このサイトでは、
避難指示等の避難に関する情報、避難所の
開設状況等の避難所に関する情報、それから市内の
被害状況に関する情報、その他、
気象情報等の防災に関する情報の提供を予定しております。
そのほかに、令和4年度に実施する市民の皆さんへの
情報提供手段として、
LINEによる
防災情報の
自動配信があります。現在、広報課で、静岡市
LINE公式アカウントに新しい機能を追加するため
機能改修を実施しておりますが、これが完成すると、静岡市
防災メールと連携し、地震に関する情報や
気象警報などの情報が
LINEでも
自動配信されるようになります。
ここまでが、令和4年度までの予定になります。
そして、令和5年度からは、
最終段階となる第3段階へ着手いたします。目指す姿となります双方向の
システムとして、行政からの
情報提供だけでなく、市民の皆さんが情報の送り手となる
システムを目指します。
現時点での
情報収集の手段といたしましては、
LINEの
サーベイ機能の使用を考えております。この
サーベイ機能とは、利用者が写真や日時、
位置情報、
テキスト等を送信することによって、
公共施設の
不具合等の情報を通報できる機能ですが、他の市町では、道路の
損傷情報の収集に使用している例があります。これを災害時の
情報収集に活用できないかと考えております。令和5年度に
試験運用を行い、令和6年度末までの完成を目指します。
災害時における
SNS等の活用については、国の
研究機関である
国立研究開発法人情報通信研究機構や、民間企業のウェザーニュースなどで組織された
AI防災協議会が、
LINEを使った
AI防災チャットボット、
SOCDA(ソクダ)を開発中です。令和3年2月に神奈川県で
実証実験を行っていますが、改善点や課題が多く、まだ実用化には至っておりません。本市といたしましても、このような国の
研究機関などの動向に注視しながら、AIの活用についても研究し、静岡型「災害時
総合情報サイト」の構築に向けて事業を進めていくことを考えております。
4
◯丹沢委員長 ただいまの説明に対して質問があったらお願いします。また、意見・要望等は、
質疑終了後に述べていただくこととします。
5
◯堀委員 SUNPUシステムが今年度から運用されたということで、全職員を対象にIDと
パスワードでログインしてということですが、具体的にどういった情報をどういった手段で
SUNPUシステムに集約しているのか、具体的な
運用方法がまだ議員に示されていないと思うんで、その辺を詳しく教えていただけますでしょうか。
6 ◯一
柳危機管理総室次長 SUNPUシステムにどういった情報をどういった手段でということでございます。
SUNPUシステムは、手段といたしましては、
パソコンでも、スマホでも、そこにIDと
パスワードがあればつながることができまして、そこから、例えば、
地区支部の方でしたら、今、何人参集しましたよとか、開設しましたよとか、そういった情報を入れることができます。
それから、例えばどこかで災害、実際に何か起こっているということを、スマホだとか
パソコンから入力して、それに今現在、対応中ですよとか、その対応が完了しましたよというようなことを入力することができまして、その入力をしたと同時に、
SUNPUシステムを見ている
職員全員がその情報を共有できるというような形で運用しております。
7
◯堀委員 それで、運用を開始してから何か月かたっているわけですけれど、それまででどういった課題があったのかとか、あとは職員だけに、今、IDと
パスワードを提供しているわけですけれども、今後それを、例えば議員等にも拡大して、実際やってみてもらうということは考えていますでしょうか。教えてください。
8 ◯一
柳危機管理総室次長 実際に運用しているときの、課題でございますけれども、課題というか職員からいただいた意見を今、集約して、その中から
システム自体を改修しようということで、ある程度、絞り込んで改修しております。
その中には、
本部設置機能の中に
参集人員を報告する項目があるんですけれども、備考欄に課ごとに人数を入力してもらい集計していたものを、
参集人員の内訳を入力できるフォームをつくったり、また、使い勝手が悪かったということでございます。そういった
自動集計ができるような改修を今、実施していたり、また、県へ報告する際に、被害なしというボタンを押すと全ての
数値項目にゼロを設定するような機能も追加しております。
それから、そのほかには、
SUNPUシステム、例えば写真だとかそういった
ファイルを添付して情報を寄せることができるんですけれども、その情報の項目の中に
