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  1. 静岡市議会 2021-10-06
    令和3年 企業消防委員会 本文 2021-10-06


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯稲葉委員長 ただいまから、企業消防委員会を開きます。  本日は消防局所管分の決算1件の審査を行います。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告があります。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、発言の際にもマスクは着用のままとし、換気のために窓は開けておりますが、適宜開け閉めしていただくよう御協力をお願いいたします。そして、今日も暑いものですから、上着を脱ぐ等、適宜調整してください。      ────────────────────────────── 2 ◯稲葉委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。  なお、報告については、聞きおくのみとします。  それではお願います。 3 ◯塩澤警防部長 警防部所管新型コロナウイルス感染症対策について、その進捗状況を報告いたします。  資料の新型コロナウイルス感染症対策進捗状況の報告書をお願いいたします。  それでは、23ページ上段、ナンバー35、広域管理運営事業は、予算額151万円で、事業の概要としましては、救急活動に必要となる新型コロナウイルス感染症対策用品としてニトリル手袋と消毒液を増強するものであります。  報告に記載の実績額は23万8,000円となっておりますが、令和3年9月30日にニトリル手袋の契約が完了したため、令和3年10月6日現時点の実績額は116万4,000円となっております。消毒液につきましては、令和3年9月13日に300本を納品し、既に各救急隊に配備いたしました。ニトリル手袋につきましては、12月頃に30万枚の納品を予定しており、この契約で当該事業は全て完了いたします。      ────────────────────────────── 4 ◯稲葉委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分を議題とします。  審査順序としましては、全ての案件について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。
     それでは、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 5 ◯稲葉委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  それでは、質疑がありましたらどうぞ。 6 ◯寺澤委員 私から2点ほど質問させていただきます。  まず、主要施策成果説明書3)の426ページ、先ほども説明がありました住宅用火災警報器の設置率について質問させていただきます。  目標値85%ということで、私はもうちょっと高いのかなと思っていたところなんですが、まずちょっと1点聞きたいのが、コロナ禍の影響もあると思うんですが、実績値が今回示されていないということと、その要因とかを詳しく教えていただければと思います。 7 ◯池谷予防課長 住警器の実績値についてですけども、当初未設置世帯約1万5,000世帯を訪問指導する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、実施が困難となったため、実績値を示しておりません。 8 ◯寺澤委員 調査ができていないと。1万5,000世帯あるということで、これはかなり多いなと思ったんですが、じゃ、この未設置世帯に対して、要するにどんなふうに指導されて、これからコロナ禍が続くと思うんですが、やっぱり設置してもらわないと困りますよね。どうやってこれから指導していくんですか、教えてください。 9 ◯池谷予防課長 コロナ禍における住警器の設置の指導についてですけども、大型家電量販店やサッカーのエスパルスの試合会場での住警器設置の広報、あとは市内の大型ディスプレイ、そのようなところに展示しまして広報を行いました。  緊急事態宣言が解除された10月から個別訪問を開始し、予定の1万5,000世帯を今年度調査する予定でございます。  あと、今後は量販店、エスパルスに加えまして、バスケットのベルテックスの会場で住警器──住宅用火災警報器の奏功事例などを説明して、あとは、ステッカーを今作成中なんですけれども、タクシー会社さんとの包括連携により、コロナ感染症感染防止アクリル板ステッカーを貼っていただくなど啓発活動を行い、設置率100%を目指していくつもりでございます。 10 ◯寺澤委員 ちょっと参考に教えてほしいんですが、1万5,000世帯というのは、普通の戸建て住宅なのか、アパートとか団地とか集合住宅なのか、ちょっと分かればと思うんですけども、それと3区それぞれの割り当てがどんなもんか、ちょっと分かれば教えてほしいです。 11 ◯池谷予防課長 3区の割合についてですけども、ただいま資料がございません。後ほど調べて御報告させていただきたいと思います。  あと、1万5,000世帯についてですけども、一般住宅でございます。 12 ◯寺澤委員 分かりました。次いきます。  その次の427ページで、また防火の関係ですが、この中段の2)の防火管理者選任改善率について質問させていただきます。  目標値が90%で、残念ながら昨年度は77.4%、B評価になったんですが、この改善率が下がった原因は、コロナ禍もあると思うんですが、また詳しく教えていただければと思います。 13 ◯藤井査察課長 改善率が77.4%に下がった理由ですけど、委員のおっしゃるとおり新型コロナウイルスの関係になります。新型コロナウイルス感染症の対策として、防火管理者講習の開催日程を変更したことや受講人員を約半数に抑制したことにより、受講者の日程調整がつかずに受講がかなわなかったものになります。 14 ◯寺澤委員 なかなか講習が制限されたということでありますが、最近やっぱりどうしてもデジタルの時代で、オンラインでの講習ができないのかなと思うんですが、オンラインでの講習はできるのか、実施されているのかをちょっと教えてください。 15 ◯池谷予防課長 防火管理者講習オンライン化についてですけども、講習のオンライン化については、コロナの感染防止のために有効であると認識しております。しかし、本人確認とか、実際に受講しているかどうか等の確認、あと、現在と同レベルの講習が可能かどうか、その辺のところに課題があると国からも示されております。  現在、全国的に防火管理者の講習をオンラインで実施しているところはございませんが、今後も国や他都市の状況を注視し、検討していきたいと思います。 16 ◯宮城委員 主要施策成果説明書3)、431ページです。  消防団員確保対策事業についてお伺いします。  団員の確保に向け、以前から団員募集の取組を行っていることは承知していますが、この事業は、今年もまたなかなか達成率が低い結果となっています。そこで、どのような取組、あるいは何か新しい取組はしているんでしょうか、教えてください。 17 ◯恩田消防団担当課長 取組状況について御説明いたします。  消防団員入団促進事業としまして、IAIスタジアム大型スクリーンですとか、セノバ地下通路スクリーンで広告を放映いたしました。また、路線バスへ消防団員募集ポスター掲出を行い、広く消防団員の募集をするとともに、SNS等を利用し、消防団のイメージアップなどさらに広報を図りました。  加えて、県消防協会で作成される消防団員募集のCMに多くの本市消防団員が参加しております。そちらに協力することによって、募集活動とともに団員の意識向上を図ることもできました。  また、機能別消防団員制度を導入したことにより、消防団員の退団抑制を図り、現在82人の機能別団員の確保につながったほか、消防団員福利厚生向上を目的としまして、消防団応援の店制度を昨年度末に開始いしたしました。現在市内46店舗に御登録、御協力いただいております。  