△日程第6 議決第4号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第6 議決第4
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題とします。 これより本案の提出者であります
議会運営委員会委員長から提案理由の説明を求めます。
佐野和彦委員長。 〔14番 佐野和彦議員 登壇〕
◆14番(佐野和彦議員) おはようございます。ただいま上程されました議決第4
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、議案書の朗読をもって提案理由説明とさせていただきます。 議決第4号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方 税財源の確保を求める意見書の提出について 地方自治法第99条の規定により、地方税財源の確保を求める意見書を提出する。 令和2年9月10日提出 提出者
富士宮市議会議会運営委員会委員長 佐 野 和
彦新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。 記1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その 際、
臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保 すること。2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう に総額を確保すること。3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置 を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目においても、地方消費税を含め弾力的に対応する こと。4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政 策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性 を厳格に判断すること。5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、 土地・家屋・売却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、 臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきも のである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年9月10日 静岡県富士宮市議会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 内閣官房長官 総務大臣 殿 財務大臣 経済産業大臣
経済再生担当大臣 まち・ひと・し
ごと創生担当大臣 以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますよう議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 すみません。訂正箇所があります。5を「売却資産を問わず」と読みました。これを「償却」に訂正をさせてください。
○議長(
佐野寿夫議員) 提案理由の説明は終わりました。 これより議決第4号に対する質疑を行います。御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 ただいま議題となっております議決第4号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略します。 これより議決第4号に対する討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議決第4
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを採決します。 議決第4号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。よって、議決第4
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書の処理については、今後、国会及び関係行政庁に提出しますので、議長の私に御一任願いますようよろしくお願いします。
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、当局提出議案の審議に入ります。 ここで市長から当局提出議案の概要説明を求めます。市長。 〔市長 須藤秀忠君 登壇〕
◎市長(須藤秀忠君) 提出議案の概要について説明申し上げます。 今定例会への提出議案は、補正予算6件、決算3件、報告4件、人事案件1件、その他5件の合計19件であります。よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
△日程第7 報第20号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について
○議長(
佐野寿夫議員) 初めに、日程第7 報第20号損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告についてを議題とします。 本件については、地方自治法第180条第2項の規定に基づく専決処分報告のうち人身に係るものを除く1件につき10万円未満の賠償及び和解案件ですので、既に配付してあります市長からの専決処分の報告をもって報告済みとします。
△日程第8 報第21号 富士宮市土地開発公社の令和元年度事業決算の報告について
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第8 報第21号富士宮市土地開発公社の令和元年度事業決算の報告についてを議題とします。 当局から報告を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました報第21号富士宮市土地開発公社の令和元年度事業決算の報告について説明申し上げます。 本案は、富士宮市土地開発公社の令和元年度事業の決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告するものであります。 令和元年度決算の概要といたしましては、収益的収入額は104万9,791円、収益的支出額は83万6,924円で、収支差引き21万2,867円の純利益となりました。前期からの繰越準備金1億6,468万9,181円にこの純利益を加算しますと、令和元年度末の準備金の合計額は1億6,490万2,048円となりました。 また、資本的収入額は2億254万円であり、資本的支出額は2億274万9,265円であります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額20万9,265円は、
過年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。 次に、保有土地について説明申し上げます。令和元年度においては、土地の取得及び処分ともに実績がなかったことから、令和元年度末の面積は、前年度と同じく3,232.63平方メートルであり、金額にして3億6,440万4,748円であります。 次に、令和元年度の財務状況でありますが、令和元年度末の借入金残高につきましては、市中金融機関からの短期借入金として総額2億254万円であります。 詳細につきましては、お手元の諸表にて御理解をお願いいたします。 以上、富士宮市土地開発公社の令和元年度事業決算の報告といたします。
○議長(佐野寿夫議員) 当局からの報告は終わりました。 本件については、地方自治法第243条の3第2項の規定により、議会に報告すれば足りるものでありますが、この際、本件に対する質疑に入ります。御質疑ありませんか。3番 近藤千鶴議員。
◆3番(近藤千鶴議員) 面積が3,232.6平方メートル土地があるということなのですが、この5年物、10年物の塩漬けと言われる土地がどのくらいの割合であるのか。また、もしその面積が分かりましたら、それを教えていただきたいのと、もう一つ、先ほど2億円の短期借入金というところは、私もちょっと見たのですけれども、あまりよく理解できなかったのですけれども、それを御説明していただきたいと思います。
○議長(佐野寿夫議員) 資産活用課長。
◎資産活用課長(湯澤智君) それでは、議員の御質問にお答えいたします。 現在公社の保有している土地のうち5年以上保有している土地につきましては、簿価で3億5,700万円余り、全体に対して98%でございます。面積は約3,000平米、全体に対して95%。10年以上につきましては簿価で3億4,000万円弱、全体で94%。面積につきましては約2,800平米、全体の88%というような形になっております。 また、短期借入金につきましては、土地開発公社は市中金融機関からの借入れで事業を行っております。ですので、土地開発公社の事業を行う上で従前から買い求めていた土地、それに対しての金利、今後行っていく事業、そのために市中金融機関からの借入れを行っているものでございます。 以上でございます。
○議長(
佐野寿夫議員) 3番 近藤議員。
◆3番(近藤千鶴議員) 5年以上の土地が98%ということで、よく理解できました。大きなお金が土地開発公社で動くわけですよね、土地を買うときに。そのときに、例えばどのような会議を開いて、またどのようなプロセス、経緯をもってその土地を買うという、そこのプロセス、経緯というところをちょっと質問してみたいのですが。
○議長(
佐野寿夫議員) 資産活用課長。
