下諏訪町議会 > 2021-12-16 >
令和 3年12月定例会−12月16日-05号

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  1. 下諏訪町議会 2021-12-16
    令和 3年12月定例会−12月16日-05号


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    最終取得日: 2023-06-02
    令和 3年12月定例会−12月16日-05号令和 3年12月定例会            令和3年12月下諏訪町議会定例会会議録                                    (第5日) 議員の席次並びに出欠   1番 森   安 夫  出          8番 大 橋 和 子  出   2番 樽 川 信 仁  出          9番 松 井 節 夫  出   3番 田 嶋   彰  出         10番 中 山   透  出   4番 増 沢 昌 明  出         11番 野 沢 弘 子  出   5番 林   元 夫  出         12番 中 村 光 良  出   6番 岩 村 清 司  出         13番 金 井 敬 子  出   7番 青 木 利 子  出 出席議会事務局職員             出席総務課職員   議会事務局長   田 中 美 幸      庶務人事係長   岩 波 美 雪   庶務議事係長   山 田 英 憲 説明のために出席した者   町長       宮 坂   徹      保健福祉課長   小 松 信 彦   副町長      高 木 秀 幸      産業振興課長   増 澤 和 義
      教育長      松 崎   泉      建設水道課長   北 澤 勝 己   総務課長     河 西 喜 広      消防課長     小 野 裕 之   税務課長     堀 内 憲 隆      会計管理者兼会計課長                                  吉 池 泰 宜   住民環境課長   中 澤   務      教育こども課長  樫 尾 光 洋 本日の会議日程 令和3年12月16日(木)午後1時30分   1.本日の議員の出欠並びに会議成立宣告   1.会期日程の変更及び議案の取り扱いの決定   1.付託議案の委員長審査報告、質疑、討論、採決   1.請願の委員長審査報告、質疑、討論、採決   1.意見書案の上程、説明、質疑、討論、採決   1.総務経済常任委員会生活文教常任委員会議会運営委員会バイパス対策特別委員会及び広報特別委員会の閉会中の継続調査について   1.追加議案の上程、説明、質疑、委員会付託   1.付託議案の委員長審査報告、討論、採決   1.追加議案の上程、説明、質疑、討論、採決   1.閉会に当たっての町長挨拶 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            開  議  午後 1時30分 △<本日の議員の出欠並びに会議成立宣告> ○議長 大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午後1時30分でございます。本日は、令和3年12月下諏訪町議会定例会第5日目、最終日であります。  本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は13人であります。よって、本会議は成立いたしました。  ただいまから会議を開きます。 △<会期日程の変更及び議案の取り扱いの決定> ○議長 日程第1、第2 会期日程の変更及び議案の取り扱いについて御報告いたします。  本定例会の会期中におきまして、追加議案1件、意見書案2件、委員会提出議案1件が提出されました。この取扱い及び日程の変更について、議会運営委員会を開催し、協議をいたしましたので、その結果につきまして、議会運営委員長から御報告願います。中村光良委員長、登壇の上、御報告ください。 ○議長 中村委員長。 ◎議会運営委員長(中村) 大変御苦労さまでございます。議会運営委員会から御報告いたします。  本日、午前9時から議会運営委員会を開催し、議長の手元に提出されました追加議案1件、意見書案2件、委員会提出議案1件の取扱い及び会期日程につきまして、それぞれ取り扱うことといたしましたので御報告いたします。  議事日程につきましては、議事日程表に示されているとおりでございます。  初日に提案された議案及び請願の取扱いの決定に続いて意見書案の上程を行い、提案者から提案理由の説明を願い、質疑、討論を経て採決を行います。  次に、総務経済常任委員会生活文教常任委員会議会運営委員会バイパス対策特別委員会及び広報特別委員会の閉会中の継続調査の決定をお願いいたします。  続いて、追加議案の上程、説明、質疑を行い、一般会計予算決算審査特別委員会へ付託いたします。そこで本会議を一旦休憩し、直ちに委員会を開き、議案の審査をお願いいたします。委員会が終了した時点で本会議を再開し、委員長から審査報告を願い、討論を経て採決を行います。  最後に、委員会提出議案の上程、説明、質疑、討論を経て採決を行い、12月定例会の全日程を終了することといたしました。  以上、議会運営委員会の協議の結果について御報告いたします。よろしくお願いします。 ○議長 ただいま議会運営委員長から御報告がありました日程及び議案の取扱いについて、質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、日程及び議案の取扱いについては、委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議ないものと認めます。よって、日程及び議案の取扱いにつきましては、ただいまの委員長報告どおり決定いたしました。 △<付託議案の委員長審査報告、質疑、討論、採決> ○議長 それでは、生活文教常任委員会の審査報告をお願いいたします。増沢昌明常任委員長、登壇の上、御報告願います。 ○議長 増沢委員長。 ◎生活文教常任委員長(増沢) 生活文教常任委員会より報告いたします。  議案第66号 下諏訪町国民健康保険条例の一部を改正する条例について  議案第69号 令和3年度下諏訪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第71号 令和3年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第 2号)  本委員会は、令和3年12月6日に付託された上記議案について審査した結果、それぞれ原案どおり可決したから、会議規則第73条の規定により報告します。  それでは、審査の内容について御報告いたします。  議案第66号 下諏訪町国民健康保険条例の一部を改正する条例についての質疑では、金額の見直しにより加算分が1万6,000円から1万2,000円と4,000円下がってしまうと、41万6,000円の給付になってしまうので、少子化対策の重要性もあることから、42万円を維持する必要があると考え、1万2,000円に下がった分、本則の金額を4,000円上げて対応する。1万2,000円に下がった理由については、本来必要となる掛金は1分娩当たり2万2,000円で、そのうち制度の剰余金から1分娩当たり1万円が充当できる現状から、1万2,000円という額になるとの答弁がありました。  国の産科医療補償制度の内容説明と出産される方への周知はどのように考えているかとの質疑では、分娩などに際して重度の障がいを負った新生児とその家族に対して補償が行われる制度で、補償の対象範囲は補償対象基準、除外基準、重症度基準など細かくあり、全てを満たす場合、対象となるとされている。また周知方法は、町では発信していないが、産科医院に周知チラシがある。長野県はほぼ100%の産科医院が本制度に登録されており、県内で出産される方には周知がされているとの答弁がありました。  討論はなく、採決で挙手全員で可決されました。  議案第69号 令和3年度下諏訪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、質疑、討論はなく、挙手全員で可決されました。  議案第71号 令和3年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第2号)は、質疑、討論はなく、挙手全員で可決されました。  以上、生活文教常任委員会からの報告とします。 ○議長 次に、総務経済常任委員会の審査報告をお願いいたします。中山透常任委員長、登壇の上、御報告願います。 ○議長 中山委員長。 ◎総務経済常任委員長(中山) それでは、総務経済常任委員会報告をいたします。  議案第67号 下諏訪町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について  議案第70号 令和3年度下諏訪町温泉事業特別会計補正予算(第1号)  議案第72号 令和3年度下諏訪町下水道事業会計補正予算(第3号)  本委員会は、令和3年12月6日に付託された上記議案について審査した結果、それぞれ原案どおり可決したから、会議規則第73条の規定により報告いたします。  それでは、審査内容について御報告いたします。  議案第67号 下諏訪町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例については、質疑では、この町において制度の利用者はなく、また該当者もいないとのことでありました。  討論なく、採決の結果、挙手全員で可決いたしました。  続いて、議案第70号 令和3年度下諏訪町温泉事業特別会計補正予算(第1号)。質疑では、収納状況は令和2年度ベースで納付件数総数1万7,379件、そのうち口座振替は1万6,336件、割合で94%。窓口納付は1,043件、6%で、約1,800万円程度であるということであります。今回のコンビニ収納を新設することにより、スマホ決済も可能となるということであります。  今後のコンビニ納付に対する経費としては、月額使用料5,500円、取扱手数料単価1件当たり66円の1,000件分を見込み、総計で13万2,000円程度が毎年の経費として考えられるとのことであります。  討論では、窓口納付の選択肢が増えて利用者の利便性の向上となるので賛成との討論があり、採決の結果、挙手全員で可決いたしました。  続いて、議案第72号 令和3年度下諏訪町下水道事業会計補正予算(第3号)であります。質疑では、現在低地に住宅建設予定の方からポンプ設置の相談があり、今回の補正となりました。今回は補助金交付要綱に従い、新規のポンプ設置者には補助金を交付し、個人のものとして管理していただくとのことであります。現在町が設置したポンプは8基あり、使用者がいる限りこの施設は管理・更新をしていくが、近隣市町村では行政で設置・管理しているのは当町だけであり、使用者がいなくなった時点で廃止を考えていくとのことであります。  補助金の100万円の考え方としては、近隣の諏訪市、茅野市が補助率10分の10の限度額100万円、岡谷市、富士見町は補助率2分の1限度額100万円、原村には補助制度がない状況であります。また、現在ポンプを設置するためには100万円ほどの費用がかかり、近隣市町村が100万円で上限を設定していることから、町でもそれに従う形にしたとのことであります。  討論では、下水道の普及率を上げるために必要な手段と考える。町の住宅事情を考えていく上でいい方向だと思うので賛成との討論があり、採決の結果、挙手全員で可決いたしました。  以上、総務経済常任委員会の報告といたします。 ○議長 次に、一般会計予算決算審査特別委員会の審査報告をお願いいたします。金井敬子特別委員長、登壇の上、御報告ください。 ○議長 金井委員長。 ◎一般会計予算決算審査特別委員長(金井) それでは、一般会計予算決算審査特別委員会より御報告申し上げます。  議案第68号 令和3年度下諏訪町一般会計補正予算(第9号)  本委員会は、令和3年12月6日に付託された上記議案について審査した結果、原案どおり可決したから、会議規則第73条の規定により報告します。  総務課では、定年引上げ関連制度対応支援業務委託は、条例の令和4年6月上程に向け、例規調査と例規案作成の委託、個人情報保護条例改正支援業務委託は令和5年度からの施行に向けた制度構築、例規整備等の委託であり、ともに町例規の管理委託先の株式会社ぎょうせいから見積り徴取がされているとのことです。いずれも現段階では国からの補助等の財源支援はなく、自主財源で行う予定で、来年度も継続事業として予定されており、定年引上げに関する業務で約135万円、個人情報に関わる業務で約170万円程度が想定されているとのことです。  産業振興課では、農地災害復旧費については工事での住民の方への影響はない。農業用施設災害復旧費で行われる河川工事では、重機の搬入に県で使っていた工事用道路利用により費用が抑えられましたが、工事終了後の河川への原状復帰は町で行う。歳入の国庫負担については、現在国の査定中であり、激甚災害の認定を受けられる可能性が大きく、その際は国からの補助金増額、県負担金の変更や町の一般財源も減額となる可能性があるとのことです。  商工振興費については、町がJRと毎年契約更新を行い、建物借上料を支払い、駅前通りの活性化につなげることが考えられていますが、将来的にはJRと店舗との契約になっていくことがよいと思われているとのことです。また、商工会議所とは覚書を交わしたいとのことでした。  住民環境課では、バス運行事業費アルピコ交通に対する運行補助金について、コロナ禍で減った運賃収入の赤字分をカバーするもので、赤字総額は401万6,000円。国・県からの補助金を差し引いた不足額を3市1町で運行距離に応じて負担する。アルピコ交通からは、経年劣化した車両更新の希望が出されたが、今回補助はできないことにしたとのことです。今回の補助はおよそ8割が特別交付税の対象となり、町の実質負担は17万5,000円ほどになるとのことです。  教育こども課では、児童手当特例給付に関わる制度改正では、今までなかった所得の上限が定められることで、現在5,000円の特例給付を受けている60世帯前後の中に給付を受けられない世帯も出てきますが、その数はまだ試算されていません。今回、みずべ保育園の各保育室の手洗い場に温水器が設置されますが、さくら・とがわ保育園各保育室には既に1基ずつお湯の出る蛇口があることなどが各分科会での質疑応答での主な内容でした。  討論では、総務課、定年引上げに関する準備が今回の補正と来年度予算で行われることについて理解するが、関係法令は多岐にわたると思われるため、準備を怠りなく進めていただきたい。  産業振興課では、8月豪雨により被害を受けた農地、大汐の復旧工事には、県、岡谷市の予算や負担金を適切に使って行われる。商工振興費については、駅前の活性化につながることに期待が持たれる。  住民環境課のバス運行事業費については、やむを得ない状況と判断するが、今後については県の指針などを見極めての対応を望む。  教育こども課でのみずべ保育園保育室への温水器設置に関しては、もっと早期の対応ができなかったのか等の疑問が残るが、快適な環境整備に園児も喜んでくれると思う。  以上により賛成との討論がされ、採決の結果、挙手全員により可決されました。  以上、報告といたします。 ○議長 次に進みます。日程第3 議案第66号 下諏訪町国民健康保険条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  これより生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕
    ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。日程第4 議案第67号 下諏訪町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  これより総務経済常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。日程第5 議案第68号 令和3年度下諏訪町一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  特別委員会において全員で審査を行っておりますので、質疑は省略いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。日程第6 議案第69号 令和3年度下諏訪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。日程第7 議案第70号 令和3年度下諏訪町温泉事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより総務経済常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。日程第8 議案第71号 令和3年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手をお願いいたします。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。