市貝町議会 > 2020-09-04 >
09月04日-02号

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  1. 市貝町議会 2020-09-04
    09月04日-02号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    令和 2年  9月 定例会(第6回)       令和2年第6回市貝町議会定例会(第2号)             令和2年9月4日(金曜日)午前10時開議出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   副町長       永山廣美  教育長       小森祥一   総務課長      木性正樹  企画振興課長    金田道宙   税務課長      永山良一  町民くらし課長   軽部 修   健康福祉課長    國井美由紀  農林課長      川上和幸   建設課長      渡邉隆憲  会計課長      横山昌夫   こども未来課長   滝田弘行  生涯学習課長    関澤孝浩-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開議宣告  午前10時00分            議事日程(第2号)第1 一般質問(1名)    8番 小塙 斉    1 公共下水道農業集落排水の台帳等の情報化及び地籍調査について    2 広報いちかいの刷新を求める    3 芸術・文化で地域おこしを第2 認定第1号 令和元年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第3 認定第2号 令和元年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第4 認定第3号 令和元年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第5 認定第4号 令和元年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第6 認定第5号 令和元年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第7 認定第6号 令和元年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第8 認定第7号 令和元年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第9 報告第4号 令和元年度健全化判断比率及び資金不足比率について第10 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて第11 議案第57号 市貝町固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて第12 議案第58号 教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて第13 議案第59号 市貝町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について第14 議案第60号 工事請負契約の変更契約の締結について第15 議案第61号 令和2年度市貝町一般会計補正予算(第6号)第16 議案第62号 令和2年度市貝町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(和久和夫)  ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △一般質問 ○議長(和久和夫)  日程第1、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △小塙斉 ○議長(和久和夫)  8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  皆さん、おはようございます。 本日は、早朝より傍聴に来ていただきました皆様には感謝を申し上げます。 議席番号8番、小塙斉でございます。 9月定例議会最後の一般質問者となります。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、町民の生命、健康、町の芸術・文化のため、将来を担う子供たちのため、是々非々の立場で町政の課題に取り組んでまいります。 それでは、さきの通告に従いまして3件の事項について順次質問してまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 1つ目の一般質問は、公共下水道農業集落排水の台帳等の情報化及び地籍調査についてお聞きをしたいと思います。 町の公共下水道農業集落排水台帳等の情報化を進める計画になっておりますが、鴻之宿農業集落排水は、築30年以上経過し、マンホールの場所が道路上になく、現状、畑地内にあり埋まっているところもございます。これまで、マンホールの場所の確認はもちろん、何年もマンホールや管の点検がなされていなかったことだと思っています。マンホールや管の位置を確認及び点検し、同時に、現在、他地域で進められている地籍調査を、問題となっている鴻之宿地域で地籍調査すべきと考えますが、町の考えを伺いたいと思います。 それに関連して、公共下水道農業集落排水台帳等の情報化を行うことになっておりますが、その現状、課題、今後の予定についてお聞きしたいと思います。 それから、昨日も同僚議員から地籍調査の件で一般質問ありましたが、その件についても多少触れさせていただきます。 2件目は、広報いちかいの刷新を求めるということでお聞きをしたいと思います。毎月23日に発行し、25日に新聞折り込みとなっている広報いちかいの編集会議等はどのように行われているのかをお聞きしたいと思います。 広報いちかいに対して、町民の意見やアンケートなどは取られているのでしょうか。広報いちかいは、町の情報を町民に伝え、町民の身近な記事を掲載し、町民に喜んで読んでもらうことが一番だと思っています。私は、広報いちかい、編集を刷新してはどうか伺いたいと思います。また、質問事項として、町長のコラム、毎回掲載になっておりますが、こういうものが必要かどうか。また、新春号で、町長、議長の各1ページを取りまして大きく挨拶等を掲載しておりますが、こういったものもどうなのかもお聞きしたいと思います。 また、町内各小・中学校のニュースや記事を載せてはどうか。町民の意見や広報いちかいに対しての感想を掲載する案はどうか。また、町内の各活動団体の紹介やニュースを載せてはどうかということについてもお聞きをしたいと思います。 3件目の一般質問ですが、芸術・文化でまちおこしをということについてお聞きをしたいと思います。 過疎化、少子高齢化や人口減少によって、地域を支える担い手不足が深刻な問題となっています。地域コミュニティーの維持が難しくなっているところもございます。そこで、新たな担い手として、都市部から意欲ある人を積極的に受け入れ、新たな視点や発想を基に、市貝町のすばらしい自然、文化、人材を再発見するために、地域おこし協力隊員、毎年行う芸術祭やゆかたまつりの開催・運営や、10月に改修工事の終わる市貝町町民ホールの運営、また、市貝町歴史民俗資料館入野家住宅保存・活用、芝ざくらまつり期間以外の芝ざくら公園の活用で、例えば彫刻展示などの企画・運営に携わってもらってもいいのではないでしょうか。幸い町内には、栃木県文化協会文化選奨受賞者が3名もいらっしゃいます。書道の方、それから彫刻の方、それと、平成元年度には洋画の方も受賞されています。そういったお三方の芸術・文化での地域おこしや生涯学習の推進の面で、城見ヶ丘大学の講師に協力していただくような考えはないのか、そういったことをお聞きしたいと思います。 町長、副町長、教育長はじめ各所管課長の皆さん方には簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙斉議員のご質問に対し順を追ってお答えいたします。 まず、1点目の公共下水道農業集落排水の台帳等の情報化及び地籍調査について申し上げます。 公共下水道農業集落排水台帳等の情報化についてでございますが、公共下水道事業につきましては、平成29年度に下水道台帳管理システムを構築し、平成10年度の事業開始以降の管渠等の台帳や図面等をデータ化しておりますので、引き続き、データの更新などシステムの適切な運用に努めてまいります。 農業集落排水事業につきましては、これまで、鴻之宿、赤羽西南両地区の農業集落排水処理施設維持管理組合のご協力を得ながら適正な維持管理に努めてまいりました。 農業集落排水は、供用開始から鴻之宿地区が30年、赤羽西南地区が18年が経過し、処理施設及び管渠等の老朽化が進行していることから、本年度、農山漁村地域整備交付金の低コスト型農業集落排水施設更新支援事業を活用し、両施設の現状を把握するための機能診断調査、及びその結果に基づき必要な対策方法等を定める最適整備構想の策定に取り組んでいるところでございます。 農業集落排水台帳等の情報化につきましては、機能診断調査の結果及び最適整備構想に従い、今後、取組を進めていく考えでございます。 また、地籍調査につきましては、市貝町地籍調査事業基本計画に基づき、土地利用の高度化が見込まれる赤羽地区を優先に実施してまいりたいと考えています。 続きまして、第2点目の広報いちかいの刷新について申し上げます。 まず、広報いちかいの編集会議についてでございますが、記事の掲載に当たってはその優先順位を、町政情報、町主催事業のお知らせ、2番目に、国・県が行うもので町民の暮らしに直接関わるもの、3番目に、その他、公益性が高く広報誌に掲載することが適当であると認めるものとし、掲載記事の選定を行っています。 広報編集委員会の設置はございませんが、掲載内容につきましては、その記事ごとに担当課において内容を検討し、担当課長及び総務課長の決裁を受けることとなっており、必要な情報が適切に掲載される体制となっております。また、発行に至る最終合意までのチェック体制でございますが、総務課の文書広報係、課長補佐及び課長による全体の内容の確認を行い、最終的には町長及び副町長の決裁を経て広報誌を発行しています。 次に、町民の意見やアンケート調査についてでございますが、本年度から広報モニター制度を導入いたしました。広報モニターとは、広報いちかいや町ホームページなどについてモニターの意見や感想、提案などを聞きながら、さらに親しみやすく分かりやすい情報の提供を目指すものです。公募委員を含め現在6名の委員で構成し、毎月、広報誌についての意見をいただき、すぐに対応できる指摘につきましては、意見を反映し改善を図っているところでございます。 次に、町長コラムの必要性についてでございますが、直近、豪雨、台風などの自然災害、新型コロナ感染症の拡大、少子化など情報量が飛躍的に増大する中で、自分が今住んでいる町は、あるいはこれから移住したいと思っている町はどのような町であるだろうかと思われる方が多いと思います。広報の役割は、町について様々な情報を隠すことなく、町民だけではなく内外に発信することが求められています。町の中で広まっている話題や行政に関する情報など、コンテンツの信憑性につきましては、発行責任者であるトップの存在がその信頼性を保証することになります。自治体の全ての責任を負うトップが様々な媒体に露出し、町の誇りや行政の信頼、さらにはまちづくりの関心を高めることは、町長に課せられた責務だと感じています。 次に、新春号で町長、議長の各1ページの挨拶は必要かとのご質問でございますが、町を代表する執行部の長と議決機関の長である議長の政治理念や方針について、内外のものに明らかにすることは必要なことだと思います。意外なことに、大阪の団体の幹部が町の広報を読んでおられて感想を寄せられこともございました。また、町出身者がよく読んでいると言って感想を寄せられたりしていることもあります。 町長と議長という町の両機関のトップが共通の言葉で、同じ方向で情報を発信することは、その町の様子について内外に知らしめることに効果的であるというふうに考えています。宮古島市をはじめ、特に市を中心に、年度初めに数ページに及ぶ施政方針が掲載されている場合が多く見られ、行政経営についての説明責任を果たすコーナーが目につきます。企業誘致や投資を呼び込んだり町に人を移住させたりするためには、町長と議長が熱く語りかけることは必要なことかと思います。 次に、町内小・中学校のニュースや町内各活動団体の紹介やニュースを掲載してはどうかというご提案でございますが、広報いちかいでは各小・中学校や団体の記事を表紙、「話題いろいろ」、特集記事などに掲載しております。それら、小・中学校関係記事の昨年度の掲載数は35回で、また、毎年3月号には「もうすぐ1年生」という特集を組み、各学校の新入生の数と各学校の教育目標や特徴を掲載しております。 各種団体の記事についても、いちかいシニアクラブ家庭教育支援団体などについて随時掲載したところです。多くの情報を収集し、より多くの団体の記事を掲載できるよう努力してまいりたいと思います。 最後に、町民の意見や広報いちかいに対しての感想を掲載してはどうかというご提案でございますが、広報モニターからいただいた意見をまとめ、年度末に広報誌に掲載できればと考えています。 広報誌は、申し上げるまでもなく、町と町民を結ぶ重要な情報伝達媒体と認識しています。今後につきましても、町民の皆様から親しまれる広報紙となるよう、新鮮で明るい話題や情報の提供に努めてまいりたいと考えています。 なお、3点目の芸術・文化で地域おこしをにつきましては、教育委員会所管でございますので教育長が答弁いたします。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  私からは、3点目の芸術・文化で地域おこしをについて申し上げます。 1つ目の地域おこし協力隊の活用についてでございますが、町では、ご存じのように、「町民ひとり 1文化 1スポーツ 1ボランティア」をスローガンに、生涯学習に係る各種事業を進めております。 町には、国指定重要文化財入野家住宅や、武者絵をはじめとしたすばらしい伝統文化が色濃く残り、また、多くの町民の皆様による芸術文化活動が活発に行われているところでございますが、地域おこし協力隊の制度を活用することによりまして、さらなるすばらしい自然・文化・人材の掘り起こしや、様々な事業の活性化が期待できるものと考えます。 町文化協会の自主事業として行っておりますゆかたまつりや、町と文化協会の共催事業「町芸術祭」など、町文化協会が実施主体となり、生涯学習課と協働し運営を行っているものがございますが、地域おこし協力隊には、これら各種芸術文化事業の運営を担っていただくことだけでなく、町民ホールや芝ざくら公園などの町の施設を活用した企画を実行していただくことで、新たな文化創造の可能性があるものと考えております。 また、歴史民俗資料館の各種企画展や、入野家住宅で行っています土日・祝日の内部開放、2月から3月に展示しております雛かざりや、4月から5月に展示しております五月人形、武者絵のぼりなどの季節のイベント、語り部や縁側めぐりなどの各種団体のイベント利用、映画のロケ地利用など、その利活用を図っているところでございます。地域おこし協力隊の協力を得られることは、新たな視点や発想によって斬新な企画を提案いただけるものと期待されます。 今後、地域おこし協力隊の制度を利用し、都市部からの人材を受け入れることで、町の文化財の利活用や芸術文化の振興、ひいては町の活性化につなげていけるのか、今後さらに検討してまいりたいと考えます。 次に、2つ目の県文化協会の文化選奨及び文化奨励賞受賞者に、生涯学習推進のため、城見ヶ丘大学の講師として協力していただいたらどうかについて申し上げます。 本町には、県文化協会において表彰を受け、第一線で活躍されている芸術家の方がいらっしゃいます。こういった方々の作品に触れたり直接指導を受けたりして、質の高い芸術を身近な場所で学ぶことは、町の文化振興に非常に有意義であると考えます。 今後、城見ヶ丘大学の講師としてご協力をいただけるような教室や講座を検討するとともに、町民の皆様に町内の芸術家の方々の作品に触れていただく機会を提供できればと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  順次再質問させていただきます。 1点目の公共下水道農業集落排水の台帳等の情報化及び地籍調査についてから質問させていただきます。 先ほど総括で申し上げましたとおり、鴻之宿地内には、農業集落排水マンホールの蓋が畑の中にあって、その上に土が盛られていたということでどこにあるか分からないような状況で、やっと探し当てたという状況でありました。ということは、これまでマンホールとその管渠について点検していなかったんじゃないかなと思うんです。その点についてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ご質問に対してご説明させていただきます。 鴻之宿地区の集落排水事業の施設の点検等につきましては、地元の方と協議会つくっていただきまして管理のほうをしていただいているところでございますが、マンホール一つ一つの点検につきましては、数もありますので、なかなか実施できていなかったところだと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  そこで、問題となっている地点の場所等については、今の地域の町民の方から、建設課、担当課と、また副町長、町長のところにも、どうなっているんだろうというような問合せとか相談が直接来ているかと思うんです。 そういったところで、まず鴻之宿地区においては30年前に農業集落排水を造ったということで、昔の図面のままの状況でありますので、その昔の図面をデータ化するとともに、次の地籍調査については、鴻之宿のマンホールと管渠の場所をしっかり確認するためにも、地籍調査を一緒に進めていったほうがいいんではないかなと思うんですが、そういう考えは町長どうなんでしょうか。非常にこの地区で困っている問題でして、優先順位として、今まで5番目、6番目だったところを次の赤羽の第3地区に格上げするとか、そういったことで地域のトラブルの解決にもなるものですから、そういった考えはあるのかちょっとお聞きをしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  ただいま小塙議員から、鴻之宿地内の個人の所有する畑地の中に町の公共施設である管渠が入っておりまして、その畑の地表にマンホールの蓋が出ているということですよね。
    ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  再度ちょっと説明をしますが、多分、以前は、町道のところを使ってその管がしかれてマンホールが埋まっていたと思われますが、その後、30年たつうちに近くの畑がそっちのほうまで行ってしまって、土を盛られたんじゃないかなというようなことであります。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  これ、一般質問の中でご質問を、事実関係が正確に伝わらない一般質問の中で答弁するというのは、非常に、町の執行者としてご答弁するのには十分ではないと思いますし、また議事録に載りますので、ここで私が不十分な情報の下に、最終的に町の考え方になってしまいますので、ご答弁するのは差し控えたいとは思いますが、今お話伺ったのでは、畑の中に……          (発言する者あり) ◎町長(入野正明)  今の説明だと畑の中にただ埋まっているだけですか、蓋が出ているとかじゃなくて。          (「マンホール」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  小塙議員、出て発言を。 ◆8番(小塙斉)  すみません、以前は多分、その町道の上にきちっと設計どおりにしかれたんだと思いますが、30年たつうちに町道の脇の畑が大きくなってしまったんじゃないかなと思います。それで、そのマンホールの上にまで土がかぶってしまっていったと。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  事実が分かれば私のほうで判断、芳賀台地土地改良区も同じようにやっていますので。 じゃ、ちょっと事実関係を今、明らかにしていただきまして大まかな考えを示したいと思います。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ただいまの質問について私のほうから説明させていただきたいと思います。 小塙議員がおっしゃっている地区につきましては、推測ではありますが、恐らく町道でなく法定外道路に布設した集落排水の管について、今、マンホールではないかと私は推測しております。法定外道路につきましては、管理が地元の使用している方や近隣の方、地元の方に管理していただいているということがございます。その管を布設した当初は、法定外道路ということで道として使われていた部分だとは思うんですが、そこを畑の利用者が恐らく畑として少し広げてしまったのかなということが想定できるものです。 道路につきましては、現在も機能としてはあるところだとは思いますので、その境界を確定するには、近隣の土地の所有者の立会いの下で境界を確定する必要があると思います。 あくまで推定ですけれども、以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  いずれにしましても、その鴻之宿地内の農業集落排水の図面のきちっとデータ化をきちっとしていただいて、場所は、マンホールはどこにあるんだというものを地域に示してもらいたいと思います。今までどこにあるか分からなくて、畑の中を掘ってやっと見つかったというような状況でありますので、これは管理する町としてきちっとやっていただきたいなと思っています。 そのデータ化については、これからしていくというようなことなんでしょうか。今年度、機能診断調査ということで予定されているようですが、その辺のデータ化の納期等についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  質問に対しましてご説明させていただきます。 公共下水道農業集落排水事業、こちらのデータ化につきましては、先程ありましたように、機能診断調査、そして、最適整備構想策定を今年度実施するところでございまして、そちらで今後の適正な管理計画を立てたいと考えております。 また、公共下水道農業集落排水事業につきましては、令和6年度の予算から公営企業会計に移行するように総務省のほうから要請が出ております。今年度から、これに向けて準備のほうを進めたいと考えておりまして、公営企業会計に移行する際には、固定資産のデータ、台帳、定義、こちらのほうが、公有資産の台帳整備が必要となってまいりますので、そちらの拾い出し等も行いまして、データ化をして管理したいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  今、地域で大変に問題になっておりますので、きちっと、場所はどこにあるんだというものを町としても確認していただいて、地域住民に対しても説明していただきたいと思います。 それと、ちゃんとそのマンホールが開けられるようになって、きちっと点検できるようにしてもらわないと、それは町も困りますし、住民が困りますので、きちっとやっていただきたいと思います。 次に2つ目の質問にいきたいと思いますが、広報いちかいの刷新を求めるということでありますが、広報いちかいは大体24ページぐらいですかね。毎月24ページを使いまして、そのうち町長のページが2分の1ページということで掲載されておりますが、いつも町長、公務で大変忙しい中、いろんな事業等もあって原稿を書くのも大変じゃないかなと思っております。 それで、他町の広報を読ませていただきますと、やはりそれぞれにいい点、悪い点がありますが、去年、私、川柳と俳句を、俳句は最近やらせていただいて、去年の町の芸術祭でたまたま俳句と川柳が特選に選ばれまして、本当にびっくりしまして、町長、教育長から賞状を頂きまして、これは、そういった表彰の記事とかそういったものが町の広報いちかいにも載るんじゃないかなと思って半分期待していたんですが、その後、載ることなくてそのままの状況なんですが、その短歌、俳句、川柳等の選者の方の選評とか、もっと作品を送っていただきたいとか、そういったこともありましたので、昔はもっと俳句を詠む人が町内にいたんだけれども最近は寂しいなというようなことで、その選者の意見といいますか、そういったことが載っておりましたので、町の芸術祭の記事、表彰者、また、表彰されたときに写真なんかも撮っていただいたんですが、そういうものをこの広報いちかいに載せれば、町民の方も喜びますし、送ってみようかなというような気持ちになると思うんです。 そういった意味で、広報いちかいの取上げ方といいますか、その辺はどういった基準でやっているのかなと思いまして、その点についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 広報いちかい編集、また、その発行する基本方針というのを、平成29年9月に要綱をつくりまして、その基本方針に基づいて行っております。その中でも、重要な情報を盛り入れる、また、行政課題は企画性を持って取り上げて町民の関心を保つ、また、写真、図解等で解説をしながら分かりやすく、また、町民に親しまれ、明るい話題や情報の提供に努めるというようなことでございます。 各課事務事業、行事等に関しましては、現在、広報のほうは、大まかな年度間の事業スケジュール等に合わせて、各月ごとに大まかな所管課で行う行事なども頭に入れながら、年度の発行スケジュール等を決めてございます。 さらに、それより細かく、次の月、また翌々月に掲載するものというのは、現在、各担当課、担当者がグループウエア、庁内で結んでおりますパソコンで、こういう記事があるよ、こういう行事があるよ、まず情報を交換いたしまして、あとは全体的にはメッセージボード、掲示板のようなものがございます。それで、広報いちかいの掲載につきましては、各課長のほうもありましたらというような形で募って掲載のほうをさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  今年、コロナ禍で、小・中学校のスケジュールがどうなるか分からないような夏休みの状況であったり、いつ登校できるのか、いつ子供たちが帰ってくるのかとか、大変難しい問題等がありまして、そういったコロナ禍においての町の予定、学校の予定、子供たちは何をやっているんだろうというようなことも、町民はもっと知りたかったんじゃないかなと思っています。 それと、コロナ対策に対する経済支援についても、もうちょっと町民に親切に知らせてもよかったのではないかなというような思いもありますし、子供たちが部活もできなかったというようなことで、できなかったけれども、こんなことをやっていたよというような、そういった発信とかそういったものがあってもよかったのではないかなと思っています。自分の子供はもう卒業して、小・中学校の後援会費を毎年納めているわけなんですが、そういう気になっている町民もたくさんいると思いますので、そういった部分はぜひ発信していただきたいと思います。 それと、町長の町長コラムについては、県内の広報誌を見ましても、まず、町長が毎月掲載している広報誌は見つけるのが難しいです。町長がその2分の1ページを毎月使うということは、ちょっと道を外れると広報誌の政治利用にもつながってくると思いますので、ぜひその点は改めていただきたいと思います。それは要望ですが。 それと、3点目の質問に移りますが、芸術・文化で地域おこしをということでお聞きをしたいと思います。 県内には、大田原市で彫刻刀のまちおこしを仕掛けている宇都宮大学の先生方もいらっしゃいますし、群馬県では中之条町でそういう地域おこしの方を使った芸術・文化の振興を図っている例もございますので、この3名の先生方を使っていただいて城見ヶ丘大学の講師に来年度からぜひ考えていただきたいと思っているんです。その点について再度お聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  ただいまの質問についてご説明申し上げます。 地域おこし協力隊については、各種芸術文化事業をはじめ、どのような活動につなげていけるか、今後、調査・研究してまいりたいと思います。 また、城見ヶ丘大学の講師として芸術選奨を取った先生方にご協力いただけるかにつきましても、どのような教室講座ができるか検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 まず、小・中学校の休校等のお知らせ、連絡でございますが、それを含めまして、広報毎月発行のほかに、広報いちかいなど臨時号を4月2回、5月2回、7月1回というふうに、各月と別に出させていただいたところではございます。 しかしながら、その学校に関する情報というのが不足していたというご指摘でございますので、教育委員会のほうからは、学校関係者、保護者の皆様には各戸別には連絡のほうは取っているということでございましたが、また町のほうからお知らせといたしまして、そういった部分でもし即時性、すぐに伝えなきゃいけないようなことはホームページを通したり、また、各学校ごとに毎月、学校だよりというのも出ておりますので、そういった中で町民の皆様にもお知らせいただけるようにご提案申し上げていきたいかなと思います。 それで、それぞれ広報誌というのは、各市町、工夫を凝らして特色というのを出しているものかと思います。町長コラムにつきましては、ご意見などはいろいろ、ただいまいただいてはいるところでございます。 今年度から、特に広報に関しまして広報モニターというのを6名ご委嘱申し上げまして、毎月、これまで発行した広報誌の感想などをいただいているところでございます。その中には、今月の特集記事はどうでしたか、町長コラムはどうでしたか、個別にご意見を聞いておりますので、年度末になりましたらば、モニターさんの意見等を広報のほうに、こういう意見ございましたというようなことで掲載させていただきまして、あと、その広報誌の編集内容等につきましても、今年度、モニター委嘱したわけでございますので、町民の皆様からご意見いただく方法等、こうしたほうがいいとかご意見をいただきながら、広報の発行、編集のほうには努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  ありがとうございました。 広報等については、町民が読んで明るく楽しくなるような記事、そして、あるようにしていただきたいと思います。また、これからは、広報誌だけでなくて、SNSを使ったそういう広報も必要になってくるかと思いますので、そういった分野での検討もしていただければと思っています。 それと、3点目の芸術・文化で地域おこしなんですが、入野家住宅等の利活用の問題等がまだ残っているかと思います。何千万もかけて屋根を直したり、また、屋外のトイレの設置についてもしておりますので、そういう税金を投じた公共施設をうまい具合に使っていただきたいと思います。 そういったことをお願いしまして、今回、私の一般質問は終わりにさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時10分とします。                         (午前10時56分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                         (午前11時10分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  小塙斉議員の質問をもって通告者全員の一般質問が終了しました。----------------------------------- △認定第1号~認定第7号の一括上程、説明、報告 ○議長(和久和夫)  日程第2、認定第1号「令和元年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について」、日程第3、認定第2号「令和元年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第4、認定第3号「令和元年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第5、認定第4号「令和元年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第6、認定第5号「令和元度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第7、認定第6号「令和元年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第8、認定第7号「令和元年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」、以上認定7件を一括議題といたします。 直ちに町長の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  ただいま一括上程されました認定第1号「令和元年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について」、認定第2号「令和元年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第3号「令和元年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第4号「令和元年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第5号「令和元年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第6号「令和元年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第7号「令和元年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」、順を追ってご説明いたします。 令和元年度の決算状況でございますが、歳出需要が多様化している中、限られた予算で第6次市貝町振興計画に掲げた諸施策の着実な実行を図るべく、各会計において経常経費の削減に努めながら、各事業ともほぼ計画どおり執行することができました。 これもひとえに、国・県等の関係機関、議員の皆様及び町民の皆様のご指導、ご協力のたまものと深く感謝を申し上げる次第でございます。 それではまず、認定第1号「令和元年度一般会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 令和元年度の一般会計歳入決算額は、前年度と比較いたしまして3.5%増の55億2,204万3,627円、歳出決算額は2%減の48億6,939万2,394円でありました。 歳入増額の主な要因は、普通交付税及び町債の増額によるもので、歳出については町道改良事業の減額によるものでございます。 