今後も団員確保に向けた入団促進事業と退団者の抑制を継続して図ってまいります。 18 ◯宮城委員 応援の店やSNSで今いろいろ新しい取組をしてくれているということですが、先ほどの説明で、機能別団員を募集したところ、一定の効果があったという報告がありましたが、この機能別団員というのは、どんなものか、改めて教えてください。 19 ◯恩田消防団担当課長 機能別団員制度について御説明いたします。  機能別団員とは、消防団員サラリーマン化、人口の減少等により、団員が減少し、地域防災力の低下を防ぐため、能力や実情に応じて特定の活動のみに参加する消防団員のことです。国が推奨する制度でもありまして、全国的に導入している消防団が増加しております。  本市におきましては、各種災害に対応する知能、技能、知識を備えた元消防団員や元消防職員を対象に管轄する区域で発生する火災をはじめとしまして、各種災害と大規模災害時にも対応する災害対応に特化した機能別隊員となっております。 20 ◯宮城委員 ありがとうございます。  そのようにして確保に努めて団員が来てくださって、その方たちに長く続けて気持ちよく活動していただくためには、環境の整備が欠かせないと思います。例えば更衣室とかの施設もそうですけれども、女性消防団員も今一生懸命募集していると思いますが、施設の面でそういう方たちに対する何か配慮されているところはあるんでしょうか。 21 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの女性消防団員のために施設に何か配慮しているところがあるかとのことですが、消防団の施設には、本部庁舎支部庁舎があります。施設の建て替え時に、本部庁舎につきましては、女性専用の更衣室と、トイレを男性用と女性用とに分けて設置しております。支部庁舎につきましては、建物規模が小さく、スペースがないため、消防団と相談し、限られたスペースの中で女性専用の更衣室などの設置について個別の要望にできる限り配慮して対応しております。 22 ◯宮城委員 次の質問をお願いします。  主要施策成果説明書3)、428ページの最初の火災発生状況の表から少し教えてください。  この表を見ると、令和元年度よりも令和2年度のほうが件数もいろいろ少しずつ増えてしまっていますけれども、その中で、大きく増えているのが損害額です。損害額が令和元年度よりも2倍ぐらい増えているんですけれども、なぜ増えたのか、この理由を教えていただきたいと思います。 23 ◯池谷予防課長 損害額が増えた理由についてですけども、昨年度吉田町で大きな火災がございました。その損害額が多額であったために損害額が増えました。 24 ◯宮城委員 そうでした。職員の方も殉職された吉田町の倉庫火災がこの損害額が増えた理由とのことですけれども、この倉庫火災を受けていろいろな検証や、それからいろいろな仕組みなども考えたと思いますけども、活動で何か変わった点や新しい取組があったら、教えていただきたいと思います。 25 ◯池谷予防課長 倉庫火災の殉職事故後の取組になりますが、昨年の7月の吉田町の倉庫火災を受け、災害現場における安全管理体制のさらなる強化を図る必要があることから、消防局の災害対策を担う警防課災害対策係を本年度から災害機動支援部隊管理室に改めました。この災害機動支援部隊管理室は、災害現場における安全管理体制の構築や職員育成等の施策の企画・立案のほか、職員6名を交代制勤務者として配置することで、24時間体制で建物火災等災害発生時に災害機動支援隊として出動させ、通常の消防活動である消火、救助、救急活動とは異なる災害現場における隊員の活動を監視するといった安全管理の確保を主任務としております。あわせて、今年度は、研修制度を構築し、職員の安全管理の教育を推し進めるといったことで、職員の安全管理安全意識の向上を図ってまいります。 26 ◯石井委員 では、最初に、先ほど寺澤副委員長からありました防火管理責任者の未選任の改善率で、ちょっと1点だけ追加で教えてください。  未設置の場合の指導だとか罰則とか、そういった規定はあるんでしょうか。 27 ◯藤井査察課長 防火管理者の未選任の指導につきましては、消防局としまして重大な消防違反と位置づけまして、年に3回以上の立入検査を実施しまして、違反の是正に尽くしております。その際違反があると罰則になりますけど、罰則については、警告とか命令をかけまして、是正に向けた指導をしております。 28 ◯石井委員 その罰則を受けた件数だとか、最終的に指導に従わなかった場合のさらにその先というのは何か考えていらっしゃるのか、結局運営というか、営業の取りやめとか指導といったところまでいくのかどうか、その先のことももしよければ教えてください。 29 ◯藤井査察課長 罰則につきまして、今まで警告を出した防火対象物がありません。その中で職員による立入検査を継続した中で、改善を促しております。  なお、昨年度、未是正は14件ありまして、その防火対象物について継続して違反を指導し、この14件全てにおいて今年度当初に違反は改善しております。 30 ◯石井委員 ありがとうございます。  次に、救急出動についてお伺いします。  主要施策成果説明書3)、428ページの救急活動についてなんですが、件数で見ますと、昨年から大幅に減っているという状況が見て取れます。これは、コロナが関係しているかどうかというのもあるんでしょうけど、減った原因をどのように分析しているのか、教えてください。 31 ◯村越救急担当部長 救急出動件数が減った原因についてですけれども、令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、病院の診察を控える人がいたり、予防意識の高まりからマスクの着用やうがい、手洗いが徹底され、病気になる人が減っている可能性があります。また、緊急事態宣言が出され、社会活動が制限されたときは、交通事故が減りました。このように不要不急の外出の自粛が重なり、前年度と比較して救急出動件数が約1割程度減少いたしました。 32 ◯石井委員 ありがとうございます。  コロナが原因ということもあるとは思いますが、減っていることはいいことだと思います。  そこで、ちょっと先ほど診察を受ける人も減っているよということだったんですけど、救急出動で実際救急を呼ぶ人から受信して、いろいろ聞き取った上で救急車を派遣されると思うんですが、その聞き取りの内容とかは、コロナが入ることによって変化は何かあったんでしょうか。 33 ◯成澤指令課長 聞き取り内容の変化についてですけれども、救急車要請の119番緊急通報を受ける際、新型コロナウイルスを疑う傷病者に対して独自のフローチャートを作成し、対応しております。具体的には、発熱等の症状、行動履歴及び感染者との濃厚接触等新型コロナウイルスを疑う症状等について調査し、結果、疑いのある場合には、保健所等に報告し、助言を得るとともに、出動救急隊に情報の伝達を行っております。  また、バイスタンダーに対する応急処置の口頭指導は、飛沫感染による感染防止に留意し、傷病者の口元にタオル等をかぶせること、室内を換気すること等の対策をするようお願いしております。 34 ◯石井委員 ありがとうございます。  いろんなフローチャートとか保健所にも協力というか、聞き取りをするということなのですが、そうすると、今静岡市の平均といいますか、受信から救急車が到着するまで大体8分から9分と言われていると思うんですが、その到着時間は変わったんですか、教えてください。 35 ◯村越救急担当部長 ただいまの出動指令が入ってから現場到着までの時間が変わったかについてですけれども、救急隊は全ての事案において新型コロナウイルス患者の搬送を想定し、感染防護対策を強化していることから、感染防護衣の着装に時間を要しています。そのため、令和元年度に比べ、令和2年度は現場到着時間が約36秒延伸しております。 36 ◯石井委員 秒単位で答えていただいてありがとうございます。  ちょっと先日新聞に全国50消防への調査で、現着されてからその後、救急車の足止め事案という話が載っていました。コロナの関係で救急搬送が困難になるという事案であったと思いますけど、静岡市の消防局として、そういった救急搬送の困難事案というのは過去あったのか。あったのであれば、どういった状況だったのか、教えてください。 