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12月03日-06号

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  1. 磐田市議会 2009-12-03
    12月03日-06号


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    平成21年 11月 定例会         平成21年11月磐田市議会定例会会議録◯議事日程(第6号) 平成21年12月3日(木)午前10時開議  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 一般質問(発言順位6番、7番)◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席及び欠席議員  出席議員(30人)      1番  加藤文重君        2番  寺田幹根君      3番  松野正比呂君       4番  寺田辰蔵君      5番  高田正人君        6番  八木正弘君      7番  中村 薫君        8番  村田光司君      9番  八木邦雄君        10番  西島温行君      11番  鈴木啓文君        12番  宮澤博行君      13番  野崎正藏君        14番  鈴木喜文君      15番  川崎和子君        16番  根津康広君      17番  稲垣あや子君       18番  高梨俊弘君      19番  小野泰弘君        20番  早川勝次君      21番  加藤治吉君        22番  玉田文江君      23番  河島直明君        24番  鈴木昭二君      25番  八木啓仁君        26番  川村孝好君      27番  岡  實君        28番  増田暢之君      29番  山田安邦君        30番  小木秀市君  欠席議員(なし)◯職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長     橋本芳孝君   書記       堀江厚志君  書記       若尾和孝君   書記       土屋康治君◯法第121条の規定による説明のための出席者  市長       渡部 修君   副市長      渥美敏之君  総務部長     山下新一君   企画財政部長   鈴木正治君  生活文化部長   永井和彦君   生活環境部長   山田正美君  健康福祉部長   鈴木 裕君   産業振興部長   酒井勇二君  建設部長     春日芳典君   病院事務部長   青木壮慈朗君  総務部参与兼総務課長       防災監兼防災対策課長           石川純一君            大石一博君  企画調整課長   井熊光郎君   水道課長     林  清君  国保年金課長   沖山 均君   社会福祉課長   溝口喜重君  子育て支援課長  高田眞治君   教育長      飯田正人君  教委事務局長   鈴木 薫君   学校教育課長   田中 潤君  消防長      河島俊明君   午前10時 開議 ○議長(八木啓仁君) 出席議員が定足数に達しておりますから、議会は成立しております。 ○議長(八木啓仁君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(八木啓仁君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますから報告します。 △会議録署名議員の指名 ○議長(八木啓仁君) それでは、日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により   21番 加藤治吉議員   22番 玉田文江議員 を指名します。 △一般質問 ○議長(八木啓仁君) 次に、日程第2、「一般質問」を行います。 順次質問を許します。 △18番 高梨俊弘君の一般質問 ○議長(八木啓仁君) 18番 高梨俊弘議員。     〔18番 高梨俊弘君 登壇〕 ◆18番(高梨俊弘君) おはようございます。 けさは朝から雨ということですけれども、雨の中傍聴に来ていらっしゃる方もいらっしゃいます。御苦労さまでございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。 最初に、高齢者のいのちと健康についてお伺いをします。 厚生労働省は、後期高齢者医療制度にかわる新たな制度について、2017年4月施行とするスケジュールを検討していることを明らかにしています。これは、11月30日に開かれた厚生労働省高齢者医療制度改革会議、座長は岩村正彦東大大学院教授です。この初会合で示されたものです。 民主党は、野党時代、日本共産党などとともに直ちに現行制度を廃止し、老人保健制度に戻す法案を提出し、参議院で可決させていました。しかし、政権与党になってこうした姿勢を後退させています。この制度を延命させればさせるほど、国民への被害は広がっていくと考えます。保険料は、2年ごとに高齢人口や医療費の増加に応じて値上がりする仕組みですから、広域連合や市がどのような対応をするかが問われています。鳩山政権は、お年寄りの尊厳を取り戻すためには、後期高齢者医療制度は廃止するしかないという原点に立ち返り、公約を守るべきです。 1点目の質問です。厚生労働省は、75歳以上が加入する後期高齢者医療制度の保険料について、来年4月の改定で、2009年度に比べ全国平均で約10.4%増加するとの試算を10月26日に明らかにしています。東京では、来年度から平均的な厚生年金211万円を受給する単身世帯で約1万円、夫婦世帯は1万2,000円を超える値上げとなるとの報道もされています。厚生労働省は、各広域連合に対し、保険料試算を11月10日までに提出するよう求めているということです。 ①として、広域連合における保険料試算の状況についてお伺いをします。 ②として、保険料が引き上げられれば、高齢者の負担が大きくなり、生活がますます大変になります。引き上げすべきでないと考えますが見解について伺います。また、広域連合に対して、保険料などについての働きかけや対応策について伺います。 2点目は、後期高齢者健診、長寿医療健診とも言いますが、これについてであります。無料化や検査項目の改善についての考えはあるのかどうか、これについてお伺いをします。 大項目の2は、教育の諸課題についてであります。 1点目は、教員免許更新制度の廃止に対する対応についてであります。教員免許更新制度は、自民党の安倍晋三元首相が最重要課題と位置づけ導入した制度でした。制度導入前から教員の身分が不安定になることのマイナスのほうが大きいとの危惧が出されていました。本年4月から実施されていますが、お金も時間も大変な負担なのに、それに見合う効果がないと不満が学校現場で噴出している教員免許更新制度は廃止すべきだと考えます。 