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平成21年第1回定例会(第3号 3月 6日)

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  1. 高野町議会 2009-03-06
    平成21年第1回定例会(第3号 3月 6日)


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    平成21年第1回定例会(第3号 3月 6日)                   平成21年            第1回高野町議会定例会会議録(第3号)        第5日(平成21年3月6日 金曜日)          午前 9時30分 開会     第 1 議案第22号 平成21年度高野町一般会計予算について     第 2 議案第23号 平成21年度高野町国民健康保険特別会計予算について     第 3 議案第24号 平成21年度高野町国民健康保険富貴診療所特別会計予                算について     第 4 議案第25号 平成21年度高野町簡易水道特別会計予算について     第 5 議案第26号 平成21年度高野町富貴財産区特別会計予算について     第 6 議案第27号 平成21年度高野町老人保健特別会計予算について     第 7 議案第28号 平成21年度高野町下水道特別会計予算について     第 8 議案第29号 平成21年度高野町農業集落排水事業特別会計予算につ                いて     第 9 議案第30号 平成21年度高野町介護保険特別会計予算について     第10 議案第31号 平成21年度高野町生活排水処理事業特別会計予算につ                いて     第11 議案第32号 平成21年度高野町後期高齢者医療特別会計予算につい
                   て     第12 議案第33号 平成21年度高野町立高野山病院事業会計予算ついて     第13 議案第34号 平成21年度高野町水道事業会計予算について 3 出席議員(10名)    1番 西 辻 頼 数         2番 北 岡 三 於    3番 目 黒 寿 典         4番 所   順 子    5番 木 瀬 武 治         7番 平 野 一 夫    8番 﨑 山 文 雄         9番 東久保 秀 人   10番 西 山 茂 之        11番 池 田 聖 三 4 欠席議員(1名)    6番 負 門 俊 篤 5 事務局職員出席者   事務局長      山 本 剛 久   書記        崎 山 典 儀 6 説明のため出席した者の職氏名   町長        後 藤 太 栄   副町長       高 橋 寛 治   教育長       目 黒 威 徳   会計管理者     中 平 光 夫   総務課長      前 西 一 雄   企画課長      佐 古 典 英   健康推進課長    阪 田 圭 二   環境整備課長    今 井 俊 彦   富貴支所長     竹 田 一 司   消防長       門 谷 好 純   教育次長      辻 本   一   病院事務長     森 田 育 男                午前 9時30分 開会 ○議長(池田聖三) これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、議案第22号、平成21年度高野町一般会計予算についてを議題とします。  本案について、歳入の説明を求めます。  前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) おはようございます。  議案第22号 平成21年度高野町一般会計予算  平成21年度高野町の一般会計予算は、次に定めるところによる。  (歳入歳出予算)  第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ34億9,500万円と定める。  2 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」による。  (地方債)  第2条 地方自治法第230条第1項の規定により、起こすことのできる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、「第2表 地方債」による。  (一時借入金)  第3条 地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は6億円と定める。  (歳出予算の流用)  第4条 地方自治法第220条第2項但書きの規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。  (1)各項に計上した給料、職員手当及び共済費(賃金に係る共済費を除く。)に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内での、これらの経費の各項の間の流用。  平成21年3月2日提出  高野町長 後 藤 太 栄  9ページをお願いいたします。  第2表 地方債  起債の目的、公営住宅建設事業。限度額、2億540万円。起債の方法、証書または証券借入。利率、4.5%以内(ただし、利率見直し方式で借り入れる政府資金及び地方公共団体金融機構資金について、利率の見直しを行った後においては、当該見直し後の利率)。償還の方法、償還の方法・償還期限については、借入先の条件に従う。ただし、町財政の事情により償還期間を短縮し、もしくは繰上げ償還又は、低利に借換えすることができる。  起債の目的、一般廃棄物処理事業。限度額、1億380万円。起債の方法、利率、償還の方法は同じです。  起債の目的、臨時財政対策債、限度額1億6,600万円、起債の方法、利率、償還の方法は前のものと同じでございます。  計、限度額は4億7,520万円です。  14ページをお願いいたします。  歳入  1款町税1項町民税1目個人、予算額1億7,289万2,000円。1節現年課税分1億7,189万2,000円。2節滞納繰越分100万円。2目法人1,678万2,000円。1節現年課税分1,678万1,000円。2節滞納繰越分1,000円。2項固定資産税1目固定資産税1億4,900万円。1節現年課税分1億4,800万円。2節滞納繰越分100万円。2目国有資産所在市町村交付金及び納付金298万2,000円。1節現年課税分298万2,000円。3項軽自動車税1目軽自動車税1,038万8,000円。1節現年課税分1,036万8,000円。2節滞納繰越分2万円。4項町たばこ税1目町たばこ税2,400万円。1節現年課税分2,400万円。5項都市計画税1目都市計画税1,144万8,000円。1節現年課税分1,134万8,000円。2節滞納繰越分10万円。  2款地方譲与税1項地方揮発油譲与税1目地方揮発油譲与税、本年度700万円。1節地方揮発油譲与税700万円、2項自動車重量譲与税1目自動車重量譲与税3,200万円。1節自動車重量譲与税3,200万円。3項地方道路譲与税1目地方道路譲与税300万円。1節地方道路譲与税300万円。  3款利子割交付金1項利子割交付金1目利子割交付金300万円。1節利子割交付金300万円。  4款配当割交付金1項配当割交付金1目配当割交付金200万円。1節配当割交付金200万円。  5款株式等譲渡所得割交付金1項株式等譲渡所得割交付金1目株式等譲渡所得割交付金100万円。1節株式等譲渡割交付金100万円。  6款地方消費税交付金1項地方消費税交付金1目地方消費税交付金4,300万円。1節地方消費税交付金4,300万円。  7款ゴルフ場利用税交付金1項ゴルフ場利用税交付金1目ゴルフ場利用税交付金3,500万円。1節ゴルフ場利用税交付金3,500万円です。  8款自動車取得税交付金1項自動車取得税交付金1目自動車取得税交付金1,700万円。1節自動車取得税交付金1,700万円。2目旧法による自動車取得税交付金1,000円。1節旧法による自動車取得税交付金が1,000円です。  9款地方特例交付金1項地方特例交付金1目地方特例交付金150万円。1節地方特例交付金150万円。2項特別交付金1目特別交付金90万円。1節特別交付金90万円。  10款地方交付税1項地方交付税1目地方交付税17億2,000万円。1節地方交付税17億2,000万円。  11款交通安全対策特別交付金1項交通安全対策特別交付金1目交通安全対策特別交付金100万円。1節交通安全対策特別交付金100万円。  12款分担金及び負担金1項分担金1目衛生費分担金5万円。1節清掃費分担金滞納繰越分5万円。2項負担金1目民生費負担金592万8,000円。1節老人福祉費負担金252万円。2節児童福祉費負担金340万8,000円。2目教育費負担金201万4,000円。1節中学校費負担金2万4,000円。2節高野山学受講負担金199万円。3目商工費負担金1,200万円。1節観光費負担金1,200万円。  13款使用料及び手数料1項使用料1目総務費使用料48万3,000円。1節総務費使用料48万3,000円。2目民生費使用料12万円。1節社会福祉費使用料4万8,000円。2節集会所使用料7万2,000円。3目衛生費使用料165万7,000円。1節環境衛生費使用料165万7,000円。4目土木費使用料5,261万9,000円。1節住宅費使用料4,769万7,000円。2節住宅費使用料滞納繰越分120万円。3節住宅駐車場使用料127万2,000円。4節住宅駐車場使用料滞納繰越分24万円。5節河川使用料17万2,000円。6節道路使用料203万8,000円。5目教育費使用料115万3,000円。1節小学校費使用料9万円。2節中学校費使用料6万3,000円。3節社会教育費使用料100万円。6目農林業費使用料76万8,000円。1節農林業費使用料76万8,000円。2項手数料1目総務費手数料244万4,000円。1節総務手数料1,000円。2節徴税手数料28万4,000円。3節戸籍住民手数料215万9,000円。2目消防費手数料1万2,000円。1節消防費手数料1万2,000円。3目衛生費手数料1,986万5,000円。1節衛生費手数料12万9,000円。2節清掃費手数料1,973万6,000円。4目土木費手数料2,000円。1節土木費手数料2,000円。  14款国庫支出金1項国庫負担金1目民生費国庫負担金2,538万円。1節社会福祉費国庫負担金1,532万9,000円。2節被用者児童手当国庫負担金312万円。3節特例給付国庫負担金22万円。4節被用者小学校修了前特例給付国庫負担金180万3,000円。5節非被用者児童手当国庫負担金69万6,000円。6節非被用者小学校修了前特例給付国庫負担金137万1,000円。7節民生費国庫負担金268万4,000円。8節児童福祉費国庫負担金15万7,000円。衛生費国庫負担金、今回はありません。2項国庫補助金1目土木費国庫補助金6,450万7,000円。1節まちづくり交付金6,356万円。2節住宅・建築物耐震改修等事業国庫補助金94万7,000円。2目教育費国庫補助金15万4,000円。1節教育費国庫補助金15万4,000円。3目民生費国庫補助金186万5,000円。1節社会福祉費国庫補助金184万5,000円。2節次世代育成支援対策交付金2万円。4目衛生費国庫補助金5,769万5,000円。1節衛生費国庫補助金5,769万5,000円。3項国庫委託金1目民生費国庫委託金130万2,000円。1節社会福祉費国庫委託金130万円。2節児童福祉費国庫委託金2,000円。2目総務費国庫委託金205万円。1節戸籍住民基本台帳費国庫委託金203万円。2節総務管理費国庫委託金2万円。  15款県支出金1項県負担金1目総務費県負担金1,405万6,000円。1節地籍調査費県負担金1,405万6,000円。2目民生費県負担金4,687万4,000円。1節社会福祉費県負担金2,360万1,000円。2節被用者児童手当県負担金39万円。3節被用者小学校修了前特例給付県負担金180万3,000円。4節非被用者児童手当県負担金69万6,000円。5節非被用者小学校修了前特例給付県負担金137万1,000円。6節民生費県負担金1,893万5,000円。7節児童福祉費県負担金7万8,000円。  29ページをお願いいたします。  2項県補助金1目総務費県補助金41万5,000円。1節総務管理費県補助金41万5,000円。2目民生費県補助金1,051万7,000円。1節社会福祉費県補助金800万9,000円。2節児童福祉費県補助金222万円。3節介護保険事業費県補助金28万8,000円。3目農林業費県補助金1,458万3,000円。1節農業費県補助金92万7,000円。2節林業費県補助金1,365万6,000円。4目教育費県補助金16万5,000円。1節教育費県補助金16万5,000円。5目土木費県補助金36万2,000円。1節きのくに木造住宅耐震化促進事業県補助金6万2,000円。2節木造住宅耐震改修補助事業県補助金30万円。6目衛生費県補助金517万6,000円。1節保健衛生費県補助金17万6,000円。2節上下水道費県補助金500万円。7目商工費県補助金3,709万円。1節商工費県補助金3,709万円。3項県委託金1目総務費県委託金1,416万5,000円。1節総務管理費県委託金22万8,000円。2節税務費県委託金538万円。3節戸籍住民基本台帳費県委託金1万3,000円。4節統計調査費県委託金104万3,000円。5節電子証明書発行事務県委託金1,000円。6節選挙費県委託金750万円。2目農林業費県委託金8万8,000円。1節農業費県委託金8万8,000円。  16款財産収入1項財産運用収入1目利子及び配当金367万5,000円。1節利子及び配当金367万5,000円。2目財産貸付収入371万9,000円。1節土地貸付収入165万5,000円。2節建物貸付収入16万8,000円。3節駐車場貸付収入180万円。4節滞納繰越分9万6,000円。2項財産売払収入1目物件売払収入46万円。1節物件売払収入46万円。2目不動産売払収入811万3,000円。1節土地売払収入811万3,000円。  17款寄附金1項寄附金1目一般寄附金2,057万円。1節一般寄附金2,057万円。2目教育費寄附金1,000円。1節奨学基金寄附金1,000円。3目環境維持寄附金1万円。1節環境維持基金寄附金1万円。  18款繰入金1項他会計繰入金1目財産区会計繰入金200万円。1節財産区会計繰入金200万円。2項基金繰入金1目財政調整基金繰入金1億7,571万円。1節財政調整基金繰入金1億7,571万円。2目奨学基金繰入金60万円。1節奨学基金繰入金60万円。3目環境維持基金繰入金812万円。1節環境維持基金繰入金812万円。  19款繰越金1項繰越金1目繰越金5,000万円。1節前年度繰越金5,000万円。  20款諸収入1項延滞金加算及び過料1目延滞金20万円。1節延滞金20万円。2目加算金1,000円。1節加算金1,000円。3目過料1,000円。1節過料で1,000円です。2項町預金利子1目町預金利子で20万円。1節町預金利子で20万円。3項貸付金元利収入1目奨学金貸付金元利収入30万2,000円。1節奨学金貸付金元利収入30万2,000円。2目商工費貸付金元利収入1億円。1節商工制度資金貸付預託金元利収入1億円。4項雑入1目滞納処分費1,000円。1節滞納処分費1,000円。2目弁済金で1,000円。1節弁済金で1,000円。3目違約金で1,000円。1節違約金で1,000円。名目予算でございます。4目保育所給食費117万6,000円。1節保育所給食費117万6,000円。5目消防退職基金受入金196万6,000円。1節消防退職基金受入金で196万6,000円。6目学校給食費1,100万6,000円。1節学校給食費で1,100万6,000円。7目地域包括支援センター事業収入570万円。1節地域包括支援センター事業収入で570万円。8目過年度収入1,000円。1節過年度収入1,000円、名目予算です。9目雑入831万4,000円。1節雑入で831万4,000円。  21款町債1項町債1目衛生債1億380万円。1節一般廃棄物処理事業債1億380万円。2目土木債2億540万円。2節公営住宅建設事業債2億540万円。3目臨時財政対策債1億6,600万円。1節臨時財政対策債1億6,600万円です。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) これで歳入の説明を終わります。  これから質疑に入ります。  歳入について質疑はありませんか。  5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 35ページをお願いいたします。諸収入で商工費貸付金元利収入で1億円。これはどこからこういう形で収入が入るのか、ちょっと不思議でたまらんのです。予算書上こういうような形をとらなければならないのか。それと、貸し付けしたお金を1年間で見込んで元利収入、返済をされるという形を見込んでの予算書なのか、お聞きをしたいと思います。  それと、全体的に前年度に比べて一般会計5億円増という形なんですけども、町債というような形で5億円弱の借り入れになっております。具体的な返済方法をお聞きしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 木瀬議員より御質問いただきました諸収入の1億円の件でございますが、この1億円につきましてはまた歳出の方で詳しく出てくるわけでございますが、本年度の新規事業といたしまして、銀行の方に1億円を預託して中小企業の方に融資をするという、本年新しく取り入れた大きな事業でございます。それで、1億円を預託して年度末にそれの回収という形で、1億円の受け皿というふうに御理解いただいたらと思います。 ○議長(西辻頼数) 中平会計管理者。 ○会計管理者(中平光夫) 起債の件についてでございますが、ことしは去年に比べ倍ぐらいの借り入れになっております。内容は、ふえましたのは公営住宅建設事業債、うぐいす谷の団地住宅の分で大きく膨らんでおります。  それから、臨時財政対策債、これは国の交付税会計が原資がないということで、地方はまた借金をせよということで膨らんでおります。  それから、衛生債の方で一般廃棄物処理事業債、これは昨年度と変わっておらない額なんですが、償還の財源とか方法と申されますと、一般廃棄物でしたら地方交付税で50%返ってまいります。それから、臨時財政対策債は100%交付税に算入されます。そして公営住宅の分では、家賃の収入で今は賄われておりますので、ことしは借り入れが多いですが、償還に関しては交付税措置等がありますので何とかできると思います。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 5番議員さんの御質問につきまして、高野町で初めての制度をここへ導入しておりますので、少し全体像をお話しさせていただいて、できましたら歳出にも同じことが上がってまいります。そこで細部の問題はもう一度詰めてまいりたいと思いますけども。  市町村が政策としまして金融制度を行う場合にはどのような仕組みで行うかということが、当町で初めて行う事例として出てまいりましたので、そこの辺のところの本質的な形だけここでお話をさせていただいて、細部はできましたら歳出で願いたいと思う次第です。
     市町村が政策的に金融制度を行うときには、市町村がその返済がもしも怠ったときに、言うなればリスクを背負うことは基本的にできません。それはできませんので、どういう形をとるかということをまずお話をさせていただきたいと思います。  これは金融団へ向かいまして、また商工会、そして県の信用保証協会と全部リンクする事業であるという点が第1点でございます。市町村が持っておりますお金を一たん各金融機関へ預託をします。この預託につきましては無利子で預託をいたします。そうするとそれに基づいて金融機関さんは利率とそれから全体を見ながら、何倍まで、うちが預託してある金額の何倍まで、それに対して、そこの中小企業者が事業を行うに当たって貸し出しをするかということ、これは私どもと金融機関が相談をするところでございます。そして最終的に貸し出し業務はどこでやるかということは、これは一般金融と同じように金融機関でやっていただきます。そしてそれに基づいて、一応今考えておりますところはまた歳出のときでお話をさせていただきますが、7年間で返済をしていただくという形を考えておりますが、その間に返済をして完済すれば、低利の融資をここの中で活用することができる。そして住民の方のそういうことがふだんの運転資金、日々の運転資金等でやられることが、現在のような経済の難しい時代、また貸し渋りの起きている時代に、市町村として今とるべき経済対策としていいんじゃないかという判断で今回予定をしております。  一番の問題は、もしもそこでもって返済ができなくなった場合どうなるかということでございますが、これにつきましては100%保証協会が保証するという条件でもってこの事業は動く、そういうことが原則でございますので、たとえここでもって1億出資をいたしまして、各銀行に預けましても、確かに預金の利息そのものは戻ってまいりませんけども、言うなれば1億今度あげて1億戻すという方の戻すのが歳入の方に上がっておりますが、そこにおけるリスクは市町村にはないのが政策金融制度の基本だというふうに考えて、各保証協会、それから金融団、また商工会と現在話を進めておるところでございます。  できましたら、その細部につきましては、歳出の点で今どのような考えかということはまたお話ししますので、1億についてはそういう点で、担保されながらやっている事業であるということを御理解賜りたいとそのようにお願いする次第でございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 歳出の方でその話をお聞きしようと思っとったんですよ。非常にリスクがかかってくるのではないかと、その辺のところを非常に心配しとったわけでございます。  この1億に関しては、中小企業の貸し渋り動向という形のもので金融機関に預託をすると。金融機関はそれにプラスアルファした部分で貸し付けをするという形という説明、非常によくわかりました。  そしたら、1億を銀行に預託するわけですわね。常に利子、利息はそれは先ほどないと言われたんですけども、常にもう返ってくるというような保証が、もちろん保証協会の保証があるわけで、返って収入という形で返るわけですね。  そしたら、1億を町当局が金融機関に預託をして、するだけでこちらの意思というのが金融機関に反映されないという形も考えられると思うんですけれども。ただ金融機関が1億受けて、そのお金を自由に使える、采配を振れるというような形だけであって、こちらの意思、意図とする分が貸し付けを受ける側に反映しないというような部分があろうと思うんですけども、その辺のところはどうですか。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 今御質問いただいた点が一番ポイントだというふうに思っております。これは歳出の方でお話しすることの方が本当はいいんだというふうに思いますが、少しだけ話を延ばさせていただいて、それにかかわる問題になってまいりますけど、御了解いただきながらお聞き願いたいと思っております。  政策金融制度の場合には、一般市中金利よりもまず金利についてはかなり安い金利を設定したいということをもって、銀行団と今やっておりまして、現在の一般の、例えば国金がございます。国でやっている金融制度があります。県もございます。これよりも安い設定にしたいというふうに思っております、まず金利につきまして。  それから、市町村が行いますから、基本的には無担保、無保証です。そういう点では非常に借りやすい金融制度を広げていくことによって、実はこれはなぜかと言いますと、長野県で私はお仕事をしてきましたから、どんな小さな町や村でも、必ずお金を中小業者の方が借りるときには商工会へ相談にいくというのが普通だったんです。そこでもって、あそこの中小企業診断士の方とそこの長期的な経営を見ながら、幾らおたくは借りるのがいいかということを相談しながら、金融機関へいくというのが普通だったものですから、今回の場合も商工会さんにかんでいただいて、金融機関の独自の判断ではなく、地域で一番その地域のことを知っている商工会の皆さんと協働して、その金融制度を立ち上げていくことが今の時代に大事ではないかということを考えまして、この金融団、それから保証協会、それから商工会、私どもでもって、今この話をずっと進めてきたところでございます。  最終的には議会で決議をいただきましてから、各ところとどのような契約をするかということは決まるわけでございますが、そのようなことが今のこの時世、このような経済的なときには一番有効ではないかという思いでつくってございますので、後ほどまた詳しい考え方等については歳出の方でもってお話をしたいと思いますけども、そのような全体の新しい仕組みをこの平成21年度という時期に入れることは、時期としていいんじゃないかという判断で御提案をさせていただいておりますので、ぜひ細部にわたりましてもお答えできる部分は後ほどもお答えいたしますので、御質問いただきたいと、このように申す次第でございます。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 歳入の話より歳出の方の話になって非常に申しわけないんで、また歳出の方でその辺のところは詳しくお聞きをしたいと思います。  先ほど、会計管理者の方から地方交付税の方でこちらは何%、こちらは何%というような形で交付金として返ってくるという形の返答をもらったわけなんですけど、実際、数字上として、交付金というたら一遍にかたまってくるお金でした。全体これが何ぼ、これが何ぼというような形で、目に見えない部分があると思うんです。その辺が全然こっちとしてはわからんのですね。当局はその辺のところはわかられとるとは思うんやけども、実際数字的にはわかりにくい部分があると思うんで、その辺のところを説明できるんであれば説明していただきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 中平会計管理者。 ○会計管理者(中平光夫) 交付税措置の話なんですが、普通交付税は目に見える形で算出しております。特別交付税はちょっとアバウトなところもあるんですが、普通交付税は臨時財政対策債の分で幾ら幾ら、それから一般廃棄物の起債は幾ら幾らというふうに計算されて、目に見える形で算出されております。  ただ、心配なのは、国も景気のいいころには算出された公債費の分については、満額、これは原則なんですが、交付税の減というのが余りなくて、それ以外の重要、例えば消防費であるとか、教育費であるとかという、算定するところも決められたどおり算定して、交付税の総額を出してくれてたわけなんですが、最近は国で交付税の総額を抑えてきております。ということは、起債に対する措置は法律で決められているようなものですので、落とすわけにはいきません。どこで落としてくるかというと、それまでの通常のところで減額されるおそれは十分にあります。でも起債に関してはそのとおり、見える形で交付税の中に入っております。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 起債残と公債比率のことにつきましては非常に神経質になっておりますから、新規のものについては、先ほど会計管理者が説明したとおり、返済計画がきちっとできております。