37 ◯村越救急担当部長 ただいまのコロナ関係救急搬送において困難事例があったのかという部分ですけれども、新型コロナウイルス感染症の陽性者に関しては、地域の保健所が病院選定をしていることから、救急隊が病院選定をすることはありません。したがいまして、病院選定による搬送困難事例は、新型コロナウイルス感染症の陽性者の対応に関してはありません。 38 ◯石井委員 もうちょっと聞きますけども、陽性者の搬送ではなかったということなんですが、もし陽性を疑われる方がいたときの状況は、また違ったものなのかと思いますけど、そこを教えてください。 39 ◯村越救急担当部長 ただいまのコロナの疑いのある患者に関してですけれども、今回の新聞の調査の対象は、コロナの陽性ではなく、症状に発熱を伴うコロナ感染の疑いの段階の事案でありました。  静岡市消防局では、新聞記事にありましたとおり、最長で救急隊が現場にいた時間ですけれども、現着から傷病者に接触しまして、状況を聴取し、観察し、車内に収容し、病院交渉、ここまでの時間になります。これが新聞記事どおり、最長で41分かかった事案がございました。 40 ◯石井委員 最後に1点、救急出動について伺いたいのが、そういった事案も出てきているよということで、先ほどの出動に関しても時間は36秒ですけど、延長している。帰ってきてからもいろんな準備とか次の出動までに時間がかかるよということで、相対的にいろんな時間が延びているという背景があったんですが、例えば救急隊員のシフトだとか、勤務形態、また残業時間だとか、そういったものに何か変化はありましたでしょうか。 41 ◯村越救急担当部長 ただいまの救急隊のシフト体制、残業等の変化ですけれども、残業等には変化はございませんが、シフト体制につきましては、新型コロナウイルス感染症の疑いや陽性者を搬送した後は、車内の消毒、オゾン発生装置による除染を含めて、約30分程度を費やしております。次の出動準備が整うまでに時間を要しております。したがいまして、出動体制が取れるまでの間、非常用救急車に乗り、救急隊を編成し、出動体制を取っております。 42 ◯石井委員 ありがとうございます。  次に、消防ヘリコプターについて伺います。  主要施策成果説明書の345ページですが、ヘリコプターの維持管理で定期点検ということが記載されています。すみません、事務事業総点検表の345ページ、中段ですね。ヘリコプター維持管理事業というのが3行目にあります。その点検とはどういったもので、その一番右端のほうに、令和3年度に5年点検が記載されているんですが、そことの違い、定期点検とその5年点検との違いも併せて教えてください。 43 ◯佐藤航空課長 ただいまの通年の点検と、5年点検の違いについてですが、通年実施している点検に加え、メーカーマニュアルに定めた機体構造部分を詳細に点検するのが5年点検であり、通年の点検より詳細に点検する内容でございます。 44 ◯石井委員 ありがとうございます。  その点検に期間がどれぐらい必要なのかというのと、点検期間中の災害対応は、どうされているのか、併せてお答えください。 45 ◯佐藤航空課長 今年度の消防ヘリコプター点検整備の期間につきましては、10月4日から2月下旬までの約5か月で実施する予定でございます。  また、続いて、消防ヘリコプターが点検に入っている間、隊員はどのように業務を行っているか。災害があった場合の対応についてですが、点検整備中の災害対応につきましては、静岡県内航空消防相互応援協定に基づく応援要請により、静岡県または浜松市の航空隊が災害対応します。  また、大規模災害時は、消防庁長官への応援要請により緊急消防援助隊航空部隊の応援を受けることとなります。 46 ◯石井委員 ありがとうございます。  最後に、5か月間というかなり長い点検に入るということで、その間、消防ヘリの点検中は航空隊員の皆さんはどういった活動をされているのか、最後にお答えください。 47 ◯佐藤航空課長 消防ヘリコプターの点検整備期間中において、航空隊員は、航空課所管の事務執行ほか訓練施設を使用した救助活動の技量維持訓練、航空連携活動に関する当局職員への教養研修、装備品の点検整備、災害時に消防ヘリコプターが使用する離陸着陸場の現地確認調査などを行っております。 48 ◯井上委員 すみません、ちょっと事前に言っていなかったんで、もしあれだったらいいんですけど、決算書2)の118ページ、決算書の歳入の部分で常備消防使用料ですが、予算と比較すると3倍ぐらいになっているんですけど、この辺が何でか分かりますか。もしすぐ出なければ後でもいいです。 49 ◯稲葉委員長 後ほどにしましょうか。分かり次第ということで。 50 ◯井上委員 分かり次第でいいです。すみません、突然で。ちょっと余りに金額が違ったので、気になって。 51 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの常備消防使用料の増額につきましては、財産管理課が所管する電柱雨量観測装置国際交流協会施設使用料の増額があったために、増えたものでございます。 52 ◯井上委員 中身は分かるんですけど。突然貸しているものが増えたのかなと思って。いいですよ、もし、あれでしたら。 53 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの件ですが、国際交流協会施設使用料は予定していなくて増えたために増額されたものです。こちらにつきましては、葵消防署の中に入っておりました。 54 ◯井上委員 先ほど宮城委員から消防団の話が少し出たので、1点だけ聞かせてください。主要施策成果説明書3)の431ページ、非常備消防になりますけど、コロナ禍にあってなかなか訓練が行えなかったりとか、あとは研修なんかでも人数制限して団員同士のコミュニケーションというのは、かなり希薄化していると思うんです。そういう中で、常備は毎日顔を合わせていますけど、非常備ってなかなかそういう機会がないと顔を合わせないということで、様々な形のモチベーションの低下とかも考えられるんですが、その辺の状況と、あと要は火災出動、災害出動への影響というか、出動がちょっと減っちゃったよとか、対応が後手に回っちゃったよといった事例があるようでしたら教えていただければと思います。 55 ◯恩田消防団担当課長 ただいまのコロナ禍において出動する消防団員が減少していないか等の御質問に対してですけれども、コロナ禍において消防団活動は自粛されております。消防団の研修、イベントが中止され、団員のモチベーションが低下しているという声を聞いてはおります。しかし、災害対応への備えは各分団で継続して取られておりまして、出動報告書を確認したところ、災害対応の出動団員が減少しているような状況は見られません。 56 ◯井上委員 ありがとうございます。  分団は、このぐらいにさせてもらって、主要施策成果説明書3)の434ページ、防火用貯水槽等整備費で耐震用水利が毎年2基、1基と設置されているようなんですけども、実際耐震性貯水槽が市内にどれぐらいあって、設置場所はどうやって選定していくのか、教えていただければと思います。 57 ◯大久保警防課長 まず、耐震性貯水槽の総数ですけれども、市内に866基ございます。貯水槽の設置の選定でございますけれども、まずは、地震対策用水利が未充足の区域であるということ、あとは市が所有する土地ということを条件にいたしております。これは将来的に撤去等問題にならないように、そういった措置を講じて貯水槽の設置場所を選定しているものでございます。 58 ◯井上委員 なので、設置が必要だと思われる場所、今後設置していかなければいけない箇所は、何か所ぐらいあるんでしょうか。 59 ◯大久保警防課長 現在貯水槽の設置状況につきましては、市内を2,500のメッシュにするんですけれど、そのメッシュが埋まった充足率で考えているんですが、2,500のうち約77%が今充足している状態でございます。したがいまして、未充足地域と言われている区域につきましては23%ございます。 60 ◯井上委員 まだまだ結構な数が残っているということで、これ、毎年1基、2基ずつで本当に大丈夫なのかなという部分と、あとは、これまであったところもやっぱり必ず老朽化してきますので、更新時期を迎えてきます。そういう意味で今のスピードでの設置で大丈夫なのかというところと、更新も含めた計画はどのようになっているのか、教えてもらえればと思います。 61 ◯大久保警防課長 貯水槽の設置につきましては、主要施策成果説明書にも記載してあるんですけれども、従前1基か2基で進んでおります。これにつきましては、予算とか枠組みの中で行っており、致し方ないのかなといったところではあるんですけれども、消防局といたしましても、未充足地域がまだこれだけあるということで、この耐震性貯水槽の設置については、これから推進していかなければいけないと考えております。 62 ◯井上委員 じゃ、短めにしますよ。  主要施策成果説明書3)の432ページの常備消防庁舎施設整備になります。今、葵消防署は仮庁舎でやっていますけども、仮庁舎の前を通ってみて本当にこんなところで大丈夫かなみたいな雰囲気にもなるんですが、今の葵庁舎整備の進捗状況と今この仮庁舎で運用している部分で何か課題であるとか不具合等があれば、教えていただきたいと思います。 63 ◯塩澤財産管理課長 まず、葵庁舎の大規模改修の進捗状況についてですが、令和2年度は、仮設庁舎及び仮車庫の建設、引っ越し業務が完了し、当初目標値の18.4%を達成いたしました。
