◆16番(
福田道夫議員) 16番、
日本共産党の
福田道夫です。
市議団を代表し、議案第61号「平成28年度(2016年度)日光市
後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について」反対の立場から討論を行います。
後期高齢者医療制度は、国民を年齢で区切り、
高齢者を別枠の
医療保険に強制に囲い込み、
負担増と
差別医療を押しつけるものです。2008年の
制度導入以来、既に4回にわたる
保険料値上げが実施され、
高齢者の生活を圧迫する要因となっています。
保険料を払い切れない
高齢者が全国で約23万人、日光市では173人に上り、正規の
保険証を交付されないことは深刻です。
有効期間が短い
短期証に切りかえられた
高齢者は全国で約2万3,000人、日光市では114人に達します。長い治療を必要とするお年寄りが安定的に医療にかかれない事態は、健康と命にかかわる大問題です。
日本共産党は、
安倍政権が計画する
後期高齢者医療保険料の
大幅引き上げに反対です。差別と
負担増の制度を廃止し、もとの
老人保健制度に戻すことを求めます。そうすれば
保険料の際限のない
値上げや別枠の
診療報酬による
差別医療はなくなります。
高齢者が75歳になった途端に家族の
医療保険から切り離されることもなくなり、65歳から74歳の障がい者も国保や健保に入ったまま低負担での医療が受けられます。この
差別制度の廃止を申し上げて反対の討論といたします。
○
田村耕作議長 次に、議案第62号「平成28年度(2016年度)日光市
介護保険事業特別会計決算の認定について」発言を許可いたします。 16番、
福田道夫議員。 〔16番
福田道夫議員登壇〕
◆16番(
福田道夫議員) 16番、
日本共産党の
福田道夫です。
市議団を代表し、議案第62号「平成28年度(2016年度)日光市
介護保険事業特別会計決算の認定について」反対の立場から討論を行います。
介護保険制度は、2000年に「
家族介護から社会で支える介護へ」というスローガンを掲げて導入されましたが、実際には要
介護度に応じて
サービス内容や支給額が制限され、スタート当時から保険あって介護なしと言われてきました。さらに、
歴代政権の
社会保障費削減路線のもと、
負担増やサービス取り上げ、
制度改悪が繰り返され、
介護保険だけで
在宅サービスを維持できない状況はますます深刻化しています。日光市の
介護保険料の
滞納世帯は963世帯です。平成28年より45件減少していますが、
利用料の
引き上げが
高齢者や家族の暮らしに負担を押しつけています。2015年8月の
介護保険制度改悪で
利用者負担がふえています。一定額以上の所得がある
高齢者の
サービス利用料負担が1割から2割に倍増しています。
日本共産党は、政府が推進する
介護保険制度の
連続改悪に反対します。 また、連続する
利用料の
値上げに反対してまいりました。負担ばかりがふえ、いざ必要なときに使えない
公的保険としての
存在そのものが問われています。市民に犠牲を強いるのではなく、行政の責任で
公的介護保障の充実を求めて反対の討論といたします。
○
田村耕作議長 討論を終結し、採決いたします。 議案第59号「平成28年度(2016年度)日光市
一般会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
田村耕作議長 起立多数であります。 よって、議案第59号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第60号「平成28年度(2016年度)日光市
国民健康保険事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
田村耕作議長 起立多数であります。 よって、議案第60号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第61号「平成28年度(2016年度)日光市
後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
田村耕作議長 起立多数であります。 よって、議案第61号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第62号「平成28年度(2016年度)日光市
介護保険事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
田村耕作議長 起立多数であります。 よって、議案第62号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第63号「平成28年度(2016年度)日光市
診療所事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、議案第63号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第64号「平成28年度(2016年度)日光市
温泉事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、議案第64号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第65号「平成28年度(2016年度)日光市
銅山観光事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、議案第65号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第66号「平成28年度(2016年度)日光市
下水道事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、議案第66号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第67号「平成28年度(2016年度)日光市
