箇所ということで全国的にも注目されております。また、そういったところ、先進地等を視察に行って観光協会とつながって、その辺り企画立案、実行いうところが観光協会のメインでございますので、その辺りをつなげていっていただけることが必要と思います。その点について、市長にお伺いします。  それと、人件費のことをおっしゃってましたが、優秀な人を採るには人件費が必要でございます。そういうことは議会としても本当に必要であれば賛成すると思いますので、必要なものは必要に取っていくというような、そのような姿勢を示していただきたいと思います。  以上、2点、再質問いたします。 55: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 56: ◯上村市長 大田議員の再々質問にお答えいたします。  2点いただきました。まず1点目、観光協会を他地域とつなげていく、正に観光ということを考えますと、いかに他地域との差別化ができるのか、また場合によっては他地域と組めるのかというところが、非常に大きな重要な視点であると考えております。そのためにも、議員からありました三豊市も含め、市外、県外、様々な地域との情報交換をとれる機会というのは、観光協会、そして市職員も含めてあらゆる機会をつくっていきたいと考えております。  2点目、優秀な人材の獲得につきましては、大変心強いお言葉を頂きました。どのような人材、どのような目的を持って採るかということは観光協会とも協議が必要ですが、必要となった場合には予算として御提案をさせていただきますので、その際に御議論をさせていただけたらと思います。  以上、再々答弁とさせていただきます。 57: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。  大田議員。 58: ◯大田議員 最後、田の浦野営場について質問いたします。  田の浦野営場は、令和2年度に、トイレ、シャワー等施設整備を行い、現在、デイキャンプ場でゆったり遊べる場として、他県から大勢の利用客でにぎわっています。2019年12月、同僚議員の田の浦の利活用についての質問に対し、「民間利用の方向性も探っていく」と答弁されました。  そこで、3点について伺います。  1点目、その後、具体的な民間利活用があったのか。  2点目、今後の管理・運営等について。  3点目、地元住民の声はどのようなものが届いているのか。  以上、3点についてお伺いいたします。
    59: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 60: ◯上村市長 大田議員の田の浦野営場についての御質問にお答えいたします。  田の浦野営場につきましては、近年のキャンプブームもあり、隣接する大池オートキャンプ場も含め、県内外の利用客で連日にぎわいを見せているところであり、令和3年度にトイレ棟を整備し、田の浦海岸や野営場の利用者への利便性を高めてまいりました。これから行楽シーズンを迎えるに当たり、一層の利用が見込まれているところでございます。  さて、議員御質問の民間利活用についてでございますが、令和元年第5回市議会定例会の田の浦野営場に関する一般質問におきまして、立地を生かした有効活用に向け、民間の活用を探ると答弁をいたしました。そしてその後、民間利活用を進めることや、県内外からの来客者が増えることでの課題など、様々な方向性を探るため、まず地域の皆様の御意見、お気持ちをお聞きすることとし、昨年秋に周辺6自治会の会長のほか、田の浦野営場や大池オートキャンプ場の管理団体の代表者と、田の浦野営場活用に伴う意見交換会を開催いたしました。意見交換会では、民間活用での整備によるメリットもありますが、一方では騒音、ごみの投棄や通行量の増加に伴う安全性の問題、また田の浦エリアは地元にとって愛着のある地域の宝として認識されていることなどが伺われましたので、現状では地元住民を排除するような民間活用をすぐに実行に移すのは難しいと判断しているところでございます。  そこで、課題解決の一環として、大型キャンピングカーが通り抜けできない道路の通行警戒看板の設置や、地域ごみステーションへの不法投棄対策などに取り組みました。  今後につきましては、そうした課題をクリアしていくことや、大池オートキャンプ場との一体管理の方向性を探るなど、地域の方々も気軽に集え、多様な利用スタイルで楽しめるエリアとして有効な利活用を引き続き検討してまいりたいと考えております。  以上、大田議員の御質問に対する答弁といたします。 61: ◯井上議長 大田稔子議員、再質問ございますか。  大田議員。 62: ◯大田議員 市長の答弁で、しっかり地元と向き合って地元の意見を吸い上げて、それに対しての対処していることが確認できました。  