     現在の改修工事の進捗状況ですが、令和3年9月末時点で外壁の改修、3階から5階の内装工事、1階から7階の機器、配管工事が完了し、改修工事全体で約83%が終わり、計画どおり進捗しております。  なお、改修工事の完了につきましては、令和3年12月中旬を予定しております。  次に、仮設庁舎運用での不具合についてですが、場所の移転、庁舎規模の縮小などにより職員に執務環境では負担をかけている部分もありますが、災害への出動体制、通常業務、職員の健康管理におきましては、特段不具合は発生しておりません。  また、仮設庁舎への移転に際し、広報しずおかなどを活用し、広く市民への広報を行ったことで、届出、相談などの窓口業務についても支障はなく、周辺施設や地元自治会への説明を行っていることもあり、消防車・救急車の出動時のサイレン音など市民からの苦情等は入っておりません。 64 ◯井上委員 狭い中、何とかやっているという感じだと思います。更新によって庁舎の機能が向上するのかなと思っていますけど、新庁舎での新たな機能であるとか、あと、この更新においてアセットマネジメントの手法が取り入れられていると思うんですけど、その辺の導入というか、今後の運営経費を縮減するための何か手はずであるとか、そういったものが何かあるようでしたら、お願いします。 65 ◯塩澤財産管理課長 まず、庁舎更新による機能強化の部分についてですが、救急滅菌室の新設により、除染機能の強化が図られます。また、消防隊員の仮眠室を個室化するほか、女性専用エリアを拡張して、シャワー室、洗面所、トイレなどの設備を集約するなど職場環境の改善も併せて行っております。 66 ◯井上委員 じゃ、最後にします。  大がかりなこの庁舎の更新というのは大分終わったのかなと思いますけど、今後庁舎の整備計画はどんな感じか、最後に教えてください。 67 ◯塩澤財産管理課長 今後の庁舎の整備計画についてですが、令和4年度に第3次総合計画後期に登載している平和出張所、鎌田出張所の中規模改修工事を予定しております。  なお、庁舎整備に関しても、アセットマネジメント基本計画に基づき関係機関と調整を行いながら総合計画に登載し、中規模改修工事、大規模改修工事を毎年度継続して、今後ほかの施設についても実施してまいります。 68 ◯池谷予防課長 先ほど寺澤委員からございました3区の区別の住警器の設置率でございますが、大まかな数字ですけども、葵区が80%、駿河区が89.1%、清水区が84%です。 69 ◯市川委員 前の方々にあらかたお聞きいただいたものですから、大分分かってきたんですけど、1つだけ最初にお聞きしたいと思います。  主要施策成果説明書3)の431ページですけれども、この成果指標の中で実績値、団員数が10人マイナスで、支障がないということはお聞きしました。こういった中で、1つだけお聞きしたいのが、支障はないということですけれども、実際の消防団の車両の運用など、現場での対応は幾らか出てくると思うんですが、そういった点でどのように行っているのか、お聞きしたいと思います。 70 ◯恩田消防団担当課長 車両の運用でございますが、消防団車両の運用につきましては、静岡市消防団交通安全管理内規第8条、こちらは車両の運用についてうたっているものですけれども、その中で、火災・災害出動に際しては、原則、最低、車両責任者、機関員、その他の分団員を含め、計4名を乗車させることにしております。  なお、災害出動以外の消防業務で運用する場合におきましては、原則、最低、車両責任者、機関員の2名を乗車させることとしております。 71 ◯市川委員 そうしますと、今までの出動の中での支障はなかったということでよろしいんでしょうか。 72 ◯恩田消防団担当課長 そのとおりの解釈で結構でございます。 73 ◯市川委員 ありがとうございました。  次に、今度は主要施策成果説明書3)、432ページですが、非常備消防施設等の耐震化率について、非耐震施設が35施設あると書かれております。こういった35施設の地域別配置と早期耐震化が課題ということですけれども、今後の整備計画などについて教えていただきたいと思います。 74 ◯塩澤財産管理課長 消防団庁舎の今後の整備計画についてですが、令和2年度の時点では非耐震施設が残り35施設でございましたが、令和3年度当初の時点で非耐震施設の1施設が廃止されたため、対象171施設のうち137施設の耐震化が完了し、残り34施設となります。  今後の予定におきましても、消防団施設基準に基づき、構造ごとに定められた耐用年数を経過した庁舎を建て替えの対象とし、その中でも昭和56年以前に建築され、耐震基準が満たない古い庁舎を優先し、関係者及び関係機関等との調整を図り、準備の整った施設から実施してまいります。 75 ◯市川委員 ありがとうございました。  通告はしていなかったんですけど、単純なことでちょっとお聞きしたいと思います。  こういう議案集とかに載っているわけじゃなんですけれども、単純な疑問です。救急現場に行かれたときに、救急車と消防車が一体で行かれるという現象がよくあるんですけれども、このことについてどういう場合にそういう対応をされているのか、お聞きしたいと思います。 76 ◯村越救急担当部長 ただいまの救急現場に救急車と消防車が出動することにつきましてですけれども、PA連携と呼んでおります。救急出動に伴い、消防ポンプ車がPになります。救急車がアンビュランスのAとなります。この2隊を同時出動させ、救急現場で消防隊が救急活動を支援しているのが、このPA連携となります。心肺停止のような重篤な場合、救急隊よりも先に現場に行き、いち早く応急処置を行うことにより救命率が高まります。応急処置以外の活動でも救急車内への収容を補助したり、交通事故現場や災害事故現場での救急活動等救急隊の支援活動を消防隊が実施しております。 77 ◯松谷委員 じゃ、質問させていただきますけど、さっき宮城委員からも出ていた消防団の女性のことでちょっとお伺いしたいです。消防団施設でできる限り女性への対応をということなんですけど、消防団の組織の資料を頂いて、去年の4月1日から今年の4月1日の各団員に女性がいる消防団施設、去年の4月1日だと22施設ですか、それから今年だと24施設で増えているんですよね。できる限りということなんだけれども、実際にこれ、5月のときにちょっとお聞きしましたけれども、トイレがまず別じゃない、更衣室もないけど、何か努力しているというところと、それから、じゃ、トイレが別にあるとか、更衣室があるとか、そういう種別で言うと、今だと24施設なんだけど、どういう状態にあるのか、詳細にチェックされているんですか。 78 ◯恩田消防団担当課長 先ほど御質問がありました増えた2施設でありますけれども、こちらにつきましては、トイレがまだ整っておりません。それにつきましては、現在設置に向けて調整を進めているところであります。 79 ◯松谷委員 増えた分についてまだそういうのがないということは、じゃ、22施設のところは、どんな状態になるのか、詳細は把握できているんですか。 