公共用地先行取得事業特別会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、議案第67号は原案のとおり認定することに決まりました。 議案第68号「平成28年度(2016年度)日光市
水道事業会計決算の認定について」の
委員長報告は
原案認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、議案第68号は原案のとおり認定することに決まりました。
△陳情第4号の
委員会審査結果報告、質疑、討論、採決
○
田村耕作議長 日程第2、陳情第4号についてを議題とし、産業観光常任
委員会の審査結果について報告を求めます。 産業観光常任
委員長。 〔川村寿利産業観光常任
委員長登壇〕
◎川村寿利産業観光常任
委員長 産業観光常任
委員会に付託されました陳情第4号「農業者戸別補償制度の復活をもとめる陳情」の審査結果についてご報告申し上げます。 本陳情は、去る9月7日及び12日に審査を行いました。審査においては、「日光市には個人で農業を営む農家が多いことから、この陳情の願意に賛成する」との意見や、一方で「現在、国では農地の確保について多面的機能を保障する政策や、農家の収入を保障するような保険制度に取り組むなど、戸別補償制度以外の新たな政策に移行しており、この制度は過去の政策となりつつある中で、日光市議会として制度復活を求めることはいかがなものか」との意見がありました。 本陳情の採択について採決を行った結果、賛成少数で不採択すべきものと決定いたしました。 以上で産業観光常任
委員会の陳情第4号にかかわる審査結果の報告を終わります。
○
田村耕作議長 委員長の報告が終わりました。 これより
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田村耕作議長 質疑なしと認め、討論を行います。 本陳情については、討論の通告がありませんので、これより採決いたします。 陳情第4号「農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる陳情」の
委員長報告は不採択であります。 お諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立少数〕
○
田村耕作議長 起立少数であります。 よって、陳情第4号は不採択と決まりました。
△陳情第1号(
継続審査)の
委員会審査結果報告、質疑、討論、採決
○
田村耕作議長 日程第3、陳情第1号(
継続審査)についてを議題とし、教育建設水道常任
委員会の審査結果について報告を求めます。 教育建設水道常任
委員長。 〔和田公伸教育建設水道常任
委員長登壇〕
◎和田公伸教育建設水道常任
委員長 教育建設水道常任
委員会に付託されました陳情第1号「県立高等学校入学選抜で再募集実施を求める意見書採択・提出にかかわる陳情」の審査結果についてご報告申し上げます。 本陳情は、去る6月9日、9月7日及び15日に審査を行いました。審査においては、「県内の
子供たちの中で再募集により隣接県に行っている現実がある。選択枠を一つでもふやしてあげられるということを基本に考え、採択するべきではないか」との意見がありました。 一方で、「特例校の定義や高校再編の考え方において意見書の内容にそごがある。この陳情が意見書と一体となったものであれば、この文言のまま採択することは難しいと考える」との意見や、「日光明峰高校が再募集を行うことになると1次試験のときに本来日光明峰高校を受けたい人が違う学校を受ける可能性があり、1次募集での定員割れに一層拍車がかかる」との意見がありました。 採決を行った結果、可否同数となり、
委員長裁決の結果、不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で教育建設水道常任
委員会の陳情第1号に係る審査結果についての報告を終わります。
○
田村耕作議長 委員長の報告が終わりました。 これより
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田村耕作議長 質疑なしと認め、討論を行います。 討論を終結し、採決いたします。 陳情第1号「県立高等学校入学選抜で再募集実施を求める意見書採択・提出にかかわる陳情」の
委員長報告は不採択であります。 お諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立少数〕
○
田村耕作議長 起立少数であります。 よって、陳情第1号は不採択と決まりました。
△
議員定数等検討調査特別委員会調査報告
○
田村耕作議長 日程第4、
議員定数等検討調査特別委員会調査報告についてを議題とし、調査結果について
委員長の報告を求めます。 議員定数等検討調査特別
委員長。 〔手塚雅己議員定数等検討調査特別
委員長登壇〕
◎手塚雅己議員定数等検討調査特別
委員長 日光市議会会議規則第109条の規定に基づき、議員定数等検討調査特別
委員会の調査結果について報告いたします。 本特別
委員会は、現日光市議会議員の任期が後半を迎え、次期改選に向けた議会制度見直しの議論の中、議員定数、議員報酬の2点を主に議論する特別
委員会を設置すべきとして、平成28年6月第3回
定例会において設置されました。 特別
委員会の検討調査は、将来において日光市議会議員を目指す人たちのためにも、平成29年9月の
定例会までに結論を出すことを目途に進めることとして、市民意見の聴取や講演会の実施、資料の収集など、調査や事例研究を重ね、その結果を踏まえた議論を積み重ねてまいりました。
委員会では、個人の意見を尊重しながら迅速な進行を図るため、各会派等から1名ずつ選出された委員による小
委員会を設置し、協議・調整を行いながら調査・検討を進め、まず議員定数を検討し、その方向性が定まった後、議員報酬の検討を行いました。 議員定数の検討は、定数は削減とすることで意見の一致を見た後、具体的定数についてさまざまな意見を交わし、小