予算現額を当初予算と比較いたしますと、当初予算額47億4,000万円に対し、平成30年度からの繰越事業費及び補正予算を合わせて5億9,811万8,000円の増となり、率にいたしまして12.6%の伸びとなりました。また、歳出予算に対する執行率は91.2%で、前年度と比較し1.4ポイント下回りました。 また、歳入歳出差引残額6億5,265万1,233円から令和2年度へ繰り越すべき財源1億1,302万9,000円を控除した実質収支額は5億3,962万2,000円となり、標準財政規模に対する割合である実質収支比率は15.3%となっております。 それでは、歳入歳出について款別に概要を申し上げます。 まず、歳入から順を追ってご説明申し上げます。 1款町税は、収入全体の45.2%を占めており、近年の赤羽工業団地内の企業による設備投資や好調な業績及び太陽光発電設備の増加により、固定資産税及び法人町民税は引き続き高い水準にあります。なお、徴収率は96.4%で、前年度比0.6ポイント上昇いたしました。 次に、2款地方譲与税は、市町村の道路延長等に応じて交付される地方揮発油譲与税及び自動車重量譲与税に加え、新たに森林環境譲与税が創設されております。 3款利子割交付金、4款配当割交付金及び5款株式等譲渡所得割交付金につきましては、各県税に係る交付金であります。 続いて、6款地方消費税交付金は、昨年10月の消費税率引上げに伴う増収が、令和元年度は僅かである一方、増税の反動による消費の減少が影響し、前年度と比較し減額したものと思われます。 7款ゴルフ場利用税交付金は、一部ゴルフ場の閉鎖により減収となっており、8款自動車取得税交付金につきましては、消費税率引上げと同時に廃止されましたので、半年分の収入でございます。 9款地方特例交付金は、住宅借入金等特別控除による減収補填等のほか、消費税率引上げ分で財源を賄う幼児教育の無償化に係る経費について、令和元年度はその増収が僅かであることから、国が当該経費を全額負担する子ども・子育て支援臨時交付金が交付されました。 次に、10款地方交付税でございますが、収入の内訳は、普通交付税として6億787万3,000円、特別交付税は1億3,839万4,000円、震災復興特別交付税が439万8,000円の歳入となっており、前年度と比較いたしますと約2億3,300万円の増額となっております。増額となった主な要因は、前年度調定額から算定される当該年度の法人税割町民税の推計収入額減少に伴う基準財政収入額の減及び過年度算定の錯誤により普通交付税が増額となったものです。 11款交通安全対策特別交付金は、道路交通法による反則金を財源として、交通事故発生件数等に応じて市町村に交付されるものでございます。 12款分担金及び負担金の主なものは保育所運営費扶養義務者負担金で、13款使用料及び手数料は、市貝温泉健康保養センター、町営住宅などの使用料、戸籍及び税関係などの各種証明手数料の収入です。 次に、14款国庫支出金の主なものは、私立保育園及び認定こども園に係る子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金、障害者自立支援給付費負担金等でございます。 15款県支出金につきましては、こども医療対策費補助金等の児童福祉に係る補助金、多面的機能支払交付金等の農業費補助金が主なものです。 16款財産収入は、基金の利子及び町有地売払い収入等で、17款寄附金につきましては、一般寄附金やふるさと応援寄附金等でございます。 続いて、18款繰入金は、後年度の財政需要や公共施設の老朽化等に対応するため、財政調整基金や教育施設整備基金の取崩しを抑制し、前年度と比較すると3億5,000万円余りの減額となっております。 19款繰越金は、平成30年度の決算剰余金であり、20款諸収入の主なものは、中小企業融資資金預託金収入や、前年度分の介護保険特別会計の精算金等でございます。 21款町債につきましては、臨時財政対策債のほか、辺地地区の道路改良事業及び芝ざくら公園整備事業に充当した辺地対策事業債、並びに町民ホール及び農業者トレーニングセンターの耐震改修事業に充当した緊急防災・減災事業債の3件でございます。 22款環境性能割交付金は、消費税引上げに伴い導入された自動車税環境性能割交付金であります。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 歳出決算額につきまして、歳出全体に占める目的別経費の割合を申し上げますと、民生費が30.9%、総務費が15.5%、教育費が12.0%と上位を占めております。 それでは、歳出の概要について款別にご説明いたします。 1款議会費は、議会運営全般に要した経費であり、2款総務費は、事務及び財産管理、広報、町税の賦課徴収、戸籍事務に要した経費であり、前年度と比較し、住民票等のコンビニ交付導入に係る経費、町議会議員及び参議院議員選挙に係る経費が増額しております。 3款民生費の主なものは、障害者自立支援事業、保育施設等運営事業、児童手当支給事業、こども医療費及び妊産婦医療費助成事業のほか、各特別会計への繰り出しに要した経費であります。3款民生費の総額を前年度と比較しますと、約6%、8,600万円ほどの増額となっておりますが、これは主に、平成30年度より繰り越しましたサシバ未来館整備事業によるものでございます。 次に、4款衛生費は、健康診断や予防接種などの町民の健康管理及び環境衛生事業、保健福祉センター・市貝温泉健康保養センターの管理運営に要した経費、ごみ処理・し尿処理費の分担金等として支出したものであり、前年度と比較し、芳賀赤十字病院建設に係る負担金が皆減となっております。 5款労働費は、共同高等産業技術学校の分担金で、6款農林水産業費は、担い手農家や新規就農者等への各種補助金、農業委員会運営費のほか、農道整備事業や椎谷地区土地改良事業などの農業基盤整備に係る経費等を支出したものであります。 7款商工費につきましては、町の商工振興、観光事業及び道の駅の管理運営等に要した経費であり、主なものは、芝ざくら公園活性化整備事業及び赤羽工業団地内企業へ交付した企業立地奨励金でございます。 続いて、8款土木費は、国庫補助事業や起債を活用して町道谷中東線や塩田・続谷線などの改良事業を実施するとともに、町道、公園、町営住宅等の維持管理、生活排水処理の改善等、より安全で快適な生活基盤の整備に努めたところであります。支出済額は、前年度と比較し1億7,000万円余りの減額となっておりますが、主な要因といたしましては、町道改良及び維持修繕事業費が大幅に減額したことによるものです。 9款消防費は、消防費全体の約8割を占める常備消防に対する分担金、自治消防団の活動に要する経費のほか、近年は、災害時の迅速かつ正確な情報伝達機能や、避難所の整備充実を重点的に実施しております。 10款教育費の主なものは、市貝小学校校舎天井改修事業や図書館の指定管理料でございます。また、新規事業として、交流都市協定を締結した宮古島市への小学生派遣事業も実施いたしました。 次に、11款災害復旧費につきましては、昨年の台風19号により被災した農道、林道及び水路等の農林業施設、並びに町道2路線の橋梁護岸に係る災害復旧費でございます。 12款公債費は、元金63件、利子67件の支出でございました。町債の残高につきましては、平成18年度以降減少傾向にございますが、今後も適正な借入れ及び償還に留意し、健全な行財政運営に努めてまいりたいと考えております。 最後に、13款予備費は、認定こども園の施設型給付費、市貝小バレーボール全国大会出場費補助金など11件に充用いたしました。 以上が令和元年度市貝町一般会計歳入歳出決算の概要でございます。 次に、認定第2号「令和元年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 本年度の予算額12億1,349万7,000円に対する収入済額は13億391万3,252円であり、予算額との比較は9,041万円余りの増となりました。また、支出済額は11億9,279万1,194円であり、執行率は98.29%となってございます。 歳入歳出決算額の実質収支額は1億1,112万2,058円となり、令和2年度へ繰越しをするものです。 それでは、歳入について款ごとに概要をご説明申し上げます。 1款国民健康保険税は2億3,925万3,920円で、決算額における構成比は18.35%となっております。平均世帯数1,650世帯、平均被保険者数2,824人で、1世帯当たりにいたしますと14万5,002円、被保険者1人当たりは8万4,721円となりました。 一般被保険者国保税の医療給付費分現年課税分の収納率は95.19%であり、同じく後期高齢者支援金分現年課税分につきましては95.04%となりました。また、介護納付金分現年課税分につきましては収納率93.10%となっております。 2款一部負担金は収入がございません。 3款使用料及び手数料は、国民健康保険税の未納者に対する督促手数料といたしまして、1,491件分、14万9,100円となっております。 4款国庫支出金は、社会保障・税番号制度システム改修に伴う補助金の収入でございます。 5款県支出金は、療養給付費、療養費、高額療養費など保険給付費に対する交付金や、特定健診等負担金などの財政基盤の確立と国民健康保険事業の健全な運営に資するために交付される交付金であり、栃木県より交付された8億1,552万6,914円の収入でございます。決算額に対する構成比は62.54%でございます。 6款財産収入の484円は、高額療養費貸付基金及び財政調整基金の利子であり、7款繰入金は、国及び県の保険基盤安定負担金を含めた一般会計からの繰入金で、7,787万7,966円の収入でございます。 8款繰越金1億6,419万4,457円は、前年度からの繰越金でございます。 9款諸収入614万411円は、延滞金や第三者納付金及び70歳から74歳までの前期高齢者の医療費に係る一部負担金の返納金でございます。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費は、国民健康保険の事務に係る経費及び国民健康保険運営協議会等に要した経費で、1,336万335円の支出であります。 2款保険給付費は、被保険者の療養給付費、高額療養費及び出産育児一時金等の経費として7億8,912万2,469円の支出であり、決算額に対する構成比は66.16%を占めております。 3款国民健康保険事業費納付金は、財政運営主体が県となったことによる県への納付金で、3億7,038万5,607円を拠出し、構成比は31.05%であります。 4款財政安定化基金拠出金は支出がございませんでした。 5款共同事業拠出金は、保険者間の財政安定化及び事業の効率化を図る目的で国保連合会が行っている共同事業に対し拠出するもので、10万3,077円の支出であります。 6款保健事業費は、特定健診事業及び疾病予防の普及等に要する経費として1,348万8,819円を支出し、7款積立金は、国民健康保険高額療養費貸付基金の利子等2,000円の積立てでございます。 8款公債費につきましては支出がございませんでした。 9款諸支出金は、被保険者への国民健康保険税還付金及び療養給付費負担金精算に伴う返還金など、632万8,887円を支出いたしました。 10款予備費につきましては支出はございませんでした。 今後も、国民健康保険特別会計の健全な運営に努めながら、地域住民医療の安定確保と健康の保持増進を図ってまいります。 以上が令和元年度市貝町国民健康保険特別会計の歳入歳出決算の概要でございます。 認定第3号「令和元年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 予算額1億799万5,000円に対する収入済額は1億866万7,932円となり、予算額と比較し約67万3,000円の増となりました。また、支出済額は1億587万4,240円、予算に対する執行率は98.04%となりました。 歳入歳出決算額の実質収支額は279万3,692円となり、令和2年度へ繰越しをするものです。 それでは、歳入からご説明申し上げます。 1款後期高齢者医療保険料は8,153万7,463円で、被保険者から納めていただいたものです。被保険者数は年度末で1,612人であり、保険料率は均等割額が4万3,200円、所得割額が8.54%となっておりますが、低所得者への支援策として、所得額に応じた均等割額の軽減措置を設けております。 2款使用料及び手数料は、督促手数料143件分で1万4,300円の収入であり、3款国庫支出金は収入はございませんでした。 4款繰入金は、保険料の軽減に伴い、保険基盤を安定させるために一般会計から繰り入れたもので、2,467万9,160円でございます。 5款繰越金は前年度からの繰越金であり、6款諸収入につきましては、延滞金や過年度分の保険料精算金として14万8,800円の収入がありました。 次に、歳出についてご説明いたします。 1款総務費は、後期高齢者医療制度運営に係る事務経費として173万4,717円を支出し、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、被保険者から納めていただいた保険料と、保険基盤安定繰入金分を後期高齢者医療広域連合へ納付するもので、1億399万2,823円の支出でございます。 3款諸支出金は、過年度分の保険料還付金で、14万6,700円を支出いたしました。 4款予備費は支出はございませんでした。 以上が令和元年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 認定第4号「令和元年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 それでは、まず保険事業勘定の決算からご説明申し上げます。 令和元年度歳入決算額は9億6,104万407円、歳出決算額は9億1,785万8,961円であります。前年度の決算と比較いたしますと、歳入では1.5%の増、歳出においても3.3%、約2,964万円の増額となっております。増額の要因といたしましては、介護サービスの利用者増に伴い保険給付費が約2,500万円増加したことや、地域支援事業費が約480万円増加したことなどが主な理由でございます。 歳入歳出決算額の実質収支額は4,318万1,446円となり、令和2年度へ繰越しをいたします。 なお、令和2年3月末の第1号被保険者数は3,373名となっており、前年度より46名の増加、要介護・要支援認定者数は523名で、1名の増となっております。 それでは、歳入から順を追ってご説明申し上げます。 1款保険料の収入済額は2億68万9,350円で、調定額に対する収納率は97.7%でございます。 2款使用料及び手数料は、督促手数料であります。 3款国庫支出金は、保険給付費に要する経費の定率負担分と、保険料の格差是正を目的とした財政調整交付金及び地域支援事業交付金の合計2億286万4,635円が交付され、歳入全体の21%を占めております。 4款支払基金交付金は、介護給付費交付金及び地域支援事業交付金の合計2億3,186万6,000円が交付されました。 5款県支出金は、保険給付費に要する経費の定率負担分と地域支援事業交付金を合わせた1億2,710万6,992円の交付となりました。 6款財産収入は、介護給付費準備基金の預金利子でございます。 7款繰入金は、町の保険給付費に要する経費の定率負担分と、地域支援事業繰入金、事務費繰入金、低所得者保険料軽減分の合計で、1億3,940万7,548円を繰り入れました。 なお、3款から5款、7款の公費負担分につきましては令和2年度において精算いたします。 続きまして、8款繰越金は前年度からの繰越金で、9款諸収入につきましては、介護保険料の延滞金収入でございます。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費は、介護保険の事務に要する経費、保険料の賦課徴収及び介護認定審査等に要する経費で、1,524万128円の支出であります。 2款保険給付費は8億3,945万9,715円の支出で、歳出総額の91.5%を占めております。 主なものは、まず、要介護1から5の方が利用する介護サービスに対する給付として、訪問介護やデイサービス、ショートステイ等に給付する居宅介護サービス給付費が3億4,580万8,604円、認知症対応型グループホーム等の利用に対する地域密着型介護サービス給付費が1億2,305万439円、特別養護老人ホーム等の施設入所者に対する施設介護サービス給付費は2億7,247万3,015円、ケアプラン作成に要する経費、居宅介護サービス計画給付費として3,830万8,996円を支出してございます。 続きまして、要支援の認定者のサービス利用に対して給付する介護予防サービス給付費は504万7,731円、ケアプランを作成する介護予防サービス計画給付費は194万6,310円となっております。 さらに、利用者負担が一定額を超えた場合に給付する高額介護サービス費や高額医療合算介護サービス費については、合わせて1,879万6,219円となりました。 特定入所者介護サービス費は、低所得者に対して居住費及び食費を補足給付するもので、2,877万1,283円を支出いたしました。 3款基金積立金は、介護給付費準備基金へ利子分として9,000円を支出いたしました。 4款地域支援事業費は、介護予防の事業や地域包括支援センターの運営経費として4,058万1,157円の支出でございます。 5款諸支出金は、平成30年度の保険給付費等の精算確定により、支払基金及び国・県・町への返還金でございます。 6款予備費は、介護保険システムのパソコン等備品購入費として43万3,000円を1款に充用いたしました。 続きまして、介護サービス事業勘定についてご説明いたします。 