添付ファイルがあるかどうかがよく分からないので、一覧で分かるようにしたいということで、そういったことも今、考えておりますし、下のほうにスクロールしていくと、見えないところが出てきちゃうものですから、そういったところの改修が、今、いろいろ課題になっておりまして、現在そういった改修をしているところでございます。
もう1点、議員の皆さんの
SUNPUシステムへの
アクセスということでございますが、こちらについては、もうしばらく検討させていただければと考えております。
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◯堀委員 議員の
アクセスもぜひ検討していただきたいと思うのと、あと最後にもう1回教えてほしいんですが、
SUNPUシステムを見れば、どの職員でも
アクセスできて、今どこで災害が、例えば被害がどんなふうに実際起こっているのかというのが確認できて、市民から問合せがあったら、それぞれの職員がそれを見て答えることができる
システムということでよろしいでしょうか。
10 ◯一
柳危機管理総室次長 SUNPUシステム自体には、その災害の情報だとか、職員が知り得た情報が入力されて、それがどこの場所で、例えばそこに写真が入っていればどういう状況で、それから、基本的に動画も入れることができるものですから、こんな状況ということを、
アクセスできる方みんなが確認することができます。
ですから、委員がおっしゃるとおり、問合せがあれば、その情報をどの職員も答えることができるんですけれども、本番では、多分全ての職員がというよりは、やっぱり所管の部署の職員が、現状のことについてお答えするような形になるとは思いますが、理論上はそういったことが可能でございます。
11
◯小山委員 この表の見方ですけれども、特に途中から色が変わっているところがありまして、例えば、令和3年度の
SUNPUシステムが令和4年度には色が薄くなっているので、上の青いところ、矢印を見ていくと、
SUNPUシステムの運用が令和4年度には
ポータルサイトに切り替わっていくような
イメージを受けます。したがって、令和3年度に
SUNPUシステムの画面はこういうふうに見られていたものが、令和4年度には
情報ポータルサイトの画面に切り替わって、
SUNPUシステムの画面はなくなるのかなというような理解をしました。
そういうふうに見ていくと、最終的に令和6年度のところに、
情報ポータルサイトも色が薄くなっているので、
総合情報サイトと
ポータルサイトはどう違うのかなとか、それから令和4年度に、市民の皆さんに向けて
LINEで情報発信できるような
システムになっているんだけど、令和5~6年度は、色が薄くなっているので、
LINEはなくなって、
ポータルサイトに統一されるのかなというふうな
イメージを持ちましたけれども、その辺、どうなっているか教えていただきたいです。
12 ◯一
柳危機管理総室次長 申し訳ございません。私が事前に説明すればよかったんですけれども、この表の見方ですけれども、その各年度、色が濃いところが、ある意味、そこをやりますよという
イメージで、薄くなっているところはもうできました、できていますという
イメージで捉えていただきたいと思います。
ですから、令和6年度の図が目指す姿、色が薄くなっているところも全部含めて完成するんですけれども、それぞれの年度でどこをやるかというところを、際立たせたいということで、出来上がったところまでを薄くさせていただいております。説明不足で申し訳ございません。そういったことで御了解いただきたいと思います。
13
◯山梨委員 LINEを活用していくところもあるということで、
LINEを活用されている市民も非常に多いので、その有効性は非常に高いのかなと思うんですが、先ほど御説明の中に、
SOCDAという
AI防災協議会が実施しているものがあると。今、
実証実験中であると思いますが、神奈川県の
実証実験の中に課題が多いという記載があるんですが、例えばこの課題はどういったものがあったのか。これは、これから本市が構築していく上でも、非常に重要な課題がこの中に含まれているのではないかなと思いますので、分かるようでしたら教えてください。
14 ◯一
柳危機管理総室次長 SOCDAの課題について、詳しくはわかりませんけれども、今、私どものほうで聞いているものといたしましては、
災害情報報告が、本物なのか愉快犯みたいなものなのか、そういったものが分かりにくい。そういうような課題があったと聞いております。そのほかにもあるとは思うんですけれども、今、私どもの手元で確認できるのは、そういった情報が主ということでございます。
15
◯森山危機管理総室長 ただいまの内容はそのとおりですが、若干補足させていただきます。
神奈川県の
実証実験のときには、実は、
被害状況の報告は