80 ◯恩田消防団担当課長 その22施設でありますけれども、トイレが例えば2つあるところにつきましては、使い分けをする。ないところにつきましては、鍵を、施錠管理をできるようにしたりとか、あと更衣室につきましても、修繕費の中で可能な形でパーティションを設けるといった対策を取っております。 81 ◯松谷委員 細かくなくていいんですが、後ほど資料で、実際どうなのかというのをちょっと今24施設ですか、それぞれの消防団の状況について資料をお願いします。 82 ◯稲葉委員長 それぞれの女性の所属する分団のトイレとか個室の状況を数字で出していただくということでお願いします。 83 ◯松谷委員 具体的にお願いします。  それから、もう1つ続きで、さっき石井委員から航空消防ヘリコプターの問題が出たので、私も聞きたかったんですけど、関連して。この事務事業説明でいくと、もう13年ということで、次の機体の購入も検討したいという趣旨が書かれているんですけど、実際この機材の耐用年数と、それから新しく機材を作る場合に、どれぐらいの価格で、何メーカーぐらいあって、皆さんが準備するとしたらどういう手順でやっていくのか、そこをちょっと聞かせてください。 84 ◯佐藤航空課長 当機のヘリコプターは、現在13年が経過しております。それで、経年劣化も進んでいるといったところで、全国平均で更新時期については19.8年です。それで、経年、それから機体に大きな負担というところではそれぞれの地域における使用環境によっても異なってきます。だから、一概に何年というところはありません。 85 ◯松谷委員 今後検討していく場合の手順ですよね。今13年で平均19年と言うんだけれども、どういう形でいつ頃という手順があると思うんですけど。それから今のヘリコプターの価格の問題もあるし、メーカー選定の問題もあるし、その辺の手順があれば、教えてください。 86 ◯佐藤航空課長 機体更新に関わる手順等でよろしいでしょうか。  手順等は、まだ全く検討段階です。白紙であります。これから準備を進めていくところでございます。ただ、先ほど機種の話がありましたが、消防防災ヘリは全国で8機種使われております。その中で、静岡県の環境、地域、その特性等、それから我々の活動等を考慮しながら、これから検討し、やっていくところでございます。  これからの手順につきましては、これから進めていくところでございます。 87 ◯松谷委員 価格はどれくらいかをお聞きしたんだけど、それは分からなきゃ分からないでしようがないですけど。 88 ◯佐藤航空課長 価格につきましても現在聴取しており、まだ分かっておりません。 89 ◯松谷委員 じゃ、次に進みます。  まず、昨年7月に起きた吉田町の工場火災についてお伺いしたいんですが、調査委員会の結果が出たんだけれども、諸事情によって公表されておらず、あれからもう1年もたってきているわけなんで、私たちもどういう形で理解していいか分からないんですが、調査結果の公表については、どういう扱いになっているのか、まずお伺いします。 90 ◯大久保警防課長 昨年の7月に発生しました吉田町の火災の事故調査報告書の公表の関係なんですけれども、この事故調査報告書につきましては、事故調査委員会の結果が出まして、7月12日に事故調査委員会の委員長でありました関澤委員長から静岡市長に報告はされております。  吉田町のこの火災事故に関しましては、業務上過失等々とありまして、現在警察が捜査を継続しているというのが現状でございます。本報告書に対しましては、捜査関係事故照会が警察からされていまして、照会された本報告書につきましては、訴訟に関する書類ということで、刑事訴訟法第47条に該当し、訴訟に関する書類は公判の開廷前に公にはしてはならいないという規定に沿ってこれまでの期間は公表しないと。したがいまして、警察の捜査を待ちまして、捜査の進捗により市民の皆様に公表していくといった形を取ることになります。 91 ◯松谷委員 訴訟法第47条で公にしてはいけないということなんで、それは制限でやむを得ないんですけれども、ただ、殉職された遺族の方にとっては、やっぱりなぜ自分の家族が命を亡くしたのかについては、何らかの形のやっぱり説明とか納得感がないと、生きていく上で相当つらいわけですよね。その点で、普通に考えれば、工場側のミスとか、あるいは派遣された側、いろんな対策が取られていますけど、指揮の問題とか、それから法律上のいろんなことが出てくるんですけど、そういう点で遺族に対してはどういう形の説明をされているのか、ちょっと心配なんでお聞きします。 92 ◯澤山消防局理事 すみません。御遺族の対応については、私から御説明させていただきます。  消防局では、殉職職員の御遺族の皆様に対しましては、火災事故発生当初より様々な面で連絡・相談窓口となる専任の担当職員を御家族ごとに指定して、御遺族の皆様に寄り添ったサポートをしてまいりました。  御質問の事故調査委員会の答申結果が、警察機関からの捜査上の要請により当分の間非公表になるということにつきましては、事前に各御遺族の皆様のお宅に訪問しまして、直接奥様、そして御両親にも丁寧に御説明させていただきました。その際、今回の委員会の答申結果を公表できるようになったときには、速やかに御報告させていただくということで御理解いただいております。 93 ◯松谷委員 じゃ、次へいきます。  それで、今こういう可燃物がある工場とかがいっぱいあると思うんですけど、今回の場合、それが会社側の1つの過失とかという形になる可能性が高いとは思いますけれども、日常的にこうしたチェックはどういう状態でされているのかというのと、そういう指摘をしても改善されないケースとかはあるんですか。 94 ◯藤井査察課長 工場などにあるそういった危険物とか、そういったもののチェック体制をどのようにするかということですが、こちらにつきましては、消防局各職員により立入検査を定期的に行っております。このときにそういった対象物品等についても検査を行い、違反が発生するような物品があるようでしたら、通知文を出しまして是正に努めております。 95 ◯松谷委員 調査委員会の結果を待たなきゃ何とも言えないところなんですが、こういう危険物とか可燃性、いろんなところで、これ何か所ぐらいあって、多分毎年チェックされているんでしょうけど、吉田町の場合に、新聞では、そういうチェックがあったにもかかわらずという報道もあります。そういう点でちょっと心配があるんですけど、何か所ぐらいあって、検査をして、それが常に改善されている状態にあるということで理解していいんですか。 96 ◯池谷予防課長 危険物施設の総数でございますけども、静岡市内で2,992件の施設がございます。 97 ◯松谷委員 静岡市は、広域消防もある。それぞれどういう状態か。それで今あるのは相当な数なんだけど、一応チェックはされて、安全だということで理解していいんですか。 98 ◯池谷予防課長 チェック体制についてでございますけども、毎年6月に危険物安全週間というのがございます。それに合わせて危険物施設の立入検査を行っております。 99 ◯松谷委員 それでは、その関連というか、これはちょっとまた種類が違うんだけど、例の高橋雨水ポンプ場ありますよね。上下水道の下水道のほうで。これは監査委員から手厳しく批判を受けているんだけど、皆さんの側の言い分というのも当然あって、それで、一応は下水道部の誤りという形になっているんだけど、消防側としては、自分たちはきちんと指摘していたということで理解していいんですか。皆さんの側の考え方をちょっとお伺いしたいと思います。 100 ◯池谷予防課長 消防法令の危険物施設が高橋雨水ポンプ場には幾つかございます。その消防法令にのっとるように、合意するように指導しています。 101 ◯松谷委員 ついでに、じゃ、広域消防体制についてお伺いします。  主要施策成果説明書3)、425ページですけれども、今言った静岡市と島田市、牧之原市、吉田町、川根本町、こうあるんですけれども、行政権限が違っているんだけれども、ここは、さっきの報告を聞いて25億円の委託書を受けていると言うんですけど、どれくらい相手方の行政との話合いというんですか、1年に1回の予算とか決算とかやって、いろいろ情報共有するかと思うんですけど、例えば島田市の島田市議会でいろんなことを聞きたいとか何か出てきたりとかもするだろうし、予算要望というのもあると思うんですが、行政との情報連携とかはどういう状態にあるんですか。 