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  1. 伊豆の国市議会 2018-03-12
    03月12日-05号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成30年  3月 定例会(第1回)          平成30年第1回(3月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第5号)                    平成30年3月12日(月)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(17名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  小澤五月江君    11番  梅原秀宣君     12番  柴田三敏君    13番  三好陽子君     14番  田中正男君    15番  後藤眞一君     16番  古屋鋭治君    17番  天野佐代里君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長      渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長   萩原智至君 まちづくり         杉山義浩君    市長戦略部参与  森島 浩君 政策監 総務部長    名波由雅君    危機管理監    青木一雅君 市民福祉部長  小林泰裕君    市民福祉部参与  井口 馨君 福祉事務所長  相川 健君    経済環境部長   岡本 勉君 観光文化部長  半田和則君    都市整備部長   杉山 清君 都市整備部参与 戸栗一泰君    会計管理者    菊池友宏君 教育部長    山本昭彦君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  藤井惣雄     議会事務局次長  増島清二 議会事務局係長 西島裕也     書記       横峰隆志 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(天野佐代里君) 皆さん、おはようございます。本日はご苦労さまです。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから平成30年第1回伊豆の国市議会3月定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は、引き続きFMいずのくにの生放送となります。 本日一般質問を行う議員名は、発言順に、1番目は久保武彦さん、2番目は三好陽子さん、3番目は田中正男さん、4番目は森下茂さんの順です。 本日、質疑応答の発言を行う方は、できるだけわかりやすい言葉で簡潔な質疑応答に心がけていただくようお願いを申し上げます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(天野佐代里君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(天野佐代里君) 日程第1、一般質問を行います。 質問は受け付け順に発言を許可します。申し合わせにより再質問は一問一答方式であり、発言時間は再質問を含めて40分以内とされております。通告時間内でお願いいたします。 なお、質問通告時間の残りにつきましては、残時間表示計に表示されますのでご承知おきください。また、終了3分前と1分前にはベルにて残り時間をお知らせいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △久保武彦君 ○議長(天野佐代里君) 最初に、7番、久保武彦さんの発言を許可します。 7番、久保さん。     〔7番 久保武彦君登壇〕 ◆7番(久保武彦君) 皆さん、おはようございます。 議長より発言の許可をいただきましたので、これより通告書に従って質問をいたします。 きょうは3日目ということで、皆さんお疲れだと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 それでは、1番目、宿泊を意識した観光客の誘致についてということです。 1月13日から1カ月間、おんぱくが実施されました。非常にすばらしい催し物だったと思っております。回を増すごとに盛況になればいいなというふうに感じているところです。また、4月からプレデスティネーションキャンペーンが3カ月間にわたり実施されます。既にこのことについては、前回の定例会でも取り上げられた事柄であり、また、今回の定例会でもいろんな方が取り上げております。このチャンスを使い、本市の観光事業の発展を図りたいところですが、伊豆の国市は交通環境の発達に伴い、観光客が市内を素通りすることが多くなっているように感じます。伊豆長岡温泉を中心とした宿泊客の増大には、余りよい状況にないように感じられます。反射炉を訪れた人が、長時間過ごせるような工夫を考えることが必要なのではないでしょうか。 そこで、次のことについて質問します。 (1)伊豆長岡駅から反射炉までの道筋に屋台村などをつくり、農作物や手づくり小物類などを販売する施設を設ける等の計画はありますか。 (2)伊豆長岡温泉街の活性化のために、温泉街の一方通行規制などの工夫を考えておりますか。 (3)JRのように伊豆箱根鉄道との協力による集客策はありますか。 (4)プレDC期間中の特別イベントの企画はありますか。 2番目です。 インターハイ、東京2020オリンピックパラリンピックにおける宿泊等の受け入れ対策についてです。 ことしの夏に自転車競技のインターハイサイクルスポーツセンターで開催されます。また、東京2020オリンピックパラリンピック自転車競技においても同施設で開催されることが決定されております。 会場までのアクセスは、伊豆の国市からの県道19号伊東大仁線か、または修善寺からの県道80号熱海大仁線の2本です。自転車競技の場合は、選手団はほぼ自動車で来場します。伊豆縦貫道、伊豆中央道から大仁中央インターチェンジを利用することが考えられます。また、自転車での来場もふえることになりそうです。そのため、車と自転車の事故に対する安全対策を市としても考えるべきだと思います。 また、宿泊客としては4泊、5泊の連泊になると考えられます。開催期間中に伊豆の国市でも宿泊は十分あると思いますが、リピーターを意識した対策を考えることが必要なのではないでしょうか。 そこで、次のことについて伺います。 (1)自転車を利用した観客や選手がふえることが予想されますが、田中山、浮橋などを通過する自転車専用道路の整備などの計画はありますか。 (2)自転車競技関係の宿泊客に対する受け入れの計画などは考えられていますか。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。 一般質問3日目です。よろしくお願いいたします。 久保議員のご質問にお答えします。 初めに、1、宿泊を意識した観光客の誘致についてのうち、(1)伊豆長岡駅から反射炉までの道筋に屋台村などの販売施設等を設ける計画であります。 韮山反射炉が世界文化遺産として認定され、これまで多く方に訪れていただいておりますが、市内の回遊性の向上や滞留時間の延伸については、まだまだ取り組みを進めていかなければならないものと感じております。 本市において、屋台村等を設置する計画はございませんが、ご提案の内容は、周辺地域のにぎわいづくりや滞留時間の延伸に大いに寄与するものであり、お祭りなどで見られる露店に関しては、道路使用許可により可能となる場合がありますので、ご商売をされる皆さんを中心に広がっていただければ、大変ありがたいものと考えております。 次に、(2)伊豆長岡温泉街の活性化のための一方通行規制等の工夫についてであります。 これまで温泉場振興会や旅館、市民が中心となって運営する温泉場お散歩市、昨日は2周年ということで大変にぎわっておりました。この温泉場お散歩市が定例的に開催され、出店も増加したことから、大変にぎわいを見せております。しかしながら、その規模が大きくなりますと、来訪者の交通事故が心配されるところであります。 路上を利用したイベントなどを開催する際には、公共交通との調整が必要でありますが、主催者により道路使用許可を申請すると、一定の条件を満たすことで一方通行化や通行どめが可能であると伺っております。規模や内容によっては検討が必要になるかと思われます。 次に、(3)伊豆箱根鉄道との協力による集客策についてであります。 伊豆箱根鉄道とは、三島市、伊豆市、函南町と本市において駿豆線沿線活性化協議会を組織し、公共交通網の活用、沿線地域の活性化や誘客について、協議や連携した活動を行っております。 具体的には、同協議会においてホームページを開設し、観光情報、イベント情報、沿線の桜の開花情報などを発信しております。 また、JRさわやかウォーキングを通年開催しております。昨日もこの千歳橋を周辺に、周辺大変な人が歩いておりました。これも恒例となっておりますけれど、もっともっと盛んにしていただきたいなと思っております。 次に、(4)プレDC期間中の特別イベント企画についてであります。 人間国宝、野村万作氏による狂言の世界遺産ステージは、本市の特別イベントであり、本市が所属するDC沼津・中伊豆部会のメーンとしておりますが、当該部会のテーマが「歴史・伝統文化」であることから、ステージの設置期間中の活用として、地域に根差した伝統芸能などの出演が可能となるよう提案してまいりたいと考えております。 次に、2、インターハイ、東京2020オリンピックパラリンピックにおける宿泊等の受け入れ対策についてのうち、(1)自転車利用者のための自転車専用道路の整備の計画についてであります。 田中山、浮橋などを通過する自転車専用道路の整備の計画は現在のところございません。 なお、静岡県は、東京2020オリンピックパラリンピックの自転車競技の県内開催を契機に、「国内外のサイクリストの憧れを呼ぶ聖地“ふじのくに”」の実現を目指した取り組みを始めており、伊豆地域では、安全で快適なサイクリング環境の向上のため、主要なルートの車道上に矢羽根型路面標示の設置を進めております。この矢羽根型路面標示は、自転車の通行位置を明示し、ドライバーに自転車の通行を注意喚起するための青色の路面標示であります。 市内では、会場につながる主要地方道伊東大仁線で整備が行われる予定であります。 次に、(2)自転車競技関係の宿泊客に対する受け入れについてであります。 ことしの夏に伊豆市で開催されるインターハイと、2020年に開催される東京オリンピックパラリンピックで、選手及び大会関係者等が、当市内のホテルや旅館等に宿泊することは十分に考えられます。インターハイの宿泊は、公式スポンサーである企業が宿泊の手配を行っていると聞いております。また、東京オリンピックパラリンピックについては、現在、宿泊受け入れの要請はありませんが、今後、東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会東京オリンピックパラリンピック自転車競技静岡開催推進委員会等から要請があった場合は、宿泊受け入れの対応をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 通告による質疑答弁が終わりました。これより再質問を許可します。 7番、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 どうもご答弁ありがとうございました。 順番に従って伺っていきたいと思いますけれども、まず、1番の(1)ですけれども、反射炉から長岡駅までの通称カノンロードと呼ばれている道筋に、私の提案は、何か住民の方々が販売できるような施設の場所を設けたらどうかということであります。それによって、駐車場等は反射炉の駐車場を使うにしても、あそこからある程度歩いて、買い物に来られるというようなことを考えてはどうかというようなことを思っているわけですが、あそこは県道ということなので、そういう場所を設置できるような場所というのは、想像というか予定ではないですね、想像がつきますでしょうか。ちょっと伺いたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 久保議員ご指摘のとおり、長岡駅から反射炉までですと、距離が長いということがあります。それとあと、反射炉に来るお客様は、観光バスですとか個人の車で来る方が多いので、仮に屋台等を設置するんでしたら、反射炉周辺になろうかと思います。どこと言われると難しいところですが、今、仮設駐車場で使っているああいうところだったらやることも可能ではないかと考えております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ありがとうございました。 私もそうかなとは考えていたんですけれども、ただ、先日、私、コンビニのところで駐車場にいたところ、長岡の駅のほうからやはり観光客の方が来られて、そのコンビニのところでもう既に迷っていたんですよね。コンビニの駐車場にいた人に場所を聞いているというところもありました。それは、やはりまだまだ道筋であるとか、あるいはにぎわいであるとか、そういったものが足りないのではないかなというふうに思っております。 ある施設を立派な建物をつくってしまうということは、なかなか難しいことだと思うので、例えば近所の住民の方々が、簡単に言えばテントのようなものを出して、ちょっと売ってみると。あるいは、軽トラックで来て、荷台でそのまま販売するというようなことは考えられるんでしょうか。それで、住民の方々は、そういう手段というのをやるときに、どういう手続をしたらいいのかというのがなかなかわからないと思うので、そういったところももしお答えできればお答えいただきたいと思いますけれども。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、観光文化部長
    観光文化部長(半田和則君) その出店の手続等は確認しておりませんが、自分の敷地内で農産物等の販売をするというのは可能ではないかと考えております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ありがとうございます。 実は、私も知り合いに西浦のミカン屋さんがありまして、そこから仕入れて、ミカンを家の前で本当に安く売っているんですけれども、買い手はいないんですけれども、そういう手続というのはなかなか一般の方にはわからないといいますか、そういう手段を教えてといいますか、相談に乗れるということを考えていただけたらなというふうに思っております。 それから、反射炉から江川邸、それから城池、それから蛭ヶ島の遊歩道が設定されているわけですけれども、私もそこへ行ってみました。そうしたら、実は私、迷いました。看板が小さくて、ちょっと上のほうについているのが多くて見過ごしてしまうといいますか。自分が知っていた遊歩道だなというふうのとはちょっと何ていいますか、曲がった道路というか、別の道だったりすると、自分に先入観があって迷ったのかもしれませんけれども、あの遊歩道の看板というか案内板といいますか、そういったものをもう少しわかりやすくするということはできるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 江川邸から反射炉の間の遊歩道ですが、いわゆる坦庵公思索の道、こちらの整備につきましては、韮山反射炉が世界遺産認定されるに伴い景観に配慮して必要最小限で整備しております。ふだん、担当者が車、中には歩いて現地の確認をした職員もいます。どうしても職員ですと、思索の道のルートを知っていますので、その看板が見えにくいのかもしれませんけれども、たどり着いてしまうというのがあります。久保議員が迷った箇所をお教えいただければ、職員にまた確認させたいと思います。 それから、最近ですが、観光まちづくりワークショップのほうから発足しました市民による花のおもてなしプロジェクトの市民グループによっても看板設置が今進められているところでございます。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ありがとうございます。その歩いた際に、あれ岩戸ですかね、岩戸から江川邸に行くまでの途中がちょっと道幅が狭くて、草木が生い茂っているようなところもあって、ああいうところももう少しきれいにしてもらったらいいかなという感じを受けました。そういうところの整備をやはり時間はかかると思いますけれども、ぜひやっていただきたいなというふうに思います。 次に、伊豆長岡温泉街の一方通行の件ですけれども、きのうも私、朝市といいますか、行ってきました。非常ににぎわっていて、1年前に比べると相当出店数もふえて、来客されている方も多いなという感じを受けました。 ただ、やはり先ほどの答弁にもありましたように、路線バスが通ったりとか、あるいは住民の車が通ったりとかということで、少し安全対策としては不十分かなというふうに思います。やはり道路のことですので、すぐ一方通行にということはならないかもしれませんが、できれば時間制限、いわゆるスクールゾーンのように時間制限を設けて一方通行にするということは可能なんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 今回の朝市で可能かどうかと言われると、ちょっと確認しないとわからないんですが、実はあやめ祭りには、時間帯の通行規制を警察に届けて、許可を得ております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 あやめ祭りのときは一方通行と、もう通行どめになっているという感じで私も知っているところですけれども、やはりせっかく旅館組合の方とか、あるいは商業者の方がせっかくあそこでやってくれているというところで、やはりできることならば時間制限でも何でも一方通行にして、安全対策をして、やはり観光に来た方々が、あそこである程度それを楽しむというようなことをやっていただければ非常にありがたいなというふうに思います。ぜひその辺をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 久保さん、少々お待ちください。今、補足の答弁を。 では、答弁者、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 久保議員のほうでお散歩市の状況を説明していただきました。確かに、2年目になりまして出店数のほうも倍になり30店舗ぐらい今出ている状況でございます。そして、市民だけではなくて、宿泊者の方もそちらに寄るということの環境で見ると、確かに私も何回か寄らせていただきましたが、バスが通ったり交通の段階でちょっと危険だなという部分をつくづく感じております。 ただ、今その実行委員会の方々のご努力もそうなんですが、市長のほうも直接南山荘のほうの所有者の事業者さんのほうにも出かけまして、実際にその事業者の方にご協力を仰ぎ、そしてまた地域の住民の方、また実行委員会の方々のご努力によりまして今のような状況になってきている状況があります。そして、今南山荘の中も実は一部お借りさせていただいている状況でございます。 ですので、今後もっともっとお散歩市が盛んになっていく中で、やはり中に引き込むということで、例えば南山荘の中の施設の中、また庭園、それから今山田屋のほうも新しい開発をしていまして、その企業者のほうのご協力もいただきながら、使えるスペースのほうも確保できるということもありますので、そんな意味では今後、街道から中に引き込むという部分の発展性ということも当然十分考えられますので、そんな形でその安全管理の中ではその一方通行の関係もございますが、中にお客様を引き込むという部分、そして安全なところでもってゆっくり楽しんでいただくという部分も考えていきたいなと思っています。それにつきましては、実行委員さん、またうちのほうの市のほうもあわせて今後も協力させていただきたいと思っていますので、その辺ご理解いただければと思います。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 どうもありがとうございました。私もきのう南山荘のロビーのほうまで入りまして、見させていただきました。庭のほうも非常にきれいに整備されていて、心地よい思いをしたところを覚えております。中のほうに入れるというのは、非常によい案だなと思いまして、ただ、所有者がいることですので、なかなか前には進まないのかもしれませんけれども、ぜひその辺の努力をしていただいて、住民の方あるいは観光客の方が安心て、そして雨の日でも楽しめるというようなところでこれからやっていただければありがたいなというふうに思います。 それから、4番目ですけれども、プレDC期間中に特別イベントというのが、ちょっと私がインターネット等で見たところだと、JRのほうは例えば静岡市のほうへ特別列車を出すとか、いろいろイベントに合わせて、静岡まつりに合わせて列車を出すとかというようなことをやるようですけれども、伊豆箱根鉄道、私鉄ですので、そういうことはなかなか難しいのかなとは思いますけれども、まだ来年度もあると思いますので、そういうような企画というのは今後考えられるんでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) JRによるデスティネーションキャンペーンでございますが、当然、伊豆箱根も会議等には出席しておりますので、そういう中で伊豆箱根とまた話をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 4月ということで桜の時期というのもありまして、大体のところがその桜に合わせてそういう特別列車みたいなのを出すというようなことを考えているようですけれども、本市にも狩野川公園ですか、桜の、あの伊豆中央高校の前あたりの。あそこらも非常にきれいな桜が咲きますし、ああいうところにやはり誘致というかお客さんが行きやすいようなプランというものを立てて、やってもらいたいなというふうに感じているところです。また、そういう事柄もぜひ企画していただいて、なるべくPRしていたければありがたいなというふうに思います。 ○議長(天野佐代里君) それでは、久保さん、お待ちください。今、補足の答弁を。 では、答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) ちょっとお話をさせてください。 この桜につきましては、大変危うくなっている河津桜ということで、昨日テレビ、これはBSのほうですけれども特集をしておりました。随分長い1時間用の番組でした。その中で非常に感動しましたのは、河津の観光協会の会長さんが、これまで100万人、300億、これ伊豆半島全体と思いますけれども、これだけの経済効果があった。これは河津だけにとどまらずに、伊豆半島全体の桜としてやっていくほうがよいのではないか。河津川のほとりに桜を植えるのはもう無理なこと。そして、桜50年、60年の命だから河津桜もおしまいとは言わないけれども、これ以上のことは望めない。だから、河津に固執することなく各地で広めていけばいいのではないかという、これは卓見だと思いました。こういう気持ちで伊豆半島全体の花の半島をつくっていくというように考えていくことが大切でありまして、この当地でも城山桜もありますし、青野川沿いの桜、それから戸田村井田に物すごい河津桜を植えてあります。これ、伊豆全体で考えた花の半島づくりということをやっぱり考えていくことが望ましいのではないかと、そのように河津の観光協会長もおっしゃいました。私もそういう形でやっていくことが大切ではないかと思っております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 その番組、私も見ました。同じように思いました。