LINEでできるのかとか、あるいは住民が
避難支援を受けて、
チャットボットをやり取りしながら逃げられるかというようなことをやったようです。その中でアンケートを取ったみたいで、
SOCDAというのはそもそもちゃんと稼働したかという話があって、非常に肯定的な意見も多かったんですが、例えばレスポンスがなかなか返ってこないことがあったとか、あるいは、現在地をなかなかうまく表示できなかったとか、そういう話も含めて、分かりやすかったとかいろいろな中で、やはりいいところと悪いところがあったというようなことを確認しております。
16
◯浜田委員 まず、こちらの
SUNPUシステムについて、もう一度お伺いしたいなと思っております。
先ほど、堀委員からも質問がありましたように、今、令和3年に職員の中で運用した中でいろいろな御意見をいただいて、改修を目指しているとおっしゃっていましたけれども、具体的にどういった意見が出たのかを教えていただきたいと思います。
17 ◯一
柳危機管理総室次長 先ほどと繰り返しになってしまいますけれども、出てきた意見全ては、今、手元にないものですから申し訳ございませんが、主な意見として、先ほど申し上げましたとおり、情報を伝達したときに、職員が情報を仕入れて、例えば、そこの写真を撮って
添付ファイルをつけたりしてくる場合があるんですけれども、そういった添付がついている、ついていないとかが、その
情報一覧のところで一目で分からないものですから、文字だけの情報なのか、そういった
添付情報があるのかというところの見分けがつかないところがあって、そういったことを一目で、これには添付がついています、メールなんかで添付がついていると何かマークがつくんでしょうけれども、そういったことができないかというような意見などがあると聞いております。そういたことについて今、改修を進めているところでございます。
18
◯浜田委員 具体的なところもそうだったんですけど、根本的なところで、まず、使いやすかったかどうか。あと、緊急時の中で即応性、いわゆるすぐに対応しなきゃいけないところでの見やすさだったり、そういった
ビジュアル面、肌感覚のところで使いやすかったか、使いやすくなかったのか、そういった御意見はなかったですか。
19 ◯一
柳危機管理総室次長 使いやすいという意見は、確かにございました。職員から使いやすくなったよ、使いやすいですよという意見はございましたが、今、改修しているのは、その上でもっと使いやすくなるようにという積極的な改修をしております。
見やすいかどうかというところは、ちょっと主観も入るんですけれども、私個人的に言わせていただくと、今までの
情報収集は、例えば電話で情報が来て、それをメモに起こして、
ホワイトボードに書いて、その
ホワイトボードを見たりして、本部の職員が
情報収集をしていたんですけれども、それが手元の
パソコンとかで一目で、グラフとかも入りながら分かるようになりましたので、私個人的なことを申し上げさせていただくと、かなり見やすいのではないかと考えております。
20
◯浜田委員 やはり、この
SUNPUシステムが、今後の災害時
総合情報サイトの根幹になるところだと思いますので、私、元
システム屋の人間からすると、やはりこの根幹になる
システムの
つくり込みが甘かったりすると、後々またこういうのを追加したら見づらかった。では、また全部直すというと、コストも費用も時間もとてつもなくかかってしまうので、やはりここの
つくり込みを強くお願いしたいなというのが、まず1つ。
さらに、その
つくり込みの中で重要なのが拡張性です。この前、御相談させていただいたときには、
LINEを視野に入れているという話を遠回しに聞かせていただいたんですけど、実際、SNSというのは
LINEの
ユーザー率も高いですけど、例えば拡散力の高い
ツイッターとか、
情報収集も視野に入れているのでしたら、そういった複数のSNSのメディアへの拡張性も考慮されて、こういった
システムを組まれているのか、そのあたりを教えてください。
21 ◯一
柳危機管理総室次長 現時点でのお話をさせていただきたいですけれども、今、
SUNPUシステムに入った情報を発信するときに、
市民メールで送らせていただくと。そうなると、今度、それが
ツイッターと自動的に連携するというような形に今なっているということでございますので、ある程度の、これ以上の拡張については、また改めてお答えさせていただければと思うんですけれども、現状、そういうふうにメールを介して
ツイッターにも送っているという状況でございます。
22
◯浜田委員 もう1つ、最後に、こちらに記載している令和4年度、これからやる中での話ですけど、