◎資産活用課長(湯澤智君) 公社が土地の取得をしていく際、もしくは土地を売っていく際のプロセスという御質問だと思いますが、今決算報告申し上げているように、予算に関しましても理事会を開かせて、芦澤副市長を理事長といたしまして、役員を20人を超える役員の理事会を開かせていただきまして、来年度の予算の執行、また時期が来れば決算の報告というような形で行っています。 実際には、土地開発公社は当然設立団体は市でございます。市の秩序ある発展に貢献するために設立された団体でございます。ですもので、例えば市の都市整備部からの事業計画等々が示される中、今後先行取得をこういう土地をしていきたいよもしくはこういうお話があるよ、公有地の拡大に関する法律でこういう土地が今買い取っていただきたいという話があって、市としては先行取得していきたいよというお話があった中で、その計画が具体的で返済も確実に行えるものというものを内部で協議いたしまして、当然内部でも幹部職員にも諮りながら執行していくものと考えております。 以上です。
○議長(
佐野寿夫議員) 3番 近藤議員。
◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。本当にいざ土地を買うとなると、大変大きなお金が動いたりという中で、しっかりとその辺は見える化を図っていただきたいなと思います。お願いします。
○議長(
佐野寿夫議員) 11番 中村憲一議員。
◆11番(中村憲一議員) 関連で、今近藤議員が短期借入金のところで市中金融機関からの借入れを原資としているということは理解したのですけれども、この1年の中で借入れが2億254万円あって、この償還が2億191万円、単年度の中で動いているのですけれども、これはどういう動きなのかというのをちょっと教えてください。
○議長(
佐野寿夫議員) 資産活用課長。
◎資産活用課長(湯澤智君) 借入金に関しましては、短期借入金というような形で、現在私どものほうは1年間の借入期間ということで借入れを行っております。これは金融機関等々に聞きまして、私どもの中で一番有利なもの、1年で大体銀行からも参考に意見を聞きますと、1年単位がいいのではないかなというような形で会計管理局にお願いしまして、私どもの借入金を市中金融金庫のほうで入札していただきまして、借りているものでございます。 以上でございます。
○議長(
佐野寿夫議員) 14番 佐野和彦議員。
◆14番(佐野和彦議員) 富士宮市土地開発公社の前段の富士宮市開発公社の頃からの引き継いだ土地とか、古い土地に関して、保有面積の測量といいますか、その当時の測量方法と今の測量方法とでは違うという話を聞きました。その中で、新しい測量方法で全ての土地の把握、市が持っている、保有している土地の把握というものは、現在の測量方法で全て行われているでしょうか。
○議長(
佐野寿夫議員) 資産活用課長。
◎資産活用課長(湯澤智君) 議員御質問の件ですけれども、昭和48年、47年頃設立された会社でございます。市の事業でも一緒なのですけれども、日進月歩の測量技術、当時は平板測量を行っておりました。今はもうGPSを用いた世界測地系というもので測量されております。この中で当時開発公社が行ったもしくは買い入れたもの、もしくは造成事業を行ったものなどの土地に関しまして、その後売買する際に法務局に収められている地積測量図、これ自体も精度の低いものになっているものもございます。当然現在私どもが今後買い求めたり、売却する際には、用地測量というのを行います。それに関しましては、当然現在の測量精度で法務局の定めた地積測量図というものでやっておりますもので、現在のものは全て最新の測量技術で行っているものと了解していただいて結構だと思います。 以上です。
○議長(
佐野寿夫議員) 19番 鈴木弘議員。
◆19番(鈴木弘議員) 今保有している4つの土地の中で3つに関しては動くというか、これからの取扱いが期待されているところだとお聞きしたのですが、この富士宮駅黒田線の事業用地だけちょっと用途がないようなお話を聞いたのですが、面積もそう大きくないものですから、活用は難しいと思うのですけれども、例えば隣地に買ってもらうとか、そういうことはできないのかなと思うのですが、そこら辺いかがでしょうか。
○議長(
佐野寿夫議員) 資産活用課長。
◎資産活用課長(湯澤智君) 議員おっしゃるように、20ページにあります4つの事業地、今後の活用というもので3事業に関しましては先が見えているというふうに感じております。おっしゃるように、富士宮駅黒田線事業用地というのは、都市整備部で定めております道路整備プログラムでも長期路線ということで、なかなか活用がまだ具体的には見えてこないのかなというところではございます。ただ、事業用地内の土地という形で一度保有しているものですので、なかなかこれを売却して、またその事業が発生した際にもう一度買い戻していただくというのはなかなか難しいところでございます。ただ、また隣接地の方からそういう申入れがあったり、また事業者のほうから何かの提案もしくはその都市整備事業の見直し等々がありましたら、そこについてはまた検討させていただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(
佐野寿夫議員) 19番 鈴木議員。
◆19番(鈴木弘議員) そういうことなのですが、単純に市が買い戻すということは、これまた難しいわけですか。
○議長(
佐野寿夫議員) 資産活用課長。
◎資産活用課長(湯澤智君) 市が買い戻す際の判断としまして、事業がこれから着手される、事業認可をされて、例えば国庫補助金ですね、そこら辺が活用できるということが決定された際に、補助金を活用して買戻しの際の財政負担も和らげるというような目的がございますもので、事業用地に関しましては事業化がされないうちに市が買い戻すという判断はないと思っております。 以上です。
○議長(
佐野寿夫議員) 他にありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 以上で報第21号については報告済みとします。
△日程第9 報第22号
公益財団法人富士宮市振興公社の令和元年度事業決算の報告について
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第9 報第22号
公益財団法人富士宮市振興公社の令和元年度事業決算の報告についてを議題とします。 当局から報告を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました報第22号
公益財団法人富士宮市振興公社の令和元年度事業決算の報告について説明申し上げます。 本案は、
公益財団法人富士宮市振興公社の令和元年度事業の決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告するものであります。 説明につきましては、正味財産増減計算書にて説明させていただきます。 初めに、一般正味財産増減の部、経常増減の部でありますが、経常収益計は3億1,061万365円、経常費用計は3億55万6,275円、当期経常増減額は1,005万4,090円であります。 次に、経常外増減の部であります。経常外収益計はゼロ円、経常外費用計は1,659円、当期経常外増減額はマイナス1,659円であります。当期一般正味財産増減額は481万1,331円となり、一般正味財産期末残高は16億9,551万1,487円であります。 次に、指定正味財産増減の部であります。指定正味財産期末残高は合計で1億1,365万5,000円であります。 次に、正味財産期末残高でありますが、合計で18億916万6,487円であります。 詳細につきましては、お手元の諸表にて御理解をお願いいたします。 以上、
公益財団法人富士宮市振興公社の令和元年度事業決算の報告といたします。
○議長(
佐野寿夫議員) 当局からの報告は終わりました。 以上で報第22号については報告済みとします。
△日程第10 報第23号 令和元
年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第10 報第23号令和元
年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを議題とします。 当局から報告を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました報第23号令和元
年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について説明申し上げます。 本案は、令和元年度の決算における健全化判断比率及び資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見をつけて報告するものであります。 まず、健全化判断比率について説明申し上げます。健全化判断比率には、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の4つの指標がありますが、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、赤字の比率が生じておりません。また、実質公債費比率は2.4%、将来負担比率は13.9%であり、いずれも早期健全化基準を下回っております。なお、早期健全化基準は、実質公債費比率で25%、将来負担比率で350%であります。 次に、資金不足比率について説明申し上げます。該当する会計は、水道事業会計、病院事業会計、下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計の4つの会計となりますが、いずれも資金不足比率は生じておりません。 なお、健全化判断比率及び資金不足比率の詳細並びに監査委員の意見につきましては、お手元の資料及び意見書にて御理解をお願いいたします。今後も健全な財政運営の確立に努めてまいります。
○議長(
佐野寿夫議員) 当局からの報告は終わりました。 本件については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、議会に報告すれば足りるものでありますが、この際、本件に対する質疑に入ります。御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 以上で報告済みとします。