やはり桜の木が古くなって、だんだん衰えていくということで、植えかえが難しいよというそういうところだと思います。やはりこういう事柄というのは、行政だけでやっていくということではないと思うので、やはり周りの方々の協力が必要だなというふうに思います。 続いて、2番目のインターハイ東京オリンピックパラリンピックについての質問ですけれども、1番、自転車が非常にふえる、自転車で来客する方が非常にふえるということで、いわゆる亀石道路と呼ばれている道を車と自転車が往来するということで非常に危険だというふうに感じております。そのためには、ある程度自転車の優先道路というものを市としても考えて、そちらを通るような方策というものをやったどうかということで、そこに少し提案させていただきました。 大仁の立花から田中山のほうに上りまして、途中田中山分校もありますし、田中山公民館のところへ出まして、それから浮橋へ抜けるんですけれども、浮橋には温泉もありますし、それから浮橋の活性化のためにこの間、きのうですか、きょうですか、新聞に出ましたけれども、浮橋そばが新認定されたということでそういう事柄もあります。もう少し足を延ばせば奥のほうに市民の森公園もあります。そういうところを生かすためにも、そういう自転車を使った客に対してそういう専用道路をつくる計画というものはできないものなんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) 浮橋、田中山を通過する自転車専用道路の整備計画というもの、そういう形では今のところありませんけれども、私も15年前、県議会議員にさせていただいたときから、ここは幻の県道と申しまして、ここから函南駅までこの道を通しましょうという計画があるにはあったんです、その前に。ところが、これはどんなに考えてもなかなか進まず、縦貫道という大変大きな仕事に今なっておりますので進んでおりません。 しかしながら、私もこれはしつこくやってまいりまして、何とかおっしゃるように浮橋の市民の森、その他とてもすばらしいところでありますから、これを日通の、昔、富士見ランドと言いましたあそこまで通したいものだというすごい努力はしてまいりました。それで、ところどころに自動車が、車がかわれるようなところを今つくっておりますし、少しずつ進んで、市民の森近くまで広がっているんです、道路が、そういう今状況であります。 しかし、ここはこれからまだまだ私は希望は捨ててはおりません。自動車専用道路となるには、またそれなりの大変なプロジェクトで進めていかなければなりませんけれども、イースポのほうで、イースポというのがありまして、これで伊豆マラソンにかわり伊豆100キロマラソンというものを今提唱し、計画段階に入っているわけです。それが何と、これはマラソンですけれども、反射炉を横に見て、この山に上がりまして、それから浮橋のほうに出ていくというこういうコースも挙がっているわけであります。 諦めるわけではございませんけれども、実はこの自転車道路を提唱された方々は、今までにも随分おられまして、やるべきだということでしたけれども、オリンピック自体がなかなかはっきりしたことができていない現在は難しかったわけです。市民の皆さんが、この自転車専用道路を何としてもやりたい、やりましょうというお気持ちがまず必要ではないかと思っております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ありがとうございました。私もその韮山反射炉のところから、にらやまカントリーのほうへ抜けていく、そして浮橋へ抜けるという道路がありますけれども、そこが非常に走りやすい、自転車でも車でも走りやすい道路なんですけれども、そちらを使ったらどうかなというふうな考えは持ちましたけれども、ただやはりゴルフをやる方々は結構走りますので、自転車との交通事故が心配されるということで、きょう言ったような立花のほうから上ったらどうかという提案をしました。まして、田中山分校等もありまして、あれも今眠っている状態なんですけれども、ああいったものもある一定の施設として活用できるんではないかという考えを持ったからであります。 ぜひ、またそういうことも考えながら、オリンピック期間というのは短いんですけれども、いわゆる自転車の国にしたいという意図もあるようですので、ぜひそういう長年使えるような自転車コースというものも考えたらどうかなというふうに思います。 それでは、次の自転車競技に対する宿泊客の受け入れということで、現在その自転車をとめるための施設というのはあちらこちらで見られるようになりました。ちょうど木でつくった馬みたいなやつなんですけれども、あれは今後どのぐらい整備する予定でいるのでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) ラックの話だと思いますが、そちらのほう平成28年度に市内8カ所、それから今年度で8カ所新規しております。市内には計16カ所主要施設に設置しております。 今後につきましては、必要と思われる施設があれば順次ふやしていきたいと考えております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) ありがとうございます。久保です。 自転車の方、私も高校の自転車部の顧問をやっていたものですから、ある程度知っているつもりでいるんですけれども、自転車の子というのは結構いろんなところへ、どこへでも自転車で行くものですから、駐輪場所といいますか、それであれにはいわゆるスタンドがついていないものですから、そういう施設が非常に必要だというふうに感じております。ぜひその辺を意識しながら、整備のほうに当たってもらえればありがたいなというふうに思います。 今回の質問は、やはりDCやオリンピックパラリンピックが非常に伊豆の国市にとってチャンスだという部分でいろんな方々もそれを意識して質問しているかと思います。 ただ、これは行政の方々だけでやれる問題ではないので、先ほども話に出ましたけれども、やれる問題ではないので住民の方々に協力してもらわなければいけないということで、ぜひ行政の方々にはそのリーダーシップを発揮していただいて、住民の方々が協力しやすいような相談場所であるとかシステムであるとか、そういったことを考えてもらえれば非常にありがたいないうふうに思います。伊豆の国市が一丸となって、そういうこのチャンスを3年間続くわけですから、チャンスが続くわけですから、その3年間の間にぜひ全国に伊豆の国市ありというようなアピールができればいいかなというふうに思います。 最後に、もう一つですけれども、伊豆箱根鉄道と協力して、私、前から思っていたんですけれども駅に伊豆の国市という名前をつけることは無理なのか。例えば三島は三島田町とか三島二日町とかという名前になっているわけですね。例えば駅名を変える必要はないんですけれども、例えば原木の前に伊豆の国市という名前を入れてもらうということはできないんでしょうかね、ちょっと伺いたいですけれども。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) ご提案ありがとうございます。まだそういう、ちょっと考えたこともなかったものですから、いろんな伊豆箱根鉄道さんとも会合を持っておりますので、折に触れてちょっとお話をしたりとか協議をさせていただきたいと思いますが、すみません、今の段階では、ちょっとすみません、今そんな発想がなかったものですから申しわけありません。そういう中で検討をさせていただければと思います。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、久保さん。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ありがとうございます。すみません、突拍子もない質問をいたしまして。ただ、前々からそういうふうに思っていたものですから、ぜひ伊豆の国市というのを知ってもらいたいという思いでお伺いしました。 以上で終わります。 ○議長(天野佐代里君) これにて7番、久保武彦さんの質問を終了いたします。--------------------------------------- △三好陽子君 ○議長(天野佐代里君) 次に、13番、三好陽子さんの発言を許可します。 13番、三好さん。     〔13番 三好陽子君登壇〕 ◆13番(三好陽子君) 議席番号13番、日本共産党の三好陽子でございます。 2018年第1回定例会に当たりまして、1、市長の施政方針について、2、こども医療費について、3、旧大仁市民会館跡地についての3点につきまして市長並びに関係当局に一般質問をいたします。 1点目の質問は、市長の施政方針についてであります。 去る2月21日、小野市長2期2年目となる平成30年度施政方針が出されました。その冒頭で2期目の市政のかじ取りを担った昨年4月からの10カ月間で主に進捗した事業実績を挙げました。次に、平成30年度の経済見通しについて、経済の好循環が進展する中で民間の需要を中心とした景気回復が見込まれるとし、当市においても微増ではあるが個人市民税、法人市民税の増収が見込まれていることから、やっとアベノミクスの効果の兆しが見られるものと受けとめているとの見解を示した上で、新年度予算を「今がその時!新たな一歩予算」と名づけ、第2次伊豆の国市総合計画7つの基本方針に沿って施策を行っていくとの施政方針を述べられました。 平成30年度は、引き続き広域廃棄物処理施設、新火葬場、新し尿処理場の整備を初めとして、道路や交差点の改良、橋梁長寿命化、私立認定こども園化補助、保育園耐震化など新規事業、拡充事業も多く、予算の総額は187億2,000万円で過去最大規模となっています。少子高齢化が進む中、当市も人口減少が進んでおり、課題は山積しています。 そこで、施政方針についてもう少し深める立場で以下の質問をいたします。 (1)平成30年度の重点施策は何ですか。 (2)2つ目の基本方針「伊豆の国市にしごとをつくる」について。 ①創業等支援事業、宿泊業就労支援、6次産業化・地産地消の推進、韮山中央農道拡幅改良、住宅・店舗リフォーム助成などを挙げておりますが、既に実施している事業の効果はどうであったんでしょうか。 ②平成30年度は、どのような効果を見込んでいるでしょうか。 (3)3つ目の基本方針「伊豆の国市に新しいひとの流れをつくる」について。 ①移住定住促進、若者Uターン促進、デスティネーションキャンペーン、東京オリンピックパラリンピック推進などを挙げておりますが、既に実施している事業の効果はどうであったでしょうか。 ②特に若者Uターン、若者定住は効果を期待するところであり、積極的な取り組みをすべきと思いますが、秘策はあるでしょうか。 2点目の質問は、こども医療費は高校卒業まで無料についてです。 この件につきましては、先週8日木曜日、梅原議員が、9日金曜日、古屋議員が同様の質問をいたしましたが、通告どおり質問をさせていただきます。 静岡県は、各自治体が行っているこども医療費助成事業に対し助成を行っております。このほど県は10月から高校生まで助成対象を拡大することを発表しました。私はこれまでも安心して子供を産み育てられる環境の整備を積極的に取り組む必要があるとして、その1つとしてこども医療費は高校卒業まで無料にすべきと申し上げてきたところです。県の助成拡大に連動して、当市も対象年齢を高校卒業まで引き上げるべきと思います。 そこで以下の質問をいたします。 (1)県のこども医療費助成制度の内容についてお聞かせください。 (2)市は現在、中学卒業まで入院・通院とも無料でありますが、総支出額、うち県費補助額についてお聞きします。 (3)高校卒業まで無料とした場合、総支出額、うち県補助額は幾らになりますか。 (4)高校卒業まで無料にする考えについてお聞かせをください。 3点目の質問は、旧大仁市民会館跡地は、大仁警察署の移転先ではなく市民のために保有すべきについてです。 耐震不足の大仁市民会館は、昨年3月末で閉館となり、その代替は旧大仁高校を県から借りて改修し、大仁くぬぎ会館として昨年4月から市民に利用されているところです。昨年8月、県警本部長から旧大仁市民会館跡地への警察署設置に関する検討依頼があったとの報告を受けました。公共施設再配置計画検討委員会で、各諸団体等の意見を聴取して、検討した結果、市としては最適地として考えられるので、前向きに検討したいとの考えが示されています。 昨年3月ごろから、市民の中で旧大仁市民会館を耐震化して使えるようにならないか、跡地はどうなるのかとの声や大仁警察署の移転先になるとの話もささやかれるようになり、売らないでほしいなどの声が多く寄せられ、私はこの間、一般質問などで何度か市民の声を届けてきました。しかし、当局は市民からこのような意見があることを承知しつつ、方針を変える答弁はありません。今月末までに決定する公共施設再配置計画の中に旧大仁市民会館を含む跡地活用計画が盛り込まれます。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)旧大仁市民会館の跡地について、市有地としての価値をどのように捉えていますか。 (2)1月14日、17日の両日、市内3地区で行った公共施設再配置計画検討委員会案の市民説明会で、この件について参加者から意見が出されましたが、その内容と受けとめについてお聞かせください。 (3)公共施設再配置計画案を見ると、大仁地域から公共施設のほとんどがなくなってしまいます。市民の利便性や地域の活性化から考えて、3地区の公共施設の配置バランスも考えるべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 (4)県警本部からいつまでに回答を求められているのでしょうか。 (5)地域の方々や旧大仁市民会館を利用していた方、現在くぬぎ会館を利用している方など多くの市民は、警察署も大事だが、利便性のよいこの土地は市有地として残して活用したいとの意向であります。市民の意見や要望に真摯に応え、市有地として残すことに方針転換すべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 三好議員のご質問にお答えします。 初めに、1、市長の施政方針についてのうち、(1)平成30年度の重点施策についてであります。 平成30年度は、社会資本整備のための予算を重点と位置づけます。 継続事業といたしましては、新火葬場の造成工事、韮山中央農道拡幅改良工事などがあります。また、伊豆市との一部事務組合での事業になりますが、着々と進められている広域廃棄物処理施設整備もあります。 新規事業といたしましては、新し尿処理場建設に係る各種調査業務、深沢橋かけかえ事業に向けた測量調査業務、田京駅前交差点改良事業における道路拡幅用地取得などがあります。 そのほか、私立保育園の認定こども園化整備に係る補助金、東京オリンピックパラリンピック柔道競技事前合宿地としての環境整備、伊豆の国市をPRし、誘客につなげる静岡デスティネーションキャンペーン推進事業も平成30年度当初予算の特徴として挙げられます。 次に、(2)「伊豆の国市にしごとをつくる」についてのうち、①既に実施している事業の効果についてであります。 第2次伊豆の国市総合計画の中では、本市の将来像の実現に向け、まちづくりの基本方針2「伊豆の国市にしごとをつくる」ことが定められております。この基本方針2では、施策の大綱として地域を支える人材の就労支援、地域特産品の競争力の強化及び地域産業の活性化と新たな雇用の創出の3つがあります。 例えば、地域を支える人材の就労支援について述べますと、伊豆の国市創業支援事業計画のもと、創業を目指す者が、創業塾での研さんを終え、平成29年度中に6名の方が創業することになりました。 成果指標であるニューファーマーとして認定された就農者数の累計を最近5年間で見ますと、平成25年度が50人、平成29年度が67人と大幅にふえております。 今後も就労の場を確保するために、商工業者への支援や新規就農者への経済支援、農業基盤の整備などに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、②平成30年度の効果をどう見込んでいるかについてであります。 基本方針2の「伊豆の国市にしごとをつくる」の施策の大綱に位置づけられた事業として、平成30年度当初予算案に計上されたものは、韮山中央農道拡幅改良、そして創業等支援、それから宿泊業就労支援などがあります。これらを着実に進めていくことで、成果指標の達成が可能となり、副次的な定住の効果を生むのではないかと考えております。 次に、(3)「伊豆の国市に新しいひとの流れをつくる」についてのうち、①既に実施している事業の効果についてであります。 第2次総合計画では、まちづくりの基本方針の3として「伊豆の国市に新しいひとの流れをつくる」としております。施策の大綱として「移住・定住の促進」、そして「観光推進体制の強化と交流人口の拡大」及び「情報発信力の強化とおもてなしの充実」があります。 例えば「移住・定住の促進」について述べますと、本市の魅力を全国の移住希望者に向けて発信し、移住支援策や関連イベント等を紹介する移住定住支援サイトを運用するとともに、首都圏の移住相談会等への出展や移住体験ツアーの開催により移住者に直接PRを行っております。 成果指標は、5年間の社会動態数の平均の増加でありますが、総合計画が本年度からスタートしたため、最近5年間の状況で見てみますと、単年度の社会動態数は増減の振れ幅が大きいものの、ここ5年間の平均では、ややプラスとなっております。 また、成果指標の移住相談をきっかけとした移住者数につきましても、移住相談を始めた平成27年度が5人、平成28年度が6人、平成29年度が25人と着実に増加しております。これらのことはさまざまな要因が重なった結果であると思いますが、今後も移住希望者に対するきめ細やかな対応を実践し、移住者の増加につなげるため、効果的な施策を展開してまいります。 次に、②移住定住関連事業の秘策についてであります。 移住定住関連事業につきましては、その総合的な事業の効果は時間が経過しないとあらわれにくいと思います。しかしながら、先ほども述べさせていただきましたが、客観的な数値目標は徐々にではありますが、いい方向に向かっていると感じております。 今後は、既存のイベントなどへの出展や移住定住サイトなどによる情報発信や若年世帯への補助金交付などの事業に加え、Uターンを促進する事業など幅広く事業を展開してまいりたいと考えております。 秘策と言えるかどうかはわかりませんが、今後も既存の事務事業や考え方にとらわれず、常に事務事業を評価し、見直しをして、目的を効果的に達成するための改革を恐れずに実行していくことが秘策ではないかと考えております。 次に、2、こども医療費は高校卒業まで無料についてのうち、(1)県のこども医療費助成制度の内容についてであります。 県の現在の制度は、こども医療費助成事業を実施する市町に対する補助事業で、対象者は住所が県内にある保護者に扶養されている中学3年生までのお子さんであります。保険給付に該当する医療費が助成の対象で、保護者の所得制限、自己負担があります。自己負担は、通院が1カ月500円を4回まで、入院が1日500円であります。 補助率は財政力指数により異なりますが、当市は、入院については、乳幼児2分の1、小・中学生3分の1、通院については、乳児2分の1、幼児3分の1、小・中学生4分の1であります。 本年10月から予定されている県の制度は、現在、県議会において審議されておりますが、年齢を18歳までに拡大する以外は現行と同様で、補助率は、入院3分の1、通院4分の1となる予定であります。 次に、(2)市が実施している中学生までの医療費助成の総支出額、県補助額についてであります。 平成28年度の実績では、医療費が2億1,053万円、静岡県国民健康保険団体連合会への支払手数料が1,283万円で、合わせて2億2,336万円で、県補助金額は4,574万円でありました。 次に、(3)高校生まで無料とした場合の総支出額、県補助額についてであります。 高校生の医療費つきまして、中学生とほぼ同額と想定しますと、総支出額は約2億6,000万円となります。また、県補助金につきましては約5,200万円と試算されます。 次に、(4)高校卒業まで無料にする考えについてであります。 県は、少子化対策の一環としてこども医療費助成制度の対象を10月から高校生まで拡大する方針を打ち出しました。本市においても、できる限り県の方針に基づき医療費助成を実施する方向で検討してまいりたいと考えております。 次に、3、旧大仁市民会館跡地は大仁警察署の移転先ではなく、市民のために保有すべきについてのうち、(1)旧大仁市民会館跡地の市有地としての価値についてであります。 旧大仁市民会館跡地つきましては、面積が約6,861平方メートル、これは駐車場面積は除いてございます。6,861平方メートルで、地目は宅地であり、都市計画法上は大部分が第2種住居地域に位置づけられております。また、国道136号に接することに加え、伊豆中央道、国道414号、主要地方道伊東大仁線に近接するほか、伊豆箱根鉄道田京駅から500メートル以内の徒歩圏に位置する交通アクセスに大変すぐれた場所であります。 これらのことから、跡地につきましては、使用用途の範囲は広く、価値の高いものであると考えております。 次に、(2)市民説明会でこの件について参加者から意見が出されましたが、その内容と受けとめについてであります。 市民説明会では、大仁警察署の移転先ではなく、市庁舎や最大限市民に効果がある施設整備を検討してほしいというご意見を伺いしました。また、仮に大仁警察署の移転先とするならば、文化会館としての機能も複合的に組み込めないのかとのご提言をいただきました。 説明会でのこれらの貴重なご意見等につきましては、真摯に受けとめさせていただきますが、現在、庁議、これは部長会議でございます。庁議にて検討中である伊豆の国市公共施設再配置計画で、旧大仁市民会館跡地利用に関する市の基本的な考え方を取りまとめていきたいと考えております。 次に、(3)公共施設再配置計画案は、市民の利便性や地域の活性化から考えて、3地区の公共施設の配置バランスも考えるべきについてであります。 公共施設再配置計画策定検討委員会では、計画案の策定に当たり、その手順につきましては効率的・効果的な公共施設の再配置を行うため、既存公共施設の評価(現状)や今後のまちづくり施策を踏まえ、再配置のルールづくりを実施した上で取りまとめをいたしました。 この公共施設再配置計画案では、今後、多くの公共施設の削減と充実を予定するに当たり、再配置のルール等を踏まえた検討手順が定められているとともに、再配置の基本目標である延べ床面積の25%削減や経済性など多方面から検討されております。 私は、これらのことから計画案について市民の皆様のご理解をいただけるものと考えております。 本市は、合併後12年余りが経過しておりますので、公共施設の再配置は旧町単位の3地区のバランスという考えではなく、市全体を捉え、適切な位置に配置することが重要と考えております。 次に、(4)県警本部からいつまでに検討結果の回答を求められているのかについてであります。 平成29年8月31日付の静岡県警本部長からの依頼文においては、検討結果の回答期限についての記載はなく、特段求められてはおりません。 平成33年に開署を予定している湖西署の例を参考にいたしますと、湖西署は平成29年度中に用地取得をする計画でありますので、これを平成35年開署を目指している大仁署に置きかえますと、平成31年度に用地取得することになると考えられます。 なお、市では現在、平成29年度末の策定を目指し、公共施設再配置計画の協議を重ねており、この中で大仁市民会館の跡地利用についても盛り込む予定であります。 次に、(5)市民の意見、要望に真摯に応え、市有地として残すことに方針転換すべきではないかについてであります。 先ほど(2)のご質問でお答えしましたが、旧大仁市民会館跡地利用につきましては、市民説明会開催やパブリックコメント、また議員の皆様のご意見を真摯に受けとめさせていただき、現在、庁議(部長会議)にて検討中でございます。