102 ◯望月消防総務課長 広域運営市町との連携につきましては、年に1回各首長を主体とする協議会を実施しております。ここで大きな問題について協議・調整をすることとなっておりますが、そのほかにも各市町の部課長クラスを主体とする幹事会を行って事前の調整なども行っているところでございます。  あと、もろもろの質問とか要請・要望については、ほぼ毎月担当職員が広域市町に出向き、それぞれの担当と顔の見える関係で調整を取っているという形で行っております。 103 ◯松谷委員 例えばですけど、東名高速道路で核燃料が輸送されるという事例があって、消防としては出動すると思うんですけど、していないのはしていないでいいんだけれども、一応事故に備えた体制はつくると思うんです。そういう場合の各自治体、特に牧之原の場合には、市民の意識もいろいろあって、様々な問合せが行政には行くんですけど、そういうときに皆さんとの協議というのは、生まれるんですか。それとも、現場サイドだけで進む話なのか。 104 ◯大久保警防課長 今の一例の中でのお話になりますけれども、東名高速でありますと、自治体というよりも、そこを管轄している消防の活動の範囲になります。東名高速道路は構造上、上りと下りがあるものですから、上り下り線がある消防本部がそこから次のインターチェンジまでの間を管轄するといった協定、取り決めがあるものですから、静岡、牧之原、島田とかというくくりではなくて、静岡と例えば焼津とか、静岡と富士とか、そういったところでの消防間の協定は組まれております。 105 ◯松谷委員 それでは、この広域消防の中で、1つの災害の大きな問題としては原子力災害があるわけですけれども、原子力災害については、牧之原も吉田町も島田市も避難計画を持ってつくってやっているわけですけれど、そこにおける消防の役割というのはどういう形になっているのか、お伺いしたいと思います。 106 ◯大久保警防課長 浜岡原発の災害が発生した場合の消防の役割ですけれども、災害対応につきましては、各市町の地域防災計画、これは原子力災害対策編に定められております住民等に関する広報及び避難、これが1つ。それと、原子力災害医療措置に対する協力、これが1つ。防護区域の防火対策、これが1つ。立入検査及び交通規制の協力。これらを消防活動の任務として実施するという形になっています。 107 ◯松谷委員 いろいろ御意見があるようなので、質問はこれぐらいの範囲なんだけど、1つだけ。東京電力の柏崎刈羽原発で地震のときに火災が発生したんですね。それで、火災が発生して、実はそれは消防法に違反していたということが明らかになって、いろいろ議論があるんですけど、中部電力の浜岡原子力発電所の消防法のチェックが定期的に多分やられていると思うんですけれども、その辺は、通常と同じように年に何回ぐらいやって、常に指摘している事項が例えば2020年度にあったとかないとか、ちょっと状況について伺って、この質問を終わります。 108 ◯藤井査察課長 浜岡原発に関してなんですが、浜岡原発は、静岡市消防局の管轄外になりまして、御前崎の消防の管轄になります。それで、立入検査は行っておりません。 109 ◯松谷委員 だけど、柏崎のときには消防署が入りましたけどもね。消防法違反で。いや、だから、まあいいです。  分かりました。でも、管轄外ということは、私はないと思いますよ。消防法違反で東京電力はいろんな議論をされていますから。違反で対応していますので。             〔「それは意見だよ」〕 110 ◯松谷委員 いや、意見ではなくて、指摘して終わります。  次に、お伺いします。  救急活動、さっき石井委員からいろいろと詳しくあって、私は本会議でヒートショックの情報提供を受けさせていただいて、福祉・命と建築と環境が一応連携するという流れが生まれたということで、現場の情報は非常に大きいなと思っているところです。  主要施策成果説明書の中にありますけども、救急搬送3万6,982件の中に水難事故というのが書かれているんですけど、水難事故はどれぐらい、ちょっとコロナで海水浴とか何かでということは少なくなっていると思うんですけれど、何件ぐらいあるのか。それと、水難事故を防ぐために、海上保安庁なんかで着衣泳──服を着たまま訓練するというのを小学校、中学生とかでやっているんですけど、皆さん的には、この着衣泳訓練というのは、どんなふうに防災という意味で位置づけられておられるのか、お聞きしたいと思います。 111 ◯稲葉委員長 これは、議案で言うと主要施策成果説明書3)の429ページですか。救急活動の関係ですか。 112 ◯松谷委員 その中に、水難のことが書いてあるんですけど。 113 ◯大久保警防課長 御質問は着衣遊泳を消防局がどういった形でアプローチしているかという質問でよろしいですか。  当局におきましては、用宗、日本平に水難救助隊として消防隊が2隊配置されております。ここ数年、この水難訓練を行うにしましても、市内にあります中学校を利用させていただいているといった関係性がある中で、昨年も清水第四中学からはこの着衣遊泳の指導をしていただきたいということで、着衣遊泳の指導を行った実績がございます。  こちらから率先的に着衣遊泳を消防局がやりますよというアピールはしていないんですけれども、当然市内のそういった教育施設から指導してほしいということであれば、指導を行えるスキルを持った水難救助隊がそちらに出向して指導を行うという形を取っております。 114 ◯松谷委員 水難救助隊というのがあって、清水第四中学校では指導しているということなんですけど、そうすると今の話では、学校から要望があれば指導員を派遣するということでよろしいですか。 115 ◯大久保警防課長 当然指導の要請があれば、個々が指導員の資格を持っているわけじゃないものですから4人体制の隊としてその学校へ出向して、災害対応が一応できるような体制を整えながら、学校にも了解を得て指導するといった形を取ります。 116 ◯松谷委員 じゃ、次、お伺いします。  主要施策成果説明書3)、430ページの消防音楽隊がありますけれども、議会の中には太鼓サークルというのがあって音楽の活動というのは超党派でやっているわけですが、本当に、コロナ禍の中で練習機会もないし、出演する機会もなくなっています。その意味で音楽隊の役割ってすごく大きい中で苦労されていると思うんですけど、実際、今このコロナ禍の中での団員の確保だとか、練習の機会だとか、場所とか、どういう形で努力されているのか、ちょっと現状をお伺いしたいと思います。 117 ◯望月消防総務課長 まず、音楽隊員の確保についてですけれども、毎年各消防局内の所属に対して希望者のアンケートを募っております。そういった中から手を挙げる職員がいたならば、音楽隊員として指名して訓練させていくという形を取っております。現在のところは、必要な隊員数が充足されている状況にあります。  コロナ禍におけます隊員の現在の状況なんですけれども、緊急事態宣言が発令されていたときには合奏訓練とか、こういった訓練も自粛して感染防止に努めていたところでございますが、現在は緊急事態宣言が解除されたということで、滞っていた訓練に集中して行っているところでありまして、隊員としても早期の演奏、出演再開を目指して訓練に励んでいるところでございます。 118 ◯松谷委員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次に、消防団のお話で、さっきからいろんな形で出ているんですけど、ちょっと分からなかったのは、この主要施策成果説明書3)、431ページ、団員の増員数の目標10人で実績10人のマイナスという、だけど104人の基本団員及び53人の機能別団員が増えたということは最終的に人数はどういうことになったのか、ちょっとこの説明だけでは分からないんですが、教えてください。 119 ◯恩田消防団担当課長 消防団員数の上限でありますけれども、先ほど157人の入団があったという話をさせていただいたところですが、167人の退団がありました。よって、令和2年度は2,385名おりましたが、令和3年4月1日現在では2,375人になったという状況であります。 