△日程第11 認第1号 令和元年度富士宮市
歳入歳出決算認定について
△日程第12 認第2号 令和元年度富士宮市
水道事業決算認定について
△日程第13 認第3号 令和元年度富士宮市
病院事業決算認定について
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第11 認第1号令和元年度富士宮市
歳入歳出決算認定についてから日程第13 認第3号令和元年度富士宮市
病院事業決算認定についてまで、3件を一括議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました認第1号から認第3号までの3議案について、一括して説明申し上げます。 まず、認第1号令和元年度富士宮市
歳入歳出決算認定について、総括的にその概要を説明申し上げます。 本案は、地方自治法第233条第3項の規定により、令和元年度一般会計ほか9特別会計に係る歳入歳出決算を監査委員の意見をつけて市議会の認定に付するものであります。 まず、令和元年度一般会計の予算規模ですが、当初予算額423億円に、5回の補正予算額と前年度からの繰越明許費及び事故繰越し繰越額を合わせ545億7,474万1,000円となりました。 令和元年度は、日本経済の緩やかな回復基調が続いている中で、本市においては、第5次総合計画の4年目の年として、将来都市像の実現に向けて、同計画に掲げた重点取組や基本目標に沿った予算を編成する一方、人口減少時代の到来と公共施設等の老朽化対策などの将来の財政負担に配慮した市独自の財政規律を維持し、持続可能な行財政運営に取り組んでまいりました。 また、特別会計につきましても、それぞれの会計の特殊性を考慮しつつ、予算の効率的な執行に当たってきたところであります。 それでは、各会計別に収支の概要を説明申し上げます。 まず、一般会計ですが、歳入決算額は535億8,952万8,325円となり、予算現額に対し9億8,521万2,675円、1.81%の減となりました。これは、市税が3億7,032万3,088円、地方交付税が1億8,153万3,000円増額となった一方、事業の繰越し等に伴い、国庫支出金が4億701万7,783円、県支出金が5億8,080万4,567円、市債が3億1,050万円それぞれ減額となったことなどによるものであります。 一方、歳出決算額は507億4,614万1,157円となり、予算現額に対し執行率は93.0%となりました。 以上、歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支は28億4,338万7,168円となります。この額から繰越明許費及び事故繰越しに係る翌年度へ繰り越すべき財源4億2,279万9,865円を差し引いた実質収支は、24億2,058万7,303円の黒字となりました。 次に、北山財産区特別会計ほか8特別会計に係る歳入歳出決算額について説明申し上げます。 まず、予算規模ですが、特別会計全体の当初予算額295億9,010万円に、補正予算額と下水道事業特別会計における前年度からの繰越明許費繰越額を合わせ298億5,452万1,000円となりました。 歳入決算額は298億1,921万9,567円で、予算現額に対する収入率は99.9%となりました。 歳出決算額は293億9,082万7,045円で、予算現額に対する執行率は98.4%でありました。 以上、歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支は4億2,839万2,522円の黒字となり、実質収支についても同額でありました。 以上が本決算の大要であります。詳細につきましては、会計管理者から説明させますが、お手元の歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び決算に係る主要施策の成果に関する報告書にて御理解をお願いいたします。 なお、監査委員から頂きました富士宮市各種会計歳入歳出決算審査意見書による適切な御指示及び議員各位の御意見を生かし、今後とも健全な財政運営の確立に万全を期してまいる所存であります。よろしく御審議の上、御認定をお願いいたします。
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、決算の調製者であります会計管理者から内容について補足説明を求めます。会計管理局長。 〔会計管理者兼会計管理局長 梶原浩子君 登壇〕
◎会計管理者兼会計管理局長(梶原浩子君) ただいま副市長から総括的に説明申し上げました認第1号令和元年度富士宮市歳入歳出決算について、決算の調製者であります会計管理者の私から、その概要について説明申し上げます。 初めに、令和元年度富士宮市一般会計歳入歳出決算について説明申し上げます。 まず、全般的事項について説明申し上げます。 決算額は、収入済額535億8,952万8,325円、支出済額507億4,614万1,157円、歳入歳出差引残額28億4,338万7,168円となりました。前年度と比較いたしますと、収入済額は77億4,160万9,801円、16.9%の増額、支出済額は86億8,164万6,876円、20.6%の増額、歳入歳出差引残額は9億4,003万7,075円、24.8%の減額となりました。 それでは、歳入の内容につきまして款別に説明申し上げます。決算書の4ページを御覧ください。 第1款市税は、調定額220億7,349万1,582円、収入済額214億1,014万5,088円であり、調定額に対する収入率は97.0%であります。 第2款地方譲与税は収入済額4億1,298万5,039円、第3款利子割交付金は収入済額1,730万3,000円、第4款配当割交付金は収入済額8,040万5,000円、第5款株式等譲渡所得割交付金は収入済額5,413万6,000円、第6款地方消費税交付金は収入済額23億2,953万7,000円、第7款ゴルフ場利用税交付金は収入済額1億3,520万9,586円、第8款自動車取得税交付金は収入済額7,709万5,917円、第9款地方特例交付金は収入済額3億5,586万円、第10款地方交付税は収入済額25億8,863万9,000円で、内訳としましては普通交付税20億710万6,000円、特別交付税5億8,153万3,000円であり、令和元年度も引き続き交付団体でありました。 第11款交通安全対策特別交付金は、収入済額2,495万2,000円であります。なお、第2款から第11款までにつきましては、いずれも調定額と収入済額が同額であり、収入率は100%となっています。 第12款分担金及び負担金は、調定額2億1,900万2,524円、収入済額2億579万539円であり、調定額に対する収入率は94.0%であります。 第13款使用料及び手数料は、調定額7億6,741万6,529円、収入済額7億2,671万9,670円であり、調定額に対する収入率は94.7%であります。 第14款国庫支出金は収入済額63億2,179万5,217円、第15款県支出金は収入済額77億4,067万2,433円、第16款財産収入は収入済額9,514万8,952円、第17款寄附金は収入済額10億1,117万6,126円、第18款繰入金は収入済額8億8,727万7,202円、第19款繰越金は収入済額37億8,342万4,243円であります。なお、第14款から第19款までにつきましては、いずれも調定額と収入済額が同額であり、収入率は100%となっています。 第20款諸収入は、調定額12億789万8,911円、収入済額12億37万2,313円であり、調定額に対する収入率は99.4%であります。 第21款市債は、収入済額41億880万円、第22款環境性能割交付金は、収入済額2,208万4,000円であります。なお、第21款及び第22款につきましては、いずれも調定額と収入済額が同額であり、収入率は100%となっています。 以上が歳入の概要であります。 総括いたしますと、予算現額545億7,474万1,000円、調定額543億1,431万261円、収入済額535億8,952万8,325円、不納欠損額5,016万6,803円、収入未済額6億7,728万9,231円であり、調定額に対する収入率は98.7%、予算現額に対する収入率は98.2%となりました。 引き続き、歳出の内容につきまして款別に説明申し上げます。決算書の10ページを御覧ください。第1款議会費は、支出済額2億8,602万5,352円で、予算現額に対する執行率は96.8%であります。 第2款総務費は、支出済額78億2,208万1,077円で、執行率は95.8%でありますが、翌年度への繰越額が固定資産税等賦課事業の4,041万1,800円となっております。 第3款民生費は、支出済額158億7,473万6,959円で、執行率は95.3%でありますが、翌年度への繰越額が2,651万円となっております。繰越しの内容といたしましては、老人福祉施設整備費補助金1,386万円、長生園運営事業1,265万円の2件であります。 第4款衛生費は、支出済額48億4,570万6,630円で、執行率は94.4%でありますが、翌年度への繰越額が保健センター救急医療センター維持管理費の7,469万9,000円となっております。 第5款労働費は、支出済額1億4,033万1,885円で、執行率は96.4%であります。 第6款農林水産業費は、支出済額54億1,952万1,086円で、執行率は91.6%でありますが、翌年度への繰越額が3億273万3,000円となっております。繰越しの内容といたしましては、被災農業者支援型強い農業・担い手づくり総合支援交付金204万9,000円、用排水路等維持改良事業2,362万9,000円、畜産競争力強化対策整備事業費補助金2億7,705万5,000円の3件であります。 第7款商工費は、支出済額7億3,342万7,536円で、執行率は81.2%でありますが、翌年度への繰越額が観光基盤整備事業の2,627万円となっております。 