日程第9 議案第72号 令和3年度下諏訪町下水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。  これより総務経済常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ございませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 △<請願の委員長審査報告、質疑、討論、採決> ○議長 次に、請願の審査報告に入ります。生活文教常任委員会の審査報告をお願いします。増沢昌明常任委員長、登壇の上、御報告願います。 ○議長 増沢委員長。 ◎生活文教常任委員長(増沢) 生活文教常任委員会より報告をいたします。  請願第1号 75歳以上高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める請願  本委員会は、令和3年12月6日に付託された上記請願について審査した結果、採択したから、会議規則第73条の規定により報告をします。  審査に当たり、請願者の諏訪地方社会保障推進協議会からの説明を受け、紹介議員の松井節夫議員住民環境課長及び担当係長にも同席いただきました。  質疑では、今回と同様の請願が平成31年2月21日に長野県後期高齢者医療広域連合に提出されているが、なぜここで当議会への請願となったのかとの質疑に、2年前は法律が通っていない時期で、政府として検討している段階だったので、そういうことでいいのかという意見書を出してくださいということであった。今回は法律ができて、具体的に来年10月から施行されるという段階になっている。前回と今回では意味合いが違うとの請願者からの答弁がありました。  高齢者の窓口負担を現状維持するということは、現役世代の負担増になってもいいかということかとの質疑があり、現役世代の負担は増える関係にはなるが、今の現役世代が負担をしょってもらう制度として提案されているが、トータルして見たときに今の現役世代も今後高齢者になっていく。国の予算措置が45%から35%しか出さないと少なくなる中で、世代間対立みたいな形で議論するよう仕向けられてきたために問題が生じてきていると思うとの答弁がありました。  討論では、負担割合が1割から2割になっても全てのケースで実際の負担額が2倍になるわけではない。入院などで医療費が高額になる場合は所得に応じて窓口負担の上限額を設ける高額医療制度の適用で負担が抑えられる。また、複数の病気で頻繁に外来受診するほど影響が大きくなるため、施行後3年間は外来受診の負担額を最大でも月3,000円とする長期頻回受診患者などへの配慮措置が設けられる。現役世代の負担抑制と高齢者の生活という両面に配慮した見直しとなっているので、この請願には反対。  現在1割の窓口負担について一定の方を対象とした2割負担の導入がもくろまれており、これが実施されれば高齢者の暮らしと命、健康に大きな影響があることは容易に想像できる。払わなければならないお金が心配で受診抑制が起きれば生存に関わる。高齢者の所得の多くは公的年金が占め、年金のみで生活している世帯が多い。その年金も減らされ続けている。その額はこの20年間で3万円に上ることは厚生労働省の統計でも明らかである。新型コロナウイルス感染症拡大も加わり、受診控え、介護サービス利用控えによる健康維持の困難さも増えている。病気になるのは本人の責任と自己負担を求め続ける政府のやり方に歯止めをかけるためにも、本請願を採択し意見書を上げたいとの討論があり、採決の結果、挙手多数で採択されました。  以上、生活文教常任委員会からの報告とします。 ○議長 次に進みます。日程第10 請願第1号 75歳以上高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める請願を議題といたします。  これより質疑、討論を行います。請願第1号について質疑、討論のあります方は御発言願います。 ○議長 中山議員。 ◆中山議員 質疑ではなく討論のほうをさせていただきたいというように思います。私は本請願の採択に反対の立場で討論をさせていただきます。  後期高齢者医療費は制度発足以来、増加しており、下諏訪町では制度の開始、平成20年度の決算ベースで、歳出済額で2億5,148万5,847円であったものが、令和2年度歳出済額が約1.5倍の3億8,292万5,747円まで膨らんできている状況であります。そのうち医療給付のための財源は、税金による公的負担と現役世代の保険料による負担が主であり、現役世代が減少しているにもかかわらず、その負担は制度開始当初の倍に達しております。  令和2年度には公的負担と現役世代の保険料による負担が、推計値で約15億7,300万円にもなっているわけであります。加えて、2022年度から団塊の世代が後期高齢者に移行し始めることにより、医療費が一層ペースを上げて増えていく状況がこれからも長く続いていくことと予想されるわけであります。  この状況の中で、必要なときに必要な医療が受けられる体制を構築するためには、増え続ける高齢者医療に対して被保険者自身が一定の負担を負わずに、現役世代だけに負担をお願いするような状況にはないと私は認識をするわけであります。  今回、窓口負担2割の対象となる方と同様の所得階層の現役世代におきましては、窓口負担が3割になっておりますし、保険料についても国民健康保険の単身世帯であれば年額3万円以上、夫婦2人世帯であっては6万円以上と高額の負担になっているわけであります。  今回の負担増分を公的負担に肩代わりさせるということも言われているわけでありますが、先ほど申し上げたように公的負担の原資は現役世代が多く負担する所得税や住民税であります。本来、福祉・教育など多様な行政サービスに充てられるべき財源であります。  このような状況の中で、後期高齢者の医療費拡大に対し、高齢者が全く負担を増やさないで公的負担や現役世代のみに負担させることが、果たして公平な社会と言えるのでありましょうか。  後期高齢者医療制度が医療のセーフティーネットとして機能するためには、被保険者も含め社会全体でバランスよく支えていくことが不可欠であり、今回の窓口負担2割導入については、やむを得ないと考えることから、本請願の採択には反対の討論といたします。 ○議長 ほかに質疑、討論のあります方は御発言願います。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 意見書案が出ているんですが、それの賛成の立場で発言いたします。 ○議長 大橋議員、請願の討論を今しているわけでありますので。 ◆大橋議員 現役世代が国に納めた社会保険料とか国民健康保険料とか、そういったものが不本意ながら年金受給予定額を減額されて受給している状態です。コロナ禍の生活苦の中で、精神的、経済的に疲弊している国民、特に高齢者の思いは、自己負担金の引上げにより受診控えを助長させ、病状の悪化や重症化を招く懸念があります。これからの人生を安心して過ごしていくためにも、75歳以上の高齢者の医療費窓口負担の現状維持を続行すべきです。  よって、賛成意見として申し上げます。討論といたします。 ○議長 ほかに質疑、討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 以上をもちまして、質疑、討論を終結いたします。  これより請願第1号を採決いたします。請願第1号に対する委員長報告は採択でありました。なお、挙手されない方は不採択とみなします。  お諮りいたします。本請願を委員長報告どおり決定することに賛成の方は挙手願います。               〔 挙手同数 〕 ○議長 挙手6人。よって、採択、不採択は同数であります。したがいまして、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本件に対して裁決いたします。  請願第1号については、議長は不採択と裁決します。よって、請願第1号は不採択とされました。 △<意見書案の上程、説明、質疑、討論、採決> ○議長 次に、日程第11 意見書案の取扱いについてに入ります。  意見書案第8号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書を議題といたします。事務局長に意見書案のタイトルのみ朗読させます。 ○議長 事務局長。