そして、今心配やと言ったことにつきましては、平成17、18、19、20をもちまして減るということを前提に骨格をつくっておりますから、私はさほどぶれはないんであろうという認識でやっております。  現在、政策金融制度であったり、この預託のこと、これは県内では和歌山市と私どもだけだと思いますけれども、国の方向性として、どこかに滞留しているお金を回すことによって、国全体が付与すると。それが国策として出ているということがありましたので、県内の、現在ちょうど県内でもたくさん市町村が議会を開いておりますけれども、10数%ぐらい伸ばしている市町村と、むしろ数%減らしている市町村に分かれているわけであります。例えば考え方とか、公債比率の問題等々で皆さん考えておられるんだと思いますが、本町につきましては、4年度につきまして、基礎的な部分はそういうふうにやってまいりましたので、どこの部分であるとか、それから今回のような臨交金の部分はちょっとわかりませんけれども、その交付税の部分の減少というのは、周りの中に入っているというふうに私は認識をいたしております。ですから、今回16.8%伸びたわけでございますけれども、その伸び分については心配をしていないというのがございます。  それよりも緊急的に、長期的に我々は単年度で決済をいたしますが、民間についてはもちろん税制上は単年度でやっているんですが、恐らく平成27年の国体にあわせたりということで、民間の方々はご自身の家業について投資をしたり、引き締めをしたりされると思いますので、それに同調したような予算措置をする方がいいんではないかというふうに思います。  公共投資については引き続き圧縮が続いておりますから、極端な伸びはできないと思いますし、今のような交付税措置を求められないような長短の事業というのも伸ばすことができないと。そういう中でぎりぎりの判断、最適な判断をした予算組みであろうというふうに考えております。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬議員、説明を今いただきましたし、また歳出の方でも細かくいただけると思いますが、それでよろしゅうございますか。また、歳出の方でよろしくお願いします。  ほかに質疑はありませんか。  2番、北岡君。 ○2番(北岡三於) 歳入で1点だけお尋ねをいたしたいと思います。32ページでございます。これまでもたびたび議論に上がっておったところでございますが、桜ヶ丘の土地売払収入について質問をいたしたいと思います。  この売払収入、今年度、前年度と同額の700万円が計上されてございます。これたしか19年度も同じような予算が計上されていたのではなかろうかと思うわけですが、なかなか所有権の移転にはつながっていかないようでございます。果たして20年度にはどれぐらいの所有権の移行があったのか、まずこれをお尋ね申し上げます。  それから、2点目について。この貸付収入、これは現在何区画ぐらいが残っているのかということが第2点でございます。  そして、第3点といたしまして、この滞納繰越分、これは確実に収入できるのかどうか。こういうところをお尋ねいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 中平会計管理者。 ○会計管理者(中平光夫) 20年度の売却の件数ですが、2件ございました。収入額は313万7,000円でございます。それともう1件、3月中にちょっと問い合わせがありましたので、もう1件あるかもわかりません。  予算的には、毎年700万で四、五件分を想定してるんですが、クリアできてる年はそんなにないんですが、19年度で407万円、18年度は1,064万円という売り上げ、売り上げと言うとおかしいですけど、あったわけなんですが。  それから、ちょっと申しわけありません、残っている区画数とか書いた資料をちょっと持ち合わせしてないので、また後でお答えしたいと思います。  滞納繰越分、これもちょっと資料を持っていません、9万6,000円の滞納につきましては。済みません。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 北岡議員の御質問はこの額よりもむしろ底地の移転について、これもずっと言われてきていることでございまして、どういう対応をしていくかということで、私の方、個々には事情がございますので、この方はどう、この方はどうということは言いませんけれども、基本路線としてやはり底地を買い上げていただくと。その方法についていろいろ議論しておるわけです。借りていただいている方がやや不利になるような方策をとらないと、借りてる方がと。少し誤解もありまして、買い取ってしまうと固定資産税がかかるんではないかというふうな誤解もあるんですけれども、それは免責によって、免責要件で緩和されているというか、払わなくても、さほどかからないようなことになっているとも聞いておりますので、ぜひ議員の皆さんにおかれましては、まだの方がお知り合いにいらっしゃったらちょっとお薦めをいただいて、ぜひ買っていただきたいと思います。また、行政関係にも私の方も申し上げますが、議会関係でもいらしたら、ぜひお知り合いがいらしたらお薦めいただきたいというふうに思います。それしか方法がございませんで、個別にということは申し上げにくいものですから、よろしくお願いします。問題意識は持っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 2番、北岡君。 ○2番(北岡三於) 一つ目の問い合わせ、20年度は2件があって、313万7,000円ですか。それでもう一つ問い合わせが1件あるということで、結構なことだなとは思っております。  この2番、3番につきまして、2番、3番といいますか、後で御報告いただけるものがあれば、いただきたいと思います。  何と言いますか、やっぱりこれ歳入ですので、歳入をどのようにふやすかというのが町が考えていかなくてはならないところであろうと思うわけでございます。貸し付けのときに、早期に買い取っていただくような説明はしているとは思うわけでございますが、今後、今町長もお話あったんですが、今後この問題をどのように解決していくか、話の仕方しかないとは思うわけですけれども、この買い取りをしてもらえない、こんな状況が続くのであれば、実に乱暴なものの言い方かもしれませんが、貸付単価を上げて、この貸し付けの方が売り払いよりも有利であるというふうな方法も1方法であるとは思うわけですね。この返、今私が申し上げたような、この辺でちょっとお考えになってるようなことはございますか。いかがでしょうか。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 非常に難しいことでして、これは当初昭和50年代に開発をしたときの条件と、その間にバブルもありました。条件も契約書もあるわけですけれども、それを事務的にどこまでできるものであるかということで、最終的に提示はしなきゃ、これは私、法的な確信は持ってないんですけども、貸付料の累積を底地料の一部に充てるとか、そういう緩和措置をとって買っていただくと。  ただ、先に買われた方との整合性をとらなきゃいけませんから、それは非常に難しいんですけども、ずっとこれ貸し付けておくというわけにもいかないものだと思いますし。  今後、県なんかも宅地、別荘地等々を県内にというお話もございます。本町も人口の減少がありますので、どこかでやはり、想定は今申し上げられませんけれども、こういうとこに宅地をつくって住んでいただける方がいれば、100世帯でも200世帯でもふやせないかなということも考えておりますので、そこに向かうためにも、この桜ヶ丘というのは整備をしなきゃいけないという認識がございます。  ちょっと私もここで即答できないんですけれども、そういうことも、これはできるかできないかは別です。そういうことも考えながら、緩和をするということと、議員御指摘のように、底地料、貸付料というのは上げて、そのてんびんで、上げる時期を決めて、それまでに買っていただければ、現在までの払っていただいた貸付料を何%か見ましょうとか、要する値引きということになるわけですけれども、そういうのと組み合わせてやらなきゃしようがないかなというふうには思っておるんですけども。先に買った方の不利益にならない方法を考えていきたいというふうに思います。 ○議長(西辻頼数) 2番、北岡君。 ○2番(北岡三於) 御答弁ありがとうございました。そういうことでなければ仕方がないと思います。事ここに至りましては、そういう部分もあると思いますが、町の収入を上げるというのも一つの目標であろうかと思いますが、そしてまた買い取りをした人との、平等と言えばおかしいですが、そういうところも考えていかなければならんところだと思いますので、その辺よろしくお願いを申し上げておきたいと思います。  それで、最後に一つ、これ仮定の話なんですけれども、まだ後の連絡をいただいてませんが、仮に残りの区画、これがすべて完売できたとすればどれぐらいの金額になるか。ぜひそれをひとつ御答弁いただいて。それが出てからでも結構ですけれども、大事なことだと思いますので、ぜひひとつよろしくお願いしておきたいと思います。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 中平会計管理者。 ○会計管理者(中平光夫) 後ほどのときに、その残っている区画数と、それから収納される金額を報告いたしますので、よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑ありませんか。  4番、所君。 ○4番(所 順子) ちょっとお尋ねをいたします。  20ページの負担金のところですね、3款のところで、女人堂公衆トイレ新設工事負担金625万、それと33ページの1目の一般寄附金、金剛峯寺より1,337万円と、宿坊組合720万円。この女人堂公衆トイレは私は存じ上げてないんですよ。これの図面ももらったような記憶も私もないんですけれども、一の橋のことはたしか聞いたと思うんですけれども、これは何の工事かちょっとお尋ねいたしたいです。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 御質問いただきました件でございます。  まず、最初のこの女人堂トイレの負担金、本山からお願いしている分は、本年21年度に新設をしたいということの補助金でございます。当初予算でございますので、また議決になって、それから設計段階に入るということで、ことし計画している分でございます。  それと寄附金でございますが、これ通常例年お願いしていただいております金剛峯寺の分と宿坊組合の分ですが、本山からの分につきまして337万円、この分につきまして、またこれも歳出で出てきますが、南海りんかんバスの方で低床バスとハイブリッドバスの導入という形の分で、本山から寄附していただく分を含んでございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) ことし組み込んでいるトイレのだとおっしゃいますけれども、そうすることによれば図面も必要だし計画的なことも要りますので、この数字だけで幾らいるかもそんなもんわからへんのにこんなん出してきて、通過するとお思いでしょうかね。ここに図面なり、何なりあるんならば出していただきたいです。何の計画もなしに、この金額だけ出すというのもちょっと腑に落ちないんですよ、何事も。この600幾らで本当にできるかどうかというのもありませんし、こういうお金だけ組み込まれて申請して、じゃあオーケー出たわといってやっていくということに、私はすごく危険性があると思うんですよ。そのうち出たお金だけでやるんかどうかはそれは知りませんが、その辺はちょっと何もなくて数字だけではちょっと考えられない。その辺のところはどうなっておりますか。進行状況とか、ここの組み込んでくるということは計画性の何かがあるんですか。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 予算の計上でございますが、山内のトイレを全部検証しますと、女人堂がまだ男女も分かれてないし、整備ができてないということで、女人堂の方を21年に本山の方と協議して改修したいということで予算を上げているものでございます。  この金額につきましては、一の橋の今新設しておりますトイレを参考にしておる金額でございまして、当然設計に入りますと設計委託料等も発生してまいりますので、とりあえずこの予算が終わって、予算を承認していただいたもとで、設計委託料も歳出で含んでおります。  それで、金額につきましては20年度の金額を算定しているわけでございますが、もちろん設計も必要でございますし、本山との協議、営林署の協議も必要でございますが、今現段階ではこれぐらいのトイレということで、20年のを想定してございます。  これにつきまして、県の方からも助成をいただくわけでございますが、県の方の助成につきましても、図面なしで設計額という形で進めております。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 課長の答弁を補足させていただきますが、予算の組み方は、当初予算の場合は、例えば昨年鉛筆を10本使っていたと。ことしは9本で抑えたいというふうなもくろみで組む場合と、特に仕事が多いのでこれを11本に計上しようということで組んでいくわけであります。途中で大幅に狂うと6月、9月で補正をしていくわけでありますけれども、今回のお手洗いの場合も大体の面積と規模が出ておりますので、通常の設計ではこれぐらいであろうということで、当初予算を認めていただけましたら詳細の設計に入っていくという手順でございます。その際に、皆様方のお手元にこういうものをつくるということを、委員会なり、全員協議会なりで出すと。最終的には議会に出していくというのを通常、昨年度も一昨年もやっているというのが状況でございますので、御理解を賜りたいと思います。  それから、寄附金についてですけれども、これはもちろん御案内のとおり、本山と観光協会は別に法的におさめる義務のあるものではございません。特にお願いをいたしまして、観光協会は従前から出していただいております。本山については、この3年、特にお願いをして毎年1,000万円をいただいているわけでございますが、337というのは、非常に環境ということを本山も非常に重視しております。南海電鉄も、南海りんかんバスも環境ということで、1台4,000万円ぐらいするバスを買いたいと。それは国庫補助もございますので、国庫補助の超負担分、その超負担分の一部を何とか寄附をしていただけないかということで、本山の御理解を得て、2台分の、補助ぐらいの半分程度を寄附をしていただいているということでございまして、本当にありがたく感じております。  ぜひ町民の皆さん方にも、こういうことを本山も協力いただいているということを御啓発をしていただきたいなというふうに思います。  以上、報告をさせていただきます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) トイレのことですけれども、これはちょっと私は個人的には納得できませんね。と言いますのは、景観条例で私もちょっと2月いっぱいまでで、自分の店の書類を出すために環境整備課に提出したんですけれども、図面を出せ、そこの修理する大工さんの名前を書け、電話番号を書け、ちゃんとした書類でないと通過はいたしません。こんなトイレの何もなくて、この金額だけで後でというのは、こんなの世の中通用しませんよ。そんなんやっぱり、こういうことをいたします、議会にも諮って、こういうことをいたしたいと先に相談を受けて、金額を出すのも普通ですし、何か矛盾しているような気がしますし。  それと寄附金、本山様のはありがたいとは思いますけれども、いろいろもっとちゃんとお話し合いになって、いろんなことで、ほかのことですけど、保育園とかそういうのももっとお話し合いになってからしていただきたいと思いますし、このトイレに関しては私はこれは不思議でたまりません。こういう状況で予算を組まれて通過すること自体に、問題がないかなと懸念いたしますけれども。  書類なり、何なりを次回までに提出していただきたいですね。こういうふうな形のトイレをして、こういうふうで600何十万算出しているんだというところをやっぱり知りたいと、算出というか、ここに可決するまでに、本当に通過させたいのであれば、そこのところをちゃんと出してからの方がいいんじゃないかと思いますが、その辺はよろしく検討していただきたいです。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 御質問の内容はわかるわけですが、御趣旨がちょっと理解できないんで、通常の行政の予算の組み方といたしましてはこういう組み方をするのが通常でございます。これ以外の組み方は私はちょっと思い当たらないわけでございまして、議員がおっしゃってる書類を整備しろということは、今後当然トイレを設計をして、確認申請をとるときも県の了解が要ります。ですから、施工者もすべて記載したものを県に提出をして、確認申請をいただくと。ほんとうちの場合は景観条例もありますから、それの前段階としてそういう手続をすべての万人に対してやっているわけで、行政体以外のものも同じでございます。  予算の立て方につきましては、どういう、先ほど鉛筆の例で申し上げたんですけれども、当初予算でございますので、可能な限り正確なものを会計責任者等と我々で組んでおりますけれども、1円までこの3月の時点で出すという予算組みはどの行政でも不可能、国でもできないと思います。特に、歳入でございますから、歳入見込みということで出しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) それでは、ページで申し上げますので、よろしくお願いします。33ページでございます。33ページに金剛峯寺からの寄附金1,337万円というのを計上していただきますけれども、これもことしで3年目だろうと思うんですが、去年は1,000万円いただいておりまして、この337万のこの数字というのは、本山からいただけるこの数字に入っておられることになるんでしょうね。何かお約束いただいてるようでしたら、毎年1,000万円というのを聞いておったわけでありますけれども。  それと、その下に宿坊組合の寄附金といたしまして720万円がございます。この720万円と、そして町から補助するのとの計算で、もろうたけどここで返すんやという誤った説明がちまたであるわけですけれども、そうじゃなくて、ここで720万円いただく中で、多分宿坊組合の方から、固定資産税にかわる協力金というような考えの中でこれが寄附されてきたもんだろうと、このように聞くところがあるわけですけれども。  そういうことの中で、今度は14ページに戻っていただきたいんですけれども、土地の固定資産税、家屋の固定資産税が下がっております。去年との比ではこの予算が下がっておるわけですけれども、土地の場合は固定資産税が下がるということはちょっと考えにくいんですけれども、どういう理由で予算が下がってきたのかな。家屋の場合であれば評価が変わってくるんで、当然下がってくるということも考えられるやろうな。  この問題を論じたときに、以前にこんなお話をさせていただいたことがあります。非課税の土地で目的外使用をしとるところには固定資産税をかけたらええんと違うかなということを申し上げたら、一遍それは研究したいということでありましたので、どのように研究していただいておるかと。それと関連しましてこの問題があるわけですね、宿坊組合の寄附金、この中にはそういった固定資産税にかわるものとして720万円を寄附をさせていただいとるんだと。  私がこの前に申し上げた非課税の土地の目的外使用というのは、非課税の土地であって収益事業をやっておられる民間人がおられる。そういったところについては固定資産税を徴収するというんですか、もらうような考えを起こされたらどうですか、研究しますということでありましたので、その点について聞かせていただきたいと思います。  それから、桜ヶ丘土地売却収入の件で今質問されておりましたですけれども、私もこの件についてお伺いしようと思っておりました。友人、知人からは貸借で借りておった方がいいのかな、買い上げた方がいいのかなという話につきましては、どっちがどのように得になるかというのは一長一短あるだろうと。しかし、高野町はもう既に買い上げていただいて自分のものにしてほしいというような行政の進め方ですので、それに協力をしてほしいなというようなものの言い方をしております。  しかし、聞くところによりますと、この土地の貸借期限というものについては、私はその時点では民法の短期契約というような形で高野町が契約しておるのかなと思っておるんですけれども、それが20年、30年という契約であればその辺も考えていかなければならないんじゃないかと、こんなふうにも思いますので、その辺もいかがなものかと思います。  これは関連して御回答いただいたらよろしいですので、次に質問をさせていただきたいと思います。  26ページですけれども、投票人名簿システム構築交付金というのは、これ新設されました。これはいわゆるどういうものであるかということの説明をいただきたいと思います。ことし新設で出てきております。  それと、29ページですけれども、青少年センター運営費県費補助金が消えとるんですね、地域組織活動費も消えておりますが、これはどういうことで消えたんでありましょうか。  そして、これは説明だけで結構ですので、30ページの商工費県費補助金ですけれども、これは復活しております。3,700万。  それと、33ページに財産区会計繰入金、これが2分の1に減っておりますが、これも説明をいただきたいとこのように思います。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 前西総務課長。
    ○総務課長(前西一雄) 26ページの投票人名簿システム構築交付金ということで説明させていただきます。  国民投票に係る投票人名簿作成というようなシステムの改修費でございます。これは日本国憲法の改正手続に関する法律が平成19年5月14日に成立しまして、18日に公布され、公布の日から起算して3年を経過した日から施行されることとなっておりますので、県の選管の方から国の負担金100%で、日本国憲法の改正に伴う選挙人名簿の作成でございます。  これはちょっと私の方も、ぱっと一たん選挙人名簿ということで、現在の選挙人名簿は使えないとか、どないなるんよということのちょっといろいろ調べましたところ、一応要件ですね、投票要件でいうと3カ月要件というのが普通の選挙のときの選挙人名簿になってあるんですけども、この場合は50日というようにしてちょっと基準が変わってきます。そんな関係上、こういう形で憲法用のシステムを改修しなくてはならないということで、総務省の方からの補助金100%で選挙人名簿を国民投票、日本国憲法改正に伴う国民投票の人名簿を作成するための代金でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 辻本教育次長。 ○教育次長(辻本 一) 29ページの県補助金でございます。青少年センターの運営費等について、もちろん青少年センターの運用は通常どおり行ってございますが、補助金の方がなくなったということで、ほかの事業的に絡んでおりますので、青少年センターのみの補助金はございません。ですので、この中には入ってございませんので、よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 中平会計管理者。 ○会計管理者(中平光夫) まず、33ページの金剛峯寺寄附金、先ほどもありましたが、3年目に入ってまた1,000万円寄附していただいてる分と、先ほどの低床バスの補助金337万円、あわせて1,337万円になっております。  それから、財産区会計の繰入金ですが、この年度より転嫁補償やらの配分の方法が大幅に変わりました。それまでは地元20%、町80%という率でなっておりましたが、これが50%、50%になりましたので、町がいただける分がその分減少しております。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 30ページでございます、商工費の補助金でございます。150万、商工費補助金としていただいておりますが、その年度によって事業を興しますと、県の方で補助金をいただける、そういうような形で、21年度につきましては、150万は子供農山村交流受入推進事業というのがございまして、子供たちを高野山の農家、高野山周辺の集落に泊めていただいて、いろいろ体験するという、そういう事業を21年度展開してございますので、この分につきましては150万を町の方で受け入れいたしますが、歳出で協議会の方に150万出ていくという、100%補助の事業でございます。 ○議長(西辻頼数) 14ページの答弁がなかったように思いますが、家屋の固定資産税。それから32ページの桜ヶ丘関係。  後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 固定資産税の土地分についてですけど、これは当然地目がえで変動したり、評価がえがありますから、評価が下がっておりましたら全体として下がるというのはこれも普通の現象だと思いますし、和歌山県全般にそのようになるというふうに認識をしております。地価が下がって路線価の減少と、それから地目を変えたのを何度か決裁しましたので、そういうものがあるのかなというふうに思っております。  それから720万円の寄附金はいろんな説明がなされてきて、これはかなり古い時代から経過的に行われているものでありますから、その時代、時代でいっております。私はそういう説明は不適切だと。固定資産税はもともとかからないものでありますから、それにかわるものというのも。  ただ、何らかの計算方法が要るということで、前にも御紹介したと思うんですが、ある方が計算したら余りかけれないと。例えば古い建物にはかけれないんですね。ですから固定資産税をかけて払えるんならかけてくれというような、それの方が安くつくとか、いろんなことをおっしゃる方がいらっしゃるので、そういう説明に固定資産税にかわるものというふうなことを言われてきたんだと思いますが、現在やっぱり善意に基づいて寄附をいただいていると、これも非常にありがたいことで感謝を申し上げなきゃいけないことであります。支出とのリンクは全くないというふうに考えております。ですから、むしろ支出についてはこの4年間で切ってきたわけですから、それならば減ったりふえたりということがあるわけで、これも安定的にずっとあれでございますので、支出というのは組織の商工会に出したり、いろいろ出してるのはその組織の信仰、もしくは社会性があるものについて補助を出しているわけでございますから、全く関係のないことだと思いますので、この1,337万円というのと720万円は、本当にありがたく収入をさせていただく部類だというふうに考えております。  337万円の分については、2台分の町の補助の分の1台分ぐらいは寄附してもらえませんかということをお願いをして、それで本山の方で御了解いただいて、じゃあ1台分は環境のためだから寄附してあげようということで、町の補助分の半分をいただくような形でお願いをいたしました。 ○議長(西辻頼数) 答弁漏れはないですね。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 宿坊組合からの寄附金等につきましては、先ほどちょっとこういう考えになったんですけれどもということを申させていただきましたが、純粋な寄附金だということで解釈をさせていただこうと思います。  