第8款土木費は、支出済額31億4,033万8,328円で、執行率は91.1%でありますが、翌年度への繰越額が2億3,327万4,000円となっております。繰越しの内容といたしましては、市道維持補修事業4,383万3,000円、市道新設改良事業1億480万円、河川等維持改良事業7,635万6,000円、都市計画道路整備事業828万5,000円の4件であります。 第9款消防費は、支出済額20億2,139万9,387円で、執行率は96.8%でありますが、翌年度への繰越額が救急業務用品購入費の20万8,065円となっております。 第10款教育費は、支出済額76億2,083万8,354円で、執行率は86.0%でありますが、翌年度への繰越額が1億6,090万8,000円となっております。繰越しの内容といたしましては、地震対策事業8,066万円、小学校校舎等整備事業5,019万7,000円、体育施設整備事業3,005万1,000円の3件であります。 第11款災害復旧費は、支出がありませんでした。 第12款公債費は、支出済額28億3,905万6,635円で、執行率は100%であります。 第13款諸支出金は、支出済額267万7,928円で、執行率は53.6%であります。 第14款予備費は3,851万4,000円を充当し、予算現額は1億1,848万6,000円となりました。 以上が歳出の概要であります。総括いたしますと、予算現額545億7,474万1,000円、支出済額507億4,614万1,157円、翌年度繰越額8億6,501万3,865円、不用額29億6,358万5,978円で、執行率は93.0%となりました。この結果、歳入歳出差引残額は28億4,338万7,168円となり、この額から繰越しにより翌年度へ繰り越すべき一般財源4億2,279万9,865円を差し引いた24億2,058万7,303円が令和元年度の実質収支であります。 以上が一般会計の内容であります。 次に、特別会計の歳入歳出決算について説明申し上げます。初めに、令和元年度富士宮市北山財産区特別会計について説明申し上げます。決算書の16ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額2,215万3,000円に対しまして、収入済額は調定額と同額の2,880万6,719円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は458万7,910円で、歳入歳出差引残額2,421万8,809円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市国民健康保険事業特別会計について説明申し上げます。決算書の22ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額134億5,813万円に対しまして、調定額145億2,607万7,414円、収入済額136億270万6,121円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は133億355万3,935円で、歳入歳出差引残額2億9,915万2,186円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市上井出区財産区特別会計について説明申し上げます。決算書の28ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額1,400万円に対しまして、収入済額は調定額と同額の1,464万2,200円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は456万3,391円で、歳入歳出差引残額1,007万8,809円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計について説明申し上げます。決算書の34ページを御覧ください まず、歳入でありますが、予算現額2,000万円に対しまして、収入済額は調定額と同額の2,053万4,505円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は740万6,041円で、歳入歳出差引残額1,312万8,464円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市下水道事業特別会計について説明申し上げます。決算書の40ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額21億1,723万8,000円に対しまして、調定額21億8,021万3,559円、収入済額19億9,304万4,036円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は19億4,007万4,973円で、歳入歳出差引残額は5,296万9,063円となります。なお、この歳入歳出差引残額は、本年4月1日からの地方公営企業法の適用に伴い、同法の規定による特別会計に引き継いでおります。 次に、令和元年度富士宮市根原区財産区特別会計について説明申し上げます。決算書の46ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額1,800万円に対しまして、収入済額は調定額と同額の1,655万8,544円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は1,007万1,800円で、歳入歳出差引残額648万6,744円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市介護保険事業特別会計について説明申し上げます。決算書の52ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額114億84万5,000円に対しまして、調定額113億9,986万1,958円、収入済額113億4,375万4,158円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は113億3,068万2,676円で、歳入歳出差引残額1,307万1,482円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計について説明申し上げます。決算書の58ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額27億8,965万5,000円に対しまして、調定額27億9,400万3,029円、収入済額27億8,538万6,679円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額27億7,696万5,725円で、歳入歳出差引残額842万954円を令和2年度に繰り越しました。 次に、令和元年度富士宮市農業集落排水事業特別会計について説明申し上げます。決算書の64ページを御覧ください。 まず、歳入でありますが、予算現額1,450万円に対しまして、調定額1,388万3,759円、収入済額1,378万6,605円であります。 次に、歳出でありますが、支出済額は1,292万594円で、歳入歳出差引残額は86万6,011円となります。なお、この歳入歳出差引残額は、本年4月1日からの地方公営企業法の適用に伴い、同法の規定による特別会計に引き継いでおります。 最後に、一般会計ほか9特別会計の決算額の合計額について説明申し上げます。歳入歳出決算事項別明細書の2ページを御覧ください。予算現額844億2,926万2,000円に対しまして、収入済額834億874万7,892円で、収入率は98.8%であります。支出済額は801億3,696万8,202円で、執行率は94.9%であります。その結果、歳入歳出差引残額は32億7,177万9,690円となりました。 以上が令和元年度富士宮市歳入歳出決算の内容であります。よろしく御審議の上、御認定くださいますようお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。
○議長(
佐野寿夫議員) 会計管理者の補足説明は終わりました。 次に、佐藤代表監査委員から富士宮市歳入歳出決算に対する審査の結果について報告を求めます。佐藤代表監査委員。 〔代表監査委員 佐藤和也君 登壇〕
◎代表監査委員(佐藤和也君) それでは、監査委員を代表いたしまして、令和元年度富士宮市各種会計歳入歳出決算の審査結果を御報告いたします。 地方自治法第233条第2項の規定に基づき、令和元年度富士宮市一般会計及び富士宮市北山財産区特別会計ほか8特別会計の歳入歳出決算の審査を本年6月8日から8月19日まで慎重に実施いたしました。 審査の結果、各種会計の歳入歳出決算並びに附属書類は、ともに法令に準拠して作成され、計数も正確でありました。また、決算の内容、予算の執行につきましても適正であると認められました。 各種会計決算の概要につきましては、お手元の意見書に記載しましたので、詳細につきましては意見書により御了承いただきたいと思います。 なお、当市の財政状況については、健全化判断比率をはじめ、各種財政指標が示すとおり、良好な状況であると認めるところであります。 さて、令和元年度の一般会計の実質収支は24億2,058万円の黒字となりました。歳入では、市税収入は前年度を上回りましたが、本格的な人口減少社会の到来、少子高齢化の一層の進展等に伴い、市税等自主財源の大幅な増加は見込めない状況にあります。 一方、歳出については、今後も社会保障、医療、教育、子育て等に係る費用は確実に増大するものと考えます。また、近年注目されている南海トラフにおける地震対策、異常気象の頻発による風水害等、自然災害への対応、公共施設の老朽化対策、耐震補強事業等の喫緊の課題も山積しており、引き続き、事業の選択と集中による歳出の抑制、限られた財源の効果的、効率的な活用に努められるよう希望します。 さて、全世界を震撼させている