委員会を含め7回にわたり
委員会を重ねた結果、次回改選時より議員定数を24人とするとの結論に達しました。 さらに、小
委員会を含め5回の
委員会を重ね、議員報酬の検討調査を続けました。報酬は、「現状維持とすべき」との意見が多いものの、「議員定数を削減することで、今後広い市域を少人数の議員で活動していく」ことや、「政務活動費の支給がなく、研修会等への参加費用が個人負担となっている現状では、議員が質の向上を目指す際の担保として」等の理由で、議員報酬を改善すべきとの意見も交わされましたが、最終的に議員報酬は現状維持とするとの結論を得ました。 以上をもちまして、
議員定数等検討調査特別委員会調査報告とさせていただきます。
△
議員議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○
田村耕作議長 日程第5、
議員議案第2号についてを議題とし、
事務局長に朗読させます。 なお、意見書の朗読は省略いたします。 〔
事務局長朗読〕
○
田村耕作議長 上程議案について提出者の説明を求めます。 教育建設水道常任
委員長。 〔和田公伸教育建設水道常任
委員長登壇〕
◎和田公伸教育建設水道常任
委員長 議員議案第2号の提案理由を申し上げます。 道路は、市民の安全、安心な暮らしや、持続的な地域経済の成長を支えるとともに、災害時には市民の命を守るライフラインとして機能するなど、
市民生活になくてはならない重要な社会基盤であります。現在、道路事業においては、道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の規定により、地域高
規格道路や交付金事業の補助率等がかさ上げされていますが、この措置は平成29年度までの時限措置となっております。地方創生に全力を挙げて取り組んでいるこの時期に補助率等が低減することは、地方の努力に水を差すものであり、道路整備の推進に大きな影響が及ぶこととなります。 以上のことから、国においては、平成30年度道路関係予算の所要額を確保するとともに、道路財特法の補助率等のかさ上げ措置について、平成30年度以降も継続することを求め、意見書を提出するものであります。 本趣旨をご理解の上、議員各位のご賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
○
田村耕作議長 提出者の説明が終わりました。
議員議案第2号については、
委員会付託を省略し、質疑、討論の後、採決いたします。 これより質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田村耕作議長 質疑なしと認め、討論を行います。 〔「原案賛成」と呼ぶ者あり〕
○
田村耕作議長 討論を終結し、これより採決いたします。
議員議案第2号「道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書の提出について」は原案のとおり提出することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
田村耕作議長 起立多数であります。 よって、
議員議案第2号は原案のとおり提出することに決まりました。
△
議員議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決
○
田村耕作議長 日程第6、
議員議案第3号についてを議題とし、
事務局長に朗読させます。 なお、本文の朗読は省略いたします。 〔
事務局長朗読〕
○
田村耕作議長 上程議案について提出者の説明を求めます。 議員定数等検討調査特別
委員長。 〔手塚雅己議員定数等検討調査特別
委員長登壇〕
◎手塚雅己議員定数等検討調査特別
委員長 議員議案第3号「日光市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について」提出理由を申し上げます。 平成28年第3回
定例会において設置された、議員定数等検討調査特別
委員会は、先ほどの報告で申し上げましたとおり、市民意見の聴取、学識経験者による講演会の実施、資料の収集など、調査や事例研究を行い、そこで得られた成果を踏まえ、議員定数及び議員報酬について議論を積み重ねてまいりました。 議員定数についての議論では、広大な市域を有する本市で議員定数を減らすことは「地域の声が反映しにくくなることにつながる」と懸念する意見も多くありました。しかし、
人口減少が続く日光市の現状、そして未来を考えれば、議員一人一人が広く活動していくことで地域の声を吸い上げ、議員定数は削減すべきとの結論となりました。本案はその結論を踏まえ、提出するものであります。 その内容は、議員定数28人を平成30年4月に控える、次回日光市議会議員改選時から24人に削減するというものです。 以上、議員各位のご賛同をいただきますようお願い申し上げ、提出理由といたします。
○
田村耕作議長 提出者の説明が終わりました。
議員議案第3号については、
委員会付託を省略し、質疑、討論の後、採決いたします。 これより質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田村耕作議長 質疑なしと認め、討論を行います。 〔「原案賛成」と呼ぶ者あり〕
○
田村耕作議長 討論を終結し、これより採決いたします。
議員議案第3号「日光市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
田村耕作議長 起立多数であります。 よって、
議員議案第3号は原案のとおり可決されました。 これをもって、議員定数等検討調査特別
委員会を廃止いたします。 長きにわたりご尽力いただきました正副
委員長には心から感謝と敬意を申し上げたいと思います。
△閉会の宣告
○
田村耕作議長 以上で今
定例会に付議された事件は全て議了いたしました。 これをもちまして平成29年第3回日光市議会
定例会を閉会いたします。 (午前10時46分)...