その中で、答弁として地元住民を排除するような民間活用という御答弁を頂いたのですが、地元の方でそこを管理するような声が沸き上がっていないと聞いております。ただし、現在は無料でございます。答弁にも頂いたように、ごみがあったりとか地域の子どもたちが海に泳ぎに行くことができないとか、そういった声も私のところには届いております。最終的には、大池オートキャンプ場との一体管理の方向性を探るなど、地域の方々にも気軽に集えて多用な利用スタイルで楽しめるエリアとして有効な活用を引き続き検討してまいるという答弁を頂きました。  その中で、やはりこれ大池オートキャンプ場と田の浦野営場は近うございます。今すぐにこれを管理してくれというのは難しいかもわかりませんが、確か令和6年度の4月ぐらいが指定管理の更新時期だと存じております。そのときにもやはり地元としっかりと、本当に地元と話しすることが1番必要なんですが、市長は地元と話されたのか、まずその点、1点お伺いします。その話されたことによって素晴らしい自然、本当に東かがわ市のあそこの場所は快適な場所ということで、私も何度も見に行きますが、すごい車でございます。そうしたことをもっと市として活用ができるような、そういう考え方を、先ほどの観光協会の方とも議論しながら、次の指定管理につなげていったほうがよろしいのではないかと考えますが、その点、市長にお伺いいたします。 63: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 64: ◯上村市長 大田議員の再質問に答弁いたします。  まず、地元と私が話ししているのかという点でございますが、先ほどの答弁で申しました意見交換会、こちらに私は出席はしておりません。職員から報告を聞いております。ただ、この場ではなくて、また個別に地域の方々からの意見を聞いております。ただ、そこで出てくる話も、先ほどの答弁にもありましたとおり、何とかしてほしい、でも私たちもちゃんと入れるようにしてほしい、とはいえ誰も来ないというのも、それはそれで困るというところで、なかなか落としどころをどこに持っていくかというところは難しいところだなと感じております。それもあって、先ほどの答弁の中で大池オートキャンプ場との一体管理の方向性を探るというところは考えていきたいと思っております。議員御指摘のとおり、1つのターニングポイントとなるのが次期指定管理のタイミングであると思います。その中で、大池オートキャンプ場と一緒に考えていくのか、はたまた別にするのであれば、田の浦をどういう形で今後の管理維持していけるのかというところの方向性は見いだしていきたいと考えております。  以上、再答弁とさせていただきます。 65: ◯井上議長 大田稔子議員、再々質問ございますか。 66: ◯大田議員 ありません。 67: ◯井上議長 これをもって、大田稔子議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。            (午前10時55分 休憩)            (午前11時10分 再開) 68: ◯井上議長 再開をいたします。  次に、14番、田中貞男議員の一般質問を許します。  田中議員。 69: ◯田中(貞)議員 皆さん、おはようございます。一般質問の最後となりました。未来ある答弁を期待して質問を行いたいと思います。  まずはじめに、農業経営者の支援についてであります。  近年の世界情勢の動きにおいて、様々な要因によって物価の高騰が起こっています。食料品から始まり、様々なものでありますし、また農業関係にも及んでおります。東かがわ市の主要な水稲作物に使用する肥料は目に見えて高騰しています。コシヒカリ等の肥料においては、ここ数年、税込みで20キログラム3,600円が、令和5年度においては6,000円になる見込みだそうでございます。要因については、原材料が化石燃料から取り出された尿素やリン安、塩化カリの需要が国際的に増えてきているとのことであります。その尿素の生産国はマレーシアと中国で7割であります。リン安については90パーセントが中国であります。塩化カリについてはカナダ、ロシア等で90パーセントを占めております。輸出規制や国際情勢の悪化で輸入調達が難しくなっていることにより値上げを余儀なくされております。また、米の価格も毎年下がってきている中において、新型コロナウイルス感染症の影響により需要がさらに減り、令和3年度1等米60キログラムでは1万700円となり、令和4年度産においても同額が今、見込まれております。私が先月にJAに出荷した金額は、仮渡しではありますが、2等米で30キログラム4,950円の金額であり、1俵にしますと9,900円であります。来週も出荷をする予定でおりますけれども、先月出した仮渡しと同じだと思っております。  