市の考え方について慎重に協議し、伊豆の国市公共施設再配置計画で取りまとめをしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(天野佐代里君) 通告による質疑、答弁が終わりました。 会議の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。再開は10時30分といたします。 △休憩 午前10時13分 △再開 午前10時30分 ○議長(天野佐代里君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き一般質問を行います。 これより13番、三好陽子さんの再質問を許可します。 13番、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 13番、三好です。 休憩前に私の質問に対して回答をいただいておりますが、少し再質問を順次させていただきます。 最初に、市長の施政方針についてですけれども、平成30年度の重点施策についての問いに対して社会資本の整備ということで幾つか挙げておられました。市長の施政方針の中にいぬ年のことを言っておられるところがありまして、いぬ年は守りの年とも言われておりますが、守るだけでは成長は望めません。攻撃は最大の防御なりの言葉のとおり攻めの姿勢をとっていき、伊豆の国市の発展に力を注いでまいりたいとお考えを述べられているとおり、私もあの予算を見たときに、今年度は新規事業、拡充事業がすごく多いなというふうに感じました。そのとおり予算総額が市になって過去最高の187億2,000万円と。 当初からここまで膨らんだのは本当に初めてで、例年ですと1年間を通して必要になってくる補正予算もありまして、7億円ぐらい補正をするような、年によって違いますけれども、7億円程度の増額予算となっているのがこれまでの例でしたけれども、当初からこの過去最高という金額にこれだけの盛りだくさんの事業があれば、これぐらいになるというふうには思うわけですが、その一方でこの1年間、財政は大丈夫なのかと、財調の残り、大丈夫なのかというふうに少し感じているところなんですけれども、重点施策というところに積極的にやるということはよろしいんですけれども、財政的な点での不安というのかな、そういったことはどうなんでしょうか。その点について最初に少し伺っておきたいと思うんですけれども。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(萩原智至君) 財政的な不安ということは、確かに言われるとおりのところもあるかもしれませんけれども、今まで何ですかね、この基金をある程度ためてきたという理由の一つとしても、やはりこの大型事業が目の前に迫っているということもございましたので、その分を今までためてきたというとちょっとあれかもしれませんけれども、そういった面があるかと思います。 これから建設事業がちょっと続くということもございますけれども、その中で有利な起債等も使って、当然合併特例債とかを使ってやっていくわけなんで、当初の初期費用の市が当初に負担をする分としては、わずかである程度済むには済むんですが、その後の市債等の当然お金を返していかなきゃならないということは、長期的にわたってやっていかなきゃならないという面で、やはり長期で返していく中で、やはり市の財政もちょっとスリムにやっぱり徐々にはしていかなきゃならないと思っております。 以上でございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 13番、三好です。 平成30年度につきましては、公共施設の更新が重なっているという点で、少しここで起債等がふえるのは時期的に重なったということで仕方のないことだというふうには感じております。 そういう中で、市と財政のほうでは有利なもの、有利な交付金、補助金等の活用や地方交付税措置されるものなどを非常に研究して、そういうのも活用した内容になっているなというふうには感じております。 それで、施政方針で7つの基本方針を掲げていますけれども、私はどれも重要だとは考えているところですけれども、市民の皆さんからの声からしても、私としてもその7つの基本方針の中でも特に今回(2)と(3)で質問しています「しごとをつくる」「ひとの流れをつくる」ということは非常に重要な施策だというふうに考えていて、市民の期待も大きいところですので、質問をさせていただいております。効果を挙げるのはとても難しい、短期間で成果を挙げられるというものではないというふうに考えているところです。 先ほど答弁の中でも、若干効果について述べていただきました。例えばニューファーマー、新規就農者、平成25年は50人、平成29年は67人と、平成33年までの目標が96人ということですから、かなり順調に推移しているなというふうには思いますけれども、なかなかこの辺の効果を挙げるのは難しいという点で市長に少し伺っておきたいんですけれども、財政の根幹となる、やはり雇用を生み出す、「しごとをつくる」「ひとの流れをつくる」、この辺大変重要ですけれども、どんなふうに効果を挙げていこうというふうに具体的に考えているでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) 私もこの5年前、市長にさせていただきまして、まずはこのスポーツワールドに予定されていた一般ごみ廃棄物処理施設、この問題を解決しなければなりませんでしたので、ここから手をつけさせていただいたわけであります。 そして、その後の2年間というものは、やはり質の高い福祉施策、すなわち子供たち、このこども・子育て相談センターがあります。保健福祉・こども・子育て相談センターでワンストップで皆さん方のご相談に乗れるようなもの、さらにはもう本当に急がれておった子供たちの発達障害に対する療育施設、こういうものも同時に行ってきたわけであります。 それから、その2年間は、同様にしてやはり国宝、世界遺産というものがございまして、伊豆の国市を市内外に売り出すビッグチャンスでありますから、このことにもかかわってきました。そして、同様にその周辺を見てみますと、我がまちではそれほどきつくはなかったんですけれども、周辺市町の人口の減少、それから人口の流出、その高さにはやはりしっかり手を打たなければならない、そういうところで若者たち、一番細い部分、大学へ行ってから40歳ぐらいまでが伊豆の国市の人口動態の中で一番少ないわけです。ここをふやさなければならないということでこのお仕事をつくりましょう、そしてスポーツワールドに工業団地をつくること、それからまたその他もございますけれども、若者の仕事をつくるというところに行き当たりまして、それが昨年の3月にほぼこのスポーツワールド跡地への企業誘致の決定を見ることができ、少し弾みがついていくのではないかと思われております。 さて、その中でただいまの質問、この大事な「しごとをつくる」というところにおきましては、いろいろなやり方を今までやってまいりましたけれども、議員もおっしゃいましたようにやはりニューファーマーとしての就農者数、この驚くほどの方が入ってくださっておる。これはただ引っ越してきて、どこかに勤めますよではございません。仕事をきちんとしなければならない、その農業をやる土地を用意をし、かつ技術を習得し、この技術の習得につきましては研修制度で何ていうかな、試験がありまして、入った方たちが厳しく学んでくださったわけですけれども、その方たちが現在、イチゴを20億ぐらいでしょうか、それからトマトも同じくらいの産出高を誇っているということを考えますと、最後に議員が秘策はあるかとお聞きになりましたけれども、秘策というのは全くこのように積み重ねていく以外にはないと思っております。このニューファーマーの就農者のこの状況というものを、やはり基本とし、見本としまして、いろんな事業を仕事に従事し、つくっていくことがいいのではないかと思っております。 このニューファーマーの皆さんは、研修制度を受け、そして土地を一生懸命に用意して、いただいたものを大事に使い、かつ何と申しましても大事なのは、農業経営をやりたいというところなんですよね。ただ、農業をしましょうというだけではなくて、みずからが農業経営をやりたいというお気持ちでやってくださるゆえに、これだけの成果を挙げていると思っております。そういう形で伸ばしていきたい、これがやはり基本だと思っております。 十分にお答えはできなかったかもしれませんけれども、そのように考えております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 少しちょっとニューファーマーに限った話を、私もしましたし、市長もされましたけれども、「しごとをつくる」という点では、積み重ねていくということが大切だと市長が考えているということですが、私もそう思います。積み重ねていくことの上にやっぱりここは握って離さないと、「しごとをつくる」、そこが市の財政的にも人口流出を食いとめる、さまざまな根幹ではないかなというふうに考えております。 (2)のところで「しごとをつくる」ということについてのこれまでの効果、今後の効果について聞いているところですけれども、例えば創業支援事業、ここは伊豆の国創業塾を受けた方が新規に創業するという方が6人いらっしゃるということで、早速効果があらわれていると思います。 宿泊業の就労支援、これは平成30年度の新規事業で、宿泊業界の人材不足を補う就労場所をつくるということで首都在住者対象に体験ツアーを行うというものです。積極的な事業の展開もかなりあるんですけれども、ところが、せっかく実施している住宅・店舗リフォームの助成ですけれども、最初は住宅だけでしたけれども、期限を区切って終わりということにしていましたけれども、県のTOUKAI-0事業が延長されるということがあって、市の住宅リフォームも延長されてきました。そして、たしか平成28年からでしたでしょうか、店舗リフォームにも助成を始めたということで、この事業を予算は若干縮小されましたけれども、継続をして、推進してきたにもかかわらず、平成30年度の予算を見ますと、店舗リフォーム助成、こちらが予算が少し少なくなっているんですけれども、せっかく「しごとをつくる」ということで掲げているにもかかわらず減っていくという、補助は減っていないですね。失礼しました。平成30年度で終了するということが概要資料のほうに載っていますけれども、この辺は何か方針と少し乖離するのではないかなというふうに思いますけれども、なぜこのような平成30年度で終了というふうになっているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) もともと店舗リフォームについては、3年間の時限でという形で事業を起こさせていただきました。当初、平成28年度には店舗リフォーム48件、ご利用がありました。今年度、平成29年度の分と合わせまして現在で81件リフォームされていますが、平成28年度に比べて多少利用の件数が減っておりますので、ちょっとそこで予算的には下げさせていただいております。 平成30年度で終わるかという話なんですが、これについてはやっぱり希望、要望等があればそれはこれから検討する事項でありますが、当初からの事業の性質として3年間の補助ということで限定させていただいていますので、平成30年という形の終了にさせていただいています。今後、それについては商工会さん等の要望等いろいろあると思いますので、そちらを検討しながら考えるべきことだと思っております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 13番、三好です。 一応当初の予定ということで、この概要資料には事業終了年度が平成30年度になっているということで、状況によって判断をしていくというふうに受けとめましたので、ぜひいろいろ財政のやりくりがあると思いますので、私は継続していくことがどの事業も一定の効果を生み出しているものは予算が少なくても継続していくことが大事だというふうに思いますので、ぜひそこは個々の仕事をつくるという点で状況判断をぜひして、継続をしていってほしいなというふうに思います。 それから、先ほど市長の答弁の中でスポーツワールドを2つの企業さんに売却しましたけれども、こちらも地元の市民を雇用するということを一定条件にしてこの土地を売り出したというふうに思うんですけれども、そんなに多い人数ではないなという印象があるんですけれども、この辺は企業誘致した企業のこれからの少し動きというんでしょうか、何年後ぐらいに市民の雇用が生まれる可能性というのがあるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(萩原智至君) これについては、どのぐらい新規雇用かということで、ちょっと企業名を言うのもあれですから、A社と。まず、A社ということで少し小さいほうの会社ですけれども、それにつきましては、当初の進出企業の概要ということで前にもちょっとお示ししたこともあるかと思いますけれども、これによりますと最初に平成33年、これは今の状況でいくとちょっとおくれてしまうかもしれませんけれども、このときが新規雇用11名のうち市民6名を雇用すると。そして、その後の将来的に全体としては新規雇用20人のうち10名を市民雇用するということでございます。 それから、もう1社のほうのちょっと大き目のB社ということで呼ばせていただきますけれども、こちらのほうが工場が来て、最初に雇用するのが、新規が30人のうち市民が15名と。それから、2期計画ということでその後の計画の中で全体的には新規50名のうち30名の市民を雇用していただけるということでございますので、最終的には合計、両方合わせると50人ということでまあまあかなと思います。 以上でございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 三好です。 わかりました。ここも経済効果も含めて雇用も生まれるということで大変期待をしたいところです。 3つ目の「ひとの流れをつくる」というほうですけれども、こちらも今回平成30年度、新規に若者Uターン促進事業、こちらは県外から転入された32歳以下の方に奨学金の返済を月3,000円、7年間程度補助するという事業ですけれども、平成30年度30人分で108万円予算計上しています。こちらも大変期待しているところですけれども、平成28年度から始めた若者世帯定住促進事業の補助ですけれども、こちらの平成28年度は560万ありまして、平成29年度は300万円と減り、平成30年度に至っては、またその半分の150万円に予算計上されていますが、この辺もせっかくわざわざ施政方針の中で挙げている事業でありますのに予算が減っているという点で、少しここに力を入れる気がないんではないかと受け取らざるを得ないんですけれども、どういう考えのもとにこのような予算計上になっているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(萩原智至君) この若者定住促進補助金ということでございますけれども、これは40歳未満のご夫婦の方でこちらにご自宅を建てていただいた方に補助をするというものでございますけれども、こういう制度につきましては、うちの場合ですと今まで上限200万ということでございましたけれども、それはもちろん子供さんの数とかそういうこともあったりいろいろな要件を合わせてなっているんですが、今回平成30年度につきましては、これは半分、上限100万ということにさせていただきました。これについては、確かに多ければ多いほど食いつきもいいのかもしれませんけれども、ただ、この事業はほかのところでも同じような大体100万ぐらいの金額でやっておりますので、それには見劣りしない金額かと思います。 また、特にこの間も予算もいろいろなことがございますので、どちらにじゃ力を入れていくかということで、今回はUターンのほうにもう少しシフトをしていこうということで、Uターンのほうの施策のほうに予算を変更していったということがございます。ただ、こちらのほうの定住促進補助金、当初のほうは下がっていますが、平成29年度については3月の補正でもさせていただきましたように、ことしは4件あったということで、今まで合計で平成27年度からやって6件でしたので、ことし4件というのはなかなか、いろいろやっぱり相談事業とか定住サイトのそういういろんな活動でもってなってきたかなと思いますので、これについては人数が多くなればまた補正をさせていただくなりをさせていただく事業となると思います。 以上でございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 7つの基本方針、本当に先ほど私言いましたように、どれも市民にとって大切なものでありますけれども、中でも私は今回「しごとをつくる」、「ひとの流れをつくる」、ここは非常に市の根幹であり、ですけれども難しい仕事だというふうに考えていますので、時間もかかると思いますが、先ほど市長がおっしゃいましたように積み重ねていく、ここを粘り強く取り組んでいただきたいということを申し上げまして、2つ目のこどもの医療費について再質問を若干させていただきます。ここは梅原議員、古屋議員も質問されていますので、ほとんど考え方はわかったんですけれども、確認という意味で質問をさせていただきます。 高校生まで無料にするか一部負担を求めるかは別として、県が10月から助成を始めるということで、ことし10月から高校生までを補助対象にするという考えだということでよろしいのでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 市長も答弁していましたとおり、できる限り県の方針に基づき実施する方向で検討していくということでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 今の時点ではできる限りとしかお答えようがないんでしょうかね。ちょっと考え方がはっきりしないなと。金曜日に行った古屋議員の質問に対して、市長は今ご答弁いただいたようにできる限り助成できるように検討していくと言いつつも、県の負担が余りにも少な過ぎると、全ての無料というのは問題があるのではないかというような答弁をされております。福祉事務所長のほうは、中学生まで無料にしていることを前提にしながら、事務的に区分けができるのか。無料と一部負担を求めることですね。事務的に区分けができるのか、また、全部無料がどうなのかを検討していくと答弁されていて、私は聞いていて非常に気になりました。 そこでちょっと質問をしたいんですけれども、県の負担が少ないから無料にするかどうかの検討が必要と考えているんでしょうか。それとは別に、全て無料にすることに問題があるということで検討が必要と考えているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えします。 県のほうから発表があったときに余りにも低いもので驚いたというのは私だけではございません。これは市長会のほうで発表がありましたときに、みんな唖然としたわけであります。大抵が我が町が3,000万から4,000万ぐらいこれから必要となり、かつほかの大きなところではやはり億の単位で必要となるということで、実はそれをやりたいのはやまやまだけれども、大変苦しいということ、これはやっぱり皆さんにも知っていただきたいと思うわけです。県のほうでは、県の知事の発表にもありましたように、そこを言わなくてもいいのに、この政令都市についてのこの言及をしているわけであります。政令都市には出しませんよと、これは当然のことなんです。県と同じだけの権限を与えられている政令都市に自分たちがなりたくてなったんですから、そこに市町村と同じようなニュアンス、それは差し上げないのは当然のことだけれども、その政令都市の市長たちがもう何とか助けてくれと。大体6億から、浜松、そして静岡を足しますとおよそ15億円ぐらい必要だということで、そういうこともありますので、ちょっとこれはまた、もちろん高校生まで無料化ということを努力させていただくことはお話をお約束いたしますけれども、そのあたりをもう少し、次の市長会ぐらいでクリアになるのではないかと思いましてお話をしたわけであります。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) ただいまの市長の最後のところがよくわからないんですけれども、市長会で政令市のお話をされていましたけれども、我がまちは政令市ではないわけですから、ちょっと話はそれは別かなというふうに思うので、ちょっと最後のところがわかりませんので、ご説明お願いいたします。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えします。 その政令市のお話が出ましたとき、市長会におきまして集まっている市長たちのほうから、その分をもう少し政令市には対象にならないと知事がお話はしたんですけれども、政令市のほうからは、これはきつい、出してくれないかというようなお話もあり、もし出すとするならば、それだけのものをもう少し私たちのような弱小の市町に援助してくれてもいいんではないかという意見もありますのでという意味であります。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 三好です。 よくわかりました。政令市のほうも出してくれと県に言っているけれども、それは必要ないでしょうと小さな市町は思っているわけで、その分をぜひ補助をふやしてほしいということですね。 2月14日に静岡新聞が各市町の動向調査をして、一覧表が載りまして、うちの町は県が助成対象を高校生までに広げることを評価するとお答えしていまして、実施方針としては2018年10月からと先ほどもそういうことだということでして、県に対する要望、これ4つありまして、自己負担の撤廃、所得制限の撤廃、県補助率は市町の財政力指数にかかわらず一律2分の1とする。県補助率を現行より高めると。うちの町はこの4つについて要望していきたいという意向を答えたということが載っております。私どもの政党としても、国会レベルでこのこども医療費は市町や県単位でやるのではなくて、やっぱり国の施策としてやる施策だということでずっと求めてきているところで、まだそれはかなわないわけですけれども、国を動かすには、やはり実績をやっぱり県や市町がつくっていくということも一つの要素ではないかというふうに考えております。 それで、財政的に負担が大変なんですけれども、子育て支援としてこれまで伊豆の国市としては県の補助の対象年齢、先駆けて、県を引っ張る形で静岡県内の市町はこのこども医療費の対象年齢を拡大をしてきました。県が後から、市町が頑張っているということで、県は後からこの対象を広げているということがこれまでの流れでした。今回は川勝知事がことし10月から高校生まで拡大しようと、高校生になればそんなに医療費もかからないだろうというふうにおっしゃっているようです。私としましては、やる方向でできるだけということを言っているので、これ以上のご回答はきょうの時点ではいただけないのかなとは思いますけれども、せっかくこれまで県を牽引していく形でやってきたことですから、高校生になると完全無料はどうかということの理由がはっきりあるのであればよろしいんですけれども、特に答弁が今はないようなので、私はせっかくここまでやってきたので、また完全無料で高校生まで医療費を出していくということで、健やかな子供の成長、若い人たちの子育て世代の経済的支援という方針のもとで、ぜひ完全無料で高校生までの拡大をすべきと考えているところです。これについて新たな答弁がありましたらいただけたらと思います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁があればということでありますが、よろしいですか。 ◆13番(三好陽子君) ないですか。 ○議長(天野佐代里君) では、質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 私も言わせていただくことは言いましたので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思っております。 では、次、3つ目、旧大仁市民会館跡地は大仁警察署の移転先ではなく市民のために保有すべきという点について、これはやはり先週金曜日、古屋議員も質問した中身ですので、ほぼわかりましたし、本日の私の質問の答弁でも最終的には庁議(部長会議)で今旧大仁市民会館跡地をどうするかについては、庁内の部長会議で検討していって、公共施設再配置計画の中に盛り込むということだというふうに思っておりますので、それ以上のことはもうご答弁はないというふうには思うんですけれども、私、質問の中にも2つ目に出しましたけれども、公共施設の再配置計画検討委員会案の市民説明会が市内3カ所で行われまして、これには残念ながら議員も含めての50人余の人数だったというふうに思うんですね。私、3カ所全部参加したんですけれども、その中ではどうしてもこの件に関してということになりますと、一番大仁の会場がこの件に関しての意見がどうしても多かったんですね。その中には、先ほども質問しましたから言っていただいたんですけれども、地域の拠点がなくなるのは不安だという意見、くぬぎ会館を老人会で使わせてもらっているけれども非常に使いづらい、大仁市民会館がなくなってみて初めて不便を感じているという意見、警察も大事ですけれども、警察はあんないい場所でなくてもいいんではないかという意見などもありました。 このときに、本日、本会議場に出席をされています副市長、市長戦略部長もその市民説明会に同席をされていたと思うんですけれども、ぜひそのときの感想、受けとめについてお聞かせいただきたいというふうに思います。どのように感じたでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) その件については私も参加をさせていただきまして、3会場の中でもって幾つかご意見をいただきました。 確かに大仁地区の方々の中では、大仁市民会館をずっと利用されている方、そして今度くぬぎ会館を使ってみての感想も言っていただいたと思います。また、中には大仁警察署が来るのであれば、多目的に使えるような、市民も使えるような施設を複合的にどうだというようなことのご意見もありました。ただ、私はそのご意見が全てという形ではもちろんないと思いますが、そもそもこの3地区の対等合併につきましては、類似団体の施設につきましては3地区同じようにあるものもあれば、また偏りもあると、それがスタートだと思います。 そして、5万人の規模の人口の場合には、維持していく規模、どの程度にしたらいいのかという部分については、この公共施設再配置計画のスタートの段階から議論されている部分だと思います。その中でどうしてもやっぱり139の施設をこのまま維持することは難しいという立場に立ったときに、やはりその面積を減らしながら、それから大規模、それから更新に係る経費を削減するためにも規模を縮小したりとか、3つあるものを1つにしなければならないとかという部分は、これはやむを得ないことだと思っております。 その中で一番大切なのは、その施設、例えば文化施設にしても庁舎にしましても、一体どこに一番つくったらいいのか、また今の施設をどうやって維持していくのがいいのか、そういった部分の中でいくと、最大限今の施設を利用するというのがまずスタートになりますが、その中でいった場合には、やはり3地区のバランスというものはなかなか難しいものだと思っております。というのも、やはりそれでいってしまうとやはり3地区でも、うちのほうにこれが欲しい、こちらが欲しいという、必ずそういう形になってしまいます。そうすると、まとまるものも多分まとまらないのではないかということでいきますので、やはり一番大切なのは、どの施設をどうやって生かしていくのか、また、全市民の立場に立った考え方の中で考えていかないと絶対にこの話は難しいのではないかと思います。 ですので、この公共施設再配置計画というのは、全体の計画だという捉え方でございます。ですので、これから考えていくのはその中で個々の施設を議論するときに個別計画だったり、アクションプランは市民の方のご意見をいただきながら十分に議論していくというところが一番大切だと思っております。 ですので、反対される方も、それから賛成する方もいらっしゃると思いますので、問題はこれから協議する中の施設として一番大切なのは何なのかというところをやっぱり議論しながら、市民全体、市全体の中でこの施設はどうあるべきかということをやはり中心に考えていかないと個々のご意見をなかなか全部を総合すると、本当に正直言ってまとまるものもまとまらないという考え方でございますので、しっかりとそのご質問をされた、また意見のあるものはもちろん議論させていただくことは必要だと思いますし、その中に立って、どうしてもやっぱり全体市民の中でどうするべきかということを一番最初に議論しないといけないんではないかということでございますので、この公共施設再配置計画は総論でございますので、一番大事なのは、これから各類似施設ごとの個別計画、それからアクションプランを立てていく中の議論の過程、皆さんのご意見を聞いていく過程というものが一番大事だなと思っていますので、そんな中でできる限り皆さんの利便性、また必要性を考えた形の計画をしていかなければいけないということを改めて感じた次第でございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 13番、三好です。 ただいま市民説明会に同席された副市長の感想、どのようにお感じになったかという私の質問に公共施設の再配置計画についても踏み込んで少し副市長の考えを今お聞かせいただいたのかなというふうに感じております。 私はあの日のことをどんなふうに感じたのかだけを伺っておきたかったんですけれども、市長戦略部長にも聞きたいと思いますが、今副市長がおっしゃったことは私もうなずけるところではあるんですけれども、総論として考えるべきだ、個別の施設についてはアクションプランという中でそのときに市民の意見を聞くと、十分聞きますよということで、それはもちろんしていただきたいんですけれども、この大仁市民会館の跡地については大仁警察が平成35年には更新、建てる予定ということで、先ほど答弁いただきましたが、湖西署の例を見ますとということで、大仁署の場合は平成31年度には土地を取得するという運びになるだろうということですので、これは計画が決まって、では、どうするかということはもうできないわけですね。警察に売るのか貸すのかしてしまって、建物も建てるということになりますと、この跡地をどうするかということはこれから議論するということもできなくなる。そういうことを考えますと、ほかの公共施設の再配置とはここは違うんですね、跡地利用というのは。ですので、私としては今、古屋議員も一生懸命同じ質問をしましたけれども、私も何度も何度もこれまでしているところなんです。 それで、私、バランスのことも質問しています。全体の3地区のバランスも考えるべきではないかとは言っているんですけれども、だから残すべきだと言っているだけではないんですね。やっぱりこの土地の市民の財産としての価値が非常にあるので、これからあそこをどうするかは別として、土地は市民の使うために残す必要があるというふうに言いたいんです。ここで方針が決まってしまうと、もうどうにもできなくなってしまいますので言っているわけで、それであの場所というのには、あそこに図書館があります。市の中央図書館です。あそこは高校生、中学生、小学生も皆さん、大人も含めて読書や学習などもしていて、大変静かな環境の中で非常に蔵書、本の数も多いですし、ジャンルも非常に幅広く取りそろえていて、非常にこのかいわい、市町の中でもすぐれた図書館だというふうに私は思っています。 その図書館があるその隣接のところに警察署が来るということについて、非常に私は違和感を感じます。市民からもそういう意見もありました。行政としてはその辺はどんなふうに受けとめているでしょうか。勉強しているときに静かな環境の中で読書、勉強しているときにサイレンがけたたましく鳴って、警察署からパトカー等が出動する、そういう環境について、図書館として十分環境として整うでしょうか。その辺どう考えているでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 確かに今三好議員がおっしゃったように、図書館との隣接するところに大仁警察署が来るのはどうかということにつきましては、もちろんあそこの場所をどう考えていくかということで、今、確かに庁議の中でもっていろいろ議論をさせていただいているところでございます。ただ、公共施設の中で大仁警察署が例えば仮にこちらに来るということになった場合については、市が誘致という形ではなくて、もちろん県のほうがどう要望をされるかという部分が一番中心になってくると思いますし、市としてはそれに対してどう応えるかというのが一番大事だと思います。 ただ、先ほど言いましたように、まだ議論をしている最中でございます。最終的にはこの年度末に最終的な結論を出す中に、公共施設再配置計画の中で跡地利用についてというところを言及させていただきたいと思っておりますので、今言ったようなご指摘の点も含めて十分議論をさせていただきたいと思っております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 三好です。 私は、何とかあの土地は市民のために残すよう一生懸命、行政にきょう訴えなくてはいけないなと思って、今必死でいろいろ言っているところなんですけれども、現実問題に(2)で県警本部との関係で質問をしましたけれども、先ほども述べましたように、平成31年度中には県のほうが土地を取得するんではないかということで、もう再配置の計画の関係もありますけれども、実際問題、手続というかそういう点について、やっぱりこれははっきりさせたいんですけれども、再配置計画、これ年度末までに作成するということで、実は先日、公共施設の再配置推進課長に実際にはいつ公表されるんですかとお尋ねしましたら、まず公表の前には議員の皆さんには説明をするということで、はっきりはしておりませんけれども、3月中の議員への説明、公表はまだ庁議をやっているということもあって無理だろうということで、4月の全員協議会で議員に説明をし、世間一般に公表する形になるだろうということをおっしゃっていたんですね。 それで確認したいのは、その公共施設再配置計画が決定されて、その中にこの大仁市民会館跡地の活用が明記され、決定されたら、これはもう決定ということになる。当たり前のこと言っているかもしれませんけれども、確認させてください。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(萩原智至君) 担当課長のほうで話を聞いたということで、計画は3月末までにはまとめ上げたいということで、その決定した計画についてを4月の全員協議会等で議員の皆さんにも説明したいということでございます。 それで、その中で仮に警察のほうの跡地として活用、協議に応じていくということであれば、そこから警察との協議が始まると。実際、協議ですので、果たして、では警察とその協議がまとまるかどうかというのはまだこれからの話となってきます。ですから、警察が実際に買うのか、あるいは警察は警察でどこかほかのところも当たっている可能性もあるので、ひょっとしたらそこではないということもあり得ないことではないということなものですから、最終的にはどこが決定をしていくかというのは警察がお求めになっているので、警察が決めていくものなんですね。うちはそういう要請があれば受けますよという形になるかと思います。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 大仁警察署の移転先については、これはもう警察が主導でもちろん場所等を決めていくということは、これは普通のことだというふうに思うんです。ただ、県警からは旧大仁市民会館跡地を移転先として検討してほしいという依頼が来ているという点では、これは警察が決めることだというふうな今の市長戦略部長の発言では、これは市民の大切な財産をどうするかという議論からはちょっと、そこら辺を捉えていないんではないかなというふうに今感じました。 私は、市民の多くの皆さんからも寄せられている意見をまとめた上で思うんですけれども、あそこを警察の移転先としてどうかということしか議論をされていないんですよ。警察はとても、同じ公共のものですから大切です。私も公共施設は大切だと言っていますので、警察も同じく大切です。ただ、市として、あそこは市民の大切な土地だから、こちらはどうですかというふうにほかの土地を紹介するということだってあり得るんではないでしょうか。何かあそこをどうするかとしか考えていない、これはもう市民の財産をどうするかという立場で物事を考えていないという感じがしておりました。今の市長戦略部長の発言を聞いていたら、なおさらそうだなというふうに私は思いました。これ市民が聞いていたら、ちょっと市民の大切な財産を警察次第だみたいな発言をされては、これはちょっとこのまま私も終わるわけにはいかないなというふうに感じましたけれども、いかがでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(萩原智至君) 私の言い方が悪かったかもしれませんけれども、これは最終的に警察署をそこに持ってくるかどうかというのは、県警が決めることだという意味で言ったつもりです。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) ちょっとよくわからないんですけれども、警察と市との関係はどういうことなんでしょうか。権限があるとかないとかという問題では私はないと思うんですね。どこか市内でいい土地を紹介してくださいということであればいいんですけれども、あそこはどうかと、あそこに用地として検討してほしいと言ってきているんですから、やっぱりあそこに建てたいという考えが県警の中にあるということですよね、違いますか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(萩原智至君) 警察があそこを最有力候補地ということで言っておりますので、うちのほうはそのことに関して、あそこのものに対して協議をしていくというスタンスになっているかと思います。もしこれ、まだすみません、計画決定ということではないので、もしそうなった場合はそういう形になると。要するにこれから協議をしていって、その協議の結果どうなるかということはあると思います。 以上です。
    ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) では、あの土地がどうなるかは県警次第ということですね。例えば今の方針ですと、旧大仁市民会館の跡地については警察署の移転先として最適地と考えているわけですから、庁議をやっているということではあるんですけれども、今の流れとしては答弁の中で考えてみますと、今の流れはやっぱりあそこの土地はもう警察の最適地として位置づけているわけで、そういうふうに計画にもし盛り込んだときに、警察署の協議の上で警察署は別のところに建てますとなったら、ああそうですかというわけですかね。市民の大切な、市民のそういう、市民は真剣に考えているんですよ、あの土地は本当に利便性がよくて、警察に売らないでほしいなと言っている市民の気持ちはどうなるんですかね。今の段階で既に市がきちっとあの土地についての方針を持つべきではないでしょうか。お答えください。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 三好議員のほう、この再配置計画の案はごらんになったと思いますが、その案の中でいった場合には、正直言って県警がそういう形になれば、それに対して検討を進めていくという位置づけになっております。ですので、これにつきましては、本当にそれが結論を出していいのかということを今庁議の中で検討しているわけで、決して、うちが方針が何もないということではもちろんありません。大切な市有地ですし、今まで大仁の区民の方が大切に使っていたという部分も十分承知をしてございます。ですから、その上に立って、警察署に対してうちがお応えするのがいいのか、また別の方法で利用したらいいのかということが一番これ大事なことだと思っていますので、今もなお、そういうことで庁議の中でもって検討させていただいているというのが大事にしているということの中でのあらわれととっていただければと思いますので、ぜひその辺はよろしくお願いいたします。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、三好さん。 ◆13番(三好陽子君) 私、今回質問の中で3地区のバランスも考えるべきだと言っていて、大仁の人たちが多く利用しているあの土地を私のところに寄せてくれる人たちが残してほしいと言っていると、そういう地域的な人たちだけがそう言っていると受けとめているかもしれないですけれども、違います。全市民に聞いたわけではないんですけれども、あそこは、先ほど登壇でも言いましたけれども、この間生涯学習などやって、生涯学習が期間終わっても自分たちでサークルをつくって自主的に続けてきている人たちが結構利用していた方もいて、韮山、長岡からも車また電車で利用していた人たちもいました。すごく便利でよかったというふうにおっしゃっていて、私、そこを誤解していただきたくないんです。大仁の人たちだけが地域からなくなると、公共用地がなくなる、公共施設がなくなると寂れるから残せと言っている、それももちろんありますけれども、それだけではないということを申し上げまして、ぜひ市長もあの土地は価値の高いものと考えているということですから、ぜひ市民の財産を今後何にするかは別として、警察署の移転先ではなく、市民のために活用できるように残すことを求めて、私の一般質問を終わります。 ○議長(天野佐代里君) これにて13番、三好陽子さんの質問を終了いたします。--------------------------------------- △田中正男君 ○議長(天野佐代里君) 次に、14番、田中正男さんの発言を許可します。 14番、田中さん。     〔14番 田中正男君登壇〕 ◆14番(田中正男君) 14番、日本共産党、田中正男です。 通告しております、1、市長の施政方針について、2、有害鳥獣対策のために苦労している猟友会への支援充実を、3、交通安全のために活動している交通指導員の待遇改善を、4、韮山山間地域の水道移管事業の進捗状況は、の4項目について質問いたします。 まず、1項目めの市長の施政方針についての質問であります。 3月定例会初日に小野市長より、「平成30年度の市政運営に対する所信の一端と施策の大要を申し上げる」として、第2次伊豆の国市総合計画の7つの基本方針に沿って主要施策が発表されましたが、所信の一端というものが見えませんでした。ことしを一字で「時」という字にしたことと、いぬ年の「戌」は守ることだが、攻めていくということを述べられました。それが所信なのでしょうか。改めて平成30年度の市政運営の所信について伺います。 次に、2項目め、有害鳥獣対策のために苦労している猟友会への支援充実をであります。 市内山間部を中心に有害鳥獣による農産物被害が深刻化しています。イノシシに加え鹿もふえつつあり、今後さらに被害がふえることが予想され、生産者の営農意欲が低下し、さらに地域振興の妨げの要因になってしまいます。また、有害鳥獣の駆除に当たっている猟友会についても高齢化や会員減少などの問題を抱えており、今後の活動が不安視されています。こういう状況から、地域農業振興のためには有害鳥獣対策が必要であり、さらなる強化が求められています。 そこで伺います。 (1)有害鳥獣による市民や農作物への被害状況は。 (2)有害鳥獣のイノシシ、鹿などの生息状況と、猟友会による被害防止目的捕獲の実績はどうか。 (3)猟友会への支援について。 ①会員の状況はどうか。大仁、長岡、韮山の3分会ごとの人数は。また、年齢は。 ②会員を確保するための市のPR施策は。例えば市職員に資格を取得させるなどの検討や、資格取得に要する費用を補助するなど、考えてみてはどうか。 ③猟友会による被害防止目的捕獲に当たっては、毎週日曜日に行い、経費もかかり大変な苦労をしています。出役金(現在1人1日3,000円)の増額を要望されています。増額を検討できないか。 次に、3項目め、交通安全のために活動している交通指導員の待遇改善をであります。 市の交通指導員は、市における交通安全教育の推進を図り、交通事故を防止するために置かれています。日ごろから街頭における車両及び歩行者に対する正しい通行指導や交通安全活動を行っており、通学の子供や市民から感謝されています。しかし、連日行っている交通指導も冬の朝は寒く、足も冷えトイレも近くなるなど、皆さん苦労されているようです。そこで、交通指導員の状況と待遇改善について伺います。 (1)交通指導員の定員と実人数は。 (2)交通指導員の活動状況は。 (3)報酬については、月額8,000円の定額払いで長年変わっていないと聞きますが、いつから変わっていないのか。また、活動量の多さから見ても、今後値上げの改定が必要と考えるがどうか。 最後に、4項目め、韮山山間地域の水道移管事業の進捗状況はであります。 市内韮山地区山間部には3つの別荘住宅地があり、それぞれ水道施設を完備していますが、日通富士見ニュータウン以外のエメラルドタウンと小松地所別荘地は、水道施設と管理を市に移管する方向で進んでいます。そこで、韮山山間地域の水道事業について伺います。 (1)韮山山間地域の水道計画はどのようになっているか。 (2)市への水道移管に当たっての市の考え方は。 (3)小松地所別荘地の水道移管の進捗状況は。 (4)エメラルドタウンの水道移管についての経緯と進捗状況は。 (5)今後の進め方は。 以上、質問いたします。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 田中議員のご質問にお答えします。 初めに、1、市長の施政方針についてであります。 既に今議会における八木議員と三好議員からの一般質問の答弁とも重なりますが、平成30年度は普通交付税優遇額の減少や合併特例債の活用期限の終了を見据えた上での社会資本整備として「待ったなし」の生活基盤インフラ整備を重点に、東京オリンピックパラリンピックでの柔道競技事前合宿地としての環境整備や、県を挙げての静岡デスティネーションキャンペーンなど、時にかなった必要な予算を盛り込んでおります。 一方、第2次総合計画においても、前期基本計画に掲げた目標達成に向けて、7つのまちづくりの基本方針のもと、さまざまな施策を着実に推進しなければなりません。 これらの諸事情を考えますと、予算を立てる上ではお金の配分もさることながら、時間の配分も考慮しなければなりません。「時は金なり」ではございませんが、時間的な制約の中でどのようにお金を配分していくか、まさに行政は時間との戦いでありますし、平成30年度は時期を失してはならない状況にあると認識しております。このような視点に立ち、施政方針にて市政運営の基本姿勢を申し上げたものであります。 次に、猟友会への支援充実についてのうち、(1)有害鳥獣による市民や農作物への被害状況についてであります。 現在、有害鳥獣による市民への被害は報告されておりません。また、農作物の被害状況についてでありますが、平成28年度の被害総面積は680アール、被害総額は804万7,000円となっております。 次に、(2)有害鳥獣のイノシシ、鹿などの生息状況と、猟友会による被害防止目的捕獲の実績についてであります。 有害鳥獣については、市内山間部や狩野川の河川敷内において、かなりの数の生息が確認されておりますが、何分移動することから、生息数の把握は困難な状況です。 