新型コロナウイルス感染症については、令和元年度末から我が国にも甚大な影響を及ぼし、まさに国難と言うべき深刻な状況にあります。これに対し、市民の生命、財産を守るという行政にとって最も重要な責務を果たすために、富士宮市は感染対策、生活支援、経済対策において、市独自の制度を含め令和2年度にかけ、30余りの施策で積極的に対応に当たっています。 須藤市長以下、全職員の努力を高く評価する一方で、いまだ終息が見えない感染症に対し、気を緩めることなく、市民の負託に応えていただきますよう要望します。 以上、令和元年度富士宮市一般会計及び富士宮市北山財産区特別会計ほか8特別会計の歳入歳出決算の審査結果の報告といたします。
○議長(
佐野寿夫議員) ありがとうございました。 この際、10分間休憩します。 午前10時16分休憩 午前10時26分開議
○議長(
佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 芦澤副市長から提案理由の説明を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) 次に、認第2号令和元年度富士宮市
水道事業決算認定について説明申し上げます。 本案は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて市議会の認定に付するものであります。 水道事業の運営に当たりましては、地方公営企業法の経営の基本原則に基づき、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するよう努めてまいりました。 令和元年度の事業内容といたしましては、前年度に引き続き老朽管の布設替えを重点的に実施するとともに、配水管網の整備、水道施設の耐震化を行い、水の安定供給に努めました。これにより、2億5,356万5,715円の当年度純利益を得ることができました。 以上が本決算の大要であります。 水道事業につきましては、循環型社会への移行及び人口減少に伴う料金収入の減少が見込まれることに加え、老朽化に伴う施設の更新事業が恒久的に続く状況であります。また、震災等を想定して施設の耐震化を進めていくなど、ライフラインの強化が課題となっております。このため、今後ともより効率的かつ健全な経営をすべく、また安全で安心な水道水を安定的かつ持続的に供給するよう、職員一丸となって努力してまいる所存であります。よろしく御審議の上、御認定をお願いいたします。
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、決算の調製者であります企業出納員の水道部長から内容についての補足説明を求めます。水道部長。 〔水道部長 渡辺文英君 登壇〕
◎水道部長(渡辺文英君) ただいま副市長から総括的に説明申し上げました認第2号令和元年度富士宮市水道事業決算について、企業出納員であります私から、その概要について説明申し上げます。 最初に、令和元年度の業務状況につきまして説明申し上げます。給水戸数は5万4,791戸で、前年度より585戸増加いたしました。1日平均給水量は4万4,793立方メートルで、前年度より474立方メートル減少となりました。有収率は83.0%で、前年度と同じ数値となっています。 次に、決算の内容につきまして説明申し上げます。お手元の決算書に添付いたしました令和元年度富士宮市水道事業決算説明書の1ページ、資料1、令和元年度富士宮市水道事業損益計算書を御覧ください。最初に、右側の欄の収益から説明いたします。 第1項営業収益は16億9,931万5,759円で、前年度と比較して1,172万4,748円、0.7%の減であります。これは、上水道給水収益が減少したことが主な要因であります。 第2項営業外収益は1億9,570万3,169円で、前年度と比較して1,360万3,325円、6.5%の減であります。これは、長期前受金戻入が減少したことが主な要因であります。 第3項特別利益は、前年度に引き続き、今年度もありませんでした。 以上、収益合計は18億9,501万8,928円となり、前年度と比較して2,532万8,073円、1.3%の減となりました。 次に、左側の欄の費用について説明申し上げます。第1項営業費用は16億883万5,880円で、前年度と比較して1,227万4,770円、0.8%の増であります。これは、原水及び浄水費の増加が主な要因であります。 次に、第2項営業外費用は3,249万1,217円で、前年度と比較して824万916円、20.2%の減であります。これは、企業債の支払利息の減少が主な要因であります。 第3項特別損失12万6,116円は、過年度損益修正損であり、前年度より19万2,726円、60.4%の減であります。 以上、費用合計は16億4,145万3,213円となり、前年度と比較して384万1,128円、0.2%の増となりました。 この結果、収益から費用を差し引いた2億5,356万5,715円の純利益を得ることができました。これは、前年度と比較して2,916万9,201円、10.3%の減であります。 以上が令和元年度における水道事業経営の内容であります。 次に、9ページ、資料3、令和元年度資本的収入及び支出予算決算対比表を御覧ください。収入の決算額から説明申し上げます。 第1款資本的収入、第1項企業債2億円は、建設改良事業を実施するための地方公共団体金融機構からの借入金であります。 第2項固定資産売却代金はありませんでした。 第3項工事負担金1,918万4,014円は、受益者負担の工事に対する負担金であります。 第4項他会計負担金677万3,800円は、消火栓設置工事に対する一般会計からの負担金であります。 第5項加入金5,329万1,400円は、給水装置の新設及び改造748件の加入金であります。 第6項他会計出資金1,384万9,400円は、南陵工業団地の水道施設整備に係る事業費に対する一般会計出資金であります。 第7項他会計補助金2,972万7,000円は、地震対策事業に対する県からの交付金分を一般会計から繰り入れたものであります。 以上、資本的収入の合計は3億2,282万5,614円となります。 次に、支出の決算額について説明申し上げます。 第1款資本的支出、第1項建設改良費11億1,540万2,054円は、第1目建設改良費の老朽管布設替え、配水管布設、施設耐震化などの工事費が主なものであります。 第2項企業債償還金1億9,075万1,574円は、令和元年度の償還元金であります。 以上、資本的支出は13億615万3,628円となり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額9億8,332万8,014円は、当年度分消費税資本的収支調整額9,321万8,264円、当年度分損益勘定留保資金6億4,609万5,873円及び建設改良積立金処分額2億4,401万3,877円で補填いたしました。 次に、12ページ、資料4、令和元年度富士宮市水道事業貸借対照表を御覧ください。この貸借対照表は、令和元年度末における水道事業の保有する全ての資産、負債及び資本の現在高を示したものであります。 それでは、最初に左側の資産の部から説明いたします。 固定資産は207億8,152万7,080円で、前年度と比較して2億2,445万8,019円、1.1%の増となりました。 流動資産は15億6,027万2,272円で、前年度と比較して1億1,106万9,723円、7.7%の増となりました。 次に、右側の負債・資本の部について説明いたします。 固定負債は12億1,307万4,581円で、前年度と比較して1,641万6,799円、1.4%の増であります。 流動負債は8億3,387万2,894円で、前年度と比較して9,434万9,512円、12.8%の増となりました。 繰延収益は40億9,327万9,440円で、前年度と比較して4,267万7,546円、1.0%の減となりました。 資本金は145億7,316万6,647円で、前年度と比較して3億1,930万2,862円、2.2%の増であります。 剰余金は16億2,840万5,790円で、前年度と比較して5,186万3,885円、3.1%の減であります。 資産合計及び負債・資本合計は同額の223億4,179万9,352円で、前年度と比較して3億3,552万7,742円、1.5%の増であります。 以上が令和元年度富士宮市水道事業決算の内容であります。よろしく御審議の上、御認定くださいますようお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。
○議長(
佐野寿夫議員) 水道部長の補足説明は終わりました。 次に、佐藤代表監査委員から、富士宮市水道事業決算に対する審査の結果について報告を求めます。佐藤代表監査委員。 〔代表監査委員 佐藤和也君 登壇〕
◎代表監査委員(佐藤和也君) それでは、監査委員を代表いたしまして、令和元年度富士宮市水道事業会計の決算審査の結果を御報告いたします。 地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき審査に付された令和元年度富士宮市水道事業会計決算の審査を本年6月8日から8月19日まで慎重に実施いたしました。 審査の結果、水道事業の目的である「安全な水道水を市民に提供し、もって公共の福祉の増進に寄与すること」に意を用いて執行されており、決算諸表は地方公営企業会計基準に基づき、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。 なお、決算の概要につきましては、お手元の意見書に記載いたしましたので、詳細は意見書により御了承いただきたいと思います。 さて、本年度も基幹管路である導水管布設替え事業、老朽管布設替え事業及び水道施設の耐震化事業などを実施し、安定した水の供給を図ることができました。今後も老朽管布設替え事業、耐震補強事業は継続的に実施され、費用の増加が見込まれます。一方、人口減少社会の進展や生活様式の効率化による節水が定着することにより、給水収益の増加は期待できない状況が予測され、水道事業を取り巻く環境は、ますます厳しさを増してくるものと考えます。 このような状況の中で、水道水のおいしい都市として全国的に高く評価されている富士宮市のおいしい水をしっかりと守り、将来に引き継いでいくため、経営の健全化を図りつつ、効率的に事業を推進されるよう要望します。 以上、令和元年度富士宮市水道事業会計の決算審査結果の報告といたします。