    議会事務局長(田中)   意見書案第8号  コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について  コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書を、別記のとおり下諏訪町議会会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第3項の規定により提出します。  令和3年12月16日   下諏訪町議会議長  森   安 夫 様                     提案者 下諏訪町議会総務経済常任委員会                         委員長  中 山   透  以上でございます。   ────────────────────────────────── 別記                   意見書  新型コロナウイルスの感染拡大は、変異株の猛威も加わり、我が国の各方面に甚大な経済的・社会的影響を及ぼしており、国民生活への不安が続いています。この中で、地方財政は、来年度においても巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面しています。  地方自治体においては、新型コロナウイルス感染症対策はもとより、地方創生、雇用対策、防災・減災対策、デジタル化や脱炭素社会の実現とともに、財政需要の増嵩が見込まれる社会保障等への対応に迫られており、このためには、地方税財源の充実が不可欠です。  よって、国においては、令和4年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望します。                    記 1 令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については「経済財政運営と改革の基本方針2021」において令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。 2 固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、断じて行わないこと。また、生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた固定資産税等に係る特例措置は、本来国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。 3 令和3年度税制改正により講じられた土地に係る固定資産税の課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。 4 令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、更なる延長は断じて行わないこと。 5 炭素に係る税を創設又は拡充する場合には、その一部を地方税又は地方譲与税として地方に税源配分すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  提出先 内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、経済産業大臣、内閣官房長官、経済再生担当大臣 あて   ────────────────────────────────── ○議長 本件につきまして、提案者に提案理由の説明を求めます。中山透委員長、登壇の上、御説明願います。 ○議長 中山委員長。 ◎総務経済常任委員長(中山) それでは、提案理由の説明をいたします。  政府は本年12月10日に令和4年度税制改正大綱を発表いたしました。令和4年度予算編成に当たり、町は地域を守る行政として新型コロナウイルス感染症との闘いに大きなエネルギーを注ぎつつ、雇用対策、防災・減災対策、デジタル化や脱炭素社会の実現に向け対応しております。財源確保に弱い当町においては、特に地方税財源の充実が不可欠であります。  よって、国政府に対し意見書を提出するものであります。議員各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。 ○議長 林議員。 ◆林議員 4項目めの令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減という面では、国はこの措置による減収額については全額国費で補填するとしております。軽減措置の延長は地方税収に影響を及ぼさないこと、また環境性能割の導入は脱炭素社会の実現の実施としても有効であることを考慮すべきで、この項目は本意見書本旨から見て必要ないと考えますが、どうでしょうか。 ○議長 中山委員長。 ◎総務経済常任委員長(中山) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。4項目めの件につきましては、本件の措置は消費税引上げに伴う需要平準化策として設けられたものであります。今回の部分に関しても、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として延長、令和3年度の税制改正により令和3年度12月末まで再延長をされたものであります。  本件の措置に伴う減収額については、全額国費で補填されるという形になっているわけでありますが、これが臨時的軽減が繰り返されることは、特例がもう平準化して、いつも同じような形になってしまって、同税の縮小につながりかねない。そういうように縮小すると、町に対しては税収が少なくなってくるという形でありますので、その部分に関しては、先ほども言いましたように同税の縮小につながらないことと、また繰り返されることによって要は逆に軽減だけが残って、国からの補填が今は来ていますが、来るという保証は今後はないわけです。そういうふうにならないことを願うという形で意見書を出しておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長 林議員。 ◆林議員 これはでも国が補償しているんですよね。延長はむやみに延長しているのではなく、また住宅ローン減税だってずっと延長しているけれども、それは容認しているわけじゃないですか。それで、延長というのはやはり社会情勢によるもので、延長もやむを得ないというものがあるわけですよね。国を信用できないのかということなんですよ。結局これが形骸化してくる。これは国が補填するので形骸化していく。補填していくというのを信用できないから形骸化していくということになっちゃうと思うんですよ。だから、できればこの項目を削除してほしいんですが、いかがでしょうか。 ○議長 中山委員長。 ◎総務経済常任委員長(中山) この件につきましては委員会で検討させていただいた中では、削除という意見等はございませんでした。以上です。 ○議長 林議員。 ◆林議員 それでは、もう一度開いていただいて、ぜひここは削除していただければ私も賛同しますが、その点はどういうふうにお考えでしょうか。(「動議を出す」の声) ○議長 林議員。 ◆林議員 文意として、この4項目めを削っていただければ賛成できるので、ぜひこの4項目めを削った意見書にしてほしいと思いますが、その辺をアシストしていただけることがありましたら、それでお願いして進めていただきたいと思います。 ○議長 林議員から動議が出されました。林議員の動議に賛成される方は御発言願います。 ○議長 岩村議員。 ◆岩村議員 私も国のほうと地方の関係の中において、非常に信頼関係が築かれていると思いますので、林議員の動議に関して賛成いたします。 ○議長 動議に賛成される方がおりましたので、動議は成立いたしました。  これより林議員の動議を議題といたします。  採決を行います。林議員の動議に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手少数 〕 ○議長 挙手少数。よって、本動議は否決されました。  ほかに質疑はございますか。               (「なし」の声) ○議長 これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 本意見書に賛成の立場で討論いたします。  地方税については、急速な高齢化に伴い社会保障などが増大している状況であります。それにかぶさるようにコロナ禍による経済の衰退により地方自治体の自主財源確保も大きな影響が懸念される。国は経済対策によって各種軽減を行い、軽減分を国債負担で行っているが、軽減分だけを延長し国費補填が行われなくなった状況下では、地方自治体は成り立っていかない状況です。  よって、国が軽減をしていくことは理解をするが、地方財政へのしわ寄せがないように意見するものである。  よって、賛成の討論といたします。 ○議長 ほかに討論ございますか。 ○議長 林議員。 ◆林議員 反対の立場で討論させていただきます。  この環境性能割というのは、特にこれからの脱炭素社会に向けて必要なことであります。みんな国民が脱炭素に向けて新しい車、よい車、環境に優しい車に乗ることについて、国が減税を保証していく、これは間違いないことでありまして、ぜひこの項目は、延長をしないということは、脱炭素社会に向けてのことを否定していると私は考えますので反対したいと思います。 ○議長 ほかに討論ございますか。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより意見書案第8号の採決をいたします。なお、挙手されない方は反対とみなします。  それでは、本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手多数 〕 ○議長 挙手多数。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 次に進みます。意見書案第9号 後期高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める意見書を議題といたします。事務局長に意見書案のタイトルのみ朗読させます。 ○議長 事務局長。 ◎議会事務局長(田中)   意見書案第9号  後期高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める意見書の提出について  後期高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める意見書を、別記のとおり下諏訪町議会会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第1項及び第2項の規定により提出します。  令和3年12月16日   下諏訪町議会議長  森   安 夫 様                              提案者 金 井 敬 子                              賛成者 林   元 夫                                  岩 村 清 司                                  大 橋 和 子  以上でございます。   ────────────────────────────────── 別記                   意見書  本年6月4日国会では、改正高齢者医療確保法が可決されました。75歳以上の高齢者単身者の場合年収200万円、夫婦ともに75歳以上の世帯で年収合計が320万円以上の場合、医療機関の窓口で支払う自己負担金を現行の原則1割から2割へと2倍に引き上げるものです。今月、政府は来年10月から引き上げる方向で実施時期の具体的検討に入ったと、伝えられています。  全国で370万人、長野県で7万人、下諏訪町では約800人の方々が、窓口負担増の対象になると言われています。国会審議では2割負担導入の目的の一つが現役世代の負担軽減とうたわれていましたが、その効果は一人月額30円弱とわずかであることが試算されています。また、現下の新型コロナ感染症拡大の下で精神的にも経済的にも疲弊している国民、殊に高齢者への医療費負担増は、受診控えを助長させ、手遅れによる病状の悪化や重症化を招くことが懸念されます。3年間の激変緩和措置が講じられてもいずれは2割負担を強いるものであり、その懸念は払拭されず、さらなる医療費の高騰に繋がりかねません。  よって、75歳以上の高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求めるものです。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  提出先 内閣総理大臣、厚生労働大臣、財務大臣 あて   ────────────────────────────────── ○議長 本案につきまして、提案者に提案理由の説明を求めます。金井敬子議員、登壇の上、御説明願います。 ○議長 金井議員。 ◎金井議員 それでは、本意見書案の提案理由を御説明させていただきます。本意見書案は、請願第1号の願意に沿い議員提案させていただくものです。  今年6月4日、国会において可決されました改正高齢者医療確保法は、75歳以上の高齢者単身者の場合、年収200万円以上、夫婦ともに75歳以上の世帯で年収合計が320万円以上の場合、医療機関の窓口で支払う自己負担金を現行の原則1割から2割へと2倍に引き上げるものです。政府は既に来年10月からの実施の具体検討に入っています。  全国で370万人、長野県で7万人、下諏訪では約800人の方々が窓口負担増の対象になると言われています。国会審議では、2割負担導入の目的の一つが現役世代の負担軽減と説明されていましたが、その効果は1人月額30円弱と僅かであり、また、現下の新型コロナウイルス感染症拡大の下で精神的にも経済的にも疲弊している国民、殊に高齢者への医療費負担増は受診控えを助長させ、手後れによる病状の悪化や重症化を招くことが懸念されます。3年間の激変緩和措置が講じられても、いずれは2割負担を強いるものであり、受診控えの懸念は払拭されず、さらなる医療費の高騰につながりかねません。  本意見書案は75歳以上の高齢者の医療費窓口負担の現状維持を国に求めるものです。  議員各位の御賛同をいただけますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
                  (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。 ○議長 中山議員。 ◆中山議員 本意見書に反対の立場で討論をいたします。  令和3年11月9日に開催された全世代型社会保障構築会議は、全世代対応型の持続的な社会保障を構築する観点から、社会保障全般の総合的な検討を行うために設置をされました。この全世代型社会保障構築会議は、令和元年9月20日に開催された総理大臣を議長とした検討会議において、12月に中間報告、令和2年6月に第2次中間報告、令和2年12月14日に最終報告を取りまとめ、少子高齢化と同時にライルスタイルが多様となる中で、全ての世代が安心できる全世代社会保障制度を目指し、社会保障全般にわたる改革を検討していくということであります。  令和3年6月18日の閣議決定では、経済財政運営と改革の基本方針2021の中で、社会保障改革は社会基盤保障制度の基盤強化を着実に進め、人生100年時代に対応した社会保障制度を構築し、全ての世代の方々が安心できる持続可能な全世代型社会保障の実現に向けた取組について、その実施状況の検証を行うとともに、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築する観点から、給付と負担のバランスや現役世代の負担上昇の抑制を図りつつ、保険料賦課限度額の引上げなど能力に応じた負担の在り方などを含め、医療、介護、年金、少子化対策をはじめとする社会保障全般の総合的な検討を進めるとしているわけであります。  本意見書は、働き方に中立的な社会保障や税制を整備し、勤労者皆保険の実現に向けて取り組み、人生100年時代を見据えた子供から子育て世代、お年寄りまで全ての方が安心できる全世代型社会保障制度の構築を後退させる意見書と私は思います。  よって、本意見書の採択に反対の討論といたします。 ○議長 ほかに討論ございますか。 ○議長 松井議員。 ◆松井議員 賛成の立場で討論いたします。  政府は来年10月から、75歳以上の医療費窓口負担2割の導入を決めています。単身世帯、年収200万円以上と夫婦世帯では320万円以上の世帯は、医療費負担が現状の1割負担から2割負担になります。けがや病気のリスクが多いお年寄りは、医療費負担増が生活の打撃になります。  例えば単身で年収200万円の人が一月5,000円窓口で払っているといたします。これは現状では年6万円の支出。それが2割負担になりますと12万円の負担になります。したがって、例えば年収199万円の人が同様の支払いをしている場合と逆転してしまう、こういったことも起きてきます。そして、負担が多くなれば受診を控えたりすることにつながり、結果、病気が悪化してからの受診で、かえって医療費がかさむことになりかねません。  かつて岩手県の旧沢内村では、乳幼児の病気や死亡が多かったのが、村の予算で乳幼児の医療費を無料にしたところ、早期受診で重症化や死亡が少なくなり、結果、医療費が減少したといったような事例もあります。  また、東京都が始めた老人医療費無料化が国の制度になり、お年寄りが元気になりました。病院へ行くと元気なお年寄りがいっぱいということも言われてきました。そんなことで逆に老人医療費の一部個人負担が復活し、その結果、医療費の高騰が起きているのではないか、そのように考えます。  増大する医療費を減らすのに本人負担を増やすということでは解決できないと思います。そして、年金暮らしの高齢者に負担を押しつけ、生活が苦しくなることへの懸念から、窓口負担を減らせと言いたいところですが、せめて現状のまま1割負担にとどめてほしいと願うものです。