予算額230万円に対する歳入決算額は609万8,450円、歳出決算額は85万7,730円となり、実質収支額は524万720円で、令和2年度へ繰越しをするものです。 それでは、まず歳入から申し上げます。 1款サービス収入の収入済額は194万6,310円で、要支援の認定を受けた方に対するケアプラン作成料の収入となっております。 2款繰越金は前年度からの繰越金です。 3款諸収入は収入がございませんでした。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費は、地域包括支援センターの事務経費として29万3,940円の支出であり、2款事業費は、要支援者の介護予防サービス計画を作成する事業者への委託料として56万3,790円を支出いたしました。 以上が令和元年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 続きまして、認定第5号「令和元年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 令和元年度における鴻之宿地区農業集落排水処理施設の利用戸数は115戸、処理人口は354人であり、また、赤羽西南地区農業集落排水処理施設の利用戸数は363戸、処理人口は1,164人で、地域の農業用水や水利施設の保全、生活環境の改善に寄与しているところでございます。 本会計の歳入合計は8,599万5,932円、歳出合計は7,978万5,394円で、予算に対する執行率は97.1%であります。また、歳入歳出差引残額の621万538円が令和2年度へ繰越しとなります。 それでは、歳入についてご説明申し上げます。 1款使用料及び手数料につきましては、鴻之宿地区及び赤羽西南地区処理施設の使用料について、それぞれ516万834円、1,706万8,032円の収入がございました。 2款財産収入の2,753円は、農業集落排水処理施設維持管理基金の利子でございます。 3款繰入金の5,506万8,000円は、町債の償還金に充当するため一般会計から繰り入れたものであります。 4款繰越金の864万6,313円は、平成30年度からの繰越金でございます。 5款諸収入の5万円は、赤羽西南地区農業集落排水加入金の分割納付分でございます。 次に、歳出について申し上げます。 1款1項総務費の支出済額は280万5,550円です。農業集落排水使用料賦課徴収業務委託料及び消費税納付金等が主な支出でございます。 2項施設管理費の支出済額は2,191万2,424円です。鴻之宿地区及び赤羽西南地区処理施設の電気料及び保守管理委託料等の維持管理に要した費用でございます。 2款公債費の支出済額は5,506万7,420円です。平成10年度から平成14年度までに借り入れた起債11件の元利償還金でございます。 3款諸支出金の支出はございませんでした。 4款予備費の充用はございませんでした。 以上が令和元年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 認定第6号「令和元年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明いたします。 公共下水道事業につきましては、平成17年3月28日に48ヘクタールで供用開始し、現在は、多田羅及び赤羽地区の100.1ヘクタールで処理を行っているところでございます。 本会計の歳入合計は2億6,646万850円、歳出合計は2億3,093万9,980円で、予算に対する執行率は90.2%であります。また、歳入歳出差引残額の3,552万870円が令和2年度へ繰越しとなります。 それでは、歳入についてご説明申し上げます。 1款分担金及び負担金につきましては、公共下水道受益者負担金として、65世帯分、637万500円の収入がございました。 2款使用料及び手数料は、下水道使用料として3,193万4,290円、各種手数料として9万7,500円の収入がございました。 3款国庫支出金の4,750万円は、赤羽地内の管渠築造工事費及び設計積算、現場技術業務等に対する国庫補助金でございます。 4款繰入金の9,287万5,000円は、町債の償還金に充当するため一般会計より繰入れしたものでございます。 5款繰越金の3,183万3,504円は、平成30年度からの繰越金でございます。 6款諸収入の195万56円は消費税の還付金でございます。 7款町債につきましては、令和元年度に行った管渠築造工事等に対して5,390万円を借り入れたものでございます。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款1項総務費の支出済額は548万5,656円です。使用料の賦課徴収業務委託料及び公共下水道台帳整備業務委託料が主なものでございます。 2項施設管理費の支出済額は2,139万2,537円です。水処理センターの電気料、維持管理業務委託料及び汚泥処理委託料が主なものでございます。 3項建設費の支出済額は1億1,118万7,605円です。赤羽地内の管渠築造工事請負費及び工事設計委託料が主なものでございます。 2款公債費の支出済額は9,287万4,182円です。平成10年度から平成30年度までに借り入れた起債30件の元利償還金でございます。 3款予備費の充用はございませんでした。 以上が令和元年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 次に、認定第7号「令和元年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 まず、予算総額は、歳入歳出それぞれ485万5,000円であります。これに対する収入済額は584万7,535円であり、99万2,535円の増となっております。また、支出済額は249万円で、執行率は51.3%でございます。実質収支は335万7,535円で、令和2年度へ繰り越しいたします。 それでは、歳入についてご説明申し上げます。 1款償還金収入は、現年度分が28名で405万円、過年度分が4名で17万円でございます。 2款財産収入975円は、奨学基金の利子でございます。 3款寄附金は収入がございませんでした。 4款繰入金5万5,000円は、一般会計からの繰入れでございます。 5款繰越金157万1,560円は、平成30年度からの繰越金でございます。 6款諸収入は収入がありませんでした。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費45万円は、基金への積立金でございます。 2款事業費204万円は、大学生8名及び高校生1名に貸与した奨学金でございます。奨学金の貸与額は、大学生及び専門学校生が月額2万円、高校生は月額1万円でございます。 3款予備費は充用がありませんでした。 以上が令和元年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 以上のように各会計ごとにご説明申し上げましたが、詳細につきましては、予算執行状況報告書を配付してございますので、ご覧いただきたいと思います。 なお、決算に当たりましては、本日出席されております監査委員の審査をいただいております。審査結果につきましては、お手元に配付のとおり、決算審査意見書のとおりでありますが、ご指摘いただいた点は、今後の財政運営に十分反映させてまいりたいと存じます。 この後、来週より、委員会において議員の先生方にはご審議をいただくことになりますが、本決算が原案のとおり認定されますようよろしくお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時といたします。                         (午前11時58分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後1時00分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから水沼代表監査委員より決算審査について意見を求めます。 水沼誠代表監査委員、登壇願います。          (代表監査委員 水沼 誠 登壇) ◎代表監査委員(水沼誠)  決算審査報告を申し上げます。 去る7月29日、30日、31日、8月3日及び4日の5日間にわたり決算審査を行いましたので、その結果について申し上げます。 令和元年度一般会計、特別会計の歳入歳出決算について、関係諸帳簿、証拠書類を慎重に審査し、併せて関係課局長及び課長補佐、係長から説明を求め、審査を行いました。 その結果、令和元年度の一般会計及び特別会計の総計決算額は、歳入82億6,006万8,000円、歳出は73億9,998万9,000円であり、形式収支額は8億6,007万9,000円、実質収支額は7億4,705万円となりました。 各会計とも、出納閉鎖の時期は適正であり、決算書を調製して法定期日までに提出されました。計数等に誤りはなく、各会計とも黒字決算でありました。予算執行状況についてもおおむね適正であると認められ、全般的に健全な行財政運営がなされていたものと判断いたしました。 予算の執行に当たり、収支の均衡を維持しながら財政を運営すべく努力された結果であると考えられます。 まず、一般会計から申し上げます。 審査意見書3ページをご覧ください。 令和元年度の一般会計は、歳入55億2,204万3,000円、歳出は48億6,939万2,000円であり、形式収支額は6億5,265万1,000円、繰越明許費を控除した実質収支額は5億3,962万2,000円となりました。 歳入は、前年度と比較して3.5%に当たる1億8,420万3,000円の増となりました。また、自主財源比率は、5ページに記述しておりますが、前年度より7ポイント減少し59.7%となり、依存財源比率が40.3%となりました。 次に、6ページ、財政分析指標を見ますと、財政力指数は前年度から0.03ポイント上がり、0.82となっております。平成27年度以前からほぼ横ばいの状態の0.7台で推移していましたが、今回、0.8台へと向上しており、おおむね良好であると判断いたします。 経常収支比率については、財政構造の弾力性を測る指標として用いられているもので、85.9%となっています。比率が低いほど、普通建設事業費等の臨時的経費に充当できる一般財源に余裕があることを示しています。今後も引き続き、経費の節減に努められるようお願いするところです。 また、実質公債費率は6.6%となり、前年度から0.8ポイント減少しております。平成27年度からの推移を総合的に見ますと、公債費率に対する努力と配慮がうかがえ、今後も継続した努力を望むものです。 将来負担比率は、前年度比0.6ポイント減少して16.2%となっています。将来の負担に備えて基金残高を確保するとともに、事業全体の見直しなどを行い、無理な負担を将来に残さないよう、計画的な起債発行に努めていただきたいと思います。 次に、7ページになりますが、歳入のうち、町税の収納状況は、下段の表のとおり、収納率が前年度より0.6ポイント向上し、督促などの徴収対策、栃木県真岡県税事務所との連携の成果が現れているものと判断します。 未収入額は約8,411万円であり、税負担の公正かつ公平性の確保と行政に対する信頼性の観点からも、継続した滞納対策を望むものです。 8ページの歳出においては、③のイで記述してあります予算流用は41件、1,758万3,000円となり、前年度と比較した流用件数は13件の減でありました。 また、予備費の充用は11件、679万6,000円支出されております。予算の変更については議会の承認が基本であり、特例的な措置であるため、充用に当たってはより慎重に行ってください。 次に、ロの資金前渡については193件であり、平成30年度と比較し66件の増となっています。精算までに2か月以上の期間を要したものが3件ありましたので、支払い完了後、速やかに精算されますよう心がけてください。なお、正当債権者への支払い及び精算は適正に行われていました。 続くハの不用額については4億6,872万6,000円で、繰越額を差し引くと1億9,308万6,000円余りとなりました。予算の承認を認めた議会に対する審議と相互牽制を働かせるために、決算見込みが確定した後、執行残の大きなものについては減額補正すべきと考えます。 次に、特別会計について申し上げます。 特別会計は、審査意見書の9ページから11ページにかけて述べておりますが、おおむね適正であったと認めます。国民健康保険特別会計の保険税の収入率は対前年度比1.6ポイント増え、現年度分の未納者も減少し、徴収努力がうかがえます。 また、農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業特別会計においても、管理運営の基本となる使用料の滞納が見られます。負担の公平性の確保と受益者負担の原則の観点から、引き続き、積極的な未納者対策を望むものであります。 次に、11ページ下段にあります公有財産について申し上げます。 土地・建物、有価証券、出資による権利及び物品等について、いずれも関係書類と符合しており、正確でありました。 なお、普通財産は町民から負託された貴重な財産であり、町民のための施設であることを念頭に適切な維持管理に努めていただきたいと思います。また、充実した維持管理には多大な負担が生じることから、未利用財産等全ての財産について、長期的な視野の下、新設、統廃合を含め効率的な利活用計画の策定を望むものです。 続いて、12ページの基金について申し上げます。 特定目的のために財産を維持し資金を積み立てる基金15件は、審査意見書13ページにおいて述べましたが、目的に沿った確実な運用がなされているものと認めます。 最後に、当町では、平成28年度を初年度とする第6次市貝町振興計画基本構想、前期基本計画が最終年度を迎え、事業の総仕上げを行っているところと思われます。事業の進捗管理や事業効果の検証を的確に行うことにより、令和3年度からスタートする同振興計画後期基本計画の策定に資すると同時に、新年度予算の適正な編成につながることを期待するものです。 今後とも、町民に対する情報提供と説明責任を果たし、町民満足度の高い行政サービスを的確に提供し、町民福祉のさらなる向上を図られますようご期待申し上げ、決算審査の意見といたします。 令和2年9月4日、市貝町代表監査委員、水沼誠。 ○議長(和久和夫)  監査委員には、猛暑の中、長期にわたり決算審査に当たられ、大変ご苦労さまでした。 水沼代表監査委員、自席へお戻りください。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております認定第1号から認定第7号までの令和元年度市貝町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定については、議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 したがって、認定第1号から認定第7号までの令和元年度市貝町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定については、議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 ただいま議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されましたが、正副委員長が共に決定しておりませんので、委員会条例第8条第1項の規定により、議長名をもって、本日、本会議終了後に決算審査特別委員会を全員協議会室において招集いたします。----------------------------------- △報告第4号の上程、説明、報告 ○議長(和久和夫)  日程第9、報告第4号「令和元年度健全化判断比率及び資金不足比率について」を議題といたします。 報告書の朗読を省略し、町長から報告を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  報告第4号「令和元年度健全化判断比率及び資金不足比率について」ご説明申し上げます。 地方公共団体は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、健全化判断比率である実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率並びに資金不足比率を議会に報告するとともに、住民に公表することが義務づけられています。 この健全化判断比率により、地方公共団体の財政は、健全段階、早期健全化段階及び財政再生段階の3つの段階に区分され、早期健全化段階、さらには財政再生段階に該当した場合には、財政健全化計画または財政再生計画を定め、一定の制限を受けながら財政健全化を図ることとなります。 報告書のとおり、令和元年度の決算に基づき本町の健全化判断比率を算定したところ、実質公債費比率につきましては6.6%で、前年度から0.8ポイント改善いたしました。また、将来負担比率は、前年度から0.6ポイント改善し、16.2%となり、いずれの比率も早期健全化基準を下回っております。 なお、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、一般会計及び各特別会計において赤字を生じていないため、該当ございません。同様に、資金不足比率についても、公共下水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計において資金不足を生じていないため、該当はございませんでした。 