猟友会による被害防止目的捕獲の実績については、平成28年度イノシシ170頭、鹿90頭、平成29年度は、10月末時点でイノシシ242頭、鹿111頭となっており、捕獲数は増加の傾向であります。 次に、(3)猟友会への支援についてのうち、①会員の状況についてであります。 会員のうち被害防止目的捕獲に従事されている方は、大仁分会25名、韮山分会26名、長岡分会18名の69名となっておりますが、平均年齢は把握しておりません。 次に、②会員を確保するための市のPR施策についてであります。 市では、捕獲従事者の負担軽減のため、本年度職員による小型動物を捕獲駆除する鳥獣被害対策実施隊を発足いたしました。今後は、被害対策防止に向けて広報などで周知する傍ら、市職員の狩猟免許取得や被害防止対策技術の向上に努めてまいります。 また、資格取得に要する費用の補助については、平成30年度当初予算において、狩猟免許取得者に対する助成金を計上しているところであります。 次に、③出役金の増額を検討できないかについてであります。 この出役金の額については、近隣市町の猟友会への補助と比較して、出役・わなの見回り・猟犬の治療費などへの補助が手厚いことなどから増額は検討しておりません。 次に、3、交通指導員の待遇改善についてのうち、(1)定員と実人数についてであります。 伊豆の国市交通指導員設置条例において、定数は51人以内と規定しております。現在の実人数につきましては、37人であり、年々減少の傾向にある状況であります。 次に、(2)活動状況についてであります。 1カ月の活動回数は、指導員によって差がありますが、平均するとおおむね1人10回から11回となっております。内容につきましては、子供たちの登下校時間帯での指導のほか、市のイベント等における交通指導などが主なものとなっております。 次に、(3)報酬の改定についてであります。 指導員の報酬は、合併時に月額8,000円と調整し、その後、改定は行わずに現在に至っております。 金額につきましては、県内市町の例と比較すると、おおむね平均的な額であると認識しております。確かに活動回数などを踏まえますと決して十分な報酬額とは言えませんが、交通指導員の静岡県連合会では、交通指導員はボランティア、奉仕者であるべきとの方針により活動しており、他市町とのバランスも踏まえ、現状では改定は考えておりません。 次に、4、韮山山間地域の水道移管事業の進捗状況についてのうち、(1)韮山山間地域の水道計画についてであります。 市では、平成22年3月に、平成30年度の給水量予測をもとにした山間地域水道基本計画書を策定し、将来的な山間地域水道事業の方向性を示しております。対象の水道事業は、日通伊豆富士見ニュータウン簡易水道、そして南箱根グラン・ビュー専用水道、伊豆富士見小松ヶ原別荘地専用水道、高原地区専用水道、エメラルド地区の5つであります。 計画では、高原地区専用水道は、田中山地区簡易水道事業と統合したケースが現実性があると評価され、現在、平成30年度の統合に向け事業を進めております。その他の4水道事業の評価につきましては、統合して山間地域で上水道事業として位置づけられております。 駿豆水道用水供給事業からの受水ができれば統合の可能性があるとされておりますが、現実的には受水は困難でありますので、山間地域の水道事業は統合ではなく、それぞれの水道事業ごとに対応していくこととしております。 次に、(2)市への水道移管に当たっての考え方についてであります。 市が水道施設の移管を受けることを承諾する場合は、対象となる簡易水道等の水道事業者が水道施設の状況を調査し、整備計画を作成して、市の同意を受けた後に、その計画に沿って整備を行った水道事業について移管を受けることとしております。 次に、(3)小松地所別荘地の移管の進捗状況についてであります。 伊豆富士見小松ヶ原別荘地の水道事業につきましては、平成26年11月13日に水道事業管理者であるコマツゼネラルサービス株式会社と市の間で協定書を締結し、水道施設等移管事業の事業計画に記載された施設整備が完了した際に移管を受けることとしております。 平成30年2月末までにコマツゼネラルサービス株式会社との間で、協定締結後、27回の協議を行い、配水管及び給水管の布設がえ、水源井戸の掘削等の完了を確認しております。 次に、(4)エメラルドタウンの水道移管の経緯と進捗状況についてであります。 エメラルド地区の水道については、管理組合が事業主体となり運営しております。しかしながら、水道事業を創設してから施設の更新をしていないため、配水管や配水池の耐震性がなく、漏水修理等の維持管理を行うのが精いっぱいの状況となっております。 エメラルド地区の方々にとっては、水道事業の認可が長年の悲願であり、これまで何度も要望をいただいた経緯があります。 市といたしましては、県や函南町とも協議を重ね問題解決に取り組んでまいりましたが、県からは独自の水源を確保し、伊豆の国市域で認可を取得することが現実的である旨、回答を得ております。市が認可を受けることは、水源の確保が大前提であり、平成28年度に国の補助金を活用して調査を実施し、水源確保や施設更新の方向性を示し、今後のエメラルド地区の水道事業のあり方について、エメラルド管理組合に提案いたしました。 次に、(5)今後の進め方についてであります。 まず、小松ヶ原別荘地の水道事業につきましては、今後、配水池整備や滅菌設備、遠隔監視の計装装置などの整備を予定しており、平成31年4月の移管を目指し、現事業者による施設整備を進めております。 エメラルド地区の水道につきましては、組合では、理事会において次の市からの提案を了承し、現在、組合総会やオーナーへの説明会の準備を進めております。 市の提案の内容につきましては、①エメラルド地区の水道事業が市で認可を取得し、公営簡易水道となった場合、水道料金については施設更新による水道料金の上昇が考えられるため、エメラルド簡易水道で独自の料金設定を行い、今後の維持管理費を確保すること、②としまして、市で事業認可を取得した場合、管理組合として公共施設等運営権制度を受け入れること。 以上の事項について住民の意見を聴取し、大部分の賛同が得られたと判断した場合は、水道事業の事業認可に向けて進んでいく考えでございます。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 通告による質疑、答弁が終わりました。 会議の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。再開は13時といたします。 △休憩 午前11時49分 △再開 午後1時00分 ○議長(天野佐代里君) 休憩を閉じ会議を再開し、午前中に引き続き一般質問を行います。 これより14番、田中正男さんの再質問を許可します。 14番、田中さん。 ◆14番(田中正男君) それでは、市長から答弁をいただきましたので、順次再質問をさせていただきます。 まず初めに、市長の施政方針について市政運営の所信について改めて伺ったんですが、市長からは先日の八木議員、きょうの三好議員の回答と同じような形できたんですけれども。私がここで改めてその所信を聞いたというのは少し見方が違うのかもしれませんけれども、施策、重要な政策とかじゃなくて所信を伺いますということで聞いたんです。というのは、市長選挙があった後の6月の定例会では、所信表明という形で出して、ほかは施政方針というふうに毎年出しているんですけれども。特に今回の3月定例会、ここで出てきましたものは「所信の一端と主要な施策を報告します」という形できているんですけれども。私、所信というのは政策とは違って、やはりその本人の考えや信念を言う場を指して言うと思うんです。実用日本語表現辞典を調べますと、「所信とは、自分の考えや信念または方針などを表明すること」ということで、所信表明という言葉あります。 改めて、市長に聞きたいんですけれども、先ほど答弁であったのは社会基盤整備をするとか、7つの総合計画の基本方針に沿って、市長の7つの命題として行っていきますというのはわかるんですけれども。この市政全体を運営していくに当たって、市長の考えている考えや信念というものを持っていると思うんですが、それを私、聞きたかったです。特に30年度はこういうことを考え、こういうことで信念を持って市政のかじ取りをしていきたいという、その信念を聞きたいものですから、もう一度改めて聞きたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) 去る2月21日に定例会の開会に当たりまして、この市政運営に対する所信の一端と施策の大要ということで申し上げたわけでございます。 確かにおっしゃるとおり、この6月に所信表明はいたしておりますので、ここは全く施政方針でよかったわけであります。ここに改めて、信ずるところというこの所信という言葉が出てきております。これは、毎年お正月に、ことしの書き初めといたしまして、これは職員に対しましてこういう気持ちで進めていきますよというのを色紙に書きましてお知らせし、こんなふうに頑張りましょうねということでやっております。今までもやはりそのときに、その時代のものを継承するとか、天かけるとかいろいろな言葉がございました。ことしは何にしましょうかというところがありまして、そのときに12月の多分末日ですか、これもBS放送だったんですけれども、政治討論会というのをやっておりまして、その中の政治哲学者の一人が、この行政は時間との戦いであるということをおっしゃいましてね、全く私もずっとそう思っておりましたので、時間というね、「時」というものをいかに大切に唱えていくかということをぜひお話をしたいと思いまして、時間の時、「時」ということをことしのテーマとして、職員の皆様にまずお正月、年の仕事始めでお話をしたわけでございます。 この「時」というのは、まさに物理的な移ろいの中の一つをあらわすわけですけれども、しかしそれ以上に哲学的要素が多いわけですよね。大変難しい言葉でありますけれども、私はこの市政運営の思いとしまして、改めて申し上げますと、時を失ってはならないということをことしは頑張ってやりたいと思っております。 行政は時間との戦いであるというのは、この意味は説明をしなくても十分おわかりいただけると思っております。 先ほども三好議員に申し上げましたように、今までの5年間、これはスポーツワールドの一般ごみ焼却場施設の問題から始まりまして、次々と手を打ってまいりました。しかし、ことし187億2,000万という大きな予算を組み、しかしながら、これは全く生活基盤整備のインフラ予算であるということで、市民の皆様には余り楽しい思い、いい思いができないかもしれないというそういうところもございまして、この時をしっかり乗り切らせていただきたい、時を見失ってはならない市政の運営をしていきますよということで申し上げたわけでございます。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 平成30年度の市政運営について、市長はそういう「時」という言葉を使って表現されたということはわかりますけれども。これは市長のお考えですので、それが所信と言えばそうだと思うんですけれども、やはりこの市長、伊豆の国市の職員のトップにいます。それで、やっぱり市長の考えやその方針に沿って非常勤を入れて約700人の職員が動くわけですね。それは地方公務員法でもしっかり上司の命令に、その指示に従うというのが公務員法でも定められていますので、職員はそのために働くわけですので、市長がこういう形でやりたい、こう考えているということがやはりそれに沿って職員が動くわけですから、やはりその辺はわかりやすく、抽象的な言葉じゃなくて言ったほうが私は職員がわかるかと思います。そのためには7つの方針があって、それに沿って事業を進めていくわけですけれども、基本的にこの伊豆の国市、5万人の市民を預かる市長としてこういうふうにしていきたいというのが、ちょっと見えてこなかったんですね。 本来ならば、私が思うには、やはり5万人の市民、障害者も、お年寄りも、若者も、子供も安心して暮らせる伊豆の国市、安心・安全な伊豆の国市にしていく、防災にも強い伊豆の国市にしていって本当に暮らしやすい伊豆の国市にしていくんだ、そのためにいろいろな施策をやっていくんだという、本当に自治法第2条にうたわれています地方自治体の基本的な住民の福祉の増進に努めることというのが、地方自治体の1番の目的ですので、それに向かって市長が市民のために働く、そのために700人の職員を挙げて頑張りますよという、そういう気持ちを私はぜひ出してほしいと思いますので、これ私の意見ですけれども。そういうつもりで市長には頑張ってほしいと思いますので、またことしの市政運営には十分頑張ってほしいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 有害鳥獣の対策のための関係ですけれども、特に今回はその駆除をしている猟友会への支援を求めているんですけれども、その前にこの有害鳥獣のことをいろいろ状況を聞いていますので、それについて少し再質問します。 まず、市民や農作物への被害の状況を聞いたんですけれども、市民への被害というのは特に報告はなしということですが、実際に遭った市民なんかはすごい怖い思いをしているということで、最近里までおりてきているということがありまして、直接被害になっていないんですけれども。夜、家に帰ろうと思ったらうちの前にいたということで、とても驚いたということがあって、やはり市民は心配しているというのはあるんです。実際に被害がないからいいんですけれども。そういう形ではかなりイノシシがまちのほうにおりてきているということがありますので、それは心配であります。 それで、平成28年度の被害として680アール、金額にして804万7,000円という報告がありましたけれども、これはどのように調べた数字なんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) その金額については、被害面積と金額についてはJA伊豆の国の営農事業部のほうからの数字を採用させていただいています。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) JAのほうでの数字ということですけれども、これを全て把握しているというより、JAのほうに入った情報からかと思います。というのは、JAの部農会になっているんですが、直接その1件1件調べてというそういう集約はしていませんので、JAが独自に調べた数字かと思います。実際はこれよりもかなり大きい被害が出ていると思いますけれども。このカウントの仕方もいろいろで、例えば10アールの水田に一部、イノシシにやられた場合、10アール全部を被害と見るのか、本当に食べられたところと見るのか、倒されたところも見るのか、そのカウントの仕方がいろいろありまして、数字が変わってくるということがありますので、この辺は実際の数字をどう見るのか、なかなか難しい話であります。 ただ、言えることは、この有害鳥獣によって相当農家が意欲をなくしているんですね。というのは、作物をつくるだけでも大変なんです。自然相手ですから、そのときの天候によっても左右されますし、つくり方によってもうまく病害虫の駆除なんかうまくできなかったり、肥培管理もできないと変わってしまいます。やっとできた物、やっている土地もありますけれども、それをやられてしまうと本当にがっかりなんですよ。今までの手間暇かけてこれからやっとおいしいものがとれる、出荷しようというときにやられることが多いんですね。実ってきたときにということを考えますと、本当に何とか対策をということで、農家もしているんですけれども。 とにかくイノシシや鹿がふえてきて被害が拡充しているということ、この被害の、実際の被害よりもその捕獲ですね、捕獲の数もふえているということで、これ実際にどんどんふえてきまして、このイノシシと鹿ですけれども、イノシシは前から被害が多いんですが、最近鹿がふえてきているんですけれども。特に伊豆市のほうからこちらにふえてきて大仁の浮橋、山間部ではかなりこの鹿を見ることが多くなったということで心配しています。 特に鹿は背が高いし、飛び越えますのでなかなかその防護柵が効かない。それで青いものは全部食べてしまうということで、イノシシはかなり限られているんですね。芋を中心に根物のものを食べるとか、一定のものに限られたんですが、鹿はほとんどのもの、青いものを食べてしまう、木の芽から木の皮、それから作物もそうですけれども、本当に被害が増大するということで、県は相当この鹿についての対策を強めているわけですけれども。本当に今後、この鹿が市内にもふえてくるんではないかと心配しています。ますます被害が広がるということを考えますと、早目の対策をすることが必要と思います。 それと、市は農家に対してもいろいろこの有害鳥獣の対策として、対策をとっています。補助金を出していますが、その対策の内容とそれから申請件数の累計の数がわかればお聞きします。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 農家の支援ということで、鳥獣被害防止対策補助金というものを農林業者に限りますが、設置いたします電気柵や、あと、けものが侵入するのを防止するフェンスなどに対して補助を実施しております。補助率については資材購入の2分の1、最大で10万円になります。今年度の申請の件数になりますが、現在28件、合計金額で115万円になっております。私が今ちょっと持っておりますのは平成27、28年、今年度を加えまして申請の件数が68件、補助金の額が294万2,000円になっております。ちょっと過去の件数、数字はちょっと持っておりませんが、その3年間の数字は今言ったとおりでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 農家の方、林業の方が市の補助金を使って対策をとられているということですけれども、まだまだ使っていない方もいて、知らないよという方もいるんですね。ぜひこの制度を使って防止策をできるように、また市のほうからもPRをお願いしたいと思います。 それで、3番の猟友会の支援の関係なんですけれども、猟友会の先ほど人数聞きまして、この捕獲といいますか、駆除のほうに当たっている人数が先ほど、大仁25、長岡18、韮山26ということで69人ということで、年齢についてはわからないということですが、聞きましたところかなり高齢化している。本当に若い人も、若くても60代、多い人は80代までいっているということで、なかなか高齢化が進んでいて大変だと言っているんですね。それで、この猟友会ですけれども、いろいろ支援はしていると思うんですが、その支援内容について伺います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 猟友会さんの支援という形なんですが、まず市独自の支援となります日々の出役に対して報償金をお支払いしております。また、活動中に負傷したり、死亡した猟犬の治療費だとかについても補助のほうをしております。またさらに、希望者につきましては箱穴を購入して貸し出しのほうも行っております。さらに、国の交付金になりますが、捕獲した個体の処理に対する補助金ということで、補助金のほうも支出しております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) はい、わかりました。 猟友会が駆除してもらうことについて、いろいろその補助をしているということでわかりました。それで、捕獲には銃を使うのとそれからわなを仕掛けるのがあるんですけれども、その銃とわなではその報償が違うんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 銃を使った場合は、1日3,000円をお支払いしております。さらに猟犬に対して1日2,000円を支払っております。わなについてなんですが、わなの設置をするときについて1日3,000円の報償と日々の見回りを毎日のようにしますので、その見回りについて1回200円のお金を支払っています。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) わかりました。 銃とわなではその報償の違いが若干あるんですけれども、それは内容が違いますので、それでいいと思いますけれども。この犬1日2,000円ということなんですが、これは実際に猟に出るときは、そんなにたくさん犬は人ほどいないんですけれども、この犬がなかなか大変で、治療費も出すんですけれども、けがが多くて、その治療、浅いけがでも1回2万円ぐらいかかる、重い傷になると7万円から30万かかったこともあるということで、かなりこの犬には治療費がかかります。 なぜかというと、このイノシシの犬というのは何というんですか果敢なんです。ほかの猟犬の中でも特にその果敢に攻めていくというか、突っ込んでいってしまうんですね。だからイノシシと接触するということで、イノシシの牙によって切られてしまうんです。これが鳥の猟犬ですと、鳥をぱっとおどかして飛び立たせるだけですから、被害がないです。それで、ウサギを追うビーグル犬なんかもウサギを追うだけで、ウサギのほうがよっぽど速いですから、においをたどってほえているんです。だから一切けものとは遭わないんですけれども、イノシシは猟犬が出くわすんです。そして飛び込んでしまうんです。それで相手に向かっていくものですから、イノシシがまたそれに対して反撃してきて、鋭い牙でけがをするということで、イノシシは、すごい、犬が危険にさらされるということでは危険が多い、リスクが多いということではかなり大変で苦労されております。だから、本当治療費も少し出してもらっていますけれども、本当大きいけがをしちゃうと本当に使い物にならなくなることもあるということで苦労しています。 それで、猟犬を育てるのは大変なんです。猟犬を、子犬をもらってとか、買ってきてとか、それで済むわけではなくて、それをならすわけです。猟にならす。それで、銃の音にもおびえないようにするとか、あとそのイノシシのにおいにそれを覚えさせるとか、それとかハンター、猟師の言うように動かすとかということで体得させたり、入れたりするということですごく仕込むのが大変なんです。だから本当に1頭の、猟師が満足できる犬はなかなかつくれないと言っています。それほど苦労して育てている猟犬ですので、それをやはりイノシシにけがをさせられてしまうというので、本当にそのハンターというか猟師の方も心配しています。 そういう点では、手厚い少し補助をしてもいいかなと思っています。実際何十人もいる会員ですけれども、犬は本当に数頭です。使える犬は。だから毎回その使える犬をお願いして出してもらっているんですけれども、そうやってけがをしちゃうとまた次は使えなくなるということで、今度別の犬を探してくるということで、なかなか苦労しているということを聞きますので、ぜひその犬の苦労にも理解を示してほしいと思います。 それと今、市のほうで報償を出していますけれども、とったものにも出していますよね、1頭当り幾らで。そのことを県も行っているんですが、この辺の県と市の行っている捕獲したけものについての、何というんですか、報償金というかそれはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 市がお支払いしている補助金になりますが、その鳥獣被害防止対策緊急捕獲活動支援事業ということで、成獣になりますと、イノシシと鹿が8,000円です。そのあとハクビシンが1,000円とか、子供とかありますが、それが市のほうの出しているもので、県が行っているというのは県の管理捕獲、要するに農作物の被害があるから捕獲するというわけではなく、希少植物とか生態系の保全のために、そこにいるニホンジカですね、鹿の頭数を管理するということで捕獲をしておりまして、その補助金のほうが、当市が含まれるエリア、伊豆北エリアなんですが、そこですと雄が1頭1万2,000円、雌が1頭1万8,000円ということで、これは県が実施している事業ですので、それ以外のことは私のほうではわかりませんが、一応そういう数字はこちらのほうで問い合わせた結果、教えてもらってあります。