120 ◯松谷委員 167人がお辞めになって、この資料でいくと令和元年度で231人なので、ある意味で退団される方がやっぱりたくさんいらっしゃるということなんだけど、その理由というか、皆さんどんな分析をされているんでしょうか。 121 ◯恩田消防団担当課長 退団者につきましては、個人により様々事由は異なるんですけれども、年齢的なものでありますとか、仕事の問題、あと家庭の事情により退団される方がいらっしゃいます。 122 ◯松谷委員 これ、消防団の冊子を見ますと、牧之原とか島田の消防団員、ちょっと都市環境も全然違うと思うんだけど、非常に若い人が多いんだよね。だから、その年齢差というのが、都市の規模の問題なのか、仕事の関係か、その辺の分析もあるかと思うんですけど、この差についてはどんなふうに分析されているんでしょうか。 123 ◯恩田消防団担当課長 消防団員の年齢の問題でございますけれども、確かに静岡市消防団、平均年齢は県内でも高いほうでございます。その辺は、地域性の問題等ございます。いろいろな問題、地域によって異なると思いますけれども、現在静岡市消防団でも若い人たち向けにSNS、フェイスブックに併せまして、インスタグラムを開設し、若い人が利用しやすい措置を取って、若い人の団員募集に努めているところでございます。 124 ◯松谷委員 若い人の募集、年齢が高い方の多くは辞められるということで、退団とかいろんな形で予算の問題もあると思うんですが、ここにも書いてあるけども、待遇改善ということで、報酬とか費用弁償とかそういうものを上げるとか、そういうことは検討されていないんでしょうか。 125 ◯恩田消防団担当課長 報酬につきましてですけれども、年額報酬につきましては、平成28年度に国の基準に基づきましてそれと同額に引き上げております。今年度に入りまして、4月に国から出動報酬についての増額をという通知を受けまして、今現在そちらに向けて消防団の意見を聞きながら、関係各課と調整しているところでございます。 126 ◯松谷委員 今の報酬、それから訓練に出た場合の費用、金額的にはどれぐらいの基準で上がるのか、来年度の予算になるんだろうと思うんですけども、そこをちょっと教えてください。 127 ◯恩田消防団担当課長 国の通知によりますと、1日当たり8,000円という金額が示されております。そちらに向けまして、静岡市もその金額に準じた、またあるいは他都市の状況も考慮しながら調整を進めているところでございます。 128 ◯松谷委員 いや、ですから、1日8,000円に上げられると、今の年額報酬が幾らになるのかということや費用弁償が幾らになるかを知りたかったんです。 129 ◯恩田消防団担当課長 現在の報酬でございますけれども、年額報酬につきましては階級によって受領する金額が変わっております。一般の団員でありますと3万6,500円、こちらは国の示す金額と同額でございます。  出動報酬ですけれども、こちらについては、今後創設されるものでありまして、現在はそれに係る費用弁償部分1回当たり1,900円を支払っている状況でございます。 130 ◯松谷委員 よく分からないんですけど、1日8,000円でひょっとして上がるんだろうなと思ったんですが、階級別によって違うんだけど、年額3万6,500円がどれぐらい、国の基準にした場合に上がる想定というか、それは全然ついていないということなのか、それから費用弁償1,900円というのは、要するに国の基準と変わらないんですか。よく分からないんですけど。検討している中身というのが……
    131 ◯恩田消防団担当課長 今の報酬の関係ですけれども、年額報酬、あと静岡市で機関員報酬、出ておりますけれども、あと費用弁償につきましては、金額は変わりません。 132 ◯松谷委員 すみません、ちょっと私も頭の回転悪いもんで。要するに何が変わるんですか。そうすると、待遇改善で国のほうで1つの改善アイデアがありますと。だから、静岡市も変わるんじゃないかと期待するんだけれども、そこがよく分からないんです。 133 ◯恩田消防団担当課長 今までの報酬とは全く異なりまして、国の通知により新たに出動報酬ということで、水火災等に出動した場合に出される報酬という形であります。 134 ◯松谷委員 要するに新しい体系になるということなんですね。ずっと聞いていてもよく分からないもんで。  もう1つだけ聞いて、この消防団の質問は終わります。  2018年の監査委員意見で、消防団の交付金をめぐって、公務に密接する活動と自主的な活動を区別して要綱を整備してくださいというのが出されていますけれども、これは、昨年に要綱整備はもうされているということでいいんでしょうか。されていれば中身をまた資料で出していただきたいと思います。 135 ◯恩田消防団担当課長 先ほどの監査委員からの御意見だったんですけれども、平成30年の定期監査において消防団交付金の在り方について、業務意見という形で御意見がございました。業務意見としていただいたものですから、そちらに対する回答はいたしておりません。  ですが、その御指摘いただいた点につきましては、今も消防団プロジェクト会議等で検討を続けているところでございます。 136 ◯松谷委員 じゃ、検討中ということですね。  最後に質問しますけど、上下水道局でもそうだったんですけど、2050年カーボンフリーということがあって、消防団においてももちろん施設もあるし、常備消防の施設もあるんですが、再生可能エネルギーの導入とか、あるいは駿河区の消防本部に今後何か取り付けるとか、あるいは今もあるとか、一応救急、緊急に備えての自家発電の装置はもちろんあるとは思うんですけれども、再生可能エネルギーに対しての対応は、何か検討されていらっしゃるんでしょうか。 137 ◯塩澤財産管理課長 再生可能エネルギーの関係ですけれど、まず、静岡市におきましては、2017年から地球温暖化対策とか地域経済の活性化、さらには電力の調達コストの削減を目標とした静岡市のエネルギー地産地消事業の取組を行っています。  今現在、静岡市の庁舎、葵消防署、駿河消防署、そして東豊田出張所、千代田消防署、清水消防署、港北消防署、港北消防署の庵原分署の7施設を対象にこの地産地消事業の鈴与商事株式会社と契約して電気の供給を受けております。  今後広域市町につきましては、今2024年が契約の切替えになりますので、それ以降広域市町の対象施設を広げて契約するとなっております。  各施設のそういった省エネ関係の設備ですが、例えば駿河消防署につきましては、日照を遮断するためのバルコニーの設置とか、日差しを室内に導くためのライトシェルフの設置、あと港北消防署等につきましては、車庫にトップライトをつけて電力の削減とかLED照明の採用とか、こういったいろいろな省エネの設備をつけて節電を行っております。 138 ◯松谷委員 最後の質問ですけど、一応上下水道局もそうなんですけれども、それぞれの施設とか何かで目標値をつくっているんですが、施設エネルギー消費の二酸化炭素の排出を抑制するということで、原油換算で施設がどれくらい排出しているか、そして、それを削減するための目標を立てているんです。そういう目標が、消防の中で議論されて、数字があるのであれば教えていただきたいし、なければ今後の検討になると思うんですけど、その点を教えていただいて質問は終わります。 139 ◯塩澤財産管理課長 現在その取組につきましては、環境局の環境創造課において所管しております。消防局では、あくまでもこちらの所管課の契約に基づいて、使用料を払っているのみでありまして、目標値につきましては、こちらの所管課が設定していると考えられます。 140 ◯稲葉委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論がありましたら、どうぞ。 141 ◯寺澤委員 自民党です。  この認定第1号の消防局所管分、賛成いたします。  意見・要望を述べます。  消防局の皆さんにおかれましては、市民の皆様の安心・安全のために日夜業務に奮闘されることを心から御礼申し上げたいと思います。コロナ禍でいろいろ大変だとは思いますが、この統計を見ても、火災が昨年よりも多かったりとかいろいろありますので、ぜひ引き続きこの業務については、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。