○議長(
佐野寿夫議員) ありがとうございました。 引き続き芦澤副市長から提案理由の説明を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) 次に、認第3号令和元年度富士宮市
病院事業決算認定について説明申し上げます。 本案は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて市議会の認定に付するものであります。 令和元年度も、患者本位の医療、良質な医療、行政サービスという自覚を持った医療の提供という病院の理念の下、地域の基幹病院として高度かつ多様化する医療需要に対応すべく、医療体制の充実、開業医との病診連携の推進、高度医療機器及び施設設備の整備など、さらなる病院の経営改善に努めてまいりました。 また、将来の医師、看護師等の確保を目的とした富士宮市医学生修学資金貸与条例及び富士宮市看護学生修学資金貸与条例に基づき、新たに医学生1人、看護学生15人に対し、修学資金を貸与しました。 施設整備においては、平成30年度に着手した地域包括ケア病棟建設工事が完了したほか、既存施設の長寿命化を図る工事を実施しました。さらに、医療機器においては、エックス線テレビ装置等のほか、電子カルテシステムの一部である手術管理システムを更新し、最新の医療機器による効果的な医療提供に努めました。 令和元年度の事業内容といたしましては、地域包括ケア病棟建設に伴う人員体制の確保等に係る経費が生じたことにより、8億6,926万9,524円の当年度純損失を計上することとなりましたが、一方で、懸命な医師確保活動により整形外科の診療体制を回復するとともに、泌尿器科の診療体制においても回復の兆しが見え始めてきました。 なお、令和元年度の患者数は、入院、外来合わせて22万1,216人で、1日当たりの平均患者数は、入院が250人、外来が534人でした。 以上が本決算の大要であります。今後も地域医療を担う基幹病院として地域住民に信頼されるよう努めるとともに、経営の健全化に向けて全力を尽くしてまいります。よろしく御審議の上、御認定をお願いいたします。
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、決算の調製者であります企業出納員の
市立病院事務部長から内容についての補足説明を求めます。
市立病院事務部長。 〔
市立病院事務部長 望月哲也君 登壇〕
◎
市立病院事務部長(望月哲也君) ただいま副市長から総括的に説明申し上げました認第3号令和元年度富士宮市病院事業決算について、企業出納員であります私から、その概要について説明申し上げます。 最初に、令和元年度の業務状況について説明申し上げます。お手元の令和元年度富士宮市病院事業決算書の13ページを御覧ください。 今年度の年間延べ入院患者数は9万1,384人で、前年度と比較いたしますと243人の減少、年間延べ外来患者数は12万9,832人で、前年度と比較いたしますと2,147人の増加となりました。患者数の内訳ですが、入院患者数では、前年度と比較して内科が4,358人の減少となりましたが、外科で1,290人、整形外科で2,563人、泌尿器科で712人、それぞれ増加しました。また、外来患者数では、整形外科で855人、泌尿器科で738人、放射線科で696人、それぞれ増加しました。整形外科及び泌尿器科においては、診療体制の改善が図られたことにより、入院、外来とも患者数が大きく増えております。 次に、決算の内容について説明申し上げます。お手元の決算書に添付いたしました令和元年度富士宮市病院事業決算説明書の1ページ、資料1、令和元年度富士宮市病院事業損益計算書説明書を御覧ください。 まず、右側の収益から説明申し上げます。第1項医業収益の決算額は80億8,258万9,652円で、前年度と比較しますとプラス4億1,497万8,411円、5.4%増加いたしました。この主なものといたしましては、第1目入院収益48億4,494万7,133円、第2目外来収益30億9,851万2,912円であります。 次に、第2項医業外収益の決算額は12億1,662万5,899円で、前年度と比較いたしますとプラス3億5,448万320円、41.1%増加いたしました。この主なものといたしましては、一般会計からの繰入金として、第2目他会計負担金7億4,106万1,000円、第3目他会計補助金4億852万円を合わせた11億4,958万1,000円とその他医業外収益として5,136万5,444円などであります。 以上、病院事業収益の総額は93億128万6,773円で、前年度と比較いたしますとプラス7億6,903万3,184円、9.0%増加いたしました。 続きまして、左側の費用について説明申し上げます。第1項医業費用の決算額は96億9,950万7,503円で、前年度と比較しますとプラス4億8,934万1,760円、5.3%増加いたしました。また、この医業収益に対する割合は120.0%であります。この主なものといたしましては、第1目給与費50億9,008万5,873円、第2目材料費25億7,579万2,448円、第3目経費12億2,495万9,330円、第4目建物や医療機器等の減価償却費として6億8,076万588円などであります。 次に、第2項医業外費用の決算額は4億2,936万4,429円で、前年度と比較いたしますとプラス1,589万3,674円、3.8%増加いたしました。この主なものといたしましては、第3目雑支出の4億1,114万1,966円で、内訳の大半が建設改良費等に係る控除対象外消費税であります。 第3項保育所運営費の決算額は2,080万4,365円で、前年度と比較いたしますとプラス214万28円、11.5%増加いたしました。 第4項特別損失の決算額は2,088万円で、看護学生修学資金貸与者に係る返還免除額であります。 以上、病院事業費用の総額は101億7,055万6,297円で、前年度と比較いたしますと5億1,727万5,462円、5.4%増加いたしました。 この結果、収益から費用を差し引いた額8億6,926万9,524円が当年度の純損失となり、昨年度からの繰越欠損金38億6,796万9,653円を加え、建設改良積立金の取崩額2億5,915万2,947円を控除した当年度の未処理欠損金は44億7,808万6,230円となりました。 次に、9ページの資料3、令和元年度資本的収入及び支出予算決算対比表を御覧ください。なお、資本的収入及び支出の決算額につきましては、消費税込みの決算額で説明させていただきます。まず、収入について説明申し上げます。 第1項出資金の決算額は2億5,041万9,000円で、一般会計からの出資金であります。 第2項企業債の決算額は6億7,040万円で、地域包括ケア病棟の建設工事や医療機器購入のための企業債の借入れであります。 第5項その他資本的収入の決算額は100万円で、市民から当院に対する寄附金であります。 以上、資本的収入の総額は9億2,181万9,000円であります。 次に、支出について説明申し上げます。第1項建設改良費の決算額は9億4,113万6,216円で、地域包括ケア病棟建設工事、病院施設設備の維持・更新並びに医療機器及び一般備品購入に伴う支出であります。 第2項企業債償還金の決算額は1億5,861万9,765円で、平成27年度から平成30年度までの間に借り入れました企業債元金の償還に伴う支出であります。 第3項投資の決算額は3,204万円で、医学生及び看護学生への修学資金貸与事業に伴う支出であります。 以上、資本的支出の総額は11億3,179万5,981円であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億997万6,981円は、
過年度分損益勘定留保資金1億3,690万7,890円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額7,306万9,091円で補填いたしました。 次に、10ページの資料4、令和元年度富士宮市病院事業貸借対照表説明書を御覧ください。この貸借対照表は、令和元年度末の病院事業会計の資産、負債及び資本の現在高を示したものであります。 資産の部から説明申し上げますと、固定資産は82億2,976万9,219円で、このうち有形固定資産が80億9,337万7,254円、無形固定資産が265万1,965円、投資が1億3,374万円であります。 次に、流動資産は16億9,329万7,500円で、主な内訳としましては、現金預金、未収金、貯蔵品等であります。 以上、資産の総額は99億2,306万6,719円であります。 次に、負債・資本の部について説明申し上げます。固定負債は18億500万5,141円、流動負債は12億4,295万9,326円であります。 繰延収益は1億1,233万4,944円で、内訳といたしましては長期前受金及び長期前受金収益化累計額であります。 資本金は109億2,714万1,828円であります。 剰余金はマイナス41億6,437万4,520円で、資本剰余金が3億1,371万1,710円、利益剰余金がマイナス44億7,808万6,230円で、その内訳は当年度未処理欠損金であります。 以上、負債・資本の総額は99億2,306万6,719円であり、貸借一致しております。 以上が令和元年度富士宮市病院事業決算の概要でありますが、収益面では、縮小していた診療体制が回復傾向にあるため、前年度と比べ入院収益、外来収益とも増加しました。しかし、費用面では、地域包括ケア病棟建設に伴う診療体制の整備により、看護師及び医療技術員等の人件費が増加したことなどから、前年度に引き続き赤字決算となりました。 今後も医師不足や施設の老朽化等、病院経営を取り巻く環境は厳しい状況が続くと予想されますが、最優先課題であります医師確保対策を継続するとともに、収益確保及びコスト削減など一層の経営改善に努め、また市民が健康に暮らせるまちづくりのために、職員一丸となって研さんを重ねてまいります。よろしく御審議の上、御認定くださいますようお願い申し上げて、説明を終わらせていただきます。