以上の数値から本町の財政状況は健全段階にあると判断できますが、今後とも、堅実な行財政運営と財政の健全化に努めてまいる所存でございますので、よろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。 以上、報告とさせていただきます。 ○議長(和久和夫)  ただいま町長より説明のありました報告第4号「令和元年度健全化判断比率及び資金不足比率について」は、報告でありますので、質疑及び採決は行いません。----------------------------------- △諮問第1号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(和久和夫)  日程第10、諮問第1号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」を議題といたします。 本件について諮問理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  諮問第1号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」提案理由を申し上げます。 人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、当該市町村の議会の議員の選挙権を有する住民で、人格識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある者の中から、議会の意見を聞いて法務大臣に候補者を推薦することとなっております。 また、任期につきましては3年と定められております。 現在、本町では、4名の方が法務大臣から委嘱を受けて人権擁護委員として活躍されていますが、本年12月31日をもって笹原田の永井礼子氏の任期が満了となります。後任として上根の関戸惠子氏を人権擁護委員として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。 関戸惠子氏は、経歴書にありますように、長年にわたり教職に就かれており、人権の重要性を深く認識されている方です。性格は温厚にして識見も高く、今後、人権擁護委員として人権思想の普及、高揚に尽力され、人権擁護行政の重要な一翼を担っていただける適任者として期待できる方と考えております。 よろしくご審議の上、関戸惠子氏を推薦することにご賛同いただけますよう諮問する次第でございます。 ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 ここでお諮りいたします。本件については、議会の意見は適任としたいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 ここで暫時休憩いたします。                          (午後1時21分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後1時23分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  諮問第1号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」は、お手元に配付しました意見書のとおり決定いたしました。----------------------------------- △議案第57号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第11、議案第57号「市貝町固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第57号「市貝町固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて」提案の趣旨をご説明申し上げます。 固定資産評価審査委員会は、地方税法第423条第1項及び市貝町税条例第77条の規定により、固定資産課税台帳に登録された価格に関する不服を審査決定するための機関として設置されております。 また、審査委員会の委員定数は3名で、地方税法第423条第3項の規定により、町税の納税義務がある者等のうちから議会の同意を得て選任するものであります。 現在の委員は、上根の小松幸一氏、続谷の大瀧信夫氏、赤羽の菅谷正明氏でございますが、菅谷正明氏が9月30日をもって3年の任期が終了することになりますので、菅谷正明氏を委員に再任いたしたく提案するものでございます。 菅谷氏の経歴につきましては、別紙資料のとおりでありますが、同氏は町政全般にわたり識見も高く、人格も温厚篤実であり、また地域の信望も厚く、委員として適任者であると確信しております。 よろしくご審議の上、原案のとおりご同意くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 固定資産評価審査委員会のお仕事なんですが、これは3年間ということで、菅谷さんに反対というわけではありません。これは、研修とかそういうものがあるのかと、その仕事の内容と、年に何回ぐらいこういう仕事をする機会があるのか、そういったことについてお聞きをしたいと思います。 あと、報酬等についてもお聞きをしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 審査委員会でございますが、審査会の役割といたしまして、固定資産税台帳に登録された価格に関する不服がある場合、固定資産評価審査会に審査の申出をすることができるということになってございます。 研修ということでございますが、評価委員会の委員の皆様につきましては、毎年、その内容についてでございますが、年度年度に、土地等の縦覧結果について、また、固定資産税の課税状況について等、資料を用いてご説明させていただいているところでございます。 その審査会の内容については、申出がございましたらば審査会を開くということでございますが、今年度につきましては申出というのがございませんでした。この後、審査会のほうを開きまして審査委員にお集まりいただきまして、今年度の課税状況等についてご説明するものでございます。 また、報酬等につきましては、3名の委員のうち、委員長には5,500円、委員には5,000円の報酬となってございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第57号は、人事案件でありますので、討論を省略し直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 それでは、これから議案第57号を採決いたします。 本案は原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。          (起立全員) ○議長(和久和夫)  起立全員であります。 したがって、議案第57号「市貝町固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて」は原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- △議案第58号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第12、議案第58号「教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第58号「教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて」ご説明申し上げます。 教育委員4名のうち、横山由美委員が本年9月30日をもって任期満了となりますので、その後任として荒井明美氏を教育委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 現在、町教育委員は、横山由美委員のほか、頼近久美子委員、横山初枝委員、都野成一委員の計4名でございますが、今回の任命は、保護者である者が含まれていなければならないとの法の規定に基づき、保護者の代表として任命するものでございます。 荒井明美氏は、栃木県立益子芳星高等学校卒業後、職業訓練法人真岡コンピュータカレッジで2年間、情報処理などを学ばれた後、県内の自動車ディーラーに勤務され、現在は赤羽地内の民間企業に勤務されております。 同氏は、市貝中2年生と赤羽小6年生の2人のお子さんの母親としてPTA活動にも熱心に取り組まれ、赤羽小学校では環境整備委員長なども務められました。 また、性格も温厚で、何事にも前向きに取り組まれ、地域における育成会活動などにも積極的に参加されるなど、地域の方々をはじめ各方面からも高い評価をされ、人望のある方であります。 現在は、学校安全の徹底や食の指導など、以前にも増してより多くのことが求められるとともに、総合的な学習など、地域の協力を得ながら教育活動を行っていくことが不可欠となっております。 私は、保護者、女性、そして地域住民の代表として教育委員に最適任者であると信じ、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条の規定により議会の同意をお願いするものであります。 なお、経歴の詳細につきましては、添付いたしました経歴書のとおりでございます。 よろしくご審議の上、原案どおり同意されますようお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 山川議員。 ◆10番(山川英男)  10番、山川英男です。 今回、また教育委員が替わるということでございますが、新しく入った教育委員の方、この方に対する、例えば、なった後、新人研修などがされるのかどうかということと。 あと、これ5年ぐらい前かな、改正になりまして、教育委員は、自治体の長が議会等にかけて、それで同意を得られた後に任命するという形を取っておりますが、この長が推薦するということは、恐らく、長の考え方とあまり、真逆なような方は推薦してこないんだと思うんです。そうすると、例えば4人の方おりますけれども、4人の方、大体似たような思想・信条とか考え方の方が多くなるのかなという思いがするんです。そうすると、いろんな角度からの弾力的な意見とかそういうものを、現在は合議制を取っておりますよね。ですから、そういうところでいろんな角度からの意見が出てこなくなってしまう危険性がないのかなという思いがするんです。その点はどのようにお考えになっているのかなということもお伺いいたします。 それで、例えば任命制になってから教育委員会がその前のときよりも機能が向上しているのかどうか、その点もどのように評価されているのかお伺いしたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  教育委員会制度が改正になりまして、現在のような責任の所在がはっきりした形に改められました。教育長が事務のトップということでもともとありましたけれども、今回ははっきりと教育長が教育委員会の事務のトップということでございまして、位置づけがはっきりしてまいりました。 それと併せまして、以前から指摘されていたところは、今、山川議員がご指摘のとおり、教育委員会は審議が形骸化してしまっているのではないかとか、あるいは一つの思想、考え方に偏在してしまって地域住民の意向が十分反映されていないのではないかということが心配されていたところですが、教育委員会の中では、ただいまお話があったとおり、首長からの独立性をしっかりと保った上で、保護者代表というものが以前よりも強く打ち出されておりまして、子供の保護者としてしっかりと物を言ってくれる方ということで、私が、特に小学生の人口が多い赤羽地区、そして委員の地理的な構成も配慮いたしまして、赤羽地区からということで選ばせていただきました。 政治的中立性の確保、継続性・安定性の確保、地域住民の意向の反映というところが大きなポイントになってまいりますが、荒井氏は、保護者として、そして外部からの移入者が多い赤羽地区にあって、さらに小学校の学区では周辺部に位置する中で、子供たちや保護者の意向をしっかりと代弁してくれる方だというふうに思っています。 推薦するに当たりまして、社会活動など、特に企業に帰属されておりますのでそちらのほうの情報も取らせていただきましたが、非常に明るく、企業でも模範の社員として表彰を受けているということでございまして、最終的に事務のトップである教育長にご相談申し上げ、同じ考えということを共有した上で推薦させていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  山川議員。 ◆10番(山川英男)  今、私はもう一つ聞いていたんですが、その件に関して、例えば、教育長がお答えいただけるのかどうか。 じゃついでに、月例会、そのようなときに月1回は会合を持っていると思うんですが、そのとき何か特別なテーマとかそういうのを設けて月例会を催しているのかどうかも併せて、研修を実施しているのかと、2つお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  私のほうからは、教育委員の研修等についてご説明を申し上げたいと思います。 研修につきましては、委員になってから特別の研修を受けるということは特にはございませんが、各市町の栃木県内での教育委員会連合会という組織がございまして、その場におきまして、各市町の教育委員さんとの交流を通したり、情報交換を行ったり、または研修会等を行いまして識見を高めていくということでございます。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ご説明申し上げます。 教育委員会、議員さんの質問にあるとおり、月例の定例会という形で月1回の教育委員会を開催しております。こちらにつきましても、月1回の定例会でございますので、かかる案件あるいはいろいろな報告、学校行事でのいろいろ訪問関係での要請などを行っております。また、教科書の選定の報告をいただいたり、ご指摘も、町の教育に係る部分のそういったテーマ等を見つけまして、そちらに対しての検討なども行っているところではございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ほかに。 豊田議員。 ◆5番(豊田功)  5番、豊田功。 結論的には、荒井明美さんがふさわしくないとかそういう問題ではないんです。立派な方を推薦していただいたと思っておりますけれども、前回は横山委員さん、今回は荒井委員さん。この保護者の中から選ぶ場合には男性というのは関係ないんですか。やっぱり女性が好ましいのか。 それと、今、4名の教育委員さんがおられる。教育長合わせると5人だと思いますけれども、教育に携わった方が教育長ともう一方、男性。学校を取り巻く諸問題で真剣に教育問題を相談しなくちゃならないといったときに、あと1人ぐらいは教育に何らかの形で携わった方が必要なのではないか。今、いろいろと問題が町内の小・中学校でもあるわけでありますけれども、そういったときに真剣に教育長と意見を交わしてよりよい方向に方向づけるような、教育に関した能力を持った方がやっぱり必要ではないかと感じているんですが、そのあたりはどうでしょうか、考え方として。 質問は2つ、以上です。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  男女の役割分担といいますか、そういうところから男性の教育委員もというような、そういうご提案も大変大切なことだというふうに思っています。現在、小森教育長と都野教育委員、これが男性で、女性が頼近委員と横山委員で、そしてもう一人、中部から横山さんで、女性が3で男性が2ということでございましたけれども、基にその割合を維持したという形になっておりますが、子供の保護者代表ということでございますので、男性が子育てに参画していないということはないというふうに思っていますが、子供の実態、また養育においてより多く関わっている方、また、仕事をしながら委員をできる方、そういうところから絞ってまいりまして、最終的に男性というよりは女性ということで、限られた時間内で選考させていただいたわけですけれども、女性の町内の委員の割合を、国連や国が男女共同参画計画の中で30ですから、それを超えるように、農業委員も超えていますけれども、超えるラインに来ていますが、全体としてそういうものに寄与するように配慮した結果でございます。 男女比率について参酌しながら、よりよく保護者の代表として意見を述べ、市貝町の教育行政が小森教育長の下でしっかりと健全に進展するようにということで、今回、こういう形で女性の委員の同意を求めることとなりました。 2つ目の、専門職と申しますか、元教職の経験者のご提案がございまして、これも大変大事だというふうに思っています。価値観が多様化して、市貝町も都市化が進展する中で、特に赤羽方面はほかから転入された方が多いわけですから、そういう点で専門的な経験や知識を持った方が教育委員会に参画して、法令や諸事情に詳しい人が意見を述べることも大事であるというふうに思っています。大事であるというよりも不可欠なことだというふうに思っています。 そんな中で、教育委員会制度の発足の経過をひもとくと、素人の目線で教育について議論してもらうと。教育委員会は、どちらかといいますと、素人と言ってはおかしいですが、市井の中、世間で問題になっていることなどによく通じまして、そういう地域で話題となっていることや問題となっていることを教育委員会に寄せていただきまして、それを教育委員会で議論していただいて、地域に持ち帰ってもらって、それを地域でまた議論してもらうというような形で、教育委員会が地域の目線でしっかりと子供たちや保護者の、あるいは教育行政にしっくりと合ったような形で進展するのを私どもは理想としております。