文部科学省は10月14日、4月にスタートした教員免許更新制度を廃止する方針を決め、免許更新制のかわりに、10年程度の指導経験を持つ教員が専門的な講習を受講し、専門免許状を取得する新制度を導入する方針だと報道されています。平成19年の2月議会で、山田素子前教育長は、教員免許更新制度は教員の適格性を確保すること、教員の専門性向上を図る観点から提案されたものと考える。免許状の有効期限において、教員が新たな知識、技能を取得し、教員としての専門性を高めることは有意義であるとの見解を示し、教育委員会はこの制度を推進してきました。国の今回の方針に対する教育長の見解と、現在教員免許更新をしている教員に対する対応についてお伺いをします。 2点目は、全国一斉学力テスト、全国学力・学習状況調査についての質問です。 文部科学省は、2007年度から毎年度約60億円の費用をかけ全国学力テストを実施してきました。平均点を上げるために全国学力テスト用の想定問題を繰り返しやらせ、その分ほかの授業時間が削られるなどの本末転倒な事態が各地で起きました。さらに、市町村や学校別の平均正答率を公表するかどうかをめぐり、毎年のように混乱が発生しています。テストを受けた子供に採点結果が返されるのは数カ月後で、学力の形成にはほとんど役に立たないとの指摘もされています。ことしで3回目の全国一斉学力テストが行われましたが、調査結果を受けての見解と、3年間の学力テストに対する検証について、また、全国一斉学力テストは中止すべきだと考えますが、教育長の見解について伺います。 さきの総選挙で、日本共産党は学校教育をゆがめている全国一斉学力テストや教員免許の更新制などの中止を政策に掲げました。選挙後誕生した鳩山内閣の川端達夫文部科学相は、全国学力テストについて抽出方式でやる方向でまとめる意思を持っていると明言し、来年度以降は対象学年の全員参加を取りやめる考えを示しました。子供たちを競争させ、子供と学校の序列化を進めると批判が上がっていた全国一斉学力テストは来年度から抽出調査となります。しかし、抽出対象以外でも参加を希望する自治体は参加できることになっています。こうした中、各都道府県教育委員会は区府市町村教委に対して希望調査を行っているとのことですが、磐田市としての対応についてお伺いをします。 3点目です。一人一人に応じた指導を可能にするために支援員を配置しています。学習支援員の勤務時間の制約があり、担任との打ち合わせが不十分など課題があると考えます。学習支援員の勤務状況と課題についてお伺いをします。 4点目です。平成23年度に新学習指導要領が完全実施ということで、政府は理科教育設備の整備予算をふやし整備を進めています。市の整備状況と、理科教育を進める上での課題についてお伺いをします。 最後に、地震防災対策の強化について何点かお伺いをします。 1点目は、給水車についてです。水道の断水や災害時などに、市では給水タンクにより給水活動を行っています。給水タンクをダンプトラックに乗せての給水活動でありますが、給水車はないということです。給水車の配備計画についてお伺いをします。 2点目は、学校施設等にある非常用給水タンクの管理と、防災上の課題についてお伺いをします。 3点目は、消防施設であります耐震性貯水槽の整備状況、地震災害時には飲料水等への転用は可能かどうか、課題はあるのか、お伺いをします。 4点目です。災害時要援護者避難支援プランの策定状況と課題についてお伺いします。磐田市地震対策アクションプランでは、平成21年度末までにこのプランを策定するとありますが、現在の状況についてお伺いをします。 5点目です。西貝公民館、南御厨公民館は、地震災害時に避難所になっています。その他公民館は現在そうした指定はされておりませんが、地震災害時におけます役割や、課題についてお伺いをします。 6点目です。8月11日の駿河湾沖地震では、静岡市の方が地震により積まれた書籍が崩れ、それに埋もれて窒息死しております。家具の固定等が改めて必要だと感じました。中央図書館と竜洋、豊田、福田、豊岡地区の図書館の書籍棚等の地震対策の状況と課題についてお伺いをいたします。 以上で私の一般質問といたします。 ○議長(八木啓仁君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) おはようございます。 それでは、高梨議員の質問に回答させていただきます。 初めに、後期高齢者医療制度の保険料のうち、広域連合における保険料試算の状況についてでございますが、民主党政権の発足により後期高齢者医療制度は廃止との方針が示されておりますが、広域連合では制度廃止までは現行制度が継続するものとして、厚生労働省が示しました各種係数及び平成20年度実績や、平成21年度見込み等をもとに次期特定期間、これは平成22年度、平成23年度における保険料率等について現在、暫定的に試算をしているところでございます。なお、国におきましては、被保険者の保険料負担は増大させないとしていることから、この方向で調整されていくものと考えております。 次に、保険料の引き上げに関する見解及び広域連合への働きかけや対応策についてでございますが、後期高齢者医療制度の保険料は、制度創設時において高齢者の人口増加による医療費の増大が予想され、高齢者と現役世代との保険料の是正を図るために2年ごとに見直しされることとなっております。今後も高齢者の保険料の増大は避けられないことであり、現在国においてその負担について検討しているところでございますので、今後の国の動向等を的確に把握するとともに、広域連合と連携を図りながら対応していきたいと思っております。 次に、後期高齢者健診の無料化、検査項目の改善についてですが、後期高齢者の健診は、高齢者の健康の保持、増進などを目的に、静岡県後期高齢者医療広域連合の事業として市が委託を受け実施しております。本市では、県の広域連合が示す健診実施要綱に基づき、500円の自己負担金をいただき、検査項目も要綱に沿って市内開業医で実施をしております。今後も現状のとおり実施をしていく予定でございます。市民の方に、みずからの健康はみずからが守るという意識を持っていただくためにも、約7,000円かかる健診に対して500円の自己負担金をお願いしたいと考えております。 次の教育の諸問題につきましては、後ほど教育長から回答をいたします。 次に、地震防災対策の強化のうち、給水車の配備計画についてでございますが、水道管の破損や水の濁りが発生した場合、まず必要となるのが給水活動でございます。現状では、容量1トンの可搬式給水タンクをダンプカーに乗せ、給水拠点に移動して給水を行っていますが、給水タンクには加圧ポンプがないため、地震等の災害により道路が寸断された場合や、高低差のある地区への給水活動に支障が生じます。8月の地震の際は、大きな被害がなく給水活動に支障はありませんでしたが、災害時における給水活動の重要性を考え、来年度に4トンの給水車1台を導入したいと考えております。 次に、非常用給水タンクの管理と防災上の課題についてですが、年1回タンク内の清掃、消毒や水質検査を行っていますが、タンクは循環型の構造となっているため、ふだんから手洗い等に使用して新鮮な水を循環させる必要がございます。しかし、この構造が施設利用者に十分周知されていなかったり、日常で使用するには不便な場所に設置されているところもあります。