○議長(
佐野寿夫議員)
市立病院事務部長の補足説明は終わりました。 次に、佐藤代表監査委員から、富士宮市病院事業決算に対する審査の結果について報告を求めます。佐藤代表監査委員。 〔代表監査委員 佐藤和也君 登壇〕
◎代表監査委員(佐藤和也君) それでは、監査委員を代表いたしまして、令和元年度富士宮市病院事業会計の決算審査の結果を御報告いたします。 地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき審査に付された令和元年度富士宮市病院事業会計決算の審査を本年6月8日から8月19日まで慎重に実施いたしました。 審査の結果、病院事業の目的である「市民の健康保持に必要な医療を提供し、もって公共の福祉の増進に寄与すること」に意を用いて執行されており、決算諸表は地方公営企業会計基準に基づき経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。 なお、決算の概要につきましては、お手元の意見書に記載いたしましたので、詳細は意見書により御了承いただきたいと思います。 さて、令和元年度の経営状況については、前年度と比較して、医業収益が4億1,497万8,000円増加した一方で、医業費用も4億8,934万2,000円増加するなど、病院事業全体で8億6,927万円の純損失を計上しました。その結果、当年度未処理欠損金は44億7,808万6,000円となりました。 このように医療機関を取り巻く厳しい環境の下、病院経営は難しい状況が続いていますが、地域の基幹病院としての機能や多発する自然災害に備える市内唯一の災害拠点病院として、市立病院の果たす役割はますます重要になってきます。 本年度の病院事業会計決算は、整形外科や泌尿器科医師の確保により収益を伸ばしたこと、また一般会計からの繰入れを増額したこと等により、前年度より純損失は減少しています。しかし、医業収益が前年度と比較して増加した反面、医業費用も増加しています。収支の改善を図るためには効率的な病院経営が必要不可欠な要素となっているため、病院経営全体を通して経費支出の要否を検討するなど最大効果を発揮する経費配分に取り組むことを望みます。 今後も「患者本位の医療」、「良質な医療」、「行政サービスという自覚を持った医療」を提供するという3つの基本理念の下、職員一丸となって地域医療を支えるべく、さらなる医療体制の充実と病院事業会計の経営の健全化に向けてより一層の研さんをお願いします。 以上、令和元年度富士宮市病院事業会計の決算審査結果の報告といたします。
○議長(
佐野寿夫議員) ありがとうございました。 お諮りします。ただいま議題となっております、認第1号令和元年度富士宮市
歳入歳出決算認定についてから認第3号令和元年度富士宮市
病院事業決算認定についてまで、一括3件については、質疑を省略し、21人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。よって、一括3件については、質疑を省略し、21人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。 お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、 1番 渡 辺 佳 正 議員 2番 若 林 志津子 議員 3番 近 藤 千 鶴 議員 4番 辻 村 岳 瑠 議員 5番 細 沢 覚 議員 6番 望 月 則 男 議員 7番 齋 藤 和 文 議員 8番 佐 野 寿 夫 9番 植 松 健 一 議員 10番 野 本 貴 之 議員 11番 中 村 憲 一 議員 12番 深 澤 竜 介 議員 13番 佐 野 孜 議員 14番 佐 野 和 彦 議員 16番 遠 藤 英 明 議員 17番 稲 葉 晃 司 議員 18番 諏訪部 孝 敏 議員 19番 鈴 木 弘 議員 20番 村 瀬 旬 議員 21番 小 松 快 造 議員 22番 松 永 孝 男 議員 以上21人の議員を指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。ただいま指名しました21人の議員を決算審査特別委員会の委員に選任することに決定しました。 ただいま選任されました決算審査特別委員会の委員は、次の休憩中に特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、その結果を御報告願います。 この際、10分間休憩します。 午前11時09分休憩 午前11時18分開議
○議長(
佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に開催されました特別委員会において正副委員長が互選され、その結果の報告がありましたので、御報告します。 決算審査特別委員会委員長 植 松 健 一 委員 副委員長 松 永 孝 男 委員 以上のとおり当選されましたので、御報告します。
△日程第14 議第63号 令和元年度富士宮市
水道事業剰余金の処分について
△日程第15 議第64号
富士宮市役所庁舎長寿命化工事(高層棟工区)請負契約の締結について
△日程第16 議第65号
富士宮市民体育館長寿命化工事(建築工事)請負契約の締結について
△日程第17 議第66号 市道路線の廃止について
△日程第18 議第67号 市道路線の認定について
△日程第19 議第68号 令和2年度
富土宮市一般会計補正予算(第6号)
△日程第20 議第69号 令和2年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
△日程第21 議第70号 令和2年度富士宮市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
△日程第22 議第71号 令和2年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
△日程第23 議第72号 令和2年度富士宮市
下水道事業会計補正予算(第2号)
△日程第24 議第73号 令和2年度富士宮市
病院事業会計補正予算(第2号)
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第14 議第63号令和元年度富士宮市
水道事業剰余金の処分についてから日程第24 議第73号令和2年度富士宮市
病院事業会計補正予算(第2号)まで11件を一括議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました議第63号から議第73号までの11議案について、一括して説明申し上げます。 まず、議第63号令和元年度富士宮市
水道事業剰余金の処分について説明申し上げます。 本案は、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、決算により生じた未処分利益剰余金を資本金へ組み替えることといたしたく、市議会の議決をお願いするものであります。 次に、議第64号
富士宮市役所庁舎長寿命化工事(高層棟工区)請負契約の締結について説明申し上げます。 本案は、富士宮市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、工事請負契約の締結について市議会の議決をお願いするものであります。本工事は、平成3年11月の供用開始から28年が経過した市役所庁舎高層棟の長寿命化を図るものであります。去る8月27日、6者による制限付き一般競争入札を執行しましたところ、株式会社大石組が3億9,700万円で落札しましたので、消費税及び地方消費税の額を含み4億3,670万円で仮契約を締結いたしました。 次に、議第65号
富士宮市民体育館長寿命化工事(建築工事)請負契約の締結について説明申し上げます。 本案は、前議案と同様に、富士宮市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、工事請負契約の締結について市議会の議決をお願いするものであります。本工事は、平成2年4月の供用開始から30年が経過した市民体育館の長寿命化を図るものであります。去る8月27日、6者による制限付き一般競争入札を執行しましたところ、明徳建設株式会社が2億5,900万円で落札しましたので、消費税及び地方消費税の額を含み2億8,490万円で仮契約を締結いたしました。 次に、議第66号市道路線の廃止について説明申し上げます。 本案は、路線網の見直しに伴い、議案に掲げました4路線につきまして、道路法第10条第1項の規定に基づく市道路線の廃止をいたしたく、同条第3項の規定により市議会の議決をお願いするものであります。 次に、議第67号市道路線の認定について説明申し上げます。 本案は、路線網の見直しに伴い、議案に掲げました2路線につきまして、道路法第8条第1項の規定に基づく市道路線の認定をいたしたく、同条第2項の規定により市議会の議決をお願いするものであります。 次に、議第68号令和2年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)について説明申し上げます。 今回の補正予算は、今後増大していくことが予想される社会保障関係経費や公共施設の長寿命化対策などの財政需要に対応するため、基金への積立てを行い、財政の健全性の維持と基盤の強化を図るとともに、当初予算編成後の状況の変化に伴うインフラの維持補修のほか、
新型コロナウイルス感染症対策として緊急に対応しなければならない事業に要する経費を補正予算として編成いたしました。 歳入では、国の決定に伴う普通交付税のほか、前年度決算剰余金の確定に伴う繰越金を追加する一方、