それと、これは答弁になかったわけですけれども、桜団地の買い上げた人と、まだ賃貸、地代でやってるとことあるわけですけれども、この契約内容というのはどないなってますか。10年とか20年、そういう僕も期限はわからんですけれども、何々法によりますと、土地の貸借というのは確かに期限というのは木造であれば30年とか、そういうような決まり事があります。しかしながら、そういう中でいろいろ変動がありますので、高野山の場合は特に民法の短期契約5年というのをやっとるようでございますが、町の場合はどのような形でやっておられるのか。  今、契約途上にあって、すぐにそれを買い上げて、自分のものにするということについてはいかがなものか。その辺の事情というのはわかりませんか。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 昭和50年代の最初に開発されたものですので、まさに議員おっしゃったように契約途上であると。本来買い上げてもらうという前提で設定したものだと思いますので、恐らく期限は区切ってないと思います。新規契約については22年というのを区切っておりますけれども、古いものについては今聞きましたら期限がないということで、基本的には先ほどの今議員さんの御質問のように、個々の事情が許す限り買い上げていただくと、それで精算をさせていただきたいというのが町のやり方だと思います。  いずれにしても、書類上のことだけでございますので、お金について、全部売り払っても大体2億円ぐらいだと思うんですね。ですから、その辺のところも説明をしながら、先ほど申し上げたようなてんびんをつくりながら、買っていただくようにしていかなきゃしようがないんじゃないかということを。  ただ、一度決めてしまいますとこれはその制度で続けなければいけませんので、最初に買い上げていただいた方に不利益が及ばないようにしなければいけないというのが前提であります。それから契約関係については、ちょっとまた民法で調べさせますけれども、契約途上とおっしゃってますかね、恐らく契約が進行している途中だと思うんですね、法的には。ですから買い上げていただいた時点で権利が移転するということでございますので、期限については認識してるのは先ほど説明したとおりでございます。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) わかりました。契約途中ということでありますので、それを一遍調べていただいて、いよいよ書きかえ、売却をお願いしたときに、いやいや、まだ賃貸契約であと5年残ってますとか、10年残ってますとかと言われたときに、話が交渉しにくいというようなこともありますので、それも一回お調べしておいていただきたいと思います。  これは以前に副町長さんに向かってお願いしたような気がするんですけれども、非課税の土地の民間が収益事業をやってる土地については、これは固定資産税をいただくような話ができるんではないかというような話をさせていただいたことがあるんですけれども、一度考えておきます、研究をしておきますというお話だったと思うんですが、その点いかがなものでしょうか。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 8番議員の御質問にお答えさせていただきます。  現在、ナカガワ地区から暫時地籍調査を進めておりますのは、まさにその点を明確にするには、単に一つ一つの案件で解決するということは今までの経緯もあって難しい問題もあろうかというふうに思いましたので、現在、暫時毎年進めております。その中でもってなるべく明確にしていくことが最終的に一番ここの中での今までの権利、それらについての一つの見通しが見えるんではないかと、このように考えて作業を進めておりますので、その点で御了解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  10番、西山君。 ○10番(西山茂之) 二、三お聞きしたいと思います。  22ページの使用料及び手数料の中で、社会教育費使用料ということで100万円見積もられてあります。町民体育館やとかグラウンドやとかいろいろございますけども、これは大変難しい見積もりをされて、これ入ってくるのは無理やろなと私は思ってるわけでございますが、これの整備ですね。野球場やテニスコートの整備というのをどうされるのか。ペンペン草が生えたり、腰までぐらい高いような草が生えてございます。グラウンドがまず野球なんかできるような状態になってございませんけれども、この辺の整備の状況を教えていただけたらありがたいと思います。また、その予算について、言いにくかったら結構でございますが、これはことし完全にできます、これを全うできますよという計画があるんでしたら、言っていただけたらありがたいと思います。なかったら結構です。いつものとおりでございます。  それと、30ページの商工費県補助金のうちの観光施設整備事業県補助金、これはどんな事業に補助金があるんでしょうか。それとその一番下の緊急雇用創出事業県補助金、これについての説明もいただけたらありがたいと思います。  それと、36ページの給食センター費でございますが、これは幼稚園、保育園を本山に経営委託というふうなことをこの間説明いただいたんでございますが、センターの給食、保育所の給食に対してはセンターから提供すると思うんでございますが、これは売り上げになるんですか、歳入になっているのか、その辺のことを教えていただきたいと思います。  続きまして、その次のページのやる気観光地魅力アップ協働事業負担金、これはどんな事業か。観光ですかなと思うんですが、よろしくお願いします。  先ほど5番議員さんが質問してたところで、35ページです。商工制度資金貸付預託金回収金、これにつきまして、この大きな金額が出てございますが、貸し付けて7年間返済ということは、7分の1の金額が書かれておるのではないかと思うんでございますが、これだけ大きなお金をどこから、銀行へ預託すると言われましたけども、その資金をどこから出されるのか、本年度は何ぼ出されるのかということもお聞きしたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 辻本教育次長。 ○教育次長(辻本 一) 22ページの社会教育費の使用料、野球場使用料、テニスコートということでございます。この使用料と言いますより、整備状況のことだと思いますので、野球場の使用回数も今ちょっと手元に資料を持ってございませんが、頻繁にございません。普通でしたら使用されている団体の皆さんに整備いただいて、お願いするのが普通なんですが、使用頻度が少ないということで雑草もふえてございます。毎年でございますが、学童野球の前に整備とか、必要なときの整備だけになってございまして、この辺の運用方法についてはまた苦慮しているところでございます。  36ページの学校給食費のことでございます。これは幼保一元化で、本山との委託契約になると思います。その中で給食費は本山の方に払っていただいて、給食センターの方へは学園の方から給食費ということでいただくことになると思いますが、まだ細かく決まっておりませんので、この予算につきましては通常の予算を計上させていただいております。  給食費だけのことではなくて、もろもろのこともございますので、その辺につきまして、また予算的には専決でお願いすることになろうかとも思ってございます。そのような説明しかできませんが、よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) まず最初に、30ページでございます。商工費県補助金で観光施設整備事業県補助金900万。これの内容につきましては、先ほどの女人堂の公衆トイレを新設したいということで、県の方に21年度、県費として予算をつけてほしいということでお願いしております900万でございます。  県につきましても、もちろん内示が来て、申請のときにはすべて書類等要るわけでございますが、内示段階におきまして、規模等、昨年同等のものをつくりたいということで900万の補助金のお話でございます、その分でございます。  それと、緊急雇用創出事業県補助金680万、これにつきましては今年度外部委託ということで、失業者等がふえておる中で、これは国の事業でございますが、失業者等の休業者等を採用事業という国の事業の中で緊急雇用創出事業ということでいただく分で、これも100%でございます。  3年間の事業を認めていただけるという中で、この事業につきましては未整備の森林が高野山周辺にもたくさんありますので、未整備森林の把握であるとか、また町内の森林経界が明確に行われていない、そういう地区がたくさんございます。もちろん地籍調査等進んでいけばそういうことも解決できるわけでございますが、やはり奥地等山林になりましたら、地籍調査の方もそこまで調査できないような状況でございますので、そういう経界であるとか、森林の中で調査等を行いまして、明確にすることによって計画等も組み入れもできますし、所有者との経界がわかることで未整備の森林が整備できるということもございます。そういうふうな感じで、今回の申請を上げておった分でございます。金額については3年間、これは21年度分いただける分で、3年計画で上げてございます。  それと37ページでございますやる気観光力魅力アップ事業、これは県の観光課の方で、やる気のある和歌山県の市町村に対して補助をして、県と一緒に事業をしましょうという補助金でございます。この分につきましては、高野町でお話ししておりますのは、外国人観光客がふえてきておるという中で、外国人観光客の対応、そういう事業で県の方と一緒に高野山でやりましょうということの事業でございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 議員の御質問に何点か補足しながら、預託金の問題も含めましてお答えをさせていただきたいとこう思ってます。  今回の予算編成をするに当たりまして、この百年に一回という経済情勢を踏まえまして、国から新しいものが幾つも出ておりまして、その中に、今企画課長から説明させましたものの一部には、100分の100で国が見るから、地域でいろいろな事情があるとも、この中でもって雇用することによって雇用の場を拡大しようというものがございますので、これはまた出の方で同じことが出てまいりますので、できましたらその辺とリンクしてお話をお聞きいただければありがたいとこう思う次第です。  1点、一番最後に御質問いただきました預託の問題についてだけ。ここでだけきちっとお話ししたい点が1点ございますので、よろしくお願いいたします。  預託金というのは、ことし1億やって、来年2億やって、来年3億やってくというものじゃございません。基本的には事業が、これ議会で議決いただきますと、今度はどういうふうに運用するかという要綱を定めないと運用ができませんので、要綱を定めなくちゃいけないと思っております。それに基づきまして、関係の金融団等と相談をいたしますが、普通ですと4月1日に1億おさめれば、3月31日に1億が全額戻ってくる。また翌年の4月1日に1億入れて、3月31日に戻ってくる。要するにそれが増額してくというのはもっと金額を、例えば今2倍保証だとしますと、1億預託すれば住民の方が2億まで借りられるわけですよね。それをもっと借りてもらおう。そのときには確かに預託金を延ばすことはありますが、基本的には預けたお金が3月31日に返ってくるという仕組みです。ですから、そこから1億が9,800万になって戻ることもございませんし、1億が1億1,000万になって戻ることもないかわりに、一つの担保のようなものです。住民の方に低利で融資をやっていただくために、市町村がやります金融制度というのは、その原資を担保することによって、それによって住民の方が借りやすい状況をつくりますので、そこから赤字になることは全く、赤字というか、3月31日に少なくなることも多くなることもなく、必ず戻ってきてまた翌日の4月1日に預託金を入れていくという仕組みで、毎年動かしていくのが市町村の行います金融制度の基本的な形になりますので、もっと需要があるから延ばそうじゃないかというときには、これは延ばすことは必要ですが、基本的にそこで赤字とか、そういうような増減等は全くございませんので、その点だけは御理解を賜りたいとそのようにお願いする次第でございます。 ○議長(西辻頼数) 10番、西山君。 ○10番(西山茂之) いろいろ御答弁いただいてありがとうございます。  教育の方から御答弁いただいた分で、前にも同じことを言うたと思うんですけれども、これに対する歳入というのは大変難しいと思いますので、広報して努力していただきたいと思います。  また、その30ページの分は、女人堂のトイレの件としての金額が入ってくるということでございました。これは下の町並み整備に続けてやっていただけるということで、ありがたいと思います。  37ページの外人観光客に云々ということがございました。やる気観光地魅力アップ、これ外人観光客に対するということ、その内容が一般の我々住民、英語もフランス語も中国語もほとんどできませんけれども、そういうふうなどういうふうな指導を住民にしていくのか、その内容についていま一つ教えていただけたらありがたいと思います。  それから、35ページのこの運用について、副町長から説明あったわけでございますが、1億円預けて1億円返ってくる、毎月それをすると。私たちは普通は借りた金を分割で返していく、7年目に全額返していただくというふうな感覚でとってましたので、ちょっと感覚が違うんで、この制度についてもう少し我々も勉強せないかんと思うのでございますが、この最初の1億円の原資はどこから出して預けるんですかというのを、僕聞いたと思うんですけれども、済みません、それをいま一度お教えいただきたいと思います。それを済みません、お願いします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) やる気観光力の分でございますが、現在も町、観光協会、本山と一緒になって、外国人おもてなしホスピタリティという、おもてなしについてのいろいろ勉強会を行っております。それで21年につきましてはフランスから例のミシュランの関係で外国人もかなりふえてくるであろうということで、外国人向けのホームページの立ち上げであるとか、パンフレットの充実、そういう講習会であるとか、そういうことで町全体で強化を図っていくという事業で、県の方にも申し出てございますので、この事業で幾らという明細はございませんが、そういう総合的な事業に取り組みたいということでお話し合いをしてございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 済みません、先ほどの中で答弁漏れが私にあったようで申しわけございません。  どこから1億円が出てくるのかというのは、財政の考え方で言いますと、歳出がこれだけ必要だから、全体でもって今の歳入を考えて、足りない部分は基金で送りながら同じようにしていくというふうな形が一般論でございます。ただ、今回あえて説明してしまいますと、一応基金の運用に中からその部分について、各金融機関に上げてあります基金を少し削らせていただいて、その部分を充てていくというのが現実的な操作だというふうに思います。  そのことによって、中小企業者の方に元気になっていただくというためにそれを運用させていただきたいとこのように考えておりますので、ことし1億7,000万、基金の取り崩しをやってます。それはそこにもうわかりますので、後ほどまたこれも歳出の中で一緒になって論議いただければ結構でございますが、その中の全体の中で考えて、そのような運用をしてきたというふうに御理解をいただけたらありがたいとこのように思っておる次第です。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 32ページの財産収入並びに35ページの20款の諸収入のところで、それぞれ滞納金が出ております。このいずれにいたしましても、各款ごとにこれは回収というか、納税していただけるものかどうかと、これについて見込みをお尋ねしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) これも非常に一般論になるんですけれども、お願いを毎年やって、取りにも行かせていただいてるわけなんですけれども、特定の方がおさめていただけないという状況もございます。  それで、差し押さえなんていうことも、なかなか額によっては小さかったらできないんですけれども、現在県の収納協会で、県税と住民税等々については、固定資産税とかについては一定の条件を満たしたら、県の回収機構にやらす。それは大体払っていただいているようです。  使用料とか手数料とかさまざまありますけども、これについては私まだちょっと職員の方にお願いをしておるのは、今度定額給付がございます。定額給付で世帯ごとに何万円か入るわけですので、それはもう完全に収入があったということをこちらは把握ができますので、これを押さえてしまうということは法的にできないんですけれども、それを使って滞納の分をおさめてくださいということもお願いをすることに手はずは整っております。そのようなことも工夫しながら、滞納分については処理をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) その諸収入の延滞金、この町税の滞納金ですね、これが20万、こういったものについても同じように見込みがあるものかどうかということもお尋ねしたいんですが。 ○議長(西辻頼数) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 延滞金についてなんですけども、去年の4月から県下で統一して延滞金を取るというのを前提にしてやっております。従来、うちの方は本税を先にいただくというようなことで延滞金は取ってなかったというような中で、延滞金を取る市町村と、延滞金を取らないところが出てきてあるというふうなことがありまして、県の協議会で、和歌山県も一応大阪市も含んで、近隣になりますので、橋本市が取って河内長野市が取らないとかというのではなくして、全体的に広域的に考えて、延滞金は必ずいただくというような形で現在は進めております。  そして、滞納について、滞納金をいただいたときに延滞金をいただくと。もちろん今現在、税金につきましては差し押さえとか、そういうふうな形も、預金の差し押さえとかやっております。そのときにも延滞金を計算して、延滞金は徴収しております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 一通り回収していただいておるようでございます。ありがとうございます。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) ないようですので、歳出に移ります。  歳出1款、2款の説明を求めます。  前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 38ページをお願いいたします。  歳出  1款議会費1項議会費1目議会費5,473万円。1節報酬2,484万円。2節給料717万円。3節職員手当等956万6,000円。4節共済費583万9,000円。9節旅費195万5,000円。10節交際費20万円。11節需用費169万9,000円。12節役務費4万8,000円。13節委託料127万4,000円。19節負担金、補助及び交付金213万9,000円。  2款総務費1項総務管理費1目一般管理費2億4,223万5,000円。2節給料6,941万円。3節職員手当等3,124万4,000円。4節共済費1,776万9,000円。7節賃金902万8,000円。8節報償費65万円。9節旅費13万4,000円。11節需用費1,432万3,000円。12節役務費738万3,000円。13節委託料202万5,000円。14節使用料及び賃借料1,059万6,000円。19節負担金、補助及び交付金7,967万3,000円。2目文書広報費567万5,000円。9節旅費5,000円。11節需用費427万9,000円。13節委託料89万5,000円。14節使用料及び賃借料47万3,000円。18節備品購入費1万3,000円。19節負担金、補助及び交付金1万円。3目財政管理費6万4,000円。11節需用費消耗品費で6万4,000円です。4目会計管理費95万円。11節需用費56万3,000円。12節役務費38万7,000円。5目財産管理費3,163万8,000円。11節需用費377万7,000円。12節役務費181万5,000円。13節委託料79万3,000円。14節使用料及び賃借料158万7,000円。25節積立金2,300万円。27節公課費55万6,000円。28節繰出金11万円。6目企画費9,076万5,000円。2節給料2,347万3,000円。3節職員手当等1,125万5,000円。4節共済費548万5,000円。7節賃金540万円。8節報償費24万5,000円。9節旅費125万9,000円。10節交際費200万円。11節需用費13万6,000円。12節役務費31万円。13節委託料951万2,000円。14節使用料及び賃借料3万円。18節備品購入費44万7,000円。19節負担金、補助及び交付金3,121万3,000円。7目支所費739万3,000円。3節職員手当等6万2,000円。7節賃金488万8,000円。9節旅費4,000円。11節需用費83万8,000円。12節役務費91万2,000円。14節使用料及び賃借料68万9,000円。8目公平委員会費4万円。1節報酬3万6,000円。9節旅費4,000円。9目交通安全対策費167万円。1節報酬32万円。9節旅費1万円。11節需用費3万円。15節工事請負費120万円。19節負担金、補助及び交付金11万円。10目土地利用規制等対策費4万円。11節需用費消耗品費で4万円です。11目防災諸費555万5,000円。7節賃金2万4,000円。11節需用費120万1,000円。12節役務費13万2,000円。13節委託料187万6,000円。14節使用料及び賃借料98万5,000円。19節負担金、補助及び交付金133万7,000円。12目集会所費100万8,000円。11節需用費44万2,000円。12節役務費56万6,000円。13目電算管理費2,552万8,000円。11節需用費19万5,000円。12節役務費3万8,000円。13節委託料1,104万3,000円。14節使用料及び賃借料1,425万2,000円。14目インターネット管理費528万1,000円。11節需用費72万5,000円。12節役務費125万1,000円。13節委託料141万5,000円。14節使用料及び賃借料189万円。15目桜ヶ丘管理費715万5,000円。11節需用費8万円。13節委託料7万5,000円。25節積立金700万円。16目人権推進費227万5,000円。1節報酬135万円。8節報償費4万円。9節旅費1万5,000円。11節需用費73万円。19節負担金、補助及び交付金14万円。17目総合行政ネットワーク管理費205万円。12節役務費4,000円。13節委託料87万8,000円。14節使用料及び賃借料116万3,000円。19節負担金、補助及び交付金5,000円。18目町有林管理費5万5,000円。12節役務費5万5,000円。19目諸費2,152万1,000円。8節報償費403万円。11節需用費1万1,000円。19節負担金、補助及び交付金22万8,000円。22節補償、補填及び賠償金30万円。23節償還金、利子及び割引料1,695万2,000円。地域振興費は今年度はありません。2項徴税費1目税務総務費3,755万5,000円。1節報酬3万円。2節給料1,663万5,000円。3節職員手当等879万4,000円。4節共済費386万5,000円。11節需用費24万円。13節委託料756万7,000円。14節使用料及び賃借料35万3,000円。19節負担金、補助及び交付金6万8,000円。2目賦課徴収費243万2,000円。11節需用費106万6,000円。12節役務費4万6,000円。13節委託料5,000円。19節負担金、補助及び交付金31万5,000円。23節償還金、利子及び割引料100万円。3項戸籍住民基本台帳費1目戸籍住民基本台帳費2,063万5,000円。2節給料942万5,000円。3節職員手当等363万9,000円。4節共済費221万8,000円。11節需用費25万9,000円。12節役務費9万6,000円。13節委託料184万1,000円。14節使用料及び賃借料307万2,000円。19節負担金、補助及び交付金8万5,000円。4項選挙費1目選挙管理委員会費218万8,000円。1節報酬17万円。9節旅費5,000円。11節需用費1万8,000円。13節委託料199万5,000円。2目衆議院議員総選挙費752万円。1節報酬112万2,000円。3節職員手当等178万4,000円。7節賃金33万円。11節需用費367万9,000円。12節役務費25万5,000円。13節委託料31万円。14節使用料及び賃借料4万円。町長選挙費、農業委員選挙費については、今年度はありません。5項統計調査費1目指定統計調査費107万3,000円。1節報酬83万9,000円。11節需用費11万4,000円。12節役務費4万円。14節使用料及び賃借料5万円。19節負担金、補助及び交付金3万円。2目地籍調査費2,484万7,000円。1節報酬40万円。2節給料325万9,000円。3節職員手当等188万9,000円。4節共済費75万6,000円。8節報償費2万円。9節旅費12万5,000円。11節需用費116万1,000円。12節役務費5万5,000円。13節委託料1,665万3,000円。14節使用料及び賃借料45万3,000円。19節負担金、補助及び交付金5万1,000円。22節補償、補填及び賠償金2万5,000円。統計総務費も今年度はありません。6項監査委員会費1目監査委員会費本年度32万3,000円。1節報酬30万円。9節旅費8,000円。11節需用費1万5,000円。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) これをもって歳出1款、2款までの説明を終わります。  これから質疑に入ります。  歳出1款、2款について、質疑はありませんか。  7番、平野君。 ○7番(平野一夫) まず、45ページの19節の地域公共交通補助金、これについて。1,976万5,000円、これについてと。それから、低公害車普及促進補助金、その下、2行目下ですね、これについてと。その次のページの46ページの上から2行目の電気自動車普及促進補助金、これについてちょっと説明をお願いします。
    ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 御説明させていただきます。  まず最初に45ページでございます。45ページの低公害車普及促進補助金でございます480万、この事業につきましてはその下のノンステップバス等導入促進補助金、これと関連しておりますので、一緒に聞いていただきたいと思います。  この事業につきましては、南海りんかんバス株式会社より、本年平成21年度にハイブリッドのノンステップバスを導入したいとのことで補助金の要望がございました。それで高野山の環境を守っていくために必要な取り組みであるということで、町として補助をすることになりました。  それで、この事業導入に当たりまして、環境ともう一つ、本年4月に稼働します高野山駅のエレベーター設置にあわせて、より一層バリアフリー化を一環化して寄与できるものであればということで、ハイブリッドのバスとノンステップバスのセットになったバスを導入ということで、補助することになったわけでございます。  これにつきましては、国の補助金、ハイブリッドにつきましては、低公害車普及促進対策費ということで国からの補助金、ノンステップにつきましては、公共交通移動円滑化設備費ということで国の補助金も使っております。それに基づきまして、増額市町村補助ということで、ハイブリッドについては484万、ノンステップにつきましては380万の補助という形で予算の方を上げさせていただいております。  そして町の方の分でございますが、ハイブリッドの484万のうち2分の1につきましては、先ほどの本山の寄附金にも計上しておりましたが、本山から町の持ち分の2分の1を御寄附いただく。それで町のノンステップにつきましても190万の2分の1、95万を本山の方から寄附金ということで負担していただくということで、歳入に上げさせていただいております。その件でございます。  それと、もう一つ、46ページの電気自動車普及促進補助金ということで100万上げてございます。これにつきましては、路線バスもそういうハイブリッド等導入しまして、環境ということで取り組んでおりますので、町の方でこれひとつテスト的にやってみたいということで、環境政策事業ということで位置づけております。  これの内容につきましては、町内の中小企業の商用車に対しましての補助金ということでございます。ことしの夏に販売されます電気自動車の購入用として、予算を立ててございます。環境に優しい電気自動車普及促進事業ということで、予定では50万の2台、どのような形で助成できるかというのも要綱等決めなくてはいけないんですけども、まだ自動車会社の方からことしの夏に新車発表という情報でございますので、車両の価格等を検討しながら、上限50万で2台にするのか、32万にして3台にするのかと、そういうふうな作業が残ってございますが、とりあえず町の商店の方にも電気自動車を導入して、この町で普及していただいたらという一つの事業でございます。  それと、地域公共交通補助金1,976万5,000円でございますが、これは4社に対して補助金を継続しとる分でございます。南海りんかんバスに対しましては玉川線、高野山駅から清川橋、花坂線につきましては高野山駅から花坂までの分、それで高野山タクシーに関しましては下筒香から東富貴までの間。奈良交通につきましては五条富貴線、五条バスセンターから富貴までの間。それと有田鉄道に関しましては高野線、花園から一の橋。この4路線に対しまして町の方が助成する、補助する分の予算を計上してございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) よくわかりました。ちょっと勘違いしておった点もあります。  地域公共交通補助金ですね、今4社の名前を言われました。これについて金額が出ております。差し支えなければ予定としての金額を教えてください。  そして、電気自動車、商用車ということで2台ということで。私は低公害車ということで、ハイブリッドカーのような感じで、ガソリンとバッテリーとで走れる車の補助かなと、こういうように勘違いしておりました。全く電気で走る車を採用した場合、2台に限ってということでありました。50万補助ということで、ということは私自身が、低公害車の車がありますよね。そういう低公害車の車を買ったときに、ある程度町から助成していただける分かなと思いまして、ちょっと100万では少ないんじゃないかなと思って、もっと予算をつけておいて、そして自然に優しい、環境に優しいそういった車を使用していただくために、住民にアピールするのかなとこういうように解釈しておって、電気自動車ということについては思って。そして、また前ページの低公害車普及促進補助金というのも、下のノンステップと合体しておるとは知りませんで、これと一緒にするんだったら低公害車ということ、これの方はいわばハイブリッドやという解釈を私はしております。だから、これのような感じやったら予算がちょっと少ないなと思ったんですが、これの方は南海がそういうようにやっていただくということで、よくわかりました。ノンステップと低公害車とは、これは同じ補助金を出してお願いしとるという、頑張っていただくということで理解しております。  そういうような一般の方で、商用車でなくて、低公害というんですか、そういったことで、ガソリンとそれからバッテリーで動けるような、そういう車を買ったときに補助していただくような手当の、町としての考えはあるかないかということで、ちょっとここで確認したいと思います。  そして、先ほど言いました4社の差し支えなければ金額を教えていただきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) まず最初に、電気自動車の件でございますが、商用車につきましてはハイブリッド等は検討してございません。電気自動車がことし出るということで、皆さん不安が若干あるんじゃないかと。電気はじゃあどれぐらい馬力があるんかなとか、いろいろ不安があると思うんですけども、そういうので先行して一度高野山の町で電気自動車を購入しまして、電気自動車はこういう便利性もあるし、こういう公害対策にも寄与できとるというふうなお手本というんですか、そういうふうな感じで、とりあえず先行してどうですかという、そういう感じのものでございまして、ハイブリッドにつきましては、もうこれからどんどん普及してきてまいりますので、自動車会社の方もハイブリッドが先日ホンダ車からも出ましたが、どんどん普及してきてまいりますので、それは購入者個人にお任せするという感じで、助成の方は考えてございません。  それと、地域公共交通の明細でございます、内訳でございます。これ精算をとっておる会社もございますし、あくまでも21年度予算という形でございますので、決定金額ではございませんので、御了解をいただきたいと思います。  まず最初に南海りんかんバスにつきましては、700万計上してございます。金額については定額ということで計上してございます。高野山タクシーにつきましては540万を計上してございます。奈良交通につきましては500万の計上、有田鉄道につきましては236万5,000円の分を計上してございます。ただ、有田鉄道につきましては国の精算方法を採用しておる関係で、キロ当たり幾らということと、収益が発生した場合にそこから控除するとか、そういうふうな感じの方法を使っております。この4路線につきまして、今後どのようにしていくかということも大きな町に与えられた課題でもございます。  それで、この路線認可を皆さんお持ちですので、この路線認可を問題がいろいろ取り上げられてくると思いますが、そういうことも踏まえまして、平成21年に地域公共交通を検討する、国で認められた法定協議会を高野町の方で立ち上げる予定でございます。この法定協議会につきましては、いろんな方に参画していただいて、もちろん利用者もそうですが、国、県、運輸局初め、そこで国が認められた法定協議会の中で、いろいろ今後検討していく課題になってくると思いますので、21年に法定協議会を立ち上げる準備をしております。  それと、高野山タクシーさんにつきましては、昨年40万の減額ということで申請いただきまして、40万減額させていただいたわけでございますが、本年につきましても各社と協議していく中で、通常今まで540万の契約で来ておりましたが、本年につきましても40万の減額で500万というお話をいただいております。あとにつきましては3月中に奈良交通、有田鉄道、りんかんバスと話し合いをする予定でございます。一応予算計上としてこのような感じで予算を持たせていただいたことを御説明させていただきます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) ただいま御回答していただき、本当にありがとうございました。  低公害車、それから電気自動車、これの採用についても、モデルとして、この自然環境に優しい、それこそ取り組みについてこういった予算でやっていただくというのは非常に結構かと思います。どうか、こういったことで一人でも二人でも商業車をそういうふうにしてPRして、電気自動車でも山岳のこの山の上でも使えるんだぞというようなことを見本に示していただいて、住民の皆さんにアピールしていただいて、自然に優しい車を採用していただくように心がけるような、町のリーダーシップを特によろしくお願いしたいと思います。  先ほど、今地域公共交通の補助金について、本当にありがとうございました。これにつきましては、非常に地域の、非常に我々のいわゆる車の便が非常に悪い中、非常に奉仕的な精神でやっていただく会社もあるということでございます。どこの会社に頼んでもやってくれないけども、そういうふうにして率先してやってくれるという、そういう地域公共の交通に、これに協力してくれるというような、そういったことについて非常に献身的に考えていただくような業者に対しては、我々もどんどんどんどん応援して、バックアップしなければいけないなとこういうように思っております。  また、本年、国並びに県、あるいは運輸、あるいはまた交通安全というような方々が寄り集まるような法定の協議会が立ち上がるというようなことも今お聞きしました。非常に心強く考えております。そういうようにして、非常に私たちの届かないところに車を走らせていただくということは非常に大事だということを、一人でも住民がおればそこに差し伸べていくというのが大事だと思いますので、その点は十分に皆さん認識していただいて、これについては協力していただきたいなとこういうように考えております。  電気自動車やりんかんのハイブリッド、こんなことについて非常に活発にやっていただくのは非常にありがたいということで、自然に、やっぱり自然環境というんですか、こういったことについて、高野山らしい、やっぱりそういうような取り組みというかそういったことも、こういった自然環境について特にやっていただくのは非常にありがたいなということで、特にこのハイブリッド車なんかの採用については私は大いに歓迎したいと思います。  よくわかりました。これで終わります。 ○議長(西辻頼数) しばらく休憩します。               午前11時53分 休憩               午後 1時05分 再開 ○議長(西辻頼数) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  会議録署名議員の西山君が欠席しておりますので、会議規則第119条の規定により、議長において、4番、所君を追加指名いたします。  中平会計管理者。 ○会計管理者(中平光夫) 午前中の歳入のところで、北岡議員さんより質問のありました件についてお答えいたします。  桜ヶ丘の残りの区画数ですが、当初138区画ございました。ことしの2区画を含めまして、62区画売却済みでございます。そして残りは76区画。それで平米当たり1万円の単価で計算しますと、1億366万6,000円の金額になります。  それから、滞納繰越に載っております111万3,000円ですが、収納に向けて努力していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  5番、木瀬議員。 ○5番(木瀬武治) 59ページをお願いいたします。地籍調査事業委託料1,665万3,000円。これは地籍に関しては一時凍結もしとった部分があるんですけども、この地籍調査に関しまして、進捗状況をお知らせ願いたいと思います。  それと、これは委託になっとるわけなんですけども、地籍の場所等をお願いいたします。  それと、地籍調査推進委員報酬、この上のページ、58ページなんですけども、これ40万出ておりますが、何名の報酬か、お願いいたします。  それと45ページ、先ほど7番議員さんの方から地域公共交通補助金ということで質問があったわけなんですけども、これ前年度1,880万ということで、今年度1,976万5,000円、約100万円の増になっております。去年の9月の補正だったと思うんですけども、地域公共交通を考えるということで、ほかの山間地域の交通の手段がない場所の交通手段を考えるという形で予算を計上しておったと思います。その予算に関して、今回の当初予算の中には反映されてないように思われるんで、その辺の部分をよろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 58ページの地籍調査費の報酬の内訳なんです。地籍調査推進員さん10名、一応今回組ませてもらっております。そのうちで半日というんですか、4,000円で10名で2回、8,000円で10名で4回という形で、合計40万組ませてもらっております。  それと地籍調査のあれなんですけども、20年度高野山の蓮花谷の方を行いまして、高野山については中の橋から蓮花谷のところまで一応済んでおります。そして19年度に相ノ浦を済ませております。一部です、相ノ浦の一部。そして20年度では高野山の一部ということで蓮花谷を進んでおります。  そして、今回21年度、花坂の一部ということで、字辻谷、八町坂、西ヒラの3字をするように一応なっております。大体場所的にはトンネルの出たところから花坂の町の中及び、その道に沿って御室の方へずっと行く方と、そして花坂不動尊の方、不動野の方に行く道の関係のところで組んでおります。  ちょっとそういう簡単な図面がございますので、予定の図面がもし要るようでしたら、図面をお渡しいたしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 木瀬議員から御質問いただきました地域公共交通の件でございますが、予算はあくまでも概算という形でとらえております。最終的に運賃であるとか、そういうところを差し引いた料金になってまいりますので、料金については前年度と同じような方向でございますので、若干、もう少し安くなると思っております。  それと、公共交通の空白地帯について、どのようにとらえておるんだということと思います。この件につきましては、この45ページの13節委託料で、デマンドタクシーの運行委託料をとってございます。これは現在12月補正で認めていただいた湯川のタクシーの運送でございますが、現在もやっておりますが、そのシステムを持ってきて、この地域公共交通のところに当てはめれないかということで、21年度そのような検証に入る予定でございます。  それで、デマンドタクシーにしましても、うちも実験でわかったんですけども、こちらの思っておるような運行はできないということも実験の中でわかってまいりまして、これもれっきとした旅客になってまいりますので、そういう許可を持っておるタクシー会社を使わなければならないとか、1カ所へ行くにしてでも、そのコースをすべて走らなくてはならないとか、ちょっと細かい規制等もわかってまいりましたので、21年度にこのデマンドタクシーのシステムを構築しまして、22年からはとりあえず筒香富貴路線、変えていきたいと思っております。  その旨につきましては、21年度につきまして、このデマンドタクシーのシステムをきっちり構築しまして、どのような方向で持っていくのがよいかと、そのために法定協議会を立ち上げるわけでございますが、高野町の法定協議会の中で、かなり認められた協議会ですので、その中できっちり決めまして、22年度、再来年度ですか、22年度から富貴筒香路線をデマンドタクシー方式に当てはめれたらなということで、それにつきましてはタクシー会社とも21年度にはそういうふうなことも一緒に考えましょうということをうちからも提案してございます。  あとにつきましても、順次、この地域公共交通を見直していかなならないんですけども、きちっとしたある程度の案がまとまらないと、地域で住んでおる方の足が即なくなってしまうというようなこともございます。それと県の交通会議で路線認可とか、細かい問題も出てまいります。そういうこともクリアしながら、21年にはもちろん富貴筒香だけでなし、ほかの3路線についても何らかの格好で見直しはかけていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 地籍調査の場所は花坂ということで理解いたしました。花坂は2年前に志賀高野山トンネルが開通して、県の方もトンネルから矢立まで拡幅工事予算がついて、今測量段階に入っております。そのために地籍調査に入るんではないかと理解をしとるとこなんですけども。  ただ、地籍調査に関しましてはこれ国の方針です。前にも地元でも問題があったわけなんですけども、Iターンでもしかその地区に住みたいと。その土地が1ヘクタールあると。それを分割して買いたいと。そういう場合に地籍が入っておらないと、土地調査士を入れて、周りの地権者を入れてしないと登記ができないと。それに対しては非常に費用がかかると。そういう部分でIターン関係の人を受け入れなかった、ことができないような状況がございます。そういう部分から考えて、ただ道ができるから、建物ができるからというような地籍調査というような形ではなしに、全体で進めていただきたいと思います。  それと、地域公共交通補助に対して、22年度から富貴筒香間についてはデマンド方式で考えているというような答弁があったわけなんですけども、これそやけどもう2年前からいろんな形で問題が出てきて、議会でも特別委員会を今つくってそういうような話の段階になっております。  実際のところ、富貴筒香間の運行形態をなくならせということを言っとるんではないんですわ。交通手段として非常に大事な路線だと思います。ただ、去年も、町の調査の結果、何十日間か運行してなかった日が出てきたわけですわね。それに対して筒香の住民から何の被害も、届けも出てきてませんわね。実際、23日間という日にちが出てきたわけなんですけども、それ以上の日数で動いてなかったような富貴筒香の住民の人からのお話もございます。それでまた今年度もこれと同じような予算を組むというのは、いかがなもんかと。実際利用できる、利用者が喜ぶような方式を考えていくのが町当局だと思います。これはさっきも言いましたけども、1年前、2年前からそういうような形で話が出てきておるんやから、今年度の当初予算にあらわれるような形で数字を出していただきたかったと思います。  きょうはこれに関する委員さんもいてないので、ちょっと察して抜けたんかもわかりませんけど、その辺のところの御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 木瀬議員のおっしゃられておる意味は十分把握してございます。当然21年度についてどのようにということでございますが、とりえず先ほども御説明申し上げたとおり、認可路線というのが高野山タクシーが持ってございます。それで認可路線を変更するにはどういうふうにすれば認可路線がとれるんかとか、いろいろうちの方としましても調査なり、研究もしたわけでございますが、高野山タクシーの認可路線のあるというのも、聞いてみますと奈良交通が行かなくなったときに認可路線をとって、あの過疎地域の子供、また住民を富貴へ輸送していただくのにうちが補助金を出しておったとか、そういうふうな話も以前聞いたんですけども、状況はどんどん変わっておりますし、21年につきましてもこの議論も課の中でしましたが、とりあえず筒香地区の方がとりあえず今なくなればぐあい悪いというのが一番先、地域の住民のことを考えた結果、予算計上したわけでございますが、それに伴いまして、約6カ月ぐらい前に県の方の会議にも申請しなければならないということで、この件につきましては高野山タクシーの方に通達、合同で打ち合わせもしてございますので、御理解いただきたいと思います。  また、負担金につきましても通常540万と聞いておりましたが、ことしにつきましても昨年同様500万でということでお話もいただきましたので、会社の経営も変わったようでございますし、19年、20年につきましては適正に運行されておるということで、町の方はそういうふうな把握をしております。  ただ、会社どうのこうのという以前の先に、果たしてここの地域で500万余りの補助金を出して、過疎地域の皆さんに富貴へ行くまでの便宜を図るについては若干高いんじゃないかという、その辺の議論の方から、うちの方でデマンドタクシー運行の切りかえということで検討しておるわけでございます。町としましては、タクシー会社どうのという以前に、果たしてこの地域にこれだけのお金を投資することが必要かということが第一条件で21年も検討したわけでございますが、とりあえず新しいシステムを21年度中につくり上げて、県の方で申請してというのが手順でございますので、その辺どうか御理解いただきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 前段にお話しいただきました地籍調査と、それからIターンなんかの入ってくる方のお話につきまして、基本的に考えていることをお答えさせていただきます。  地籍調査につきましては、一番言うなれば地価の高いところから入っていくのが基本というふうに私は地籍調査については習ってまいりました、仕事をやっている間に。結局、その場合、高野山の場合一番今方針としてやっているのは、この大字高野山の高野山地区をまず進めていくということを基本にしながら、その途中でもってそういうような課題が出た場合、今回のような道路整備にそれらを回しながらも、基本方針としてはこの高野山地区をまずやってしまうことが一番当町にとっては大きな課題じゃないかというふうに思ってます。  その次に、そうするとIターンみたいな具体的な課題があったときに、うまくいかないじゃないかという話があるかと思いますが、恐らくIターンにお見えになる方はその土地の問題だけではない、たくさんの問題の中の一つとして今のような土地の問題が生まれてくるんやとこういうふうに思っております。鋭意努力をして、地籍調査につきましては山も含めまして全部のものをやってしまいたいというふうに思いますが、今の予算の中の配分の中で、暫時毎年作業を進めてまいりますと現状のような形になってまいりました。  今後ともいただきました御意見を大事にしながら、今後、議員から御質問いただきましたIターンにつきましては、積極的に取り組んでまいりたいと思っておりますので、その点考慮してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいとこのように申す次第でございます。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 地籍に関しては了解いたしました。ぜひ進めていただけるようによろしくお願い申し上げます。  公共交通手段なんですけども、先ほども22年度からというような形だったんですけど、何回も言いましたけども、もう1年も2年も前から問題になってきております。今年度予算でその予算が目に見えない部分が出てきておるんで、非常に寂しい思いをしてるわけなんですけども、実際高野山タクシー、名前を出して非常に何ですけど、高野山タクシーに関しては、議員も住民もいろんな形で問題になっておる部分が知られております。議会としても今年度の予算で、私としては前年度と同じ予算で承認するようなことを私は心情的にできない部分があります。また、総括の中でもまたいろんな形で意見も出したいと思いますので、答弁がありましたら答弁をいただいて、質問を終わらせていただきます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 御質問、地域の交通の補助のことでございますけれども、これ非常に悩ましいことで、私ども一番先に考えるのは、やはり地域の方の交通の便を1日たりとも途絶えさせてはいけないと。これも予算の中で工夫がないと言いますけれども、オンデマンドを今実験をしておりまして、湯川地域、これにどれぐらい経費がかかるのか、どれぐらいのニーズがあるのか、どれぐらい役に立つのか、御不便はないのか。そして、その結果をもって路線の明け渡しを求めて、町営でやるのか、もしくは業者に再委託するのかということを精査しないと、2年前からという御指摘でございますが、現に、現在も何か調査をされるということもお伺いしておりますし、そういう中で現在の状況を維持するには、どの業者がどうという想定で私どもは余り考えておりません。ですから、年度途中でもいい方法があれば、それが可能であれば変えればいいと。しかし、予算を計上する上では、その予算を計上しないとたちまち下筒香、中筒香、上筒香の皆さんの交通の便が失われると、たちまち生活に困ると。そのことをもって予算を計上しとるとこれだけ御理解をいただきたいと思います。  職員の方もよく考えまして、いろんな工夫をしてやっていると思います。忙しい中で優先順位を上げて、どういう方法で、ここだけではありません、まだほかの交通の便がないところもあります。今はまだ、軽四を運転できる方がいらっしゃいますけども、数年でその方も運転できなくなるという地域が出てまいります。そこのところも踏まえた上で、効率的に実験の予算を取っていくということでございますので、少しいとまをいただきたいと。  皆さん、議会から御指摘のことにつきましては、重々承知をした上でやっておりますので、ぜひその辺を御理解いただいて、御承認を賜りたいというふうに思うわけでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  4番、所君。 ○4番(所 順子) ページが38ページ、議会費のところでちょっと質問いたします。  先日、全員協議会で抗議をして当初予算を戻してはいただいておりますが、印刷製本費126万円、ここのところを60万、半額に減額されておりました。これは議会にも委員会にも何もおっしゃっていただけなく減額されておりまして、それで委員会で抗議をいたしまして、当初予算を戻していただいたわけでありますけれども、これについての意味をちょっと町長よりお聞きいたしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 御指摘の件でございますが、提案前で議会との話し合いにより予算を計上させていただいたということでございます。議会に提案をする前に議会に御相談申し上げたのは、10数年前から発行しております広報等々については、一定の成果を得たんではないかと、そういう御指摘もいただきまして、これは広報費を削除したわけではなくて、印刷費を削除したわけでございますので、広報については新しい方策、例えば電子的なものを使うとか、また新たないろんな方法があるでしょう。そういうことにつきましては、予算をつけていけばいいんではないでしょうかということを議会の方にお願いをしたわけでございます。全体枠としては、16.8%伸びておりますけれども、個々の予算については引き続き横ばいか減少傾向ということで組んでおりますので、議会について印刷費について工夫ができないかと。  しかしながら、議会の中で御提案申し上げたらそういう御示唆がございましたので、提案前に修正をさせていただいて、現在の数字を提案させていただいたごらんのとおりでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 印刷製本費のところで減額、半額に当初はされておりましたんですけれども、差し戻ししていただいたのは議会にとってはありがたいというか、当たり前の話かなというのはあるんですけれども、これを相談してくれなかったということに関しまして、一言だけお願いします。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 担当の部署が予算を組みまして、ヒアリングのときに議会にも申し上げて、議長ともお話をいたしました。その後、全員協議会で、これはもう少し早くお聞きすればよかったのかもしれませんけれども、お申し出がありましたので、補正で通常どんな予算も上げたり削ったりするわけなので、その趣旨を御理解いただいて、当初はこれでというふうに考えておったわけでございますけれども、当初の提案前にそういう御相談をさせていただいて、変更を、もとに戻してほしいということでございましたので、提案前にかえさせていただいたというわけでございます。  それには私は議会の方から御説明もいただきましたけれども、予算の節約、それから住民に対する議会の広報の方法については、現在の状況を見て、議会自身で決めていくんだというような御発言もあったということを承りまして、それならば軽々に削減の印刷費として、広報費じゃございません、印刷費を削減せず、それももとに戻して、科目変更で流用もできますから、印刷をせずにインターネットの方を強化するとか、そういうこともされるんだなというふうに理解をしたものですから、議長に申し出まして提案前にもとに戻すということでさせていただいたわけです。  提案いたしましたその分になっておりますので、提案前の時間経過については、いろいろ考え方によってさまざま異論があろうかと思いますけれども、議会と相談をしてわかったわけではないけど、私たちの認識とそのずれがあったということではないでしょうか。ぜひ議論の上にのぼったわけでございますから、いい御議論をまた委員会でしていただきまして、すばらしい広報、啓発活動のお願いを申し上げまして、答弁にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) お聞きはいたしましたけれども、我々は議会軽視という、ない方にも思ってましたんですけれども、この問題はまた一般質問でさせていただこうと思っておりますので、この辺で、差し戻していただきましたので、費用はこれだけあればまた続いて出せることと思っております。ここばかり、議会のところを減額されるのはおかしいと思いまして、ほかでは予算はふえておりますのに、議会、この製本費を半額にされてはまた広報委員会も困ると思いますので、今後からは先に御相談をぜひしていただきたいものと思います。  以上です。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  8番、﨑山君。