昨日も同僚議員が質問しましたが、9月17日のマスコミ掲載で、全国的に有名な銘柄については上昇との傾向がありました。その裏返しとして、値上げされる分、需要が減るのではないかという掲載もありました。このような中において、肥料代は10アール当たり約5,000円経費が加算されていきます。田畑の集積している大規模農家については、保有米は生産するが、それ以外については作付しなくて、他の経営に移行するのでないかと思います。そうした中においても、経費を軽減しながら作付しても、肥料が高騰したからといって減量して作付することはできないとの声も聞いております。当然であります。  このようなことから、農業経営者に対して支援施策を考えるべきと思いますが、市長の所見をお伺いいたします。 70: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 71: ◯上村市長 田中貞男議員の農業経営者の支援についての御質問にお答えいたします。  昨日、東本議員の一般質問に答弁いたしましたとおり、現在の農業を取り巻く環境については、これまでになく大変厳しい状況に置かれているものと認識をしております。特に、肥料や飼料、燃料などの営農に欠かすことができない生産資材コストは過去最高水準まで高騰し、生産現場においてはこれ以上農業を続けていけないとの声も聞こえております。  このような状況を踏まえ、国においては本年7月に肥料価格高騰対策事業として、肥料価格高騰による農家経営への影響を緩和するために、肥料コスト上昇分の一部を支援することが決定され、また香川県農協においても肥料予約価格値引き事業が実施されるなど、農業者への支援施策が打ち出されております。現時点において市独自の支援策の計画はございませんが、今後においては、国・県、また関係機関などの動向に注視するとともに、県下自治体の支援状況も参考にしながら、農業者等に対して実効性のある支援策について検討するとともに、農業の持続可能な発展を目指し積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上、田中貞男議員の御質問に対する答弁といたします。 72: ◯井上議長 田中貞男議員、再質問ございますか。  田中議員。 73: ◯田中(貞)議員 昨日、同僚議員の質問でありましたけれども、市の農業機械銀行の標準量のお話もありました。稲刈りするには10アール当たり2万6,000円、乾燥する場合においては1袋1,100円であります。その中で、乾燥する場合において普通にすれば1,100円でございますけれども、米のものによって、カメムシや焼けたお米等々を取り出していかなければ商品化されません。そういったことを考えていきますと、その部分の色選料を使用すると、30キログラムで300円から、ものによったら800円ぐらいプラスになります。先ほどの仮渡しの話を私はしましたけれども、4,950円と言いましたけれども、4,950円から色選で300円から800円色選にかけると、その分、金額下がってくるということであります。その上に、2パーセントほど全体の量が減ってきます。その分を考えていくと、約30キログラムで700円ぐらいのマイナスになってくるということでございますので、実質、4,950円の仮渡しが4,250円になるというふうな計算になってこようかなと思っております。ただでさえ赤字で困っている中で、まだその部分が増えてくるということを考えると、やっぱり少しでも行政としても農家のために支援をする必要があるんでないかなと思っております。そのことを考えていくと、先ほど答弁も頂きましたけれども、これだけ掛かってきたら、3反、4反辺りの人については、昨日もお話がありましたけれども、田植をしていただいたり、それから苗を自分でも作るのも高齢化して大変だというふうなことで育成の苗を買う、緑化苗を買うとすると600円か700円ぐらい掛かってくると、1箱がね。大体15箱から17箱ぐらいは要るということは、また1万円そこに加算されるわけでございます。そういったことを考えて生産され、昨日の話の中になかったですけれども、水の管理を約4か月余りしなくてはならない、そういった部分についての人件費等については一切含まれておりません。ただ単にお米を生産されて出来上がってきた分がその金額であるというふうな考えでございます。そういったことを考えると、やっぱり農家がこれから高齢化がただでさえ進んでいる中で、農家の人が、「もう自分くのだけはもうしょうがないけん作るがと、それ以外についてはもう誰かに作ってもらうが」と言いながら、今現在、東かがわ市でいろいろ集積して管理をしていただいている方々がおいでますけども、その部分についても十分管理ができているかと言いますと、私たち今、生産をしている農家のほうから見ると、なかなか普通の自分が持ってる農家の人と集積をしている農家の人との管理の仕方が随分と違ってるなというふうな感じも受けます。