被災初期段階の飲料水の確保はまだ不十分と考えられますので、各施設の受水槽内の水を非常時に使用できないか、現在調査をしているところでございます。 次に、耐震性貯水槽の整備状況についてですが、本年4月1日現在において公設防火水槽1,303基のうち、耐震性貯水槽は593基となっております。なお、本年度も5基を設置いたしましたが、今後も引き続き整備をしていきたいと考えております。また、地震災害時の飲料水等への転用についてですが、防災対策として1人3日分以上の飲み水の確保をお願いしていることに加え、大規模震災発生時には、消火栓が使用不可能となることも予想されることから、耐震性貯水槽の使用につきましては、消防水利としての利用を優先させていただきたいと思っております。 次に、災害時要援護者避難支援プランの策定状況と課題についてですが、このプランは、市及び関係団体の役割等を示した全体計画と、地域で作成する台帳としての個別計画等を示し、要援護者の自助、地域の共助を基本として支援体制を整備する計画となっております。現在、完成目標を年内として、自主防災会民生委員児童委員、消防団、福祉施設の代表者等からなる検討委員会において意見をお聞きし、取りまとめを行ってございます。課題といたしましては、プラン策定上ではありませんが、地域での取り組みにおいて既に台帳を作成している自主防災会と、未作成の自主防災会があり、地域によって差が生じていることが挙げられます。今後は、取り組みがおくれている自主防災会につきまして、台帳整備の必要性と個人情報保護等の説明会を行っていきます。 次に、避難所以外の公民館の地震災害時における役割と課題についてですが、予想を超える避難者や高齢者など、災害時要援護者を受け入れる二次的避難所として、避難所以外の公民館を活用したいと考えております。課題としては、この二次的避難所についても避難者や地元地域住民が主体となった運営組織が必要であること、食料や飲料水、生活必需品などの物資の供給で避難所との連携が必要であることなどが挙げられます。 次の、図書館の書棚等の地震対策の状況と課題については、後ほど教育長から回答をいたします。 以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(八木啓仁君) 教育長。     〔教育長 飯田正人君 登壇〕 ◎教育長(飯田正人君) おはようございます。 それでは、高梨議員の御質問にお答えします。 教育の諸問題のうち、教員免許更新制度廃止に対する対応についてですが、現在国では免許更新制を含め免許制度全体の抜本的な見直しを行い、新たな制度の内容及び移行方針を具体化するため、必要な調査や検討を開始したと聞いています。新たな教員免許制度が構築されることにより、教師としての資質向上が図られ、よりよい教育につながることを期待しています。 また、現在教員免許更新をしている教員に対する対応については、調査、検討の結論が得られ、法改正が行われるまでの間は、現行制度により受講義務のある者に対して更新講習の受講期間内に確実に所定の手続を終えるように指導しています。 次に、全国一斉学力テストに対する市の対応についてですが、今年度の結果はこれまでと同様、小中学校ともおおむね良好でした。しかしながら、小学校の国語では、基礎基本を利用する活用分野において平均をわずかに下回る結果となり、指導方法の見直し、改善に目下取り組んでいるところです。3年間の実施を通して本市の状況を全国や県と比べる中で、生活や学習習慣のよい面が学力に結びついていることが把握でき、保護者にお知らせしています。今度、国では中止とはしないで抽出で行うこととしており、全国の傾向をつかむ上で必要なことと考えます。なお、実施希望に関する正式な調査はまだ届いていません。 次に、支援員の勤務状況と課題、改善策についてですが、現在市で任用している教育支援員は4時間、6時間、7時間の勤務体制があり、県で任用している支援員は主に4時間勤務となっています。4時間勤務の支援員については、議員御指摘のとおり、担任との打ち合わせの時間確保が難しい状況があります。そこで、担任と支援員との間で子供の実態や支援のねらいを書いた実践記録の交換をしたり、休み時間などの短い時間に話し合いを行ったりして意思の疎通を図るよう努めている学校もあります。今後、それらのよい取り組みを全市に広めていきたいと考えています。 次に、理科教育設備の整備状況と理科教育を進める上での課題についてですが、これまでの学習指導要領に対応した実験、観察器具等の整備はできています。しかし、新学習指導要領に移行することによって新たに追加された学習内容で必要となる実験、観察器具を整備することが喫緊の課題であり、教材整備がされないと子供みずからが考え、実験することで理解を深めることが難しいと思われます。そのため、本年9月補正で国の補助金を活用して対応しているところですが、今後も引き続き新学習指導要領の完全実施に対応できる教材整備を進めていきます。 次に、図書館の書架等の地震対策の状況と課題についてですが、去る8月11日の地震では、幸いにも書架から落下した本や被害はありませんでした。図書館施設の状況ですが、昭和56年建築基準法の改正以降、豊岡図書館を除く4館につきましては、基準を満たしています。書架につきましては、5館ともボルト等で床に固定しています。地震対策としての今後の課題は、中央、福田図書館の窓ガラス等の飛散防止フィルム張りと、中央、福田、豊田図書館の開架のつり天井の改修であります。 以上でございます。 ◆18番(高梨俊弘君) それでは、再質問を行います。 1点目の後期高齢者医療制度の保険料についてですけれども、国がこれから見直しを図っていくということですけど、そういった中で、来年保険料の改定時期になって、今やっている最中という話でしたけれども、基本的には保険料の算定をするに当たっては引き上げはさせないように目指しているんじゃないかというような報告だったと思うんですけれども、具体的にまだそこら辺の見込みの数字というのは出ていないんですかね。既にそういった国のあれで言うと、もう11月10日までに提出するようにと求めているようですけれども、国は。広域連合ではまだそこまでいっていないのかどうか、その辺の状況です。 それから、市としてのやはりきちっと言っていくという点では、広域連合に対してもこの保険料の引き上げはやはり現状維持のままでやっていくということが必要でありますし、さらにこの間いろいろ保険料についてさまざまな軽減策を図ってきたわけですよね。これもどういうふうになるのかという、そういったことも把握されているのかどうか、こういった点についてお伺いします。 それから、健診内容の充実ということですけれども、今まで高齢者の場合ですと、負担も70歳以上ですとほとんどなかった状況でしたけど、今度制度が変わって負担は出てきて、さらに今までの健診内容と若干変わったとかいうようなことをよく聞くんですけれども、制度的に見てそこら辺の点についての高齢者の皆さんからの御意見等、実際に担当のそういったところで把握されているのかどうか、その辺の状況をお伺いします。 それから、教育の問題で、教員免許更新制ですけれども、国はこれから見直しを図っていくということですけれども、当面でいきますと、現在この免許更新を行っている人はしばらくは続けていくということでよろしいんでしょうかね。