恐らく、教育長も住民による意思決定という点でそのようなお考えはお持ちなのかなと思っております。 幸い、小森教育長と教育委員の都野氏は高等教育機関に在籍されまして、その後も教育分野に携わった経験がありまして、委員としては大変幅の広い専門的な判断を持って活躍されているというふうにお伺いしておりますので、どちらかというと5人のうち過半数は素人で、素人と言うと非常に語弊がありますが、一般町民の目線を持った委員で審議をしていただくことを私としては希望しておりますし、そういう方を選任させていただいた次第でございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  5番、豊田功。 ただいまご説明いただいて随分理解できましたけれども、私はできれば、何年か前から、具体的に申し上げると、小貝小学校のほうでも大変な問題が起きておりました。そういう問題、そのほかにも教育長に具申できるような方が何人かいれば、教育長も非常に心強く、いい方向へ指導できるのではないかということで、やはり教育委員会、そうした問題解決の充実を図ってもらいたいなと思って発言をしたわけであります。より教育長のやりやすいような、助言してくれるような、そういう組織であればいいのかなと思ったわけですけれども、質問といいますか要望になってしまうような形なんですが、そういうことから発言をさせていただきましたので、ご理解ください。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  豊田議員から、教育長がより働きやすい、そういうような教育委員会ということでご配慮をいただいたご質問を賜りまして、ありがとうございました。 小森教育長は、芳賀郡の広域行政組合の教育事務所の次長を経験されまして、また、私どもが弱いところのICTやそういう面について非常に造詣の深い教育長ということで、教育長にご就任いただいたところでございまして、私どもでかなわなかった、やっと議員の先生方から、また、学校の教職員の先輩、後輩から、市貝町はなぜ指導主事がいないんだというふうに言われてきたわけですけれども、議員の先生方が思い切って賛成していただきまして、今、優秀な教育指導主事が教育委員会に採用となっておりまして、こども未来課長も優秀ですけれども、そういう面では教育長も仕事が大変やりやすくなっているのではないかと思います。 今後とも、教育委員の選考に当たりましては、豊田議員のご提案をしっかりと受け止めまして、教職員経験者とは限らず教育に幅広い理解を持った、そういう方をさらに探せるように、日頃から人材の育成と人材の発掘に努めてまいりたいと思います。 併せて、教育委員会を補佐する補助機関の充実にも努めてまいりたいと思いますので、よろしくご指導賜りますようお願いします。 ○議長(和久和夫)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 お諮りします。ただいま議題となっております議案第58号は、人事案件でありますので、討論を省略し直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 これから議案第58号を採決いたします。 本案は原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。          (起立全員) ○議長(和久和夫)  起立全員であります。 したがって、議案第58号「教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて」は原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- △議案第59号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第13、議案第59号「市貝町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第59号「市貝町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」ご説明申し上げます。 今回の給与及び旅費に関する条例の一部改正でございますが、先の全員協議会でも理由についてはご説明申し上げましたが、議員の先生方も十分ご承知のとおり、このたび当町では、メディアを通じまして、見積り徴収における事務手続上の不適切な処理や不適切な内容の文書送付、新聞に見られるような仕事場の人間関係は認められませんでしたが、そのようなことが一連の報道で町民の皆様に明らかとなりまして、それに加えまして議会から不祥事根絶の緊急申入れがあり、これらを重く受け止めさせていただきまして、本町の行政の町民からの信頼に関わる大きな問題と認識させていただきまして、給与の削減を冠する案を上程させていただいたところでございます。 今回の減額は、統括管理者としての責任の所在を私どもと副町長に帰すると同時に、これを契機に、再発しないように万全の防止策を講じていきたいと思いますが、副町長を委員長とする綱紀委員会の答申などをつぶさに検証させていただきましたが、職場の在り方、ひいては役所風土に関わっているところであり、これらの不祥事も基本的なところでのミスというものが散見できまして、このような基本的な部分のミスがないように一つ一つ見直していくことが必要であると思った次第でございます。再発防止をしっかりと私どもの肝に刻んで、今後、職場改革の端緒とさせていただきたいというふうに思っています。 改正内容につきましては、本年7月から令和3年3月までの間、新型コロナウイルス感染症対策の財源確保などを目的に、私の給料月額については正規の額から100分の35、副町長につきましても100分の20を減じておりますが、今回の改正で、10月分の給料についてさらに100分の5を加算し、私の給料額につきましては100分の40を、副町長につきましても100分の25を減じて支給する改正とするものでございます。 今後、このようなことが二度と起こることがないよう、先程も申し上げましたが、業務の手続の検証、報・連・相の実行、そして部下に対する上司の指揮監督の徹底に努め、町民の公務員に対する信頼回復に全力で取り組んでまいりたいと思います。 以上が市貝町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正についての概要でございます。よろしくご審議の上、原案のとおり可決いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後2時15分とします。                          (午後2時02分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後2時15分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  木性課長。発言の訂正があるそうで、許可します。 ◎総務課長(木性正樹)  先程、議案第57号「市貝町固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについて」の小塙議員からいただきました質問内容で、固定資産評価審査委員会の委員の報酬ということについてでございますが、委員長日額5,000円、委員は日額4,500円でございました。訂正いたします。失礼しました。----------------------------------- ○議長(和久和夫)  それでは、町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 山川議員。 ◆10番(山川英男)  10番、山川です。 今回、59号で提案されております町長及び副町長、教育長の減額ですが、これはあまり減額したら給料なくなっちゃうんじゃないの。それで、今までのマスコミなんかに取り上げられたものというのは、職員として本当に基本的なものなんですよね。じゃ、なぜそういうことが見過ごされてしまったのかということは、改めて、町長はじめ、綱紀粛正に努めていただかなければならないのかなと思います。 それで、こういう減額に関して前に全協で説明を受けたときに、綱紀委員会というものが設置されて、そこでおおよその内容が決まって、そういうことからこういうふうにしたということなんですが、綱紀委員会のメンバーというのは、委員長が副町長なんだよね。副委員長が教育長、あとは課長が何名か入っているのかな、じゃ、そこへ第三者を2人ぐらい入れたらどうなのかな、違う意見が出てくるんじゃないのかなという思いがするんです。そういう第三者を入れるとかということはどうなんでしょうか、その件についてお伺いいたします。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 綱紀委員会につきましては、今、山川議員からご指摘いただいたとおり、内部委員会につきましては、副町長を委員長、教育長を副委員長とする、あとは委員長が指名する職員で構成されております。 その委員会に外部委員を入れたらどうかということについてでございますが、現在行われている綱紀委員会の規定からいきますと内部委員ということのみになってしまいます。そのほか、外部委員で組織して調査事案があった場合というのは、現時点では特に規定等定めておりません。その外部委員による調査というのも、事と次第によるものかなというふうには思います。現時点におきます規定では内部委員のみの組織委員会となっております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ほかに質疑ありませんか。 豊田議員。 ◆5番(豊田功)  5番、豊田功です。 町長、副町長がこういう形で責任を取っておられるんですけれども、じゃ、こういうことの原因をつくった職員はどういうペナルティーがあったんでしょうか。1つの問題なんかは完璧に地方公務員法違反であったんだろうと思っておりますし、その他のことについても、火の気のないところには煙が立たないという例え話もありますけれども、そこらのところをそれぞれの職員にはどういう指導、ペナルティー、今後、先程、町長がおっしゃったように研修ですね、そうした公務員としての研修をきちっとして、他市町の模範となるような職員になっていただきたいと思うわけですけれども、この原因をつくった職員についてもう少しご説明いただきたいと思います。
    ○議長(和久和夫)  永山副町長。 ◎副町長(永山廣美)  ただいまの豊田議員の質問に対してお答えいたします。 綱紀委員会というものは規定に従って行われております。綱紀委員会そのもの単独では動くことはありません。あくまでも諮問という形で、それに対する答えを上げるということでございます。 また、綱紀委員会というのは、その性格上、完全に守秘義務が取られている内容でございます。したがって、この中身については、綱紀委員会そのものについては外部に出すべき内容はございません。また、この委員が何人であるか、また、誰が委員になっているかも、これは公表は現在のところはしておりません。そうなりますと、綱紀委員会そのものの、全体の庁内の人事に関わる内容となってきますので、この辺のところは守秘義務を徹底してやっている次第でございます。 また、当事者に対してどのようなということも質問にありましたけれども、その審議の中では、やはり当然のことながら当事者の意見というものは聞くわけでございます。また、その関係部署または関係した人たちのお話も十分聞きながら審議をするわけでございます。 規約にも書いてありますとおり、じゃどういうふうにして決めるのかということにつきましては、規約の中では多数決ということでございますが、実質は、やはり全員あくまで十分討議をして、意見の一致をするような形でやるのが現状でございます。 また、当然のことながら、当人に対しては、最終的には町長ご判断ということでされます。また、そのときの内容も、それを今後是正するような訓示を行って、いろいろなお話をされながらそこで処置としているところでございます。 また、綱紀委員会はそういう話合いをする場でありますが、その一員として、やはりいろいろな仕事の中で当然のことながらそれは頭の中にございますので、仕事の中で指導といいますか、それを押さえての指導、これはやっていくということでございまして、公にそういう人たちを集めてどうのこうのということは、やはりプライバシーのことも非常に絡んできますのでやってはおりませんが、その仕事の中におきまして、私どもはいろいろ気にしながら指導をしていると思います。そういったことでやっているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  町長。 ◎町長(入野正明)  豊田議員から、当事者の処分についてどのようなものだったのかについて、私が処分させていただきましたので、これについてお答えさせていただきたいと思います。 複数の事案がございまして、一番重いもので訓告ということで、一番軽いものは口頭注意という形で、本人、上司の上下関係で処分をさせていただいております。当事者につきましては、2事案のうち、訓告、もう1件が厳重注意ということでございました。厳重注意につきましては、本人の容態がしっかりしてきた段階で処分ということで保留させていただいております。 ただいま副町長、綱紀委員会の委員長からも説明がありましたとおり、監督責任者として処分をするわけですが、その際は、事実は何かということで、事実の軽重、軽い、重いを基に、類似事案、このような場合にはほかの町はどのような処分をしたのか。今、本当にメディアでたくさん出ていまして、私ども、いつも顔を合わせている町長方が大変厳しい処分をしているので、そういう事案を見るんですが、大変、私どもそういうものには啓発されているところです。 大事なのは、本人が、これまでの勤務実績にコウがありまして、非常に一生懸命、課内で仕事をしているという場合には情状もございますし、また、反対に社会的にいろんな影響を与えてしまった場合には、私どもは町民の負託で仕事をしていますので、信頼関係を損ねることにつながっているのではないかということも含めまして、3つの点で判断をさせていただいておりますけれども、綱紀委員会の答申をそのまま私どものほうで採用させていただいてはおりませんので、私は、10年という短い時間でしたが、市貝町の職員は非常に一生懸命仕事をしているということを見てきましたので、その辺は情状させていただいております。メディアではいろんな方が、何で上司が軽いんだということで上司の監督責任を問われた専門家の方がいらっしゃいますが、私としては、情状をさせていただきまして処分という形になりました。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第59号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(和久和夫)  挙手全員であります。 したがって、議案第59号「市貝町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第60号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第14、議案第60号「工事請負契約の変更契約の締結について」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第60号「工事請負契約の変更契約の締結について」ご説明申し上げます。 本案につきましては、市貝町町民ホール耐震改修工事の請負変更契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び市貝町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決をいただきたく上程するものでございます。 町民ホール耐震改修工事につきましては、令和2年2月の臨時議会において議決をいただき、竹石建設株式会社と工事請負契約を締結し、令和元年度の繰越事業として工事を進めているところでございます。 主な変更内容といたしましては、天井及び壁面の解体並びに解体材の運搬費等を追加するほか、機械電気設備工事費として、耐震ブレースを設置する際に障害となる既存の空調ダクト及び電気設備の撤去・復旧工事、建物の経年劣化に伴う補修工事費などを追加するものでございます。変更額といたしましては1,113万2,000円の増額となっております。 なお、本工事は、柱及び梁のアスベスト含有吹きつけ材除去工事を実施したこと、また、設計図書と現況との相違に伴う現場調査及び施工方法の見直しなどを理由に、工期を10月16日まで延長しております。 以上が提案理由でございますので、ご審議の上、原案のとおり可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 昨日いただいた行政報告の中に、5月1日に工事請負契約を締結しましたということで、市貝町町民ホールアスベスト含有建材除去工事として403万7,000円がございますが、この403万7,000円は、今回の変更による増額1,113万2,000円には含まれていないということでよろしいのかと、先程の項目別の内訳の金額を教えていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  ご説明いたします。 アスベスト除去工事につきましてはこの金額の中には入っておりません。 また、項種別の内訳でございますが、直接工事費といたしまして886万の増になっております。