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 今、部長からありましたように、市のほうは鹿やイノシシ1頭、親で8,000円、県のほうは管理捕獲でこれは鹿のみですけれども、雄が1万2,000円、雌が1万8,000円ということで、かなり市と違いがあるんですね。何が言えるかというと、結局、市内でやっている特にイノシシをとるのはわなが多いんですけれども、わなの方、要するに県のほうがいいからイノシシをとらずに鹿にいってしまうんですね。そうするとイノシシのなかなか駆除ができないということでこの辺の、これは仕方のないことで、県がそれだけ出すのをやめろとは言えませんけれども、市へ出すより県の鹿をやったほうがいいからということで、その農家の方からイノシシが出たから来てくれと言っても、なかなかその鹿へいっちゃうということを言われているんです。それで、銃の方はほとんどがイノシシをやっていますので、銃をやっている方たちはイノシシが出たというとその近所へ行って入るんですね。そう考えるとちょっと県と市の金額の違いがあって、ましてや県は鹿だけだということですので、鹿もこれからふえては困りますから捕獲は必要ですけれども。実際被害に遭っている農家に対しては、ちょっと対応が少ないというのが少し問題かなと思っています。これは問題提起で終わりにしたいと思います。 それで、先ほど答弁の中で、猟友会の②のところで会員を確保するための市のPRのところで、実施隊を組んでいきたい、組んでいるとかということを今ありましたけれども、もう少しこの説明を求めたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 今年度、伊豆の国市の有害鳥獣の捕獲実施隊ということで組織をしました。その組織のメンバーなんですが、職員になりますが、農業商工課の職員6名が実施隊のメンバーとなっております。当然職員ですので、銃を持ってというのはなかなかできませんので、小型、中型、ハクビシンやアナグマなどですね。農作物の被害を与える小さな動物に対しての捕獲と処分を行うということで、今までは猟友会さんのほうにハクビシンなどの駆除のほうをお願いしていましたが、そちらのほうは市のほうでやりますので、もっと鹿とイノシシのほうの捕獲のほうに専念していただきたいということで、市の職員をもって中型のハクビシン、アナグマの実施隊を組んだというところです。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) いいことだと思います。この実施隊というのは隣の伊豆市でもたしかやっていると聞いています。ここはもっと人数も多くて、銃の方も含めて猟友会の方も含めて市内外の方を募って、その中で実施隊もつくっているというふうに聞いています。ちょっと伊豆市のほうとはこの実施隊は若干違うのかなと思いますけれども、伊豆市は捕獲隊が220人いて、そのうち実施隊を50人で構成しているというふうに聞いています。銃の人には1日1万2,000円、わなの人には1日3,000円ということで、報償も出しながらこの実施隊を行って、ゴルフ場やふだん入れないような、ハンターが入れないところに実施隊で入っていくということで活動しているそうですので、ぜひ伊豆の国市も実施隊をつくったということですので、効果が上がるように少しこれから充実させていってほしいと思います。 それと、出役金ですけれども、1日3,000円出しているんですが、これ近隣市町と比較して、手厚いほうになっているからちょっと値上げの検討はしないということなんですけれども。特にこの猟友会の方、苦労するのが、今までこの猟期というのは冬場だけだったんです。11月から2月だけだったんですが、それ以外は猟期でなかったんです、夏場は。ところがこの有害鳥獣がふえてきて、駆除、今は捕獲、被害防止目的捕獲といっていますけれども、これをしているために夏も出てもらっているんですが、大変なんです。特に夏は暑い、それと蚊やブヨ、それとダニがすごいらしいんです。だからそのために薬とか防虫剤とか持って出かけないと、それでも体についてくるから家の中も入れなくて大変だということで、足も真っ黒になっているとか、長岡の方ではマダニに刺されて入院した方もいるんです。それほどやっぱり山の中に入るとすごくいます。それと、けものに、鹿、イノシシにすごいついているんです。だからそういうのと戦わなきゃならないということで。 それから、夏の山場、急斜面のところ上がったり登ったりする。それから捕獲したものを運び出すんです。それが大変だと言っています。山の中から道がないところを山の中を引きずるんです。60キロから大きいのは100キロぐらい、大きいイノシシを何人かで引きずりながら道まで出すということで相当の労力です。だから本当に年寄りはなかなかこれに参加できないというか、そういうことができないということで、猟友会がなかなか大変だというのはそこなんです。だから、それほど苦労している猟友会のメンバーですので、本当にこの苦労を考えたら、少し手当をあげることも必要かと思いますけれども、こういう苦労の実情についてはどう考えますでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 現在、農業商工課のほうには毎日のように、イノシシ、鹿を捕獲された方が補助金の申請にいらっしゃっております。当然その猟友会の3分会ありますが、そちらの会長さんもよくお見えになって、とにかく今、田中議員さんがおっしゃったとおり、夏場の出役が非常に大変だということは十分承知しております。なぜ3,000円かということなんですが、もともとは合併した当初は各3分会に対して30万円から40万円ぐらいの補助金を出していただけでございまして、その中でそういう大変な皆さんご苦労されているということで、それを多少なりとも見るというんですか、ということで出役の報償ということでさせていただきました。頭数が実はたくさん1人の方がとるということになりますと、出役よりもその頭数に対しての補助金を出すほうがいいんですが、伊豆の国市では隣の伊豆市に比べて、鹿の生息数だと半分以下になりまして、なかなかその捕獲の数が伸びていないというところがありまして、逆に出役でお支払いするほうが会員さんにとっては助ける形になるということで、報償金を差し上げておりますので、金額については言われることはございます。当然もう少し頑張ってもらえませんかということは言われますが、当分今、うちのほうの中ではその金額でしばらくやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) はい、わかりました。 ちなみに、伊豆市は実績が年間鹿が3,500頭、イノシシを960頭もとっているということでは、相当数を出していますので、その報償金、かなりの金額になりますので1日の日当の出役金は少なくても、かなりそちらでカバーできると思いますので、その点伊豆の国市と同じ1日出てもその金額が違うのかなと思います。 それで、銃で行っている人たちには1日3,000円出るんですが、それは猟友会の口座のほうに入るんですね。ところが、わなでやっている方は個人の口座に入るということで、猟友会に一切お金が入ってこない。だから、それによって銃とわなとの差が出てしまって、わなの方はますます鹿だけとりたいというふうになったりしてしまうということで、本当に市内の被害を防止するというふうにちょっと結びつかない点も少し心配がありますので、その辺は今後少し検討してほしいと思います。 いずれにしても、中山間地農業や地域農業を守るためにもこの有害鳥獣駆除、大事ですのでこれからも充実を求めたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、次の質問に入ります。 交通安全のための活動をしている交通指導員の待遇改善をというところですけれども。 今一番初めに交通指導員の定数と実人数を聞きましたけれども、条例定数は51人、現在は37人ということでしたけれども、これは年々減少しているという答弁でした。年々減少、どういう理由から減っているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 交通指導員につきましては、2年任期で区長さんに推薦をしてもらうという形をとっております。それでその中で、交通指導員さんを出していただくというのがちょっとなかなか区によっては難しい状況にあるというところから、年々減っているといいましても、合併当初64人だったのが今37人ということなんですが、平成28年度が40人、27年度が38人、徐々にではありますけれども、減っているというような状況であります。ですので、各区長さんに推薦をお願いしているんですが、その区の中の推薦が難しいということであります。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 区長さんにお願いしているけれども、なかなか選任が難しいというのは、なかなか受けてくれる人がいないということだと思うんです。51人は条例定数ですけれども、実際は37人、これが徐々に減ってきているということになりますと、どんどん減ってしまうのかなと心配するんですけれども。これ市の交通指導として交通指導員、必要とする人数、どのくらい必要という人数はあるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 交通指導員の設置条例の定数が51人ですので、51人に近いほど理想だとは思います。しかし、現在が37名ということでありますので、当然多いにはこしたことはないということでございますが、先ほどの理由によってなかなか交通指導員の区からの推薦が難しい状況になっているということでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 交通指導員、なり手がいないというのは大変だからなんですね。 先ほど、どのぐらいの活動状況か聞いたところ、答弁では月に1人10回から11回ということだったんですけれども、これどのようにしてこの10回から11回とわかるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 交通指導員さんにつきましては、活動状況をこちらのほうへ提出していただいていますので、誰が何回というのはわかります。それの平均をとって10回から11回ということであります。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) はい、わかりました。 日報を、というかその報告があってそれで集計したということでわかりました。私たちがよく目にするのはそのイベントのとき、この間の駅伝大会とかそういうときには駐車場にいたり、各道路に出てくれて交通整理をしてくれているんですけれども。あとよく毎朝、朝の登校時にしているんですけれども、この登校時の指導する場所というのはこれ指導員に分担されて、場所を決めて行われているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 毎朝の指導につきましては、各指導員にお任せをしている状況であります。それで、新任の指導員さんにつきましては、指導委員会の会議等で先輩の指導員からアドバイスを得ながら、場所などを決めて行っているというような状況であります。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 自発的にということですと、その人が、指導員が自分で思って、ここに行こうと思ってやっているということになるかと思うんですけれども、実際に市のほうで、例えば教育委員会もそうですけれども、ここが特に危険だからここに立ってもらいたいとかという、そのような指導とか要望はしていないんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 朝の指導につきましては、あくまでも各指導員さんに任せておりますので、今のところ、学校からの要望とかということで立っているということではございません。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) あくまでも自発的にお願いしているということですけれども、私、先日、長岡駅前を朝通りましたところ、駅前の北のほう、北から来て前を横切って土産物屋さんの前を通って向こうに、線路のほうに行くんですけれども、そこには制服を着ていない女性、だから一般市民の方がそこで少し指導していたんです。交通整理していたんですけれども。特にあそこ危険なんです。今、特に車があそこへ駅のほうに曲がるように、駅にまっすぐ入れず左に曲がって奥から駅の中に入るようにしていますので、かなりあそこ、車が曲がってくるところを子供が通るということでは危険な場所ですけれども、そこには交通指導員が立っていなかったなと思ったんです。交通指導員の皆さん、制服を着て立っているといいますから、女性の方も私服でしたので、あそこにはいないんだなというふうに私思いました。そうなりますと、やっぱりそういう危険な場所があれば、交通指導員にお願いしてここに立ってくださいとかという指導もあっても、お願いがあってもいいのかとも思いますので、ぜひその辺はまた検討してほしいと思います。 それと、(3)の8,000円の月額の報酬ですけれども、これ、合併時から変わらないということで答弁ありましたけれども、この8,000円という根拠についてはわかりますでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) これにつきましては、合併時、長岡、韮山、大仁のそれぞれの指導委員会がありまして、その中で一番高い韮山に合わせたのが8,000円ということでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 合併時のいきさつで、高い韮山に合わせたということですけれども、それから見ると、もう15年もたつわけですね。それで、かなり人数が減ってくる分だけ出ている方の活動の量も今度ふえていると思うんですね。それで、各区ではそのお願いするのに大変ですので、少し区からも金を出しているという区もあるそうです。少ないですけれども市とは別に、何とかお願いしますから、区からも少し出しますからということで、区に自発的に少し手当というか、そういうものを出しているところもあると聞きます。それほどやっぱり区の役員の皆さん、大変な思いをしているんですね。確かに、交通指導員になって、イベントのときだけではなくふだんも朝も出たりするとなると、登校時、朝7時ごろから1時間だけ出るとなると、やはり毎日のこと、大変です。だから、今やってくれる方は本当に頭が下がるんですね。寒い冬でも本当に立ったままで、そういうふうにやってくれています。登壇でも言いましたように、冬などはトイレ、だから初めからもうどこかトイレを探しておいて、もし行きたくなったらあそこにお願いしようとかという、公共のものがあればいいけれども、ないところだと、どこかのお願いできる家を探していくとかということで、苦労されているということを聞きます。そうして、やはり子供の安全を見守ってくれているということでは感謝しているんですけれども、それに見合う報酬もやはり出してあげるべきだと思うんです。それで、人によって違うと思うんですが、多い人はかなり出ていると思うんですね。その辺をつかんでいますでしょうか、回数について。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 多い人で年間300回、朝出て夕方出るということでその2回というカウントなんですが、300回ぐらいの人がいらっしゃいます。それから、月3回ぐらいの方もいらっしゃいまして、これは交通指導員さんでも働いている方もいらっしゃいますので、朝出られないとかということがありますので、そこは仕方がないのだと思っております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 私もそこの辺は承知していまして、勤め人で会社に行くために朝早く出かける方もいますので、そういう方でもいいからお願いしているんですよ。本当は、朝も自由に時間があって、出られる方にお願いしたいんですけれども、区のほうとしては、なかなか大変だから朝やってくれる人がいない、じゃ勤め人でもいいからお願いしようかということで、そういう人にも無理を言ってお願いしているということがあるんですね。やはりそれだけ交通指導員さんは大変なんですよ。それで、区でお願いするにも、せめて報酬がこれだけありますから何とか頑張ってくれないだろうかというのには少し上げてあげたほうが、本当にお願いするのにもしやすいと思います。それで、合併以来ずっと上がっていないという金額を少しでも上げてもらうということは必要だと思うんですね。それと、方法としては、あと、そういうふうにちゃんと日報というか、出たこの報告をしますので、それに合わせて、実際の出た日にちに合わせ1回幾らとかと決めて、基本金額は今8,000円じゃなくてもっと下げても、出た量によってそれを支払うということも私は可能かと思うんですが、そういう検討はどうでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 当市の交通指導員につきましては、条例で設置されて、市長が委嘱する非常勤職員として位置づけられておりまして、また現状ですね、指導員からは、市長の答弁なんかで県の平均ぐらいという、報酬につきましてはということだったんですが、実際は平均よりも少し高いという状況であります。そういうところもありまして、報酬等に関しての改善要望というのが出ていないという状況があります。また、手当の支給ですね、出動手当のことを言っていると思うんですけれども、それは指導員によって活動回数が違いますので検討はできると思いますが、現在の指導員につきましては、個々の生活だとか就業の状況を踏まえて、自主事業や多くの指導依頼に対しまして、行ける人が行く、それからやれる人がやるという方針で調整を実行しております。また、活動回数が少ない指導員さんにあっても、出られるときには出る、出たときには積極的に活動するというような状況でありますので、指導員の個々の待遇を考えますと、考えることは基本であるとは思いますが、現状、指導員会の会長以下の全体として、よくまとまって活動ができているというような状況と認識しておりますので、手当の支給に関しては、まだ検討を進める段階ではないというふうに考えております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 今、私がここで交通指導員の実情やそういう改善のことを提案しているのは会としてからは上がっていないというのは承知しています。ただ、何人かの交通指導員の方に会っていろいろ話を聞きますと、大変だということですので、その辺をぜひ酌んでいただきたいと思いますが、数年前に会のほうからこの値上げというか、その充実を要求したこともあると思いますけれども、それはなかったんですか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 議員が言われるように、数年前に報酬についての指導員さんのほうからのお話があったということは聞いております。ただ、近隣の指導員会の報酬等、あと、答弁でも少しありましたけれども、県の交通指導員会の連合会があるんですが、そちらのほうの交通指導員憲章というのがありまして、その中で、指導員はボランティア精神を常に保持し、地域社会に奉仕しますというようなこともありまして、そういうことであればなかなか報酬の値上げはということで、そのお話については途中でというか、指導員会のほうで納得されているというような状況になっていると聞いています。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 確かに今やっている方は、本当にボランティア精神で市民の交通安全、子供の交通安全のために頑張ろうということでやってくれていると思います。それには頭が下がりますけれども、何も時間単価で普通の最低賃金を払えというわけじゃありませんので、時間数からいって、これは今の月8,000円を上げたとしても時間単価にすれば本当に幾らもないと思います。年間の月の出る時間から考えれば、それほどの高額なことを私が言っているわけじゃないと思いますので、ぜひ活動している指導員の苦労に報いるためにも、少しは値上げするように少し検討を求めて、次の質問に移ります。 最後の韮山山間地域の水道移管についてでありますけれども、なぜ私今回この質問をするかというのは、この山岳水道のことについて、この間ずっと説明がなかったもんですからどうなっているのかなと思っていましたら、ちょっと耳に入ったのが、何だか話がまとまったようだよというような話を聞きました。それではじゃここでしっかり確認しようということで、きょうの質問をしたわけですが、やはりかなり初めて聞くことが多くて、ちょっと驚いていますけれども、かなり進展したんだなと思います。それで、今までも山岳水道全体をということで私も聞いていたんですけれども、それは(1)で質問している水道計画ですけれども、全体を統合するというような話では聞いていたんですが、これを個々に考えるということなんですけれども、これは水源が大きな問題ということですけれども、この水源については見通しがついたということでしょうか。それぞれの水源についてはこれで大丈夫というような見通しがついているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 山間地の水道関係なんですが、先ほど市長のほうからもございましたが、5地区というふうなことで、3つ、富士見ニュータウンの簡易水道、グラン・ビューの専用水道、小松ヶ原別荘地の専用水道、高原地区専用水道、あと、エメラルド地区というふうな形になっております。それぞれ水源については、特に小松ヶ原については現在市に移管をする協定のもとに整備工事を実施しておりまして、その中で予備の井戸を1カ所掘ってもらったというふうなことで、こちらについては水源が十分確保されているというふうなこと。あと、高原地区につきましては、議員ご存じのとおり、田中山へ統合に向けて整備を始めているというようなことで、こちらも水源については見通しができております。ニュータウンの関係とグラン・ビューの関係につきましては過去より水源整備がされているというふうなことの中で、大丈夫でございます。最後のエメラルドにつきましては、基本的に開発当時は自家製の井戸を掘削して供給していたというようなことですが、その井戸が枯渇して、現在では駿豆水道のほうから函南町のエメラルドを経由して、伊豆の国市の区域へ水をいただいていると、いただいているというか、函南町と伊豆の国市との間で水供給の覚書を締結して、その中で函南町のほうから供給をしてもらっていると、そういう状況ございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 私の認識しているところは、小松ヶ原の井戸に予備の井戸を掘って、それに水量があればこの山岳水道に回したいというような考えが前あったかと思うんですが、それはそのために予備の井戸も掘ったかと思うんですが、その結果、山岳に回すほど、エメラルドのほうに回すほどはなくて、小松だけでいっぱいということなんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 小松ヶ原の新しい井戸につきましては、この5地区、高原は別としまして4地区のほうの水を賄うというふうな量は出ておりません。この新しい井戸を含めました小松ヶ原の井戸の関係で、エメラルドの伊豆の国市区域については賄えるであろうというふうな結果が出ております。実際エメラルドの水道施設につきましては漏水が非常に多いというふうなことで、半分以上水が使われないで漏水してしまっているというようなこともございますので、そんな関係もありますが、今の計算では何とか賄えるような数字、あるいはまたグラン・ビューさんのほうの井戸のほうにつきましても、万が一のときにはお願いしたいというふうなことの中で進めているというふうなことでございます。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 小松ヶ原の井戸がエメラルドのほうにも回せるだけの水量はあるということですけれども、これはかなりの深井戸だと思うんですけれども、あるということでは安心するんですけれども、そういうことでわかりました。 それで、具体的な水道移管に当たっての市の考えということで、2番で聞いているんですけれども、これ、市も水道移管、今まで何件か市になってからあると思うんですけれども、その事例と費用負担はどのようになっていたか少しお聞きします。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 伊豆の国市に合併後移管された水道事業につきましては3カ所、3地区ほどございます。1つ目が太之田専用水道、奈古谷地区になりますが、約50件程度の水道供給というようなことで、平成21年の4月に移管をされました。移管の前に、老朽化している施設の改築というか、更新をお願いしたというようなことで、そちらについては総事業費が3,320万円かかっていたそうでございます。市からの補助金は、2分の1、1,660万円出ているそうです。 また、2カ所目としまして、同じく平成21年4月、こちらにつきましては、中地区の坂本専用水道、こちらについては75件ほどあったそうで、施設の更新につきましては4,378万5,000円の事業費、こちらについても、市から2分の1の2,182万9,500円の補助が出ているというようなことです。 3カ所目につきましては、星和・立花台の上水道というようなことで、こちらは平成22年4月に移管をされております。それで、こちらにつきましても、送水施設あるいは配水設備等を改修後というようなことで、給水の件数は620戸ほどでございます。星和のほうは、改築の事業費が約4億900万ほどかかったというふうなことの資料がございます。こちらにつきましては全て企業のほうで負担をしていただいたというようなことで、先ほど補助が2分の1出ていますよというお話をしましたが、こちらにつきましては、市の簡易水道等の事業費の補助金交付要綱というのがございまして、その中で宅地造成の開発等によります水道事業については該当しておりませんが、旧来からの簡易水道について、韮山第一、第三、あと坂本、台、鳴滝、金谷、太之田、高原と、こういう組合に対しては補助金要綱の中で補助しているというふうなことでございます。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) わかりました。 過去の市になってからの水道移管3件あったということで、それと、それについての市の補助、2分の1の補助は市の補助金の補助要綱で決まっているということで、わかりました。そうなりますと、今回の小松ヶ原とエメラルドタウンの水道移管についてはこの補助要綱には該当しないんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 該当しません。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。