そういった中で、自己負担と時間もいろいろかかるということですけど、教員の皆さんにしますと、先がもうやめる方向でいるのに当面はやらなきゃいけないというのは少し矛盾があるんじゃないかなと思うんですけれども、そういった点についてちゃんとした対応策として考えておられるのかどうか、時間の問題とかお金の問題とかいうのはあると思うんですけど、その辺についてお伺いをします。 それと、当面で言いますと、これからどのぐらいの方がまだその該当になっているのかどうか、その数字についてもお伺いします。 それから、全国一斉学力テストですけれども、生活や学習の面でいろいろ評価もできるということですけれども、この間3年ずっとやってきた中で、地域差がかなり全国的に見て固定化されてきたような報道もされているんですよね。どこの県が大体こういう感じで推移してくるだとか、そういった中で、特に最近の傾向でいいますと、学力テストの結果等、親の所得格差というものもこの成績にあらわれているんじゃないかというようなことが報道されていますよね。お茶の水大学の先生がこういった調査をやったそうなんですけれども、そういった中に、傾向の中で親の収入がふえれば正答率が上がっていくと、いわゆるそういった傾向が、この間のその調査の中で出てきたということなんですけれども、そういった格差がこれからどんどん続けていけば広がっていくのかなというのもちょっと危惧するんですけれども。現状、磐田市の場合にそういった状況を把握されたとき、3年間で、そういったこともこの実施の中で感じられるのかどうか、その辺についてお伺いをいたします。そうしますと、その結果はもう少し違った分野で教育内容とかやり方を変えていかなくちゃならないんじゃないかなと思うんですよね。例えば、この結果の中では親の所得だけではなくて、親が教育熱心かどうかという点だとか、読み聞かせだとか、そういったこともしっかりやっているところは比較的高いというような結果も報道されているわけですよね。そうしますと、学校、地域の中での読書活動でありますとか、磐田市でやっています図書館活動の中での親子読書とかやっていますけれども、そういったところにもっと力を入れたほうが現実的には学力はどんどん高まっていくんじゃないかということになると思うんですよね。学力テストではもうおおよその結果はほとんど3年間で出ているんじゃないかと私は思うんですよ、傾向は。それをこれからも続けていくというところに、もう問題の視点があるんじゃないかと思うんですよ。そういった点についての見解を教育長からお伺いします。 それから、理科教育の点なんですけれども、今、補正予算もつけて理科教育をどんどん進めている、設備のほうとか、実験材とか、そういうのをやっているわけですけれども、そういった中で、これからまだ23年まで実施の中で、どれだけ今現在のところで目標に対してそういったところが充実してきているのかと、その辺の状況はわかりますかね、まだまだ足りないのかどうなのか、そういった点。 それにさらに、実験等が苦手な先生っていらっしゃると思うんですよね。そういった研修もこれからあわせて必要になってくるんじゃないかと思うんですよ。テレビ等でもこういったことが報道されていました。女性の先生あたりでは、小学校ですけどね、特に、苦手意識があるということで、それをやっぱり楽しくやっていくということでの研修もあわせてやっていかないと、23年までいろいろな設備は整えたけど実際のところは機能しないんじゃないかということも言われていますけれども、そういった点についての御見解をお伺いします。 それから、防災の点ですけれども、学校等にありますそういった施設ですけど、そこに置きます、なかなか非常用の給水タンクの管理というのは難しい面もあるのかなと。学校によっては、本当に子供たちによく使わせているところとそうでないところもあったりして、先ほどの答弁の中にありましたけど、場所が悪かったりするとなかなかそういった管理が十分じゃないというのがあったと思うんですけれども、その辺のところをどうやっていくかというところで実際いろいろ苦労されていると思うんですけれども、それをやはり日常的に管理、防災やっていくためには、学校の中でも、教師の中でも十分意思統一もやっぱり必要ではないかなと思うんですよね。そこら辺の点、ある先生は知っているけどというふうになってはいけないと思いますし、そういった点での管理上の課題はまだあるのかどうか、お伺いをいたします。 それから、災害時の要援護者避難支援プランですけれども、現在、今年度末までにやっている最中だということですけど、地域でいろいろ差があるというお話でしたけれども、現在どのぐらいまでパーセントとして策定がされているのかどうか、実際もう策定したところではその活用が始まっているのかどうか、その辺の点についてお伺いをいたします。 それから、公民館でのこれからの役割ということですけれども、二次的な避難所としての活用を目指していくということですけれども、こういった点、地方によってはもっと公民館の役割を重視しているところもあるようですよね。公民館におけます災害対策ハンドブックというのが出ているそうで、そういった中には公民館を避難所としての活用のマニュアルみたいなものをつくられているそうですけれども、そういったことで今後やっぱり整備をしていくことも必要なのかなと、あわせて、地域の公民館を地域の防災組織の拠点的な考え方も持っている地方もあるみたいですけれども、磐田市としてのそういった点での課題があるのかどうか、その点についてお伺いをいたします。 以上です。 ◎市長(渡部修君) 再質問にお答えいたします。 1点目の後期高齢者医療保険制度の保険料についてですが、具体的なものは出ていないのかということの質問だったと思いますけれども、私は具体的に出ているとはまだ耳にしておりませんが、担当のほうで把握しているかもしれませんので、この点について補足があれば担当の部長に答弁をさせます。 それから、2点目も同じでございまして、軽減策につきましては、先ほども答弁いたしましたように、現状の保険料負担を上回らないような形ということは表明されておりますので、軽減策につきましても私自身は継続されるものと思っておりますが、この点につきましても補足があれば担当の部長より答弁させます。 それから、3点目の高齢者健診での検査項目の違い等々からくる現場の声ですけれども、私は直接伺っておりません。担当として声を聞いている部分がございましたらあるかもしれませんので、これも聞いている部分がありましたらお答えをさせます。 それから、4点目の、防災関係の非常用の給水タンクの件ですが、議員ご存じのとおり、場所的にも目立たないところにあったり、通常の意識の中で防災を意識した生活行動といいますか、そういうものがなかなかとれていないのが現状なんですけれども、管理上の具体的な課題等々になりますと、どのような課題を現場で把握しているのかちょっとわかりませんので、担当の部長、もしくは教育委員会に答弁をしていただこうと思います。 それから、5点目の要援護者の避難支援に関してですが、これも具体的なことに言及されておりますので、現在把握している部分について補足があれば担当の部長のほうに答弁をさせます。 