ポータルサイト完成、市民の皆さんには知りたい情報をすぐにと記載がありますけど、知りたい情報というのは、住まわれている地域、また、サービスを受けている環境によって全く異なると思います。海沿いの方々だったら津波の話もそうですし、山沿いの方だったら
土砂災害の話があると思います。そういった最適化された情報になっているのか。どういったところでこの知りたい情報を担保しているのかを教えていただけますか。
23 ◯一
柳危機管理総室次長 今の時点では、災害時に知りたい情報ということで、今、進めておりますので、例えば避難所が開設されているだとか、そういった情報を流すことにはなっておりますが、もっと平常時みたいな、例えばここで
土砂災害が起こるのではないかとか、そういうような情報が今のところ流れるということではなくて、災害時に、災害が起こっているときに、ここの避難所が開設されましたよとか、そういった情報を提供していく
イメージで考えております。
24 ◯白濱委員 何点か質問させていただきたいですけれども、1つ目の質問としまして、第1段階の部分についてお伺いしたいですが、防災に限らずのことかもしれませんが、この入り口となる市
ホームページの整理、拡充、
アクセスのしやすさという部分を、どのように検証されているのか。先ほどの
SUNPUシステムだと、実際に運用して、そのような検証を踏まえて改善に取り組まれていると思うんですけれども、この市の
ホームページについての
アクセスのしやすさというのはどのように評価されているのか、お聞かせください。
25 ◯一
柳危機管理総室次長 市
ホームページへの
アクセスのしやすさという件につきましては、危機管理総室でそれを検証することが、今、できかねております。というか、市
ホームページ全体のところもありますので、そこは今、検証できていない部分はありますが、例えば、静岡市の
LINE公式アカウントがあると、そこからも今、すっと入れるようにはなっているものですから、この第1段階を、当然ですけれども、かなり同じところで情報を見れるようにはなっておりますので、その辺は、これは手前みそになるかもしれませんけれども、やる前とやる後ではある程度、見やすくなったのかなと思っておりますが、検証という部分では、少しできかねている部分もございます。
26 ◯白濱委員 続いて、
SUNPUシステムについてお伺いしたいですけれども、こちらの
システムのそもそものデザインとか設計は、今どなたがやられているのかについてお聞かせいただければと思います。
27 ◯一
柳危機管理総室次長 SUNPUシステムについては、外注でつくっている部分もございますので、デザイン的なものは外注先の業者、具体的にはSBS情報
システムさんのほうで考えたものを、私どもが点検をしてということで作成しております。
28 ◯白濱委員 最後の質問ですけれども、先ほどの
SOCDAの部分とかの説明でもあったと思うんですが、他市町のSNSを活用した
情報収集が、これからの静岡市の構築に当たって、何か検証されているものがあれば聞きたいなと思ったんですけれども、例えば、下田市さんは、アビームさんと一緒に何か協働でやられていたと思ったんですけれども、そういった情報がもしあればお聞かせください。
29 ◯一
柳危機管理総室次長 正直、今現在は
情報収集に努めるという部分でございまして、まだ検証という部分までは至っていないのが事実でございます。
30 ◯石上委員 少し教えてください。
熊本で地震があったときに、
災害対策本部長の話を地震後に聞いたときに、
LINEが非常に有効に機能したという話を聞きました。電話、あるいはメール等が一切つながらない中、
LINEでつながって、この後、今、室長がおっしゃるには、全職員に対して
LINEでつながるようにしたいという話までは聞いたんですけれども、
LINEが便利なツールであることは私も分かります。
ちょっと気になるのが、何か月か前のニュースで、
LINEというツールが、隣国のところにサーバーというのか、そういうのがあって、ひょっとしたら情報を改ざんされるおそれがある、可能性があるというニュースだったと思うんですけれども、国の動きの中で、昨年2月に神奈川県で
実証実験を行ったけれども、課題が多くて実用化されていない。そういう中には、情報の安全保障というんでしょうか、我々が静岡市でもってこれだけ重要な情報をやり取りする中で、ひょっとしてフェイクなニュースを異国から流されてしまう怖さというんでしょうか、といったものも感じるわけですが、その辺は何か、こういうことを考えているよというようなものがあったら教えてください。
31
◯丹沢委員長 デジタル化推進課でお答えいただけますか。
32 ◯浅場デジタル化推進課長 ちょっと時期はあれですけれども、一応、