    ◆14番(田中正男君) わかりました。 それでは、具体的に3番の小松地所の移管の状況について聞きたいんですけれども、今、答弁をもらいましたので、大体わかりました。もうどんどん進んでいて、平成31年4月には移管を目指すということで、来年の4月には移管される方向で進んでいるということになりますと、もう全て市が移管を受けても問題ないような設備になって、井戸も全て完了しているということだと思うんですが、この地権者というか、その利用している方ですけれども、これについては、市へ移管については100%の同意はもうもらっているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 基本的に、各戸の給水装置の申請、加入分担金、移管、それらに関する承諾書、ゼネラルからもらっているというふうなことです。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) それと、この小松ヶ原のほうは料金、使用料はどのようになるんでしょうか。市の料金と同じなのか、ここは別の料金設定になるのか、その辺はどうなっているんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 基本的には、将来的には市の簡水の水道料金になろうかと思いますが、移管後すぐとか、ちょっと今資料がないもんで、また後で答弁させていただきたいと思います、すみません。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) わかりました。 それでは、(4)のエメラルドタウンのほうの水道移管について伺いますが、かなりこれは進展したと思います。今まで議会で聞いている話からかなり進展しましたので、聞きたいんですけれども、これは実際管網図とか、布設されている管の状況までも調査はされているんでしょうか。どういう状況になっているかという。先ほど漏水が半分以上漏水しているというような話もありましたけれども、その辺の状況の調査はもう済んでいるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 昨年度その辺の調査をさせていただきまして、状況は把握しているというようなことでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 調査の結果、その漏水の箇所なんかもわかっているんでしょうか。それと、布設がえが必要な場所まで大体把握したということでよろしいんでしょうか。その辺はどうでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 基本的には、施設がほとんど老朽化していまして、当然耐震のほうもされていないというようなことで、それで一部道路内というか、民地に入っているようなところもあるようなもんですから、基本的に全ての施設を更新する必要があるではないかというふうな、100%ではないかもしれませんけれども、そういう形で考えております。 あと、先ほどの小松ヶ原の関係なんですが、市のほうへ移管をしたら市の料金のほうへ移行していくというようなことです。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) エメラルドタウンのほうは調査済みで、民地に入っているところもあるということで、布設がえはほとんどしなきゃならないという状況だということはわかりましたけれども、この布設がえ、あるいはその配水タンクも設置するということも必要かと思いますけれども、その辺についての事業費という、金額もおおよそ出たんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 概算の数字をはじきまして、それを組合さんのほうへ提示をしてあるというようなことでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) その金額も本来ならば整備した後、市に移管ということですけれども、先ほどの答弁だと、私、理解した範囲ですと、それには、その資金がないので、水道料金でその分を上乗せして事業費の分を賄うための料金も設定していきたいというふうにとったんですけれども、それというのは、今の水道料金を値上げして、それをこの組合やその地主というかね、権利を持っている方、オーナーといって土地だけ持っているけれどもここに住んでいない方も含めて皆さんから同意を得るということを済ませて、市のほうは移管を受けるというふうにとったんですが、それでよろしいんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 基本的には今の考えでよろしいかと思います。一般的な今までの経緯、市の考え方で先に施設の整備をしてもらいたいというふうなことで、それが基本なんですが、今回の場合はちょっと事業費も多いというようなことで、それで蓄えもそれほどないというふうな中で、市のほうの提案をしているのは、今後30年、40年の先を見据えて、その間で更新計画を立てて、その上で料金設定をしていただいて、その料金の中で施設更新が間に合うように設定していただきたいというふうなことで、ある程度の料金的なものについてもご提案をさせてもらってあります。基本的には市の施設というふうなことになるんですけれども、この料金徴収を行っている公共施設につきましてはコンセッション方式というふうなことで、施設の所有権が自治体で、施設の運営権を、要は水道事業としての運営、施設更新から料金徴収まで、これを民間の事業者に設定する方式があるんですけれども、その方式を提案しているというふうなことで、組合さんのほうで水道施設の運営権を持っていただいて、料金徴収から施設更新を計画的にやっていただきたいという提案をさせてもらっております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) そうなりますと、市の水道ではなく、あくまでも運営はエメラルドのほうに、ダムのほうにしてもらうということなんでしょうか。それは料金も当然その組合で決めた料金を徴収するということになりますので、市の水道ではないけれども水道は市が保管するという、そういうことでよろしいんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) エメラルドさんにつきましては、まず今水道の認可が切れてしまっていて、駿豆水道のほうから函南町経由で緊急的に水をいただいていると、原水を買っているというふうな状況になりまして、エメラルド地区の水道認可をとるには新たな水源を確保してでないと認可がとれないというふうなことの中から、市のほうで水道認可をとると。水道施設も、市が全部移管を受けると。その中で施設の水道料金の設定から水道施設の更新工事、点検業務を全て組合さんに委託をするというふうなことで、基本的に市の施設になるんですけれども、全て運営から更新から、点検から、日常の管理までを委託をするというふうなことで捉えていただければと思います。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) 大体見えてきました。そうなりますと、市がエメラルドタウンのその水道施設に工事費とかそういうものを、一旦工事して、それでエメラルドタウンから市のほうがそのかかった分を受けるということになるんですか。その財源がないということですので、水道料に上乗せしてということになりますと先までかかるわけですよね。それは後々返してもらうけれども、当面は市が立てかえて出すというふうな形になるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 今組合さんに提示しているのは、工事は順次やっていただきたいと。だから、先行して全てを完成させてからというふうなことではちょっと財源的にもないというふうなことで、いつ移管ができるかわからないというふうなことの中で、30年、40年の契約の中で更新工事を随時行っていただきたいというふうなことでお願いをしております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) わかりました。そうなりますと、かなり工事が完成するというのは相当先までかかるということで、わかりました。そういうふうに見ていく必要があるなと思いますけれども、最後に聞きたいのは、この移管についての同意を得るってなかなか難しいと思うんです。そこに家を持っているけれども住んでいない方、また、家もないけれどもただ土地だけ持っている方まで、同意をしていくということは大変だと思うんですけれども、その辺はやっぱり全員の同意が必要なんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、都市整備部長。 ◎都市整備部長(杉山清君) 今まで市のほうへ移管を受けた水道施設について、全て100%同意をいただいているというふうなことで、先ほど小松ヶ原の話なんですけれども、最終的には100%欲しいよということは言ってありますが、万が一家を建てていない方とか、そういう方の中で同意がもらえなかった場合には、責任を持って管理組合のほうで責任を持つという形でお願いしております。エメラルドタウンにつきましても、基本的には同じ考え方でいきます。というのは施設をこれから更新して直さなきゃいけないというようなことで、やっぱり使っている方の同意が得られないとうまく事業が回らないというふうなことの中から、基本的な考え方は100%いただきたいと。ただ、先ほど議員おっしゃるとおり、いろんな転入されている方、あと別荘的に使っている方、あと土地だけのオーナーの方、いろんな所有形態がございますので、万が一そういう形で100%の同意がなくても、いろんな中で協議をした中で進めていくのかなと。基本的には100%いただきたいというスタンスで臨んでおります。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、田中さん。 ◆14番(田中正男君) わかりました。 市のスタンスはそれでいいかと思います。ただ、中にはどうしても同意を得られないという方があっても、その組合なりその事業者が責任を持ってそれは対処するということになれば、市のほうにそれが返ってくるということはないと思いますので、いずれにしても住民が安心してライフラインである水がしっかり使えるように、安全で安心な水道設備をするように今後も市が努力することを求めて、私の一般質問を終わります。 ○議長(天野佐代里君) これにて14番、田中正男さんの質問を終了いたします。 会議の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。再開を14時25分といたします。 △休憩 午後2時08分 △再開 午後2時25分 ○議長(天野佐代里君) 休憩を閉じ会議を再開し、一般質問を行います。--------------------------------------- △森下茂君 ○議長(天野佐代里君) 次に、4番、森下茂さんの発言を許可します。 なお、参考資料の提出の申し出がありましたので、これを許可いたしました。ご確認ください。 それでは、4番、森下さん。     〔4番 森下 茂君登壇〕 ◆4番(森下茂君) 議席番号4番、公明党、森下茂です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、発言通告書に従って、2項目について一般質問をいたします。 1項目め、高齢者の終活支援について。 超高齢化社会の日本においては、近年、人口減少の局面を迎えている上、65歳以上の高齢者及び75歳以上の後期高齢者の人口割合は増加します。さらには、単独世帯の大幅な増加も確実となり、本市においても、平成28年度高齢者福祉行政基礎調査によると、65歳以上の高齢者人口は1万5,170人、総人口4万9,677人に占める高齢化率は30.5%で、3人に1人が65歳以上の高齢者となっています。また、65歳以上のひとり暮らし世帯数は3,087世帯、夫婦のみ世帯数は2,305世帯あります。 昨今では、終活について、ひとり暮らしで収入や資産の少ない高齢者の方々の関心が高まっております。 生活にゆとりのない高齢者の中には、少ない生活費の中から苦渋の思いで貯金をしている方もいると聞いております。そして、その使い道を尋ねると、多くの方がお葬式代と答えるそうです。生活にゆとりがなくても、葬儀の費用くらいは自分でとの思いからです。 しかし、ひとり暮らしで身寄りのない高齢者が亡くなった場合、個人情報保護の観点から、連絡が契約している葬儀社に行かない、また自治体も、亡くなられた方が生前に供養を望んでいても、銀行口座が凍結され預貯金が引き出せず、生前の本人の供養に関する希望が一切反映をされません。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)過去5年間(1年ごと)で、ひとり暮らしで身寄りのない高齢者が亡くなった人数は。 (2)ひとり暮らしで身寄りのない高齢者が亡くなったとき、市はどのような対応をしていますか。 (3)火葬後の引き取り手のない遺骨の増加は、全国の自治体が抱える大きな問題です。本市の現状と今後の対策は。 (4)ひとり暮らしで身寄りがなく、生活にゆとりがない高齢者の葬儀、納骨、死亡届出人の確保及び生前のみずからの意思表示(リビング・ウィル)といった終活課題について、あらかじめ解決を図り、生き生きとした人生を送っていただくことを目的とした横須賀市の終活支援、エンディングプラン・サポート事業を取り入れる考えは。 2項目め、市職員の安全運転管理の重要性についてであります。 県と県教育委員会は今月19日、これは先月ですね、全職員を対象に行った運転免許証の現物確認の結果を公表いたしました。 県職員4人と教職員2人の計6人が免許失効中に公務や通勤で乗用車を運転していたことが判明、いずれも更新手続を忘れていたが理由でした。余りにもお粗末であり、県民の信頼を損ねる行為と言わざるを得ません。さらに、有効期限を虚偽報告し、無免許運転で平成14年から発覚まで無免許運転を続けた職員までいたということです。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)本市において、過去にこのような法令違反がありましたか。また、運転免許証の確認は、誰がどのように確認をしていますか。 (2)このような不祥事を起こさないために、また、安全意識の高揚に役立つ運転記録証明書による確認を実施する考えは。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 森下議員のご質問にお答えします。 初めに、1、高齢者の終活支援についてのうち、過去5年間で、ひとり暮らしで身寄りのない高齢者の亡くなった人数についてであります。 亡くなった人数は、平成24年度3人、平成25年度21人、平成26年度5人、平成27年度11人、平成28年度9人となっております。 なお、この人数の大部分は生活保護受給者で、それ以外の高齢者の人数は、平成25年度2人、平成28年度3人となっております。 次に、(2)ひとり暮らしで身寄りのない高齢者の死亡時の市の対応についてであります。 亡くなった方のうち、生活保護受給者につきましては、保護申請時に親族に調査を行い、遺骨引き取り等の意向を伺っておりますので、その意向に沿った対応をしております。 それ以外の亡くなった方につきましては、まず、病院や警察等で死亡前の情報をもとに、親族に連絡をとります。それでも引き取り人が見つからずに市に連絡が来た場合は、その時点で把握している情報をもとに、親族の調査を行います。 引き取り人が不明の場合は、市で葬儀社の手配、遺体の引き取り、死亡届の提出、火葬を行い、遺骨を保管します。 その後、戸籍照会等により相続人を調査し、遺骨の引き取り先の情報収集を行っております。 その結果、全く身寄りがない場合や相続拒否の場合につきましては、一定期間保管した後に、市の使用している墓地に納骨いたします。 次に、(3)引き取り手のない遺骨の増加について、本市の現状と今後の対策についてであります。 近年はひとり暮らし高齢者が増加しており、引き取り手のない遺骨も増加傾向にあり、市の事務や費用負担が増加しております。 身寄りがあっても、過去の経緯や音信不通から親族の引き取り拒否となるケースが多いという現状であります。 今後も、早期に親族を把握し、相続人であることを説明した上で、遺骨、遺品の引き取り、死亡に際しての費用負担に応じていただけるよう、今以上に理解を求めてまいりたいと考えております。 次に、(4)エンディングプラン・サポート事業の導入についてであります。 引き取り手のない遺骨への対応は、行政が直面している高齢者問題であり、ご提案していただいた事業はその解決策の一つとして有効であると考えております。 しかしながら、終活につきましては死に関するデリケートな問題であり、導入に当たり調査・研究が必要であります。 まずは、個々の相談の中で終活に関する問題に対応し、葬祭事業者の対応状況や需要を把握した上で、情報提供等について検討してまいりたいと考えております。 次に、2、市職員の安全運転管理の重要性についてのうち、(1)過去の法令違反及び運転免許証の確認方法についてであります。 県内において地方公務員の無免許運転の報道が頻繁にあったことを受け、当市においても本年1月に、緊急調査として、全庁的に職員の運転免許証の確認を行いました。 具体的には、常勤、非常勤を問わず、各所属課長が管下職員から運転免許証の現物の提示を受けながら、運転免許証が失効していないことと運転免許停止期間でないことを確認したところであります。 また、当市役所におきましては、過去においても無免許状態での公用車運転の報告は受けておりません。 次に、(2)運転記録証明書による確認の実施についてであります。 運転記録証明書は、最長5年間の交通違反や事故、運転免許の行政処分の記録等について証明する書類であり、安全運転管理者及び副管理者の選任に当たり、県公安委員会に提出を求められているものであります。 タクシーやトラックなど車の運転を主な業務とする企業では、運転記録証明書の提出を必須とするところもあると伺っております。 現段階で当市役所では、職員に対し運転記録証明書の提出を求める考えはありませんが、市役所を一つの事業所と捉え、運転免許証の確認体制について制度化し、各所属課長及び安全運転管理の所管である総務課にて、管下職員の運転免許証の有効期限等を記録管理し、免許証更新時期の失念等による無免許状態を起こさないようにしていくことといたしました。 また、職員に対する安全意識の高揚については非常に重要であると認識しており、今後とも折に触れ安全運転の啓発を行っていく予定でございます。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 通告による質疑、答弁が終わりましたので、これより再質問を許可します。 4番、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 ただいまご答弁をいただきまして、ありがとうございました。 過去5年間でひとり暮らしの身寄りのない高齢者が亡くなった人数ということで、今お聞きしただけでも本当に数は多くなってきているんだと、これからもどんどんふえる一方ということで、本当に大変な問題だと思います。少子化や核家族化、そして高齢化などが相まって、ひとり暮らしの高齢者が増加傾向ということで、家族関係ですらその希薄なケースがふえて、本市においてもひとり暮らしの高齢者が亡くなる数も増加であるとのことで、孤独死される方も多いのではないかと思われます。 2の質問なんですが、亡くなった方で終活について市に相談をされた方はおられますか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 私の記憶している限りではございません。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 現在では、有料で見守りやその終活についての法的なサポートを受けるサービスというのがあると思いますが、金銭的に余裕のある方はこれを使えるんですけれども、非常に余裕のない方というのは、これを利用できる方が本当に限られてくる。