それから、公民館の被災のときの拠点の役割についてですが、当然、私の住んでいるところも実は学校が避難所になっておりまして、地盤のいい高いところから地盤の悪いとされているところに下りてくることになっておるんですね。いざ災害が起きたときに、どのような行動形態を市民の皆さんがとるかは別にいたしまして、当然公民館も1つの役割になると思っておりますが、先ほど答弁いたしましたように、災害物資だとかもろもろの配備を現在しておりませんので、その辺の今後の課題につきまして、担当のほうでもし考え等がございましたら答弁をさせていただきます。 以上です。 ◎教育長(飯田正人君) 免許状の関係ですけれども、専門免許状制度も今考えているというふうに聞いているところでございます。そういった言葉も出ていますので、形が変わってどういうふうに実施されるかなというふうに思うわけですが、今講習等を行っている人がやっても終わってしまうんじゃないかというふうに思われる点については、専門免許状等が実施されるようなときに生かされるとか、そういったことになればいいなと期待しているところであります。また、講習に行った人の話を聞くと、勉強になったという話も実際聞いていますので、それはそれでその人の資質向上になっているかなということは思うところであります。 それから、学力テストの関係ですが、所得格差とそれから成績との関係というのは、特に磐田市では傾向は見られないところであります。また、全国でも上位にあります秋田県も、そういったことは余り関係がないような感じも聞いたところではしているところであります。秋田県のほうのなんかを見ますと、当たり前のことを当たり前にやっているというようなことが大事だよというようなことは、調べたところでは聞いています。 それから、読書や家庭での生活習慣、それから、学習習慣と学力の相関関係はやっぱり見られますので、教育委員会だより等で保護者、家庭にお知らせをし、家庭での生活を見直したりするように、今、資料提供をしているところでございます。 そして、理科でございますけれども、理科のほうは実験方法等の研修会としては、県の研修会等を活用して実施しています。市としましては、夏に理科の研修会を実施したところでございます。これは、国から視学官を招いて研修いたしました。 以上でございます。 ◎総務部長(山下新一君) 給水タンクの管理上の課題がまだあるかということですが、20年度に水質の検査をした結果は、水質の状況につきましてはすべて良好でありました。また、一部部品の取りかえというものが必要なところもありましたが、老朽化によるもので部品の交換が必要というところもありました。 市長からの答弁にもありましたように、学校の設置場所で、グラウンドから校舎へ入るようなところにあれば当然よく利用され、使うわけですが、ちょっと裏側に設置されているような学校もあるということですので、そういったところについては学校とよく連携をとって、水を循環させる必要がありますので使っていただくような、学校のほうへ周知をしていきたいというふうに思います。 公民館の関係ですが、最初の答弁にもありましたが、公民館を二次的な避難所ということで、公民館は畳の部屋もあったりするものですから、災害時の要援護者、高齢者、そういった方の二次的な避難所に使っていけばというふうに考えています。地域によっては公民館を防災の拠点というふうな意識でもって考えている地域もあるということで、ただ、ここの運営につきましては、今の計画の中で市の職員が避難所の担当として行くということが計画の中にありませんので、地域の中で運営をしていただくということがまず必要というふうに思います。 以上です。 ◎健康福祉部長(鈴木裕君) それでは、後期高齢者医療の関係で、保険料の引き上げの関係でございますが、これにつきましては、広域連合のほうへも国から今の20年度、21年度の余剰金の活用とか、財政安定化基金の取り崩しをした中で保険料がどうなるかという試算を投げかけられているということで、できるだけ保険料を引き上げないというような前提の中でこういった通知が来ているということで聞いておりまして、今現在保険料が幾らになるかということは、まだ広域連合のほうでも決まっていないということでございます。 それにあわせて軽減につきましても、先ほど市長の答弁がありましたように、当然そういった軽減が引き続き行われた中でのことだと、私どもも考えております。 それから、健診についての声でございますが、20年度から医療制度改革が始まって、私どもが聞いているのは20年度から10件ございました。これにつきましては、健診項目の今までとの違いについての問い合わせということでございます。 それから、災害時の要援護者支援プランでございますが、市長答弁にもありましたように、年内の策定ということですので、今月までには一応プランを策定することになっております。ですので、ほぼプランができつつあるということでございます。なお、台帳の作成については、ほぼ6割の自主防で策定されておりまして、その自主防ではその運用も当然されているということでございます。 以上です。
    教委事務局長(鈴木薫君) 先ほどの質問の中の、理科教育の整備についてでございますけれども、充足しているかということでございますけれども、今後のことも含めてでありますけれども、新学習指導要領が平成23年度から小学校の理科の新しい項目が入ってまいります。それから、24年度に中学校ということで、完全施行ということであります。今現在は十分充足をしてありますけれども、その23年、24年にあわせて整備を進めてまいりますので、そのために9月でも補正をいただいたということであります。 それから、管理上の課題についてでありますけれども、学校でのいわゆる非常用給水タンクの状況でありますけれども、体制として、やはり一部の男子のといいますか、管理職の教頭を中心とした管理体制はとってありますけれども、あと、すべてに非常なときに対応できるような周知徹底を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(八木啓仁君) 免許更新制はどの程度該当するかってわかりますか。 ◎教育長(飯田正人君) 該当人数は何人ということはちょっとわからないんですけれども、昭和31年生まれの人、41年生まれの人、51年生まれの人というような形で該当するということでございます。 以上です。 ◆18番(高梨俊弘君) 後期高齢者医療の保険料については、国もなるべく保険料の値上げはさせないようにということでいろいろな制度も充実させるように言っていると。そういった点では、今の見込みだと保険料の引き上げは抑えられるのではないかという、そういった予想だと思うんですよね。まだきちっとした数字が出ていないということで、わからないということだと思うんですけれども、高齢者の皆さんって年金暮らしですので、これがどのぐらい、どうなるかというのは先のやっぱり生活設計で大きいと思うんですよね。年金の中からそれがどのぐらい引かれていくかというのがもし大きくなれば、それだけ生活に対しての影響が大きいということだものですから、やはり、こういった点もはっきりとする時期をある程度決めないといけないと思うんですよね。