LINE社は、グローバル企業でありますので、その様々な部分を海外のパートナー企業と提携してやっております。この事案は、国内ですと要するに個人情報保護がありますが、国によっては、上位法で、国の法律として開示することを法律で決めているところがあり、これは第三国で中国です。そこで、ちょっと古い話になってしまいますけれども、チェックする部分をそこの設立法人に委託していたところで、ある意味ではそこから国内のところのサーバーに
アクセスできる環境があったというところを問題視したという事件でございます。
その後、一応この親会社を通じて対策を取りまして、海外で、結局、
アクセス権を持ったところからの
アクセスを禁じるという対策を現在取っておりまして、
LINEに関していえば、一応その対策済みということにつきまして報道で言われております。
33 ◯杉本委員 では、少しお聞かせください。
というか、私、こういったことはうんと疎いものですからいろんな心配事をしちゃうんですけれども、例えば、その
SUNPUシステムに様々な情報を持ってくるんですが、大災害のときに何らかの原因で、こういう情報
システムが使えなくなってしまうという懸念はないのかなと。要するに、そういった場合のバックアップというか、別の
システムで運用できるとか。そんなことありませんということだったらいいんですけれども、本当に南海トラフみたいな大地震のときにこういったことが起きない。あるいは富士山が噴火したとか様々な原因で、こういう
システムをせっかくつくっても使えなくなってしまう状況というのはあり得るのか、あり得ないのか。そこのところを教えてくれますか。
34 ◯一
柳危機管理総室次長 SUNPUシステムについては、バックアップをするサーバーを持っております。ただし、使えなくなってしまうということが絶対ないかというと、それは不測の事態は絶対起こり得るものですから、必ず使えるということにはならないと思いますので、もしそうなってしまったら、この
システム導入前の状態、無線だとかそういったもので
情報収集するしかないというところでございますけれども、そういったことにならないようにバックアップ体制は取っているところでございます。
35 ◯杉本委員 バックアップを使えば、メインが駄目でも、それを使って運用できるというふうに理解はしますけれども、これに頼り切ってしまうと非常に不安定なところがありますから、その辺はぜひしっかりしていただきたいと思っています。
もう1点、よく分からないのが、資料の令和3年度のところを見ると、職員同士の情報を収集して
SUNPUシステムに情報が集積されて、皆さんが見えますよと記載されていますが、見る機械は多分スマホで見るんですよね。いろんな場所で見ますから。スマホの画面って、どんなふうな画面で皆さんが見られるようになっているのか
イメージが湧かないのですけれども、そこら辺、何か口頭でも、こんな感じで見えますよというのを教えていただければ有り難いです。
36 ◯一
柳危機管理総室次長 スマホだけではなくて、
パソコンとかからでも見えるんですけれども、今、スマホの画面が、こんな形というのをお示しします。スクロールすればいろいろな情報が出てきますし、タップしていけば出てくることになります。
〔スマホ画面を各委員に回覧〕
37 ◯杉本委員 最後の質問ですけれども、令和4年度ですから、これから構築すると思うんですが、また画面の話で申し訳ないです。
防災情報ポータルサイトというのが、今、
パソコンの大きさの画面として載っているわけですが、被害情報とか避難情報とか6つのテーマに分かれて見られるようになっていると思うんですけれども、これはまだ完成品ではなくて、これから皆さんのいろんな意見を聞きながらもっと、これが見づらいという意味ではないですよ。意見を聞きながらよりよいものにしていく、まずは最初の段階の
イメージという理解でいいんでしょうか。
38 ◯一
柳危機管理総室次長 まさにこれは本当に
イメージでございますので、まだこの画面がどうなるかというのはこれからということで御理解いただきたいと思います。
39
◯丹沢委員長 質問はよろしいですね。
ほかにないようですので、質疑を打ち切ります。
この後、意見・要望ということでお伺いしていきたいのですけれども、この後は、答弁を求めるというよりは、こんなことをこの先求めていきたいということを御意見としていただければと思っております。ここで、自民党会派から、この先の
システムについての提言があるということで資料を作ってきてもらっておりますが、それを先に伺ってもよろしいでしょうか。
〔「異議なし」〕
40
◯丹沢委員長 では、お願いします。
41 ◯白濱委員 皆様のお手元に資料が配られていると思うんですけれども、静岡市災害時