その内訳といたしましては、解体工事に係る費用、これが約311万円、この内容につきましては、基礎部分コンクリートの解体、基礎周り及び壁下地モルタルの解体・撤去の増、また、それに伴う解体材の積込み、運搬、処分費の増となっております。 次に、耐震補強工事でございます。約67万の増でございます。これにつきましては、新設水平ブレース設置に係る既存のプレートの切断及び防錆処理のために増えております。 続きまして建具工事でございます。建具工事は約32万の増でございます。これにつきましては、ホール排煙窓及び廊下木製両開きドアの取替え工事になっております。 続きまして、仕上げ工事につきましては約115万円の増になっております。内容につきましては、耐震補強工事に伴う解体・復旧工事の増、モルタル仕上げや風除室外部幕板の一部撤去・復旧、また、壁や床のビニールクロス貼りの増となっております。 次に、機械電気設備工事に係る増でございます。約285万になっております。増額分については、解体工事や耐震補強工事を進めながら、工事に影響のある設備や電気配線等の撤去や移設・復旧となります。主なものは、電気設備としてスイッチ、コンセント、電線ケーブル等の配管・配線工事、設備工事として既存エアコン撤去・再取付け、また、既存ファン・コイル・ユニット及びダクト撤去・再取付け工事、給排水管切替えなどの工事になっております。 また、内外装工事及び雑工事でございますが、約76万の増となっております。縦どい、といでございますが、について、まず影響部分の取替えで、残りは既存といの舗装のみ施工としたため減となっておりますが、ホール内のカーテン及びカーテンレールの取替え、また、玄関ポーチスロープタイルの貼り替え、また、既存外壁のクラック修理等のため増となっております。 そのほか、共通仮設費、現場管理費、一般管理費等305万円の増となっております。 合わせて1,191万円の増となっておりますが、そこに請負率を掛けますので、請負率を掛けると1,012万円、そこに消費税10%で1,113万2,000円の増となっております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第60号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(和久和夫)  挙手全員であります。 したがって、議案第60号「工事請負契約の変更契約の締結について」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第61号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第15、議案第61号「令和2年度市貝町一般会計補正予算(第6号)」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第61号「令和2年度市貝町一般会計補正予算(第6号)」についてご説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれに5,594万円を追加し、歳入歳出予算の総額を62億880万3,000円とするものでございます。 7ページをお開きください。 まず、歳出についてご説明申し上げます。 2款1項5目財産管理費の11節から14節につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、庁舎以外に緊急的にサテライトオフィスを設置する費用を計上いたしました。庁舎内に勤務する職員が感染し、一時的に庁舎が使用できない場合を想定し、庁舎以外で住民票発行、税務証明業務等の最低限の窓口サービスや行政事務が継続できるよう、ふれあい館、きら里館及び町民ホールにネットワーク環境を整え、非常時の迅速な事業継続に備えるものでございます。 17節は、来庁者の体温を自動で感知し、的確に発熱者の対応をするため、庁舎玄関に設置するサーマルカメラの購入費でございます。 6目企画費につきましては、マイナンバー制度を運営する地方公共団体情報システム機構のシステム移行に伴うシステム改修業務でございます。 続きまして、9目生活安全対策費は、自治会等に対する防犯灯設置費補助金の不足見込額を追加計上しております。 17目森林環境譲与税基金費につきましては、本年度の森林環境譲与税が増額されることとなり、その増額分を全額、基金に積み立てるものでございます。 2項2目賦課徴収費は、主に法人町民税等の町税について、確定申告による納税額の更正によって生じた過納金を還付するに当たり、不足見込額を追加で計上しております。 次に、3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、デジタル手続法の施行に基づく住民基本台帳システムの改修費であり、費用の全額が国庫補助となるものでございます。この改修によって国外転出者のマイナンバー利用が可能となります。 8ページをご覧ください。 3款1項3目老人福祉費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、外出を控え在宅時間が増える高齢者の生活を支援するため、75歳以上の高齢者が在宅する低所得世帯に対し3万円の支援金を交付する高齢者生活臨時支援金と、支援金申請書類の郵送料であります。 4款1項2目予防費の10節及び11節は、新型コロナウイルス感染症対策として町民にマスクを配布するための郵送等に係る経費です。12節につきましては、冬場にかけて新型コロナウイルスと同時流行が懸念されるインフルエンザにつきまして、既に助成対象としている子供と高齢者に加え、これまで対象としていなかった16歳から64歳の町民に対しても1件2,000円の予防接種費用助成を拡大することにより、患者の重症化や同時流行による医療現場の逼迫を防ぐものです。 3目環境衛生費につきましては、見上地区のごみステーションを、ごみ収集業務における安全上の観点から移転するものです。 続きまして、6款1項3目農業振興費は、農地集積を目的とした機構集積協力金の不足分の追加計上と、本年4月中旬に続いた低温により被害を受けた梨の病害虫防除用薬剤購入等に係る補助金でございます。 5目農地費の18節は、県営事業である椎谷地区の圃場整備事業について、農業用水の反復利用を目的とした水門の追加整備に伴い、町が事業費の12.5%を負担する経営体育成基盤整備事業負担金の追加計上と、農業施設の改修費用等を一部補助する町単独土地改良事業補助金の不足見込額を追加するものです。 22節は、多面的機能支払交付金について、町道用地買収による対象面積減に伴い、令和元年度交付金の差額を国及び県に返還するものです。 続きまして、9ページをお開きください。 6款2項1目林業振興費につきましては、公共施設における松くい虫防除事業として伐倒駆除費を追加しております。 7款1項3目観光費につきましては、本年度の芝ざくらまつりの中止に伴い、指定管理者における駐車料金収入が皆無となり、除草や薬剤散布等に係る公園管理費が不足するため、指定管理料を追加するものです。 8款4項2目公園費は、役場敷地南側のさわやか広場に設置してある複合遊具について、経年劣化により腐食が進行したため、利用者の安全を考慮し、これを撤去する経費でございます。 10款1項2目事務局費につきましては、7月の臨時議会において補正いたしました、GIGAスクール構想の早期実現に向けた小・中学校への学習用コンピューター導入を円滑に実施するため、機器やシステムの知識を有した人材を学校に派遣し、導入支援を行うためのものです。 2項1目学校管理費につきましては、学校における新型コロナウイルス感染症予防対策として、学校の衛生環境を改善するための備品を購入する経費であります。 10ページをご覧ください。 4項3目文化財保護費は、開発が予定されている役場北東側の土地において、仁王地遺跡の包蔵範囲を確認するため、試掘調査を実施するものです。 次に、これらの財源となる歳入についてご説明申し上げます。 6ページにお戻りください。 2款3項1目森林環境譲与税につきましては、昨年度に創設され、私有人工林面積や人口等により案分して配分される譲与税でございますが、本年度の国からの配分総額が倍増されることとなったため、増額分を追加計上し、全額を基金に積み立ていたします。 15款2項1目総務費国庫補助金は、住民基本台帳システム改修に係る経費の全額を国が補助するものです。 続いての6目教育費国庫補助金は、GIGAスクールサポーター配置に係る経費、及び小・中学校における感染症予防対策用物品の整備に係る経費のそれぞれ2分の1を計上しております。 16款2項4目農林水産業費県補助金については、機構集積協力金の全額と、梨の低温被害に係る補助金の2分の1を県が補助するものです。 20款1項1目繰越金につきましては、特定財源充当後の不足額を計上しております。 21款4項2目雑入につきましては、活動組織からの多面的機能支払交付金の返還金でございます。 続いて、4ページにお戻りください。 第2表債務負担行為補正につきましてご説明いたします。 地方公共団体の予算は単年度予算主義を原則としておりますが、債務負担行為とは、複数年度の事業契約など翌年度以降の費用負担が発生する場合に議決をいただき、例外的に設定するものでございます。 市貝小学校及び赤羽小学校のスクールバス運行業務委託契約につきましては、本年度末において履行期間満了となることから、令和3年度からの運行を速やかに、かつ円滑に実施するためには、本年度中に競争入札を執行する必要があるため、債務負担行為として設定させていただくものです。 以上が令和2年度市貝町一般会計補正予算(第6号)の概要でございます。 よろしくご審議の上、本案が原案のとおり可決されますようお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  1番、荒井和一です。 8ページをお願いします。 3款1項3目老人福祉費、19節扶助費の高齢者生活臨時支援金、先程、町長から新型コロナウイルスという話をお聞きしました。これ、目的と内容をもうちょっと細かくご説明よろしくお願いいたします。 あと一つなんですけれども、9ページをご覧ください。 10款1項2目事務局費、12節委託料、これGIGAスクール構想なんですけれども、GIGAスクール、6月の定例会でも出ましたけれども、それ以降、ICTに関してどのくらいの進捗をしているのかということをちょっとお聞きしたいと思っています。他地区の学校の進捗などを見てみますと、2学期が始まったのでICTに関する学校の環境設備がかなり進行して、ICTを使っていろんなことができるようになったという新聞報道もありますので、このGIGAスクールサポート業務委託につきましても内容をご説明いただきたいと思います。 その2つよろしくお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ご説明いたします。 高齢者生活臨時支援金についてでございます。 新型コロナウイルスの感染症対策のために外出を控えて家にいられる方が多くいらっしゃいます。今年8月の記録的な猛暑の中で、熱中症と見られる症状で救急搬送される高齢者が栃木県内でも相次ぎました。その熱中症で搬送される半数以上は、65歳以上の高齢者という話も聞いておりますし、また、ほかの高齢者の方の中には、電気代がもったいないということでエアコンの使用を控える方もいると聞いております。さらに、これから冬の期間は、感染症対策のため、暖房しながら換気を行わなければいけないため、暖房の効率も下がってしまいます。 そうした8月や9月、これからも厳しい残暑が見込まれ、また、引き続き、熱中症にならないように高齢者の方には体調にお気をつけいただきたい、適切にエアコンをお使いいただきたい、そして、冬も同じように暖房に関わる経費を助成することで、高齢者の経済的負担の軽減と健康を保っていただけるよう、そういった目的で電気代等を支援するということで支援金を計上させていただいております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  今、補足をお願いしたいと思うんですけれども、これ、人数的にはどの規模を考えていらっしゃるのか。そして、75歳以上全般にやるわけではないと思っているんですけれども、そのことをちょっとお聞かせください。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ご説明いたします。 こちらは、今回は介護保険料の基準額を基にいたしまして、世帯全員が町民税非課税で、前年の課税年金収入額と合計所得金額の合計が120万円以下の世帯、つまり介護保険料が第1、第2段階で、そのうち75歳以上の方がいらっしゃる世帯の276世帯を対象者といたしています。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、荒井議員の2つ目のご質問についてご説明いたします。 まず、今、GIGAスクール構想の基、各県内の小・中学校におきましてはICTのソフト面あるいはハード面の整備のほうを進めているところでございます。 市貝町におきましても、6月、7月と議会のたびに補正予算をいただきまして、現在、GIGAスクール構想の基、まずは小・中学校における通信回線の改善、及び今後導入を予定しております1人1台の教育用コンピューター、そういった端末関係の整備についてのソフト面でのLAN回線の強化、キャビネット、あとはアクセスポイントの設置などの事業を、8月上旬に入札を行いまして業者を決定しまして、現在は、各小・中学校の現況の調査を終えまして、それを基に設計のほうを組んでいるところでございます。 今後、10月末頃から各学校のほうに入りまして、配線設備、配線の取り回しとかそういった部分の作業を進めていく段取りとなってございます。 また、教育用端末につきましても、仕様を固めまして、入札を執行しまして、そういった機器の選定のほうも早急に進めていくことで考えております。 また、今回補正を要求させていただいておりますGIGAスクールサポーター、こちらにつきましては、やはりそういった国の方針の基、ICTの推進が飛躍的にここ数年進んでいくものと見込まれます。とはいえ、まだ各小・中学校の環境においては、そういったICT機器を導入しても、どう使っていいのか、どのように運用していくのかが分からないというような問題に直面することがございますので、今年度から、そういった面整備、端末整備に併せまして、スクールサポーターという名前なんですけれども、一応、町としましては、そういうICTに特化したような会社などからそういった知見あるいは技術等に秀でた方をサポーターとして委託しまして、今後、1人1台端末の仕様、運用マニュアルですとか機器の設定作業その他、速やかにICT環境の整備とともに機器類の使用が可能となるように、サポーターを今年度内に派遣する等の措置をしまして対応を図っていきたいと考えているところでございます。 なお、こちらのGIGAスクールサポーターにつきましては、国のほうから2分の1の補助がいただけるということで、速やかにこちらも実施のほうを図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  2番、石井豊です。 9ページお願いします。 8款4項2目公園費なんですけれども、これ、遊具の経年劣化による撤去費ということでございますけれども、市貝町においてその遊具に対して経年劣化を迎える、そういった施設が何か所ほどあって、撤去するのか、新しいものに取り替えるのかとか、その辺の考え方というのは今後どうされていくのかというのをちょっとお聞きしたい。 もう1点が、同じで、その上の7款1項3目観光費ということで、芝ざくら公園の指定管理料に関して、駐車場料金の収入がなくなったということに対しての指定管理者に対しての追加委託料ということで400万円を計上されているんですけれども、その中での管理料ということで除草とかそういったものが考えられるということなんですけれども、具体的にその400万円という部分の一応枠を決められた、もう少しその内容的なものをちょっと教えていただければと思います。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ご説明申し上げます。 まず、8款4項2目11節委託料、遊具撤去についてですが、役場の南側にあるさわやか広場の複合遊具が経年劣化によりまして点検の結果でD判定ということで、緊急修繕または撤去・更新が必要だという判定が出ましたので、現在、使用中止にしまして、こちらについては修繕料が高くなるということで、今回、補正をいただきまして撤去のほうをしたいと考えております。撤去した後、遊具の設置につきましては、できれば3年度で実施したいと考えております。 また、建設課で管理しています各公園ですね、施設、遊具も点検のほうを実施しておりまして、修繕が必要なものが幾つかございます。こちらについては、当面、修繕のほうをしながら使用を続けていく考えではございます。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対しご説明いたします。 9ページの7款1項3目観光費の芝ざくら公園指定管理料の追加の件でございます。 答弁のとおり、祭りが中止になったということで駐車料金がゼロ円となってしまったということです。 参考までに、昨年度は駐車料金収入が1,862万円、それで、祭り関係の経費、駐車場の警備、トイレリース等々に係りまして1,300万円ほど経費がかかっていると。その駐車料金収入から祭りの経費を引いた残りが562万円ということで、昨年度は、この562万円を芝ざくら公園の管理経費に充てていたということで、指定管理料が1,400万円でしたので、駐車料収入のほうの収益562万円を合わせますと1,962万円で、昨年は公園のほうの管理をしてもらったというところです。 