我々議員もいつかは年金のみの生活になるでしょう。そのときのためにも負担増に反対してほしいと願います。  本意見書に賛成していただきますよう、賛成討論といたします。 ○議長 ほかに討論ございませんか。 ○議長 林議員。 ◆林議員 本意見書に賛成の立場で討論させていただきます。  国は社会保障制度の維持また向上のため消費税を上げたはずです。これでは福祉の後退です。ぜひこれはやめていただきたいというのが本音であります。国は、消費税を上げることによって保障を向上させるという約束をしたはずです。したがって、高齢者にそのしわ寄せを押しつけることは許されません。ぜひこの意見書は上げていただきたいと思います。 ○議長 ほかに討論ございますか。 ○議長 野沢議員。 ◆野沢議員 反対の立場で討論いたします。  改正の目的は世代間の負担を公平にするためであり、現在、後期高齢者医療に関わる費用は患者負担を除いて約5割を公費、約4割を現役世代からの支援金、約1割を後期高齢者の保険料で賄っています。  厚生労働省によると、支援金は2010年度に現役世代1人当たり約4万4,000円でした。しかし、少子高齢化を受け、2020年度には1.5倍近い約6万3,000円まで上昇しました。このままでは団塊の世代が75歳以上になり始める2022年度以降、現役世代の負担が一層重くなるおそれがあります。  今回の改正は、給付は高齢者、負担は現役世代が中心という従来の社会保障の構造を見直し、高齢者への影響にも十分配慮した上で現役世代の負担を抑える措置を講じるものであり、世代間の負担を公平にするためであること、医療費が高額になる場合は高額療養費制度の適用で負担が抑えられることなどから、本意見書には反対の立場の討論といたします。 ○議長 ほかに討論ございますか。               (「なし」の声) ○議長 以上をもちまして、討論を終結いたします。  これより意見書案第9号の採決をいたします。なお、挙手されない方は反対とみなします。  それでは、本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手同数 〕 ○議長 挙手6人。よって可否同数であります。したがって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本案に対して裁決をいたします。  意見書案第9号については、議長は否決と裁決いたします。 △<総務経済常任委員会生活文教常任委員会議会運営委員会バイパス対策特別委員会及び広報特別委員会の閉会中の継続調査について> ○議長 次に進みます。日程第12 総務経済常任委員会生活文教常任委員会議会運営委員会バイパス対策特別委員会及び広報特別委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  総務経済常任委員会生活文教常任委員会議会運営委員会バイパス対策特別委員会及び広報特別委員会の各委員長から、会議規則第71条の規定により、お手元に御配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。  お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、これを閉会中の継続調査に付することに御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議なしと認めます。よって、各委員長から申出のあった調査については、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。 △<追加議案の上程、説明、質疑、委員会付託> ○議長 次に、追加日程に進みます。追加日程第1 議案第73号 令和3年度下諏訪町一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(河西) 御説明申し上げます。令和3年度下諏訪町一般会計補正予算(第10号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,463万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ86億6,130万9,000円とするものでございます。  この補正につきましては、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響が続いている中、原油価格の高騰により冬期間の生活において、さらに厳しい影響を受ける低所得世帯の経済的負担を軽減するため、一定の要件を満たす町民税非課税世帯に対し、1世帯当たり1万円の灯油購入費を助成する事業費の補正と、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種に伴う体制整備に係る経費を補正させていただくもので、実施に向けた準備など12月中の早急な事業着手が必要であることから、本日の御採決をお願い申し上げるものでございます。  それでは、主な内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書で御説明いたします。  初めに、6ページの歳出をお願いいたします。  3款1項1目社会福祉総務費の補正額1,790万円につきましては、福祉灯油購入助成事業に要する経費となります。  3節職員手当等の28万2,000円は、職員の時間外勤務手当でございます。  10節需用費の9万3,000円は、事務用消耗品費及び灯油助成金申請書の返信用封筒の印刷代です。  11節役務費の52万5,000円は、申請手続に伴う郵便料及び金融機関口座振替の取扱手数料です。  19節扶助費の1,700万円は、対象見込みの世帯1,700件分の福祉灯油購入助成金です。  4款1項4目予防費の補正額1,673万4,000円は、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に係る体制整備事業費になります。  1節報酬の169万4,000円は、7人分の予防接種健康被害調査委員会委員報酬に21万4,000円、3人分の会計年度任用職員報酬に148万円でございます。  3節職員手当等の288万円は、ワクチン接種の職員動員に伴う時間外勤務手当でございます。  4節共済費の44万8,000円は、会計年度任用職員の社会保険料。  10節需用費の95万5,000円の内訳は、通知用紙等の消耗品のほか、暖房や除雪に係る燃料費、接種会場の電気料や修繕代などでございます。  11節役務費の234万4,000円の内訳は、接種案内等の郵便料、国保連への支払い代行に係る手数料、集団接種派遣スタッフの傷害保険料などでございます。  12節委託料の611万3,000円は、情報センタのシステム改修費、接種会場への人材派遣、予約や問合せなどを受けるコールセンターの業務委託などでございます。  13節使用料及び賃借料の150万円は、予約システムに係る使用料。  17節備品購入費の80万円の内訳は、暖房機器、除雪機の購入費となります。  なお、続きまして8ページから10ページには、委員報酬、職員手当、会計年度任用職員に係る補正予算給与費明細書を添付してございます。  次に、お戻りをいただきまして、5ページの歳入をお願いいたします。  10款1項1目地方交付税の1,790万円は、今年度の普通交付税算定額が確定したことから、この交付税の留保分を福祉灯油購入助成事業費の財源に求めたものでございます。  14款2項3目衛生費国庫補助金1節保健衛生費補助金の1,673万4,000円は、新型コロナウイルスワクチン接種体制整備事業に対する補助金で、補助率は10分の10でございます。  以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長 これより質疑を行います。本案につきまして質疑のあります方は御発言願います。 ○議長 中山議員。 ◆中山議員 1点、これはちょっと町長にお伺いしたいところであるんですが、今回の補正で福祉灯油購入助成については地方交付税の算定確定に伴う増額分という形で求めているわけでありますが、もし増額がなかった状況であったとしても、町長として福祉灯油事業について行う予定であったのかどうなのか。考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 これから厳冬期を迎えるに当たりまして、コロナ禍の影響が長期化をしている状況の中で、原油の価格が高騰しているというところの灯油等の値上がり、それが続いている現状でございますので、町民の皆さんの暮らしを守る、また安心して生活していただけるというところのための施策というのは必要だというふうに思っております。  