総合情報サイトへの提言ということで、(仮称)静岡市CIVIC─NETという資料がお手元にありますでしょうか。こちらの資料に沿って説明させていただきたいと思います。
今回、提言させていただくのが、これまで自民党でも、何回か本会議でもこちらについて質問させていただいて、双方向
システムの構築という、今回の第2段階、第3段階に向けた部分については言わせていただいていますが、具体的な部分を市民が結ぶという点とデジタル技術が支えるということについて考えてきております。
2ページ目の部分になりますけれども、災害時、もうこれは言うまでもなく最も必要なものが情報になります。パニックとかそういったストレスを解消するとともに、皆さんが不安を抱えていることが、復旧の見通し等を把握できることで希望に変わっていくということで、この情報というのが非常に重要になってきますけれども、その情報にも、細かく見れば種類があると思います。必要な要素としましては、早さ(即時性)、正しさ(正確性)、そして質と量、安定的に継続的に提供されるということが必要になってくると思います。
この3つの要素という部分の情報網が必要となりまして、即時性の部分においては、現地現場にいる市民がスマホで発信する、
LINE等を活用する。正確性については、マニュアルに沿って市民レポーターが行うと。安定性については、しっかりと1,000人単位の発信を行いますよということが情報網では必要と考えております。
先ほどの信頼できる情報という部分で、
SNS等を活用した場合、フェイクニュースであったり、デマ、流言というものが心配される中で、そこを担保する、情報の正確性を担保するためにも、信頼できる情報を、しっかりと身元が明らかな市民レポーターが、そして、一定のルールの下で情報を持ち寄るという形の体制を構築することで、そこについては確保できると考えております。
具体的に、災害時市民レポーターといいますと、しっかりと災害発生時に自身が確認できた被害情報などを
災害対策本部に連絡する役割を担う市民の皆様になります。これが少数では情報が途絶えてしまったりもすると思いますので、しっかりと満遍なく情報が提供できるように、1,000人単位を配置するということで考えております。スマホ、
LINEの操作ができる人、これはツールの一元化ということで、情報が一元化できるような形の操作ができる人を対象としております。
こちらについては、登録して、さらに情報発信についてのルール(マニュアル)を、しっかりと研修等で共通の認識で理解してもらうということ。年次の訓練にも参加し、実用性も持っていただくということを考えております。
今の第1段階として、この市民レポーターとしましては、地域において公的な役割を担っている方々、市の職員の方ももちろんですし、自治会、消防団員、PTAの方、我々市議会議員など、そういった方を対象に第1段階では考え、第2段階以降では、公募なども考えていくというふうに考えております。
続いてのページとしましては、デジタル技術で情報をしっかりと可視化、見える化するということが重要になってきます。
ここで、デジタル技術をしっかりと活用しまして、様々な情報が上がってきますけれども、それをAIなどが、スパコン──スーパーコンピュータ-とかを活用してAIが集約、整理し、自動的に地図情報に反映させるなど、見た人が一目で分かるような形が求められると思います。被害の種類であったり、発生場所であったり、発生時刻であったり、そういったものを目で分かる、可視化することが大事になってきます。自動的に情報を更新されて、情報が累積されていくためにも、しっかりとした
システムの容量と安定性も求められてきます。そういったことを配慮しながら、この仮称の静岡市CIVIC─NETというものが構築されていくものになります。
具体的な
イメージは、本当にシンプルなものを
イメージしておりまして、こちらが
イメージになります。皆さんも災害時のアプリとかで、Yahooとか様々なもののアプリでも、こういったものが既に、ここで今地震がありましたよとかのつぶやきが見られるような、可視化してやっているものもあると思いますので、そういった
イメージを思い浮かべていただければと思います。地図に、どのような状態になっているのかというものが一目瞭然で分かるような形の
イメージを考えております。
今までは、市民一人一人からの情報という部分でしたけれども、さらに次のページに書いてありますとおり、民間事業所からも情報は求められると思っております。
避難所の状況、市の公共サービスについては、先ほどからありますとおり
SUNPUシステムがどこまで対応されているかという部分が、まだ私たちも全部分かっていない部分がありますけれども、民間の情報、電気であったり、こういったインフラの部分、バスとか公共