そういったことを考えて、歳がいってでもその部分をきちんと自分が持っている田んぼに対して管理をしていただけることができるんであれば、少しでも支援をしていただくということが必要でないかなというふうに思っております。  そういったことで、なかなか積極的に取り組んでいかないというふうな答弁を先ほど頂きましたけれども、再度、市長に対して、支援をしていただけるかどうか確認をいたします。 74: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 75: ◯上村市長 田中貞男議員の再質問に答弁させていただきます。  農業者への支援ができるかどうかというところでの御質問を頂きました。答弁の繰り返しにはなりますが、持続的な発展を目指して積極的に取り組んでまいりたいと考えております。今回の非常に大きな燃料や価格の高騰というところを受け、それに充ててほしいという形で国からの臨時交付金も出ております。それを農業者の皆様にどのようにフォロー策、支援策として考えていくか、これから検討していきたいと考えております。  以上、再答弁とさせていただきます。 76: ◯井上議長 田中貞男議員、再々質問ございますか。 77: ◯田中(貞)議員 次の質問に移ります。 78: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 79: ◯田中(貞)議員 2問目に移ります。1期4年の総括と次期市長選挙の出馬について、市長にお伺いをいたします。  平成31年4月から市長に就任し、5つの構想を掲げ、誰もが知る、ときめく、かがやく、誇りある、みんなでつくる東かがわ市を目指して、4年間市政のかじ取りを担っております。市長は、市ホームページに記載されている実施してきた施策運営について、どのように評価をしているのか、またその成果についてお伺いをいたします。  また、ときめくの中にある子育て支援施策については市長提案でありましたが、議会との議論の中で達成することはできませんでしたが、その後、出生祝金制度を廃止して、新生児定額給付金として1人10万円を支給することになりました。また、誰もが知ってるワクワクするまちづくりの取り組みにおいて、わくわく課を発足して、全国からの賛同を募り、ワクワクするまちの実現に向けた取り組みを発信させているなど、成果については順調に前に向かって取り組んでいる感じは見えます。その他の成果についても順調に向かっていると思っております。そういったことを感じている部分についての成果についてもお伺いをいたします。  来年令和5年4月には、地方統一選挙が実施されます。市長としてまだまだ道半ばとは思いますが、今までを振り返りながら、次期市長選への考えをお伺いいたします。 80: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 81: ◯上村市長 田中貞男議員の1期4年の総括と次期市長選の出馬についての御質問にお答えをいたします。  東かがわ市長の職をお預かりしてはや3年5か月が経ちました。誰もが知っているワクワクする東かがわ市を掲げて市政を担ってきたこの間、就任以来、様々な施策に取り組んでまいりました。誰もが知る、ときめく、かがやく、誇りある、みんなでつくるにまとめた公約については、第2期東かがわ市まち・ひと・しごと創生総合戦略へ全て反映し、毎年、PDCA見える化の中で進捗管理を行い、市ホームページでも公表をしてまいりました。  新型コロナウイルス感染症の影響で実施ができない、制度の周知が追い付いていないなどの課題を残す部分もございますが、全体としては順調に事業の着手、進行ができていると感じているところでございます。  これまで取り組んでまいりました施策の実施に当たり、議員各位の御理解と迅速な御判断、御賛同に対しまして、改めて御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございます。  子育て支援施策については、議員御指摘のとおり、就任時の公約を議会との議論の中で見送らざるを得なかったものの、議員の皆様と東かがわ市の子育て支援を充実させるという想いは一致しており、新生児定額給付金、妊婦健診受診支援事業、子どもインフルエンザ予防接種費用助成事業、また市内企業の育児休業取得を促す育児休業取得促進事業等の新規事業をスタートさせることもできました。  教育面においても、学校就学前施設の再編を進め、放課後児童クラブや給食の調理・配送業務を、保護者の負担を増やすことなく民間委託することで、効率的で質の高い保育・教育環境の整備を進めたほか、子育て支援課の教育委員会部局への統合や、県立三本松高校との関係深化による市内保幼小中高の連携強化、GIGAスクール構想の中で児童生徒1人1台の端末環境を県内でいち早く配備したICT教育の充実、算数セットや鍵盤ハーモニカ等も学校の備品とするなど、保護者負担の軽減も進めてまいりました。  