このような状況の中で、国においては子育て世帯への10万円相当の給付をする臨時特別給付金や、また住民非課税世帯等に対する10万円の臨時特別給付金に関する補正予算の編成をしているということから、国の動向にも注視をしてまいりましたけれども、年末年始を迎えるに当たりまして、安心して年を越せますように早期に灯油購入等の支援を行う必要があると判断をさせていただく中で、本日、福祉灯油購入助成に伴う補正予算を上程させていただいたというところであります。  今回の生活困窮者等を対象に行う福祉灯油購入費の助成ということにつきましては、特別交付税により、必要になる経費の2分の1を措置するとの方針が示されておりますけれども、町の補正予算の財源につきましては、先ほどの説明でも申し上げましたように普通交付税の算定確定、これに伴う留保分を充てさせていただいたところでございます。  国により財源措置がされること、また普通交付税による補正財源、これが確保できたことは、結果的には福祉灯油の購入助成の後押しということになったということではございますけれども、近隣の市町村ともそれぞれ情報交換をさせていただく中で、総合的に判断をさせていただいたというところでございます。 ○議長 ほかにございますか。               (「なし」の声) ○議長 以上をもちまして質疑を終結いたします。  本案につきましては、一般会計予算決算審査特別委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議ないものと認めます。よって、本案については一般会計予算決算審査特別委員会に付託いたします。  ここでお諮りいたします。ただいま午後2時41分です。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議ございませんので、暫時休憩といたします。再開は特別委員会終了後といたします。なお、特別委員会の皆さんは直ちに委員会を開催いたしますので、全員協議会室へ御参集ください。それでは、暫時休憩といたします。            休  憩  午後 2時41分            再  開  午後 3時40分 ○議長 ただいま午後3時40分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 △<付託議案の委員長審査報告、討論、採決> ○議長 それでは、休憩中に御審議いただきました議案について、一般会計予算決算審査特別委員会の審査報告をお願いいたします。金井敬子特別委員長、登壇の上、御報告願います。 ○議長 金井敬子委員長。 ◎一般会計予算決算審査特別委員長(金井) それでは、一般会計予算決算審査特別委員会から報告します。  議案第73号 令和3年度下諏訪町一般会計補正予算(第10号)  本委員会は本日令和3年12月16日に付託された上記議案について審査した結果、原案どおり可決したから、会議規則第73条の規定により報告します。  それでは、審査の主な内容についての御報告です。  福祉灯油の申請は本人確認や口座確認などが必要なため、今回はインターネットなどによる方法は用いられません。今後、デジタル化を推進する中では、ネットでの簡易的方法も研究していきたい。  福祉灯油の対象世帯が1,700世帯と見込まれていますが、重複する世帯も想定される。せっかくの制度なので、対象者は漏れなく利用してほしい。  福祉灯油という名称を使用しているが、灯油券ではなく1万円の現金支給としており、原油価格高騰の影響は電気やガス料金にも及んでいるため申請が可能である。  3回目のワクチン接種は2月から3月に開始となる予定なので、除雪対策や寒さ対策が必要であり、接種者の安全確保のため速やかな除雪作業が必要となるための除雪機を購入する。  2回の接種済み者に案内通知を出すが、1回目、2回目の未接種者にも継続して対応していく考えである。
     討論では、物価の上昇や2年にわたるコロナ禍で経済も疲弊している上に、この冬は原油価格高騰で灯油価格等が著しく値上がりしている。本格的な冬を迎え、寒さをじっと耐えなければならない世帯にとって、1世帯1万円の福祉灯油助成金支給によって灯油等の購入での暖房の暖かさにも増して、行政の温かさを感じられることができるのではないか。今後は状況の変化に伴い、さらなる支援の上積みや、介護・福祉施設の送迎車などへの燃料代支援なども期待するとの賛成討論があり、採決の結果、挙手全員で可決いたしました。  以上、一般会計予算決算審査特別委員会からの御報告といたします。 ○議長 次に進みます。議案第73号 令和3年度下諏訪町一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。特別委員会において全員で審査を行っておりますので、質疑は省略いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。 ○議長 松井議員。 ◆松井議員 本案に賛成の討論をいたします。  円安の影響などで物価が上昇してきております。コロナ禍で経済も疲弊している中、今年は特に石油の原油価格高騰で灯油価格が一時期のガソリン並みの値段になっている。そういったことで本格的な冬を迎え、寒さをじっと耐えなければならない、そういった世帯もあろうかと思います。そんな折、1世帯1万円の福祉灯油助成金が支給されることは、それによる灯油購入で温かく過ごせる。それにも増して行政の温かさを感じるのではないでしょうか。低所得者への支援のほか、国は原油価格高騰に対して福祉分野や営業などへの支援も交付税対象としています。さらなる支援上積みや、介護・福祉施設などでの送迎車などへの燃料代支援など、用途拡充をしていただきたいと思っております。  さらにワクチンについてですけれども、ワクチン接種体制づくりもしっかり進めていただきたいと思います。1回目、2回目の接種がまだの人もおります。この人たちの接種も含め、これまでの接種実施の経験を生かして、スムーズに3回目の接種が進むよう願っています。  これらのことで賛成討論といたします。 ○議長 ほかに討論ございませんか。               (「なし」の声) ○議長 以上をもちまして討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手を願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 △<追加議案の上程、説明、質疑、討論、採決> ○議長 次に進みます。追加日程第2 委員会提出議案第3号 下諏訪町議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。事務局長に議案の朗読をさせます。 ○議長 事務局長。 ◎議会事務局長(田中)   委員会提出議案第3号  下諏訪町議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例について  地方自治法(昭和22年法律第67号)第109条第6項及び下諏訪町議会会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第3項の規定により、下諏訪町議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例を別記のとおり提出する。  令和3年12月16日 提出   下諏訪町議会議長 森   安 夫 様                          下諏訪町議会議会運営委員会                            委員長 中 村 光 良  別記の朗読は省略いたします。  以上でございます。   ────────────────────────────────── 別  記      下諏訪町議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例  下諏訪町議会政務活動費の交付に関する条例(平成24年下諏訪町条例第25号)の一部を次のように改正する。  別記様式中「印」を削る。    附 則  この条例は、令和4年4月1日から施行する。   ────────────────────────────────── ○議長 次に、提案者に提案理由の説明を求めます。中村光良委員長、登壇の上、御説明願います。 ○議長 中村委員長。 ◎議会運営委員長(中村) 提案理由の説明を申し上げます。  下諏訪町議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正につきましては、町の押印見直し方針に基づき、従来から押印を求めている様式について、押印を不要とする改正を行うものです。  