    ○8番(﨑山文雄) 45ページでございます。先ほどから地域公共交通補助金につきまして御質問がされまして、そしてそれぞれ回答いただきましたので、内容につきましては、ほとんど了解できております。しかしながら、何かこう一つ誤解があるように思うんでありますけれども。  各社においては路線認可を受けたところに高野町は補助金を出して、町民のためになる部分について補助金を出しておられるということであります。もう一つの4番目の高野山タクシーにおいては、これはちょっと内容が違ってまいりまして、路線認可を受けるための条件として、これは高野町が抱き合わせでこれが路線認可を得られたように思うんですけれども、先ほどのお話の中ではそれがなかったと思いますので、確認のためにもう一度聞かせといていただきたいとこのように思います。  それと、今回100万円ほどの増額になっておりますけれども、これは先ほどの説明でわかりました。多少条件が中で変わってきたんだろうと思います。  そこでこの補助金を出すに当たりまして、高野町の補助金交付規則というのがありまして、これに基づいて出しておられるんだろうと思いますので、またそれぞれの会社との契約というんですか、申し合わせというんですか、運行の内容契約というものですか、それどれも皆違うように思いますので、この規則とどのようなかかわりをしていくんかということがちょっと気になりますので、後々で結構でございますので、各社との契約内容を出していただきたいとこんなふうに思いますので、できるかできんかだけこれについてお答えをいただければよろしいかと思います。  そして、この補助金の交付するって、普通の団体へ寄附金を出すというのとちょっと内容が違ってくるような気がいたしますので、やっぱり年度年度で契約を見直すというか、その都度その都度、年度末に契約を交わしていくということは、1年の成果、経過というものも確認できると思いますので。毎年、年度末には更新契約をしていったらどうかなということを思いますので、その点についてもお考えを聞かせていただきたいと思います。  別に問題がなければそのまま新しい年度へ延長するというようなことになりますが、そうじゃなくて、年度年度、交付金を出すとき出すときに確認できて、契約できるような内容にしていただければ、非常によろしいんじゃないかと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 﨑山議員から御質問いただきました件でございます。この路線認可の当初の立ち上げでございますが、私、引き継ぎでいただいたのは赤字路線の赤字分の補てんというので引き継いでございます。  それと個々の会社との契約内容と精算方法、若干違っております。これ今ちょっと手持ちで資料を持ち合わせございませんので、この3者につきましてはどのような感じで補助金を支払っておるということ、詳細を後日提出させていただきますので、御理解いただきたいと思います。  それと、毎年更新ということでございますが、昨年も4社ともお話ししまして、ことしも3月中に4社と話する予定でございます。もちろん条件につきましては、内容については更新できるとこはする予定でございますし、実は有田鉄道の方も相ノ浦から来る便を休日に減らしたいとか、そういうふうな話の中で、町民の利用も支障なければ減らした分だけ助成も減ってくるというシステムになってございますので、その辺とか、もちろん毎年同じ話ではなく、減らせるとこ、またふやさなければいけないとことか、いろいろ協議で、3月中に4社と、1社は話し合いを終わってますので、あと3社と話し合いして、21年度で運行する予定でございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 双方に異存がなければ同条件で延長しますということじゃなくて、毎年、年度年度に更新契約をしているというお話だったと思います。それが正しいんではないかとこんなふうに思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それと、高野山タクシーが路線認可を受けるときの条件として、この路線は認可はおりないんだと、おろせないんだと。なぜかと言えば、こういう赤字路線を営業車が走るということについては、認可の対象にならないというような内容の文章が高野町の方に残っておったと思います。そういう面からいって、この会社においては路線認可の認可を得られる条件として高野町も抱き合わせで、赤字の部分は高野町が補てんしますという話し合いの中で、この路線認可がとれたということを頭に入れておいていただきたいと思いますし、そんなことは承知してますよということであれば、そういう内容でお仕事をしていただきたいとこんなふうに思います。  高野町補助金交付規則に基づく抱き合わせの契約等がお出しいただけるようですので、よろしくお願いしときます。  以上です。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  2番、北岡君。 ○2番(北岡三於) 簡単なことでございます。45ページでございます。先ほどから7番議員の質問もございまして、いろいろわかっておりますけれども、まず最初に、この6目企画費ですね。これまで地域振興費というものと一緒に7目で掲載されておりました。それが今回は企画費と地域振興費が企画費として一括計上されてございます。これには問題はないのかどうかというのがまず第1点でございます。  それから、7番議員の質問にもございましたが、ノンステップバス等導入促進補助金ですね。これはいろんな説明で大体のところはわかりました。これは高野山駅のバリアフリー化に伴いまして、南海バスがノンステップバスを導入したいということの要請があったもんでこたえたものであるというような答弁でございました。このノンステップバスというのは、障害者あるいは幼児等、交通弱者にとりまして非常にいいことだと思います。  ところが、このノンステップバス、いざこれが採用され、町の中に入ってくるということになりますと、もしその中に障害者の方なんかが車いすで乗っておられると、そしたらその方がバスからおりられるとき、これは相当な時間を要するわけですね。そうしたら今の狭い高野山内の地域のバス停ですね、このバス停がますますこのノンステップバスがとまることによって渋滞を起こすのではないかなと、そういうような懸念をしておりますが、これに対してはどのような考えをお持ちでありましょうか。その辺お考えのところがございましたら、お聞きをいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 北岡議員から御質問いただきました、目の地域振興費と企画費でございます。従来、企画費と地域振興費は別の目で予算をしておりましたが、一昨年から企画課の中で地域振興費も予算を執行しております関係上、目がふえてくる中で、地域振興費というのも企画費の一環であるということで、一つにまとめただけで、別に意味があってというわけではございません。  ノンステップバスでございますが、パンフレット等もたまたま手持ちで持っておったわけでございますが、車いす等も乗車もできるような構造になってございますが、高野山の場合に、これ南海バスとも先日話したんですけれども、せっかくノンステップバスでも歩道の縁石が邪魔になって、活用できなければ意味ないしとかという、いろんな総合的な話を南海さんともしてございます。そして御承認いただいた後、いよいよ購入になるわけですが、この辺、先ほどの法定協議会の中で県の方も入っていただいてますし、りんかんバスも入ってございます。それから、バリアフリー等も踏まえて、せっかくのノンステップバスですので、十分に生かせるような道路の形態も必要じゃないかということも南海さんと話しておりますので、それにつきまして、もう少し協議が必要と感じてますけども。  ただ、車いすの方が乗車されて、それの乗車でかえって時間がかかるんかとか、もちろん議員御指摘のいろんな問題がついてくると思いますけど、それらも踏まえて今後検討していかなければならない課題と感じております。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 私、ちょっと訂正をしたいんですけど、南海りんかんバスの方針として数千万円するバスを買うわけです。しかし買うのに当たっては、国はやっぱり環境政策を進めておりますので、地元自治体の負担があれば、補助のスキーム、補助の仕組みに乗せましょうというのがあるわけです。それで南海りんかんバスからぜひ高野町も環境都市を目指しておるんだから、お手伝いをいただきたいということで、私の方も本山もいつもそういうことを言っておるんだから、お手伝いをいただきたいということで、地域ぐるみでこのバスを購入すると。しかし、主体はりんかんバスの会社の方針でございます。それを押さえていただきたいと思うんですけれども。  その上でお答えをいたしますが、私もいろいろ疑問があって聞いたわけでございますが、現在、車いすで来られた方は駅員さんがお手伝いをして、バスに乗せていただいております。現場では運転手さんが車いすをおろすということをやってるわけでございます。ですから、ノンステップのバスですと介護者の方とその方でおりれるわけですから、圧倒的に時間は早いと、今のバスで身障者の方が乗っていただくよりですね。そういう意味に聞いておりますので、それは今課長が言いましたように、地形的な道路構造上の問題で、すべてがそのセオリーどおり行くとは限りませんけれども、一般論としてノンステップバスの方が乗降が早くて安全だというふうに聞いておりますので、御報告申し上げます。 ○議長(西辻頼数) 2番、北岡君。 ○2番(北岡三於) 6目、7目の説明、十分にわかりました。それは結構でございます。  それから、また今ノンステップバスのことについても御答弁いただきました。全部わかったつもりでおります。ただ、町としてこれから何かりんかんバスですか、このノンステップバスを採用するのは。これに協力していかなければならない部分がたくさん出てくると思うんです。例えば、私もざっと今ここで書き出したんですけど、このノンステップバスがとまれる余裕のある広さを持ったバス停というのは、本当に今見た限り4カ所ぐらいしかないんですね。中の橋、蓮花谷、苅萱堂前、本山前、それから美山線の一部ですね。交通渋滞が激しくない、激しいところでも広い場所が確保できるところなんですね。ですから、その他の今山内、かなり狭いところにもバス停がたくさんございます。そういうところも含めて、これからこういうふうにしたい、国道でありますから、県とも協議をされて、またりんかんバスの方とも協議をされて、ここのバス停は廃止した方がいいんじゃないかなという私場所もあると思うんですね。いろんな広告絡みのこともありますから、そうは一概にいかんと思うんですけれども。  一度、このノンステップバスを導入されて、成り行きを見るというのも一つの方法だと思いますので、そういうところをしっかりこれからの協議の中に入れていただいて、バス停の廃止も含めていただいて、いろいろ考えていただければそれで結構かと思います。答弁は結構でございます。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) ないようですので、歳出3款、4款の説明を求めます。  前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 61ページをお願いいたします。  3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費1億4,734万5,000円。2節給料1,981万3,000円。3節職員手当等938万1,000円。4節共済費467万8,000円。7節賃金30万円。8節報償費11万円。9節旅費1万円。11節需用費4万9,000円。12節役務費24万3,000円。13節委託料97万9,000円。14節使用料及び賃借料24万円。19節負担金、補助及び交付金1,597万4,000円。20節扶助費4,556万6,000円。23節償還金、利子及び割引料2,000円。28節繰出金5,000万円。2目老人福祉総務費1億9,560万9,000円。8節報償費194万6,000円。11節需用費18万6,000円。12節役務費10万円。13節委託料155万8,000円。19節負担金、補助及び交付金1,670万円。20節扶助費1,911万7,000円。23節償還金、利子及び割引料2,000円。28節繰出金1億5,600万円。3目国民年金事務取扱費824万6,000円。2節給料482万2,000円。3節職員手当等203万1,000円。4節共済費114万円。11節需用費7万3,000円。12節役務費10万1,000円。13節委託料7万2,000円。19節負担金、補助及び交付金7,000円。4目老人憩の家運営費1万1,000円。12節役務費1万1,000円。5目保健福祉センター費135万2,000円。11節需用費115万2,000円。12節役務費4万5,000円。13節委託料12万9,000円。14節使用料及び賃借料2万6,000円。6目富貴高齢者生活福祉センター費985万3,000円。11節需用費45万6,000円。12節役務費7万3,000円。13節委託料927万3,000円。14節使用料及び賃借料5万1,000円。7目地域包括支援センター費599万1,000円。9節旅費5万円。12節役務費2万円。13節委託料46万1,000円。19節負担金、補助及び交付金546万円。2項児童福祉費1目児童福祉総務費890万2,000円。11節需用費2万円。13節委託料360万7,000円。19節負担金、補助及び交付金47万4,000円。20節扶助費480万円。23節償還金、利子及び割引料1,000円。2目母子福祉費276万8,000円。8節報償費50万円。11節需用費1万9,000円。13節委託料10万8,000円。19節負担金、補助及び交付金10万円。20節扶助費204万円。23節償還金、利子及び割引料1,000円。3目児童措置費1,575万8,000円。11節需用費2万3,000円。20節扶助費1,573万5,000円。4目児童館費18万8,000円。11節需用費11万6,000円。12節役務費7万2,000円。5目富貴保育所費1,342万6,000円。2節給料716万6,000円。3節職員手当等336万1,000円。4節共済費167万6,000円。7節賃金8,000円。8節報償費5万3,000円。9節旅費1万円。11節需用費75万7,000円。12節役務費19万5,000円。13節委託料5万4,000円。14節使用料及び賃借料14万円。16節原材料費1,000円。19節負担金、補助及び交付金5,000円。6目花坂へき地保育所費6万5,000円。12節役務費6万5,000円。7目高野山保育所費4,102万3,000円。2節給料1,492万8,000円。3節職員手当等638万5,000円。4節共済費351万5,000円。5節災害補償費4万5,000円。7節賃金202万5,000円。8節報償費53万6,000円。9節旅費5,000円。11節需用費789万1,000円。12節役務費101万8,000円。13節委託料360万円。14節使用料及び賃借料8万4,000円。18節備品購入費92万3,000円。19節負担金、補助及び交付金1万1,000円。27節公課費5万7,000円。8目高野山多目的集会所費20万8,000円。11節需用費9万2,000円。12節役務費1万1,000円。13節委託料10万円。14節使用料及び賃借料5,000円。9目町外保育所費157万6,000円。13節委託料157万6,000円。3項災害救助費1目災害救助費3,000円。7節賃金1,000円。9節旅費1,000円。11節需用費1,000円。名目予算でございます。2目災害対策費3,000円。9節旅費1,000円。11節需用費1,000円。12節役務費1,000円。これについても名目予算でございます。  4款衛生費1項保健衛生費1目保健衛生総務費1,484万7,000円。2節給料733万2,000円。8節職員手当等331万3,000円。4節共済費174万2,000円。7節賃金19万2,000円。11節需用費5万8,000円。12節役務費10万9,000円。19節負担金、補助及び交付金210万1,000円。2目予防費903万5,000円。8節報償費2万6,000円。11節需用費91万円12節役務費2万4,000円。13節委託料804万4,000円。14節使用料及び賃借料3万円。23節償還金、利子及び割引料1,000円。3目母子保健費311万8,000円。1節報酬8万8,000円。8節報償費35万8,000円。9節旅費2万4,000円。11節需用費4万4,000円。12節役務費1万1,000円。13節委託料135万3,000円。20節扶助費124万円。4目診療諸費1億4,200万円。28節繰出金1億4,200万円。2項環境衛生費1目環境衛生費420万4,000円。8節報償費2万円。11節需用費124万6,000円。12節役務費50万5,000円。13節委託料229万6,000円。14節使用料及び賃借料2万6,000円。19節負担金、補助及び交付金11万1,000円。3項清掃費1目清掃総務費9,023万7,000円。2節給料1,319万1,000円。3節職員手当等567万9,000円。4節共済費311万2,000円。9節旅費9,000円。11節需用費6万円。14節使用料及び賃借料55万3,000円。19節負担金、補助及び交付金6,762万3,000円。23節償還金、利子及び割引料で1万円。2目塵芥処理費2億7,246万6,000円。2節給料334万4,000円。3節職員手当等157万8,000円。4節共済費79万5,000円。7節賃金224万7,000円。11節需用費1,632万7,000円。12節役務費66万8,000円。13節委託料7,314万3,000円。14節使用料及び賃借料138万1,000円。15節工事請負費1億6,888万6,000円。18節備品購入費408万8,000円。27節公課費9,000円。4項上下水道費1目上水道施設費3,921万円。15節工事請負費1,071万円。28節繰出金2,850万円。2目下水道施設費1億4,920万円。28節繰出金で1億4,920万円。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) これをもって歳出3款、4款までの説明を終わります。  これから質疑に入ります。  歳出3款、4款について質疑はありませんか。  5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 4月1日から幼保一元化ということなんですけども、これは保育所費、この当初予算の中で計上されておるわけなんですけども、子供園という形で開園するわけでございます。民間委託という形になりますわね。そうしたらもう一括で補助金という形で科目を上げといたら済む話ではないかと思うんですけども、ただ国、県の補助関係があるさかいに、こういう科目を上げて高野山保育所にという予算を計上しておかなければならないのかどうか、その辺のところをお聞きいたします。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二)ただいまの御質問に対してお答え申し上げたいと思います。  まず第1点、予算編成ですけども、ごらんになっておわかりのように、前年度と同じような編成をさせていただいております。先日の全員協議会でも今の進捗状況というのをお話しした中で、保育園業務を高野山学園に委託して事業を運営していくということで、そうなってまいりますと、木瀬議員おっしゃったように、委託料という形の予算編成というのが今の予算の中にあらわれてくるということです。  ただ、12月にこの予算編成をやっているわけなんですけども、その時点で予算の按分方法とか、そういったものもまだ協議中でありまして、最終的に詰まった段階ではなかったので、21年度当初予算に関しましては、従来と同じ形の編成を組ませていただいたわけでございます。  それと、国の補助金関係のことですけども、一応保育園の運営費に関しましては交付税措置ということになっておりますので、国庫、県費負担金ではございません。  以上、2点答弁させていただきます。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) そしたら、民間委託になった場合は交付税措置はもちろんあるわけですか。あるわけですね。そしたらこういう予算上のこういう編成をせんでも行けるわけですね。  その予算的な部分を見せていただいて、全部保育所費、幼稚園に関連する予算、町当局がすべて見るのはいかがなものかと思うんですけども。この間の何かのときにそういう話もさせていただいたわけなんですけども、宗教法人というのは、宗教法人の学校法人、金剛峯寺がもとは経営するというような形になろうと思うんで、社会奉仕等を考えれば、その辺の部分で按分以上に金剛峯寺学校法人が出すべきだと思いますので、その辺のところを重々これからの予算、またいろんな形のものの取り組みに対して、金剛峯寺学校法人、金剛峯寺にですね、よく言っていただけるような姿勢を持っていただきたく思います。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 補足をさせていただきます。担当職員、それぞれの学校法人高野山学園と、当方の方は企画と、それから検討推進の方で担当しまして、かなり長時間かけてすり合わせをしたんですが、やはりこれ国、県としても比較的新しい事業で、決まった判こみたいなものはないとこで詰めていっておりますので、物すごく細かい部分が調整が必要なことが出てきたということと。  それから、子供にとっては、また預けている親にとっては1年、1年のことでございますから、空白をつくるわけにはいかない。なるべくスムーズに移していきたいということで、予算については学校法人側も同じだけの予算を当年、昨年ととっておるというふうに聞いております。両方同じだけとっておいて、どれだけ節約していけるのかと。片方に、私課長の方にも指示しておりますけれども、片方が10%引いたら、こっちも10%、単純に言ったらですね、そういうメリットがない限りだめだと。その上で高野山の上の子供が一体となった一元の教育と保育の両方のよさを享受していただけるようなことになるのが理想ではないかなというふうに思っております。  さしではかってきたように、予算というのか、なかなか行かないとは思うんですけれども、それに近づいていくように、21年度はお互い当初を、2つでやっておったときと同じだけ持っておきましょうと。そして削減をしていくには相談をして、どの部分がどっちが持つべきで、うちは建物を提供しているのでその分こっちを軽くしてくれとかいうことで、やっていかなきゃいけない。また大規模な改修が必要な時期が来ると思います。そのときの将来のことも取り決めておかないと、イニシアルコストとランニングコストだけではうまくいかないんではないかというふうに指示をしておりますので、そういうことのすり合わせを現場でやっておると。  学校法人の方のトップと私どもの話は大体一致しておりますので、最後のすり合わせということで事務的なこと、人間の配置のこともございますので、そういうことでことし、本年度はそういう予算の持ち方をしようかということで合意をしておりますので、どうぞ御承認を御了承いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 母屋を貸すわけですわね。どっちが助けて、こっちが助けてとか、そういう問題ではないとは思うんですけども、どっちもうまく運営できて、一体となって運営できればいい話なんですけども。  ただ、私立という形になったら、私立、学園が単独で運営という形になりますわね。職員に関しては、今まで保育所におった保育士さんは公務員の身分がもちろん保証されると思うんですけども、次期から新採用で保育士さんを採用されたときにはまたどのようになるかとか、そういう問題も起こってきますわね。町が雇い入れをして、そこへ派遣をするとか、また単独で子供園でそういう民間の職員として採用すると、その辺のところもこれからの話になってこようと思うんですけど。  ただ、何回も言いますけども、学校法人、宗教法人、社会奉仕という観点から言うんであれば、独自で運営していくのが、たとえ赤字が出ようとも独自で運営していくのが宗教法人、学校法人、宗教法人のあり方ではなかろうかと思います。今までどおりの按分というような形の補助というような形は、少し私としてはネックに感じるところでございます。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 私どものメリットとしましては、例えばバスがトータル3台動いておると。それを2台にしますともうそれで経費が浮くわけですよね。そういうふうにして経費の削減をして、削減した経費をもって子供たちの保育の充実に充てていきたいと。先行して2子以降は無料にさせていただいたり、子供の医療費を無料にしたりしてるわけでございます。そういうものとか、あとは内容ですね。保育の内容。  保育にも極めて教育的な要素が求められる時代になっております。教育である幼稚園にも保育の要素が、長く預かってくれとか、求められるようになってる。極めて省庁が違うんですけども、同じ要素を求められてなってるので、それならば合理化できるものは合理化をして、合理化で浮いた部分をこの町で生まれ育った、生まれた子供たちのために使っていこうというのが理念でございまして、おっしゃるようにどちら得、どちら損ということではないわけです。  しかし、事務方としてはそれを詰めないといけませんので、損得ではないですけども、合理的な数字を出そうと。