したがいまして、今年も指定管理料が1,400万円ですので、かなり管理経費が不足するといったところでございます。 そうした中で、協議会のほうでは、不足額を470万円ほど追加で欲しいという話があったんですけれども、過去5年間の駐車料収入のほうの収益分、その過去5年間の分を均等に割り返しますと392万円だったものですから、400万円の追加とさせてもらったところでございます。 内容につきましては、草むしりが8月、9月、それと除草剤散布、10月になりますと草むしりと差し芽、そして11月から12月、1月、2月と今度は差し芽株の育成、そして2月には肥料の施行といったことで、資材費はあまりかかりませんが、人手のほうがかかるというところで積算していただいたところでございます。 町といたしましても、町有施設というところもあり、年間20万人から訪れる観光スポットでもありますので、指定管理の追加はやむを得ないかなとも感じております。ただし、これと同時に、当然ながら指定管理者としての収入増という点も考えてもらわなくてはいけませんので、唯一の収入増である駐車料金の価格についても検討してくださいというような要望は協議会のほうにいたしました。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  3番、関澤正一です。 4ページのスクールバス運行委託費ですね、これ、3年間、令和3年から5年までということで、予算は限度額があるわけですけれども、先程聞くと市貝小と赤羽小ということで、これは何台、一応契約する予定なんですか、そこら辺ちょっとお聞きしたい形なんで、それをお願いします。 それとあと、8ページの6款3目農業振興費、それの19節負担金、補助及び交付金、これは梨の補助金、今年は梨屋さん本当にひどい状況なんですよね。行ってみると、まともな梨がないというぐらいにひどい状況な形なものですから、それを見ると本当に気の毒だなという感じがするんですけれども、町のほうでは何件ぐらい該当して、平均幾らぐらい一応補助対象なんですか。そこら辺ちょっとお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、関澤議員さんからのご質問についてご説明をいたします。 4ページの今回新たに債務負担行為ということで、スクールバスの関係で補正をさせていただいたところでございますが、今回のご質問は、現在の小学校のスクールバスの台数というようなことでのご質問かと思われます。 現在、令和2年度においては、市貝小学校は町バスと委託の1台の2台、赤羽小については委託1台、小貝小は町バス1台と委託1台ということで、計5台。その中で一部、市貝小につきましては、市貝中のスクールバスを部分的に兼用しているというような実情で稼働してございます。 来年度以降につきましても、原則は5台の台数、ただし、これにつきましてはいろいろ、今、市貝町においても新興住宅等で学校によっては生徒数が今後増えてきて、現行の車の台数ではなかなか乗り切れないというようなことも検討に入ってございますので、その他、あと町バス関係も老朽化しておりますので、民間への委託台数を増やしたいということを踏まえた上で、今回、債務負担3年間ということで補正を出させていただいたのは、今年度中にこの行為を起こすことで来年度の4月1日からスクールバスがスムーズに運行できるように、今年度にはまだ予算措置はないんですけれども、今年度中にそういった委託するスクールバスの業者を早めに選定を図りたいということで、今回、補正のほうを出させていただいた次第でございまして、こちら3年間にかかる金額につきましては、一応、こちらを上限額ということで定めた上でお諮りしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、8ページの農業振興費の件についてご説明申し上げたいと思います。 今年につきましては、3月中は暖冬ということで、梨をはじめ、梅とかそういったものが早く開花したかと思います。そこまではよかったんですけれども、4月に入りまして、急に霜であったり低温が続いたということで、農作物に多大な被害が生じております。 今回につきましては、その中の梨ということで、県内で14市町のほうで被害が大きく生じたということで県に条例適用の要望をいたしました。この条例につきましては、農漁業災害対策特別措置条例ということで、それを要望しまして、この14市町に該当となったということで市貝町も補助が受けられることとなりました。 市貝町においては、現在15戸の農家、15軒ですね、15戸の農家が栽培をしておりまして、面積については14.4ヘクタール程度です。そのうち、30%以上の被害があったものが3.85ヘクタールになります。15軒のうち9軒の農家が被害を受けております。9軒以外の6軒につきましても何らかの被害はあるわけなんですけれども、あくまでも30%以上の被害の部分が該当となりますので、9軒となっております。 被害総額にしましては、5月末の調査時点になりますが、町内で約3,100万円程度の梨の被害となっております。今回につきましては、農薬散布の部分と肥料施肥ということで、肥料施肥のほうについては雇用している部分だけが該当となるということになりますので、3軒だけが該当となっております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  5番、豊田功。 資料の9ページ、一番上の6款2項1目18節の松くい虫の防除関係なんですけれども、公共施設と説明受けたんですけれども、具体的な場所はどこなんですかね。 それと、同じページで、10款2項1目17節備品購入、小学校3校ありますけれども、その備品購入費が165万8,000円、衛生環境備品というんですが、具体的にはどういうものをどの学校に購入予定なのかお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、まず1つ目の松くい虫防除の関係についてご説明申し上げたいと思います。 こちらにつきましては、公共施設ということで、今回につきましては市貝中学校の裏の松林と旧小貝中央小学校施設内にあります松の伐倒駆除ということで、両校合わせて8本の松を伐倒駆除する予定であります。 以上になります。 ○議長(和久和夫)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、豊田議員さんの2つ目の質問についてご説明いたします。 今回の備品購入につきましては、国等の補助がいただけるということで、感染防止対策用の備品ということで計上させていただいております。今回、小学校につきましては3校ありますが、主なもので申し上げますと、市貝小につきましてはスタンド式の手指消毒器、その他いろいろ衛生面を考えましての洗濯機、また……          (「すみません、大きい声で説明願います」と呼ぶ者あり) ◎こども未来課長(滝田弘行)  すみません。 ○議長(和久和夫)  滝田課長、もう少し大きい声で。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  小学校につきましては、間仕切りのスクリーンのほかにスタンド式の手指消毒器、そのほか洗濯機、ITの教卓などを考えているようです。赤羽小につきましては、小さい部屋、こちらについては相談室とかで使っておりますが、大きな部屋で整備されているエアコンがないので家庭用のエアコン、そのほか、体育館等の対応としてこういうジェットストーブ、また洗濯機、小貝小につきましては、やはり洗濯機、ジェットストーブ、小さな教室というか相談室等に係るエアコンと、やはり自動の消毒器の噴霧器などの購入を予定しているところでございます。 以上でございます。申しわけございません。 ○議長(和久和夫)  よろしいですか。          (「市貝小が聞き取れなかったです。すみません」と呼ぶ者あり) ◎こども未来課長(滝田弘行)  市貝小について申し上げます。 市貝小については、間仕切りのスクリーンとスタンド式の手指消毒器、洗濯機、先生たちが教壇に立つ教卓、こちらのほうを今回購入する予定でございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ほかに。 高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  11番、高徳義男です。 補正予算書の8ページなんですが、4款1項2目予防費の中の12節委託料、予防接種委託料ですね。説明で、助成対象、インフルエンザ等の助成というようなことで16歳から64歳、対象者の数はどれほどの人数になるのか。この新型コロナワクチンもまだ今、開発途中だそうですから、早くワクチンもできればいいなと思うんですが、このインフルエンザの助成についての詳細と、それから、同じページの6款1項5目農地費の18節、経営体育成基盤整備事業負担金、椎谷地区の圃場整備ということで負担550万計上されておりますが、椎谷地区の圃場整備、現在までの進捗といいますか内容ですね、この辺のところをちょっと、今後どういうふうになっていくのか説明をお願いしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまの8ページのインフルエンザの内容についてご説明申し上げます。 今回、小児と高齢者は今まで助成を行ってきたところなんですけれども、16歳から64歳まで、7月1日現在の人口にしまして6,902人いらっしゃるわけなんですけれども、そのうち、高齢者のインフルエンザ接種率に近い62.3%を掛けまして、大体4,300人の対象者としております。上限が2,000円とさせていただいておりますので、4,300人の方の助成を計上させていただいております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、8ページの6款1項5目の中の18節、椎谷の圃場整備の件についてご説明申し上げたいと思います。 先程の町長にありましたように、今回の補正につきましては、主なものが、水門を設置して水を反復利用するということで、排水路から用水路へ揚げるものを追加するということになっております。 現在の椎谷土地改良の状況でありますが、昨年度中に地区の境界確認、換地原案、調査等をいたしまして、今年度に入りまして設計等を行っております。その間、仮換地の図面等を作成しているところであります。 今後、これから稲刈りが始まると思うんですけれども、稲刈り終了後から面工事を実施していくこととなっております。その面工事の場所につきましては、芳賀・茂木線から南側ですね、市塙寄り側を今年度中に工事をする予定となっておりまして、来年度、それから北側ということで上椎谷地区の面工事が入る予定であります。令和3年までで面工事を終了させまして、令和4年、令和5年で暗渠排水工事、確定測量等を行いまして、最終、令和6年には換地処分ということで事業を進めていく予定となっております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ほかに。 山川議員。 ◆10番(山川英男)  10番、山川です。 農林課の今の話なんですけれども、これ、5目農地費の18節、今、椎谷の土地改良事業の説明いただきましたよね。芳賀・茂木線から南ができるという説明いただいたんですけれども、真岡の振興事務所の説明ではそこまで来ないということを言っているんだよね、中途半端に終わっちゃうと。何で終わっちゃうのかと言ったら、予算を取るのが足らなかったと言うんだ。今さら何言っているんだということを言いたいんだけれども。だから、そこまで来ないと言うんだよね。 それで、じゃ、用水の反復利用を何本ぐらいやるのかというんだよね、1か所なのかと。あれだけ細い長い土地改良事業ですから、何か所か反復利用させないと用水が足らなくなる可能性があるんですよね。ですから、そういうことを県の振興事務所のほうに言ってもなかなか、これ、聞いているんだか聞いていないんだか分からないんだけれども、伝わらない。これ、なぜかというと、市貝町土地改良区が事業主体になっているんですよね。地権者は、その中の土地改良区の人が一生懸命やっている、会員の人がやっているんですけれども、だからそういうところのコミュニケーションがうまく取れていない。ですから、何だか分からないんだけれども、そういうふうな中途半端な事業になっちゃう可能性があるんです。 ですから、そういうところをもう少し農林課としても積極的に情報収集して、もっと早かったら追加補正を取れたんだと思うんですよ。その点はなぜこういうことが起きるのかということなんですよね。だから、もう少し農林課のほうでも情報収集して、もっときちっとした工事ができるように努力していただきたいんですよね。 それで、最終点までの間に何本ぐらいの反復利用の本数があるのかということと、あと、中途半端に終わってしまうという説明を受けているんですけれども、農林課のほうではなぜそこまでの情報が入っていないのかということ、ちょっと説明いただきたいと思うんです。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、ただいまの山川議員のご質問に対してご説明申し上げたいと思います。 確かに、この椎谷地区の土地改良については、県営ということで県が事業主体となっておりまして、町のほうでもいろいろ、地区への説明会等には参加しているところではあります。 まず、反復利用の数につきましては、大変申し訳ないですけれども、今ちょっと資料がございませんので、後でお答えしたいと思っております。 それと、予算確保というところでありまして、それにつきましては、こちらからもスムーズにいくよう県等にはお話はしているところでありますが、あくまでも県が事業主体になっているところがありまして、予算確保できた部分の、町としては12.5%の補助をつけているというところがありまして、県のほうでも、時期的にはちょっとずれるのかもしれませんが、コロナの関係等々もありまして、なかなか国のほうでも、コロナであったり、昨年の台風関係ですね、全国で台風等がありまして、災害関係のほうに国の費用が行ってしまっているというところがありまして、お金のほうが回ってきづらくなっているということは少しはお聞きしているところがあります。 今後につきましても、確かにこう事業が中途半端になってしまいますと、稲作つくっていく関係も不便を来しますので、当初の予定どおりできますよう今後要望していきたいと思っております。 以上です。数値については後ほどお答えしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  よろしいですか。          (「大丈夫です」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  ほかに。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第61号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(和久和夫)  挙手全員であります。 したがって、議案第61号「令和2年度市貝町一般会計補正予算(第6号)」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第62号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第16、議案第62号「令和2年度市貝町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第62号「令和2年度市貝町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,869万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億3,519万2,000円とするものでございます。 それでは、5ページ下段をご覧ください。 まず、歳出についてご説明申し上げます。 1款3項1目施設整備費につきましては、社会資本整備総合交付金の内示による増額に伴う国庫補助対象工事請負費、一般県道市塙・北長島線道路改良工事に伴う公共ます移設工事請負費、また、下水道管渠工事に伴う給水管等移設工事に対する補償費を補正するものでございます。 次に、これらの財源となる歳入についてご説明申し上げます。 5ページ上段をご覧ください。 3款1項1目公共下水道事業費国庫補助金は、歳出でご説明申し上げました社会資本整備総合交付金の内示増額分を補正するものでございます。 5款1項1目繰越金は、令和元年度からの繰越金でございます。 6款2項1目雑入は、公共ます移設工事に対する補償費でございます。 7款1項1目公共下水道事業債は、国庫補助金の増額分を補正するものでございます。 以上が令和2年度市貝町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)の概要でございます。よろしくご審議の上、本案が原案どおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第62号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(和久和夫)  挙手全員であります。 したがって、議案第62号「令和2年度市貝町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(和久和夫)  以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。                          (午後3時32分)...