このほか、高齢者支援につながる公共交通施策をはじめ、デジタル化の推進や防災・減災対策にも力を注いでまいりました。市内外においても議員に触れていただきました市役所外組織のわくわく課は、人形劇をモチーフとしたパペットカルテットプロジェクトのスタートや、民間事業者の新商品サービスの開発、市内の子どもたちを巻き込んだ子ども商店街の開催など、行政ではなかなかできない事業を実施し、各所で御活躍をされております。  このほか、市民による自発的な活動、また民間による新規事業や起業の動きも出てきました。私自身も積極的に市内外での活動を進め、講演やパネルディスカッションに40回ほど呼んでいただき、オンライン、オフラインを問わず、全国各地で東かがわ市を売り込んでまいりました。  これらの事業や活動の結果、本市議会定例会で提案しております令和3年度東かがわ市一般会計歳入歳出決算において、歳入としての市民税は新型コロナウイルス感染症の影響が出る前の平成30年度を上回り、令和3年度の収入済額は約15億4,000万円となりました。また、ふるさと納税においても寄付額は年々増加しており、令和3年度は過去最高の約9億1,150万円の御寄付を頂き、企業版ふるさと納税も頂けるようになりました。また、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ等のマスメディアはもちろん、ウェブニュースやSNSでも東かがわ市を扱っていただける機会が増え、市外の認知向上はもちろん、市民の地域愛着心の醸成にもつながっていると感じております。  ほかにも、香川県の発表によりますと、令和3年度は県内8市9町の中で、東かがわ市の移住世帯数が3位、移住者数が4位となり、市外からの評価も得られるようになりました。東かがわ市が選ばれるまちになりつつあると確信をしております。  その一方で、人口減少、少子高齢社会はまだまだ進んでおります。2021年1月時点の東かがわ市の老年人口比率は42.28パーセントで、全国815の市及び特別区の中で33位、後期高齢者比率は23.53パーセントで全国30位の高さ、年少人口比率は8.33パーセントで全国28位の低さでございます。そして、本市の人口ビジョンによる2030年の人口推計は約2万3,000人でございます。ただ、この状況下でも、人口が減っても前向きな東かがわ市を創っていく想いに全くの変わりはございません。  さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で、市内の産業、医療福祉、教育も大きなダメージを受けました。いかにこの状況から脱し、東かがわ市をまた新しい形に持っていけるかが問われています。来年度、東かがわ市は創立20周年を迎えます。人口減少、少子高齢社会の中で、東かがわ市が目指す次の姿、次期基本構想を策定し、その方向に進んでいくためにも、誰もが知っているワクワクする東かがわ市の実現は道半ばです。その実現のために挑戦を続けていく姿勢に、意志に、一切の揺るぎはなく、むしろ4年前より高まっています。  このことから、私は2期目に挑戦し、市民の皆様の御理解と御支持を頂けるのであれば、引き続き東かがわ市政を担っていきたいと考えております。  以上、田中貞男議員の質問に対する答弁といたします。 82: ◯井上議長 田中貞男議員、再質問ございますか。  田中議員。 83: ◯田中(貞)議員 答弁を頂きました。市長が2期目に向かってかじ取りをしていくということを伺いました。先ほどの答弁の内容についてはたくさん言われましたので、取り組んできた成果については前向きに取り組んでいると認識をしておりますし、市長自身で積極的に市内外での活動によって全国各地で東かがわ市をPRしていただいたことには、いろいろな形で感謝します。子育て支援施策についても教育面についても、それぞれの形で頑張っていただいていることについては感謝をいたしますし、またわくわく課ができたことによって、それぞれ違った形での東かがわ市が売り込めてきたんでないかなというふうに思います。また、ふるさと納税についても、先ほどありましたように、寄付をしていただける方が過去最高の9億円余りとお伺いしました。移住世帯についても、過疎地域の指定を受けながらでも県内で3番目であり、住みやすいまちであることが認識されたと思っております。人口減少、少子高齢化が進んでいる東かがわ市は42.28パーセントだと先ほど答弁を頂きました。そうした中での今までの頑張りが功を奏しているんではないかなというふうに思います。  そうした中ではありますけれども、令和5年度には東かがわ市は二十歳を迎えることで、次期の構想も策定し、2期目に向かって挑戦をしたいとの答弁も頂きました。