ですから、今のところわからないけど、来年のどのぐらいでわかるかというのは、そういった広域連合の中での話はわかっているのかどうなのか。言って早いうちに結論を出していただかないと、やっぱり生活設計の上で大変高齢者の皆さんって重要だと思うんですけどね。その辺の見込みというんですか、その辺はどのように見られているのかお伺いをいたします。基本的には、今のお話だと保険料の引き上げはないようだなというふうに考えていいかどうか、その点も含めてお願いいたします。 それから、学力テストの点ですけれども、まだ国のほうから希望調査が来ていないという話でしたね。ですけど、学力調査については一定の効果があるからこれからも続けていきたいというような教育長の答弁だったと思うんですよね。ですから、そういう調査が来れば、磐田市としては来年度も参加希望をしますよという結論を出すのかどうか、そこのことをお伺いいたします。 そういった点と、それから、学習支援員さんの点ですけれども、先ほどの答弁の中で、4時間のことはなかなか打ち合わせ等が難しいが、学校によってはそういったことをやっているところもあるもので、これを他の学校にも普及をしていきたいというお話でしたけれども、なかなかそういった時間をとるのも実際のところ大変だと思うんですけれども、それを広めていく点での苦労もあるんじゃないかなと思うんですけど、そこら辺のやっぱり時間のとり方だとかいろいろ難しい点もあるかと思うんですけど、その辺の課題がまだあるのかどうかちょっとお伺いをいたします。 それから、災害時の給水タンクのあれが、来年度は4トンの給水車を配備するということは大変前向きだと思うんですよね。ほかのところをいろいろ調べていましたら、やっぱりなかなか給水車は意外とあるんですよね。たくさんあるわけじゃないんですけど、磐田市はこの間4台ほどタンクがあって、それをダンプトラックに乗っけてやっているということで、実はそういったことを知った市民の方が、何で磐田市は給水車がないんですかと私も聞かれたわけなんですけどね。そういったことを背景に、今回このことについてお伺いをしたんですけれども、そういった点では、大変前向きに検討されているんだなと、これは御答弁は結構です。そんなふうに考えます。 それから、消防施設耐震貯水槽の飲料水等への転用ですけど、一定の期間が経過しますと、飲料水だけではなくて生活に必要な水も必要になってくるということで、耐震性貯水槽の水も使われていくんじゃないかと思うんですよね。学校等には、プールの水を利用するということで、ろ水器というのがいろいろ配備されているようですけれども、そういったことも考えますと、耐震性貯水槽の分野に関してもそういった飲料水だけではなくて、生活に必要な、洗濯なんかに使うような水、やはりちょっときれいにしてから使いたいというのが皆さんの気持ちだと思いますから、そういった利用法の方法は当然あるだろうと私は思っていたんですよね。だから、最初の一定の初期の部分には火災その他ということでまた重要だと思うんですけれども、その後の耐水性貯水槽での水の利用というのは、ほかの方法もいろいろ検討されるのではないかと思うんですけど、そういった点について再度お伺いをいたします。 それから、図書館の書棚等についてはしっかりやっておられるということでしたけれども、そのほかの点で言いますと、窓ガラスの飛散防止というのが課題になっているというお話がありました。さきの地震でもガラスでけがをしたって方がたくさんいらっしゃるんですよね、家庭なんかでみますと。そういった点で言いますと、ガラスの飛散というのは、そういった公共的な中でも人がたくさん来るようなところは大変重要かなと私は思っているんですよね、そういった点ではガラス飛散についても、やはり急いである程度、お金の問題も言われるかもしれませんが、必要ではないかなと思うんですけれども、その辺の点についてお伺いいたします。 さらに、耐震性の問題でいえば、豊岡を除くほかのところは耐震の問題は大丈夫だという話でしたけれども、豊岡については今後どうされていくのかというのも、今回の地震についての方向では大変重要かなと思うんですけれども、そういった方向について今現在いろいろお考えがあるのかどうか、その点についてお聞きしていきます。 以上です。 ◎市長(渡部修君) まず、1点目の後期高齢者医療の保険料についてですが、今一番もどかしい思いをしているのは各広域連合だと思うんですね。政府の方針が決まりませんと試算もできませんので、私たちは従前から言われているように、現状の保険料が上回らないようにということを信じて、時期的なものは今担当の部のほうでも把握していないと思いますが、できる限り計画に間に合うように発表されると思いますので、それをお待ちいただければと思います。 それから、答弁はいいということでしたが、実は、給水タンクの導入は迷いました。これだけの財政難のときですので。ただ、8月11日の震度5弱の地震がございましたので、皆さんの前でも財政難のことは申し上げている中で、そういう非常時のときの対応というのは市民の皆さんの生活に直結する部分ですので、本当に4トン給水車1台ですけれども、導入を決断させていただいたということです。 それから、耐震貯水槽の部分は現在1,303基ある中で、593基なんですね、耐震化ができているのが。毎年5基ずつやっていても100年以上かかるわけです。そういう延々とした部分になってしまうんですが、とりあえず一次答弁でもさせていただきましたように、飲料の部分もそのときに本当に水が困ったらという部分があるかもしれませんが、現時点では貯水槽の水は防火等々に優先して使うという方針でいっておりますので、それ以外に飲料に使うことも可か否かという部分ではないと思うんですけれども、何か補足がありましたら担当の部長に答弁をさせます。 以上です。 ◎教育長(飯田正人君) まず、学力テストの関係ですが、結論的には抽出校のみの対応を行っていきたいと考えています。学力テストが3年間行われまして、一定の傾向はわかったと考えます。当面は抽出校のみの対応を行いたいと考えます。また、必要というときがあれば希望していくということで考えます。なお、国が言っているのは、希望でやる場合はその分は採点、集計等は設置者がみずからの責任と費用負担で行ってくださいと、こう言っています。 それから、今度は学習支援の支援員のことですけれども、学校ごとに対応が、ケースがいろいろだものですから、それを広めていくというところにやっぱり難しい点もあるかなと思うんですけれども、当面はやっぱり休み時間15分、小学校でいうと15分ですけれども、15分あります。中学校ですと10分ですけれども、この間を利用してなるべく意思の疎通を図っていきたいと、こんなふうに考えるところであります。 飛散防止、それから豊岡図書館についてのことは、事務局長のほうからお答えします。 以上です。 ◎教委事務局長(鈴木薫君) それでは、ガラス飛散についてでございますけれども、市の方針としましては、学校等の施設をまず優先して進めているところであります。十分危険であるということは承知しておりますので、今後図書館のそういった、特にガラス飛散につきましては今後随時整備をしてまいりたいと思っております。 