何かそれにかわる行政支援というものはあるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 長寿福祉課のほうでやっております法外扶助というような規定がございまして、もし最終的に死体の検案とか搬送、納骨、火葬、そういう費用がご本人の資産の中で賄えない場合につきましては、そちらのほうから支出を市のほうで負担をさせていただくという、そういう制度はございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 相談される方はないということでしたけれども、ひとり暮らしで生活に困窮された高齢者のお悩みに寄り添う、そして、応えてあげられるだけのその政策というものがなかなかないのでその相談者というのが少ないのではないかな、こう思われるんですね。ですから、もう少し高齢者の方に寄り添うような政策というものが必要なんではないでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 議員のおっしゃるとおり、高齢者に寄り添った行政を行うことはとても大切なことだと思います。市では、保健福祉・こども・子育て相談センターで高齢者問題等の一般的な相談業務を受けておりますし、隣の社会福祉課のほうにもくらしの相談窓口というのがございます。金銭的に困窮されている方につきましては、そちらの相談窓口等もございます。また地域には、それぞれ各地域包括支援センターといいまして、高齢者の方の相談を全て何でも受けてくれる、そういう組織もございますので、なかなかそれが周知されていないというふうに言われてしまえばそれまでなんですが、そういうものを極力こういう相談窓口がありますよということを皆さんに周知を行いまして、生活に困窮されているとか、いろいろな悩み事があればご相談に乗っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 職員の方も本当にいろいろとご相談を受けたり、大変なことはわかっておりますけれども、3の質問なんですけれども、現在、本市において引き取り手のないご遺骨というのは、何体ぐらいおありなのかな。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 引き取り手のない遺骨というのは毎年毎年発生しておりまして、累計すればかなりの数になるんですが、市の使用している墓地に納骨等を行いまして、そういう形でやっていただいておりますので、常時というか、納骨するのに一定の期間を置いております。もちろん引き取り人があらわれたり、まだ身元調査を行っていたり、相続人の調査を行っていたりという形の中で、そういうあれがありますので、1年とか1年半とかの保管期間を設けてございますので、その中で今現在保管しているのは20柱ぐらいです。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 今、20柱ということでご報告いただきましたけれども、そのご遺骨の保管と取り扱いというのはどのようにされておりますか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 保管中のご遺骨に関しましては、市の大仁庁舎、市役所の3階のほうに書庫がございまして、そちらのほうに安置させていただいてございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 自分も見せていただくことができたんですけれども、やっぱり庁舎の3階、倉庫みたいなところですよね、段ボールと一緒に置かれている。そういう状況が本当にふさわしいのかなと思うわけですね。 ご遺骨のその保管に関してですけれども、保管というか、期間ですね。見たところ、一番古いので5年たっていらっしゃるご遺骨があったように思うんですが、保管期間というのは、何年まで保管はされるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 保管期間というのは特に定めてはいないんです。ある程度量になった段階で市の墓地のほうに移すというふうな作業を行わせていただいいていますので、特に保管期間は定めておりません。その5年というのは、恐らくその相続人がいるんだけれども、なかなか手続がとれない、遺骨だけではなくて、遺品等が何かしらあるとか、そういうような方のケースだと思います。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) その引き取り手がないというのは、あれですかね、やはり財産とか、そういうものがあってもかかわりたくないというような方がやっぱりふえているということなんでしょうかね。その身元がわかっていても引き取られないという、そういうケースが本当にふえていると思います。 ご遺骨の保管のことですが、例えば新火葬場等に1室を設けて、そういう保管ができる場所を設けるとか、そういうお考えというのはございませんか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) もう現在、新火葬場につきましてはそれなりにある程度の基本的な設計とかもでき上がっておりますので、今からそちらのスペースを設けるということはなかなか難しいことかと思います。今後市の中で、内部で協議等を行いまして、必要であれば別の土地の中にそういうものをつくっていくということは検討していきたいと思っております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) ご遺骨というのは本当に亡くなった方の本当に大切なものですから、その辺のことはしっかりと考えてあげていただきたいなと思います。 本市の担当職員の皆さんというのは本当にさまざまな相談とか支援体制に取り組んでいただいて、大変な努力とご苦労をされておられると十分承知をしておりますけれども、しかし、そのご本人の死後の遺志というものをしっかりサポートするということはできないのが現状じゃないかなと思うんです。配付をさせていただいたこの資料を皆さん見ながらまたお聞きください。エンディングプラン・サポートについての説明ですね。自分の説明なんかよりもこちらを見たほうが確実ではありますけれども、神奈川県の横須賀市において、生活にゆとりがなく、身寄りのないひとり暮らしの高齢者のための終活支援サービス、エンディングプラン・サポート事業を平成27年よりスタートされました。NHKのニュースでも取り上げられ、多くの市町より視察に訪れている、私も昨年視察に行かせていただいて、市の担当の方、また協力葬儀社のお話をお伺いすることができました。この事業は、高齢者の不安のもとになっている課題についてあらかじめ解決を図り、お一人お一人が生き生きとした人生を送れることを目的とした終活支援、すなわち、リビング・ウィルや亡くなられた後のことについての相談を受けて、情報提供し、ご本人の意思に沿った支援プランを作成・保管、登録をするものなんです。この支援プランに基づいて、ご本人が入院、入所、またはお亡くなりになった場合は、あらかじめご本人が指定された関係機関、協力事業者や知人などに連絡・連携をし、課題の解決をサポートするものです。エンディングプラン・サポートのような葬儀費用の預託を含む生前予約や本人の意思の保管や伝達といった機能を行政と民間事業者が提携するこのようなサポート事業の必要性というのが非常に高まっていると思います。 このエンディングプラン・サポートは、新たな財政支出がほとんど必要ない仕組みであり、単に行政費用の削減が目的ではない。市と民間葬儀社が協働して対象者の最期の不安を和らげ、市民を1人も無縁にしないと、生前の意思がかなわない人を少しでも減らしたいとの思いで始まった事業です。私も、伊豆の国市内の3カ所の葬儀屋さんのほうにお伺いして、いろいろこのプランのお話をさせていただきまして、非常にいい事業ですねと。葬儀屋さんとしては、これはボランティア的な部分が非常に多いプランなんですけれども、ぜひ市がかかわっていただけるんであればやらせていただきたいというお話をいただいております。ただ、認定というかに当たって、入札でやられてしまうと非常に厳しいと。福祉葬が伊豆の国市は入札制度でやられているという話ですよね。それでやられてしまうと非常にちょっと厳しいですと、そういうお話をいただきました。 このプランのメリットというのが、本人、市役所、葬儀社のメリットというのが、ご本人は自分の希望をかなえられる。葬儀社さんとの生前契約で予納をしているため、そのほかのお金を生前の生活を少しでも豊かにするために使うことができる。市としては、葬儀社さんがついてくれれば、24時間のリビング・ウィル対応ができる。葬儀に関してのプロにお任せすることができる。葬儀屋さんのメリットとしては、市がついてくれればひとり暮らしの方への対応ができる、契約もしっかりできるということがメリットだということです。 最後に、死というのはごく個人的な問題なんですけれども、自治体が何らかの形で関与していかなければならない、そういう時代なんじゃないかな。何度も言うようですが、身寄りがなく、高齢で生活にゆとりがない方でも行政が少しだけ希望を聞くことで安心して人生の終末期を迎えられるこれらの政策を取り入れていただければということで、再度お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(相川健君) 森下議員のご提案、また、こういう高齢者がどんどん増加していて、引き取り手のない遺骨もふえていくというようなことが想定されている中で、この事業については大変有意義で有効な事業かと考えます。まずは、既にもう議員が葬儀社のほうに協力等のお話をされたということなので、市のほうとしても情報として、そちらのほうの葬儀社さん、葬儀社さんにつきましても、基本的にどんな業者さんでもいいというわけではなくて、社会的に信頼があって、これから先10年後、20年後、30年後の話になります。そこまでその契約が担保できるのか、そういう業者さんであるのか、そういうものを確認し、なおかつ、逆にこの高齢者の方のニーズですね、うちのほうでも80歳時にひとり暮らしの高齢者の方に地域包括支援センターの方が訪問等を行っております。そういう中で、お話の中でそういうことについてちょっと触れさせていただいて、ニーズがあるのかないのか、そういうところを確認しながらこの事業に対して取り組んでいきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 前向きなご答弁ありがとうございます。 横須賀市のほうにちょっと問い合わせをして、今の状況はいかがですかということでお伺いしたんですが、非常にご相談に来られる方というのはすごく多い、しかし、履行された人数というのはまだまだ本当に少ない。何が必要なのかといったら、やはり細かいその周知が必要なんだと。課長みずから九百何十人の方とお会いして、この周知に奔走されているということで、本当にこの予算はそんなにかからないことではありますが、やはりどれだけ動いたかという、動くかということが本当に必要になってくる事業だと思うんです。職員の方には大変な思いをさせてしまうことにはなるのかもしれませんが、高齢者のこれから高齢化が進んでまいりますんで、ぜひ前向きにまたお考えをいただけますようよろしくお願いいたします。 2項目めの質問にまいります。 法令違反の有無については当市においてはないということで、本当によかったなと思います。運転免許証の確認に関しては、県のほうからの指示で恐らく確認をされたんだと思いますが、現物確認をされたということで、過去に確認されたのはいつかというご答弁がなかったような気がしますんで、そちらのほうをお願いします。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 何年だったかというのはちょっと記憶にないんですが、伊豆の国市が安全運転管理事業所の指定を受けたときに、各課に交通安全リーダーを置きまして、それで定期的に免許証の確認を行っておりました。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) ありがとうございます。 何年に行われたか記憶にはないというお話ですが、ということは、もう何年もやられていなかったということでよろしいですか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) ここの近年ではやっておりません。ですけれども、記憶にないというぐらいですので、平成20年より、すみません、私の記憶といいますか、周りの記憶からも、平成24年に安全運転管理事業所になったということで、そこで免許証の確認を行ったということでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 免許証のその確認も現物確認をされたということですが、安全運転管理者の方がその確認をされたんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 今回の確認ということでよろしいでしょうか。今回につきましては、緊急の一斉の免許証の調査ということで、各課長に全ての担当課の職員の常勤、非常勤も含めて免許の確認を、表書き、裏書きまで含めて確認をしたということでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 道路交通法の74条では、一定台数の自動車の使用者は、その使用の本拠地ごとに安全運転管理者及びそれを補助する副安全管理者を選任し、公安委員会に届けることが決められているとありますが、そこで質問させていただきますけれども、その各本拠地に安全運転管理者、副安全管理者は適正に配置というものはされておられるんでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 車を5台以上持つ事業所につきましては、まず安全運転管理者を置きなさいということになっております。それから20台を超えるごとに、1人ずつ副安全運転管理者を置きなさいということになっております。それを受けまして伊豆の国市では、こちらの市役所の本庁のほうですね、こちらのほうに安全運転管理者を1名、それから副安全運転管理者を3名置いております。それから、大仁支所のほうに安全運転管理者を1名、副安全運転管理者を2名置いております。 以上です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) その適正な数ということでよろしいわけですね。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) はい。当然、法令に基づいた数を置いております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) ありがとうございます。 運転免許証を保有する職員の数と、あと公用車の台数をお教え願えますか。
    ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 正職員、非常勤を含めて、正確な数字はちょっとつかんでいませんが、700名ぐらい、それから台数につきましては、伊豆の国の市役所の本庁舎に69台、それから大仁支所に55台ということでございます。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) ありがとうございます。 かなりの台数があって、また、免許証を持っておられる方がほとんどだと思うんですけれども、通勤に使うということで。1日にどれぐらいの公用車が運行されているか、また、その職員が公用車を運行する際のその手順をお教えください。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 公用車がどれだけ動いているかということは、本庁舎と大仁庁舎で管理者が違いますので、そこはちょっとつかんでおりませんが、大体ほとんどの車が毎日使われていると。中には、特殊車ですね、パッカー車とかリサイクルプラザが使っているような特殊機械につきましては、日によっては使わないときもあるということでございます。それから、毎日というのは、土日につきましては通常の車の使用は大変少なくなっているということでございます。 運転するときにつきましては、課で車両を持っている場合もございますが、集中管理を行っている大仁庁舎も、伊豆長岡庁舎も集中管理を行っている場合につきましては、その担当課にグループウエア上で予約をして、それから鍵をとりに来るということで、庁用車を使っているということでございます。 それから、運転するときにつきましては、毎回記録簿ですね、車の状態がどうか、あるいはスタートのときの距離が何キロだったか、運転距離が何キロだったか、それから運転者、それから担当課長の判こをもらって鍵を返すというような形になっております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 大仁庁舎、長岡とこちらと69台、55台、これがほとんど運行されているということで、運行する際のその手順ということで、運行前点検というものは安全運転管理者が行うということはないんですか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 安全運転管理者はそれぞれ1名しかおりませんので、その者が全ての車両の始業点検ですか、そういうものをするということはございません。あくまでも運転する者がその車を借りるときに始業点検をするというような形になっております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 始業点検て車の整備云々ではなくして、運行前点検ですね。そういうものは、安全運転管理者が1人しかいない。でも副安全運転管理者は2名おられるわけで、その方が代行することは可能なんだと思うんですが、いかがですか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 申しわけございません、運行前というのは、その運転する職員がどうかという確認ですよね。それにつきましては、安全運転管理者あるいは副安全運転管理者に対しての例えばその職員の状態がどうかということは、今は実際にはやっていないというのが状況です。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) せっかく安全運転管理者というのと、また副安全管理者というのがおられて、その業務の内容というものをしっかり把握をされているのかなと。何のためにおられるのかということが本当にわかっていらっしゃるのかなと。安全運転管理者の業務内容で大きく分けると7項目ぐらいあるんですが、その中で、本当に重要と思われる部分、箇所というのはどれでしょう。それに、本来なら運行前の点呼というものをしっかりされて、これだけはやりますというものがなければこれはいけないことだと僕は思うんですが。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 本来の安全運転管理者の業務としまして、森下議員が言われるように7項目あるということで、実際の運用として、今お答えしたように行われていないということであります。ただ、今ですね、例えば飲酒運転等で最近厳しい処分になっております。例えば前日飲んで、次の日来て、それが二日酔いだということであれば、それは当然運転すれば飲酒運転になってきますので、そういうことも含めまして、今後こういうことにつきましてちょっともう一回点検をさせていただくような形をとりたいと思います。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) 安全運転というのは、本当にその安全の意識というものは日々行わないと、もう最近ないからいいやというものではないんですね。それを怠ると必ず大きな事故というのは起きてくるんで、日々のそういう点呼にしても、確認にしても、免許証の確認にしてもしっかりと行っていかなければならないと思いますんで、こちらはよろしくお願いをいたします。 次に、運転記録証明書による確認の実施というものはお考えをということで、現時点では考えておられないということですが、運転記録証明書というのは、先ほど市長が言われたように、5年間、3年間、1年間の3種類がありまして、これらを継続的に活用することで運転免許証の有無の確認や事故が減少するという、そういう効果があると認められているものなんですね。これをしっかりと6年以上の活用で、人身事故というのは50%、そして物損事故に対しては40%の減少という統計もあるぐらいなんで、しっかりとこちらのほうを活用していただければと思うんです。これを活用している事業者の声として、運転記録証明書を活用するようになって運転者の意識も変わり、通勤時、就業時の事故・違反が減少した。そして、職員からの事故・違反の報告漏れというものがなくなったなど、安全に対する意識の高揚にしっかりとつながっていくものなんですね。ですから再度お伺いいたしますが、このような効果が期待できる運転記録証明書の活用が本当に必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) 森下議員おっしゃるように、運転記録証明書の重要性というのは確かにありますが、現段階では、免許証の定期的な確認ですね、平成24年から今回まで、少し今回はあいてしまったということがございますけれども、それを定期的に行うことによって、免許証の失効、特に免許証が失効して無免許で運転しているというのは、森下議員の質問の中にもあるように、公務員としての信頼の失墜にもつながりますので、そういうことで免許証の記録管理を行うことによって、それぞれの職員の免許証の有効期限がわかりますので、その部分で確認をしていくということでやっていきたいと思っております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) であるならば、日々公用車を運転する際に、免許証の確認というものは最低限度でもやっていただかないと、これ、絶対まずいことなんですね。それはこれからやっていかれるおつもりでしょうか。 ○議長(天野佐代里君) 答弁者、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) はい。当然、安全運転管理者、副安全運転管理者の責務としても、運転前の検査といいますかね、そういうものがありますので、当然、庁用車を運転するときにそういうものを確認をしていくということをやっていきたいと思っております。 ○議長(天野佐代里君) 質問者、森下さん。 ◆4番(森下茂君) これからはしっかりやっていくというご答弁をいただきまして、本当に私自身も安心いたしました。自分自身もやっぱり運転する身として、安全というものに対しての意識をしっかりと持ってこれからも運転していきたいと思いますけれども、市民の生命・財産を守るのはやっぱり行政の使命だと思いますんで、安全に対する日々の取り組みというものが不可欠であると思います。今回のように県民の信頼を損ねるような不祥事が本市において絶対に起こらないように、更新手続の忘れ等で処分を受けるような、そういう職員がいないように、そういう職員を守ってあげるためにもぜひ必要と考えますので、小さな事故や違反を見逃すと大きな違反・事故につながってまいりますんで、しっかりとその辺を取り組んでいただければと思います。 以上で自分の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(天野佐代里君) これにて4番、森下茂さんの質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(天野佐代里君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、3月15日木曜日午後1時30分より会議を再開します。 この席より告知いたします。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後3時19分...