人口減少、少子高齢化の東かがわ市を2期目でどのような方向を考えていくのか、またお伺いをしたいし、また過疎地域での東かがわ市の社会でも、働く場所は今以上に必要であります。  そこで、私が思います現在のITとかそういったデジタル社会の中ででも必要な企業は様々あると思いますが、私は企業誘致とか工業団地との取り組みなどは前向きに取り組んでほしいなと、必要があると考えます。そういった部分について、市長の2期目に向かっての挑戦する答弁いただいた中に、政策の中に取り組んでほしいと私は考えますが、その点について市長にお伺いをいたします。 84: ◯井上議長 それでは、市長、答弁を求めます。  市長。 85: ◯上村市長 田中貞男議員の再質問にお答えをいたします。  まず、1点目の2期目の方向性について、何よりも人口減少社会、少子高齢社会への対応が引き続き必要です。超高齢社会を迎えている東かがわ市において、高齢者の皆様への行政サービスを維持するため、サービスの低下があってもその減少幅を最小にするため、若者世代への支援をこれからも拡充し、彼らの評価を得られるまちづくりを引き続き進めてまいります。加えて、ハード面においても安心・安全であることを前提に、人口減少社会に対応できるまちづくりを通し、東かがわ市の持続可能性を高めていきたいと考えております。  さらに、3年後、2025年には次回の瀬戸内国際芸術祭と大阪万国博覧会が行われます。それら会場の結節点でもある東かがわ市の地の利を生かし、2025年はもちろん、それ以後も継続できる観光政策を進めてまいります。  また、教育政策においては、これまで進めてきた英語教育の効果を持ってさらなるステップアップを図り、何よりも主体性、そして想像力、表現力、デザイン力も含めた非認知スキルの向上を図り、子どもたちが生き生きとした生活を東かがわ市で送ることができる環境をつくっていきたいと考えております。  続いて、2点目の企業誘致も含めた産業政策について、国においてもスタートアップ支援策がスタートし、先日発足した池田豊人知事の池田県政においてもスタートアップ支援がうたわれております。これら国政、県政の動きに呼応し、東かがわ市でもスタートアップ支援を充実させ、起業はもちろん、市内の企業の新事業へのサポート、そして市外、県外からの企業誘致や投資を行うことのできる体制や環境を整え、市内産業の充実を図ってまいります。  加えて、1つ目の再答弁の内容も含めまして、これらの産業政策を強く推進するためにも、市内外にあります企業、団体との連携は必要不可欠です。今年度から本格的に歩み始めた官民連携による社会課題の解決にも、より一層取り組んでいきたいと考えております。  具体的な内容については、来春までの間に市民の皆さんとの意見交換を重ね、また市外、県外からの協力も頂きながら形づくっていきたいと思っております。その想いを持って、誰よりもこの東かがわ市にわくわくする市長であり続けることができるよう、引き続き市政を引っ張っていきたいと考えております。  以上、再答弁とさせていただきます。 86: ◯井上議長 田中貞男議員、再々質問ございますか。  田中議員。 87: ◯田中(貞)議員 先ほど答弁を頂きまして、市内外の企業団体等との連携をつくっていくというふうなことで答弁を頂きましたけれども、私が先ほど、企業誘致、それから工業団地の取り組みなどは施策の中に取り入れてほしいというふうな御提案も申し上げましたが、その点についての答弁を頂けてなかった分についてはどうなんでしょうか。再度、その部分について答弁いただけたらと思います。 88: ◯井上議長 田中議員、その件については、質問趣旨からもう大分先のことになります。それで、市長のほうも先ほどこれからいろいろ次期の部分については考えていくということでありますんで、それで御了解いただけますか。 89: ◯田中(貞)議員 分かりました。 90: ◯井上議長 これをもって、田中貞男議員の一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  なお、明日22日は午前9時30分より本会議を開きますので、定刻までに御参集ください。  本日は、これで散会いたします。            (午前11時37分 散会)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
       東かがわ市議会議長 井 上 弘 志      署 名 議 員 東 本 政 行      署 名 議 員 山 口 大 輔 発言が指定されていません。 Copyright © Higashikagawa City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...