臨時財政対策債発行可能額の決定に伴う減額や国・県補助事業の内示、決定に伴う特定財源の補正などにより、財源を措置いたしました。 歳出では、道路河川等の生活基盤整備費、学校等公共施設の維持補修費、国・県補助事業の内示、決定やその他の各種事業の進捗状況を把握する中で、年度内に必要と見込まれる経費に加え、出産育児応援特別定額給付金給付事業の実施に伴う経費及び市民文化会館の設備健全度調査委託料を措置するとともに、財政調整基金をはじめとした各種基金に積立てを行うほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止または縮小となった事業に係る経費を減額いたしました。今回の補正額は24億1,300万円の追加でありまして、補正後の予算規模は620億700万円となるものであります。 補正の内容について申し上げますと、まず歳入でありますが、第10款地方特例交付金4,348万9,000円及び第11款地方交付税3億7,745万6,000円のそれぞれの追加は、交付額の決定に伴うものであります。 第13款分担金及び負担金23万6,000円、第15款国庫支出金7億9,392万1,000円及び第16款県支出金4,081万円のそれぞれの追加並びに第21款諸収入399万1,000円の減額は、いずれも歳出に関連した特定財源の補正であります。 第17款財産収入4,000円の追加は、基金利子によるものであります。 第18款寄附金は、179万2,000円の追加であります。この内容といたしましては、一般寄附金136万2,000円の追加は、グエン・カオ・チー様ほか3人の方及び1社からの
新型コロナウイルス感染症対策のための御寄附によるものであります。 総務費寄附金11万円の追加は、富士宮農業協同組合様からの世界遺産のまちづくり推進事業に対する御寄附によるものであります。 教育費寄附金32万円の追加は、高橋保文様ほか3人の方からの教育振興事業に対する御寄附によるものであります。 第19款繰入金は、6億3,840万4,000円の減額であります。この主なものとしましては、財政調整基金からの繰入金の減額によるものであります。 第20款繰越金19億2,058万7,000円の追加は、前年度決算剰余金の確定に伴うものであります。 第22款市債1億2,290万円の減額は、
臨時財政対策債発行可能額の決定に伴うもののほか、国の補助対象事業等の内示、決定に伴うもので、いずれも歳出に関連した特定財源であります。 次に、歳出であります。第1款議会費958万8,000円の減額は、人件費及び事業費の決算見込みによる補正であります。 第2款総務費18億6,776万5,000円の追加は、人件費及び事業費の決算見込みによる補正のほか、各公共施設の修繕及び前年度決算の剰余金による財政調整基金、社会福祉施設整備基金、ふるさと応援基金、庁舎整備基金などへの積立てに伴うものが主な内容であります。 第3款民生費5,694万1,000円の追加は、事業費の決算見込みによる補正のほか、保育園等の感染症対策に係る衛生用品等の購入経費に伴うものが主な内容であります。 第4款衛生費2億1,005万8,000円の追加は、事業費の決算見込みによる補正のほか、救急医療センター管理委託料の追加及び出産育児応援特別定額給付金給付事業の実施に伴うものが主な内容であります。 第5款労働費は、UIJターン者就業支援事業に係る地方創生推進交付金の額の決定に伴う特定財源の補正であります。 第6款農林水産業費5,773万2,000円の追加は、事業費の決算見込みによる補正のほか、緊急性の高い補修箇所への対応として実施する用排水路改良に伴うものが主な内容であります。 第7款商工費4,153万7,000円の減額は、事業費の決算見込みによるものが主な内容であります。 第8款土木費1億2,143万1,000円の追加は、事業費の決算見込みによる補正のほか、国庫補助事業費の内示、決定に伴う補正並びに緊急性の高い補修箇所への対応として実施する市道維持補修事業及び河川等維持改良事業に伴うものが主な内容であります。 第9款消防費523万5,000円の減額は、事業費の決算見込みによるものが主な内容であります。 第10款教育費1億4,024万9,000円の追加は、事業費の決算見込みによる補正のほか、小・中学校の施設修繕料及び感染症対策に係る衛生用品等の購入並びに市民文化会館の設備健全度調査委託に伴うものが主な内容であります。 第12款公債費148万9,000円の減額は、借入利率の確定によるものであります。 第13款諸支出金1,667万3,000円の追加は、土地開発公社からの公共事業用地の購入によるものであります。 以上が本補正予算の大要であります。 次に、議第69号令和2年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。 今回の補正は、2億7,856万円の追加でありまして、補正後の予算規模は135億1,856万円となるものであります。 歳入の主なものとしましては、前年度決算剰余金の確定に伴う繰越金の追加であります。 歳出の主なものとしましては、保険事業費納付金及び基金積立金のそれぞれ追加であります。 以上が本補正予算の大要であります。 次に、議第70号令和2年度富士宮市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について説明申し上げます。 今回の補正は、3,771万3,000円の追加でありまして、補正後の予算規模は114億9,571万3,000円となるものであります。 歳入の主なものといたしましては、前年度決算剰余金の確定に伴う支払基金交付金及び県支出金のそれぞれ追加であります。 歳出の主なものとしましては、精算に伴う国・県負担金の超過交付分の返還金及び一般会計への繰出金のそれぞれ追加であります。 以上が本補正予算の大要であります。 次に、議第71号令和2年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について説明申し上げます。 今回の補正は、467万円の追加でありまして、補正後の予算規模は28億7,567万円となるものであります。 歳入は、広域連合事務費負担金の精算に伴い、同負担金精算金を追加する一方、一般会計繰入金を減額するとともに、前年度決算剰余金の確定に伴い繰越金を追加するものであります。 歳出は、会計年度任用職員に係る経費及び一般会計への繰出金のそれぞれ追加であります。 以上が本補正予算の大要であります。 次に、議第72号令和2年度富士宮市
下水道事業会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。 今回の補正は、公共下水道事業小泉1号幹線枝線管路新設工事について、債務負担行為の限度額の変更を行うものであります。 以上が本補正予算の大要であります。 次に、議第73号令和2年度富士宮市
病院事業会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。 今回の補正は、収益的収入において1億6,559万6,000円、収益的支出において1億6,399万円をそれぞれ追加するものでありまして、補正後の予算規模は107億9,874万6,000円となるものであります。 補正の内容につきましては、収益的収入においては医療従事者に対する
新型コロナウイルス感染症に係る特殊勤務手当及び慰労金を、収益的支出においては医療従事者に対する
新型コロナウイルス感染症に係る慰労金をそれぞれ追加するものであります。 以上が本補正予算の大要であります。 以上一括して説明申し上げました11議案について、よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
○議長(
佐野寿夫議員) 当局からの説明は終わりました。 これら11件のうち、議第63号に対する質疑は最終日に、議第64号から議第73号までの10件に対する質疑は次回に行うことにします。
△日程第25 諮第2号
人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについて
○議長(
佐野寿夫議員) 次に、日程第25 諮第2号
人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました諮第2号
人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについて説明申し上げます。 本案は、令和2年12月31日をもって任期満了となります委員の後任として、富士宮市弓沢町723番地、昭和33年10月30日生まれ、長田ひとみ氏を
人権擁護委員候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、市議会の意見を求めるものであります。 よろしくお願いいたします。
○議長(
佐野寿夫議員) 当局からの説明は終わりました。 お諮りします。本件は人事に関することでありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。よって、質疑、委員会付託、討論を省略することに決定し、直ちに採決します。 諮第2号
人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについては、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。よって、諮第2号
人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについては、原案のとおり同意することに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明9月11日は議案研究のため、9月12日及び9月13日は休日のため休会したいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。明9月11日から9月13日までの3日間は休会することに決定しました。 来る9月14日は午前9時から本会議を開き、議案の審議を行いますので、よろしくお願いします。 本日はこれにて散会します。 御起立願います。 〔全員起立〕
○議長(
佐野寿夫議員) 礼。 ありがとうございました。 午前11時40分散会...