そのために軽々に今補助で委託をしてしまいますと、それが私の考えでは一つのラインになってしまいますから、それでまけるとか、そうじゃなくて、ゼロベースで本当に幾らいるんだ、本当に幾らお出しすればこの今想定したものが事業がやっていけるんだということを見きわめるためにも、本年度はそういう予算の方がいいんではないかというお互いの合意でございました。  そうは言うものの、1年というのはあっという間に過ぎますから、なるべく早いうちに中身を見て、正確な数字を出して、議会に報告をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  11番、池田君。 ○11番(池田聖三) 同じような質問になって、最近どうも後塵を拝するようになってきましたが、実はこの保育所の件なんですけど、まず課長にお尋ねいたしたいのは、保育所の設置条例があるわけですけど、これは改正する必要がないのかどうか、まずお尋ねをしておきたいと思います。あとはまた次席で。  それと、塵芥処理の件でありますけども、これの運搬について、どのような、これも委託契約が結ばれるようでありますけども、この件につきまして、そのシステム、概略を御説明いただきたいと、この2点につきましてよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) ただいまの御質問に対してですが、まず条例の件です。先ほど言いましたように、今高野山学園に委託するというお話でございます。ただし、あくまで委託は委託ですけども、あくまでも事業の実施責任者、実施主体は高野町であるということで、条例に関しては改正なしで、4月1日以降も園が運営できるとそのように考えております。  それと、保育料に関しましては全く従来どおりの方法で園児の御家族の方からいただくと、そういう形でございますので、今回条例の改正の必要がないという認識でございます。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) ごみの収集運搬の件でございます。先般、12月の議会におきまして債務負担行為を御承認いただきまして、民間へ委託する場合の準備期間等ひっくるめて債務負担行為を認めていただいたところでございます。それによりまして、今現在、直営で行っておりますごみの収集を民間委託に出すということで契約を締結しております。今現在、プラスチック類を集めていただいております株式会社別府組さんが収集運搬をしてくれるということで、今現在、4月1日からの運営に向けて体制を整えているところです。4カ月間おくれるということなので、4カ月間は今従来どおりの収集運搬を行います。  ただ、広域ができたときに収集したものをすべてその日に広域のごみ焼却場へ持っていくということで進めてまして、事業系の一般廃棄物の持ち込み等もございますが、その日に集まったものはその日に運搬したいというふうに今思っております。ここは業者との再度確認等も必要ということで御理解いただきたいと思います。  住民の方には御迷惑のかからないように、今までどおりの収集運搬を行うということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 池田議員の御質問に補足をさせていただきます。少し幅がございますが、関連をした重要なことでございますので。  このように民間に委託をして、この収集業務については4市町に任されておりますので、我々が一番工夫してやらなきゃいけないということで、課長がるる説明を申し上げたとおりでございます。それに当たって、私は先日95%と5%、その5%の内訳が2%、3%ということでお認めいただきましたけれども、ごみの搬入割で95%負担するわけでございますので、ごみが少なくなればなるほど町の持ち出しが少なくなるという、これは理屈なわけでございますが、限りなくゼロに近づけていくというのが環境の、現在この施設を建てました、環境省の交付金で建てたわけでございますから、それが目的なんでございますけれども、しかしゼロになることはあり得ないと。  その中で、現在管理者会でお願いしてをしておりますのは、私どもの施設から、この町から、中心集落であります高野山から大野にあります施設まで27キロぐらいございます。往復で54キロ。54キロぐらいの搬入距離は、片道でも花園なんかもそうなんでございますけれども、うちが特異性を持っているのは全量搬入だということです。ほぼ全量が54キロで搬入しなきゃいけないと。それの搬入費用というのはかかりますので、これは95%と5%決めていただく附帯事項として記録に残ってございますが、見直しを行うと。しかしどういうふうに見直していいかというのが、運用をしてみないと、例えば100グラムのごみを燃やすのに、割り算で経費が幾らかかるかと。うちの場合は御案内のとおり、1袋大体200数十円かかっておるわけでございます。そういうふうに出ますので、出た時点でこちらが搬入の費用を出して、改正をしてもらうという約束はいただいております。  御質問の民間に委託している部分と搬入していくのもこれは民間になろうかと思いますけれども、全部の中で考えなければいけないことだというふうに思っておりますので、少し民間の方も初めての参入でございます。我々もでございますので、8月から動くと1年度半、2年度にかかるかと思いますが、それぐらいの御猶予をいただいて、正常化していきたいというふうに考えておりますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 11番、池田君。 ○11番(池田聖三) 直営から民間委託というものが一つの時代の流れであることはよく存じております。しかしながら、委託の場合に来るデメリットというものも当然考慮に入れながら民間委託というものを進めていかなきゃならんのじゃないかなとも考えております。したがいまして、この委託関係につきまして、委託契約、あるいは町としての監督、どのような指導を行っていくのか。また複数の契約関係は結ぶつもりがあるのか、ないのかということと。  それと、現在行われておりますところの3台のごみ収集の委託関係は、この4,500万の中に入られておるのかどうかということをお尋ねをしておきたいと思います。  それと、保育所の件ですけども、いわゆる条例の改正が不要であるということでありますけども、そうなると当然委託契約が結ばれておるのか、結ばれていくのかということと。そして、その契約内容はどのように結ばれておるのか、結ばれていこうとしておるのかということを、この際、ある一定の線で御答弁だけはいただいとく必要が議会としてあるのではないかなと思いますので、その点、両課長から御答弁をいただきたいとかように思います。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 予算化させていただきました4,500万強のものにつきまして、今現在民間に委託しているものをひっくるめての総事業費ということでございます。見積もりをいただいて、この予算の範囲の中で一応進めていくということになってます。  ただ、今現在考えてますのは、花坂地区、大滝地区につきましては、その都度、個々に広域のごみ処理場まで運ぶということになると経費が高くなるので、そこらについては今現在のごみ焼却場に一たん収集して、そこから収集運搬に委託に出しましたところが同時に持っていくというようなことも少し検討しているところです。富貴地区につきましては、そのまま運んでいただいた方が、経費的にも高野山へ来てから持っていくより、経費的、時間的にも短縮されるかなというところで、そちらの方は別の考え方、直接搬入をしていただくような方法で今検討しているというところで、予算的にはすべて民間に委託した場合をひっくるめての金額、予算計上でございます。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 保育所業務に関しての、高野山学園との契約ということでございます。今契約書の作成作業中ということでございます。それと並行して、細々と園の中で行う業務の仕様書ですね、そういうものもほぼ完成しておるようなものがございます。その仕様書に関しましては、先ほど言いましたように、業務はあくまでも町が、実施主体は町であるということで、できるだけ現場の業務に関しても町が主体的にかかわれるような仕様書を今作成し、ほぼ完成できている状態でございます。  もちろん4月1日からのスタートということで、できるだけ早急に、早ければ来週、再来週、そういう時点で契約書の案を示し、事務的な手続を行っていきたいと考えております。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 民間へ出した場合の体制でございます。一応高野町一般廃棄物処理業務委託執行要領というのをつくりまして、それに基づいてきちんと対応していくということで、要領をこしらえております。その中でいろんな資格者の問題であるとか、また収集運搬における不都合が出たときの対応とか、そういうものについてはすべて網羅した要綱になってございます。 ○議長(西辻頼数) 11番、池田君。
    ○11番(池田聖三) 答弁ありがとうございます。  それと、委託関係外のいわゆる産廃業の免許をお持ちの方につきましては、町としては一切関知せずということになっていくわけでございますか、その点、最後ひとつお尋ねしておきたい。  それと幼保の方でございますけども、4月1日から幼保一元化が既に実施されるというようなことであります。幼保一元も、いわゆる協力関係の中で行うということで、どちらが損だ、得だというような決して綱引きの事柄ではないだろうと思います。しかしながら、少なくとも子供、あるいは保護者にとって、デメリットなことであってはならないということだけは申し添えておきたいと。  それと、その運営委託につきましては、いろいろと質問もあったとおり、透明、あるいは公正な、そしてまた説明が十分受け入れられるような方策を早急におまとめをいただきたい。そして、また我々議会にも提示をいただければ幸いかなと思っておりますので、もう一度答弁がありましたらお願いをいたしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 産業廃棄物の収集運搬につきましては、県の許可事務となってございます。現在、高野町の町内の産業廃棄物の処理業者、県から知事の許可を得ているところが今現在4社ございます。これはもうすべて公表されておりますので、名前は業者名を言っても差し支えがないかと思いますので、述べさせていただきます。株式会社山下組、株式会社別府組、株式会社上野山組、それと個人の岩木さん。ここにつきましては県からの産業廃棄物の収集運搬の業務ということで許可を受けてます。ただし、内容につきましてはこの業務の中に、許可内容に中に、どの資格をとっているかということにつきましては、個々に調べていかないといけないようになります。  事業系のごみ、ほとんどのものが産業廃棄物になりますので、こういう業者さんと契約をして、処分、処理されるということについては、町としては関知しないということになります。ですので、出される側もマニフェストということで、出した人は何を出したかという書類をきちんと整理しなきゃいけないし、受けた業者につきましては、それをどのように処分したかという、書類上がきちっとされる良質な業者というところが今後の問題になろうかなと思いますので、その点も御理解いただきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 池田議員さんの御質問でございますが、まず一元化の事業について透明化とかそういうところでございますが、もう既にこの一元化のことにつきまして、幼稚園児、それから保育園児の双方の保護者会を開かせていただいて、それぞれ御意見を聞いていただいたり、一元化のねらいとか目指すところ、そういうところをお話ししたところでございます。  今後もそういった機会をできるだけ多く持つようにしていって、一元化の1年目というのはなかなか想像つかないようなことがいろいろ起こるかと思うんです。その中で、やはり保護者会さんの御意見もお聞きしつつ、よりよい高野山子供園をつくっていきたいと考えております。  それと、先ほども仕様書云々という話をしましたけども、できるだけ町と高野山学園との話し合いの機会を多く持って、できるだけいろいろな問題について迅速に解決していきたいとそのように考えております。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 済みません、63ページです。ここの13節の委託料、ここから福祉大会がなくなっております。このなくなったことについては、町長の方からこの前なくなるということのお話を聞いております。これに対して何かこれにかわる計画というものが聞いておられないのかな、計画というものがないのかなということをお尋ねしたいのと。取りやめることによって、やっぱり取りやめたということによって予算の関係があったんかな、あるんやということなのか。  一番僕、これで大切に思うのは、この福祉大会を行うためにお手伝いの組織があるわけですね。こういうことがなくなることによって、何かこのお手伝いの組織が冷え込んでいかへんのかなという心配があります。その辺の事情をちょっとお聞かせください。  それと、これはもう答弁だけいただいたら結構でございます。簡単に答弁いただいたらよろしいということです。ページは78ページです。ここに貴志川水質保全対策連絡協議会負担金というのがあります。この貴志川を考えてますと、大門の下からが発祥のように思うわけですけれども、恐らくこの貴志川については問題ないと私は思っております。非常に私は川が好きでございまして、よく川を見に行く性格上、このようにお尋ねしたいんですけども、こういった負担金を出すということは1年に一遍ぐらいですね、何か会合があるんでありましょうか。その点をお聞きしたいと思います。  その下に大阪湾広域臨海環境整備センター建設負担金というのもこれも見ておられますけれども、これは今どんなふうになっておられるんでしょうか。その点を説明、これに続いて二の句質問はございません。ちょっと説明だけいただきたいと思います。  これに伴いまして一番身近なのは、女人堂の一番下から流れております不動谷川ですか、これが紀ノ川に注いでおりますけれども、この河川においては今のところ問題が起こってないんでありましょうか。もう水質はきれいですよというような、予算書にないんで、申しわけないですけれども、わかっておられる範囲で説明いただければと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) ただいま﨑山議員さんの御質問のあった第1点目、福祉大会の件でございます。この件につきましては、町長の施政方針の中でもございましたように、一応従来行ってきた福祉大会について、考え方を少し変えて、今後健康づくり、できたら高齢者の方がたくさん集まっていただけるような健康づくりの集いというものが考えられないかということで、予算上では一応かわりの事業としまして64ページの説明欄の上から5つ目ですね、健康まちづくり集い実行委員会補助金ということで、一応こういった形の集いを催したいと。  ただ、やっぱりできたら住民主体となった催しでやってほしいということで、まず実行委員会組織を立ち上げて、そちらの方で計画していくと、そのような考えでございます。  従来、私も社会福祉協議会で10数年おりまして、社会福祉協議会での福祉大会という催しにかかわらせていただいたわけですけども、当初、婦人会さんとか母親クラブさんとか、ボランティアの方々にたくさん集まっていただいて、そういった町内全体で盛り上げて福祉大会をやっていたというような感触を持っております。ただ、どんどんどんどん関連団体というのが人数的にも少なくなってきて、そういう催しを支える力自体は大分減ってきたということで、今の福祉大会というのは、本当に社協の役員さんと民生委員さんに集まってきていただいて、何とか大会を運営してると、そういう感じにかわってきているかなと思います。  とにかく、ちょっと言葉は悪いかわからないですけども、高齢者の方、これからふえていくというか、若い方が減っていってどんどん高齢者の方がふえるような感覚になるんですけども、できるだけ元気でいていただくことが福祉につながるんではないかというように考えております。ですから、福祉大会に来ていただいて、お弁当を食べていただいて喜んでいただくのもいいかわからないですけども、それより前には、どうぞ皆さんお元気で過ごしてくださいというような、何かそういうものをPRできる催しをやっていきたいとそういうことで、今年度からは福祉大会のかわりといったらちょっと語弊があるかわからないですけども、そういう一つのテーマをかえてやっていきたいなということで、こういう予算にさせていただいております。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 貴志川水系の水質汚濁防止協議会でございます。これは高野町、かつらぎ町、吉備町、紀の川市、海南市というぐあいに、貴志川がそれぞれの地域を流れておりまして、そこの環境美化であるとか、いろんな住民参加を得ながらいろんなものに取り組んでいこうということの協議会でございます。  各自治体におきましては、いろいろな産業祭りであるとかというところにおきまして、PR活動、まず下水道が整備されて、余り整備されていないので浄化槽を推進するというような取り組み等行われております。  高野町が入っている理由といたしましては、川もあることですが、花坂につくっております農業集落の処理場の処理水の件もあったかなというふうに思っております。  活動的にはいろいろ活動されております。高野町もおつき合いをしているというところでございます。  不動谷川につきましては、紀ノ川の支流ということです。これにつきましても吉野川、紀ノ川流域の協議会が、ここの4款からは出ておりませんが、企画課の方でいろいろと協議会を立ち上げて、そこの方で活動をされております。首長も入られての活動ということになってます。吉野川、紀ノ川のいいところを見直そうというようなところを、今後どのような河川について整備していったり、活用していくかというようなことも話し合われているというところでございます。  水質的には、貴志川につきましては年に2回、測定しております。不動谷川につきましては、当町の下水処理場がありますので、その入口、出口等で水質をはかってしてます。水質的には問題はございません。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) ちょっと補足でございますが、提案説明のときに申し上げたんですが、舌足らずであったかもしれません。課長がちょっと大事なところを、社会福祉協議会の方からも、この当事業に関しては一定の成果が出たので、一たん休止をしたいということでございまして、補助を打ち切ったということでございます。しかし、課長が説明しましたように、生きがいを持って元気に暮らしてもらうために何らかの事業が必要であろうということで、健康推進課の方で今度は実行委員会を立ち上げて、そういうのをしようというのが本筋でございますので、その辺だけつけ加えておきます。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 了解いたしました。できるだけ、自分も高齢者になってきましたですけど、できるだけ年寄りの方々と、また幼稚園、小学生ぐらいの人とが交流して、今まで福祉大会という大会をやってきた。あれには一つの意味があったと思います。今町長さんの話にもありましたように、成果が上がってきたので、またほかのイベントとかのことも考えているということでありました。  課長からの説明によりますと、健康づくりの何かイベントというんですか、そういうことも考えていかれるということでありますけれども、こういう健康づくりだけすることになれば規模が小さくて、お手伝いしてくれる人も限られてくると思いますし、何かこういう大会のお手伝いする組織、これが非常に何をやってでも大事なものでありますので、今までお手伝いいただきました組織の方々にも、冷え込んでいかないような、この福祉大会のかわりにこういうことに切りかえていったんだ、協力してほしいというムードづくりというんですか、計画、企画というのが大事であると思いますので、そういうことをよろしくお願いいたしまして、これに伴います質問を終わりたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 済みません。このところ質問をすぐに忘れてしまったりして申しわけないです。  大阪湾の広域臨海環境整備費の建設負担金ということですけど、これはフェニックスと言いまして、大阪湾で産業廃棄物を埋め立てして、その土地利用を図るということで建設負担金を出してます。高野町は平成17年から33年までに予定廃棄量2,679立米ということで届け出を出してます。建設をそれによって負担割合で出されたものを計上させていただいているということです。  建設事業等見直されたら、先般も雑収入で受け入れしたように、戻し入れ金があるというところになってございます。  現場は見にいったことはないんですが、大阪湾で、今神戸沖の埋立とかもやられているというところ、全部大阪湾すべてのところで事業をされている建設負担金ということで、高野町は焼却場の焼却灰、それと水道の汚泥等を今搬入しているというところでございます。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) ないようですので、休憩をとらせていただきましょう。               午後 2時50分 休憩               午後 3時15分 再開 ○議長(西辻頼数) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  歳出5款、6款、7款の説明を求めます。  前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 81ページをお願いいたします。中ほどからになります。  5款労働費1項失業対策費1目失業対策費1,000円。需用費で1,000円。名目予算でございます。2項労働諸費1目労働諸費1,000円。需用費1,000円。これも名目予算でございます。  6款農林業費1項農業費1目農業委員会費808万5,000円。1節報酬55万円。2節給料422万7,000円。3節職員手当等214万8,000円。4節共済費100万6,000円。11節需用費6万5,000円。19節負担金、補助及び交付金8万9,000円。2目農業総務費3万3,000円。11節需用費1万円。19節負担金、補助及び交付金2万3,000円。3目農業振興費205万9,000円。11節需用費50万4,000円。12節役務費31万3,000円。13節委託料20万円。14節使用料及び賃借料14万2,000円。19節負担金、補助及び交付金90万円。4目農業者年金事業費9万5,000円。11節需用費7万円。12節役務費1万円。14節使用料及び賃借料1万円。19節負担金、補助及び交付金5,000円。ゆたかさ発見食育実践対策事業費、数量調整円滑化推進事業費、本年度については両方ともありません。2項林業費1目林業総務費538万1,000円。2節給料268万2,000円。3節職員手当等186万7,000円。4節共済費62万円。19節負担金、補助及び交付金21万2,000円。2目林業振興費3,799万6,000円。11節需用費8万円。12節役務費2万円。13節委託料1,596万4,000円。19節負担金、補助及び交付金2,193万2,000円。3目林道維持費666万4,000円。7節賃金16万円。11節需用費32万円。12節役務費32万4,000円。15節工事請負費586万円。4目小規模治山事業費1,000円。15節工事請負費1,000円。名目予算でございます。  88ページをお願いいたします。  7款商工費1項商工費1目商工総務費1,000円。11節需用費1,000円。2目商工振興費572万8,000円。19節負担金、補助及び交付金572万8,000円。3目金融対策費1億200万円。19節負担金、補助及び交付金で200万円。21節貸付金で1億円。4目観光費8,814万4,000円。2節給料685万5,000円。3節職員手当等351万3,000円。4節共済費160万7,000円。7節賃金646万円。8節報償費5万円。9節旅費13万円。11節需用費776万3,000円。12節役務費112万4,000円。13節委託料1,829万円。14節使用料及び賃借料161万4,000円。15節工事請負費2,290万円。18節備品購入費3万円。19節負担金、補助及び交付金1,780万8,000円。5目高野山森林公園管理費634万7,000円。11節需用費146万4,000円。12節役務費38万3,000円。13節委託料450万円。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) これをもって歳出5款、6款、7款までの説明を終わります。  これから質疑に入ります。  歳出5款、6款、7款について質疑はありませんか。  4番、所君。 ○4番(所 順子) 歳入で質問させてもらったのと同じなんですけれども、90ページの工事請負費女人堂公衆トイレ新築工事についてお尋ねいたします。2,250万円ですね。このトイレのことはここに出てきておりますけれども、何の書類とかそういうのも提出していただいておりませんし、そして私の思うところは、これは保育園と同じで、母屋は本山であると私は思っておりますので、そこの母屋に補助金プラス高野山から出すのはいかがなものかと思いますし、トイレは毎年毎年新しいのをされておりまして、今一の橋のトイレをやっております。それで毎年本山の母屋でありますトイレに2,000万円、2,000万円、2,000万円とたくさん今まで出てきておりますので、一応いつでしたか寄附をしていただいておりますけれども、そのうちの幾らかはもう半分ほどはこのトイレによって還元しているような気がしてなりません。  この母屋は本山ですので、ましてや女人堂というところは本山中の本山の母屋であると私は認識しておりますので、本山も貧乏なところでもございませんし、お金のある集団でございますので、ここに町からのこのようなお金を算出するというのはちょっといかがなものかと思いますし、いかほどでどちらの工事とか、そういう方法もちょっとお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 今御質問いただきましたトイレの件でございます。この件につきまして、きょうの午前中、歳入でも御審議いただいた件でございますが、あくまでも21年度、新年度に改修したいということで金額を上げてございます。もちろん設計、図面等でき上がっておる状態ではございませんが、この21年の予算の審議をいただき、承認いただいた後に、設計、図面等に入る、そういうふうになってくるのが普通かなと私は感じております。  県の方におきましても、このトイレにつきまして、昨年と同様の900万円を計上しておりましたが、県の方においても21年、昨年の同等の便所をもう1カ所改修して新築したいということで、予算の方をつけていただいております。  そういう関係で、どういうふうにして女人堂のトイレをしたかと申しますと、あそこには男女の区別もございませんし、もちろんバリアフリー等の多目的施設もございません。それで、最近は女人道であるとか、山歩きする方、そしてまた五の室地区、結構外人さんが泊まられておるということもございますし、やはり高野山のトイレでもう1カ所女人堂を整備すれば、山内10カ所のトイレがすべて男女の区別もでき、多目的トイレもできるということで、あのトイレだけが残っておった状況でございますので、本山と協議して女人堂を21年予算計上した次第でございます。  