改正の内容につきましては、別記様式中、氏名の後ろの「印」を削るものです。  なお、附則により施行日は令和4年4月1日としております。  議員各位の賛同をよろしくお願い申し上げます。以上、提案説明とします。 ○議長 これより質疑を行います。本案につきまして質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。               〔 挙手全員 〕 ○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。 ○議長 以上をもちまして、本日の日程に定められた議事は終了いたしました。 △<閉会に当たっての町長挨拶> ○議長 ここで町長から御挨拶があります。 ○議長 町長。 ◎町長 12月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、11月30日に開会されて以来、本日まで17日間の長きにわたり慎重かつ精力的に御審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。  ただいまは開会冒頭に御提案申し上げました9議案に加え、本日追加上程をいたしました1議案につきまして、全て原案どおり御議決を賜り、誠にありがとうございました。  本定例会での審議の過程でお寄せいただきました貴重な御意見、御要望につきましては、今後の行政に反映できますよう、速やかに検討をさせていただきます。  本年も残り僅かとなりました。2021年を振り返りますと、昨年来からの新型コロナウイルス感染症拡大が長期化する中、8月には諏訪圏域における県の感染警戒レベルが5に引き上げられ、町内飲食店への営業時間短縮などの要請が行われるなど、地域経済への影響が深刻なものとなり、町としましても関係機関と連携・協力をしながら、経営支援や消費喚起など各種の地域経済対策を積極的に行ってまいりました。  また、5月からは一般の町民の皆さんへのワクチン接種を開始し、11月17日の集団接種終了時点で、12歳以上の接種対象者の88.7%となる1万5,986人の方が2回目の接種を完了することができました。  長野県内の感染状況は、現在は落ち着いた様子となっておりますが、第6波の感染拡大やオミクロン株による影響も懸念されるなど、いまだ先行きが見通せない状況が続いております。3回目のワクチン接種に向け、必要な体制を早急に整えてまいりますが、引き続き日々の基本的な感染拡大防止策が徹底されますよう、継続して呼びかけてまいりたいと考えております。  近年、全国に自然被害が相次ぐ中の状況でございますが、8月には本州付近に停滞をしました前線の影響で、諏訪地方は8月13日早朝から大雨が降り続き、当町でも8月15日未明には時間雨量で40ミリ、総雨量は360ミリ近くに達し、諏訪湖周辺など各所で浸水被害が、また、国道142号の道路の一部が陥没をし、町は33世帯に対し避難指示を発令して警戒に当たるなど、土砂流出による被害も多く発生をいたしました。  ほとんどの被害箇所は復旧を完了しておりますが、重大な被害を受けた箇所については国や県と緊密に連携をし、一日も早い日常を取り戻せるよう、復旧の取組を進めているところでございます。  県の御尽力により砥川の50年確率の河川改修がここで完了する等、防災施設整備も着実に進めているところでありますが、今後も災害に強い安心・安全なまちづくりを進めるとともに、引き続き防災意識日本一の町を目指し、防災意識向上のための施策を着実に実行してまいる所存であります。  また、南小学校、北小学校の設立50周年記念や、2か国からおいでをいただいたオリンピックの事前合宿、諏訪湖で行われた全中ボート大会における下諏訪中学校の活躍、西大路の東山田東町線の開通や、四ツ角駐車場ポケットパークの完成など、コロナ禍ではありましたが、人々の笑顔に会えた出来事も数多くありました。関係者の皆様の深い御理解と力強い御協力により心から御礼と感謝を申し上げるところでございます。  さて、町の新年度予算にあっては、年明けから編成作業が本格化をいたします。予算編成に当たっては、「住みたいまち 元気な声がひびくまち」の実現に向け、安心・安全で魅力あるまちづくりのための施策を着実に推進してまいりたいと考えております。  議員の皆様には、この1年間、重要な諸課題に対しまして町民の代表として誠心誠意取り組まれ、町の発展と町民福祉の向上に多大な御尽力を賜り、深く感謝を申し上げます。御家族様とともに御健勝で、よいお年をお迎えいただきますよう御祈念を申し上げまして、本定例会の閉会の挨拶とさせていただきます。1年間、大変御苦労さまでございました。 ○議長 それでは、ここで議長からも令和3年の年末に当たり、一言御挨拶申し上げます。  今年の5月の改選で金井議長の後を引き継がせていただきました。不慣れで御迷惑をおかけする場面が多々ありましたが、議員の皆様には議会運営に御協力いただき、6月議会、9月議会、12月議会と三つの定例会等を無事終了することができました。  今年も昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症の収束はならず、議員活動も窮屈なものとなりましたが、区長会様との懇談会や、議会報告会は4地区に出向いての出張実施、ICT化検討委員会の精力的な取組でタブレット端末の導入など、制約の中でそれなりに実績を残していただきました。  8月の豪雨は町内に甚大な被害を与えましたが、議会も町の対策本部設置を受け支援本部を立ち上げ、被災状況の把握に努めました。一日も早い復旧を願っております。  2021年の国内を振り返りますと、日本人がグローバルに活躍した1年でありました。アメリカ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が今季のア・リーグ最優秀選手獲得。テニスの4大大会の一つ全豪オープンで大坂なおみが2年ぶり二度目の優勝。男子ゴルフの松山英樹が4大メジャー大会の一つ、マスターズトーナメントで日本人初のメジャー制覇を果たしました。女子ゴルフの最高峰、全米女子オープンでは、笹生優花が初優勝。19歳11か月の優勝は大会最年少タイ記録でした。さらに今年のノーベル物理学賞には地球温暖化を科学的に予測した眞鍋淑郎氏が選ばれました。  新型コロナウイルス感染症の影響で史上初の1年延期となった第32回夏季東京オリンピック大会ですが、当町でボートのイタリア、アルゼンチンの事前合宿が行われました。日本はオリンピックにおいて金メダル27個で歴代最多。銀14個、銅17個を加えた総数でも58個で、夏冬通して最多でした。また、パラリンピックにおいても日本のメダルは金13個、銀15個、銅23個の計51個で、2004年のアテネ大会に次ぐ史上2番目の数でした。  自然災害やコロナ禍ではあった1年でありますが、明るいニュースもたくさんあった1年ではなかったかと思います。今年も残すところあと僅かでありますが、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と、令和4年度がよい年になることを願っております。  最後になりますが、町長をはじめ理事者の皆様、職員の皆様、そして議員の皆様方には、御家族様共々御健勝でよい年が迎えられますよう御祈念申し上げ、年末の挨拶とさせていただきます。  以上をもちまして、令和3年12月下諏訪町議会定例会の会期中に定められた日程の全てが終了いたしました。  ただいま午後4時零分でございます。これをもちまして、令和3年12月下諏訪町議会定例会を閉会といたします。大変御苦労さまでした。            閉  会  午後 4時00分  令和3年12月16日          下諏訪町議会議長   森   安 夫          下諏訪町議会副議長  金 井 敬 子          署名議員       大 橋 和 子          署名議員       松 井 節 夫          署名議員       中 山   透
                   下諏訪町議会役員構成            議   長   森   安 夫            副 議 長   金 井 敬 子    ○総務経済常任委員会        ○生活文教常任委員会   委 員 長  中 山   透     委 員 長  増 沢 昌 明   副委員長  松 井 節 夫     副委員長  大 橋 和 子         樽 川 信 仁           林   元 夫         田 嶋   彰           岩 村 清 司         青 木 利 子           野 沢 弘 子         中 村 光 良           金 井 敬 子...