それから、豊岡図書館のことでありますけれども、豊岡図書館につきましては昭和3年に旧広瀬村の役場として建設され、それ以後平成8年に図書館として改造されて今現在使われておりまして、はっきり言いまして耐震については未診断でございます。重々承知しております。今までの経緯の中で移転等も含めて検討をしてきておりますけれども、まだ最終的な結論に至っておりませんので、重々承知しておりますので、今後の課題として受けとめておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ◎消防長(河島俊明君) 耐震性貯水槽の飲料水転用の問題ですが、磐田市における消防水利、消火栓、その他を含めまして約4,600ございますが、そのうちの25%が耐震性貯水槽だということで、災害時には磐田市全域をこの25%の貯水槽で賄わなければいけないと、災害が起きた、火災が発生した場合に。そうなりますと非常に手薄になりますので、この耐震性貯水槽については消火用に使わせていただきたいというふうに思います。 それから、磐田市の水道の配水地にたまる貯水量が、磐田市民すべてに与える水量ですね、1日3リットルという換算でいきますと45日程度もちますので、そういったもので対応していただき、先ほども言いましたように耐震性貯水槽については火災発生時に備えた対応とさせていただきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(八木啓仁君) 10分間休憩します。     午前10時56分 休憩     午前11時4分 再開 ○議長(八木啓仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(八木啓仁君) ここで、教育長から発言を求められておりますので、これを許します。教育長。 ◎教育長(飯田正人君) 先ほど、小学校の休み時間を15分間と申し上げましたが、10分間と訂正させていただきます。申しわけありませんでした。 ○議長(八木啓仁君) 一般質問を続けます。 △9番 八木邦雄君の一般質問 ○議長(八木啓仁君) 次に、9番 八木邦雄議員。     〔9番 八木邦雄君 登壇〕 ◆9番(八木邦雄君) 改めまして、こんにちは。2回連続最後ということで、こうなれば3回目も願いたいなというふうに思っております。 それでは、最後という形になりますが、一般質問のほうをさせていただきたいというふうに思っております。 私の今回の質問につきまして、本来ならば9月議会までに終わっていなくちゃいけない市長方針の部分での説明を願うという質問になるということに関しまして、私自身も非常に悩みましたが、今回させていただきたいというふうに思っております。 昨日の中村薫議員の発言につきましては、私は非常に感動を覚えました。私も同感でございます。そして、さらに玉田議員の質問に関しても、私は本当にそのとおりだというふうに思っております。この議会制民主主義の一番の根源となるメッセージを伝えるという部分につきまして、この議会でのメッセージ、そして、市広報のメッセージというのは非常に大きなものを持っているというふうに思っております。そういった中で、今回の質問のほうもさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 21年の2月議会におきまして、委員会において磐田市立児童館条例の一部を改正する条例の制定についてが審議をされました。これは、兎山児童館の廃止の関係でございます。これにつきまして、委員会の中で鈴木喜文議員の磐田市の児童館事業の今後について、兎山児童館が廃止をされ、福田児童館と豊岡児童館しか残っておりませんが、この児童館事業の今後ということがどうなっていくのかお伺いしたいという質問がございました。そして、当時の子育て支援課長は、「兎山児童館を閉館するのは、建物が老朽化をしており、診断の結果補強工事は困難ということで、市民の安全を第一に考えて閉館をさせていただきました。残る福田と豊岡児童館は今のところ問題ありませんので、児童館事業を継続します」と回答しております。建物が使えるうちは事業を継続しますが、老朽化したら兎山児童館と同様廃止をするというふうな形の解釈がとれるかと思います。 質問の趣旨と違う回答をされた鈴木議員は、「2つのところはまだ使えるから使っていくというそういうことではなく、児童館事業なのです。磐田市の児童館事業の方向性はありませんか」ということの再質問をいたしております。そして、その回答に、「児童館が設立された昭和40年当時と、今とは大分子供たちを取り巻く環境が変わってきて、求められているのは人間関係とかコミュニティーの復活で、親子だけでなく、高齢者や地域の方々と一緒に集い、遊びの場を公民館とか公会堂に出向き提供している」との回答でありました。そこには、児童館事業である時代のニーズに対応した幅広いソフト事業は存在せず、発足当時の児童館という固定概念の事業しか存在をしていないということでございます。新たな事業は他の施設で行うという、それこそ無駄な施設利用ではないかと思われます。 そのような中で、現場では、その児童館ではさまざまな試みが行われ、乳児から児童までを対象に児童館活動が行われております。子育て支援から放課後児童と時代ニーズに対応している児童館の存在を切に願い、この質問をさせていただきたいというふうに思っております。 現状、子育て支援課にお伺いしていろんな話をしますと、この回答とは全く違うような、実際に私が描いているようなお話を伺いますし、実際に今2つの児童館ではそのような形が行われているのが事実でございます。ですから、前市長時代に行われたそういったものとはチェンジをするという形で立候補された市長には、ぜひともそのチェンジという形の中で、また児童館の部分を再考願いたいというふうに思っております。 それでは、細部について質問をさせていただきます。 平成21年3月31日で廃止された兎山児童館の事業を公民館で行うとのことであるが、どのように行われているのか。 2番、兎山児童館を利用していた保護者、従事をしていた保育士、ボランティアで活動していた人たちや、地元の有志で兎山で子供たちの集いを継続しようとしているボランティアグループが発足しました。市としては、このようなボランティアグループ活動を支援していく考えはあるのかをお伺いいたします。 3番目といたしまして、福田児童館と豊岡児童館の児童施設の児童施策としての位置づけはどのようになっているのかお伺いをしたいと思います。そして、福田児童館と豊岡児童館の耐震性はどのようになっているのか。老朽化して危険性がでたら、兎山児童館のように廃止をするのか、建てかえをするのか、お伺いをしたいと思います。 次に、市長の小中一貫教育への思いを伺いたいと思っております。これは先ほどお話ししましたように、本来ならば9月までに終わっている話だと思いますが、6月議会、9月議会という形の中で高梨議員のほうから質問が出た中で、市長の回答は、小学校と中学校が同じ教育観のもと、継続的な指導ができることや9年間を見通したカリキュラムを編成できることなどがあり、中学へ入学後、生活や学習に不適応を起こしがちな中1ギャップの緩和を初め、心の面、学力の面で効果があるかと期待をするもので、積極的に研究すべきテーマだと思うと答弁をしておられます。 