それで、高野山内にあるトイレの位置づけということで、従来は金剛峯寺が建設して、町が建設してというトイレがございましたが、今山内の10カ所を町の方で管理してございます。その分に対しまして、歳入でも本山からトイレ清掃分担金的に500万何ぼやったと思うんですけども、清掃費に対しての助成もいただいて、本来、観光地のこの場所にあるトイレの整備というのを、今この状況では町の方で多目的に使うんであれば町の方で整備してもおかしくないかなということで考えてございます。  そういうことで女人堂のトイレを整備計画したわけでございますが、和歌山県の方においても、県内にあるトイレでございますが、各市町村どこでも県の方で助成金をいただいてトイレにかかっておりますが、県も最近ホスピタリティとかいう位置づけの中で、和歌山県のトイレをきれいにしようということで、昨年に続いてことしも21年度、観光施設整備事業として助成していただく旨、内示の方を出していただけるということで話し合いが進んでおります。  そういうような形で、議員さんには図面等ももちろんでき上がっておりませんし、設計もでき上がっておりませんが、この場所に、あの場所であれば一の橋に建てた便所と同等のものができるんじゃないかということで、昨年の設計額を理由としたわけでございますが。予算審議が終わってない段階に図面をつくって積算してというのは、ちょっとこの予算が終わるまではまだするべき事業じゃないかなと私はそういうふうに思っております。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) この予算が通ってからいろいろと考え出すというのもちょっとおかしな話で、予算が通ってからじゃあこの2,250万円のトイレを設計したり、どこかの業者さんに入札するんか、何するのか私はわかりませんけれども、そこからスタートラインだということをおっしゃられましても、何らかのお話し合いで、これだからこれだからこういうふうにこのやつを上げてきましたというお話なら聞けますけれども、これは私は総括では反対はいたすと思うんですけれども。  やっぱり管理は管理でありまして、高野町の持ち物ではございません。やっぱり財産というのは、高野町と本山とは別だと私は認識しておりまして、余りにも本山のトイレに支出が多いなという。そしたら、幼稚園のところも場所をお貸しするんであれば、やはり何らかの確たることをやはり母屋の方に入れていただかないとというのもあります、部分も出てくるんじゃないかと思っておりますので、それはどちらも二輪車で行くんでしたら結構でございますけれども、これはやっぱり集団のトイレでもありますし、やっぱり高野町のトイレとなりますれば、町石道のところにもやっぱりまだまだトイレも足りないような気もせんこともないんですけれども、簡易トイレであったって、何のトイレであったって、世界遺産的なところに高野町は使ってもいいんじゃないかなということも思いますし。  本山のトイレばっかり美しくはしておりますけれども、町民からは、赤でトイレの屋根をふいてて、トイレとは思えんとか、やっぱり余りにも立派なトイレ過ぎるとか、やっぱり家が建つほどの金額ですよね、これも2,200万といいますのは、やっぱり個人のおたくも1軒も建つほどの金額でありますのに。そして今見ておりますと、使用するにも看板も全然、英語にもなっておりませんし、横っちょからトイレがどこにあるかもわかりません状況で、トイレばっかりつくったって、これ意味ないかなと思う部分もあります。伽藍の裏のトイレなんて、トイレの標識もありませんし、伽藍の中には、お手洗いこっちですと矢印ありますけれども、英語でトイレットと書いてるわけでもありませんし、なかなか標識もないトイレを幾つつくったって、使用する人も少ないし、これだけのお金をかけるのはちょっと嫌かなと思います。その辺のところをちょっと。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 4番議員さんの御質問に対しまして、トイレというものが社会的にどこが整備すべきかという問題と、それから具体的な表示の問題と、2つ大きな問題があったかとこのように思っております。  一般的に、高野山でしたらば、観光客というよりも参拝客ということが的確かと思いますけど、お見えになる方が自由にお使いになって、そしてそれが公共的にあるところであれば、まずたくさん使われるところから順次整備していくのが順番だというふうに思っております。  その点で、先ほど担当の企画課長が申し上げましたように、山内地域の公衆便所につきましては、まず代表的なものはすべて今回、女人堂のところを含めまして大体終わりますので、その最終といたしましてやって、もっとどこがつくったとか、つくらない、そういうことじゃなくて、現在考えた場合に、公衆便所というのはやっぱり公がつくるべきものだと私は考えております。  標識の問題については、標識があることがいいのか、今のままがいいのかという問題は別にあると思っております。私は今の状態でああいう形でトイレがあるというのは、標識は別になくても十分そこにお見えになる方は私はおわかりになるとこう思っておりますので、そのように今対応している次第でございます。  かつ、今高野山にお見えになった方から圧倒的にあの公衆便所のきれいなことが高く評価されているということは、今までトイレを整備してきたことはきっと間違いがないんじゃないかというふうに思いましたので、本年もこのような予算を上程させていただいた次第でございます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 2年、3年の間にお手洗いのことについてさまざまな御示唆をいただいておりますので、私も考えたり、資料を集めたり、日本中の個人的に行った町のトイレを使ってみたり、それから統計を見てみたり、アンケートを読んでみたりしました。行きたくない観光地のトップがトイレの汚いところであります。トイレを整備をするということは、一定の意義があるということをまず私は前提に考えております。  新設のトイレはないわけです。新設でトイレをつくったのは、小辺路の入口の大滝のところに民間の土地を利用してつくったぐらいで、あとは全部既設で昔から結果的にあったものを改修をしたり、一部新設をしたりして、インフラを整えてきたというふうに思っております。  その点で、今副町長が言いましたように、トイレがきれいということにおいて、もしくは町がきれい、それによって評価を得たんであろうし、ギド・ベールの三つ星にも選ばれていったんであろうというふうに思っております。  その上で、今後どこがどういう形で管理をするかという、それも非常に問題だと思いますので、その辺は自治体の規模とか、それから総本山金剛峯寺の考え方とすり合わせながらやっていかなきゃと思いますが、今当町が考えたのは、このトイレはどこが掃除する、管理をするということではなくて、一元管理をした方が統一的な同じ考え方で掃除ができたり、トイレットペーパーの補給間隔とか、いろんなことですね。電気が切れとったらだれがかえるかとか、そういうことが全部できるんではないかということで御提案をしたら、じゃあ500何十万出しますからやってくださいという形で運営をしてるというふうに思っております。  それから、標識のことでございますが、これは私が最近感動したことがあるので、ひとつ御披露を。もちろんだれにもわかる、どこでもわかるという標識があったらいいと思うんですが、御質問の4番議員さんもよく海外に行かれると思うので、よく海外のことは御存じだと思いますが、いわゆるピクトグラムというんですか、で表示をしていると。あれは僕海外のものだと思っておった、トイレのマークとか。ところが、あれは東京オリンピックのときに日本人が考案したもので、世界じゅうに広がった日本の文化であるというようなことを教えていただきまして、スイスのピクトグラムを見てみたり、そういうものがいいんではないかなと思いました。  というのは、ある職員がこの4年間の間に集計等々そういうことをやっている中で、こういうことを言い出したんですね。外国の表記は余りない方がいいんじゃないでしょうかと、高野には。例えば英語とアルファベット表記は違いますから、アルファベット表記は別としまして、フランス語表記であるとか、英語表記であるとか、スペイン語表記であるとか、韓国語表記であるとか、中国表記であるというのは、余り過剰にない方がいいんじゃないだろうかと。その心を聞いてみますと、東南アジアに旅行に行ったときに、日本語でおみやげと書いてあるところでは写真を撮りたくないと。そう言われてみたら、私もそうで、どこか行ったとき日本語で書いてあるとこで撮りたくはないと。それに象徴されるように、高野という狭い地域で風情を醸し出すというところでやるので、工夫をして、お手洗いの表記はどうすべきかとか、町のあらゆる方向、警察の道はこっちですよ、役所はこっちですよ、刈萱堂はこっちですよ、大塔はこっちですというのをどうすればいいかということを総合的に考えた上で、今のトイレの表記も考えてまいりたいというふうに思っておりますので、また御示唆をいただきまして、こちらの考え方の一つの糧にさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) みやげもの屋とトイレとは違うとは思いますし、トイレが美しいから三つ星になったわけでもないと私は思っておりますし、それは全く別の問題だと私は認識しております。  海外の方がトイレ、日本語が読めなかったらやっぱりあの赤い女のマークと男のマークだけじゃわからないと思いますし、高野町のトイレはお寺型に建ててあって、トイレの建物なんて気づかないと言ったらおかしいですけど、今の建物は余りおトイレとしては活用してるかというか、私が見ている限りでは少ないような気がするんですよ。それで金剛峯寺のあたりでもあのトイレが見にくくて、ほかに貸してくれというところがしょっちゅうあるんですよ。やっぱりトイレのマークがあって、そんな高いトイレをつくっているんであれば、たくさん観光人の方がトイレにいってもらえれるというトイレの方がよくて、マークもなくて、トイレどこや、トイレどこやと探さんなんようじゃ、トイレがあって、それも含めて三つ星になったという海外からの評価はあり得ないと思いますし。  外人さんなんてのは、外国なんてトイレなんて本当にかぎまでかかっていまして、トイレはどこにあるんだというぐらいトイレは少ないんですよ、フランスにしても、アメリカにしても。トイレほど危険な場所はないんですよ、海外では。ですから、日本のように、日本は危ないかどうか最近ではわかりませんが、トイレは犯罪があるというのが海外での常識であります。ですから、トイレはああいうふうな建て方であれば、外人さんは恐くて行けないというのもあるかもしれません。足が見えて入っていて見えて、初めて危険度がないというのが海外、アメリカ全土、ヨーロッパ全土であります、便所は。日本のように締め切って、足もとも見えないというトイレはアジアが多いんじゃないかなというふうに私は認識しとるんですけれども。  やっぱり標識は必要でもありますし、世界の人を相手にするトイレであれば、世界の人が安心して入れるトイレの設計も必要ではないかとも思いますし、これは本山の持ち物、管理は管理でお金をいただいているというところに問題もあって、将来的には高野山の何の財産にもならない、高野町の財産でもないところに私はこのお金を算出していくのがちょっともったいないかな。本山さんもせめて女人堂の、女人禁制の場所であった場所ぐらいは自分とこでやったらいいかなというふうな思いを込めて、このことに反対をしているだけの話でございます。これに関して答弁いただければありがたいです。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 予算の計上の仕方から始まって、当初予算でございまして、通常こういう予算の上げ方をするということを歳入のとき申し上げました。  今回そうでございますが、これも担当職員がトイレの補助金が欲しい自治体がたくさんございます。その中で高野は必要なんだ、もう少しですべてのトイレが完成するということで、国の予算、それから県の予算をとってきたわけですね。実際、それこそ2,500万というようなお手洗いを、私たちの自治体で、もしくは金剛峯寺が建てるとなると、かなりな負担になるわけですけれども、これは国のインフラとして考えているんだと思います。  私どもも地域のインフラとして考えておりますので、決して町内にあります公衆便所の、公衆トイレの使用率が低いとは私は思わないんですね。低いとあれほど汚れませんので、あれほどトイレットペーパーの使用率も出ませんので、かなり使用率は高いというふうに認識しておりますし、そういうことに思います。ですから、つくり方については本山の持ち物、どの持ち物ということではなくて、社会的なインフラであるというふうに認識をして、私どもは予算措置をしております。  冒頭に戻りますけれども、私ども理事者は、予算の提案権と、それから採決をいただきました、議決をいただきました予算の執行権を有しております。それに至る説明が足りないと、事前にトイレならトイレの用意ということなんでございますけど、当初の場合はいずれにしても、冒頭に申し上げた形で予算を積み上げていきますので、今後、予算を認めていただいたら設計にかかって、そして順次委員会なり、全員協議会なり、本会議なりでごらんをいただいて、御意見をいただいて修正できるところは修正をして、そして立派に事業を仕上げていって、インフラを整えていくと、これが行政の仕組み、役割でございますので、御理解を賜りたいというふうに思います。 ○4番(所 順子) 町は幾ら出すんですか、負担は。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 高野町一般会計予算の参考資料の方にも記載してございます。8ページに記載しております女人堂公衆トイレ事業費2,500万、和歌山県費900万、負担金補助金625万、町の一般財源としまして975万の予定でございます。
    ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) ページにいたしまして90ページです。90ページに高野山観光協会補助金というのが200万円ほど減ってるんです。この間、観光協会の方とほかのことで話が出まして、今度補助金が200万円ほど減ります。ああそうか、200万ほど減ってでもやっていけるような内容かいと、そりゃ非常に痛いんですというような話がありました。それじゃあ、またほかの方法で収益を得るような方法も考えたらというようないろいろ話がありまして、こういったとこのここにこんな資源があるのに、というような話で別れておったわけであります。  この予算書を見せていただきますと、その下に観光関連補助金というのが新設で出ております。これ200万です。これを合わせますと540万円ですか、もとへ戻るような気がするんですけども、これは関連あるのか、ないのかということをお聞きいたします。  先ほどから出ております女人堂の公衆トイレの新設工事でありますけれども、あの便所の裏側へ回りますと、何かモーターのような音がしてますね。キーン、カチャというような、こういう音が聞こえるんですけれども、多分排水をくみ上げて向こうへ流しておるんかなと。あるいは水道、山水をくみ上げとるんかなと、その辺がちょっとよくわからないんですけれども。  この便所を今度新設、改修するということになれば、基本的な考えとして、今度は予算は成立したら考えていくんやという今話になってますけれども、基本的にはそれをどうするんかなと。山内の方へ流すような方向も考えているんだと言われるんか。そこへ浄化槽をこしらえて、山へ戻してしまうというような考えは恐らくないんだろうと思いますし、水道関係は考えていかないかんのですというような、これも基本ですので、そんな考えをお含みがあるのかないのか。どんな考えでおられるのか。この2点についてお伺いいたします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 女人堂のトイレの件でございますが、女人堂の建物のところまで下水管が来ておると聞いております。それで、ちょっと今までのトイレは裏が低くなってた関係で、本管までポンプアップしているというふうな状況でございますので、トイレはもう直接本管の方へつなげるような仕組みにしたいということで、本山とも協議してございます。  ただ、その分、営林署の敷地になりますので、営林署の方につきましては、本山と町、営林署の3者で協議して、かさ上げというんですか、もうちょっと前に出してくるなり、ちょっとその辺は一工夫せんなんかなと協議はしてございます。  それと観光協会の補助金でございますが、ことし200万減額になっております。ただ、この下で観光関連補助金ということで200万ございますが、これは観光協会に対してというんじゃなしに、観光関連でいろんな事業をやってみたいということで、もちろんこれが観光協会と一緒の事業になるか、どこになるかということは、これから先、事業の内容によって変わってくるわけですが。  それと、国の方から先日御承認いただきましたふるさと再生特別基金という事業もございます。これは89ページの委託料で、観光客対応力レベルアップ事業委託料ということで730万8,000円、国の方から予算をいただいてます。そういうことで、一緒にいろいろ、補助金以外に一緒にいろいろやりたいなということで、観光協会の方は200万減額になっておりますが、事業として一緒にやっていく事業がたくさんこれから出てくると思います。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 御説明いただきましてわかりましたんですけれども、便所を上へ上げるということになれば、また周辺の環境が変わってくると思いますし、バリアフリーの問題も出てくるんで広範囲になっていくと思います。  それであの便所の位置で水洗、下へ水を流れるようにしようかということになれば、相当掘り下げないかんというようなことが考えられます。掘り下げて配管するということになれば、非常にまたちょっとトンネルのような形の穴を掘って管を通すんかな。縦割りにして管を埋めるんかなといろいろあると思うんですけれども、そういったことにも留意されまして、4番議員もいろいろ心配しておられますので、その辺も考慮に入れた中で設計を進めていっていただきたい、こんなふうに思います。  それから、今の観光関連補助金の新設されてるわけでございますが、今説明をいただきましたその上に、観光事業推進委員会負担金としてこれも大分お金が少なくなってますけれども、これも年間行事を行うための補助金的なものでありますけれども、ここに関連してくれたら、ここで減った分が今度はふえたんかなというような感じもいたします。今の説明ではこれとの関連があるような気がいたします。そのように解釈してよろしいんでしょうか。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 観光協会と決まったわけではございませんが、当然観光協会と一緒に、観光関連の事業ですので観光協会、宿坊組合と一緒にやっていく事業に充てるふうになっていくということも十分考えられます。  トイレの方は一応構想というんですか、ポンプアップせずに本管へつなぎたいなという、そういうふうなレベルのまだ話し合いでございますので、今議員に言われたことも十分配慮しまして、設計の方にかかっていきますので。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 歳入の方で質問をさせていただいた続きになるわけなんですけども、88ページの中小企業振興資金預託金という形で1億銀行に預託をするわけなんですけども、どこまで町当局がかかわっていくのか、その辺のところを詳しくお話をいただきたいと思います。  それと、歳入のときに副町長の方から話があったわけなんですけども、商工会等の話も出てきておりました。その辺のところのかかわりもお話を願いたいと思います。  それと86ページ高野産材流通販売プロジェクト事業委託料、委託という形になっております。どのような委託になるのか御説明を願いたいと思います。  それと、森林組合の助成金もこれ40万減額になってますね。観光協会の方も200万減額に、先ほど8番議員の方からも質問があったわけなんですけども、200万減額になっております。その辺の成り行き等のお話ができるんであればお話をしていただきたいと思いますし、観光関係、林業関係には国、県の補助等かなりの事業がふえてきております。その辺の方で賄える部分があるから減額、町の補助金を減額したというような状況であるのかどうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) まず最初に、森林組合の補助金の減額でございます。これにつきまして、本年減額させていただく中において、森林組合の方と話し合いさせていただいて、各事業において、町の方で若干の上乗せ事業がございます。そういうような経過もございまして、それとよその市町村に聞きましたら、補助は全然せずに、事業に対して上乗せ補助をしておるというふうな状況に変わっておるというふうな情報もございまして、それでうちが一方的じゃなしに、森林組合の方と、こういう状況の中でということで話し合いしまして、納得していただいたということです。  それで森林組合の方の事業も結構細かい事業、これ長期計画の事業が多くございますので、その際、町の方でも上乗せ補助等もしておりますので、御了解いただいておるというような状況でございます。  それと、86ページの高野産材流通販売プロジェクト委託事業でございます。この事業につきましては、これも緊急に国の方からの事業でございまして、新規事業で外部委託ということ、失業者等の休業者をできるだけ採用するというふうな国の雇用事業でございまして、うちの方で手を挙げて採択していただいた事業でございます。  これは簡単に申しますと、高野町全体の林業振興を図っていくという事業の中で、高野材の生産から流通、販売までの幅広い一連のルートを確立するための事業ということで、今後取り組んでいく事業でございます。  中小企業につきまして、副町長から御説明申し上げます。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) 何点かお話をさせていただきます。先ほどの林業の問題につきましては、このままでいくと高野町全体の山の価値が落ちていってしまいそうな気がしてまして、それは絶対に流通販売のところまで手を広げながら、どういうことを組み立てていくかということがないとうまくいかないというふうに感じておりまして、このことにつきまして、たまたま国の100分の100の人件費としての採用枠ができましたので、それを活用して取り組んでみたいという、そういう大きな概念のもとの事業でございますので、御理解を賜りたいとこう思う次第です。  それから、中小企業の問題につきましては、これはすべての皆様、いろいろご関心もあるし、金額も多いので、少し本質的なところから話をさせていただきますので、もう一度整理をしながらお聞き願いたいと思います。  市町村が金融制度を行うときには、私どもの職員が直接かかわるということは基本的にはございません。町というのはそこへ預託というお金というものを出しますけども、うちの職員が、それじゃあお客様がお見えになって受けて、あなたに貸しますとか貸しませんということはございません。用紙は用意いたします。実務につきましては、これは3者です。一つは金融機関、2つ目は商工会、3つ目は信用保証協会、この3者が共通の理念の舞台に乗って、この町から預託を受けた金額に基づきまして、町内の皆様にこういうお金を活用していただくというのが基本的な枠組みでございます。そのときには市町村によって幾つもの金融制度があります。和歌山県では先ほどお話ししましたように和歌山市だけでございまして、市町村で取り組むのは当町が2番目でございますけども、こういうような経済対策で今何が一番問題になってるかということを考えますと、やはりお金が地域の中にどのように回していくかということが一番の課題だというふうに感じました。  実際に、例えば運転資金で、高野町でございましたら、いろんなものがつけで物事の販売等が行われておりますけども、そういうときの運転資金であるとか、それから整備をするときの資金であるとか、資金には一定の枠組みをつけますけども、それにつきまして一応上限は1,250万までを考えております。1,250万までというのは、ある程度国の枠組みで有利なものは使っていった方がいいというふうに考えますので、一般の方でしたらば、運転資金として1,250万、中小企業の方であれば間に合うのではないかと考えまして、国の枠を一部活用する関係で1,250万までの枠を組んでいきたいとこう思ってます。  そうしましたときに、実務はどうなるかというふうになります。その場合には今までと同じような形でもって、銀行さんの窓口へお金の話が動いていくと思います。その場合に、銀行さんといたしまして、プロパーのお金よりこちらの方が絶対的に金利が安いわけですから、お薦めになられるのが通常起き得ることでございます。そのときには私どものチェックといたしましては、税金が完納していただいてないと町の融資制度は活用することができませんので、納税証明書をとっていただいて、銀行さんとお話をいただくと。そのときに、今まででしたら銀行が単独で決めれるわけでございますけども、公的資金の場合には、同じような秘密保持、その他商業の専門家である商工会の経営指導員のチェックが必要になってまいります。したがいまして、銀行独自で決めるわけではなくて、そこでもって商工会と話をしていただいて、最後は全部の、もしもこの資金を返せなくなったときに担保をしてくれる信用保証協会、和歌山市にございますけども、信用保証協会との3者の話し合いが必要になってまいります。したがって町といたしますと、この制度をつくることによって、当初申し上げましたように町の中にお金が動いて、そしてそのことによって経済そのものに対しての活性化のためのお手伝いができるんではないかというふうに思いまして、金利、その他につきましては、今最終的に金融団、そして商工会、そして最終的にはこの予算をお認めいただきましたら和歌山の方へ出向きまして、信用保証協会と詰めまして、メニュー等を整えてまいりたいと思っております。  細部につきましては、この予算通過後になりますけども、前段の話としてそのようなことを現在関係者と協議をしてまいりましたので、現状ということでもって御報告させていただきながら、ぜひ予算につきまして御理解を賜りたいとこのように思う次第でございます。あと、その辺は後ほどまた答えさせていただきますので、よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) この中小企業振興資金預託金は、もう2回の質問ではちょっと聞くのが非常に複雑な部分があるし、一問一答で聞きたい部分があります。また副町長なり、町長なり、担当者なりにまた聞かさせていただきたいと思います。  もちろんこれ商工会が絡んでくると思うんですけども、借りてとしては商工会員でないと、そういう規定はないわけですか。ないですね。そうですね、それでないと町の予算、やっぱり何ぼ商工費といってでもその辺は矛盾ができてこようと思います。  それと、高野産材流通販売プロジェクト事業、これは委託という形になってます。これは森林組合の方にまた委託というような形になろうかと思うんですけども、副町長の方から話があったように、今林業関係は非常に苦しいような状況でございます。