交通機関の部分、医療機関、あと私たちの生活必需品を提供しているところについての情報などの、営業情報であったり、サービスについて、今こういったものはここで提供できますといった情報も、民間事業者と提携することで求めることができると思いますので、最後のページになりますけれども、事前の体制づくりとしましては、民間事業者の方々と
情報提供のための具体的な協定をしっかりと結んで、市民生活に必要な情報を確保できるようにしていくということを考えております。
そのような情報も併せて
総合情報サイトで一覧を公開し、市民の方々が、先ほどもありました、災害時に求めている情報を的確に正しく提供できるような形を考えております。
自民党としましては、このような
システムについて、静岡市CIVIC─NETについて、これからの令和5年度、令和6年度に考えているものについて、ぜひともスピーディーに対応していただきたいと思いますので、このような提言をさせていただきたいと思います。
42
◯丹沢委員長 今の提言に対してでもいいですし、また別にこういうこともいいんじゃないかというようなことでも、ここの場面では御自由に意見・要望等いただければと思いますが、いかがでしょうか。
43 ◯山本委員 すみません。個人的な意見というか要望も含めてですけれども、まず、災害における情報ということで、災害が発生する前の情報もあると思いますし、災害が発生した時点での情報、災害が発生した後の情報、情報にもいろんな段階があると思うんです。
ただ、これは今のところ、災害時
総合情報サイトということで、災害時という、ある意味、時限的な限定された情報サイトなのかなと思うんですけど、恐らく市民の多くの皆様は、実際に災害が発生しました。それで、その災害が発生して、災害がどういう状況でどうだったかというのは、いろいろなツールを使いながら
情報収集できると思うのですが、その後、実際に復旧というか復興するに当たって、具体的にどういう情報発信をしなければいけないのかというところも、ひとつ大事になってくるのかなと思います。
例えば、災害が発生しました。避難所があります。ここの避難所はあと何人受入れ可能ですよと。避難物資はどのぐらいありますとか。それは誰がどういうふうに入力していくのか分からないですけれども、そういったこと。実際に、10日後とか2週間後にはどういう状況ですよと。その後、例えば災害廃棄物とかどうすればいいんですかとか、分からないですけど。いろんな情報というか、伝達しなければいけないこと。例えば実際に被災された方、その人が罹災証明書を発行してもらうには、どこに行けばいいのかとか。
というような、そこまで網羅するのかどうか分からないですけれども、そういった情報の在り方、取り方というか、市民からすると欲しい情報はあるのかなと思うんですけど、それをどこまで盛り込むかというのも一つあるとは思いますが、その辺はまた今後の中で検討していただければ有り難いなと思います。
44
◯丹沢委員長 今、山本委員がおっしゃったのは、災害時
総合情報サイトというものが、地震なら地震の発生した直後までのことなのか、本当にその1か月、2か月単位の、あるいは半年ぐらいの中での復旧・復興の情報までも視野に入れたものなのかということですよね。そこについては、多分、当局も
イメージがあると思いますので、どのくらいまでの、時間の幅をどのくらい
イメージされているかというところは、いかがでしょうか。お答えはありますでしょうか。難しければ結構です。
45
◯浜田委員 創生静岡として、意見・要望を述べさせていただきます。
ぜひ、今後、進んでいきます災害時
総合情報サイトのしかるべき形の創造性、またさらにこういった指針に関しましては、先ほどありました自民党さんの3つの要素、ほぼ私も全く同じ案ですけど、まさにその正しさ、安全性、そして正確さ、やはりそこを中心に考えていただきたいなと思っております。
できればさらにそこから、先ほど私も質問させていただいたのですけど、やはりデジタルとしてのもう1つの側面、最適化されたという、そういった一人一人の環境、一人一人の状況に合わせて、そういった必要な情報が仕入れられる。そういったところも配慮された形に向かっていってほしいと、私は意見として思います。
さらに、今後、その
情報ポータルサイトが市民に向けて発表されるんですけど、いきなり大きいところでやるのではなく、スモールスタートのように少しずつ小さいところからやって、試し、試しでやって、トライアンドエラーでやっていってもいいのではないかなと私は思います。そういったいきなり全部開示するというよりは、少しずつ出していくという形でもいいんじゃないかなと、意見・要望として述べさせていただきます。
さらに、あともう1つ、懸念としてあるのが、やはりこういった