コロナ禍の中で、私も質問した火災警報器のこととか、設置率とかいろいろ下がったものもありますが、これもウィズコロナの時代で、コロナだから業務がなかなかできにくいというわけにはいかないと思うんですね。しっかりと新たな取組とかあるいはリモートなどもしっかり取り入れながらやってかないと、なかなかうまくいかないのかなと思います。ぜひ新たな視点でいろいろな消防業務もそういった改善をしていっていただければと思っております。  また、消防団の活動なんですが、やはり団員の確保、消防団活動に対する魅力とか、あるいは報酬とか、私は消防団員じゃないんですけど、前の後援会長が地区本部長だったりとか周りにいろんな方が多くて、私もいろいろ意見を物すごく言われることが多々あります。やはり皆さんボランティアでやっていますので、風通しのいい、皆さんが活動しやすい状況、環境を、あるいはこれから職員もそうですが、女性消防団員も増えていく中で、そういった環境づくりをしっかりしていくことが大切ではないかと思っていますので、ぜひそういった点もしっかりと取り組んでいただければと思っています。  いずれにせよ、また火災、事故、災害等が起きないようにしっかりと予防活動を含めて、皆さん方には、日夜これからも奮闘していただくことを祈念いたしまして、意見・要望といたします。 142 ◯石井委員 創生静岡です。  認定第1号中所管分、賛成いたします。  意見・要望ですが、先ほど言った住宅火災警報器設置だとか、防火管理者設置などは、コロナ禍で実施が難しかったというのは理解します。しかし、そういった取組は、命を守ることに直結しますので、できるだけコロナに影響されないような実施方法もぜひ検討していっていただきたいと思います。  救急活動に関しては、コロナに直結する機会が多くて、日々の活動に本当に敬意を表するところであります。私どもの会派の代表質問でも取り上げたんですが、コロナに関係する部署のオーバーワークが取り沙汰されています。救急隊ではそういった事例はなかったということで承りましたが、今後のことは分かりませんが、また6波とか、そういった可能性がないわけではありませんので、そういった場合にも隊員の皆さんに過度な負担にならないような運用をぜひともお願いいたします。  消防ヘリコプターについては、適正な運航をされているということで、心強い限りではありますが、機体の更新なども進めていく必要があるとのことなので、今ある機材の故障などによって運行ができなくなる時期がないようにぜひとも適切に進めていただくことを最後に要望いたします。 143 ◯井上委員 公明党です。  認定第1号中所管分については賛成いたします。  コロナ禍ということもあって本当に消防団の皆様方は非常に御苦労されているのかなと思います。誰か陽性者が発生すれば、シフトそのものを大きく見直しながらも安心・安全を保たなければいけなかったりとか、熱海の災害での出動等でも人員をうまく確保しながらやっていただいて、本当に大変な中、ありがとうございます。  意見・要望ですけども、消防団の話がありました。本当に人数が減っている中で、非常に厳しい運営状況になってきています。ただ、ただ人数を増やせばいいといったものでもなくて、自分の地域は自分で守るんだという強いボランティア意識というか、その意識づけをしっかりとしていかないと、本当に火事現場で災害が起きたりとかということも考えられます。今後、報酬の在り方が変わってきたりもしますが、そういう中で、どう消防団員としての意識づけをしっかりとつけていくかというところもぜひ検討していきながら進めていってもらいたいなと思います。  あと、質問のところで、水利の話をさせていただきましたけども、防火水槽の数がやっぱりなかなか設置が進んでいない。今後また老朽化によって更新も必要になってきますので、そういう意味ではしっかりとした設置計画を組んで、ちゃんと予算を定期的に組みながら、しっかりと進めていってもらいたいと思います。  あわせて、この水利情報を消防団がなかなか持っていない部分も多いです。自分の所管内は分かるんだけれど、それ以外はちょっと難しいという状況がありますので、うまくその消防団との水利情報の共有をできるような手配というのか、仕組みをつくっていただければということをお願いして、意見・要望とします。 144 ◯市川委員 共産党としても認定第1号中所管分については、賛成いたします。  消防事業について適正に行われていると推察されますが、今後団員の募集などで御苦労はあるとは思いますけれども、広報を徹底しながらぜひ安全な市民活動ができるように御尽力いただきたいと思います。 145 ◯松谷委員 この認定第1号中所管分については賛成です。  昨年と現在、コロナ禍という新しい災害を経験する中で、新たな消防としての今後の在り方というのもいろいろと経験されて、具体化していると思うんですけれども、さらに進化する形で進めていただきたいと思います。  基本的には、自然災害ということで地震対策の中での防災の在り方、それから当然豪雨災害とか土砂災害も含めてなんですけど、気候危機という、気候変動ということで今までに想定していない災害もまたこれから頻発していくということでありますので、そういうことへの対処及び日常的な火災、それから救急出動、そうした点も質を高めながら対処していただきたいと思います。  基本的には、皆さんの士気の高い訓練と最新の装備、通信というここをきちんとしていくことが重要だと思いますし、そういう意味で、アセットマネジメントなど様々な対処があるんですけれども、そこの装備と通信ですね。そこの計画的な進行を今後も検討していただきたいと思います。  次に、要望、幾つかあるんですけど、まず広域行政ですけど、これは今後様々にいろんな課題がありますけれども、私はやっぱり原子力災害については、我が静岡市の管轄の中にありますので、きちんと詳細な対応というか、既にマニュアルがあるんですけれども、徹底していただきたいというのが1つあります。  消防団につきましては、個人振込制度が4月から始まって1つの改善がされて、なおかつ今、報酬についても検討が始まるということでありますので、ぜひとも志の高い参加する人たちを増やしていくために、今後も努力をお願いしたいと思います。ただ、監査委員から指摘のありましたところが2年たっても答えが文字化されないというのは、もうちょっとそれは早急に具体化してほしいと思います。それから、今日は触れていませんけど、自治会等からの消防団への防災対策という名目で、様々な会費とかが支出されているんですけれども、そこの中身の公表、そうしたこともぜひ消防団に指導できるのであれば、指導していただきたいと思います。  最後に、脱炭素社会ということでありまして、最後の御答弁で、それは環境局の仕事だとは言い切りませんけれども、そちらからのということなんですが、基本的には消防局で自分たちが今使っているエネルギーがどれくらいあって、それをどれだけ削減していこうというか、意思を持たないことには、言われてやるというものじゃないと思うんですね。これから2050年に向けて様々な行政組織が新たな対応を求められておりますので、消防もそういう新たな対応を求められるジャンルに入っています。その辺は、数値目標はぜひ自ら決めていただきたいということをお願いしまして、賛成討論です。 146 ◯稲葉委員長 では、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、簡易採決にてお諮りします。  認定第1号中所管分は、認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 147 ◯稲葉委員長 御異議なしと認め、認定第1号中所管分は、認定すべきものと決定しました。  以上で決算審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 148 ◯稲葉委員長 本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、企業消防委員会を散会します。                 午後0時10分散会      ────────────────────────────── 企業消防委員長  稲葉 寛之 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...