私も市長が言われるとおり、小学校と中学校が同じ教育観のもと、継続的な指導と9年間を見通したカリキュラムを編成できることの考え方には同感でございます。これは、義務教育という形の中の6・3という部分をどう考えていくかということに関しましては、確かに言われるとおりであるというふうに、私も思っております。そして、生徒たちの発達段階に応じ、義務教育の9年間を系統的なカリキュラムを構築し、どう指導していくのかが非常に大事なことだと私も思っております。生徒の発達段階での6年生という最高学年のリーダーシップ養成がどうなるのか、実際実践をしております学校で先生にお伺いした中でも、中1ギャップの対応はとれるが、リーダーシップの失われた部分は時間的経過が足りないのでわからない。かなりあると想定をしておりますということでした。確かに学業的に効果があるが、人間育成についてはわからないとのこともあります。そして、特別教室をふやすわけにもいかず、時間割りを作成するのが非常に難しい。特に、体育の授業は午後にしか組めないので非常に厳しい状況であるということでございました。私もこれは感じております。授業も、特別教室を使用する科目は選択制を取り入れているということでございまして、音楽や美術が早い段階で選択制になってきてしまうと。これは、特別教室そのものが小学校、中学校が一緒になった形になれば当然足りなくなってくるわけです。そうした中で、すべてをプログラムの中で、カリキュラムでやっていくにおいては非常に難しいということで、どうしても選択制でやっていくようにならざるを得ない。 私も文化活動をさせていただいておりますが、文化教育が早い段階でなくなってしまうというような影響を子供たちには与えたくないというふうに思っております。また、グラウンドの問題、プールの問題、プールにつきましては、小学校1年、それから中学3年の体格差を考えた形の中で水を抜くと、そういった対応をするというようなこともございました。それから鉄棒、それから図書館、図書館につきましては中の本もそうですが、高さの問題もあります。机、いすなど、小学校1年から中学3年まで体格差等をカバーしていくにはかなり無理があるようでありました。特に私が感じたのは、幼稚園、保育園で実際本物に触れさせようという形の中で、保育士たちが実際にできた木を使った机、いすを使い、また、おもちゃも本物の木を使って子供たちに本物の感触を体で覚えてもらおうと努力をしております。 そういった中で、私が見た現状では、ロボットのような折り畳みの、要するに1年生でも6年生でも対応できるような金具で伸縮できるようないすを使っておりました。確かに、1年生、3年生、6年生となっても高さにおいては、その伸縮で対応できるでしょう。しかし、体は高さ、上へだけ伸びていくわけじゃございません。横にも広がってまいります。ですからいすにつきましては、前へどれだけ伸びるのかと。この前へ伸びるということに関しては、技術的に不可能でございます。そういった形の中で、いすとかすべてそういったものをとらえた形のなかでも非常に無理がある。そういうことを実感いたしました。 市長は、さまざま状況を加味して、この小中一貫に魅力を感じ、公約にも入れ、教育委員会に検討を依頼したのだと思っております。このことにつきまして、2点お伺いしたいと思います。選挙公約での小中一貫への市長の思いをお伺いしたい。2点としまして、思いをどのように教育委員会に伝えたのかをお伺いしたいと思っております。 これで、私の一般質問を終わります。 ○議長(八木啓仁君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、八木邦雄議員の一般質問に回答させていただきます。 初めに、児童・幼児施策として児童館の位置づけのうち、兎山児童館事業を公民館でどのように行っているかについてでございますが、本年度は御厨公民館を使用し、主任児童委員等、地域の御協力をいただく中で実施してございます。例えば、10月8日には就学前の児童と保護者を対象としてマジックショーを企画しておりましたが、台風の接近によりやむなく中止とさせていただきました。また、11月28日に小学校1年生から3年生を対象とした英語教室「身近な海外の行事に触れよう」を実施いたしました。今後の予定といたしましては2月中旬には3歳から小学校3年生以下を対象とした「演じてみようパペットシアター」を計画してございます。 次に、ボランティアグループへの活動支援についてですが、地域において地元の子供たちを対象としたボランティア活動は、地域コミュニティーの場づくりとして重要であると考えますので、活動内容、目的、趣旨などを確認させていただく中でさまざまな支援の方法について検討してまいります。 次に、市内児童館の施策の位置づけですが、児童館は児童厚生施設として児童の遊びの環境づくり、豊かで楽しい遊びを体験させるための活動を行ってきました。幅広い年齢間の交流、児童の居場所づくりや、遊びを通じた子供の発達、地域における子供の生活など、さまざまな視点において今後も役割を果たすことができると考えており、児童館は本市において子育て支援の施設として重要であると認識しております。 次に、福田及び豊岡児童館の耐震性についてですが、福田児童館は建築基準法改正後の建築のため問題はございませんが、豊岡児童館は耐震診断においてランクⅢ、耐久性は劣るので、被害を防ぐための補強は必要と診断されたため、今後は周辺施設内への移転等を検討していきたいと考えております。 次に、小中一貫への想いについてですが、議員時代にも申し上げてきましたとおり、小中学校が同じ教育観のもと9年間を見通した継続指導ができ、中1ギャップの緩和につながるなど、教育的な効果が期待されることから、大いに研究することが大切であると考えております。教育委員会に対しましては、子供たちの心の面や、学力の面において効果があり、教員の資質向上にもつながると認識しているので、ぜひ積極的に研究してほしいと伝えてございます。 以上でございます。 ◆9番(八木邦雄君) 御答弁ありがとうございました。 児童館につきましては、ひとつよろしくお願いをしたいというふうに思っております。 それから、小中一貫教育につきまして思いの部分に関しては、6月議会で高梨議員に答弁をされた部分と全く同じで、私はもっと本質的な部分での答弁を願いたいというふうに思っておりましたが、これ以上質問をしても同じ回答だというふうに思われますので、それにつきましてではなく、この市長におかれましては、小中一貫校を考えているのか、それとも小中一貫教育校を考えていらっしゃるのか、どちらかを考えているのかお伺いをしたいと思います。 以上です。 ◎市長(渡部修君) 1点目の児童館については御質問ではないようですので答弁はいたしません。 2点目の小中一貫教育についてですが、あくまでも小中一貫教育でございます。 以上でございます。 ○議長(八木啓仁君) これにて通告による一般質問を終結します。 ○議長(八木啓仁君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 あすは午前10時から本会議を再開し、議案に対する質疑を行いますので報告します。 ○議長(八木啓仁君) 本日は、これにて散会します。   午前11時22分 散会...