システムを外に丸投げというような形がありまして、すみません、これを引き合いに出していいのか疑問ですけど、やはり市民の皆さんから大変いろいろ御意見をいただきました新型コロナワクチン接種サイト。あれは、やはり外に丸投げしていて、実際に誰のチェックもあまりない中で出て、実際にはユーザーインタフェースが悪かったという御意見もいただいて、丸々改修されたという経緯がありました。やはり今回も、出す前にいろいろなところの意見、特にデジタル化推進課の御意見と一緒に情報共有していただいた上で出していただくような、そういったデジタルに向けてのユーザーインタフェースもさらに検討した上で進めていっていただければいいなというのが意見・要望です。
46 ◯杉本委員 共産党です。
共産党として、私は今、初めて見ましたから、党としての意見ではなくて個人的な意見になるんですけれども、今、市は同報無線のデジタル化でこれも構築していると思うんです。この情報が、これは要するに文字面で情報をキャッチするわけですが、そうした中で地域の同報無線にこの情報が、どういう形で、音声で出せるか分かりませんけれども、これがその地域の状況が同報無線でも伝えられるような結びつきというのができないものかなと聞いていて思ったんです。全ての方がこういったものが見られるばかりではないと思いますから、そういったこととも関連づけながら幅広く情報を提供するという構築が、もし技術的に可能ならば検討していただきたいなと思ったのが1点。
先ほどの御答弁では、バックアップ
システムがあるからそれを活用しますと。多分それも駄目になった場合にはアナログでいくというふうになっているんですけれども、そのときにそうならないように、こうした基幹的な
システムの大事な部分はきちっと保護していくようなこともやっていっていただきたいなと感じています。
いずれにせよ、災害時に素早く情報を流すというときに、例えばいろんなほかのメディアからも様々な同じ場所の情報が、タイムラグで様々な情報が流れてきますよね。どれが最新でどれが正しいのかというのは、なかなか一般市民も分かりづらいですけれども、このときにここでいうその情報が、何を基に、気象庁が大本になるのかもしれませんけれども、そこら辺のやっぱり情報の一本化でもないですけれども、発信する情報が、市民が混乱しないように、テレビではああ言ったけども
ポータルサイトではこう言っているみたいな、そんなことにあまりならないほうがいいのかなと思いまして、そこら辺との連携をきちっとした
システムにしていっていただきたいなとに思っています。
47
◯丹沢委員長 別にこの後、採決があるわけではないものですから、会派を代表してのということではなくて、個別におっしゃっていただければ結構です。
48
◯山梨委員 では、私からも一言だけ。
まず、今日、このスケジュールを見させていただいて、正直、時間がかかるなというのが本音です。やはり災害はいつ起こるか分かりません。そういう中で運用開始は令和7年度かと。本当は来年にでもすぐできてほしいなと。今まで議会の中でも何度となく早期に作成してほしいということであったと思うんですけれども、たくさんの方から質問等があったと思うんですが、もう少し何とか早く前倒しできないのかなと正直思ったことが1点です。
もう1つ、先ほど自民党さんからも御提案いただいた中で、市民レポーターという御提案をいただいて、非常に有用性の高いものだなと思っています。ただ、1点、この
LINEの双方向
システムのよさを潰してしまうところもやっぱり否めないところもあるなとも思うので、やはりこれはもう少し議論の余地もあるのかなと。ただ、
SOCDAの課題の中にもこの点はありましたので、非常に重要なのかなと感じました。
私、いつも大雨が降ると県の情報サイトをよく見て、河川の増水情報なんかをよく確認するんですけれども、ぜひ、国とか県のサイトとも情報の共有というか、この静岡市のサイトで、一発で市民が分かるという決定版みたいなものにぜひしていただけると、非常に市民は喜ぶんじゃないかなと思いますので、ぜひ、そうした県との調整も頑張っていただきたいなと思います。
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◯小山委員 私は、こういった計画があって、それが着々と進んでいくことを願うというのが一番大きいところですけれども、その中で先ほどからもありましたように、災害時に有効な情報を発信する、または市民の皆さんから情報をいただくような
システムになっていくというところですけれども、実はその先というか、その途中というか、そこが気になっていて、これを継続的に、日常も運用するかは別として、災害がいつ起こるか分からない状況の中で、ずっとこの
システムを維持していかなければならない状況になると思います。