田舎の財産が皆無になるような、財産価値が本当になくなってきております。高野町だけではなしに、全国的にそのような形になっております。そういう地産地消というような観点からも、先ほどから出ておった住宅モデル等々のかわりももって振興していっていただきたいと思います。  それと、森林組合に関しましてはいろんな事業で県、また町の方からも補助等が出て、いろんな事業も進めておるところでございますけれども、県の方の入札形態もかなり変わってきております。全国的に変わってきてるのは、副町長、町長も御存じのとおりだと思いますけども、すべての入札、民間参入になってきております。和歌山県の方も、備品関係にしてでもすべて民間参入になっております。もちろん森林組合を保護して、森林関係を振興していくという部分では非常にいいとは思うんですけども、入札関係は民間参入とか、その辺の部分もこれから町自体も考えていかなければならない部分もあろうかと思います。その辺のところはどのようにお考えかお聞きをしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 高橋副町長。 ○副町長(高橋寛治) まず、対象は商工会の会員には限りません。ここの中小企業者であればどなたでも御利用いただく。このことは既に商工会とお話をしておりますので、十分対応したいという点が第1点でございます。  それから、第2点目の流通の問題について、今議員の方から、高野山の森林組合へ委託するというふうなお話が出ました。これについてはまだそこが本当にいいのかどうなのかというのは別口だと思っております。特に流通、販売の問題になったときに、少し専門的な知識がないと、今まで山を育ててきただけではやはり今の時代の流通という問題には、言うなれば川下の末端の住宅とかどうつなげていくかという論理がないと、単に今までの山を育てるという論理だけではいかないと思いますので、そこら辺は今後十分考えながら、どこにそのことを委託していくかということは考えてみたいというふうに思っておりまして、ストレートに決まりというふうには思ってないということだけは御理解を賜りたいと思ってます。  それから、入札方式につきましては、これはもう県自体もかなりがたがたと、たびたび変わってきておりまして、これは今後、私どもの今回の問題も含めまして、入札全般につきまして、国の動き、県の動き、これはかなり自由化されて、電子入札まで入っているようなこととかいろいろございますけども、高野町に合ったやり方というのはあるというふうに思っておりますので、それら動きは参考にしながらも、高野町は高野町で独自に考えてまいりたいというふうに思っておりますので、今後、情報等で皆様の方へ先に入ったものがありましたら教えていただきながら、地域全体にお金が落ちていくということが基本だというふうに思いますので、その辺で情報等をいただきましたら、一緒に考えてまいりたいと思いますので、よろしくどうぞお願いいたします。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 5番、木瀬君。 ○5番(木瀬武治) 今森林関係の入札の話をこちらで聞かさせていただいたわけなんですけども、本当に県の方もかなり民間参入という形になっておりますので。ただ、その辺、いろんな業者との兼ね合いもあろうと思うんですけども、その辺の方向性で考えていくのが本来の姿というか、今すべてそういうような方向を向いておりますので、また私の方からもそういうような情報等がありましたら、また提供もさせていただきたいと思っております。  それと、中小企業振興資金預託金、1回の質問では終わらんと思いますので、これはこれで一たん終わらせていただきます。また、こちらで聞きたいことがありますので、その折には直接お話を聞きますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) ないようですので、歳出8款の説明を求めます。  前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 92ページをお願いいたします。  8款土木費1項土木管理費1目土木総務費2,608万7,000円。2節給料1,474万6,000円。3節職員手当等679万1,000円。4節共済費341万7,000円。8節報償費5万円。9節旅費18万円。11節需用費16万2,000円。19節負担金、補助及び交付金74万1,000円。  94ページお願いいたします。  2項道路橋梁費1目道路維持費3,849万7,000円。2節給料497万5,000円。3節職員手当等234万5,000円。4節共済費118万5,000円。7節賃金427万9,000円。11節需用費147万3,000円。12節役務費179万円。13節委託料77万円。15節工事請負費1,800万円。16節原材料費366万円。27節公課費2万円。2目道路新設改良費1,473万2,000円。14節使用料及び賃借料133万2,000円。15節工事請負費1,000万円。19節負担金、補助及び交付金300万円。22節補償、補填及び賠償金40万円。3目地方道路改良費1,000円。15節工事請負費で1,000円。名目予算です。4目橋梁維持費1,000円。15節工事請負費1,000円。これも名目予算でございます。3項河川費1目河川維持費13万7,000円。11節需用費2万7,000円。12節役務費1万円。15節工事請負費10万円。4項都市計画費1目都市計画総務費315万7,000円。1節報酬10万円。9節旅費12万8,000円。11節需用費35万9,000円。13節委託料125万円。15節工事請負費5万円。19節負担金、補助及び交付金127万円。2目公園費118万1,000円。11節需用費59万5,000円。12節役務費3万1,000円。13節委託料55万5,000円。3目美しい町並景観整備事業費570万円。19節負担金、補助及び交付金570万円。4目景観形成費46万円。1節報酬15万円。2節職員手当等10万円。11節需用費5万円。13節委託料15万円。14節使用料及び賃借料1万円。景観形成総合支援事業費は今年度はありません。5項住宅費1目住宅管理費1,056万6,000円。3節職員手当等1万円。8節報償費3万円。11節需用費673万1,000円。12節役務費65万1,000円。13節委託料312万2,000円。14節使用料及び賃借料2万1,000円。23節償還金、利子及び割引料1,000円。2目住宅建設費3億3,229万円。2節給料821万1,000円。3節職員手当等327万2,000円。4節共済費193万7,000円。11節需用費130万円。12節役務費20万円。13節委託料1,000万円。14節使用料及び賃借料150万円。15節工事請負費3億円。19節負担金、補助及び交付金377万円。22節補償、補填及び賠償金210万円。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) これをもって、歳出8款の説明を終わります。  これから質疑に入ります。  歳出8款について質疑はありませんか。  4番、所君。 ○4番(所 順子) ちょっと二、三お尋ねをいたします。  95ページの除雪費1,125万と、それと97ページの都市計画マスタープラン作成業務と、あと98ページの美しい町並景観補助金570万円のところでお尋ねしたいんですけれども、美しい町並景観条例の570万のこれに際しましては、景観条例で今まで修理してきた件数と金額とをお伺いしたいのでございます。あとは次席でさせていただきます。これについてちょっと説明をいただきたいです。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 御質問いただきました95ページの除雪費でございます。これにつきましては、平成18年度に建設業協会と一括契約を行うということで実施してきておりまして、積雪の状況等によって、いろいろと取り組みについて御意見いただいているところです。  19年度からは機械の年間維持経費等750万程度を基本額とし、あとの残りにつきましては、積雪に対応した、運営に対応した実績ということで振り割って支出をしてきたところです。  平成20年度の積雪を考えますと、年末から年始にかけてかなり60センチ以上の積雪があったということで、本年につきましては積雪の除雪等の運転もしていただいたというふうに理解しております。その中で、やはり除雪の方法であるとかというのをもう少しやはり細かくちょっと見直すことが必要かなというふうに私は考えておりまして、建設業会さんの方にもその旨をお伝えしております。  まず、除雪する場合の機械の管理ということが問題になってきておりまして、東北地方におきましても、ことし冬積雪が少なかったために除雪業者がかなりの出費をしているというようなところもマスコミ等で報道されております。そういうことも踏まえて、建設業会を擁護するわけではございませんが、災害の対応のためにはある程度の重機というのは必要だというふうに考えてますので、必要な重機についてはその年間の、年間というか、その除雪に対するために車検の費用であるとか、置いとくだけの費用がどのくらいかかるものかというのをもう少し精査をして、基本額を決めて、あとについては積雪時に応じた支払い方法を考えるべきかなというふうに私自身は思っております。  今回、予算を持たせていただきましたのは、前年度と同額ということで、この中で12月まで、積雪が起こるまでにやはり検討をちょっと見直していきたいというふうに考えております。  それと、都市計画のマスタープラン、97ページ、50万円です。この都市計画マスタープランというのは、町が本来どのような姿であるべきかということを、本当の100年後、先を見据えたようなものが必要だと。長期総合計画には5年ないし10年の計画を立てて実施すべきものを挙げていくということが基本かなと思います。高野町におきましては、いろいろと新しい事業にも取り組んで、いろいろと実証実験等も行って、今後の町をどのようにしていくかという実験を行っているところでありまして、最終的に高野町が100年後、どのような町であったらいいかなというマスター的なプランを描くことも重要なものではないかなというふうに思っております。  今、景観修景を行っている事業につきましても、このまちづくりのマスタープランの中の一つの通過点と、また今後、道路、河川、交通体系、周辺集落との関係等もひっくるめて、100年後どのようになればいいかなという夢を描くというようなものの作業を進めていきたいというふうに思ってます。  具体的な内容としては、議会、それから民間の方、いろいろと入っていただいて、お話をしていくというようなことが一番最初の目的になるかなと思います。昔に、高野山どないしよう、こないしよう会議とかというような名目の会議があったように記憶しております。そのようなものでいろんな地域住民の方のお考えであるとか、いろいろなものもひっくるめて、明治120年、ここに祖先が住み出して、今後、これからあと100年、どのような町をつくるかというようなことを皆さんで検討していただくということで、経費を持たさせていただいております。  あとの、もう1点につきまして、ちょっと資料が今すぐに出てこなかったんです。ことしの予算を持ってる中では570万円、予算を持たせていただいております。ここの中には全面修景が1件程度出てくるであろう。それから一部修景が3件程度出てくるであろう。また看板については2件程度出てくるであろう。工作物についても1件程度出てくるであろうというふうに積み上げまして、一応予算化をさせていただいております。  今後、住民の皆様が修景、町並み形成について、いろんなお考えいただいて、その中で町がよくなるため、美しい町並みを整備するということで、進めていきたいと思っております。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) ことしの1月1日から高野山は大雪だったことを私も今思い出しております。除雪のことですけれども、前々から私も町長に何度もお願いはしておるんですけれども、老人の多い地域の路地のところですね、そこの明遍通り、愛宕谷、大門西部の路地とか、そういうところを全然雪をかいていただけないんですよ。これは何度言ってもしていただいておりません。ことしも私も老人が多いところからお電話までしたんですけれども、それもしていただけませんでした。やっぱり高野町の税金を皆様払ってもらっているエリアでありますので、やっぱりそういう老人の多い隅々のところまでを、これだけの費用を出しておりますので、隅々のところも、大通りだけではなく、雪も入る、そういうきっかけが入る場所はかいていただきたいと。それを何度も何度もお願いは私はしております。けれども、何度も何度も実行していただけませんので、この場をかりまして、ことしこそは隅々まで、町税を払っている老人の多い隅々の道をかいていただきたい。これはお願いでございます。私からのお願いはめったにしないんですけれども、これはお願いをいたしたいと思います。  それと、100年後の都市計画マスターズですけれども、100年後は我々は生きていないときのことのドリーム・マネーなんて、今ごろはとてももったいないような気がいたしますけれども、夢見る時代ではございませんような気がいたしてなりませんが、たとえ50万円でも、これは一体何をするんかなということを、100年後を夢見て、みんな一体何をやるんですかね、これ。だれがするのでしょうか。これはだれが、どなたがというのをちょっとお尋ねしたいですね。  それと、私は美しい景観条例は今までした場所の何軒かのお値段とか、そういうのをお尋ねしたかったわけで、まだとらやさんのところの場所の金額も聞いておりませんのですよ。それで何軒か終わっているところがあるので、それはお幾らぐらい要ったかをお尋ねしたいし、上限がたしかあれは200万円までだったとお伺いしてるんですけれども、その辺のところをお伺いいたしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) この除雪につきましては、ことし1月、かなりの積雪がありまして、各除雪されているところをいろいろと見て回りました。その中で、地域の方でされているところがあると。でも隣は全然されていないというようなところもあるというところを確認してきました。  現在の取り決め、18年度から3カ年でした中には、各回覧等、お知らせ等で皆さんにお知らせしたとおり、主要な道路というような取り組みの方をさせていただいております。  その中で、積雪の状況に応じてはやはり除雪をすべきかなというところがことしの積雪を見て感じたところでございますので、この点も踏まえていろいろと発注の方法を見直していきたいというふうに考えております。  ただ、積雪の状況がどのようになるかわからない中で、今現在持たせていただいた1,100なにがしの金額では、すべて除雪することは不可能だということも御認識いただきたいと思います。できる限り、自分の家の前は、自分の家ぐらいは自分で除雪すると。 ○4番(所 順子) 年寄りは無理です。 ○環境整備課長(今井俊彦) 無理です。無理ですけど、昔も年寄りはおられたんですが、昔は町内すべてのところが自分たちで除雪をするというような方法でやられてたと思います。今現在、車の通行量が多くなって、車をメーンに、車の通行量の多いところをメーンに除雪してますけど、こういうところもいろいろと考え直すところかなというふうに思います。10センチ以上降ればすぐに除雪するのではなく、天気予報を見て、3日間雪が続くのであれば、3日間続いた後に、一斉に除雪する方法をするとか、いろいろ方法があるかと思いますので、この点は検討させていただきたいというふうに思っております。  修景関係です。いろいろと本年度は美しい町並景観整備事業で基金を活用させていただきまして、9件のものに助成をしております。全面改修をした場合は300万以上のところにつきましては200万の助成をすると上限を決めておりますので、300万未満のところにつきましては3分の2という補助をとらせていただいております。  とらやさんにつきましては3月の補正予算で計上させていただきましたように、国の基準額、補助基本額目いっぱい、1,200万円以上かかっております。そのうちの協調補助ですので、国が400万円、町が400万円、個人がそのかかった費用の残りというふうに国の交付金制度で決まっておるということでございます。  また、景観形成ということで小堀商店さんととらや薬局さん、2カ所をしております。補助対象事業費としましては1,500万を計上したというところでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 除雪のお金が限られておりまして、それ以上難しい部分もあるとはお聞きしましたけれども、このドリーム・マネー50万円も足していただけたらいいかなと思います。やっぱり今現在が今は大事な時代でありますし、エコノミーもある時代ですけれど、早く対処しなければいけないという部分が世の中にはたくさんあるんでございまして、100年のことを夢見てやっている場合ではないと思いますので、なるべくなら雪も年寄りのエリアはなるべくけがをしないように、老人が多い町ですので、人口も減少が甚だしい町でありますので、皆さんけがして、早く死んで、人口が減らない努力も必要かとは思いますので、その辺をよろしく重々お願いいたしたいと思います。  景観条例の町並みのこのお金も、本当に足りなくはなってくるとは思いますので、いろいろ計算しながらやっていただきたいと思っております。そんなところです。その答えをいただけたら、除雪、もう一度。しつこく迫ってます。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) できるだけ議員の要望にはこたえたいというふうには思っておりますが、やはり現在、高野町の町道につきましては211路線、170キロあります。このうち除雪をするところをどの程度の距離を見るかというところから始まっていくかと思います。必要なところ、高野山の山上のお年寄りのおられるところは除雪はできないかもしれません。でも湯川地区であるとか、杖ケ藪であるとか、車、交通機関を利用しなければ移動できないところの除雪も必要になってくる。今現在そういうところも除雪対象になってないところもあります。そやから融雪剤をまいて対応するのか、除雪までするのか、いろいろそういうところは今後検討していきたいというふうに思っております。  予算が決まってる、予算の額をふやすと、どこかで調整しなければいけないというところが出てきますので、そこらの点も踏まえて検討していきたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 95ページの工事請負費の町道修繕工事で、これはどこの道を修繕に入るかということと、その下の同じく工事請負費の町道改修工事、これもどこを工事されるか、それをお聞きします。  それと、100ページの同じ工事請負費で公営住宅うぐいす谷団地建設(第3期)工事の3億円。これにつきまして、いよいよこの当初予算が通れば第3期の工事をということで、どういうような第3期の工事の設計をされるか、こういうイメージを今からちょっと教えていただけたらと思いまして、町長並びに担当者からお聞きしたいと思います。
    ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) まず、95ページの工事請負費でございます。95ページの1,800万ですね、町道修繕工事、その中の675万というところです。これにつきましては、各集落を回って道路状況の改善をお聞かせいただきまして、その中でまだ工事にかかっていないところを整備するということで、予算化をさせていただいております。  まず、675万の内訳としましては6カ所工事を予定しております。これにつきましては地域の住民からの要望のあったところ、すぐにすべき優先順位をつけてさせていただくということで6カ所を計上させていただいております。平均100万円前後というところが6カ所ございます。  続いて1,000万の内訳でございます。これにつきましても道路の陥没であるとか、それとか舗装が傷んでいるとかそういうところ、また大雨がふったときに雨があふれるというようなところを積み上げさせていただいております。4カ所で1,000万の計上です。  住宅の方につきましては、本年度調査設計ということで設計をさせていただきまして、本日の朝、お手元の方に平面図を配付させていただいております。  現在、転居を予定されている方が15戸ございます。その方が入れるようにということで、今現在更地になったところに住宅を建てるということで計画をしておりまして、当初は鉄筋コンクリート造の建物をつくるということで進めておりましたが、やはり景観法を準拠し、高野町が景観形成を図るために町が率先して取り組むべきではないかということもありまして、とりあえず木造建築を主体としたものを建てたいというふうに計画を変更しております。詳細な図面等につきまして、そのように木造を重視したものに変えるということで少し手間取っておりまして、立面等は配付させていただくことができておりませんが、そのような形で、今現在お手元の方にお配りしてるのは多分15戸、3LDK、2LDK、1LDKの計15戸の建設をするということで進めさせていただいております。  金額につきまして、事業につきましては3億ということで、一応予想の金額ということで、まだ金額、設計ができ上がってございませんので、一応予定の金額を計上させていただいたということでございます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) ありがとうございました。  この町道修繕工事6カ所、これは優先順位ということであると思いますが、まずとにかく修繕しなければいけない危険箇所なんかを特に最重点的に優先的にしてあげてほしいと思いますし、町道改修工事について4カ所あるということで、雨とあるいは陥没なんかで非常に危険な町道、それを対応していくということでありますが、これについても順位があるというんですが、やっぱり順位よりも必要性に、これはもう絶対だめやなということで、順位というよりもそういうあたり、これは重要性から見たときの方が、順番に言われたからと言われんと、やはりそういうあたりも十分勘案して、工事の順番にやっぱり着手していただいたらありがたいなと。また住民も喜んでくれるんじゃないかなとこう思いますので、その点は十分吟味されて工事にかかっていただきたいなとこう思っております。  それと、今の3期工事につきましては、木造ということでございます。15戸ということになりますと、やはり高野町のヒノキとか、あるいはやっぱり高野山に自生する樹木を使って、そしてやっぱり自然になじんだ木で建設するということを、やはり材料を使っていただくということと、私はまたこういう木造については高野の大工さんなんかが非常にそういう点についてはすばらしい手を持っている方もいらっしゃることだし、十分この地元の材料を使い、地元の方々にも厄介になるというようなことをできるだけ進んでやっていただいたら、非常に住民の皆さんも、また地域の材料を使っていただくということで、非常に啓発にもなると思いますので、積極的に取り組んでいただきたいなとこういうように思います。  そういうことで、どういうように展開されるかわかりませんが、どうぞいいすばらしい第3期工事になりますように祈っております。ありがとうございました。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 5時まで少し時間がありますので、1件だけ済みません。  この100ページにあります、ここにうぐいす谷団地建設の工事監理業務委託料とありますが、この中には設計料は含まれているんでしょうか、いないんでしょうか。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) この工事の監理業務の委託ということですので、工事を発注した後、いろいろと専門的な問題等も出てくるということで、そういう施工監理を委託するということでございます。これにつきましては、確認申請から始まりまして、後の法的な権利者まで含めた中での工事監理業務委託ということで御理解いただければと思います。  設計料はもう本年度、平成20年度で発注して設計を行っております、平成20年度で。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) もう皆さんお疲れのところ済みません。  いわゆる設計料が含まれていないということでありますので、この3億に対しまして1,000万という数字が出とるわけですけれども、これは監理の方ですけれども、大体3%。3%というのは大体考え方というんですか、相場に値するものなんでしょうか。その点をお願いします。  この監理業務というのは、確かに、今、山内である寺院が内装工事をやっておりまして、そして大分進行した中で、消防法にちょっと不適当なところがあるということで、せっかくやったところを今外して、やり直してるという話を聞いております。これは監理業者が責任持たなしゃあないなということをちょっとこの間そういう話を聞いたものですから、そういう業務だろうとこのように解釈いたしました。設計料は別だということであります。  それで、今平野議員さんが言われましたとおり、木造建築をやるということであれば、大きな会社が受けて、そして山内の建設業者に下請さすというようなことじゃなくて、木造の場合は山内の建築さんでもできると思いますので、平野議員に賛成をいたしまして、極力そういうような形で競争入札、ここの部分は何々建設、ここの部分は何々建設がやった建物だということを後に残るようなことにすれば、山内業者さんも力を入れてやっていただけるんじゃないかとこんなふうに思いますので、この点については議会でもこういう発言があったということは、もちろん記録には残りますけれども、担当される課長さんにはよろしく御配慮いただきたいとこんなふうに思います。その点、いかがですか。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) もちろん地元の業者の方を優先して、指名業者に入っていただくということも必要かと考えております。ただ、いろいろと入札の中でいろいろ行ってきた経過で言えば、なかなか町が設計した金額に対して値段が合わないというところが多々出てきております。そこらについて、どのような形でしていただくかということも検討しながら、地元の方にできるだけしていただくような方向で考えていきたいなというふうに思います。 ○議長(西辻頼数) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 山内の建設業者さんの方に相談するというか、協議して、できるだけそういった形でやっていただけるような方法をとっていただければとこんなふうに思います。やっぱり税収を考えないといけませんので、山内の業者にやっていただくことになれば、それだけ税収につながっていくものでありますので、その辺も考えていただきまして、御配慮いただきますようよろしくお願いいたします。  終わります。 ○議長(西辻頼数) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) お諮りします。  本日の会議はこれで延会にしたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(西辻頼数) 異議なしと認めます。  したがって、本日はこれで延会することに決定しました。  本日はこれで延会します。御苦労さまでした。               午後 4時50分 延会...